JP3210185B2 - Dc/dcコンバータ制御回路 - Google Patents

Dc/dcコンバータ制御回路

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JP3210185B2 JP19423894A JP19423894A JP3210185B2 JP 3210185 B2 JP3210185 B2 JP 3210185B2 JP 19423894 A JP19423894 A JP 19423894A JP 19423894 A JP19423894 A JP 19423894A JP 3210185 B2 JP3210185 B2 JP 3210185B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DC/DCコンバータ
制御回路に関するものであり、特に、DC/DCコンバ
ータの出力電圧を誤差増幅してスイッチング素子を制御
する制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は主回路にフライバック型コンバー
タを例にとった一般的なDC/DCコンバータ制御回路
である。1は直流入力を他に供給するための高周波トラ
ンス、2は高周波トランスにより電力を負荷に供給でき
るよう直流入力電圧をスイッチングするスイッチング素
子、3はスイッチング素子2を駆動するための駆動回路
で、電源用パルス幅変調集積回路である。OUT1、O
UT2は相互に絶縁されている出力回路であり、各々直
流電力が出力される。4、5は整流ダイオード、6、7
は平滑コンデンサであり整流回路を構成し出力は直流電
圧となる。出力回路OUT1の場合、更にインダクタ8
とコンデンサ9でローパスフィルタを構成している。1
0、11は出力回路OUT1の直流出力電圧を分圧する
抵抗器である。誤差増幅回路をシャントレギュレータ1
2と抵抗器13とコンデンサ14とで構成し比例積分制
御(以下、PI制御という)を行う。15はシャントレ
ギュレータ12を動作させるための電流を得る抵抗器、
16は駆動信号を駆動回路3に伝達するフォトカプラ、
17はフォトカプラ16に流れる電流を制限する抵抗
器、18は駆動回路に相当する電源用パルス幅変調集積
回路の内部にある抵抗器、19はコンデンサで、抵抗器
18とコンデンサ19とによりローパスフィルタが構成
される。
【0003】ここで、従来のDC/DCコンバータ制御
回路の動作について説明する。
【0004】主回路はスイッチング素子2がONの期間
に入力端子である端子Pと端子Nとの間に印加された所
定の直流電力(直流入力電圧)を高周波トランス1に蓄
積し、スイッチング素子2がOFFの期間になると高周
波トランス1に蓄積された電力によりOUT1、OUT
2側の各巻線に電圧が発生する。その電圧は整流ダイオ
ード4、5と平滑コンデンサ6、7とからなる整流回路
により直流電圧に変換される。特に、OUT1巻線では
インダクタ8とコンデンサ9とで構成されるローパスフ
ィルタで高周波成分を減衰させた直流出力電圧となる。
【0005】出力回路OUT1の直流出力電圧を、分圧
抵抗である抵抗器10、11によって分圧し、分圧電圧
を決定する。その電圧がシャントレギュレータ12の基
準電圧よりも高いときにはシャントレギュレータ12の
出力電圧が低くなり出力回路OUT1の直流出力電圧と
シャントレギュレータとの電位差により抵抗器17及び
フォトカプラ16の発行側に流れる電流が大きくなる。
この電流がフォトカプラ16で光絶縁され、光絶縁され
た電流は抵抗器18とコンデンサ19で構成されたロー
パスフィルタと通って高周波成分が減衰されるように処
理され、駆動回路3に伝達され、スイッチング素子2に
帰還がかかる。この結果、スイッチング素子2のデュー
ティ比が低下し、出力回路OUT1、OUT2の直流出
力電圧は低下する。
【0006】一方、分圧電圧がシャントレギュレータ1
2の基準電圧よりも低いときはシャントレギュレータ1
2の出力電圧が高くなり直流出力電圧OUT1とシャン
トレギュレータ12の出力電圧の電位差により抵抗器1
7及びフォトカプラ16の発光側に流れる電流が小さく
なる。この電流がフォトカプラ16で光絶縁され、ロー
パスフィルタを通って駆動回路3に伝達され、スイッチ
ング素子2に帰還がかかり、スイッチング素子のデュー
ティ比が増加し、出力回路OUT1、OUT2の直流出
力電圧は増加する。
【0007】このように、出力側の複数の直流電力の一
つを用いてスイッチング素子2に帰還をかけてデューテ
ィ比を適宜変更し、出力側の複数の巻線の直流出力電圧
を一定とする電圧維持手段を用いている。このため主回
路の負荷の変動、直流入力電圧の変化等があっても、直
流出力電圧OUT1、OUT2を一定電圧に保つことが
できる。また、抵抗器10、11を適切な抵抗値にする
ことで主回路1の直流出力電圧を所望の電圧値にするこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のD
C/DCコンバータ制御回路では、直流出力電圧と誤差
増幅器の出力電圧の差電圧から駆動信号を得るために、
誤差増幅回路で行っているPI制御のゲインは0dBよ
り下がることがない。
【0009】図7において、抵抗器10、抵抗器13を
各々R10、R13とし、コンデンサ14を14とし、
直流出力電圧をP5、直流出力電圧と誤差増幅回路の出
力電圧との差電圧をVとする。P5からVまでの伝達関
数を求めると、
【0010】
【数1】
【0011】で示すことができる。 (1)式をボード線図で示すと図8になり、PI制御で
あることが分かる。図8から比例ゲインの値はR13の
値を0にしても0dBで、それ以下になり得ない。
【0012】主回路動作が連続モードである場合、主回
路の折点周波数以後において、ゲインは−40dB/d
ecの傾きで減衰し、位相は−180度遅れる。PI制
御のゲインは一定で、位相を戻す特性はないので、従来
は一巡伝達関数が0dBを交差する点(交差周波数)位
相余裕を持つために、進相補償という手段を用いてい
た。しかし、これは位相が戻るとともに、ゲインも大き
くなり、図7の抵抗器18とコンデンサ19で構成して
いるローパスフィルタを必要とするか、あるいはコンデ
ンサ19の値を大きくして、ローパスフィルタの折れ点
周波数を小さくし、高周波数でゲインを下げなければノ
イズに弱くなる等の悪影響があった。
【0013】一方、主回路動作が断続モードである場
合、ゲインはほぼ均一に−20dB/decで減衰する
ので、交差周波数でPI制御のゲインが一定、つまり位
相の後れが0度であれば位相余裕を持つことができる。
しかし、従来のPI制御では高周波数でゲインを0dB
以下に減衰できない。そこで高周波数でのゲインを下げ
るため駆動回路の前でローパスフィルタ(抵抗器18と
コンデンサ19)を設け、ゲインを減衰させる手段を用
いている。この場合、ローパスフィルタの折れ点周波数
を交差周波数より小さくしてゲインを減衰させているの
で、制御回路の特性は折点周波数以降、ローパスフィル
タの特性となる。ローパスフィルタは1次遅れ制御であ
り、PI制御にみられるような折点周波数以上の周波数
で一定ゲインをとることがなく位相は90度遅れで一定
になってしまう。よって主回路も90度遅れているので
位相余裕が十分とれない等の悪影響があった。
【0014】そこで、PI制御の比例ゲインを0dB以
下にし、位相余裕を持たせるための手段や、その手段に
よる悪影響をなくせるようなDC/DCコンバータ制御
回路の提供を課題とするものである。
【0015】一方、特開平2−201614号公報にお
いて回路利得を下げ回路動作の安定化を計ることが記載
されているが、この方法では比例制御を行っているため
定常ゲインが高くとれず、外乱に弱かった。また、特開
平3−4308号でも出力電圧の安定を図る方策が記載
されているが、これは出力電圧が負の場合で回路構成が
異なっており、PI制御も行っていない。さらに、特公
昭61−32786号公報では、別電源の出力と誤差増
幅回路のの出力ととの差電圧によって制御しているが、
この目的は出力電圧を可変にできるというものである。
フィードバックしている電圧と、誤差増幅回路との差電
圧にはやはり出力電圧の影響を受けている。出力電圧に
別電源の電圧を上乗せしているのみで、出力電圧の影響
を受けた電圧と誤差増幅回路の出力の差電圧で制御して
いることに代わりはない。しかも、PI制御は行ってい
ない。
【0016】この発明は、PI制御における比例ゲイン
を充分小さくすることができる実用的性能に優れた具体
的構成を持つDC/DCコンバータ制御回路を得ること
を目的とする
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、分圧回路の
出力と誤差増幅回路の出力との差に応じてスイッチング
素子の駆動回路に入力し比例積分制御を行う具体的構成
を提供するものである。
【0018】
【作用】この発明のDC/DCコンバータ制御回路にお
いては、一定電圧専用巻線の直流出力電圧と誤差増幅回
路の出力電圧との差電圧、または定電圧化回路の出力電
圧と誤差増幅回路の出力電圧との差電圧、誤差増幅回路
の特性で一定となる電圧と誤差増幅回路の出力電圧との
差電圧によって駆動信号を得られる機構とを有するか
ら、制御回路はPI制御を行いながら比例ゲインを0d
Bよりも小さくでき、位相余裕を持たせるための手段
や、その手段による悪影響をなくすことができる。
【0019】
【実施例】参考例1この参考例1は、この発明の説明をするためのものであ
って、後述する実施例1における対比説明に用いるもの
である。 図1は、主回路にフライバック型コンバータを
用いたものを示している。符号2から17は従来例と同
様である。ここで1は出力用のトランスであるところの
2次巻線を三つ持った高周波トランスで、第1、第2お
よび第3の二次巻線を有し、第3の二次巻線として一定
電圧専用巻線20を持つ。21は整流ダイオード、22
は平滑コンデンサ、23はインダクタ、24はコンデン
サである。インダクタ23とコンデンサ24とで非常に
小さい周波数のみが通過するローパスフィルタを構成
し、このローパスフィルタの出力と、抵抗器15と抵抗
器17の一端を接続する。抵抗器15の他端はシャント
レギュレータ12のカソード側に接続し、抵抗器17の
他端はフォトカプラ16の発光側アノード端子に接続す
る。シャントレギュレータ12のアノード端子は、抵抗
器11の一端とともに、直流出力電圧と一定電圧専用巻
線の直流出力電圧のグランドと共通である。
【0020】この参考例において、直流出力を一定電圧
とする電圧維持手段の動作は従来例と同様であるが、高
周波トランス1の2次側巻線の一つを一定電圧専用巻線
20にし、駆動信号である抵抗器17とフォトカプラ1
6の発光側に流れる電流は、インダクタ23とコンデン
サ24で構成されるローパスフィルタの出力電圧とシャ
ントレギュレータ12のカソード端子電圧(誤差増幅回
路の出力電圧)の電位差で生じるものとなる。
【0021】図1中、直流出力電圧をP5、一定電圧専
用巻線20の直流出力電圧と誤差増幅回路の出力電圧の
差電圧をVとし、抵抗器10をR10、抵抗器13をR
13、コンデンサ14をC14とするとP5からVまで
の伝達関数は、一定電圧専用巻線20の直流出力電圧は
周波数によって変化しないので、(2)式となる。
【0022】
【数2】
【0023】図2は(2)式をゲイン線図で示したもの
である。図2中に示すように、PI制御の比例ゲイン
は、抵抗器10と抵抗器13の値を適切なものとすると
0dB以下の値がとれる。これによって駆動信号に直接
直流出力電圧の変動が影響することはなくなり、制御回
路部のゲインを0dBより小さくすることが可能とな
る。この実施例におけるDC/DCコンバータ制御回路
は、一定電圧専用巻線と、その直流出力電圧と誤差増幅
回路の出力電圧の差電圧によって駆動信号を得られる機
構とを具備するから、制御回路はPI制御を行いながら
比例ゲインを0dBよりも小さくでき、一巡伝達関数に
おいて位相余裕を持たせるための種々の手段や、その手
段による悪影響をなくすことができる。
【0024】参考例2この参考例2は、参考例1とともに、この発明の説明を
するためのものであって、後述する実施例1における対
比説明に用いるものである。 図3の主回路(図示しな
い)と、3および10から17は前記従来例と同様であ
る。27、28、29は抵抗器、30はシャントレギュ
レータである。抵抗器27、抵抗器28、抵抗器29、
シャントレギュレータ30で定電圧化回路を構成してい
る。定電圧化回路は、直流出力電圧を抵抗器27を介し
てから、適切な値の抵抗器28と抵抗器29で分圧し、
分圧した電圧をシャントレギュレータ30のリファレン
ス端子に入力する。シャントレギュレータ30のアノー
ド端子は直流出力電圧のグランドと共通で、カソード端
子は抵抗器27と抵抗器28の一端に接続されていて一
定電圧となり、定電圧化回路の出力となる。この定電圧
化回路の出力と抵抗器15、抵抗器17の一端が接続さ
れており、抵抗器15の他端はシャントレギュレータ1
2のカソード端子、抵抗器17の他端はフォトカプラ1
6側の発光側アノード端子に接続されている。
【0025】この参考例において、直流出力電圧を一定
電圧とする電圧維持手段の動作は、従来例と同様である
が、駆動信号を定電圧化回路の出力電圧とシャントレギ
ュレータ12のカソード端子電圧(誤差増幅回路の出力
電圧)の電位差によって得るものである。
【0026】よって、参考例1と同様にPI制御の比例
ゲインは、抵抗器10と抵抗器13の値を適切なものと
すると0dB以下の値がとれる。このシャントレギュレ
ータを用いた定電圧化回路は、シャントレギュレータと
抵抗器3個で実現でき、実施例1の一定電圧専用巻線を
設けるより設計が簡単である。この参考例のDC/DC
コンバータ制御回路は、定電圧化回路と、定電圧化回路
の出力電圧と誤差増幅回路の出力電圧の差電圧によって
駆動信号を得られる機構とを具備するから、制御回路は
PI制御を行いながら比例ゲインを0dBよりも小さく
でき、一巡伝達関数において位相余裕を持たせるための
種々の手段や、その手段による悪影響をなくすことがで
きる。
【0027】実施例 図4の主回路(図示しない)と、3および11から17
は、前記従来例と同様である。31から32は抵抗器で
ある。抵抗器31、抵抗器32、抵抗器11を適切な値
にとり直流出力電圧を2段階に分圧している。図に示す
ように分圧した電圧をV1、V2とする。V1は、抵抗
13、コンデンサ14を介してシャントレギュレータ1
2のカソード端子に入力し、また、それと並列にV1と
シャントレギュレータ12のカソード端子を抵抗器15
を介して接続し、更に、並列に抵抗器17とフォトカプ
ラ16の発光側を接続する。電圧V2はシャントレギュ
レータ12のリファレンス端子に入力する。シャントレ
ギュレータ12のアノード端子は抵抗器11の他端とと
もに直流出力電圧のグランドと共通である。
【0028】この実施例において、直流出力電圧を一定
電圧とする電圧維持手段の動作は、従来例と同様である
が、V1、V2はシャントレギュレータと特性上一定電
圧に保たれるので、V1の電圧と、シャントレギュレー
タカソード端子電圧(誤差増幅回路出力電圧)との電位
差により駆動信号を得ている。
【0029】図4において、抵抗器11、抵抗器13、
抵抗器17、抵抗器31、抵抗器32を各々R13、R
17、R31とし、コンデンサ14をC14とする。直
流出力電圧をP5、R17両端の電圧をV17とする
と、直流出力電圧P5が5Vである場合、V2電圧は、
シャントレギュレータ12のリファレンス端子電圧であ
るので2.5となる。よって、R11、R31、R32
は、R31+R32=R11の関係を満たす必要があ
る。更に、R17とフォトカプラ16の発光側に流れる
電流が駆動回路3の制御範囲内であるようにV1は電圧
値を持たなければならない。そこで、R11、R31、
R32は、V1が直流出力電圧の98%とすると、R3
1=(R32+R11)*0.02の関係を持つ。
【0030】P5からV17の伝達関数は、
【0031】
【数3】
【0032】となる。 (3)式をゲイン線図で表すと図5となる。図5からわ
かるように周波数1/〔(R17+R13)*C14〕
[rad]以降にPI制御が実現できる。それ以前の周
波数では比例ゲインをとることになるので、定常偏差が
悪くならないような低域ゲインをAdB程度とする。R
17とR31はR17/R31=10A/20を満たさなけ
ればならない。と同時に、R17はフォトカプラ16の
発光側の電流制限抵抗であるので、大き過ぎて駆動回路
の制御範囲を越えないように注意する必要がある。
【0033】以上の注意点を留意することによって、P
I制御のゲインを0dB以下に下げることができる。
例1のように一定電圧専用巻線を用いることもなく、
参考例2のように別のシャントレギュレータを用いるこ
ともなく、PI制御用のシャントレギュレータ一つで構
成できる。
【0034】この実施例のDC/DCコンバータ制御回
路は、誤差増幅回路の特性で一定となる電圧と誤差増幅
回路の出力電圧の差電圧によって駆動信号を得られる機
構を具備するから、制御回路はPI制御を行いながら比
例ゲインを0dBよりも小さくでき、一巡伝達関数にお
いて位相余裕を持たせるための種々の手段や、その手段
による悪影響をなくすことができる。また、この実施例
のDC/DCコンバータ制御回路は、誤差増幅回路の特
性で一定となる電圧と誤差増幅回路の出力電圧との差電
圧によって駆動信号を得られる機構を具備し、低域での
ゲインをAdBとした場合、フォトカプラ16の発光側
アノード端子に接続されている抵抗器17の値R17が
第1の分圧抵抗器31の値R31の10A/20倍の抵抗値
を持つことにより、1/C14(R13+R17)[r
ad]周波数以上でPI制御が実現できる。かつ、広域
での比例ゲインは0dBより小さくなり得る。よって、
一巡伝達関数において位相余裕を持たせるための種々の
手段や、その手段による悪影響をなくすことができる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、スイッチング素子駆
動回路の入力を直流出力電圧の変動の影響を受けないよ
うにすることができ、PI制御における比例ゲインを充
分小さくすることができる実用的性能に優れた具体的構
成を持つDC/DCコンバータ制御回路を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例1によるDC/DCコンバ
ータ主回路と制御回路を示す回路図である。
【図2】 この発明の参考例1によるDC/DCコンバ
ータ制御回路の特性を示すゲイン線図である。
【図3】 この発明の参考例2によるDC/DCコンバ
ータ制御回路を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施例によるDC/DCコンバ
ータ制御回路を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施例によるDC/DCコンバ
ータ制御回路の特性を示すゲイン線図である。
【図6】 従来のDC/DCコンバータ主回路と制御回
路を示す回路図である。
【図7】 従来のDC/DCコンバータ制御回路を示す
回路図である。
【図8】 従来のDC/DCコンバータ制御回路の特性
を示すゲイン線図である。
【符号の説明】
1 高周波トランス、2 スイッチング素子、3 駆動
回路、4 整流ダイオード、5 整流ダイオード、6
平滑コンデンサ、7 平滑コンデンサ、8インダクタ、
9 コンデンサ、10 抵抗器、11 抵抗器、12
シャントレギュレータ、13 抵抗器、14 コンデン
サ、15 抵抗器、16 フォトカプラ、17 抵抗
器、18 抵抗器、19 コンデンサ、20 一定電圧
専用巻線、21 整流ダイオード、22 平滑コンデン
サ、23 インダクタ、24コンデンサ、25 インダ
クタ、26 コンデンサ、27 抵抗器、28 抵抗
器、29 抵抗器、30 シャントレギュレータ、31
抵抗器、32 抵抗器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−260743(JP,A) 特開 平1−114761(JP,A) 特開 昭58−105312(JP,A) 実開 平6−13350(JP,U) 実開 昭64−47587(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路からの駆動信号によりスイッチ
    ング素子をスイッチング動作させ、直流入力電圧を変成
    して直流出力電圧を得るDC/DCコンバータを主回路
    に持つDC/DCコンバータ制御回路において、前記直
    流出力電圧を分圧するために高電位側からグランド側へ
    順次接続された第1、第2、第3の抵抗器と、前記第
    1、第2の抵抗器の接続点を少なくとも一つのコンデン
    サを介してシャントレギュレータのカソード端子に接続
    して構成した積分回路と、前記第2の抵抗器の終端を前
    記シャントレギュレータのリファレンス端子に接続し前
    記シャントレギュレータのアノード端子を直流出力電圧
    のグランドと共通にした誤差増幅回路とを備え、前記第
    1と第2の抵抗器の接続点電圧と前記シャントレギュレ
    ータのカソード端子電圧との電位差で電流制限抵抗器に
    流れる電流を前記スイッチング素子の駆動回路に伝達す
    るとともに、前記電流制限抵抗器の抵抗値を駆動回路の
    制御範囲内で十分大きくすることを特徴とするDC/D
    Cコンバータ制御回路。
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