JPH0453061Y2 - - Google Patents

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JPH0453061Y2
JPH0453061Y2 JP13717285U JP13717285U JPH0453061Y2 JP H0453061 Y2 JPH0453061 Y2 JP H0453061Y2 JP 13717285 U JP13717285 U JP 13717285U JP 13717285 U JP13717285 U JP 13717285U JP H0453061 Y2 JPH0453061 Y2 JP H0453061Y2
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transistor
ripple
capacitor
amplifier
voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、増幅器に電源リツプルが混入するの
を防止する為のリツプルフイルタ回路に関するも
ので、特に簡単な構成で確実にリツプルの除去を
行い得るリツプルフイルタ回路に関する。 (ロ) 従来の技術 「85三洋半導体ハンドブツク モノリシツクバ
イポーラ集積回路編」第707頁には、パワーアン
プ用IC LA4507の回路図が記載されており、そ
の中にトランジスタTR1と抵抗R2とから成るリ
ツプルフイルタ回路が配置されている。しかし
て、前記リツプルフイルタ回路を抜き出して示せ
ば第2図の如くなる。第2図において、電源(+
Vcc)とアースとの間には、抵抗1とコンデンサ
2との直列回路が挿入され、前記抵抗1とコンデ
ンサ2との接続点には、トランジスタ3のベース
が接続されている。電源電圧が投入されると、抵
抗1を介してコンデンサ2が充電されるので、前
記コンデンサ2の端子電圧が所定値になつたとき
トランジスタ3が導通し、出力端子4に所定の電
圧が発生する。いま、電源にリツプルが重畳され
たとしても、前記リツプルは前記コンデンサ2で
平滑される為、出力端子4には発生せず、第2図
のリツプルフイルタ回路を用いれば、利用回路に
リツプルの無い電圧を供給することが出来る。 (ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、第2図のリツプルフイルタ回路
をテープレコーダ等モータを使用する機器に用い
ると、トランスレギユレーシヨンの関係で、モー
タオン時等の過負荷状態になつたとき、出力端子
に大きなリツプルが発生するという問題があつ
た。これは、電源に重畳されたリツプルがトラン
ジスタ3のコレクタ電圧を低下させ、前記トラン
ジスタ3のベース・コレクタ間が順バイアス状態
になり、前記トランジスタ3が飽和する為に生じ
るものである。前記トランジスタ3の飽和に起因
する大きなリツプルの発生を防止する為には、通
常動作状態におけるベース・コレクタ間逆バイア
スを十分に深くすればよいが、リツプルフイルタ
回路を増幅器の前段回路と後段回路に共用する構
成の場合、前記ベース・コレクタ間逆バイアスを
深くすると、前記増幅器の後段回路の電圧損失が
大になり、ダイナミツクレンジや減電圧特性が悪
化するという別の欠点が生じ好ましくなかつた。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、増
幅器の前段にバイアスを供給する第1トランジス
タと、前記増幅器の後段にバイアスを供給する第
2トランジスタと、電源とアースとの間に直列接
続された抵抗及びコンデンサと、該抵抗及びコン
デンサの接続点と前記第1トランジスタのベース
との間に接続されたダイオードと、前記接続点に
前記第2トランジスタのベースを接続する手段と
によつて構成した点を特徴とするものである。 (ホ) 作用 本考案に依れば、第1トランジスタのベースが
ダイオードを介して抵抗とコンデンサとの接続点
に接続されるので、前記第1トランジスタのベー
ス・コレクタ間逆バイアスを深くすることが出
来、前記第1トランジスタの飽和に起因するリツ
プルを阻止出来る。また、第2トランジスタのベ
ースが抵抗とコンデンサとの接続点に直接接続さ
れるので、増幅器の後段の電圧損失が大になるこ
とが無い。 (ヘ) 実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
5はエミツタが共通接続された第1及び第2トラ
ンジスタ6及び7を含む差動増幅回路、は前置
駆動トランジスタ9と第1及び第2駆動トランジ
スタ10及び11と第1及び第2出力トランジス
タ12及び13とを含むSEPP(シグナルエンデ
ツド・プツシユプル)増幅回路、14は該SEPP
増幅回路の出力中点Aに接続された負荷となる
スピーカ、15は第1乃至第4電流トランジスタ
16乃至19を含み、前記SEPP増幅回路の動
作電流を供給する定電流回路、及び20は電源
(+Vcc)とアースとの間に直列接続された抵抗
21及びコンデンサ22とアノードが前記抵抗2
1及びコンデンサ22の接続点Bに接続されたダ
イオード23とベースが該ダイオード23のカソ
ードにコレクタが電源に接続された第1リツプル
トランジスタ24とベースが前記接続点Bにコレ
クタが電源に接続された第2リツプルトランジス
タ25とから成るリツプルフイルタ回路である。
尚、前記第1リツプルトランジスタ24のエミツ
タ電流は、前記差動増幅回路をバイアスする為
に用いられ、前記第2リツプルトランジスタ25
のエミツタ電流はSEPP増幅回路をバイアスす
る為に用いられる。 次に動作を説明する。増幅動作に関しては、通
常の増幅器と同一で、入力端子26に印加された
入力信号は、入力トランジスタ27を介して差動
増幅回路に印加され、そこで差動増幅される。
第1トランジスタ6のコレクタに得られる増幅さ
れた出力信号は、SEPP増幅回路の前置駆動ト
ランジスタ9のベースに印加され、A級増幅され
る。前記前置駆動トランジスタ9の正出力信号
は、第1駆動トランジスタ10及び第1出力トラ
ンジスタ12で増幅され、負出力信号は第2駆動
トランジスタ11及び第2出力トランジスタ13
で増幅される。そして、第1及び第2トランジス
タ12及び13の出力信号がプツシユプルの関係
で出力中点Aに印加され、負荷となるスピーカ1
4が駆動される。 次に、リツプルフイルタ回路20の動作を説明
する。電源を投入すると、コンデンサ22の充電
が開始され、点Bの電圧が上昇を開始する。しか
して、前記点Bの電圧が所定値になると、第1及
び第2リツプルトランジスタ24及び25が導通
し、差動増幅回路及びSEPP増幅回路への電
流供給が開始される。いま、抵抗21の両端電圧
をVRとすれば、接続点Bの電圧VBはVCC−VR
なり、コンデンサ22の保持作用により前記電圧
VBは、電源電圧が短時間低下しても所定値に維
持される。その為、電源に重畳された小さなリツ
プルは、前記コンデンサ22の平滑作用により前
記第1トランジスタ24のエミツタに発生しな
い。電源に負の大きなリツプルが重畳され第2リ
ツプルトランジスタ25のコレクタ電圧が接続点
Bの電圧よりVBE低下すると、前記第2トランジ
スタ25のベース・コレクタ間が順バイアスさ
れ、前記第2リツプルトランジスタ25が飽和し
てそのエミツタにリツプルが発生する。しかしな
がら、ダイオード23が存在する為に、第1リツ
プルトランジスタ24は飽和せず、前記第1リツ
プルトランジスタ24のエミツタにリツプルが発
生することは無い。その場合、前記第2リツプル
トランジスタ25のエミツタ電流は、増幅器の後
段を構成するSEPP増幅回路に供給されるだけ
なので影響は少い。 更に、電源とSEPP増幅回路の出力中点Aと
の間の電圧損失は、3VBE+VCE+VR(ただし、VBE
はトランジスタのベース・エミツタ間電圧、VCE
はトランジスタのコレクタ・エミツタ間電圧)と
なるが、前記抵抗21の両端電圧VRを大にしな
くとも、第1リツプルトランジスタ24のエミツ
タ電流中にリツプルが発生しないので、前記電圧
損失を小とすることが出来、ダイナミツクレンジ
を十分に確保出来るとともに、減電圧特性を良好
に保つことが出来る。 (ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、リツプル除
去能力の高いリツプルフイルタ回路を提供するこ
とが出来る。また、本考案に依れば増幅器の前段
のリツプル除去能力と後段のリツプル除去能力と
を分離しているので、後段の電圧損失を小にする
ことが出来、ダイナミツクレンジの拡大、減電圧
特性の改善等を計ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、及
び第2図は従来のリツプルフイルタ回路を示す回
路図である。 主な図番の説明、……差動増幅回路、……
SEPP増幅回路、20……リツプルフイルタ回
路、21……抵抗、22……コンデンサ、23…
…ダイオード、24……第1リツプルトランジス
タ、25……第2リツプルトランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 増幅器に電源リツプルが混入するのを防止する
    為のリツプルフイルタ回路であつて、コレクタが
    電源に接続され、前記増幅器の前段にバイアスを
    供給する第1トランジスタと、コレクタが電源に
    接続され、前記増幅器の後段にバイアスを供給す
    る第2トランジスタと、電源とアースとの間に直
    列接続された抵抗及びコンデンサと、該抵抗及び
    コンデンサの接続点と前記第1トランジスタのベ
    ースとの間に接続されたダイオードと、前記接続
    点に前記第2トランジスタのベースを接続する手
    段とによつて構成され、前記第1及び第2トラン
    ジスタのエミツタにリツプルの除去されたバイア
    ス電流を得るようにしたことを特徴とするリツプ
    ルフイルタ回路。
JP13717285U 1985-09-06 1985-09-06 Expired JPH0453061Y2 (ja)

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JP13717285U JPH0453061Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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Publication Number Publication Date
JPS6244530U JPS6244530U (ja) 1987-03-18
JPH0453061Y2 true JPH0453061Y2 (ja) 1992-12-14

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