JPH0451312Y2 - - Google Patents

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JPH0451312Y2
JPH0451312Y2 JP1987193437U JP19343787U JPH0451312Y2 JP H0451312 Y2 JPH0451312 Y2 JP H0451312Y2 JP 1987193437 U JP1987193437 U JP 1987193437U JP 19343787 U JP19343787 U JP 19343787U JP H0451312 Y2 JPH0451312 Y2 JP H0451312Y2
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blade
operating shaft
shaft
head
split molds
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JP1987193437U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の室内空調用のレジスタにおけ
る風向調節のためのブレードに関する。特に、こ
のブレードを連結ロツドと連結するための操作軸
の形状並びにその合理的な製法に関する。
〔従来の技術〕
自動車の室内に温度調整された空気を吹き込ん
で車内を空調するためのレジスタには、第5図に
示すように、多数の並列されたブレード1が組み
込まれ、これらはそれぞれ下方に突出した操作軸
2を共通の連結ロツド3に設けられた係合孔4に
嵌め込んで係止されている。風向を変える際に
は、該操作ロツド3を操作ノブ(図示しない)で
左右に動かすことによつてブレード1を上下に設
けられた支軸5,5′を中心に回動させるように
構成されている。
このブレード1を樹脂で成形する際には、第6
図に示すように、ブレードの対称面Xを分割面と
して上下の割型6,7を使用し、複数のブレード
を一度に製造している。この方法による問題点
は、成形装置の精度の関係上、操作軸2の領域で
上下型6,7が厳密には芯合わせできず、そのた
め第7図に示すように真円であるべき操作軸2の
断面が変形し勝ちなことにある。このような変形
が生じると、相手の孔4に係合不能となつたり、
たとえ係合したとしてもロツドの操作の際に良好
な作動が得られず、特に回動時にロツドの孔4の
周面に引つ掛かつて節度感が発生して好ましくな
い。
従来、一旦上下型を型合わせした後、ずれが発
生していることがわかつた場合、もう一度型全体
をずらして芯合わせをやり直すことが行われてい
るが、多数のブレードを一つの型で作製する現行
のやり方においてはこの修正法は好ましくない。
又、当初から操作軸の部分の型を所望の寸法より
も大きめに製作しておいて芯出しの容易化を図つ
たり、逆に相手の孔4の寸法を目標より大きめに
設定したりすることも行われているが、レジスタ
自体の性能を低下させる要因ともなり好ましくな
い。従つて、この問題に関しては根本的な解決策
が求められている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はこのような従来技術における欠点を解
消し、ブレードの成形に際して操作軸の部分にお
ける成形型の芯合わせの必要を無くし、常に真円
断面の操作軸が得られるようになしたものであ
る。
即ち本考案は、ブレード本体から突出した操作
軸によつて共通の連結ロツドに設けられた孔に係
合し、該ロツドの左右動によつて支軸のまわりに
回動するように構成された樹脂成形によつて得ら
れる空調用レジスタの風向調節のためのブレード
であつて、前記操作軸はその幹部に比して大径の
頭部を有し、前記幹部と頭部との間は滑らかなテ
ーパ面によつて接続されていることを特徴とする
ブレードを提供することを目的とする。
このブレードは、対称面を分割面とする上下一
対の割型によつて前記本体部分を成形され、前記
割型に対して対称面に平行にスライド可能なスラ
イド型によつて前記操作軸部分を成形される。
本考案のブレードは、上述のように本体部分と
は別個に単一のスライド型によつて操作軸部分を
成形して得られるので、割型のような芯合わせの
必要は無く、従つて常に設計通りの寸法の真円断
面形状の操作軸が得られる。操作軸は大径の頭部
とこれよりも小径の幹部とを有し、その間は無理
のない滑らかなテーパ面で接続されているので、
型抜きの際には操作軸の頭部は弾性的に若干収縮
して小径となり、損傷を受けることはない。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本考
案を更に詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図、第2図は、本考案のブレード1を製作
するための成形型の配置を示す。
本考案においては、ブレード本体1′と操作軸
2とを別々の型を用いて成形するようにした点に
特徴を有する。即ち、一方の支軸5を含むブレー
ド本体1′は従来と同じく対称面Xを分割面とす
る上下一対の割型6,7によつて成形される。一
方、他方の支軸5′と操作軸2の部分は前記対称
面Xに沿つて前記割型6,7の接触領域に側法か
ら接近してこれと組み合わせられる単一のスライ
ド型8によつて成形される。このため、操作軸に
関しては、型の芯ずれによる変形の問題は解消す
る。
このようなスライド型8を使用する場合に留意
すべきことは如何にして型抜きを容易に行うかと
云う点である。特に本考案の対象であるブレード
の操作軸2は、従来から、例えば第8図に示すよ
うに、連結ロツド3の孔4(第6図)との間の抜
け止め手段としてその頭部9を幹部10に比して
大径となし、一旦孔4と係合すると孔壁に対して
直角をなす顎11が引つ掛かつて抜けないように
構成されているので、この型抜きが問題となる。
そこで本考案においては、第3図に示すよう
に、この大径の頭部9と小径の幹部10とを無理
のない滑らかなテーパ面12で接続することによ
つてこの問題を解決した。本考案者の知見によれ
ば成形樹脂としてポリプロピレンを使用した場
合、幹部の直径が約2mmの操作軸の成形におい
て、約60度以下のテーパ角θを有するテーパ面1
2を設ければ支障なく型抜きが可能であることが
判明した。勿論、この値は使用する樹脂の種類や
操作軸の直径の絶対値によつても変化するもので
ある。
本考案の操作軸2の別の形状としては第4図に
示すようなものも可能である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のブレードは、上
下一対の割型によつて成形される本体部分とは別
個に、単一のスライド型によつて操作軸部分を成
形して得られるので、従来のように上下の型の芯
合わせの必要は無く、従つて常に設計通りの寸法
の真円断面形状の操作軸が得られる。操作軸は大
径の頭部とこれよりも小径の幹部とを有し、その
間は無理のない滑らかなテーパ面で接続されてい
るので、型抜きの際には操作軸の頭部は徐々に弾
性的な圧縮を受けて小径となり、容易に型抜きす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のブレードを製作する成形型の
配置を示す平面図、第2図は同じく側面図、第3
図は本考案のブレードの操作軸の側面図、第4図
は同じく操作軸の別の態様の側面図、第5図はレ
ジスタのブレードの一般的な構成を示す斜視図、
第6図は従来のブレードを製作する成形型の配置
を示す平面図、第7図はこれによつて得られた操
作軸の断面図、第8図は従来の操作軸の側面図を
示す。 1……ブレード、2……操作軸、3……連結ロ
ツド、4……孔、5,5′……支軸、6,7……
割型、8……スライド型、9……操作軸の頭部、
10……操作軸の幹部、12……テーパ面、X…
…対称面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブレード本体から突出した操作軸によつて共
    通の連結ロツドに設けられた孔に係合し、該ロ
    ツドの左右動によつて支軸のまわりに回動する
    ように構成された樹脂成形によつて得られる空
    調用レジスタの風向調節のためのブレードであ
    つて、前記操作軸はその幹部に比して大径の頭
    部を有し、前記幹部と頭部との間は滑らかなテ
    ーパ面によつて接続されていることを特徴とす
    るブレード。 (2) 対称面を分割面とする上下一対の割型によつ
    て前記ブレード本体部分が成形され、前記割型
    に対して対称面に平行にスライド可能なスライ
    ド型によつて前記操作軸部分が成形されること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載されたブレード。
JP1987193437U 1987-12-22 1987-12-22 Expired JPH0451312Y2 (ja)

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JP1987193437U JPH0451312Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JP1987193437U JPH0451312Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JPH0197146U JPH0197146U (ja) 1989-06-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5211960B2 (ja) * 1974-09-06 1977-04-04

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427248Y2 (ja) * 1975-07-15 1979-09-05
JPS52162057U (ja) * 1976-06-02 1977-12-08

Patent Citations (1)

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JPS5211960B2 (ja) * 1974-09-06 1977-04-04

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JPH0197146U (ja) 1989-06-28

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