JPH0451118A - 液晶配向膜の製造法及びその製造装置 - Google Patents

液晶配向膜の製造法及びその製造装置

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JPH0451118A
JPH0451118A JP16053590A JP16053590A JPH0451118A JP H0451118 A JPH0451118 A JP H0451118A JP 16053590 A JP16053590 A JP 16053590A JP 16053590 A JP16053590 A JP 16053590A JP H0451118 A JPH0451118 A JP H0451118A
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JP
Japan
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substrate
reaction tank
vapor flow
liquid crystal
gaseous oxygen
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Application number
JP16053590A
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English (en)
Inventor
Kidai Nochi
能智 紀台
Teruhisa Ishihara
照久 石原
Shinji Hisamitsu
久光 伸二
Kaji Maezawa
前沢 可治
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 液晶表示素子用の透明絶縁基板の表面に斜方蒸着により
積層される液晶配向膜の製造法およびその製造装置に関
する。
従来の技術 液晶配向膜の製造法はいくつがありその中で傾斜配向膜
を得る方法に関しては斜め蒸着法が知られている、この
斜め蒸着法は、液晶分子の傾斜角度を設定できる唯一の
ものである。この方法は蒸発物質としてSiOを用いS
iOの蒸気流を斜めの角度から基板に導きいれるもので
ある。斜め蒸着法では、入射角θを大きく(−船釣には
θ〉70度であることが知られている)すると傾斜した
コラムが形成され、液晶分子の長軸が前記コラム方向に
沿い、ある一定の傾斜角をもって液晶分子が傾斜配向す
る。SiOの蒸気流を得る方法としては、SiOを石英
ルツボ、タンタルルツボ等に充填させ適当な加熱手段を
使ってSiOの蒸気流を得ていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、SiOが蒸発物質として選択され適当な加熱手
段を使ってSiOの蒸気流を得ようとした際、次の様な
問題が生じていた。
蒸発物質としてのSiOの形態が粉末もしくは塊状であ
り、しかもSiOに昇華性があるために、バルクの状態
でSiOが突沸し、真空装置内に飛散してその一部が基
板を直撃するケースがあった。
さらに、基板上に積層される薄膜はSiOx (但し、
1≦X≦2)で表示されるものであり、酸素の数は不定
であり、しかも傾斜したコラムの大きさが一様でなかっ
た。
これらの問題のために、基板内での膜厚制御や均一でし
かも再現性のある傾斜配向膜を得ることができなかった
さらに、従来の方法による傾斜配向Si,nX膜は基板
に対する付着強度が弱かったために、液晶パネルを組み
立てる時に機械的な衝撃が加わった際、傾斜配向Si,
nx膜の一部が破壊されて欠陥を含む配向膜となった。
しかも、複数枚の基板や大面積の基板上に傾斜配向膜を
形成しようとすると、上記の問題がより顕著に発生する
ために、従来の方法では生産性及び実用性にそして信転
性にとぼしかった。
本発明は上記した事情に鑑み、斜め蒸着法による1頃斜
配向処理において、基板内でのM厚制御や均一で再現性
のある傾斜配向膜を形成させる事により生産性そして実
用性を改善し、基板に対する付着強度を強くすることに
より信転性を改善した液晶配向膜の製造法とその製造装
置を促供するのを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の液晶配向膜の製造法
は、傾斜角をもって配設された透明絶縁基板の下方に反
応槽を配設し、前記反応槽内でSi、Zr、AI!、、
Ti、Be、Yから選択される少なくともfallの元
素を含む蒸発源を蒸発させ、一部イオン化した混合酸素
ガスを前記反応槽内に導入して前記庫発源の蒸気流と反
応させ、前記反応槽の上部に設けられた開口窓から放出
される蒸気流を前記透明絶縁基板の表面に露出させ、前
記蒸発源の酸化物膜を形成させている。そして、上記の
製造法を実現させる装置に関する本発明は排気能を有す
る容器内の上部に、傾斜角度をもって基板を配置する手
段と前記基板を移動する手段とが備えられてあり、前記
容器内の下部にSt。
Zr、An、Ti、Be、Yから選択される少なくとも
1種類の元素を含む蒸発源を加熱蒸発させる手段を具備
した反応槽が備えられてあり、酸素ガスをイオン化する
手段と計量された混合酸素ガスを前記反応槽に導入する
手段とが具備されてあり、前記混合酸素ガスの導入によ
って前記反応槽内で生成される蒸発源の酸化物蒸気流を
前記基板上に着膜させる液晶配向膜の製造装置である。
Si元素を加熱しその加熱エネルギーを制?fDする手
段、すなわちStの蒸気流を持続的に制御する手段とし
ては電子ビームもしくはレーザーを用いるのが効果的で
ある。本発明はSt、Zr。
AIl、 Ti、  Be、 Yから選択される少なく
とも1種類の元素からなる蒸発源を使用して、前記蒸発
源物質の酸化膜を傾斜配向膜として得ることができる。
作用 本発明の構成による液晶配向膜の製造法によれば、蒸発
源への加熱エネルギーの供給が安定となり、酸素ガスの
イオン化や反応槽に供給する混合ガス量を精度よく計量
できるので、生成される蒸発源物質酸化物の酸化度合の
バラツキを抑制し、それによってコラムの大きさが−様
な傾斜配向膜を得ることができる。また基板を移動して
均一化することによって、厚みムラのない傾斜配向膜を
再現性よく得ることができる。さらに、反応槽内で生成
される酸化物は化学的に活性であるために、基板表面に
対する付着強度も向上する。
実施例 実施例について第1図ならびに第2図を参照しながら、
本発明の製造法とその製造装置について説明する。第1
図は本発明の一実施例を示す製造装置の概要を示す断面
図であり、第2図は第1図の一部を拡大した斜視図であ
る。高真空ポンプ1を備えた容器2が示され、高真空ポ
ンプlは容器2内の上部2aに設けられ、容器2内の下
部2bには、開口窓4aを有した反応槽4、反応槽4内
に配設された蒸発源3が示される。第1図においては酸
素ガスをイオン化するイオンアシスト器21も容器2内
に配設されている。
イオンアシスト器21内を流れる酸素ガスとイオンアシ
スト器21をバイパスして流れる酸素ガスを混合させて
前記反応槽4内に導き、反応槽4内で混合酸素ガスを噴
出させるガス導入系22が示される。
イオンアシスト器21内を流れる酸素ガスは22a、イ
オンアシスト器21をバイパスして流れる酸素ガスは2
2bで示したパイプ中を流れ、これらが混合した混合酸
素ガスはパイプ22aと22bを連結させたパイプ22
c内を流れ、矢印22dで示したように反応槽4内で噴
出される。
なおガス導入系22中に示された22vは酸素ガスを充
填したボンベ、22e及び22fは酸素ガスの流量を制
御するバルブを示す、第1図ではパイプ22aと22b
を連結さセたパイプ22c内に上記の混合酸素ガスを導
き反応槽4内でパイプ22cの先端から混合酸素ガスを
噴出しているがパイプ22aと22bを連結させないで
反応槽4内で各々別々に噴出させてもよい。
イオンアシスト器21内を流れる酸素ガスはイオンアシ
スト器に加えられる印加電圧やイオン電流によってイオ
ン化される。しかも、このイオン化した酸素ガスは、イ
オンアシスト器21を通過していない酸素ガスをも反応
槽4内でイオン化させる効果がある。
蒸発源3としてはSi元素を使用した。Si元素に加え
られる。加熱エネルギーとしては、持続的に制御できる
電子ビームもしくはレーザーが望ましい、矢印3bは偏
向タイプの電子ビームの軌跡を示している。
Siに加える加熱エネルギーの大きさやイオンアシスト
器21に加える印加電圧やイオン電流の大きさ、イオン
アシスト器21内を流れる酸素ガスの流量やイオンアシ
スト器21をバイパスして流れる酸素ガスの流量を制御
することによって反応槽4内でSlの蒸気流と酸素ガス
との反応で生成され特定の値Xを有したSiOxの蒸気
流が形成される。
そして、反応槽4の開口窓4aからSiOxの蒸気流が
放出される。
反応槽4の上部に配設された5はシャッターと呼ばれ反
応槽4の開口窓4aから放出されるSi,OXの蒸気流
を随時遮断するのに用いられる。
そしてシャンク−5が開いている時に、Si,OXの蒸
気流に対して0度と異なる入射角θ(−船釣にはθ〉7
0度であることが知られている)に傾斜された透明絶縁
基板5が、シャッター5の上部に配設され、透明絶縁基
板6の表面にSi,OXの蒸気流かりされることによっ
てSi,OxlIJl斜配向膜が形成される。第1図で
は詳細に記載されていないが本発明では、透明絶縁基板
6を連続的もしくは間欠的に移動させる手段を具備して
いる。基板供給場所6aに位置した透明wIAit基板
6は所定の速度で所定の角度に傾けられ、基板置き場所
 6bまで移動する間(矢印6dは移動する方向の一例
を示している)SiOxの蒸気流に曝される。第1図中
の60は、透明絶縁基板6がSiOxの蒸気流に曝され
る場所を決定するのに用いられる暴露限定窓と呼ばれる
。なお、暴露限定窓6cとシャッター5の間に配されて
いる5bは、絞り窓とよばれるものであり、反応槽の開
口窓4aから放出されかつ透明絶縁基板6に入射するS
iOxの蒸気流を制御するのに用いられる。第1図中の
20は、保持板と呼ばれ、蒸発源32反応槽4.シャッ
ター5.絞り窓5b、透明絶縁基板6等を容器2内で保
持ならびに移動させるのに用いられる。2dならびに2
eで示される真空計器は各り容器2内の上部2aならび
に下部2bに於ける真空度を測定するのに用いられる。
上記した本発明の製造法ならびに製造装置は蒸発源3と
してs+およびZr、 Ajl!、 Ti、 Be。
Yから少なくとも1種類の元素を選択して使用し、透明
絶縁基板6の表面に蒸発源3と酸素ガスとの反応生成膜
を傾斜配向膜として生成することができるし、しかも上
記の元素から選択された少なくとも1種類の元素からな
る蒸発源についてもその蒸発源物質と酸素ガスとの反応
性成物を傾斜配向膜として形成することができる。
なお、上記の説明では傾斜配向させる基板として透明絶
縁基板を例にしているがプラスティックの樟なフレキシ
ブルな透明絶縁基板も、使用することができる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように、Si、ZrAl!、
”l”i、Be、Yから選を尺される少なくとも1種類
の元素を蒸発源として用い、制御性に優れた酸素ガスの
イオン化手段と制御性に優れた加熱熔解手段とを用い、
反応槽内で予め酸化物を形成させた活性の高い酸化物蒸
気流を傾斜配置させたM着基板に導いているので、基板
への付着強度が高く、酸化度合いの分布が狭く、均一な
膜厚とコラム径とを有する液晶配向膜を生産性高く得る
ことができる。
従って、本発明は、複数枚の基板や大面積の基板上に傾
斜配向膜を形成できる生産性及び実用性に優れた液晶配
向膜の製造法ならびに製造装置と言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における製造装置の概要を示
す断面図、第2図は第1図の一部を拡大した斜視図であ
る。 l・・・・・・高真空ポンプ、2・・・・・・容器、2
c・旧・・保持板、2d、2e・・・・・・真空計、3
・・・・・・蒸発源、4・・・・・・反応槽、4a・・
・・・・開口窓、5・・・・・・シャッター5b・・・
・・・絞り窓、6・・・・・・透明絶縁基板、6c・・
・・・・暴露限定窓、21・・・・・・イオンアシスト
器、22e。 22f・・・・・・パルプ、22■・・・・・・ボンベ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 傾斜角度をもって配設された透明絶縁基板の下
    方に反応槽を配設し、前記反応槽内でSi,Zr,Al
    ,Ti,Be,Yから選択される少なくとも1種類の元
    素を含む蒸発源を蒸発させ、一部イオン化した混合酸素
    ガスを前記反応槽内に導入して前記蒸発源の蒸気源と反
    応させ、前記反応槽の上部に設けられた開口窓から放出
    される蒸気流を前記透明絶縁基板の表面に露出させ、前
    記蒸発源の酸化物膜を形成することを特徴とする液晶配
    向膜の製造法。
  2. (2) 排気能を有する容器内の上部に、傾斜角度をも
    って基板を配置する手段と前記基板を移動する手段とが
    備えられてあり、前記容器内の下部にSi,Zr,Al
    ,Ti,Be,Yから選択される少なくとも1種類の元
    素を含む蒸発源を加熱蒸発させる手段を具備した反応槽
    が備えられてあり、酸素ガスをイオン化する手段と計量
    された混合酸素ガスを前記反応槽に導入する手段とが具
    備されてあり、前記混合酸素ガスの導入によって前記反
    応槽内で生成される蒸発源の酸化物蒸気流を前記基板上
    に着膜させる液晶配向膜の製造装置。
  3. (3) 蒸発源を加熱蒸発させる手段として電子ビーム
    もしくはレーザーを用いることを特徴とする請求項(1
    )記載の液晶配向膜の製造法。
  4. (4) 蒸発源を加熱蒸発させる手段として電子ビーム
    もしくはレーザーを用いることを特徴とする請求項(2
    )記載の液晶配向膜の製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045062A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Asahi Glass Co Ltd 光ヘッド装置
JP2007033588A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Sony Corp 液晶表示素子および液晶プロジェクタ
CN100447621C (zh) * 2004-10-22 2008-12-31 精工爱普生株式会社 电光装置及其制造方法以及电子设备

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