JPS5987622A - 磁気記録体並にその製造法 - Google Patents

磁気記録体並にその製造法

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JPS5987622A
JPS5987622A JP57195234A JP19523482A JPS5987622A JP S5987622 A JPS5987622 A JP S5987622A JP 57195234 A JP57195234 A JP 57195234A JP 19523482 A JP19523482 A JP 19523482A JP S5987622 A JPS5987622 A JP S5987622A
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久三 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 近年、VTRやPOM記録等において\高い保持力をも
つ磁気記録体の要求か高まっている〇この要求を満たす
べ(Oo、 Ni、 ?e等の磁性金属の単体又は合金
を材料とし、蒸着法\イオンブレーティング法、スパッ
タ法等の物理的蒸着法等により、その蒸発蒸気全合成樹
脂材等の非磁性の基材面に斜め入射蒸着させることによ
り1高い保持力を有する高密度の磁気記録体が製造され
1その1部が実用に供されているが、この場合1所要の
高い保持力をもつ磁気記録体を得るためには1人射角の
比較的大きい蒸気流のみを蒸着する必要があるが、基材
面への付着率が著しく低下するので1一般に最低入射角
の比較的小さい側で斜め入射蒸着を行なっているが、通
常の真空蒸着装置を用いて)例えば実用的なHaが55
0〜600θ・のオニディオテープ或は900〜100
0θeのビデオテープを製造するには1最低入射角は夫
々約400 min及び約500順以上金要し、それ以
下の最低入射角では例えば20°Omin付近と小さく
した場合には1その保持力は3500e程度に低下し実
用上不適となる。このような小さい最低入射角でも実用
的な高い保持力を有する磁性膜を製造するため、真空蒸
着装置内に02ガスを導入した雰囲気下でその膜形成を
行なうこと金試みたが、その生成膜は耐食性が悪く、製
造後1週間乃至10「1程度でその飽和磁化は製造直後
の2〜3割減少する欠点があることが分ったO 本発明は、上記の欠点全改善し、従来の実用性に不適の
最低入射角によっても実用に逸し且つ耐食性の向上した
磁気記録体並にその製造法を提供したもので、その磁気
記録体は、基材面上に形成の磁性膜中に微量の水嵩原子
が混入されていること全特徴とする。
又その磁気記録体の製造法は、真空処理室内で基材向に
磁性粒子を付着させその磁性膜を形成するに当り、該処
理室内に水素ガスを導入し、水素ガスの雰囲気下で磁性
粒子の付着を行ない水素原子が微量に混入した磁性膜を
形成せしめるようにしたことを特徴とする0 次に本発明の実施例を添付図面につき説明する。
第1図は1本発明の磁気記録体の製造法を実施する真空
蒸着装置の1例を示し、ポリエステルフィルムを材料と
したテープ状基材(1)全真空処理室(2)内の上方の
1側に設置した巻き出し四−ラー(3)内に装着し、円
筒状ドラムの水冷キャン(4)の周面を介してその他側
の巻き取りp−ラー(5)に巻き取るように一定速度で
走行せしめるようにする。該水冷キャン(4ンの下方に
上面に適当な磁性物質aを収容した電子ビーム式加熱蒸
発源容器(6)ヲ設け、その水冷キャン(4〕下面近傍
に位置して水平に延びる可動防着板(7Jt矢示のよう
に前進又は後退自在に設け、該防着板(7)の前端によ
り1水冷キヤン(4)の最下端面9基材(11面に対し
蒸発源容器(6)から蒸発する蒸気1即ち磁性粒子が9
0°から所定の最低入射角θiの範囲で入射蒸着し得る
ようにした。(8)は水冷キャン(4)両側の固定防着
板を示し1これにより上方のp−ラー+3)(5J側に
蒸発容器(6)からの蒸気が付着することを防止した。
(9)は真空ポンプ(図示しない)側に開閉調節弁fi
lを介して連なる吸引排気口を示す。本発明によれば、
水素ガス導入管0υを処理室(2)内に挿通開口し水素
ガスをこれを介し導入する1方排気口(9)ヲ介して排
気して真空処理室(2)内に適当な水素ガスの分圧の雰
囲気を生せしめるようにした。該水素導入管0υは、実
線水のように、その開口端を処理室(2)内に単に開口
せしめるように設けるか鎖線示のようにこれを延長して
基材(1)面に近づけた位置で開口せしめるようにして
設けてもよい。図面でα2は、水素ガス導入管aυに介
在の調節弁を示す〇上記装置により不発明の磁気記録体
を例えば次のように製造する。
真空処理室(2)内を真空排気し1X10)−ルに排気
しfc後、水素ガスを実線水の水素ガス′導入管aυを
介し処理室(2)内に導入しその分圧を10 トールに
保持する。可動防着板(7)は予め蒸発物質の蒸発蒸気
の走行テープ基材(1)の蒸着すべき面に対する最低入
射角θ闘が55°の一定になるようにセットしておき、
蒸発源容器(6)より例えば0o−30%N1合金’1
t(E子ビーム加熱により蒸発させ前記の最低入射角で
走行テープ(1)蒸着面に蒸着するようにする。この場
合、例えば、その膜厚が150OAの一定の厚さに生成
されるように巻き出しローラー(3)から送出のテープ
基材(1)の走行速&1−調節する。か(して1その磁
性物質の蒸発粒子に微量の水素ガスが接触しその水素原
子の混入した磁性膜が基材(1)面に形成され1巻き取
りp−ラー(5)に本発明磁気テープPが得られるよう
にする。このような製造法により、入射角θを55の一
定にして、水紫分分圧に変え、その製造される磁気テー
プの保磁力Haの変化、並にその磁性膜中の水素原子σ
混入量(at%)の変化について試験し第2図示の結果
全m fCoその保磁力特性面IN Aから明らかなよ
うに、水素ガスを導入しない場合に比し、水素ガスの導
入によりその保磁力Haは向上し、る。磁性膜中の水素
原子混入1に’t−81M5で分析し、その混入量特性
曲線Bと水素分圧並に保磁力との関係を検討するに、水
素分圧の増大と大量の増大と共に保磁力の増大が紹めら
れ110 トール台では1 at%以下の極めて僅かな
4 混入量でも保磁力の増大効果は大きく、又10〜10 
トールの範囲で5 at%の最大の混入量が認められ、
この場合の保磁力は約130000を示し、非導入の保
磁力900θeより著しく向トールまで水素分圧が増大
してもその混入量は並に保磁力は増大せず、むしろ減少
する傾向金量した。これらの磁性膜の断面を透過型電子
顕微鏡で観察した所、基材面に生成の柱状粒子が細くな
って居り、又その粒子間のつながりが減少して居ること
が認められた。又その肉眼観察では、その磁性膜は1黒
色が増大して居り1上記の粒子が細かくなっていること
を裏付けている。又、種々検討の結果、10 トール以
上の水素分圧では、磁性蒸気が基材面に析出する前に、
水素ガス分子により散乱されて予定の斜め入射の効果が
減少する結果、その保磁力は減少する傾向となることが
分った0又10 トール以上となると1析出物は、超微
粉の集合体となって、磁性膜の機械的強度が減少するこ
とが分った。d上のことから、水素分圧は10〜10 
 トールの範囲が好ましいことが分る。又保磁力の向上
には、水素原子の磁性膜中への混入量は0.01〜5 
at%で達成されることが分る0又特にその水素ガス導
入管aυの開口端を鎖線示のように1テープ基材(1)
面の近傍に位置させ、核部に向って流出させ、その蒸着
面近傍を比較的リッチな水素ガスとして(但しその外周
の処の範囲である0)蒸着を行なうときは、第2図示の
ように夫々保磁力特性曲線A及び水素原子混入量曲線B
i得た。この場合は1前記の単な6 る水素導入に比し、全体としての水素分圧10〜10 
の近傍までは、その保磁力が更に著しく向上することか
認められS10 〜10 の範囲でその最大保磁力は1
400θeと増大した。
又その水素原子の最大混入ffiは1約5 at%であ
った。
次に、水素ガスの導入が1最低入射角θiと保磁力にど
のよ、、うな影4!llを及ぼすかを1水素分圧を一定
にして、例えば1×10  )−ルの分圧に保持して試
験した。その結果を第3FiJに示す。図面で、A−1
は、前記の単なる水素ガスを導入した場合の保磁力特性
曲線、A−1は水素ガス導入管を基材面近傍に開口して
導入した場合の保磁力特性曲線、0は水素を導入しない
従来法による保磁力特性面m’を示す。蒸発金属は0o
−50%N1で、膜厚は1500xの一定とした。この
図から明らかなように、水素ガスを導入するときは、従
来法に比し全ての最低入射角に於てその保磁力は向上し
、更には、水素ガス導入管を基材面に近づけて導入する
方法では一層向上する。特に従来法では実用に適した製
品の得られない最低入射角に於て実用に適した製品をも
たらす0従米法では、最低入射角20以下(マイナス側
の最低入射角全台む)では保磁力が4000e以下で実
用に適したオーディオテープは得られないが不法によれ
ば500〜5500eに向上した実用に適した製品が得
られる。又最低入射角が小さ・い根付着率が向上する点
からみた場合、同じ保磁力900θe’(z得るために
は、従来法では、その最低入射角は55°付近以上が要
求されるに対し、不法では40付近まで小さくすること
ができ、それだけ付着率の良い製品が得られ、経済的で
ある効果をもたらす。不法の水素導入の場合は、最低入
射角を0°以下にして殆んど垂直に又はその反対ガロの
入射角まで蒸着しても5000eもの高い保磁力のもの
が得られる。
上記の実施例は、電子ビーム加熱による蒸着ノ場合に適
用したものであるが1イオンブレーテイング、スパッタ
リング等所望の磁性膜形成手段にも適用でき好ましい結
果が得らf′Lfc0又磁性材料として、上記の場合は
0o−30%H1合金を用いたが、同様の実験f Oo
、 Ni、 Feについて行なった所1その全てについ
て仝様に保磁力の増加が認められた。基材はテープの他
、合成樹脂、無機質等の硯質基材その他用途に従て選択
される。
このように1作成した本発明磁気記録体につき、耐食性
試験を行なった。試験は、60”C9湿度90%中で放
置したときの飽和磁化の減少を測定した。その結果を第
4図に示す。図面で作成直後の飽和磁化の値を1として
411対値で表わした。図面で、Dは本発明の磁気テー
プの飽和磁化特性曲線、Eはガスを導入しないで作成し
た従来の磁気テープの仝特性曲線、Pは従来の酸素を導
入して作成した磁気テープの仝特性曲線を示す。これか
ら明らかなように、本発明磁気テープは、耐食性におい
て最も優れている〇尚、基材面は常温でも、適当に例え
ば60℃に加熱しても同様に良好な本発明磁気テープが
得られ1又その製品を例えば60°Cに加熱しても水素
ガスの放出はなく、これによる磁気特性の変化は認めら
れなく安定な磁気記録体を保持していた。
このように本発明によるときは、水素ガスを導入しその
雰囲気下で基材面に磁性膜を作成するようにしたので、
ガスを導入しないで作成する場合に比し、保磁力の向上
した磁気記録体が得られ、又その入射角を著しく小さく
しても保磁力の良好な磁気記録体が得られ、従て又蒸発
物質の収率を向上し得られ、更には、垂直蒸着でも従来
の入射蒸着と同様の保磁力の高い製品も可能とし、又そ
の製品は酸素ガスを導入して得た磁気記録体に比し著し
く耐食性の優れている等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は不法実施の1例の装置の1部截断側面図1第2
図は水素分圧と保磁力差に磁性膜中の水素の混入量との
関係を示すり゛ラフ、第5図は水素導入による入射角と
保磁力に考−える影響を示す比較図、第4図は耐食性の
比較特性図を示す。 (1)・・・基  材   (2)・・・真空処理室(
3)・・・巻き出しローラー (4)・・・水冷キャン
(5)・・・巻き取りローラー (6)・・・蒸発源容
器(7)・・・可動防着板  (9)・・・吸引排気口
(lυ・・・水素ガス導入管  a・・・磁性物質p・
・・磁気テープ l   / A、 A−1,A、 A−1・・・不法による磁気記録
体の保磁力特性曲線 B、 B・・・本発明磁気記録体の水素混入急曲線D・
・・・・・・・・本発明磁気記録体の飽和磁化特性曲線
手続補正書 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第195234号 2、発明の名称 磁気記録体釜にその製造法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 日本真空技術株式会社 4、代 理 人 東京都港区新橋2丁目16番1ニュー新稿ピル7036
002弁理士北 利“ 欣 − @話503−1B11番(代) 5、補正命令 の日付 (自発) 昭和  年  月  日 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 日 7、補正の内容 (1)  明細書第2頁16行乃至18行の「必要があ
るが、・・・・・・いるが、」ヲ「必要がある。」に補
正します。 (2)同書第3頁2行から3行の「約40θ―及び約5
00−以上」を「約40°及び約50゜以上」に補正し
ます。 (3)同書第3頁4行の「20°θ駆付近」を「200
付近」に補正します。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 基材面上に形成の磁性膜中に微量の水素原子が混
    入されていることを特徴とする磁気記録体。 2、 水素原子の混入′jIkは、約0.01〜7 a
    t%の範囲である特許請求の範囲1に記載の磁気記録体
    。 & 真空処理室内で基材面に磁性粒子を付着させその磁
    性膜を形成するに当り、該処理室内に水素ガスを導入し
    1水素ガスの雰囲気下で磁性粒子の付着を行ない水素原
    子が除貝に混入した磁性膜を形成せしめるようにしたこ
    とを特徴とする磁気記録体の製造法。 4、 真空処理室中の導入水素ガスの分圧は1×とする
    特Iff請求の範囲3に記載の製造法◎5 水素ガス導
    入管を基材面の磁性粒子を蒸着′すべき面の近傍で開口
    し水素ガスの導入を行なうことを特徴とする特許藺求の
    範f13に記載の製造法。
JP57195234A 1982-11-09 1982-11-09 磁気記録体並にその製造法 Granted JPS5987622A (ja)

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