JPH0451046Y2 - - Google Patents
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- JPH0451046Y2 JPH0451046Y2 JP1987156008U JP15600887U JPH0451046Y2 JP H0451046 Y2 JPH0451046 Y2 JP H0451046Y2 JP 1987156008 U JP1987156008 U JP 1987156008U JP 15600887 U JP15600887 U JP 15600887U JP H0451046 Y2 JPH0451046 Y2 JP H0451046Y2
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- JP
- Japan
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- tire
- running direction
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- vertical part
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 7
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000003467 diminishing effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は自動車タイヤに取付ける非金属製タ
イヤ滑り止め装置に関する。
イヤ滑り止め装置に関する。
従来より、金属製チエーンのタイヤ滑り止め装
置は、路面損傷による粉塵問題のほか、騒音さら
には乗り心地の悪さ等の欠点があるため、近時で
は各種の非金属製タイヤチエーン、特にゴム製の
タイヤチエーンが多数提案されている。例えば、
実開昭48−53003号、実開昭57−161504号及び実
公昭59−14247号には網目型すなわちネツトタイ
プに係る技術が開示され、特開昭61−178207号、
特開昭61−291207号及び実開昭60−160212号には
梯子型すなわちラダータイプに係る技術が開示さ
れている。いずれも金属チエーンに比すれば乗り
心地、騒音性及び路面の損傷抑制面においてかな
り改善されてはいる。
置は、路面損傷による粉塵問題のほか、騒音さら
には乗り心地の悪さ等の欠点があるため、近時で
は各種の非金属製タイヤチエーン、特にゴム製の
タイヤチエーンが多数提案されている。例えば、
実開昭48−53003号、実開昭57−161504号及び実
公昭59−14247号には網目型すなわちネツトタイ
プに係る技術が開示され、特開昭61−178207号、
特開昭61−291207号及び実開昭60−160212号には
梯子型すなわちラダータイプに係る技術が開示さ
れている。いずれも金属チエーンに比すれば乗り
心地、騒音性及び路面の損傷抑制面においてかな
り改善されてはいる。
しかしながらラダータイプでは、走行方向に対
する滑りに強く、制動および駆動力には優れるも
のの、横滑り抑制力が弱く、また周方向に断続的
であるため乗り心地の点で未だ不十分である。ま
た進行方向に直角に直線型材が配されているた
め、取付力が弱いと回捻し易い欠点がある。これ
に対してネツトタイプでは、連続的な単一パター
ンであるため、乗り心地および横滑り抑制力に優
れるが、逆に制動力、駆動力および登坂力の面に
ついては未だ十分でない。
する滑りに強く、制動および駆動力には優れるも
のの、横滑り抑制力が弱く、また周方向に断続的
であるため乗り心地の点で未だ不十分である。ま
た進行方向に直角に直線型材が配されているた
め、取付力が弱いと回捻し易い欠点がある。これ
に対してネツトタイプでは、連続的な単一パター
ンであるため、乗り心地および横滑り抑制力に優
れるが、逆に制動力、駆動力および登坂力の面に
ついては未だ十分でない。
そこでこの考案の目的とするところは、本質的
にはネツトタイプに属するが、このネツトタイプ
にラダー部分を取り入れ、ネツトタイプとラダー
タイプの長所を減殺することなく相互に十分に生
かした非金属製タイヤ滑り止め装置を提供する点
にある。
にはネツトタイプに属するが、このネツトタイプ
にラダー部分を取り入れ、ネツトタイプとラダー
タイプの長所を減殺することなく相互に十分に生
かした非金属製タイヤ滑り止め装置を提供する点
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するためこの考案は、補強コ
ードを埋設したゴム被覆体を網目状にはりめぐら
されてなるゴムネツトにおいて、タイヤ装着時タ
イヤの踏面部上に位置する滑り止め領域に、走行
方向に対して垂直な垂直部と、走行方向に対して
傾斜する傾斜部とが相互に組み合わされてなる六
角形の空間と、傾斜部同志が相互に組み合わされ
てなる四角形の空間とを規則的に配列し、しかも
上記垂直部の幅が傾斜部の幅に対して1.3〜3.0倍
の広幅であることを特徴とする非金属製タイヤ滑
り止め装置を採用した。
ードを埋設したゴム被覆体を網目状にはりめぐら
されてなるゴムネツトにおいて、タイヤ装着時タ
イヤの踏面部上に位置する滑り止め領域に、走行
方向に対して垂直な垂直部と、走行方向に対して
傾斜する傾斜部とが相互に組み合わされてなる六
角形の空間と、傾斜部同志が相互に組み合わされ
てなる四角形の空間とを規則的に配列し、しかも
上記垂直部の幅が傾斜部の幅に対して1.3〜3.0倍
の広幅であることを特徴とする非金属製タイヤ滑
り止め装置を採用した。
なお1.3を下回ると、補強効果が低くなり、走
行方向の応力に対する抵抗性向上の効果が得られ
ない。また3.0を越えると、駆動性(牽引力)、耐
久性は向上されるものの、垂直部の接地面積が大
きくなりすぎて、かえつて滑りを助長させる結果
となる。好ましくは1.5〜2.0が最適である。
行方向の応力に対する抵抗性向上の効果が得られ
ない。また3.0を越えると、駆動性(牽引力)、耐
久性は向上されるものの、垂直部の接地面積が大
きくなりすぎて、かえつて滑りを助長させる結果
となる。好ましくは1.5〜2.0が最適である。
従つて走行方向に対して垂直な垂直部が走行方
向への滑りの抑制を受けもち(ラダーの長所)、
走行方向に対して傾斜する傾斜部が横方向への滑
りを抑制する(ネツトの長所)。また垂直部が広
幅であることによつて滑り止め装置全体の剛性が
高められ、制動、駆動、登坂時の応力に対する変
形や回捻などの挙動を抑え、駆動力の伝達ロスや
破損を著しく減少させることができる。更に規則
的な連続パターンを有するため、路面に対して連
続線として常に接触することからネツトタイプの
持ち味である乗心地の良さを発揮する。従つて積
雪、氷雪、、湿潤、乾燥路と刻々と変化する雪道
走行において、安全かつ快適に自動車を運行する
ことができる。
向への滑りの抑制を受けもち(ラダーの長所)、
走行方向に対して傾斜する傾斜部が横方向への滑
りを抑制する(ネツトの長所)。また垂直部が広
幅であることによつて滑り止め装置全体の剛性が
高められ、制動、駆動、登坂時の応力に対する変
形や回捻などの挙動を抑え、駆動力の伝達ロスや
破損を著しく減少させることができる。更に規則
的な連続パターンを有するため、路面に対して連
続線として常に接触することからネツトタイプの
持ち味である乗心地の良さを発揮する。従つて積
雪、氷雪、、湿潤、乾燥路と刻々と変化する雪道
走行において、安全かつ快適に自動車を運行する
ことができる。
図中Rは、補強コードを埋設したゴム被覆体が
走行方向に向つて網目状にはりめぐらされたゴム
ネツトで、その網目構造は、タイヤ装着時タイヤ
の路面部上に位置する滑り止め領域において、走
行方向に垂直な垂直部と、走行方向に傾斜した傾
斜部とが一定の規制の下で組合された構造となつ
ている。すなわちこの実施例では、ゴムネツトR
の幅方向中央位置の広幅部aは、同幅方向に延び
る垂直部1として形成されており、この垂直部1
の上下端からそれぞれ二叉状に分岐され、幅方向
の次の交差部bに至るまでは傾斜部2が形成され
ている。さらに幅方向に向つて交差部bから交差
部cに至るまでは傾斜部3が形成されている。な
お上記垂直部1から傾斜部2を経てこの傾斜部3
に至るまでがタイヤ装着時においてタイヤの踏面
部上に位置する滑り止め領域を構成する。この実
施例ではさらに、交差部cから交差部dに至るま
では、前記傾斜部2及び傾斜部3に比較して傾斜
角度が比較的大きい傾斜部4が形成されている。
従つて走行方向側から見た場合、幅方向中央部に
は垂直部1と傾斜部2とによつて六角形の空間A
が走行方向に向つて複数個配列されることにな
り、六角形の空間Aの両側に隣接する配列組織
は、傾斜部2と傾斜部3とによる菱形の四角形の
空間Bが配列されることになる。そしてさらに空
間Bに隣接する、ゴムネツトRの最外配列部には
縦長の畏形な四角形の空間Cが配列される。一
方、このゴムネツトRを幅方向側から見た場合、
図示のごとく、六角形の空間Aを挟んで上下に異
形な四角形の空間Cが配列されたX列と、傾斜部
同士によつて形成された菱形状の四角形の空間B
が幅方向に2個配列されたY列とが、交互に走行
方向に配列されている。また垂直部1は、その幅
Wが傾斜部2,3,4の幅wより広幅となつてお
り、この実施例では、W/w=2.0としている。
走行方向に向つて網目状にはりめぐらされたゴム
ネツトで、その網目構造は、タイヤ装着時タイヤ
の路面部上に位置する滑り止め領域において、走
行方向に垂直な垂直部と、走行方向に傾斜した傾
斜部とが一定の規制の下で組合された構造となつ
ている。すなわちこの実施例では、ゴムネツトR
の幅方向中央位置の広幅部aは、同幅方向に延び
る垂直部1として形成されており、この垂直部1
の上下端からそれぞれ二叉状に分岐され、幅方向
の次の交差部bに至るまでは傾斜部2が形成され
ている。さらに幅方向に向つて交差部bから交差
部cに至るまでは傾斜部3が形成されている。な
お上記垂直部1から傾斜部2を経てこの傾斜部3
に至るまでがタイヤ装着時においてタイヤの踏面
部上に位置する滑り止め領域を構成する。この実
施例ではさらに、交差部cから交差部dに至るま
では、前記傾斜部2及び傾斜部3に比較して傾斜
角度が比較的大きい傾斜部4が形成されている。
従つて走行方向側から見た場合、幅方向中央部に
は垂直部1と傾斜部2とによつて六角形の空間A
が走行方向に向つて複数個配列されることにな
り、六角形の空間Aの両側に隣接する配列組織
は、傾斜部2と傾斜部3とによる菱形の四角形の
空間Bが配列されることになる。そしてさらに空
間Bに隣接する、ゴムネツトRの最外配列部には
縦長の畏形な四角形の空間Cが配列される。一
方、このゴムネツトRを幅方向側から見た場合、
図示のごとく、六角形の空間Aを挟んで上下に異
形な四角形の空間Cが配列されたX列と、傾斜部
同士によつて形成された菱形状の四角形の空間B
が幅方向に2個配列されたY列とが、交互に走行
方向に配列されている。また垂直部1は、その幅
Wが傾斜部2,3,4の幅wより広幅となつてお
り、この実施例では、W/w=2.0としている。
従つて走行方向に垂直な垂直部1を設けること
によつて、ラダー型の滑り止め装置が保有する制
動力、駆動力および登坂力をネツト型に導入し、
しかもこの垂直部1を広幅にすることによつて変
形や回捻に対する抵抗性を確保している。またこ
の垂直部1が、隣接する傾斜部2と連結している
ことにより、垂直部の回捻防止効果を増大させて
いる。また傾斜部同士によつて形成される四角形
のうち最外郭に位置する異形の四角形空間Cは、
その交差部dの角度が鋭角になるように、縦長の
異形に形造られているため、走行中働く幅方向へ
の種々の力、とりわけ遠心力による力に対して、
この部分が開拡縮小しにくくなり、幅方向へのタ
イヤチエーンのズレを防止すると共に、均一に取
り付け易くする作用も奏している。
によつて、ラダー型の滑り止め装置が保有する制
動力、駆動力および登坂力をネツト型に導入し、
しかもこの垂直部1を広幅にすることによつて変
形や回捻に対する抵抗性を確保している。またこ
の垂直部1が、隣接する傾斜部2と連結している
ことにより、垂直部の回捻防止効果を増大させて
いる。また傾斜部同士によつて形成される四角形
のうち最外郭に位置する異形の四角形空間Cは、
その交差部dの角度が鋭角になるように、縦長の
異形に形造られているため、走行中働く幅方向へ
の種々の力、とりわけ遠心力による力に対して、
この部分が開拡縮小しにくくなり、幅方向へのタ
イヤチエーンのズレを防止すると共に、均一に取
り付け易くする作用も奏している。
なお5,5はゴムネツトRの長手方向両端部に
幅方向にわたつて連続して成形された連結部で、
それぞれの幅方向の終端部に連結穴6,6が形成
されている。また7は垂直部1に設けられたスパ
イクピン、8は交差部bに設けられたスパイクピ
ンである。9は幅方向上側の交差部dに設けられ
たロープフツクで、一端が交差部dに沿つて走行
方向にかけわたされるロープ10に止着されてお
り、これに対して、11は幅方向下側の交差部d
に取り付けられ、タイヤ装着時、締付バンド(図
示せず)に係止するバンドブツクである。12
a,12bはそれぞれロープ10端を折り返して
形成した鉤穴、13は鉤穴12aに取り付けら
れ、タイヤ装着時に鉤穴12bに係止する鉤フツ
ク、14は連結部5の上方端近傍位置においてロ
ープ10に取り付けられたS形フツク、15は連
結部5の下方端の連結穴6に取り付けられたW型
フツクである。
幅方向にわたつて連続して成形された連結部で、
それぞれの幅方向の終端部に連結穴6,6が形成
されている。また7は垂直部1に設けられたスパ
イクピン、8は交差部bに設けられたスパイクピ
ンである。9は幅方向上側の交差部dに設けられ
たロープフツクで、一端が交差部dに沿つて走行
方向にかけわたされるロープ10に止着されてお
り、これに対して、11は幅方向下側の交差部d
に取り付けられ、タイヤ装着時、締付バンド(図
示せず)に係止するバンドブツクである。12
a,12bはそれぞれロープ10端を折り返して
形成した鉤穴、13は鉤穴12aに取り付けら
れ、タイヤ装着時に鉤穴12bに係止する鉤フツ
ク、14は連結部5の上方端近傍位置においてロ
ープ10に取り付けられたS形フツク、15は連
結部5の下方端の連結穴6に取り付けられたW型
フツクである。
なお垂直部1に設けられた前記スパイクピン7
は、この実施例では垂直部1の末端位置に2個、
中央部に1個固定して位置し、走行方向に向つて
順次交互に配列している。しかしながら要するに
垂直部1を有すること及び垂直部1が広幅である
ことから垂直部1の任意の点に固定することがで
き、その位置を種々変えることにより、トータル
として複数列の配列にすることが可能で、これに
よつて氷結路での性能をさらに著しく向上するこ
ともできる。
は、この実施例では垂直部1の末端位置に2個、
中央部に1個固定して位置し、走行方向に向つて
順次交互に配列している。しかしながら要するに
垂直部1を有すること及び垂直部1が広幅である
ことから垂直部1の任意の点に固定することがで
き、その位置を種々変えることにより、トータル
として複数列の配列にすることが可能で、これに
よつて氷結路での性能をさらに著しく向上するこ
ともできる。
ところでこの考案は上記いずれの実施例にも格
別限定されるものではない。特に垂直部と傾斜部
との組合せは限定されない。要するにタイヤ装着
時タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域にお
いて、走行方向に垂直部と傾斜部との組合せから
なる規則的なパターンを有し、かつ垂直部の幅W
が傾斜部の幅wに対してW/w=1.3〜3.0を充足
する構成であればすべて適用できる。
別限定されるものではない。特に垂直部と傾斜部
との組合せは限定されない。要するにタイヤ装着
時タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域にお
いて、走行方向に垂直部と傾斜部との組合せから
なる規則的なパターンを有し、かつ垂直部の幅W
が傾斜部の幅wに対してW/w=1.3〜3.0を充足
する構成であればすべて適用できる。
〔考案の効果〕
以上のごとくこの考案は、ネツト構造において
走行方向に対して垂直な垂直部を有するため従来
のラダー型滑り止め装置が保有する制動、駆動
(牽引)及び登坂力を発揮し、しかも走行方向に
対して傾斜する傾斜部を有するため横滑りに対す
る抑制力を発揮する。また基本的には連続的なネ
ツト形状であるため、ネツト本体の乗り心地の良
さも兼ね備えている。更に当該垂直部は広幅に設
計されているため、補強コードを埋設したゴム細
帯状片が2本配列された剛性の高い構造となつて
いることから六角形の空間の中に雪、氷をかみ込
んだ時にも十分な耐久性があり、しかも牽引力が
向上して円滑に走行できる。また、この広幅の垂
直部は高い剛性に加えて、隣接する傾斜部と連続
した構造になつているために、走行方向に働く応
力に対しても変形や回捻をしにくくなつている。
また広幅の垂直部には任意の位置にスパイクを固
定することができ、複数列の配列で氷結路面の踏
破性も著しく向上することができる。このスパイ
クピンは固定安定性が良く、スパイクピン倒れ
や、スパイクピンからのゴム亀裂の発生もない。
走行方向に対して垂直な垂直部を有するため従来
のラダー型滑り止め装置が保有する制動、駆動
(牽引)及び登坂力を発揮し、しかも走行方向に
対して傾斜する傾斜部を有するため横滑りに対す
る抑制力を発揮する。また基本的には連続的なネ
ツト形状であるため、ネツト本体の乗り心地の良
さも兼ね備えている。更に当該垂直部は広幅に設
計されているため、補強コードを埋設したゴム細
帯状片が2本配列された剛性の高い構造となつて
いることから六角形の空間の中に雪、氷をかみ込
んだ時にも十分な耐久性があり、しかも牽引力が
向上して円滑に走行できる。また、この広幅の垂
直部は高い剛性に加えて、隣接する傾斜部と連続
した構造になつているために、走行方向に働く応
力に対しても変形や回捻をしにくくなつている。
また広幅の垂直部には任意の位置にスパイクを固
定することができ、複数列の配列で氷結路面の踏
破性も著しく向上することができる。このスパイ
クピンは固定安定性が良く、スパイクピン倒れ
や、スパイクピンからのゴム亀裂の発生もない。
すなわち、タイヤ用滑り止め装置に要求される
多面的な要求を高次元で兼ね備えることができた
のが、この考案の非金属製タイヤ滑り止め装置で
あり、きわめて実用性は大である。
多面的な要求を高次元で兼ね備えることができた
のが、この考案の非金属製タイヤ滑り止め装置で
あり、きわめて実用性は大である。
図面はこの考案に係る非金属製タイヤ滑り止め
装置の一実施例を示す中間部省略平面図である。 1……垂直部、2,3,4……傾斜部、7,8
……スパイクピン、A……六角形の空間、B,C
……四角形の空間、R……ゴムネツト。
装置の一実施例を示す中間部省略平面図である。 1……垂直部、2,3,4……傾斜部、7,8
……スパイクピン、A……六角形の空間、B,C
……四角形の空間、R……ゴムネツト。
Claims (1)
- 補強コードを埋設したゴム被覆体を網目状には
りめぐらされてなるゴムネツトから構成された非
金属製タイヤ滑り止め装置において、タイヤ装着
時タイヤの踏面部上に位置する滑り止め領域に、
走行方向に対して垂直な垂直部と、走行方向に対
して傾斜する傾斜部とが相互に組み合わされてな
る六角形の空間と、上記傾斜部同志が相互に組み
合わされてなる四角形の空間とを規則的に配列
し、しかも上記垂直部の幅が傾斜部の幅に対して
1.3〜3.0倍の広幅であることを特徴とする非金属
製タイヤ滑り止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987156008U JPH0451046Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987156008U JPH0451046Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0159710U JPH0159710U (ja) | 1989-04-14 |
JPH0451046Y2 true JPH0451046Y2 (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=31434152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987156008U Expired JPH0451046Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0451046Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2892272B2 (ja) * | 1994-01-19 | 1999-05-17 | オーツタイヤ株式会社 | タイヤ滑止具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62194916A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-27 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd | タイヤの滑止具 |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP1987156008U patent/JPH0451046Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62194916A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-27 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd | タイヤの滑止具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0159710U (ja) | 1989-04-14 |
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