JPH0451000Y2 - - Google Patents

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JPH0451000Y2
JPH0451000Y2 JP1989132249U JP13224989U JPH0451000Y2 JP H0451000 Y2 JPH0451000 Y2 JP H0451000Y2 JP 1989132249 U JP1989132249 U JP 1989132249U JP 13224989 U JP13224989 U JP 13224989U JP H0451000 Y2 JPH0451000 Y2 JP H0451000Y2
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inner pipe
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pipe
evaporator
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は、蒸発器の冷媒流通管とアキユムレ
ータとの連結構造に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 一般に、冷蔵庫の冷凍サイクルにおいては、例
えば第11図に示すように、蒸発器1の冷媒流通
管3の排出側の端部3aにアキユムレータ2が連
結されており、冷媒中に含まれる未蒸発の液体が
直接コンプレツサー(図示せず)に入ることなく
アキユムレータ2に溜められるようになつてい
る。アキユムレータ2は、内部にインナーパイプ
が挿入されており、冷媒をインナーパイプを通し
てアキユムレータ2内部の上端寄りの部分に導入
することによつて冷媒ガスの吹込みによる騒音を
防止するようになつている。なお第11図におい
て、4は蛇行状の冷媒流通管3の直接部分に直交
して取付けられた多数のプレートフイン、5はプ
レートフイン4の両側に配置された一対の側板、
6は蛇行状の除霜用加熱管であり、これは並列状
のプレートフイン4の両側縁部に取付けられてい
る。
そして蒸発器1とアキユムレータ2との連結構
造としては、第12図、第13図に示す実公平1
−14367(以下、第1従来例)や、第14図に示す
実公昭63−2190(以下、第2従来例)が公知であ
る。第1従来例において、第13図は第12図の
連結部分Aの拡大図である。第1従来例では、下
端寄りの部分に外向き凸部14を形成したインナ
ーパイプ12を、アルミニウム製アキユムレータ
本体11内に下側の筒状開口13を通して外向き
凸部14の部分まで挿入し、冷媒流通管3の端部
3aをインナーパイプ12の下端部に外向き凸部
14の部分まで嵌め被せ、開口13の下端周縁部
と端部3aの上端周縁部とを溶接している。しか
しこの例では第14図に示すように、外向き凸部
14が開口13の先端面と端部3aの先端面との
間に入込むこととなるため、開口13と端部3a
との先端面間の距離L2が大きくなつたり小さく
なつたりと変動し、このため被溶接部の溶接条件
を決めるのに非常に不都合な状況となつていた。
また外向き凸部14の位置の肉盛り15は厚さL
1が薄くなると共に凸部14付近に未融合部が残
り易く、溶接部の接合強度の低下や冷媒洩れに至
る欠陥を生じる恐れがあつた。またインナーパイ
プ12に外向き凸部14を形成するためにコスト
高となつていた。
また第2従来例では、下端縁にフランジ16を
形成したアルミニウム製インナーパイプ12を、
アルミニウム製アキユムレータ本体11内に下側
の筒状開口13を通してフランジ16が開口13
の先端面に当接するまで挿入し、長さ方向の略中
央に外向き凸部17aを有するステンレス鋼製裏
当て用パイプ17の上端部を外向き凸部17aの
部分までインナーパイプ12の下端部に挿入し、
蒸発器1の冷媒流通管3の端部3aをパイプ17
の下端部に外向き凸部17aの部分まで嵌め被
せ、開口13の先端周縁部とインナーパイプ12
のフランジ16と冷媒流通管3の端部3aの先端
周縁部とを溶接している。しかしこの例では、イ
ンナーパイプ12にフランジ16を形成している
ので、構造が複雑であり、コスト高となつてい
た。
(考案の目的) 本願考案の目的は、溶接による連結を確実なも
のとし、コストの低減を図ることである。
(考案の構成) 本願考案は、アルミニウム製アキユムレータ本
体内に筒状の一開口を通して挿入されたステンレ
ス鋼製インナーパイプの上記開口から突出してい
る部分を、蒸発器の冷媒流通管の端部に挿入し、
上記開口の先端周縁部と冷媒流通管の上記端部の
先端周縁部とを溶接して蒸発器とアキユムレータ
とを連結した構造において、インナーパイプの上
記溶接部に面した部分を非凸部とし、上記開口の
先端面と冷媒流通管の上記端部の先端面とを突合
せ溶接し、インナーパイプの他の部分にてインナ
ーパイプをアキユムレータ本体又は冷媒流通管に
固定したことを特徴とする蒸発器とアキユムレー
タの連結構造である。
(実施例) 以下、本願考案の実施例を図に基づいて説明す
る。第1ないし第10図は本願考案の蒸発器とア
キユムレータの連結構造の第1ないし第6実施例
を示す図である。図において、第11ないし第1
4図と同一符号は同じ又は相当するものを示す。
第1ないし第3図は第1実施例を示す。この実
施例では第1図に示すように、ステンレス鋼
(SUS)製インナーパイプ12がアルミニウム製
アキユムレータ本体11内に筒状開口13を通し
て挿入され、インナーパイプ12の下端部は開口
13から突出しており、インナーパイプ12はそ
の周面に形成された凹部12aを開口13の周面
に形成された凹部13aに嵌め合せることによつ
てアキユムレータ本体11に固定されている。そ
してアルミニウム製の冷媒流通管3の排出側の端
部3aが開口13から突出しているインナーパイ
プ12の下端部に嵌め被せられ、開口13の下端
周縁部と端部3aの上端周縁部とが突合せ溶接さ
れている。
凹部12a,13aはそれぞれインナーパイプ
12、開口13の周面の円周方向に等間隔に複数
個、例えば4個形成されている。その形成は第2
図に示すような治具30を用いて第3図に示すよ
うな工程を経て行なわれる。治具30は、インナ
ーパイプ12内に嵌挿される円柱本体31と本体
31を支持する台32とで構成されている。台3
2の本体31の下端周縁には溝穴32aが形成さ
れている。本体31には形成する凹部12aと同
じ数(ここでは4個)の抜き溝31aが途中から
上端まで形成されている。抜き溝31aの下端の
位置は、インナーパイプ12をその下端が溝穴3
2aの底に当接するまで本体31に嵌め被せた際
に凹部12aを形成する位置に一致するようにな
つている。そして第3図に示すように、治具30
にインナーパイプ12を取付けた状態でインナー
パイプ12を開口13を通してアキユムレータ本
体11内に挿入する。インナーパイプ12は開口
13の下端面が台32の表面に当接するまで挿入
する。この状態で、抜き溝31aの下端の位置に
一致する位置に予め設定された4個のプレスシリ
ンダ40により周囲からプレス加工を行ない、開
口13とインナーパイプ12に同時に凹部13
a,12a(第3図中、破線で示す)を形成する。
凹部12a,13aを形成した後、治具30を下
方に移動させてインナーパイプ12内から抜出
す。このとき凹部12aは抜き溝31aに沿つて
相対的に移動するため、治具30は容易に抜出さ
れる。
このような連結構造では、開口13と端部3a
との溶接部に面したインナーパイプ12の部分B
が、第13図の従来例に示すような外向き凸部で
はなく平面であるので、溶接する際にインナーパ
イプ12が邪魔になることはなく、第13図の従
来例に比して溶接の肉盛りの厚さL1を厚く、ま
た開口13の下端面と端部3aの上端面との間隔
L2を短く確保することができ、しかも開口13
と端部3aとの中心位置にずれは生じない。従つ
て開口13と端部3aとの溶接による接合強度は
十分に確保される。またインナーパイプ12に外
向き凸部を形成する必要がないので、コスト安と
なる。
第4図は第2実施例を示す。この実施例では、
インナーパイプ12は、その凹部12aを冷媒流
通管3の端部3aの周面に形成した凹部3bに嵌
め合せることによつて、端部3aに、ひいてはア
キユムレータ本体11に固定されている。その他
の構成は第1実施例と同じである。この実施例に
よつても第1実施例と同様に、溶接による接合強
度は十分に確保され、またコスト安となる。
第5図は第3実施例を示す。この実施例では、
インナーパイプ12は、その下端面が端部3aに
形成された凹部3cに当接されることによつて端
部3aに、ひいてはアキユムレータ本体11に固
定されており、インナーパイプ12の凹部12a
は開口13と端部3aとの溶接部に面するよう位
置している。凹部3cはここでは円周方向に等間
隔に3個形成されているが、3個に限らず、1個
でもよい。その他の構成は第1実施例と同じであ
る。この実施例によれば、開口13の下端周縁部
と端部3aの上端周縁部の溶接の肉盛り15の厚
さL1が大きくなる。このため溶接による溶接強
度は十分に確保され、第1実施例に比して溶接に
よる接合強度は更に強くなる。
第6図は第4実施例を示す。この実施例では、
インナーパイプ12の下端部に長さ方向に延びた
複数のスリツト12bが形成されて、インナーパ
イプ12の下端部は外方に少し拡管しており、こ
の拡管部を縮管させるようにして端部3aをイン
ナーパイプ12の下端部に嵌め被せることによつ
て、インナーパイプ12が端部3aに、ひいては
アキユムレータ本体11に固定されている。その
他の構成は第1実施例と同じである。この実施例
によつても第1実施例と同様に、溶接による接合
強度の低下の恐れはなくなり、またコスト安とな
る。
第7図は第5実施例を示す。この実施例では、
インナーパイプ12は開口13から突出している
下端部が拡管されており、その下端部が端部3a
の拡管された上端部に挿入されている。即ちイン
ナーパイプ12は、拡管された下端部が開口13
の下端面と端部3aの段部3dとに挾まれてお
り、これによつて端部3a及びアキユムレータ本
体11に固定されている。溶接部において、イン
ナーパイプ12の段部12cは開口13の下端面
と端部3aの上端面との間に入つてはいない。従
つてこの実施例によつても第1実施例と同様に、
溶接部の接合強度の低下の恐れはなくなり、また
コスト安となる。
第8ないし第10図は第6実施例を示す。この
実施例では、第9図に示すようなステンレス鋼製
のシート12dを第10図に示すように単に筒状
に丸めてインナーパイプ12を構成している。シ
ート12dには予め丸めた時に円環状に連なる凸
部12eが、及び丸めた時に周面となる一側縁に
凸部12fが形成されている。シート12dは、
開口13の径より小さい径を有するように丸めら
れた状態で開口13を通してアキユムレータ本体
11内に挿入され、スプリングバツクしてインナ
ーパイプ12を構成する。インナーパイプ12
は、凸部12eが開口13の上端の内周縁の角部
13bに当接し下端面が端部3aに形成さされた
凹部3cに当接することによつて、端部3aに、
ひいてはアキユムレータ本体11に固定されてい
る。溶接部の構造は第1実施例と同じである。こ
の実施例によつても第1実施例と同様に、溶接部
の接合強度の低下の恐れはなくなる。
(考案の効果) 以上のように本願考案によれば、インナーパイ
プ12の溶接部に面した部分を非凸部(例えば第
1,2,4,6実施例における平面、第3実施例
における凹面、第5実施例における段部12c)
とし、開口13の下端面と端部3aの上端面とを
突合せ溶接し、インナーパイプ12をインナーパ
イプ12の他の部分にてアキユムレータ本体11
又は冷媒流通管3に固定した(例えば第1、第2
実施例ではインナーパイプ12の凹部12aを開
口13の凹部13aに嵌め合わせることにより、
第3実施例ではインナーパイプ12の下端面を端
部3aの凹部3cに当接させることにより、第4
実施例ではインナーパイプ12の下端部をスリツ
ト12bにより端部3a内で拡がらせることによ
り、第5実施例ではインナーパイプ12の下端部
の拡管部を開口13の下端面と端部3aの段部3
dで挾むことにより、第6実施例ではインナーパ
イプ12の下端面を端部3aの凹部3cに当接さ
せ、凸部12eを開口13の角部13bに当接さ
せることにより、それぞれ固定した)ので、開口
13と端部3aとの溶接部に面したインナーパイ
プ12の部分が、溶接する際に邪魔になることは
なく、しかも開口13と端部3aとの中心位置が
ずれることもない。従つて第13図の従来例に比
して溶接の肉盛りの厚さL1を厚く、また開口1
3の下端面と端部3aの上端面との間隔L2を短
く確保することができ、開口13と端部3aとの
溶接による接合強度を十分に確保でき、溶接部に
ひび割れが生じて冷媒が洩れることにより冷凍サ
イクルが作動不良となつたりするのを防止でき
る。またインナーパイプ12に外向き凸部を形成
する必要がないので、比較的にコスト安にでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の蒸発器とアキユムレータの
連結構造の第1実施例を示す縦断面図、第2図は
第1実施例の形成に用いる治具を示す斜視図、第
3図は第1実施例の形成の一工程を示す縦断面
図、第4図は第2実施例を示す縦断面図、第5図
は第3実施例を示す縦断面図、第6図は第4実施
例を示す縦断面図、第7図は第5実施例を示す縦
断面図、第8図は第6実施例を示す縦断面図、第
9図は第6実施例で用いるインナーパイプの組立
前の状態を示す斜視図、第10図は同じく組立後
の状態を示す斜視図、第11図は冷蔵庫の冷凍サ
イクルを示す図、第12図、第13図は蒸発器と
アキユムレータの連結構造の第1従来例を示す縦
断面図、第14図は同じく第2従来例を示す縦断
面図である。1……蒸発器、2……アキユムレー
タ、3……冷媒流通管、3a……端部、11……
アキユムレータ本体、12……インナーパイプ、
13……開口、12a,13a……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミニウム製アキユムレータ本体内に筒状の
    一開口を通して挿入されたステンレス鋼製インナ
    ーパイプの上記開口から突出している部分を、蒸
    発器の冷媒流通管の端部に挿入し、上記開口の先
    端周縁部と冷媒流通管の上記端部の先端周縁部と
    を溶接して蒸発器とアキユムレータとを連結した
    構造において、インナーパイプの上記溶接部に面
    した部分を非凸部とし、上記開口の先端面と冷媒
    流通管の上記端部の先端面とを突合せ溶接し、イ
    ンナーパイプの他の部分にてインナーパイプをア
    キユムレータ本体又は冷媒流通管に固定したこと
    を特徴とする蒸発器とアキユムレータの連結構
    造。
JP1989132249U 1989-11-13 1989-11-13 Expired JPH0451000Y2 (ja)

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JP4222261B2 (ja) * 2004-06-17 2009-02-12 パナソニック株式会社 アルミニウムアキュームレータの溶接構造および溶接方法ならびに熱交換器
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JPS632190U (ja) * 1986-06-23 1988-01-08

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