JP3510302B2 - アルミニウムパイプの溶接構造、アキュムレータ、冷凍サイクル及び冷蔵庫 - Google Patents

アルミニウムパイプの溶接構造、アキュムレータ、冷凍サイクル及び冷蔵庫

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムパイプの
溶接構造、アキュムレータ、冷凍サイクル及び冷蔵庫
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウムパイプのつなぎ部
の内周に、リブを有するステンレススリーブを挿入し
て、つなぎ部の外周を溶接するアルミニウムパイプの溶
接構造は知られている(例えば、特公平3−60589
号)。
【0003】この種のものでは、一方のアルミニウムパ
イプの段部にステンレススリーブのリブを嵌め込み、そ
の上に他方のアルミニウムパイプの外周を嵌め込み、そ
の後に、アルミニウムパイプのつなぎ部の外周を溶接し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶接構造では、ステンレススリーブの中央(リブ)がつ
なぎ部の内周に位置しないので、このつなぎ部の外周を
溶接するとき、ステンレススリーブの外れた部分が溶け
込み、溶接材がアルミニウムパイプの内周に侵入するお
それがある。これを解消するためには、溶接部から外れ
る部分を補うようにステンレススリーブの長さを長くす
ればよいが、そうするとコストが高くなると共に、ステ
ンレススリーブの挿入作業時に方向性が生じ、作業性が
悪くなるという問題がある。
【0005】また、上述のように、ステンレススリーブ
のリブを嵌め込んだ後、アルミニウムパイプの外周を嵌
め込むと、アルミニウムパイプの挿入が不充分になり、
接続不良を起こすという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、溶接不良の発生
を十分に抑制することのできるアルミニウムパイプの溶
接構造、アキュムレータ、冷凍サイクル及び冷蔵庫を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、2本のアルミニウムパイプのつなぎ部の
内周にステンレススリーブを挿入し、つなぎ部の外周を
溶接するアルミニウムパイプの溶接構造において、一方
のアルミニウムパイプの内周に段部を設け、この段部に
他方のアルミニウムパイプの外周を挿入すると共に、
テンレススリーブのほぼ中央部の外周にリブを設け、こ
のリブが、重ね合わせたアルミニウムパイプのつなぎ部
における前記一方のアルミニウムパイプの端部に位置す
るように前記ステンレススリーブを前記他方のアルミニ
ウムパイプに圧入し、このつなぎ部の外周を、前記一方
のアルミニウムパイプの端部を中心に溶接することを特
徴とするものである。また、本発明は、アキュムレータ
の入口の内周に段部を設け、この段部にアルミニウムパ
イプの外周を挿入すると共に、ステンレススリーブのほ
ぼ中央部の外周にリブを設け、このリブが、重ね合わせ
た前記アキュムレータと前記アルミニウムパイプのつな
ぎ部におけるアキュムレータの端部に位置するように前
記ステンレススリーブをアルミニウムパイプに圧入し、
このつなぎ部の外周を、前記アキュムレータの端部を中
心に溶接することを特徴とするものである。また、本発
明は、アキュムレータを圧縮機の吸込側前方に設けた冷
凍サイクルであることを特徴とするものである。また、
本発明は、上記冷凍サイクルを備える冷蔵庫であること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、つなぎ部にステンレススリー
ブのほぼ中央が位置するので、このステンレススリーブ
が溶接部から外れることがなく、溶接時の溶け込みが防
止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるアルミニウムパイプの溶
接構造の一実施例を図面を参照して説明する。なお、こ
の明細書においては、以下、アルミニウムの語は純アル
ミニウムのほかにアルミニウム合金を含むものとする。
【0010】図1において、1はアルミニウム製のアキ
ュームレータを示している。このアキュームレータ1
は、例えば冷凍サイクル中の圧縮機(図示せず)の吸込
側前方に設けられ、液冷媒を一時的に貯め込むために用
いられる。
【0011】例えば、冷蔵庫の冷凍サイクルでは、キャ
ピラリーチューブにより減圧するシステムを採っている
ため、冷媒の流量は、負荷の変動とは無関係に常に一定
である。従って、蒸発器側にはアキュームレータ1を配
置して、負荷の変動により液冷媒が圧縮機に直接いかな
いように液を貯留して、ガス化した後に、圧縮機に送り
込む構成を採っている。
【0012】それゆえにアキュームレータ1の入口、及
び出口には冷媒を通すための管を構成するアルミニウム
パイプ3が溶接される。
【0013】アキュームレータ1の入口11を例にとる
と、その入口11の内周には環状の段部11aが設けら
れ、この段部11aにはアルミニウムパイプ3の端部が
挿入される。入口11とアルミニウムパイプ3とのつな
ぎ部は、後述するように、溶接時のつなぎ部100を構
成し、この実施例によれば、このつなぎ部100の内周
にステンレススリーブ13が嵌め込まれる。
【0014】このステンレススリーブ13は、図2aに
示すように、一枚のステンレス製の板200の中央部に
予め凸部201をプレス成形しておいて、そのステンレ
ス製の板200を、図2bに示すように、ほぼ円形に曲
げることにより作られる。ステンレススリーブ13が作
られた後には、長手方向に幅が1mm程度のスリット15
が開口し、ほぼ中央部の外周には凸部201によるリブ
17が形成される。
【0015】溶接段階の手順を説明すると、図1に示す
ように、アルミニウムパイプ3の端部に予めステンレス
スリーブ13を圧入する。この際には溶接時に予定され
るつなぎ部100に、ステンレススリーブ13のほぼ中
央(リブ17)が位置するように圧入する。圧入時にお
いては、ステンレススリーブ13はスリット15の分だ
け約1mm程度一旦周方向に縮み、圧入後にはスプリング
バック効果によりわずかに復帰し、これによりリブ17
はアルミニウムパイプ3の内周に堅固に圧接する。
【0016】しかるのちこのアルミニウムパイプ3の端
部をアキュームレータ1の入口11の段部11aに嵌め
込む。
【0017】これによれば、挿入時に、アルミニウムパ
イプ3の端部からステンレススリーブ13が脱落するこ
とはないので、入口11の段部11aにアルミニウムパ
イプ3を嵌め込む作業が容易になる。
【0018】最後に、つなぎ部100の外周を溶接10
1する。
【0019】要するに、これによれば、アルミニウムパ
イプ3の内周にステンレススリーブ13を圧入するの
で、予定されるつなぎ部100にリブ17が位置するよ
うに、その圧入位置を予め正確に決めておけば、入口1
1の段部11aにアルミニウムパイプ3を嵌め込んだ際
にも、その位置がずれることはなく、従って、ステンレ
ススリーブ13のほぼ中央が、常に、つなぎ部100に
位置することになるので、溶接時の溶け込みを防止する
ことができる。
【0020】図3は他の実施例を示している。
【0021】この実施例によれば、ステンレススリーブ
33の外周には、ほぼ平行に2つのリブ37,37が設
けられる。
【0022】このステンレススリーブ33を、アルミニ
ウムパイプ3の端部に圧入する際には、2つのリブ3
7,37の中央が、予定されるつなぎ部100の位置に
位置するように圧入すればよい。
【0023】これによれば、2つのリブ37,37の間
に溶接材が溶け込むので、溶接後にアルミニウムパイプ
の端部からステンレススリーブ33が脱落することは
ない。従って、溶接不良が抑えられる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、アルミニウムパイプのつなぎ部の内周にステ
ンレススリーブのほぼ中央が位置するので、溶け込み防
止が図れ、溶接不良の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアルミニウムパイプの溶接構造の
一実施例を示す断面図。
【図2】ステンレススリーブを示す図であり、aは展開
図、bは斜視図。
【図3】他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 アキュームレータ 3 アルミニウムパイプ 11 入口 11a 段部 13,33 ステンレススリーブ 15 スリット 17,37 リブ 100 つなぎ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B23K 101:06 B23K 101:06 103:10 103:10 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/02 B23K 9/028 B23K 33/00 B23K 37/053 B23K 37/06 F25B 43/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のアルミニウムパイプのつなぎ部の
    内周にステンレススリーブを挿入し、つなぎ部の外周を
    溶接するアルミニウムパイプの溶接構造において、 一方のアルミニウムパイプの内周に段部を設け、この段
    部に他方のアルミニウムパイプの外周を挿入すると共
    に、ステンレススリーブのほぼ中央部の外周にリブを設
    け、このリブが、重ね合わせたアルミニウムパイプのつ
    なぎ部における前記一方のアルミニウムパイプの端部に
    位置するように前記ステンレススリーブを前記他方のア
    ルミニウムパイプに圧入し、このつなぎ部の外周を、前
    記一方のアルミニウムパイプの端部を中心に溶接するこ
    とを特徴とするアルミニウムパイプの溶接構造。
  2. 【請求項2】 アキュムレータの入口の内周に段部を設
    け、この段部にアルミニウムパイプの外周を挿入すると
    共に、ステンレススリーブのほぼ中央部の外周にリブを
    設け、このリブが、重ね合わせた前記アキュムレータと
    前記アルミニウムパイプのつなぎ部におけるアキュムレ
    ータの端部に位置するように前記ステンレススリーブを
    アルミニウムパイプに圧入し、このつなぎ部の外周を、
    前記アキュムレータの端部を中心に溶接することを特徴
    とするアキュムレータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のアキュムレータを圧縮
    機の吸込側前方に設けたことを特徴とする冷凍サイク
    ル。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の冷凍サイクルを備える
    ことを特徴とする冷蔵庫。
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