JPH0450738Y2 - - Google Patents

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JPH0450738Y2
JPH0450738Y2 JP1722687U JP1722687U JPH0450738Y2 JP H0450738 Y2 JPH0450738 Y2 JP H0450738Y2 JP 1722687 U JP1722687 U JP 1722687U JP 1722687 U JP1722687 U JP 1722687U JP H0450738 Y2 JPH0450738 Y2 JP H0450738Y2
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JP
Japan
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vertical member
sealing material
movable roof
rainwater
piece
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JP1722687U
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JPS63127519U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、可動屋根の突き合せ部の水密装置に
関する。
〔従来の技術〕
実開昭59−186312号公報に示すように、一方の
可動屋根の開閉方向端部にシール材を装着し、こ
のシール材を他方の可動屋根の開閉方向端部に当
接して樋部を形成して、両方の可動屋根の突き合
せ部に浸入した雨水を樋部で集水して排水するよ
うにした水密装置が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる水密装置であると、ゴム材などの弾性を
有すると共に、経年変化により劣化する素材より
成るシール材によつて樋部を形成しているので、
樋部に雨水が溜るとその重みによりシール材が下
向きに弾性変形し、雨水が室内に落下することが
あると共に、長期間経過するとシール材が劣化し
て樋部を形成する形状を維持できなくなるので水
密性が低下して室内に雨水が落下することがあ
る。
そこで、本考案は雨水が溜つたり、長期間経過
したりしても雨水が室内に落下することがないよ
うにした可動屋根の突き合せ部の水密装置を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用」 可動屋根Bを構成する縦材1を、上部に樋部3
6′,36を一体的に有する縦材本体10と縦材
押縁11とより形成し、かつその縦材本体10と
縦材押縁11との間にパネル4の端部を配設する
と共に、一方の可動屋根Bの縦材押縁11に一体
的に形成したシール材装着片27を他方の可動屋
根Bの縦材押縁11より上部室外側に突出させ、
そのシール材装着片27に、前記他方の可動屋根
Bの縦材押縁11上面11aに接する室外側シー
ル材28を装着すると共に、前記一方の可動屋根
Bの縦材本体10の樋部36と他方の可動屋根B
の縦材本体10の樋部36′に、相互に重なり合
う雨水受け片31,30をそれぞれ設け、この雨
水受け片31,30の重なり部をシールする室内
側シール材35を設けた可動屋根の突き合せ部の
水密装置。
これにより、一対の可動屋根を閉じた時にその
突き合せ部より浸入する雨水を室外側シール材2
8と縦材押縁11の上面11aとの接触部でシー
ルでき、その接触部より洩れた雨水は雨水受け片
30,31を経て樋部36′,36に流れ込んで
排水でき、しかも樋部36′,36は剛性大なる
縦材本体10の上部にそれぞれ形成されているの
で、雨水が溜つても変形したりしないと共に、長
期間経過しても劣化することがない。
〔実施例〕
第2図は建家の屋根部を示し、左右一対の固定
屋根A,Aと可動屋根B,Bとで屋根部を構成
し、一対の可動屋根B,Bは左右方向に移動自在
となつて屋根部の左右方向中央部を開・閉できる
ようにしてある。
前記可動屋根Bは左右一対の縦材1,1と前後
一対の横材2,2などより方形状となつた枠体3
内にパネル4を装着したものであり、その横材2
に設けた戸車が建家側に設けたレールに沿つて走
行自在となつていると共に、固定屋根Aも同様に
縦材5と横材6より成る枠体7内にパネル8を装
着したものである。
前記縦材1は第1図に示すように、縦材本体1
0と縦材押縁11とより成り、縦材本体10は主
縦材12と補助縦材13とより成つていると共
に、主縦材12は矩形断面中空形状となり、かつ
上壁12aに一対の立上り片14,14が長手方
向に亘つて一体形成されて幅狭な上向溝部15を
形成し、その底部には略円形のピン挿通溝16が
形成されている。
前記補助縦材13は横板17と一対のL型とな
つた脚片18,18と突片19とより断面略H型
となり、その一対の脚片18,18の横片18
a,18aを主縦材12の上壁12aに当接し、
かつ縦片18b,18bの間に主縦材12に形成
した一対の立上り片14,14を嵌合すると共に
その一対の立上り片14,14間に突片19を嵌
合し、ビス20で連結してあると共に、横板17
の左右両側には凹条溝21が形成され、その内側
の凹条溝21にシール材22が装着してあると共
に、横板17にはL型の取付片23が上向きに一
体形成してある。
前記縦材押縁11は左右方向中央部に凹部24
を形成したもので、その凹部24の底壁24aを
前記取付片23にビス25で連結してパネル4を
横板17とで挟持していると共に、凹部24には
キヤツプ26が嵌着してあると共に、左右どちら
か一方の可動屋根Bの縦材押縁11にはシール材
装着片27が他方の可動屋根Bの縦材押縁11側
に突出して一体形成され、そのシール材装着片2
7に一対の室外側シール材28,28が下向きに
装着されている。
前後左右の補助縦材13,13の横板17には
雨水受け片30,31がそれぞれ取着され、左方
の雨水受け片30は横片30aにL型の水切片3
0bを一体形成したものであり、その横片30a
を凹条溝21をガイドとして位置決めしてビス3
2で取着して水切片30bを右方の補助縦材13
の脚片18側に突出して可動屋根を閉じた時に脚
片18の横片18aによつて形成した室内側樋部
33の上方に突出するようにし、さらに横片30
aと横板17、取付片23で室外側樋部36′を
形成してあると共に、前記右方の雨水受け片31
は略クランク型に折曲して横板17の凹条溝21
に螺入するビス34で左方の雨水受け片30の横
片30aの上方に位置するように位置決めして取
着され、その先端部に装着した室内側シール材3
5が横片30aに接するようにしてあると共に、
横板17と取付片23とで樋部36を形成してい
る。
37は左方の主縦材12の側壁12bにビス止
め、接着などによつて固着した戸当り緩衝材であ
り、一対の可動屋根を閉じた時に右方の主縦材1
2の側壁12bに当接するようにしてある。
前記縦材1は長尺となつていると共に、円弧状
に弯曲しているから、主縦材12を長尺一体に形
成することは困難であり、主縦材12を長手方向
に複数に分割して突き合せ連結するが、その際に
ピン挿通溝16に略円形の連結ピン38を嵌合連
結して位置決めするようにしてある。
このようであるから、一対の可動屋根B,Bを
閉じるとシール材装着片27に装着した室外側シ
ール材28が縦材押縁11の上面11aに接して
シールすると共に、右方の雨水受け片31に装着
した室内側シール材35が左方の雨水受け片30
の横片30aに接してシールし、雨水が室内側に
浸入することを防止する。
一方、樋部36は右方の雨水受け片31を経て
室外側シール材28のシール部の下方まで延長さ
れ、そのシール部より洩れた雨水は右方の雨水受
け片31に沿つて樋部36に流れ込んで排水され
る。
前記樋部36に流れ込まなかつた雨水は左方の
雨水受け片30の横片30aと室内側シール材3
5のシール部でシールされて室外側樋部36′に
流れ込むが、そのシール部より洩れた雨水は水切
り片30bに沿つて室内側樋部33に流れ込んで
排水される。
したがつて、一対の可動屋根B,Bの突き合せ
部より雨水が室内に落下することを確実に防止で
きると共に、樋部36は型材により形成されて剛
性が大であり、しかも長期間経過しても劣化する
ことがなく、雨水が溜つても変形しないと共に、
長期間経過しても水洩れが生じることがないから
雨水が室内側に浸入することを確実に防止でき
る。
なお、主縦材12と補助縦材13を一体として
も良いし、雨水受け片30,31を補助縦材13
に一体形成しても良い。
[考案の効果] 一方の可動屋根Bの縦材押縁11に一体的に形
成したシール材装着片27に装着してある室外側
シール材28が他方の可動屋根Bの縦材押縁11
の上面11aに接してシールすると共に、その他
方の可動屋根Bの縦材押縁11の下方に各縦材本
体10に設けた雨水受け片30,31が重なり合
つて位置し、かつその重なり部が室内側シール材
35でシールしてあるので、一対の可動屋根を閉
じた時にその突き合せ部より浸入する雨水を室外
側シール材28と縦材押縁11の上面11aとの
接触部でシールでき、その接触部より洩れた雨水
は雨水受け片30,31を経て、樋部36′,3
6に流れ込んで排水でき、しかも樋部36′,3
6は剛性大なる縦材本体10の上部にそれぞれ形
成されているので、雨水が溜つても変形したりし
ないと共に、長期間経過しても劣化することがな
い。
したがつて、一対の可動屋根の突き合せ部より
雨水が室内側に落下することを長期間に亘つて確
実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第2図
の−線断面図、第2図は建家の屋根部の斜視
図である。 1は縦材、4はパネル、10は縦材本体、11
は縦材押縁、27はシール材装着片、28は室外
側シール材、30,31は雨水受け片、36,3
6′は樋部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動屋根Bを構成する縦材1を、上部に樋部3
    6′,36を一体的に有する縦材本体10と縦材
    押縁11とより形成し、かつその縦材本体10と
    縦材押縁11との間にパネル4の端部を配設する
    と共に、一方の可動屋根Bの縦材押縁11に一体
    的に形成したシール材装着片27を他方の可動屋
    根Bの縦材押縁11より上部室外側に突出させ、
    そのシール材装着片27に、前記他方の可動屋根
    Bの縦材押縁11上面11aに接する室外側シー
    ル材28を装着すると共に、前記一方の可動屋根
    Bの縦材本体10の樋部36と他方の可動屋根B
    の縦材本体10の樋部36′に、相互に重なり合
    う雨水受け片31,30をそれぞれ設け、この雨
    水受け片31,30の重なり部をシールする室内
    側シール材35を設けたことを特徴とする可動屋
    根の突き合せ部の水密装置。
JP1722687U 1987-02-10 1987-02-10 Expired JPH0450738Y2 (ja)

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JP1722687U JPH0450738Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

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JP1722687U JPH0450738Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63127519U JPS63127519U (ja) 1988-08-22
JPH0450738Y2 true JPH0450738Y2 (ja) 1992-11-30

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JP1722687U Expired JPH0450738Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

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