JPH0423186Y2 - - Google Patents

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JPH0423186Y2
JPH0423186Y2 JP9664285U JP9664285U JPH0423186Y2 JP H0423186 Y2 JPH0423186 Y2 JP H0423186Y2 JP 9664285 U JP9664285 U JP 9664285U JP 9664285 U JP9664285 U JP 9664285U JP H0423186 Y2 JPH0423186 Y2 JP H0423186Y2
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係る引戸の下隅角部の気密保持部
は、引戸閉鎖時に、引戸を構成する戸枠の下隅角
部と引戸障子の下隅角部との間のパツキング不連
続部を通じて、屋外側から吹き付ける風が屋内側
に吹き込むのを防止するのに利用される。
(従来の技術) 一般家屋の裏面に設ける腰窓や掃き出し窓とし
て、第13〜15図に示す様な引戸が広く使用さ
れている。即ち、上框5と下框6と左右の竪框
7,7とから成る矩形の框枠組の内側にガラス8
を装着して成る内外の引戸障子9a,9bを、上
枠1と下枠2と左右の竪枠3,3とから成る戸枠
4の内側に、上枠1の下面の上部案内レール10
と、下枠2の上面の下部案内レール11とに沿つ
て移動自在になる様に建て込んだものである。第
14〜15図に於いて、12は、上枠1の下面、
竪枠3の内側面、及び各引戸障子9a,9bを構
成する各框5,6,7の室内側面に添着した、木
製の装飾板である。
各引戸障子9a,9bの上框5,5と上枠下面
の上部案内レール10,10との間には、パツキ
ング13,13を、屋外側の引戸障子9bと下枠
2との間には、パツキング14を、屋内側の引戸
障子9aと下枠2との間には、パツキング15,
16を、各引戸障子9a,9bの外側の竪框7,
7と竪枠3,3との間には、パツキング17,1
8を、各引戸障子9a,9bの中央側の竪框(召
合せ框)7,7の間には、パツキング19を、そ
れぞれ装着し、引戸閉鎖時に障子内外の気密を保
持出来る様にしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上述の様に構成された引戸に於いて
は、従来次に述べる様な不都合を生じる。
即ち、各引戸障子9a,9bを構成する上下両
框5,6の左右両端部と、左右両竪框7,7の上
下両端部とは、上下両竪框7,7の上下両端部内
側壁の一部を切除し、上下両框5,6の左右両端
部をこの切除部分から竪框7,7の内側に挿入す
る様にして接合している、ろころが、各框の接合
部をタツピングねじにより固定する必要上、屋内
側の引戸障子9aの上下両框5,6は、第14図
にLaで示す範囲内に、屋外側の引戸障子9bの
上下両框5,6に、同図にLbで示す範囲内にし
か存在しない事になる。従つて、内外両引戸障子
9a,9bの閉鎖時に、各引戸障子9a,9bの
四周部分の気密を保持する為のパツキング13〜
19は、その構造上、各引戸障子9a,9bの隅
角部で不連続となる事が避けられず、この不連続
部分を通じて、屋外側から屋内側に風が吹き込ん
でしまう。
この様な不連続部を通じての空気吹き込みの経
路は、種々存在するが、屋内側引戸障子9aと竪
枠3との下隅角部の場合、2通り考えられてい
る。
先ず、第一の経路は、下部案内レール11と下
框6との間に、第15図に矢印aで示す様に、下
框6の下側から吹き込み、屋外寄りのパツキング
15の両端部外側を回つて、下框6下面の屋内側
半部(第15図の右半部)と下枠2の上面との間
の空間20内に進入した風が、この空間20内を
下框6の長さ方向(第14図の左右方向、第15
図の表裏方向)に流れて、パツキング16(第1
5図)とパツキング17(第14図)との不連続
部を通じて、屋内側に迄進入するものである。
又、第二の経路は、第14図に矢印bで示す様
に、竪框7の外側面と竪枠3の内側面との間の空
間21内に進入した風が、パツキング15,16
(第14図のLa部分にのみ存在する。)とパツキ
ング17,18との不連続部分を通じて、屋内側
に迄進入するものである。
この様に、パツキングの不連続部分を通じて屋
内側に吹き込む風量は僅かではあるが、屋内の冷
暖房効果を悪化させたり、或は屋内外の防音効果
を悪化させたり、或は降雨時に於いては下枠上面
に溜つた雨水を室内に飛ばしたりする為、好まし
くない。
本考案の引戸の下隅角部の気密保持部は、上述
の様な不都合を解消する為、引戸の下隅角部に於
けるパツキングの不連続部を通じての、風の吹き
込みを防止するものである。
(問題を解決するための手段) 本考案の引戸の下隅角部の気密保持部は、戸枠
の下隅角部に固定する気密板片と、引戸障子の下
隅角部に位置する竪框の下端部に固定する気密ブ
ロツクとにより、引戸の下隅角部に於けるパツキ
ングの不連続部を通じての風の吹き込みを防止す
る様に構成している。
この内、先ず気密板片は、下枠の端部上面に密
接する基板部と、竪枠の下端部内側面に密接し、
引戸の閉鎖時に竪枠の下端部内側面と竪框の下端
部外側面との間の隙間を塞ぐ塞ぎ板部とから成つ
ている。
一方、気密ブロツクは、外側面に凹溝を有する
竪框の下端部に於いて、この凹溝の内側に密に嵌
合し、引戸の閉鎖時に上記凹溝の内側部分に形成
される空間を塞ぐ本体部分と、この本体部分の下
面に垂設された、薄肉で、下枠上面の案内レール
に対して直角方向の辺とこの案内レールに対して
平行な辺との端部同士を連続させた、L字形のシ
ール片とから成つている。このシール片の高さ
は、引戸の閉鎖時に於いてその下縁が前記気密板
片の基板部上面に接触する程度としている。そし
て、引戸の閉鎖時にはこのシール片の両端部が、
前記塞ぎ板部の内側面と下枠上面の案内レールの
案内側面とに、当接若しくは近接すると共に、上
記直角方向の辺を下框に沿つて設けたパツキング
に当接若しくは近接させて、竪框に沿つて設けた
パツキングと下框に沿つて設けたパツキングとの
不連続部である通風路を塞ぐ様にしている。
(作用) 本考案の引戸の下隅角部の気密保持部は、以上
に述べた通り構成されるが、引戸の閉鎖時に於い
ては、気密板片と気密ブロツクとにより、上記下
隅角部に於けるパツキングの不連続部分が塞が
れ、この下隅角部を通じての屋内への風の吹き込
みを防止出来る。
即ち、引戸の閉鎖時に於いては、シール片の下
縁が気密板片の基板部上面に接触すると同時に、
このシール片の両端部が塞ぎ板部の内側面と案内
レールの室内側面とに、近接若しくは当接し、更
に案内レールと直角方向の辺が下框に沿つて設け
たパツキングに近接若しく当接して、上記不連続
部を塞ぐ。
又、引戸を開放する場合には、引戸障子を開放
方向に少し移動させる事により、気密ブロツクの
下端に設けたシール片の下縁が、気密板片の基板
部上面から外れる。従つて、このシール片の下縁
をどこにも接触させる事なく、引戸障子の移動を
行なわせる事が出来る。この為、上記引戸障子の
移動作業を軽い力で、上記シール片を傷める事な
く行なえる。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更
に詳しく説明する。
先ず、戸枠4の下隅角部に固定する気密板片2
2に就いて、第1〜3図により説明する。
気密板片22は、ナイロン、その他の合成樹脂
により一体成形されている。そして、この気密板
片22は、下枠2(第5図)の端部上面に密接す
る基板部23と、鉛直方向に設けられて、竪枠3
(第4図)の下端部内側面に密接する塞ぎ板部2
5と、この塞ぎ板部25と直交する状態で鉛直方
向に設けられた、当接板部26とから成る。この
内の塞ぎ板部25は、引戸の閉鎖時に竪枠3の下
端部内側面と竪框7(第4図)の下端部外側面と
の間の隙間24(第14図参照)を塞ぐ役目を有
する。又、当接板部26は、同じく引戸閉鎖時に
下框6(第5図)の室内側面に装着したパツキン
グ16を当接させる役目を有する。
上記基板部23の当接板部26と反対側縁で、
塞ぎ板部25寄りの半部には、切欠き27が、残
り半部の上縁には雪庇状の突縁28、それぞれ形
成されている。この様な切欠き27と突縁28と
は、気密板片22を戸枠4の下隅角部に装着した
場合に、装着部に生じる隙間が出来る限り小さく
なる様にする為のものである。即ち、上記切欠き
27は、気密板片22を戸枠4の下隅角部に装着
した状態で、第4図に示す様に、竪枠内側面に形
成した突条31(閉鎖時に引戸障子の竪框7に装
着したパツキング18を弾接させるもの)の屋内
側面に密に外嵌する。又、突縁28は、第5図に
示す様に、下枠上面の下部案内レール11の屋内
側面に形成した突条29の上縁に当接する。
又、塞ぎ板部25の中央には円孔30を形成
し、この円孔30に、気密板片22を戸枠4の下
隅角部に固定する為のねじを挿通自在としてい
る。更に、当接板部26の一部で、塞ぎ板部25
と反対側端縁部には、傾斜面32を形成してい
る。
上述の様に構成される気密板片22は、上記円
孔30に挿通したねじにより、第4〜5図に示す
様に、戸枠4の下隅角部に固定する。尚、図示の
実施例に於いては、下枠2の上面で、屋内側の下
部案内レール11よりも屋内側部分に、この気密
板片22を固定する両端部を除いて、合成樹脂製
の覆板33(第15図参照)を添設し、この覆板
33の端縁と基板部23の端縁とを当接させてい
る。
上記気密板片22の基板部23の厚さは、上記
覆板33の厚さよりも十分に大きくして、基板部
23の上面が覆板33の上面よりも上位置に存在
する様にしている。上記覆板33は、引戸閉鎖時
に室内側から下枠上面のアルミニウム地が見えな
い様にする、装飾を目的としたもので、気密保持
の面から見た場合は不要である。但し、この様な
覆板33を設けた場合でも、竪枠3の内側面屋内
端の突条34(第4、14図)よりも端に寄つた
部分にはこの突条34の存在により、この覆板3
3を進入させ難くなる。従つて、この様な場合に
は、気密板片22の基板部23が、覆板33によ
つては覆い切れない下枠2の端部上面を覆い隠す
役割を果たす。
次に、引戸閉鎖時に於いて、上述の様な気密板
片22と共働して、引戸の下隅角部の気密保持を
図る気密ブロツク35を就いて説明する。
第6〜8図は気密ブロツク35を示しており、
第6図は引戸障子の外側に見合う方向から見た正
面図、第7図は第6図の上方から見た平面図、第
8図は背面図である。この気密ブロツク35は、
発泡ポリプロピレン等により造られた本体部分3
6と、この本体部分36の下面に垂設された、ゴ
ム製で薄肉のシール片37とから成つている。こ
の内の本体部分36は、竪框7(第4図)の外側
面に形成された凹溝58内に、この竪框7の下端
部に於いて密に嵌合する。そして、この様に嵌合
した状態で、引戸の閉鎖時にこの外側面と竪枠3
の内側面との間に、上記凹溝58により形成され
る空間を塞ぐ。又、上記シール片37の高さは、
引戸の閉鎖時に於いて、その下縁が前記気密板片
22の基板部23の上面に接触する程度としてい
る。そして、このシール片37と気密板片22と
により、上記本体部分36の下面と前記気密板片
22の基板部23の上面との間に存在する通風
路、即ち下框6に設けたパツキング15(第15
図)と、竪框7に設けたパツキング18(第14
図)との不連続に基づく通風路を、塞ぐ様にして
いる。
気密ブロツク35の構成各部の形状に就いて、
更に詳しく説明すると、本体部分36の前面中央
部には、閉鎖時に於いて竪枠3の内側面に形成さ
れた突条31が内嵌する第一の凹部38と、竪框
7の端部39が内嵌する第二の凹部40とが形成
されている。そして、この本体部分36により、
引戸閉鎖時に竪枠3の下端部内側面と竪框7の下
端部外側面との間に、前記凹溝58に対応して形
成される空間21(第14図参照)を、大部分塞
げる様にしている。
又、上記本体部分36の中央上部には、下框6
と竪框7とを結合する為のタツピングねじ41
(第12図)を、このねじ41の頭部41aを含
めて通過自在な、上面開口のU字凹溝42が、こ
のU字凹溝42の下側には、下枠上面の下部案内
レール11を通過自在な、下面開口の凹溝43
が、それぞれ形成されている。
更に、本体部分36の後背面には、第7〜8図
に示す様に、凹溝43の開口周囲を囲む凸部44
と、下縁の小凸部45,46と、上方程突出量が
少なくなる様に傾斜した、くさび状の小突起47
とが、それぞれ突設されている。この内の凸部4
4は、下框6に設けたパツキング15(第15
図)の端部と連続する。又、小凸部45,46
は、気密ブロツク35を竪框7の下端部に装着す
る場合に於ける位置決めの役目を果たす。この
為、上記気密ブロツク35を装着する竪框7の下
端部の仕切壁48には、第9図に示す様に、各凸
部44〜46を嵌合させる切欠き49,50,5
1、小突起47を嵌合させる小円孔52を、それ
ぞれ形成している。第9図に於いて、53は、前
記タツピングねじ41を、頭部41aを除いて挿
通自在な小円孔である。
更に、本体部分36の屋内側面(第6〜7図の
左側面、第8図の右側面)の下端部には、水平突
出部54を形成している。この水平突出部54
は、竪框7の屋内側面に添設された木製の装飾板
12の下端面の内、下框6の水平突条55(第1
1図)で覆われない部分を覆い為のものである。
即ち、上記水平突条55は、第10図の直線Xよ
りも左側部分にしか存在しない為、竪框7の屋内
側面に添着した装飾板12の内、この直線Xより
も右側部分に存在する部分の下端面を、上記水平
突出部54により覆う様にしている。但し、この
水平突出部54の有無は、引戸の下隅角部の気密
保持とは直接関係はない。
次に、上述の様に形成された本体部分36の下
面に垂設された、シール片37に就いて説明す
る。
このシール片37は、前記下部案内レール11
に対して直角な辺である長辺56の一端と、この
下部案内レール11に対して平行な辺である短辺
57の一端とを、両辺56,57が互いに直角に
なる用に連続させて、L字形としたものである。
この内、長辺56の他端は、下部案内レール通過
用の凹溝43の内側面に迄達している。そして、
この長辺56の他端が、下框6に装着されて上記
下部案内レール11の屋内側面に当接する、パツ
キング15(第15図)の直下に於いて、この下
部案内レール11の屋内側面に近接する様にして
いる。
又、短辺57の他端は、第7図に示す様に、本
体部分36の前面よりも少し突出して、引戸の閉
鎖時に、この他端縁が、前記気密板片22の塞ぎ
板部25に当接する様にしている。
以上に述べた様に、本体部分36とシール片3
7とから成る気密ブロツク35は、竪框7の下端
部に下方から圧入する事により装着する。装着す
る際に、本体部分後背面の凸部44が切欠き49
に、小凸部45が切欠き50に、小凸部46が切
欠き51に、それぞれ嵌合する迄圧入すれば、上
記後背面に形成したくさび状の小突起47が小円
孔52に内嵌する。この結果、引戸障子9aを持
ち上げた場合でも、この気密ブロツク35が竪框
7の下端から脱落する事がなくなる。
以上に述べた様に構成される気密ブロツク35
を、引戸障子9aの竪框7の下端部に装着し、前
述した様な気密板片22を戸枠4の下隅角部に固
定する事により構成される、本考案の引戸の下隅
角部の気密保持部の作用は、次の通りである。
先ず、引戸を閉鎖した場合、気密ブロツク35
が気密板片22の基板部23の上方に移動して、
シール片37の下縁がこの基板部23の上面に接
触する。この状態でシール片37は、第4図に太
い鎖線で示す部分に位置する。そして、このシー
ル片37を構成する長辺56と短辺57との内、
長辺56の他端は、下部案内レール11の屋内側
面に当接し、短辺57の他端は、戸枠側に固定の
気密板片22の塞ぎ板部25に当接する。この結
果、下枠2の上面と下框6の下面との間の空間2
0(第15図)の端部が塞がれる。従つて、第1
5図に矢印aで示す様に、下框6の下側に入り込
んだ風が、この下框6に固定のパツキング15と
竪框7に固定のパツキング18との不連続部を通
つて、この空間20内に進入するのを防止出来
る。従つて、この風が、下框6に固定のパツキン
グ16と竪枠3に固定のパツキング17との不連
続部から、室内に入り込む事もなくなる。
又、第14図に矢印bで示す様に、竪框7の外
側面の凹溝58の内側に存在する空間21内に進
入した風も、気密ブロツク35よりも上側に於い
て進入した風はこの気密ブロツク35の本体部分
36に阻止され、同じく下側に於いて進入した風
はシール片37に阻止され、何れも引戸下隅角部
に存在する、上記パツキング16とパツキング1
7との不連続部分に迄達する事はない。従つて、
上記矢印bで示す様に、上記空間21内に進入し
た風も、下框6の下側に存在する空間20内には
入り込まず、従つて室内に入り込む事もない。
この様に、引戸障子9aを閉じ、室内外の気密
を保持した状態から、引戸を開放する為に、引戸
障子9aを第14図で左方に移動させた場合、上
記シール片37の下端縁は、気密板片22の基板
部23から外れた時点で、何れの部分とも接触し
なくなる。従つて、引戸障子9aを移動させるの
に要する力が大きくなつたり、シール片37が早
期に傷んだりする事が防止される。
(考案の効果) 本考案の引戸の下隅角部の気密保持部は、以上
に述べた通り構成され作用する為、引戸の下隅角
部に存在するパツキングの不連続部分を通じて、
外気が屋内に迄吹き込むのを防止する事が出来、
冷暖房費の節約や屋内外の防音性能の向上を図れ
るだけでなく、降雨時に於ける屋内への水滴の飛
散も防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の気密保持部を構成する為
の気密板片を示しており、第1図は正面図、第2
図は平面図、第3図は左側面図、第4図は戸枠へ
の装着状態を示す平面図、第5図は第4図の左方
から見た図、第6〜8図は気密ブロツクを示して
おり、第6図は正面図、第7図は平面図、第8図
は背面図、第9図は竪框下端にこの気密ブロツク
を装着する為に形成した切欠きと小円孔とを示す
第10図A−Aの断面に相当する図、第10図は
この気密ブロツクの装着状態を示す平面図、第1
1図は第10図の左方から見た図、第12図は同
下方から見た側面図、第13図は引戸を屋内側か
ら見た正面図、第14図は第13図の拡大B−B
断面図、第15図は第14図のC−C断面図であ
る。 1……上枠、2……下枠、3……竪枠、4……
戸枠、5……上框、6……下框、7……竪框、8
……ガラス、9a,9b……引戸障子、10……
上部案内レール、11……下部案内レール、12
……装飾板、13,14,15,16,17,1
8,19……パツキング、20,21……空間、
22……気密板片、23……基板部、24……隙
間、25……塞ぎ板部、26……当接板部、27
……切欠き、28……突縁、29……突条、30
……円孔、31……突条、32……傾斜面、33
……覆板、34……突条、35……気密ブロツ
ク、36……本体部分、37……シール片、38
……第一の凹部、39……端部、40……第二の
凹部、41……タイピングねじ、41a……頭
部、42……U字凹溝、43……凹溝、44……
凸部、45,46……小凸部、47……小突起、
48……仕切壁、49,50,51……切欠き、
52,53……小円孔、54……水平突出部、5
5……水平突条、56……長辺、57……短辺、
58……凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の構成を有する気密板片と気密ブロツクと
    から成る引戸の下隅角部の気密保持部。 a 下枠の端部上面に密接する基板部と、竪枠の
    下端部内側面に密接し、引戸の閉鎖時に竪枠の
    下端部内側面と竪框の下端部外側面との間の隙
    間を塞ぐ塞ぎ板部とから成り、戸枠の下隅角部
    に固定される気密板片。 b 外側面に凹溝を有する竪框の下端部に於い
    て、この凹溝の内側に密に嵌合し、引戸の閉鎖
    時に上記凹溝の内側部分に形成される空間を塞
    ぐ本体部分と、この本体部分の下面に垂設され
    た、薄肉で、且つ、下枠上面の案内レールに対
    して直角方向の辺とこの案内レールに対して平
    行な辺との端部同士を連続させたL字形で、引
    戸の閉鎖時に於いてその下縁が前記気密板片の
    基板部上面に接触する程度の高さを有し、引戸
    の閉鎖時に於いてその両端部を上記塞ぎ板部の
    内側面と下枠上面の案内レールの室内側面とに
    当接若しくは近接させると共に、上記直角方向
    に辺を下框に沿つて設けたパツキングに当接若
    しくは近接させて、竪框に沿つて設けたパツキ
    ングと下框に沿つて設けたパツキングとの不連
    続部である通風路を塞ぐシール片とから成り、
    引戸障子の下隅角部に位置する竪框の下端部に
    固定する気密ブロツク。
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JP2012122310A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ
JP5863243B2 (ja) * 2011-01-07 2016-02-16 三協立山株式会社 サッシ

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