JPH0416877Y2 - - Google Patents

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JPH0416877Y2
JPH0416877Y2 JP9663985U JP9663985U JPH0416877Y2 JP H0416877 Y2 JPH0416877 Y2 JP H0416877Y2 JP 9663985 U JP9663985 U JP 9663985U JP 9663985 U JP9663985 U JP 9663985U JP H0416877 Y2 JPH0416877 Y2 JP H0416877Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係る引戸隅角部の気密保持ブロツク
は、引戸閉鎖時に、引戸を構成する戸枠の隅角部
と引戸障子の隅角部との間のパツキング不連続部
を通じて、屋外側から吹き付ける風が屋内側に吹
き込むのを防止するのに利用される。
(従来の技術) 一般家屋の壁面に設ける腰窓や掃き出し窓とし
て、第21〜23図に示すような引戸が広く使用
されている。即ち、上框5と下框6と左右の竪框
7とから成る矩形の框枠組の内側にガラス8を装
着して成る内外の引戸障子9a,9bを、上枠1
と下枠2と左右の竪枠3,3とから成る戸枠4の
内側に、上枠1の下面の上部案内レール10と、
下枠2の上面の下部案内レール11とに沿つて移
動自在になるように建て込んだものである。第2
2〜23図に於いて、12は、上枠1の下面、竪
枠3の内側面、及び各引戸障子9a,9bを構成
する各框5,6,7の室内側面に添着すた木製の
装飾板である。
各引戸障子9a,9bの上框5,5と、上枠下
面の上部案内レール10,10との間にはパツキ
ング13,13を、屋外側の引戸障子9bと下枠
2との間にはパツキング14,16を、屋内側の
引戸障子9aと下枠2との間にはパツキング1
5,16を、各引戸障子9a,9bの外側の竪框
7,7と竪枠3,3との間にはパツキング17,
18を、各引戸障子9a,9bの中央側の竪框
(召合せ框)7,7の間にはパツキング19をそ
れぞれ装着し、引戸閉鎖時に障子内外の気密を保
持できるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述のように構成される引戸に於い
ては、従来次に述べるような不都合を生じる。
即ち、各引戸障子9a,9bを構成する上下両
框5,6の左右両端部と、左右両竪框7,7の上
下両端部とは、左右両竪框7,7の上下両端部内
側壁を一部を切除し、上下両框5,6の左右両端
部をこの切除部分から竪框の内側に挿入するよう
にして行なつているが、各框の接合部をタツピン
グねじにより固定する必要上、屋内側の引戸障子
9aの上下両框5,6は、第22図にLaで示す
範囲内に、屋外側の引戸障子9bの上下両框5,
6は、同図にLbで示す範囲内にしか存在しない
事になり、内外両引戸障子9a,9bの閉鎖時
に、各引戸障子9a,9bの四周部分の気密を保
持するためのパツキング13〜19は、その構造
上各引戸障子9a,9bの隅角部で不連続となる
ことが避けられず、この不連続部分を通じて屋外
側から屋内側に風が吹き込んでしまう。
このような不連続部を通じての空気吹き込みの
経路は種々存在するが、引戸閉鎖時に、竪框7の
外側面に存在する凹溝状の空間20,21に進入
した風が、この空間20,21内を上下に流れ
て、上記不連続部に達するものが多くの割合を占
めている。このように空間20,21内に風が進
入する経路としては、第23図に矢印a,aで示
すように、各空間20,21の上下端開口から吹
込むものと、第22図に矢印b,bで示すよう
に、中間部分に於いて、竪框3と竪框7との間か
ら吹込むものとがある。いずれの場合に於いて
も、空間20,21内に進入した風は、この空間
20,21内を上下方向に流れ、パツキング1
4,15,16とパツキング17,18との不連
続部分を通じて屋内側に進入する。
このように、パツキングの不連続部分を通じて
屋内側に吹込む風量は僅かではあるが、屋内の冷
暖房効果を悪化させたり、或は屋内外の防音効果
を悪化させたり、更に下隅角部の場合は降雨時に
屋内に水滴を飛散させる原因となるため好ましく
ない。
又、各竪框7,7の屋内側面に添設した木製の
装飾板12,12の木口端面は、上下各框5,6
の屋内側面に形成した突条22,23によつて覆
うようにしているが、前述したような各竪框7,
7と上下各框5,6との接続部の構造上、上記木
口端面の全面を突条22,23によつて覆うこと
は困難である。このように木口端面が一部露出す
ると、この露出部に水滴が付着した場合に装飾板
12が吸湿し易くなり、この装飾板12に狂いが
生じたり、著しい場合には腐食したりするため、
好ましくない。
本考案の引戸隅角部の気密保持部は、上述のよ
うな不都合を解消するため、引戸の隅角部に於け
るパツキングの不連続部を通じての風の吹き込み
と装飾板の木口端面への水滴の付着とを防止する
ものである。
b 考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案の引戸隅角部の気密保持ブロツクは、外
側面に凹溝状の空間を有する竪框の端部に於いて
この空間内に密に嵌合し、この空間を塞ぐ本体部
分と、この本体部分の端部屋内側面に延出し、竪
框の屋内側面に添設した木製の装飾板の木口端面
で、上下框の室内側面に形成された突条によつて
は覆われない部分を塞ぐ覆部とから成つている。
(作用) 本考案の引戸隅角部の気密保持ブロツクは、以
上に述べた通り構成されるが、引戸の閉鎖時に於
いては、本体部分により竪框の外側面に形成され
た凹溝状の空間の上下両端開口部を塞ぎ、この空
間内への上下両端部からの風の吹込みを防止する
とともに、中間部からこの空間内に吹込んだ風が
上下両端に存在するパツキングの不連続部にまで
達するのを防止する。
又、本体部分の端部から屋内側に延出した覆部
が、竪框内側面に添設した木製装飾板の木口端面
の一部で、上下框の屋内側面に形成された突条に
よつては覆われない部分を覆つて、この木口端面
に水滴が付着することを防止する。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第1〜6図は本考案の気密保持ブロツクの第一
実施例として、竪框の上端部に装着する気密保持
ブロツク24を示している。各図のうち、第1図
は引戸障子の外側に見合う方向から見た正面図、
第2図は第1図の上方から見た平面図、第3図は
第1図の左方から見た側面図、第4図は背面図、
第5図は第1図のA−A断面図、第6図は同B−
B断面図である。この気密保持ブロツク24は、
竪框7(第8図)の上端部外側面に密に嵌合し、
引戸の閉鎖時にこの外側面と竪枠3の内側面との
間に形成される空間20(第22図)を塞ぐ本体
部分25と、この本体部分25の上端部内側面か
ら屋内側(第1図右側)に延出された覆部26と
から成つている。
構成各部の形状について更に詳しく説明する
と、本体部分25の前面中央部には、閉鎖時に於
いて竪枠3の内側面に形成された突条31が内嵌
する第一の凹部27と、竪框7の端部28が内嵌
する第二の凹部29とが形成され、竪框7の外側
面に存在する凹溝状の空間20(第22図参照)
を塞げるようにしている。又、上記本体部分25
の中央下部には、上框5と竪框7とを結合するた
めのタツピングねじ30(第10図)を、このね
じ30の頭部30aを含めて通過自在な円孔32
が、この円孔32の上側には、上枠下面の上部案
内レール10を通過自在な上面開口の凹溝33
が、それぞれ形成されている。更に、本体部分2
5の後背面上縁部には、凹溝33の開口部上縁両
側に位置する突出片37,37と、小凸部34,
35と、下方程突出量が小なくなるように傾斜し
たくさび状の小突起36とが突設されている。こ
のうち、突出片37,37は上框5のパツキング
13の端部と連続し、小凸部34,35は、気密
保持ブロツク24を竪框7の上端部に装着する場
合に於ける位置決めの役目を果たすもので、この
気密保持ブロツク24を装着する竪框7の上端部
の仕切壁38には、第7図に示すような、突出片
37,37と小凸部34,35とを嵌合させる切
欠き39,40,41、小突起36を嵌合させる
小円孔42をそれぞれ形成している。第7図に於
いて、43は前記タツピングねじ30を、頭部3
0aを除いて挿通自在な小円孔である。
更に、本体部分25の屋内側面(第1図の左側
面、第4図の右側面)の上端部には、覆部26を
形成している。この覆部26は、竪框7の屋内側
面に添設された木製の装飾板12の上端面のう
ち、上框5の水平突条22(第23図)で覆われ
ない部分を覆うためのものである。即ち、上記水
平突条22は、第22図のLaの範囲内にしか存
在しないため、竪框の屋内側面に添設した装飾板
12のうち、この範囲Laよりも右側部分に存在
する部分の上端面を、上記覆部26により覆うよ
うにしたものである。
以上に述べたように本体部分25と覆部26と
から成る気密保持ブロツク24は、竪框7の上端
部に上方から圧入することにより装着するが、本
体部分後背面の突出片37,37が切欠き39の
上端部に、小凸部34が切欠き40に、小凸部3
5が切欠き41にそれぞれ嵌合する迄圧入すれ
ば、上記後背面に形成したくさび状の小突起36
が小円孔42に内嵌し、この気密保持ブロツク2
4が竪框7の上端から不用意に脱落しないように
なる。
以上に述べたように構成され、竪框7の上端部
に装着される気密保持ブロツク24によつて竪框
7の外側面に設けられた凹溝状の空間20の上端
部が塞がれ、引戸障子の閉鎖時に、第23図に矢
印aで示すような経路によつてこの空間20内に
風が進入するのを防止できる。又、第22図に矢
印bで示すように竪枠3の内側面と竪框7の外側
面との間の空間21内に進入した風も、この気密
ブロツク24の本体部分25に阻止され、引戸上
隅角部のパツキング不連続部分にまで達すること
はない。
次に、竪框7の下端部に装着するように構成し
た本考案の第二実施例について、第11〜20図
により説明する。
この気密保持ブロツク44は、前述した第一実
施例と同様に竪框7の外側面に設けられた凹溝状
の空間内に隙間なく嵌合する本体部分25と、こ
の本体部分25の室内側面下端部から延出して、
竪框7の室内側面に添設した木製装飾板の下端木
口面を覆う覆部26とから成つている。
構成各部の形状は、前述した第一実施例と類似
している。即ち、本体部分25の前面中央部に
は、閉鎖時に於いて竪枠3の内側面に形成された
突条31が内嵌する第一の凹部27と、竪框7の
端部28が内嵌する第二の凹部29とが形成さ
れ、引戸閉鎖時に竪枠3の内側面と竪框7の外側
面との間に形成される空間21(第22図参照)
を塞げるようにしている。又、上記本体部分25
の中央上部には、下框6と竪框7とを結合するた
めのタツピングねじ30(第20図)を、このね
じ30の頭部30aを含めて通過自在な上面開口
のU字凹溝45が、このU字凹溝45の下側に
は、下枠上面の下部案内レール11を通過自在な
下面開口の凹溝46が、それぞれ形成されてい
る。更に、本体部分25の後背面下縁部には、凹
溝46の開口部周囲を囲む凸部47と、小凸部3
4,35と、上方程突出量が小なくなるように傾
斜したくさび状の小突起36とが突設されてい
る。このうち、凸部47は下框6に装着したパツ
キング14の端部と連続し、小凸部34,35
は、気密保持ブロツク24を竪框7の下端部に装
着する場合に於ける位置決めとしての役目を果た
し、この気密保持ブロツク24を装着する竪框7
の下端部の仕切壁48には、第17図に示すよう
な、凸部47と小凸部34,35とを嵌合させる
切欠き49,40,41、小突起36を嵌合させ
る小円孔42をそれぞれ形成している。第17図
に於いて、43は前記タツピングねじ30を、頭
部30aを除いて挿通自在な小円孔、51は本体
部分25と覆部26との連続部50(第11図)
を嵌合させる切欠きである。
更に、本体部分25の屋内側面(第11図の右
側、第14図の左側)には、覆部26を形成して
いる。この覆部26は、竪框7の屋内側面に添設
された木製の装飾板12の下端面のうち、下框6
の水平突条23(第23図)で覆われない部分を
覆うためのものである。即ち、上記水平突条22
は、第22図のLb部分にしか存在しないため、
竪框の屋内側面に添設した装飾板12のうち、こ
の範囲Lbよりも左側部分に存在する部分の下面
を覆うようにしている。その他、竪框7への装着
方法等は、前述した第一実施例とほぼ同様であ
り、竪框7の下端部に、第18〜20図に示す状
態に組付けられる。
c 考案の効果 本考案の引戸隅角部の気密保持ブロツクは以上
に述べた通り構成され作用するため、引戸の隅角
部に存在するパツキングの不連続部分を通じて外
気が屋内にまで吹き込むのを防止することがで
き、冷暖房費の節約や屋内外の防音性能の向上、
及び降雨時に於ける屋内への水滴の飛散防止を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の気密保持ブロツクの第一
実施例を示しており、第1図は正面図、第2図は
平面図、第3図は左側面図、第4図は背面図、第
5図は第1図のA−A断面図、第6図は同B−B
断面図、第7図は竪框上端にこの気密保持ブロツ
クを装着するために形成した切欠きと小円孔とを
示す図、第8図は戸枠への装着状態を示す平面
図、第9図は第8図の左方から見た図、第10図
は第9図の右方から見た図、第11〜16図は第
二実施例を示しており、第11図は正面図、第1
2図は平面図、第13図は右側面図、第14図は
背面図、第15図は第12図のC−C断面図、第
16図は第11図のD−D断面図、第17図は竪
框下端に形成した切欠きと小円孔とを示す図、第
18図は装着状態を示す平面図、第19図は第1
8図の左方から見た図、第20図は第19図の右
方から見た図、第21図は引戸の正面図、第22
図は横断面図、第23図は縦断面図である。 1……上枠、2……下枠、3……竪枠、4……
戸枠、5……上框、6……下框、7……竪框、8
……ガラス、9a,9b……引戸障子、10……
上部案内レール、11……下部案内レール、12
……装飾板、13,14,15,16,17,1
8,19……パツキング、20,21……空間、
22,23……突条、24……気密保持ブロツ
ク、25……本体部分、26……覆部、27……
第一の凹部、28……端部、、29……第二の凹
部、30……タツピングねじ、30a……頭部、
31……突条、32……円孔、33……凹溝、3
4,35……小凸部、36……小突起、37……
突出片、38……仕切壁、39,40,41……
切欠き、42,43……小円孔、44……気密保
持ブロツク、45……U字凹溝、46……凹溝、
47……凸部、48……仕切壁、49……切欠
き、50……連続部、51……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側面に凹溝状の空間を有する竪框の端部に於
    いてこの空間内に密に嵌合し、この空間を塞ぐ本
    体部分と、この本体部分の端部屋内側面に延出
    し、堅框の屋内側面に添設した木製の装飾板の木
    口端面で、上下框の室内側面に形成された突条に
    よつては覆われない部分を塞ぐ覆部とから成る引
    戸隅角部の気密保持ブロツク。
JP9663985U 1985-06-27 1985-06-27 Expired JPH0416877Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9663985U JPH0416877Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9663985U JPH0416877Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS627584U JPS627584U (ja) 1987-01-17
JPH0416877Y2 true JPH0416877Y2 (ja) 1992-04-15

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ID=30962590

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JP9663985U Expired JPH0416877Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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