JPH04506986A - 故紙の再生方法 - Google Patents
故紙の再生方法Info
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- JPH04506986A JPH04506986A JP2509973A JP50997390A JPH04506986A JP H04506986 A JPH04506986 A JP H04506986A JP 2509973 A JP2509973 A JP 2509973A JP 50997390 A JP50997390 A JP 50997390A JP H04506986 A JPH04506986 A JP H04506986A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
故紙の再生方法
本発明は、故紙の再生方法、並びに特定の水酸基含有C10〜、、カルボン酸誘
導体及び/又は特定の水酸基含有C1゜〜2.カルボン酸のアルコキシル化生成
物の、故紙の再生のための使用に関する。
今日では、故紙が、例えば新聞紙底び衛生紙の製造のために大量に使用されてい
る。明るさ及び色が、この種の紙にとって重要な性質である。それを達成するた
めには、印刷インクを印刷故紙から除去しなくてはならない。これは、通常、本
質的に以下の二つの工程からなる脱インクプロセスにより行われる:1、故紙の
精砕、すなわち、印刷インク粒子の脱離に必要な化学薬剤の存在下における水中
での繊維化
2、繊維懸濁物からの脱離印刷インク粒子の除去。
第2の工程は、洗浄または浮選により行うことができるしウルマンズ・エンチク
ロペディーφデル・テヒニッシェン・ヘミ−(Ullmanns Encycl
opiidie der technischen Chemie)、第4版、
第17巻、570〜571頁(1979年)〕。印刷インクと紙繊維の湿潤性の
違いを利用する浮選において、繊維懸濁物を通過するように空気が送り込まれる
。小さな空気の気泡が印刷インク粒子に付着し、水面に紙料回収機により除去さ
れる泡を形成する。
故紙の脱インクは、通常、30〜50°Cの温度で、水酸化アルカリ、アルカリ
珪酸塩、酸化漂白剤および界面活性剤の存在下にアルカリ性pΣ(値において実
施される。アニオン性及び/又は非イオン性界面活性剤、例えば、石鹸、エトキ
シル化脂肪アルコール及び/又はエトキシル化アルキルフェノールが主に界面活
性剤として使用される〔ヴオッヘンブラット・フニール・パビールフアプリカチ
オン(Wochenblatt fur Papierfabrikation
)、第17巻、646〜649頁(1985年)〕。
西ドイツ公開特許31 01 444は、式: RCOO−(CH,CH,O)
、−(AO)、−R’〔式中、Rは、Cv−t+アルキルまたはアルケニル基、
R′は、水素原子またはCI−1@アルキル、アルケニルもしくはアシル基、A
Oは、C,H,OもしくはC,H,O基、またはC,H,OlC、H,0および
C,H,O基の混合物、mは1〜100の整数およびnは1〜100の整数を表
す。〕
で示される化合物を用いた故紙の脱インク方法に関する。
印刷故紙の脱インクにエトキモ路化ヒマシ油を用いることカ、例えば、ケミカル
・アブストラクツ(Chemical A bstracts)、第89巻、1
31445j(1978年)に報告されている特開昭53−52705号公報、
および西ドイツ特許21 48 590から知られている。日本国特許は、印刷
故紙からの印刷インクの除去に好適な、エチレンオキシドを10〜400%含む
ヒマシ油とエトキシル化ノニルフェノールとの混合物を記載している。西ドイツ
特許2148590により保護されている方法は、少なくとも一つのエチレンオ
キシド及び/又はプロピレンオキシド基を有する有機化合物の存在下に亜塩素酸
ナトリウムで漂白された有機物質、例えば紙に関する。少なくとも一つのアルキ
レンオキシド基を有する適当な有機化合物は、とりわけエトキモ路化ヒマシ油を
含む。
しかしながら、エトキモ路化ヒマシ油を使用する場合、市場で入手できるヒマシ
油およびエトキシル化ヒマシ油の量がかなり変動することを考慮しなくてはなら
ない。主な産地、すなわちブラジルおよびインドで収穫量が減少すると、多少は
あれ長い期間、出発物質のヒマシ油が欠乏する。すなわち、故紙の再生法に用い
た場合、得られる脱インクの結果において置換物質に少なくとも匹敵するエトキ
シル化ヒマシ油の代替物が必要である。特に、この代替物は、変動を受けにくい
広範囲の原料から得られるべきであり、生態学的および毒物学的に安全でなくて
はならない。
アルキレンオキシドでアルコキシル化される、水酸基を有するカルボン酸誘導体
及び/又は水酸基を有するカルボン酸が、故紙の再生方法においてエト牛シル化
とマシ油の代替物として特に好適であることがわかった。
すなわち、本発明は、9.10.13及び/又は14位に少なくとも一つの水酸
基を有するカルボン酸残基を含むC4゜〜2.カルボン酸誘導体及び/又はCt
o−ttカルボン酸とアルキレンオキシドとの反応により得られるアルコキシル
化生成物の存在下に印刷故紙を精砕し、続いて繊維懸濁液から浮選または洗浄に
より印刷インク粒子を除去することを特徴とする故紙の再生方法に関する。
本発明は、9.10,13及び/又は14位に少なくとも一つの水酸基を有する
カルボン酸残基を含むC1゜、□カルボン酸誘導体皮ヒ/又はC3゜1.カルボ
ン酸とアルキレンオキシドとの反応により得られるアルコキシル化生成物の、故
紙の再生のための使用にも関する。
本発明において使用されるアルコキシル化生成物は、標準的な有機合成法により
調製することができる。水酸基含有アルコキシル化Cto−t*カルボン酸の為
の適当な出発物質は、水酸基を有さず9及び/又は13位に少な(とも一つまた
は二つの二重結合を有する合成及び/又は天然起源の不飽和Cto−□カルボン
酸、例えば、9C−ドデセン酸、9cmテトラデセン酸、9C−へキサデセン酸
、9C−オクタデセン酸、9t−オクタデセン酸%9G、12C−オクタデカジ
エン酸、9c、12C115cmオクタデカトリエン酸、9c−エイコセン酸及
び/又は13C−トコセン酸、並びに/若しくは、少なくともそのような不飽和
カルボン酸を多量に含む混合物である。使用される被処理物質は、好ましくは、
9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有するC1m−*
tカルボン酸、または、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重
結合を有するC2.〜8.カルボン酸を少なくとも多量に含む混合物である。
水酸基含有アルコキシル化C3゜〜、−ルボン酸誘導体のための適当な被処理物
質は、9及び/又は13位に少な(とも一つまたは二つの二重結合を有し、カル
ボン酸残基を含み水酸基を有さない天然及び/又は合成の不飽和C+O−t*カ
ルボン酸誘導体である。10〜22個の炭素原子を含む不飽和カルボン酸残基の
例は、既述したカルボン酸である。9及び/又は13位に少なくとも一つまたは
二つの二重結合を有するC l11−1!カルボン酸残基を含む不飽和カルボン
酸誘導体が好ましい。適当な不飽和C1゜〜1.カルボン酸誘導体は、例えば、
不飽和C1゜−1−ルボン酸エステル、不飽和C1G−12カルボン酸アミド、
不飽和C1゜−9−ルボン酸モノ及び/又はジ−01〜4アルキルアミド並びに
/若しくは不飽和C、、、−ルボン酸モノ及び/又ハシーC4−4フルカッ−ル
アミドである。−価アルコール成分に1〜18個の炭素原子を含む不飽和C1゜
−1−ルボン酸アルキルエステル、並びに/若しくは、9及び/又は13位に少
なくとも一つまたは二つの二重結合を有するC1゜〜、−ルボン酸残基を含むモ
ノ、ジ及び/又はトリグリセリドが好ましく使用される。
既知の方法により、相当する不飽和カルボン酸をエステル化することにより、ま
たは、相当するモノ、ジ及び/又はトリグリセリドとCl−1,アルキルアルコ
ール、例えばメタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール、インブタノ
ール、2−エチルヘキサノール、デカノール及び/又はステアリルアルコールと
をエステル交換することにより得られる不飽和C8゜、8.カルボン酸C3−1
,アルキルエステルの例は、パルミトレイン酸メチルエステル、オレイン酸メチ
ルエステル、オレイン酸エチルエステル、オレイン酸イソブチルエステル、オレ
イン酸2−エチルヘキシルエステル及ヒ/又はオレイン酸デシルエステル、並び
に/若しくは、カルボン酸成分の9及び/又は13位に少な(とも一つまたは二
つの二重結合を有するC1゜1.カルボン酸C1〜18アルキルエステルを少な
くとも多量に含量C1゜−t、カルボン酸C3−18アルキルエステル混合物、
例えば、パーム油メチルエステル、大豆油メチルエステル、ナタネ油メチルエス
テル及び/又は獣脂脂肪酸メチルエステルである。9及び/又は13位に少なく
とも一つまたは二つの二重結合を有する水酸基無含有不飽和C+o−ttカルボ
ン酸残基を含む適当なモノ、ジ及び/又はトリグリセリドは、特に、カルボン酸
成分が、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有する不
飽和C1゜−11カルボン酸を主成分とする、好ましくは、9及び/又は13位
に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有する不飽和C11〜2.カルボン酸
を主成分とする、天然起源の脂肪及び/又は油、例えば、オリーブ油、アマニ油
、ヒマワリ油、サフラワー油、大豆油、落花生油、綿実油、エルカ酸を豊富に含
む及び/又はあまり含まないナタネ油、パーム油、ラード及び/又は獣脂である
。
不飽和C1゜−、カルボン酸誘導体及び/又は不飽和CIo〜、!カルボン酸は
、酸性触媒の存在下における過酢酸との反応により、又は例えば西ドイツ特許8
57 364に記載の方法により蟻酸と過酸化水素からその場で形成された過蟻
酸との反応によりエポキシ化される。得られたエポキシ化生成物はヨウ素価が2
0以下、好ましくは15以下である。
次に、エポキシ化されたカルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のオキシラン環
を、水素またはプロトン性化合物、例えば、水、直鎖状及び/又は分岐状CI−
+aアルキル及び/又はC2〜Illアルケニルアルコール若しくは直鎖状及び
/又は分岐状の飽和及び/又は不飽和CI−ttカルボン酸により開環して水酸
基を形成する。開環条件は、酸誘導体基および酸基がそのまま残るように選択さ
れる。
エポキシ化カルボン酸誘導体及び/又はエポキシ化カルボン酸の水素化は、例え
ば、西ドイツ特許20 21 530号に記載の方法により、周期表の第■族重
金属系の触媒の存在下に、100〜250°Cの温度で108〜5・10@Pa
の水素圧下に実施することができる。
エポキシ化カルボン酸誘導体及び/又はエポキシ化カルボン酸とプロトン性化合
物との反応は、マリノウスキー(M、S、 Malinovskii)、「エポ
キサイズ・アンド・ゼア・デリバティブズ(E pox 1desand th
eir Derivatives)J 、シポン9ブレス(Sivon Pre
ss)、1965年に記載の方法により、50〜200°Cの温度で105〜I
Q’Paの圧力下に実施することができる。直鎖状及び/又は分岐状C1−6ア
ルキル及び/又はC1〜18アルケニルアルコールによる、好ましくは直鎖状及
び/又は分岐状C1−11アルキルアルコールによるオキシラン環の開環は、好
ましくは、硫酸及び/又はパラトルエンスルホン酸のような酸性触媒の存在下に
行われる。
9.10.13及び/又は14位に少なくとも一つの水酸基を有するカルボン酸
残基を含む、オキシラン環の開環により得られるカルボン酸誘導体およびカルボ
ン酸が、次に、既知の工業的方法において、要すれば触媒、例えば水酸化カルシ
ウム及び/又はナトリウムメチラートの存在下に、110〜200℃、好ましく
は140〜175℃の温度で、105〜2・10@Pa、好ましくは3−10’
〜5・105の圧力下に、好ましくはエチレンオキシド、プロピレンオキシド及
び/又はプチレンオキシド、より好ましくはエチレンオキシド及び/又はプロピ
レンオキシドによりアルコキシル化されるし例えば、[ヘミッシエ・テヒノロギ
−(Chemische T echnologie)」、第7巻、131〜1
32頁、カールーツ\ンゼルーフエルラーク(Karl−Hanser−Ver
lag)、ミュンヘン/ウィーン、(1986年)参照〕。アルコキシル化すべ
き水酸基含有カルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のアルキレンオキシド含量
は、未アルコキシル化化合物基準で2〜400重量%、好ましくは40〜200
重量%である。
9.10.13及び/又は14位に少なくとも一つの水酸基を有するカルボン酸
残基を含むC4゜−1,カルボン酸誘導体及び/又はC8゜−、カルボン酸から
得られる、本発明で用いるアルコキシル化生成物は、風乾紙原料基準で好ましく
は0.02〜2重量%、より好ましくは0.1〜0.8重量%の量で紙原料懸濁
物に添加される。
風乾紙原料とは、紙原料内において内部湿分の平衡状態が達成されているものを
意味する。この平衡状態は、温度および空気の相対湿度の両方に依存する。
多くの場合、脱インクの結果、すなわち印刷故紙からの印刷インクの除去は、本
発明で用いられるアルコキシル化生成物を、例えば、オリノール(O1inor
:登録商標)4010、オリノール4020及び/又はオリノールDG40(
全てヘンケル社製)のようなC1゜2.。
脂肪酸、エトキシル化C、−!、アルコール、エトキシル化アルキルフェノール
、ポリアクリルアミド及び/又はポリジメチルアミノエチルメタクリル酸のよう
なポリマー、並びに/若しくは、例えば西ドイツ特許38 39 479に記載
された種類のコポリマーと組み合わせて用いることにより向上させることができ
る。これらの任意成分の合計量は、風乾紙原料基準で0.1〜1重量%である。
本発明のアルコキシル化生成物の存在下に、水希釈性及び/又は溶媒含有印刷イ
ンク、好ましくは、水希釈性印刷インク、例えば、回転式新聞印刷インク、本印
刷インク、オフセット印刷インク、イラスト凹版印刷インク、フレキソ印刷イン
ク、レーザー印刷インク及び/又は包装凹版印刷インクを、印刷故紙、例えば、
新聞紙、雑誌、コンピューター用紙、ジャーナル、冊子、フオーム、電話番号帳
及び/又はカタログから除去することができる。得られた脱インク故紙は、非常
に高い白色度において優れている。
印刷故紙は、パルパー内において、20〜60°Cの温度で、典型的に0.1〜
1.5重量%の100%過酸化水素、0〜2.5重量%の99重量%水酸化ナト
リウム、0〜4.0重量%のナトリウム水ガラス(固型分含量35重量%、37
〜40ボ一メ度)、0.02〜2重量%の本発明のアルコキシル化水酸基含有カ
ルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸、並びに0〜1重量%の任意の上記成分を
含んでなる水溶液中、例えば1〜5重量%のバルブ密度で精砕される(重量%は
全で風乾故紙基準)。20〜60℃における60〜120分の滞留時間後、紙原
料懸濁物を水に撹拌混入するかまたは水を懸濁物に添加し、0.6〜1.6重量
%の原料懸濁物を得る。次に、脱離した印刷インク粒子を、既知の方法により洗
除または浮選することにより原料懸濁物から除去する〔ウルマンズ・エンチクロ
ペディー・デル・テヒニノシェン・ヘミ−5第4L 第17@、570〜571
頁(1979年)〕。浮選は、好ましくは、例えばデンバー(Denver)浮
選セルにおいて既知の方法により行われる。
エポキシ化大豆油(脂肪酸概略組成;バルミチン酸8重量%、ステアリン酸4重
量%、オレイン酸28重量%、リノール酸53重量%およびリルン酸6重量%;
エポキシド含量=6.78重量%、:l素価=5、酸価=0.4)20kgおよ
びニッケル触媒(担体:珪藻土)0.2kgをオートクレーブに導入し、反応器
中の空気を窒素パージし、反応器の内容物を、150〜170℃の温度で2・1
08Paの水素圧下、水素が吸収されなくなるまで(約6時間)、水素化した。
冷却および触媒分離後、ヒドロキシル価(OHV)165.8、ケン化価(SV
)181.4、ヨウ素価(IV)8.3および酸価(AV)1の無色の水素化大
豆油エポキシド20kgを得た。
水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液5.0gを、水素化大豆油エポキシ
ド650gに添加し、続いてオートクレーブ内で100°Cで加熱した。存在す
る痕跡量のメタノールを、その温度において、減圧および窒素パージを5回繰り
返すことにより除去した。反応温度を150℃に上げた後、反応器内の圧力が5
・lQ’Paを越えないように、エチレンオキシドを少しずつ合計で308g添
加した。反応終了時に、反応混合物を約90°Cに冷却し、オートクレーブを約
15分間減圧してなお存在している痕跡量のエチレンオキシドを除去した。0H
V124.5の透明な黄色液体を得た。
水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液6.2kgを、実施例1により水素
化した大豆油エポキシド371gに添加し、得られた混合物を実施例1と同じ条
件下に、まず、エチレンオキシド440gと反応させ、次に同じ反応器において
プロピレンオキシド232gと反応させた。減圧下に痕跡量のプロピレンオキシ
ドを除去し、乳酸3.3gにより触媒を中和した後、0HV72.1の黄金色の
液体を得た。
実施例1と同様に、エポキシ化アマニ油(脂肪酸概略組成:パルミチン酸5重量
%、ステアリン酸4重量%、オレイン酸22重量%、リノール酸17重量%およ
びリルン酸52重量%:エポキシド含量=8.9重量%、ヨウ素価=10.酸価
= 0.7) 1200gtd、J、ヒニッケル触媒(担体:珪藻土)15gを
最初にオートクレーブに導入し、反応器中の空気を窒素パージし、反応器の内容
物を、150〜170’Cの温度で2・lQ@Paの水素圧下、水素が吸収され
なくなるまで水素化した。冷却および触媒分離後、0HV202.6.5V17
8.2、IV16.9およびAVo、7の無色の水素化77二油エポキシドを得
た。
実施例1と同様に水素化アマニ油エポキシド650gをエチレンオキシド308
gと反応させた。0HV152の黄色の液体を得た。
4、メタノールと反応させた大豆油エポキシドからの水酸基含有(実施例1に特
性を示す)エポキシ化大豆油2360g(10モル)を、濃硫酸9g(0,9g
/1モルエポキシド)のメタノール960g(30モル)中還流溶液に、強度の
冷却下に滴加した。エポキシドを添加し反応させた後、反応混合物をジエチルエ
タノールアミンで中和し、過剰のメタノールを減圧除去した。0HV165.5
V163、IV19.4およびAVl、6の透明な黄色の液体を得た。
ナトリウムメチラートの30重量%メタノール溶液7.5gを、大豆油エポキシ
ドのメタノールによる開環生成物510gに添加し、得られた混合物を実施例1
と同じ条件下に175℃においてエチレンオキシド551gと反応させた。痕跡
量のエチレンオキシドを減圧除去した後、0HV110.6の赤褐色の液体を得
た。
5、メタノールと反応させた大豆油エポキシドからの水酸基含有エトキシル化お
よびプロポキシル化大豆油(大豆油−EO/POIf)ナトリウムメチラートの
30重量%メタノール溶液7.5gを、実施例4の大豆油エポキシドのメタノー
ルによる開環生成物510gに添加し、得られた混合物を実施例1および2と同
じ条件下に、まずエチレンオキシド551gと、次に同じ反応器においてプロピ
レンオキシド290gと反応させた。痕跡量のプロピレンオキシドを減圧除去し
た後、0HV94.9の黄褐色のほとんど透明な液体を得た。
6、カルボン酸と反応させた大豆油エポキシドからの水酸基含有エトキシル化大
豆油(大豆油エポキシド−EOm>の調製飽和脂肪酸混合物(オクタン酸60重
量%、デカン酸35重量%、ドデカン酸3重量%およびヘキサン酸2重量%、A
V=361.9、TV<1)126kg(85モル)および(実施例1に特性を
示す)エポキシ化大豆油180kg(766モル)を撹拌タンクに導入し、撹拌
下に170℃に加熱した。反応混合物がエポキシドを含まないようになったとき
(約4時間)、約190℃までの温度で減圧下に蒸留した。
水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液6.9gを、大豆油エポキシドとカ
ルボン酸の反応生成物423gに添加し、得られた混合物を実施例1のように1
40℃でエチレンオキシド660gと反応させた。痕跡量のエチレンオキシドを
減圧除去し、続いて乳酸により中和した後、○HV54.7の暗黄色の液体を得
た。
枢里口
雑誌50重量%と新聞紙50重量%からなる風乾印刷故紙100g(湿度10%
における絶乾重量90g)を、ナトリウム水ガラス(37〜40ボ一メ度)く3
5重量%)2g、水酸化ナトリウム(99重量%)1g、過酸化水素(100重
量%)0.7gおよび本発明による水酸基含有アルコキシル化化合物0.15ま
たは0.4gを含んでなる水溶液を用いて、実験室用パルパー(バルブ密度3重
量%)において3500rpmr回転している分散ディスクを使用して45℃で
15分間精砕し、45°Cで105分経過後、原料懸濁物を水に撹拌混入するこ
とにより1重量%に希釈した。次に、原料懸濁物を、デンノクー浮選セルにおい
て45°Cで1000rpa+にて12分間浮遣口た。
脱インクの結果を表1に示す。脱インク性能値(D I V)は、印刷紙原料(
BS)、脱インク紙原料(DS)および未印刷紙原料(US)の反射率R467
、、、(白色度)から、下記式により算出した:(0%は印刷インクが除去され
ていないことを表し、100%は印刷インクの定量的除去を表す。)
国際調査報告
国際調査報告
Claims (11)
- 1.9、10、13及び/又は14位に少なくとも一つの水酸基を有するカルボ ン酸残基を含むC10〜22カルボン酸誘導体及び/又はC10〜22カルボン 酸とアルキレンオキシドとの反応により得られるアルコキシル化生成物の存在下 に印刷故紙を精砕し、続いて紙原料懸濁液から浮選または洗浄により脱離印刷イ ンク粒子を除去することを特徴とする故紙の再生方法。
- 2.風乾紙原料基準で0.02〜2重量%、好ましくは0.1〜0.8重量%の アルコキシル化生成物の存在下に印刷故紙を精砕する請求項1記載の方法。
- 3.印刷故紙の精砕のために、未アルコキシル化カルボン酸誘導体及び/又は未 アルコキシル化カルボン酸基準で2〜400重量%、好ましくは40〜200重 量%のアルキレンオキシドを含むアルコキシル化生成物を使用する請求項1また は2記載の方法。
- 4.印刷故紙の精砕のために、エトキシル化、プロポキシル化及び/又はブトキ シル化された、好ましくはエトキシル化及び/又はプロポキシル化された水酸基 を有するC10〜22カルボン酸誘導体及び/又はC10〜22カルボン酸を使 用する請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 5.印刷故紙の精砕に、水酸基を有するアルコキシル化C10〜22カルボン酸 誘導体及び/又はC10〜22カルボン酸を使用する請求項1〜4のいずれかに 記載の方法。
- 6.印刷故紙の精砕に、一価アルコール成分に1〜18個の炭素原子を含むアル コキシル化水酸基含有カルボン酸アルキルエステル及び/又は水酸基含有カルボ ン酸残基を含むアルコキシル化モノ、ジ及び/又はトリグリセリドを使用する請 求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- 7.9、10、13及び/又は14位に少なくとも一つの水酸基を有するカルボ ン酸残基を含むC10〜22カルボン酸誘導体及び/又はC10〜22カルボン 酸とアルキレンオキシドとの反応により得られるアルコキシル化生成物の、故紙 の再生のための使用。
- 8.未アルコキシル化カルボン酸誘導体及び/又は未アルコキシル化カルボン酸 基準で2〜400重重%、好ましくは40〜200重量%のアルキレンオキシド を含むアルコキシル化生成物を使用する請求項7記載の使用。
- 9.エトキシル化、プポロキシル化及び/又はブトキシル化された、好ましくは エトキシル化及び/又はプロポキシル化された水酸基を含むC10〜22カルボ ン酸誘導体及び/又はC10〜22カルボン酸を使用する請求項7または8記載 の使用。
- 10.水酸基を有するC16−22カルボン酸誘導体及び/又はC16〜22カ ルボン酸を使用する請求項7〜9のいずれかに記載の使用。
- 11.一価アルコール成分に1〜18個の炭素原子を含むアルコキシル化水酸基 含有カルボン酸アルキルエステル及び/又は水酸基含有カルボン酸残基を含むア ルコキシル化モノ、ジ及び/又はトリグリセリドを使用する請求項7〜10のい ずれかに記載の使用。
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