JPH04506482A - 交換可能なモールド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 交換可能なモールド 本発明が目的とするものは、互いに重ね合わせて締め付けられる鋳型フレームと 、これら鋳型フレームの間に設けられると共にその間で目的物を製造する鋳造プ レートとを備えた鋳型、特にプラスチックの鋳造に用いられる鋳型、である。

現在プラスチックの鋳造、例えば射出成形、に用いられる鋳型においては、鋳型 プレートは、この鋳造プレートに形成された穴の中に取り付けられるボルトによ って、鋳型フレームに取り付けられている。また、鋳造プレート及び鋳型フレー ムは、ガイドピンの助けにより、互いに関して中心決めされている。鋳造プレプ レートの取り外し及び取り付けには鋳型を分解する必要があるために、鋳型の一 体部分を形成している。この理由により、異なった目的物を製造するためには別 個の鋳型が必要とされる。鋳型の製造には経費がかかり、また鋳型の保管及び゛ 取り扱いには時間と人件費がかかる。

本発明の目的は、鋳造プレートが容易に交換でき、また鋳型を完全に分解する必 要な（鋳型フレームを用いて種々の目的物を製造することのできる、鋳型を提供 することである。また、本発明の目的は、鋳型フレームと鋳造プレートとを、正 確に、信頼性をもってかつ容易に中心決めすることのできる鋳型を提供すること である。

上記鋳型の目的は、請求の範囲の記載により特徴付けられる鋳型により達成され る。

本発明の鋳型においては、鋳型フレームに空所が形成され、また鋳造プレートは 該空所と同様の形態になされていて該空所の中に定置可能である。また、鋳型フ レームの空所の側には穴が形成されており、鋳型プレートを、該穴の中に設けら れた取り付は装置の助けにより、側方から鋳型フレームに取り付けることができ る。鋳型フレームに形成された空所は鋳型フレームの端部に位置しており、鋳造 プレートを該空所の中へ容易に装着することができる。鋳造プレートは、鋳型フ レームに形成された空所の寸法に合致するように正確に製造されて、鋳型フレー ムへ側方から容易かつ緊密に取り付けることができる。鋳造プレートは鋳型フレ ームに対して容易に着脱することができ、これにより、必要な鋳造プレート及び 押し出し装置を交換することにより、同一の鋳型フレームを用いて種々の目的物 を製造することができる。本発明の鋳型の利点は、鋳型全体を操作する必要がな いために、鋳型はそのの形成が容易であると共に比較的軽量であることであり、 また、鋳型の形成には、従来の鋳型の形成において必要とされるような複雑な機 械を必要としないことである。

本発明の好ましい応用においては、２つの鋳型フレームの一方に、楔形の狭まっ た面を有する案内装置を設け、また、他方の鋳型フレームの対応する位置には、 対応する楔形の溝を有する対応物を設け、これにより、鋳型を閉じる際に鋳型フ レームを互いに関して中心決めする。これらの案内装置及び対応物は、鋳型フレ ームを閉じる際にはこれら鋳型フレームを常に同一の中心に対して正確に（約０ ０００５ｍｍの精度までも）位置決めすることを確実にし、この点において、鋳 型を閉じる際の既存の装置あるいは伝統的な鋳型の案内における低い精度を修正 する。鋳造プレートを鋳型フレームの空所の中に定置すると、これら鋳造プレー ト及び鋳型フレームも非常に正確に（約０．００５ｍｍの精度まで）適所に位置 する。

以下に添付の図面を参照して本発明をより詳細に説明するが、図面において、図 １は本発明の鋳型の２つの鋳型フレームの一方の上部を上方から見て示し、図２ は図１に破線Ａ−Ａで示すように切断した鋳型全体の断面を示し、図３は図１に 破線Ｂ−Ｂで示すように切断した鋳型全体の断面を示している。

図面に示す用途においては、鋳型には、鋳型フレーム１．２と、これらの間の取 り付は可能な鋳造プレートとが属している。鋳造プレートは、鋳型フレームの中 にその形態を概略矩形に形成された空所４の中に定置されており、該空所はこの 場合丸みのある隅部を有する方形に形成されている。鋳造プレートは、空所４の 形態に正確に形成されている。鋳造プレートは、鋳型フレームに側方から形成さ れた穴の中に設けられる取り付は装！６によって、鋳造フレームに取り付けられ ている。取り付は装置は円錐形の取り付はネジとして作用し、また鋳造プレート には、取り付はネジを取り付けるための取り付はソケツト７が穴の位置に形成さ れている。円錐形の取り付はネジは鋳造プレートをしっかりと適所に取り付ける が、これら取り付はネジは、鋳型フレームを分解することなく、容易に取り除く ことができる。取り付はネジは側部の中間に位置しているが、その数及び位置は 別の用途において変えることができる。

鋳型フレームには案内装置８が取り付けられており、この案内装置は、鋳型を締 める時にこれら鋳型フレームを互いに関して中心決めするように、対向する要素 ９に対応している。図示のように、案内装置には楔形をなすように狭まった面が 設けられており、対向する要素にはこれに対応して楔形をなすように下方に向か って狭まった溝が設けられている。案内装置及び向かい合う要素は、鋳型フレー ム上で互いに対向して設けられており、図１によれば側部の中間部に位置してい るが、他の用途においてはこれら案内装置及ｄ向かい合う要素は他の位置に設け ることができる。一般には、２つの鋳型フレームの一方に２つの案内装置が設け られ、また２つの対向する要素が設けられるが、この構成も他の用途においては 変えることができる。

本発明の鋳型は、鋳造プレート及び押し出し装置を変えることにより、種々の種 類の目的物を製造するために用いることができる。望ましい押し出し装置１０及 び望ましい鋳造プレート３が鋳型フレームに取り付けられている。押し出し装置 は下方の鋳型フレーム２に取り付けられている。鋳造プレートは、最初にこれら 鋳造プレートを鋳型フレームの空所４の中に定置し更に取り付はネジ６により締 め付けることにより取り付けられる。その後に、鋳型フレームを互いに重ねて支 持脚部１１（図３）により支持する。鋳型の最終的な整合は、案内装ｒＩｔ８及 び鋳型フレームに取り付けられた対向する要素９の助けにより、非常に正確に行 うことができるが、その理由は、案内装置及び対向する要素は互いに案内し合っ て、鋳型フレーム及び鋳造プレートをそれぞれの正確な位置へ案内するからであ る。

目的物が製造されると、上方の鋳型フレームを上昇させ、製造した目的物を押し 出し装置の助けにより取り除き、上方の鋳型フレームを再び適所に押圧し、その 作用を繰り返す。

必要とする一連の物を鋳造プレートにより製造すると、そのプレートは、例えば 案内装置あるいは向がい合う要素の適所に対向して設けられる２つの引き出し工 具を用いて、鋳型フレームがら取り除き、鋳造プレートを引き出す。鋳造プレー トに代えて、新しい鋳造プレート及び押し出し装置を交換し、これらを総て同一 の寸法を有する鋳型フレームの中に装着する。ここにおいて、鋳型フレームは常 に生産状態に保持され、これにより鋳型フレームを保管しておく必要がなく、資 本コストを増加させない。

本発明はここに説明する用途に限定されるものではなく、請求の範囲の中で変形 することができる。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成　３年　７月２０日

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．互いに重ね合わされる鋳型フレーム（１、２）と、該鋳型フレームの間に設 けられると共にその間で目的物を製造する鋳造プレート（３）とを備え、前記鋳 型フレームには空所（４）が形成され、また前記鋳造プレートは、前記空所と同 一の形態になされると共に、該空所の中に位置することができるようになされる 、鋳型、特にプラスチックの鋳造に用いられる鋳型、において、前記鋳型フレー ムには前記空所（４）の両側に穴（５）が形成され、前記鋳造プレートを、前記 鋳型フレームの前記穴の中に設けられる取り付け装置（６）によって、側方から 締め付けることができるように構成されたことを特徴とする鋳型。
2. ２．請求項１の鋳型において、前記２つの鋳型フレームの一方には、楔形に挟ま った面を有する案内装置（８）が取り付けられ、また他方の鋳型フレームの対応 する位置には、対応して楔形に狭まった溝を有する向かい合う要素（９）が取り 付けられ、これにより、鋳型を閉じる時に前記鋳型フレームを互いに関して中心 決めするようになされたことを特徴とする鋳型。
3. ３．請求項１又は２の鋳型において、前記鋳型フレームに形成された前記空所及 び前記鋳造プレートは概略矩形になされることを特徴とする鋳型。
4. ４．請求項１乃至３のいずれかの鋳型において、前記鋳造プレートの側部には、 円錐形の取り付けネジのための取り付けソケット（７）が形成されていることを 特徴とする鋳型。