JPH0450556B2 - - Google Patents
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- JPH0450556B2 JPH0450556B2 JP58100652A JP10065283A JPH0450556B2 JP H0450556 B2 JPH0450556 B2 JP H0450556B2 JP 58100652 A JP58100652 A JP 58100652A JP 10065283 A JP10065283 A JP 10065283A JP H0450556 B2 JPH0450556 B2 JP H0450556B2
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- JP
- Japan
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- freon
- washing
- water
- liquid
- protective clothing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 30
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Landscapes
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- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、原子力施設における防護衣類の洗濯
方法の改良に関する。
方法の改良に関する。
原子力施設で使用された結果、放射能で汚染さ
れ、または汚染された可能性のある防護衣類たと
えば作業衣や手袋等を除染再使用するための洗濯
は、従来は水洗い洗濯によつていた。水洗いは洗
浄およびすすぎの工程を通じて、放射性物質を含
んだ洗濯廃液が大量に発生するので、その処理に
大がかりな設備を必要とする。
れ、または汚染された可能性のある防護衣類たと
えば作業衣や手袋等を除染再使用するための洗濯
は、従来は水洗い洗濯によつていた。水洗いは洗
浄およびすすぎの工程を通じて、放射性物質を含
んだ洗濯廃液が大量に発生するので、その処理に
大がかりな設備を必要とする。
そこで、近年では放出放射能の低減と洗濯廃液
の発生量低減の観点から、有機溶剤を用いたドラ
イクリーニングによることが試みられている（た
とえば特開昭56−155898号）。ところがドライク
リーニングは、防護衣類に付着した水溶性の汚れ
の除去が、水洗いにくらべて劣るという欠点があ
る。対策としては、水溶性の汚れが多い下着類の
洗濯や、上着に蓄積した水溶性の汚れの除去に水
洗いを併用することが考えられている。こうすれ
ば、洗濯廃液の発生は全面的な水洗いよりは少な
くなるが、それでも1/3〜1/2に及び、その処理は
依然として問題である。
の発生量低減の観点から、有機溶剤を用いたドラ
イクリーニングによることが試みられている（た
とえば特開昭56−155898号）。ところがドライク
リーニングは、防護衣類に付着した水溶性の汚れ
の除去が、水洗いにくらべて劣るという欠点があ
る。対策としては、水溶性の汚れが多い下着類の
洗濯や、上着に蓄積した水溶性の汚れの除去に水
洗いを併用することが考えられている。こうすれ
ば、洗濯廃液の発生は全面的な水洗いよりは少な
くなるが、それでも1/3〜1/2に及び、その処理は
依然として問題である。
水溶性の汚れを油性の汚れとともに除去する手
段として、溶剤パークロルエチレンに水を懸濁さ
せたエマルジヨンを使用する洗濯方法が知られて
いる。パークロルエチレンは、被洗濯物の仕上が
りの風合がよくないし、また人体に対する毒性が
強いので、肌着などの洗濯には不向きである。
段として、溶剤パークロルエチレンに水を懸濁さ
せたエマルジヨンを使用する洗濯方法が知られて
いる。パークロルエチレンは、被洗濯物の仕上が
りの風合がよくないし、また人体に対する毒性が
強いので、肌着などの洗濯には不向きである。
安全性の観点からも、原子力施設における洗濯
は建屋内で行なうものであり、パークロルエチレ
ンは適していない。
は建屋内で行なうものであり、パークロルエチレ
ンは適していない。
本発明の目的は、原子力施設の防護衣類の放射
能除染のための洗濯において、洗濯廃液が実質上
ゼロといえるほど少なく、しかも水溶性汚れが十
分除去でき、安全性の点からも有利な洗濯方法を
提供することにある。
能除染のための洗濯において、洗濯廃液が実質上
ゼロといえるほど少なく、しかも水溶性汚れが十
分除去でき、安全性の点からも有利な洗濯方法を
提供することにある。
上記の目的は、原子力施設で使用し放射能汚染
またはその可能性のある防護衣類を、本発明に従
つて、水、フレオンおよび洗剤を併用するエマル
ジヨン洗浄を行なうことにより達成される。
またはその可能性のある防護衣類を、本発明に従
つて、水、フレオンおよび洗剤を併用するエマル
ジヨン洗浄を行なうことにより達成される。
本発明で使用するフレオンとしては、フレオン
R11（CFCl3、沸点23.8℃）およびフレオンR113
（C2F3Cl3、沸点47.6℃）が適切である。
R11（CFCl3、沸点23.8℃）およびフレオンR113
（C2F3Cl3、沸点47.6℃）が適切である。
洗剤は、上記フレオンに溶解し得るドライクリ
ーニング用洗剤を用いる。「バルクレンＮ−６」
の名称で市販されているものが適当である。
ーニング用洗剤を用いる。「バルクレンＮ−６」
の名称で市販されているものが適当である。
本発明の洗濯方法の適用の対象には、カバーオ
ール、手袋、帽子などの上着、および肌着やチヨ
ツキなどの下着が含まれる。
ール、手袋、帽子などの上着、および肌着やチヨ
ツキなどの下着が含まれる。
水、フレオンおよび洗剤を併用する本発明の洗
濯方法は、下記の諸工程からなつている。
濯方法は、下記の諸工程からなつている。
(イ) 水および本洗工程からのフレオンで形成した
エマルジヨンを用いて防護衣類の第一の洗浄を
行ない、脱液して液を再生工程へ回す予洗工程 (ロ) すすぎ工程からのフレオンと洗剤とを用いて
予洗された防護衣類の第二の洗浄を行ない、脱
液して液を予洗工程へ送る本洗工程 (ハ) 再生工程からのフレオンを用いて、本洗され
た防護衣類の第三の洗浄を行ない、脱液して液
を本洗工程へ送るすすぎ工程 (ニ) 洗浄された防護衣類に加熱空気を送って乾燥
し、蒸発したフレオンを活性炭で吸着除去する
乾燥工程、および (ホ) 予洗工程からの液を蒸発させ、ついで凝縮す
ることにより水とフレオンとに分離し、再生さ
れた水は予洗工程へ、また再生されたフレオン
はすすぎ工程へ循環させて再使用する再生工程 上記の方法を実施するための装置のフローを示
す図面を参照して、説明すれば、この装置は洗浄
系統と乾燥系統に加えて溶剤再生系統と吸着剤再
生系統からなる。洗浄系と溶剤再生系統と流れは
実線で、また乾燥系統は鎖線であらわされてい
る。破線は、吸着剤再生系統をあらわす。
エマルジヨンを用いて防護衣類の第一の洗浄を
行ない、脱液して液を再生工程へ回す予洗工程 (ロ) すすぎ工程からのフレオンと洗剤とを用いて
予洗された防護衣類の第二の洗浄を行ない、脱
液して液を予洗工程へ送る本洗工程 (ハ) 再生工程からのフレオンを用いて、本洗され
た防護衣類の第三の洗浄を行ない、脱液して液
を本洗工程へ送るすすぎ工程 (ニ) 洗浄された防護衣類に加熱空気を送って乾燥
し、蒸発したフレオンを活性炭で吸着除去する
乾燥工程、および (ホ) 予洗工程からの液を蒸発させ、ついで凝縮す
ることにより水とフレオンとに分離し、再生さ
れた水は予洗工程へ、また再生されたフレオン
はすすぎ工程へ循環させて再使用する再生工程 上記の方法を実施するための装置のフローを示
す図面を参照して、説明すれば、この装置は洗浄
系統と乾燥系統に加えて溶剤再生系統と吸着剤再
生系統からなる。洗浄系と溶剤再生系統と流れは
実線で、また乾燥系統は鎖線であらわされてい
る。破線は、吸着剤再生系統をあらわす。
洗浄すべき防護衣類は、まず通常「ワツシヤー
ドラム」とよばれる洗濯槽１内に所定量を投入す
る。フレオンを第一のタンク１１から、ポンプ５
１により槽１に送るとともに、水タンク１４から
水を注入し、撹拌してエマルジヨン状態とし、第
一の洗浄すなわち予洗を行なう。予洗が終つた
ら、槽１内の液は、トラツプ４５を通して固形物
（もしあれば）を除き、蒸発缶２１へ送る。
ドラム」とよばれる洗濯槽１内に所定量を投入す
る。フレオンを第一のタンク１１から、ポンプ５
１により槽１に送るとともに、水タンク１４から
水を注入し、撹拌してエマルジヨン状態とし、第
一の洗浄すなわち予洗を行なう。予洗が終つた
ら、槽１内の液は、トラツプ４５を通して固形物
（もしあれば）を除き、蒸発缶２１へ送る。
次に第二のタンク１２からフレオンを、やはり
ポンプ５１により槽１に送り、あわせて洗剤タン
ク１５から適量の洗剤を注入して、第二の洗浄す
なわち本洗を行なう。本洗終了後、槽１内のフレ
オンは、ポンプ５２により第一のタンク１１に戻
す。
ポンプ５１により槽１に送り、あわせて洗剤タン
ク１５から適量の洗剤を注入して、第二の洗浄す
なわち本洗を行なう。本洗終了後、槽１内のフレ
オンは、ポンプ５２により第一のタンク１１に戻
す。
続いて第三のタンク１３のフレオンをポンプ５
１により槽１に送り、第三の洗浄すなわちすすぎ
を行なう。それがすんだら、槽１内のフレオンは
ポンプ５２により、第二のタンク１２に戻す。
１により槽１に送り、第三の洗浄すなわちすすぎ
を行なう。それがすんだら、槽１内のフレオンは
ポンプ５２により、第二のタンク１２に戻す。
洗濯槽１を高速で回転して、遠心力により被洗
物についているフレオンを脱液する。その液は、
第二のタンク１２に送つてすすぎ後のフレオンと
合体させる。
物についているフレオンを脱液する。その液は、
第二のタンク１２に送つてすすぎ後のフレオンと
合体させる。
外気をスチームヒーター２２などの手段により
加熱し、槽１内に送り込み、洗浄のすんだ防護衣
類を乾燥する。加熱されて蒸発したフレオンは、
排気をブロア５４により吸引し、リントフイルタ
ー４２をへてカラム４１内の活性炭に接触させる
ことにより、そこに吸着され除去される。排気は
放出する。
加熱し、槽１内に送り込み、洗浄のすんだ防護衣
類を乾燥する。加熱されて蒸発したフレオンは、
排気をブロア５４により吸引し、リントフイルタ
ー４２をへてカラム４１内の活性炭に接触させる
ことにより、そこに吸着され除去される。排気は
放出する。
被洗物のとり出しの間、ブロア５４を回転し
て、フレオンの系外への漏洩を防止する。
て、フレオンの系外への漏洩を防止する。
第一の洗浄で使用した後の液つまりフレオンと
水との混合物は、蒸発缶２１に送つて加熱蒸発さ
せ、蒸気をコンデンサー３１で冷却凝縮させる。
これは分離器３２で清浄なフレオンと水とに分離
するので、フレオンは第三のタンク１３に、水は
水タンク１４に送つて循環再使用する。
水との混合物は、蒸発缶２１に送つて加熱蒸発さ
せ、蒸気をコンデンサー３１で冷却凝縮させる。
これは分離器３２で清浄なフレオンと水とに分離
するので、フレオンは第三のタンク１３に、水は
水タンク１４に送つて循環再使用する。
フレオンを吸着した活性炭は、スチームSTM
を吹き込んで脱着し、スチームヒーター２２の加
熱状態で外気を送り込む乾燥と、ヒートーなしの
送風による冷却の工程により再生される。スチー
ムと脱着したフレオンとの混合蒸気は、コンデン
サー３１で冷却凝縮し、水とフレオンとに分離し
たのち、再使用または廃棄する。
を吹き込んで脱着し、スチームヒーター２２の加
熱状態で外気を送り込む乾燥と、ヒートーなしの
送風による冷却の工程により再生される。スチー
ムと脱着したフレオンとの混合蒸気は、コンデン
サー３１で冷却凝縮し、水とフレオンとに分離し
たのち、再使用または廃棄する。
上述のような方法により水溶性の汚れと油性の
汚れとが一挙に落ちる。フレオンは、常用のパー
クロルエチレンなどとくらべて毒性がはるかに低
いので、原子力施設における建屋内作業用に適し
ている。ある実施データによると、二次廃棄物の
量は、被洗濯物１Kgあたり洗剤スラツジ８ｇ、装
置ドレン0.7であつて、ドライクリーニングと
同程度である。フレオンは再使用され、完全なク
ローズドシステムであるから、放射能の外部への
放出はなく、安全である。
汚れとが一挙に落ちる。フレオンは、常用のパー
クロルエチレンなどとくらべて毒性がはるかに低
いので、原子力施設における建屋内作業用に適し
ている。ある実施データによると、二次廃棄物の
量は、被洗濯物１Kgあたり洗剤スラツジ８ｇ、装
置ドレン0.7であつて、ドライクリーニングと
同程度である。フレオンは再使用され、完全なク
ローズドシステムであるから、放射能の外部への
放出はなく、安全である。
図面は、本発明の洗濯方法の好ましい実施態様
を説明するための、洗浄系統および乾燥系統に加
えて溶剤再生系統および吸着剤再生系統を示した
フローチヤートである。 １……洗濯槽、１１，１２，１３……フレオン
タンク、１４……水タンク、１５……洗剤タン
ク、２１……蒸発缶、３１……コンデンサー、３
２……分離器、４１……活性炭カラム。
を説明するための、洗浄系統および乾燥系統に加
えて溶剤再生系統および吸着剤再生系統を示した
フローチヤートである。 １……洗濯槽、１１，１２，１３……フレオン
タンク、１４……水タンク、１５……洗剤タン
ク、２１……蒸発缶、３１……コンデンサー、３
２……分離器、４１……活性炭カラム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 原子力施設で使用し放射性汚染またはその可
能性のある防護衣類を洗濯する方法において、
水、フレオンおよび洗剤を併用するエマルジヨン
洗浄であつて、 (イ) 水および本洗工程からのフレオンで形成した
エマルジヨンを用いて防護衣類の第一の洗浄を
行ない、脱液して液を再生工程へ回す予洗工程 (ロ) すすぎ工程からのフレオンと洗剤とを用いて
予洗された防護衣類の第二の洗浄を行ない、脱
液して液を予洗工程へ送る本洗工程 (ハ) 再生工程からのフレオンを用いて、本洗され
た防護衣類の第三の洗浄を行ない、脱液して液
を本洗工程へ送るすすぎ工程 (ニ) 洗浄された防護衣類に加熱空気を送って乾燥
し、蒸発したフレオンを活性炭で吸着除去する
乾燥工程、および (ホ) 予洗工程からの液を蒸発させ、ついで凝縮す
ることにより水とフレオンとに分離し、再生さ
れた水は予洗工程へ、また再生されたフレオン
はすすぎ工程へ循環させて再使用する再生工程 からなることを特徴とする洗濯方法。 ２ フレオンとして、フレオンR11（CFCl3）また
はフレオンR113（C2Cl3F3）を使用する特許請求
の範囲第１項の防護衣類の洗濯方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10065283A JPS59225399A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 防護衣類の洗濯方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10065283A JPS59225399A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 防護衣類の洗濯方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59225399A JPS59225399A (ja) | 1984-12-18 |
| JPH0450556B2 true JPH0450556B2 (ja) | 1992-08-14 |
Family
ID=14279749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10065283A Granted JPS59225399A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 防護衣類の洗濯方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59225399A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2792659B1 (fr) * | 1999-04-26 | 2001-07-27 | Tech En Milieu Ionisant Stmi S | Procede de nettoyage de vetements contamines |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56155898A (en) * | 1980-05-07 | 1981-12-02 | Nippon Atomic Ind Group Co | Method of decontaminating working clothes, gloves or the like |
| JPS586119A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-13 | Nec Corp | 化合物半導体のアニ−ル方法 |
-
1983
- 1983-06-06 JP JP10065283A patent/JPS59225399A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56155898A (en) * | 1980-05-07 | 1981-12-02 | Nippon Atomic Ind Group Co | Method of decontaminating working clothes, gloves or the like |
| JPS586119A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-13 | Nec Corp | 化合物半導体のアニ−ル方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59225399A (ja) | 1984-12-18 |
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