JPS6119959B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6119959B2 JPS6119959B2 JP6036380A JP6036380A JPS6119959B2 JP S6119959 B2 JPS6119959 B2 JP S6119959B2 JP 6036380 A JP6036380 A JP 6036380A JP 6036380 A JP6036380 A JP 6036380A JP S6119959 B2 JPS6119959 B2 JP S6119959B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- organic solvent
- gloves
- cleaning machine
- filter
- work clothes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 18
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 9
- 238000004821 distillation Methods 0.000 claims description 7
- 239000000941 radioactive substance Substances 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 5
- 238000005202 decontamination Methods 0.000 claims description 4
- 239000002904 solvent Substances 0.000 claims description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 2
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 7
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 4
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 4
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 150000008282 halocarbons Chemical class 0.000 description 2
- 239000012857 radioactive material Substances 0.000 description 2
- -1 Freon Chemical class 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 239000002216 antistatic agent Substances 0.000 description 1
- 230000003588 decontaminative effect Effects 0.000 description 1
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000706 filtrate Substances 0.000 description 1
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 231100000053 low toxicity Toxicity 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 239000002736 nonionic surfactant Substances 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 229920006337 unsaturated polyester resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
本発明は、放射性物質により汚染された作業
衣、手袋等の除染方法に関する。 従来から放射性物質により汚染された作業衣、
手袋等を除染する場合次のような方法で行なわれ
ていた。 すなわち、まず除染すべき作業衣、手袋等を洗
剤および水と共に洗濯機内に入れ、常法により洗
濯、すすぎ、脱水を行なつた後、作業衣、手袋等
は乾燥機により乾燥させ、一方洗濯廃液は、例え
ば不溶解固形分を除去するフイルターと、過液
を蒸発乾固させる蒸留器とを含む洗濯廃液処理系
により処理し、不溶解固形分を保持するフイルタ
ーと蒸発残渣とは、硬化性樹脂と混合して固化さ
せていた。 しかるに、かかる従来の除染方法では、洗濯、
すすぎ、脱水の全工程に１時間程度を要し、作業
効率が悪い上に、大量の洗濯廃液が生ずるために
蒸留コストが高くつくという欠点があつた。 本発明は、かかる従来の欠点を解消すべくなさ
れたもので、放射性物質により汚染された作業
衣、手袋等をクリーニング用有機溶剤を用いてク
リーニング機内で洗濯、脱水、乾燥を行ない、次
いで使用済みのクリーニング用有機溶剤を、フイ
ルターを通過させて不溶解固形分を除去した後蒸
留して再使用する一分、前記不溶解固形分を保持
するフイルターおよび流動性のある蒸溜残渣をそ
のままを硬化性樹脂と混合して固化することによ
り、処理工程に要する時間を短縮すると共に洗濯
廃液の処理を不要として蒸留コストを低減させた
作業衣、手袋等の除染方法を提供しようとするも
のである。 以下図面を参照して本発明の詳細を説明する。 本発明の除染方法は、例えば図示するように、
有機溶剤回収系１および熱風供給系２を備えたク
リーニング機３を用いて行なわれる。有機溶剤回
収系１は、フイルタ４、蒸留器５、コンデンサ６
およびタンク７を含む管路８から成つており使用
済みの有機溶剤はこの有機溶剤回収系１を経て再
使用される。 また、コンデンサ６とタンク７の内部は冷凍機
９により常時冷却されて有機溶剤の回収効率を高
くする構成とされている。 一方、熱風供給系２は、電気ヒーター１０を備
えたフアン１１から成つており、クリーニング機
３内へ送入された熱風は管路１２を通り、コンデ
ンサ６を経て排出される構成とされている。な
お、クリーニング機３は、回転浴槽を備えた形式
のものが使用される。 本発明方法は、上記のクリーニング機３を用い
て次のようにして行なわれる。 すなわち、まず作業衣、手袋等の除染対象物１
３をクリーニング機３の浴槽内に収容し、必要に
応じて非イオン界面活性剤のような帯電防止剤そ
の他の添加剤を添加した後クリーニング機３を密
閉し、タンク７からクリーニング用有機溶剤を浴
槽内へ供給して所定の時間洗濯を行なう。 なお、クリーニング用有機溶剤としては、フレ
オン、Ｒ１１、フレオＲ１１３のようなハロゲン
化炭化水素が適している。これらのハロゲン化炭
化水素は、次表に示すように油脂溶解性に優れて
いる上に表面張力が小さいため優れた洗浄力を発
揮する。更に低沸点であつて乾燥を容易に行なう
ことができ、また人体に対する毒性もきわめて小
さい。
衣、手袋等の除染方法に関する。 従来から放射性物質により汚染された作業衣、
手袋等を除染する場合次のような方法で行なわれ
ていた。 すなわち、まず除染すべき作業衣、手袋等を洗
剤および水と共に洗濯機内に入れ、常法により洗
濯、すすぎ、脱水を行なつた後、作業衣、手袋等
は乾燥機により乾燥させ、一方洗濯廃液は、例え
ば不溶解固形分を除去するフイルターと、過液
を蒸発乾固させる蒸留器とを含む洗濯廃液処理系
により処理し、不溶解固形分を保持するフイルタ
ーと蒸発残渣とは、硬化性樹脂と混合して固化さ
せていた。 しかるに、かかる従来の除染方法では、洗濯、
すすぎ、脱水の全工程に１時間程度を要し、作業
効率が悪い上に、大量の洗濯廃液が生ずるために
蒸留コストが高くつくという欠点があつた。 本発明は、かかる従来の欠点を解消すべくなさ
れたもので、放射性物質により汚染された作業
衣、手袋等をクリーニング用有機溶剤を用いてク
リーニング機内で洗濯、脱水、乾燥を行ない、次
いで使用済みのクリーニング用有機溶剤を、フイ
ルターを通過させて不溶解固形分を除去した後蒸
留して再使用する一分、前記不溶解固形分を保持
するフイルターおよび流動性のある蒸溜残渣をそ
のままを硬化性樹脂と混合して固化することによ
り、処理工程に要する時間を短縮すると共に洗濯
廃液の処理を不要として蒸留コストを低減させた
作業衣、手袋等の除染方法を提供しようとするも
のである。 以下図面を参照して本発明の詳細を説明する。 本発明の除染方法は、例えば図示するように、
有機溶剤回収系１および熱風供給系２を備えたク
リーニング機３を用いて行なわれる。有機溶剤回
収系１は、フイルタ４、蒸留器５、コンデンサ６
およびタンク７を含む管路８から成つており使用
済みの有機溶剤はこの有機溶剤回収系１を経て再
使用される。 また、コンデンサ６とタンク７の内部は冷凍機
９により常時冷却されて有機溶剤の回収効率を高
くする構成とされている。 一方、熱風供給系２は、電気ヒーター１０を備
えたフアン１１から成つており、クリーニング機
３内へ送入された熱風は管路１２を通り、コンデ
ンサ６を経て排出される構成とされている。な
お、クリーニング機３は、回転浴槽を備えた形式
のものが使用される。 本発明方法は、上記のクリーニング機３を用い
て次のようにして行なわれる。 すなわち、まず作業衣、手袋等の除染対象物１
３をクリーニング機３の浴槽内に収容し、必要に
応じて非イオン界面活性剤のような帯電防止剤そ
の他の添加剤を添加した後クリーニング機３を密
閉し、タンク７からクリーニング用有機溶剤を浴
槽内へ供給して所定の時間洗濯を行なう。 なお、クリーニング用有機溶剤としては、フレ
オン、Ｒ１１、フレオＲ１１３のようなハロゲン
化炭化水素が適している。これらのハロゲン化炭
化水素は、次表に示すように油脂溶解性に優れて
いる上に表面張力が小さいため優れた洗浄力を発
揮する。更に低沸点であつて乾燥を容易に行なう
ことができ、また人体に対する毒性もきわめて小
さい。
【表】
次にバルブ１４を開放して使用済みの有機溶剤
を管路８から排出すると共に回転浴槽を回転させ
て作業衣、手袋等から脱液させ、この有機溶剤も
管路８から排出させる。排出された有機溶剤は、
フイルター４を通過して、ここで不溶解固形分か
ら成る放射性物質が除去され蒸留器５へ送られ
る。 蒸留器５は、電気ヒータ１５により使用する有
機溶剤の沸点以上の温度に加熱されており、ここ
でクリーニング用有機溶剤だけが気化され、コン
デンサ６へ送られて液化し、タンク７に収容され
る。溶解固形分から成る放射性物質は蒸留残渣と
して蒸留器５内に留まる。 一方脱液が完了した後クリーニング機３の浴槽
内には熱風供給系２から熱風が送入され、作業
衣、手袋等の収容物が乾燥される。有機溶剤蒸気
を含んだ排気は、管路１２を経てコンデンサ６に
送られ、有機溶剤蒸気は液化されてタンク７に送
られ有機溶剤蒸気の除去された排気は、放出口１
６から放出される。 このようにしてフイルター４および蒸留器５で
捕捉された放射性物質を含む固形分は、不飽和ポ
リエステル樹脂のような硬化性樹脂に混入されて
常法により固化される。 以上説明した本発明方法によれば、洗浄力が大
きく、低沸点で乾燥の容易な有機溶剤を洗濯液と
して使用するので、水を洗濯液として使用する従
来方法と比較して洗濯工程の所要時間を1/2程度
にまで短縮することが可能であり、蒸留コストも
著しく低減される。 特に本発明においては、蒸溜残渣に水分が含有
されていないので、乾燥粉体化することなくその
まま硬化樹脂と混合しても硬化阻害の問題がな
く、優れた特性の固化体を得ることができる。
を管路８から排出すると共に回転浴槽を回転させ
て作業衣、手袋等から脱液させ、この有機溶剤も
管路８から排出させる。排出された有機溶剤は、
フイルター４を通過して、ここで不溶解固形分か
ら成る放射性物質が除去され蒸留器５へ送られ
る。 蒸留器５は、電気ヒータ１５により使用する有
機溶剤の沸点以上の温度に加熱されており、ここ
でクリーニング用有機溶剤だけが気化され、コン
デンサ６へ送られて液化し、タンク７に収容され
る。溶解固形分から成る放射性物質は蒸留残渣と
して蒸留器５内に留まる。 一方脱液が完了した後クリーニング機３の浴槽
内には熱風供給系２から熱風が送入され、作業
衣、手袋等の収容物が乾燥される。有機溶剤蒸気
を含んだ排気は、管路１２を経てコンデンサ６に
送られ、有機溶剤蒸気は液化されてタンク７に送
られ有機溶剤蒸気の除去された排気は、放出口１
６から放出される。 このようにしてフイルター４および蒸留器５で
捕捉された放射性物質を含む固形分は、不飽和ポ
リエステル樹脂のような硬化性樹脂に混入されて
常法により固化される。 以上説明した本発明方法によれば、洗浄力が大
きく、低沸点で乾燥の容易な有機溶剤を洗濯液と
して使用するので、水を洗濯液として使用する従
来方法と比較して洗濯工程の所要時間を1/2程度
にまで短縮することが可能であり、蒸留コストも
著しく低減される。 特に本発明においては、蒸溜残渣に水分が含有
されていないので、乾燥粉体化することなくその
まま硬化樹脂と混合しても硬化阻害の問題がな
く、優れた特性の固化体を得ることができる。
図面は、本発明方法に使用されるクリーニング
機の系統図である。 １……有機溶剤回収系、２……熱風供給系、３
……クリーニング機、４……フイルター、５……
蒸留器、６……コンデンサ、１１……フアン。
機の系統図である。 １……有機溶剤回収系、２……熱風供給系、３
……クリーニング機、４……フイルター、５……
蒸留器、６……コンデンサ、１１……フアン。
Claims (1)
- １ 放射性物質により汚染された作業衣、手袋等
をクリーニング用有機溶剤を用いてクリーニング
機内で洗濯、脱液、乾燥を行ない、次いで使用済
みのクリーニング用有機溶剤を、フイルターを通
過させて不溶解固形分を除去した後蒸溜して再使
用する一方、前記不溶解固形分を保持するフイル
ターおよび流動性のある蒸溜残渣をそのまま硬化
性樹脂と混合して固化することを特徴とする作業
衣、手袋等の除染方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6036380A JPS56155898A (en) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | Method of decontaminating working clothes, gloves or the like |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6036380A JPS56155898A (en) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | Method of decontaminating working clothes, gloves or the like |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56155898A JPS56155898A (en) | 1981-12-02 |
| JPS6119959B2 true JPS6119959B2 (ja) | 1986-05-20 |
Family
ID=13139975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6036380A Granted JPS56155898A (en) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | Method of decontaminating working clothes, gloves or the like |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56155898A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59112199U (ja) * | 1983-01-18 | 1984-07-28 | 株式会社原子力代行 | 噴流除染装置 |
| JPS59131100U (ja) * | 1983-02-23 | 1984-09-03 | 株式会社原子力代行 | 液体フロンによる噴流除染装置 |
| JPS59225399A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-18 | 東京電力株式会社 | 防護衣類の洗濯方法 |
-
1980
- 1980-05-07 JP JP6036380A patent/JPS56155898A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56155898A (en) | 1981-12-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6324999A (ja) | ドライクリーニング装置 | |
| JPH07171296A (ja) | 衣料の洗浄・乾燥方法及び装置 | |
| US2348465A (en) | Process of treating articles for removing grease and oils | |
| US20020184715A1 (en) | Dry cleaning method and device | |
| JPS6119959B2 (ja) | ||
| EP0221028B1 (en) | A process for the decontamination of apparatus or other materials contaminated by pcb or other toxic and noxious substances | |
| US6423151B1 (en) | Removal of toxic contaminants from porous material | |
| CZ42695A3 (en) | Process and apparatus for encapsulating waste material | |
| US5374337A (en) | Halohydrocarbon recovery process | |
| US3918276A (en) | Apparatus for the wet treatment and subsequent drying of a textile fabric web | |
| CA2299877A1 (en) | Removal of toxic contaminants from porous material | |
| US6862767B2 (en) | Method for dry cleaning with binary vapor | |
| JPS5936240B2 (ja) | 放射性物質により汚染された物品の除染方法 | |
| JPS61245097A (ja) | 防護衣類を洗濯する方法および装置 | |
| US20050132501A1 (en) | Method for dry cleaning with binary vapor | |
| US20030135934A1 (en) | Washing equipment | |
| GB771492A (en) | Improvements in or relating to degreasing processes and apparatus | |
| JPS6225332Y2 (ja) | ||
| JPH11507584A (ja) | フィルタの再生およびドライ・クリーニング・システム | |
| JP3082809B2 (ja) | 洗浄・乾燥方法 | |
| JPH0450556B2 (ja) | ||
| JPH06238261A (ja) | 放射性廃液の固形化処理方法及び装置 | |
| JPS6151280B2 (ja) | ||
| JP2019203725A (ja) | 飛灰洗浄装置および飛灰洗浄方法 | |
| KR20230087103A (ko) | 가압탈수형 제염기 |