JPH0246871Y2 - - Google Patents

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JPH0246871Y2
JPH0246871Y2 JP1984041843U JP4184384U JPH0246871Y2 JP H0246871 Y2 JPH0246871 Y2 JP H0246871Y2 JP 1984041843 U JP1984041843 U JP 1984041843U JP 4184384 U JP4184384 U JP 4184384U JP H0246871 Y2 JPH0246871 Y2 JP H0246871Y2
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JP
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tank
distillation column
ion removal
chlorine ion
column
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JP1984041843U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエマルジヨン洗浄式ドライクリーニン
グ装置に応用できるエマルジヨン洗浄式ドライク
リーニング装置に関するものである。
従来のドライクリーニング法は、有機溶剤を衣
類に接触させることにより、衣類に付着している
汚れを除去して洗浄を行なつている。しかしこの
方法では、溶剤の性質上油溶性汚れに対しては洗
浄力は強いが、汗等の水溶性汚れに対しては洗浄
力が弱い欠点があつた。
従つて原子力施設では、着用された衣類の洗浄
は、前記ドライクリーニングの他に水洗機を設置
し、ある一定の頻度で水洗を行なう方法が採られ
ている。一方従来も溶剤洗浄及び水洗の両者の洗
浄性能を兼備したエマルジヨン洗浄式ドライクリ
ーニング装置が開発されている。
しかしながらこのエマルジヨン洗浄式ドライク
リーニング装置においては、前記のように衣類に
付着した水溶性の汗を充分除去することが可能で
あるため、エマルジヨン中に汗の成分を塩素イオ
ン(cl-)が蓄積し、エマルジヨンの蒸留時に蒸
留器内でこの塩素イオンが濃縮(数%程度)する
ことになり、蒸留器の腐食が問題となつていた。
そこで塩素イオンによる腐食対策として、蒸留器
材料を高Ni合金とする必要があり、これが製作
コストの増加要因となる欠点があつた。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案
されたもので、前記の蒸留器材料として高Ni合
金等の高級材料を用いないエマルジヨン式ドライ
クリーニング装置を提供することを目的とするも
のである。
この目的を達成するために本考案は、処理槽、
ポンプを介して同処理槽に連通した洗剤貯留タン
ク、他のポンプを介してタンクに連絡した塩素の
みを除去する塩素イオン除去塔、同塩素イオン除
去塔に連絡した蒸留塔、同蒸留塔の蒸気出口に設
けられ前記タンクに連絡した凝縮器、同凝縮器と
前記洗剤貯留タンクとを連通する通路上に設けら
れた水分離器を備えると共に、前記塩素イオン除
去塔は前記蒸留塔の入口側に配設されていること
を特徴とするエマルジヨン洗浄式ドライクリーニ
ング装置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、図面は本考案の1実施例を示し、処理槽1
と、ポンプ2を介して処理槽1に連通した洗剤貯
留タンク3と、他のポンプ4を介して同タンク3
に連絡した塩素イオン除去塔5と、同塩素イオン
除去塔5に連絡した蒸留塔6と、同蒸留塔6の蒸
気出口7に連絡した凝縮器8より構成されてい
る。なお、図中9はエアヒータ、10は活性炭
槽、11はカートリツジ式フイルタ、12は蓄冷
器、13は冷凍機、14は水分離器、15はリン
スタンク、16はフアン、17はエアクーラ、1
8はエアヒータである。
さて前記処理槽1は、被洗物が投入され、洗
浄、排脱液、乾燥、脱臭の一連の作業を行なう密
閉槽である。また塩素イオン除去塔5は蒸留塔6
での塩素イオンの濃縮による腐食防止のために、
蒸留塔6の入口側に設けられたもので、塩素イオ
ンが蒸留塔6に流入するのを防止している。な
お、塩素イオン除去塔5には、ビスマス、アンチ
モン、砒素系の塩素吸着剤等が用いられる。
蒸留塔6は洗浄に使用した溶剤やエマルジヨン
を蒸留し、被洗物から除去した汚れや洗剤を蒸留
残渣として残して、溶剤と水分のみを蒸発させる
もので、加熱には飽和蒸気が用いられる。また凝
縮器8は、蒸留塔6及び活性炭再生時に活性炭槽
から出て来る溶剤ガス及び水分を冷却液化し、水
分離器19を有する通路を介して洗剤貯留タンク
3に連通している。
次に作用を説明する。洗剤貯留タンク3から溶
剤を処理槽1内に汲み上げて洗浄を開始すると、
予洗では大部分の油溶性汚れと固形汚れが除去さ
れる。予洗終了後使用された溶剤は、塩素イオン
除去塔5を経て蒸留塔6に送られる。次に行なわ
れる本洗では、洗剤を汲み上げて洗浄を行ない、
予洗で落ちなかつた残りの固形汚れ、油溶性汚れ
及び水溶性汚れが十分に除去される。
一方すすぎではリンスタンク15から溶剤を汲
み上げ、本洗と同じ液位にし、被洗物に残存して
いる汚れや洗剤を除去する。すすぎ終了後、使用
された溶剤の一部は蒸留塔6に送られ、残りは洗
剤貯留タンク3に送られる。また溶剤が処理槽1
から排出された後、処理ドラムが高速回転して脱
液を行なう。
すすぎの脱液終了後、フアン16とエアヒータ
9が高速の熱風を作り、処理槽1中で回転してい
る被洗物の中央に吹き付ける。そして被洗物から
蒸発した溶剤ガス及び水分を含んだ空気は、エア
クーラ17、蓄冷器12で冷却され、大部分は蓄
冷器12で凝縮する。蓄冷器12を出た空気は、
エアヒータ18で加熱され、再度熱風となつて処
理槽1に送り込まれる。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されてお
り、使用された溶剤は、蒸留塔に入る前に塩素イ
オン除去塔に入つて、その中の塩素イオンが除去
され、蒸留塔には同イオンが除去された溶剤が入
るため、蒸留塔が腐食するような虞れはなく、従
つて蒸留塔に高価な高Ni合金塔の高級材料を使
用する必要はないため、蒸留塔の製作コストが高
くなるような欠点はない。また本考案は、塩素の
みを除去する塩素イオン除去塔を蒸留塔の入口側
に配置したことにより、塩素以外の汚れは蒸留塔
で集中的に捕獲されるため、捕獲物の排出も簡単
に行われ、運転も効率的に実施される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すエマルジヨン洗浄
式ドライクリーニング装置のシステム図である。 図の主要部分の説明、1……処理槽、2……ポ
ンプ、3……洗剤貯留タンク、4……他のポン
プ、5……塩素イオン除去塔、6……蒸留塔、7
……蒸気出口、8……凝縮器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 処理槽、ポンプを介して同処理槽に連通した洗
    剤貯留タンク、他のポンプを介してタンクに連絡
    した塩素のみを除去する塩素イオン除去塔、同塩
    素イオン除去塔に連絡した蒸留塔、同蒸留塔の蒸
    気出口に設けられ前記タンクに連絡した凝縮器、
    同凝縮器と前記洗剤貯留タンクとを連通する通路
    上に設けられた水分離器を備えると共に、前記塩
    素イオン除去塔は前記蒸留塔の入口側に配設され
    ていることを特徴とするエマルジヨン洗浄式ドラ
    イクリーニング装置。
JP4184384U 1984-03-26 1984-03-26 エマルジョン洗浄式ドライクリーニング装置 Granted JPS60155491U (ja)

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JPS60155491U JPS60155491U (ja) 1985-10-16
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852600A (ja) * 1981-09-24 1983-03-28 日本原子力事業株式会社 原子力用ドライクリ−ニング機の溶剤「ろ」過装置
JPS5858811B2 (ja) * 1975-11-18 1983-12-27 松下電器産業株式会社 ハンドウタイシユウセキカイロソウチノセイゾウホウホウ

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