JP2609203B2 - 回転式洗浄装置 - Google Patents
回転式洗浄装置Info
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- JP2609203B2 JP2609203B2 JP5187549A JP18754993A JP2609203B2 JP 2609203 B2 JP2609203 B2 JP 2609203B2 JP 5187549 A JP5187549 A JP 5187549A JP 18754993 A JP18754993 A JP 18754993A JP 2609203 B2 JP2609203 B2 JP 2609203B2
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- cleaning
- cleaned
- basket
- tank
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子部品や機械部品
などの種々の部品や製品を洗浄するための洗浄装置に関
し、詳しくは、炭化水素系の洗浄液を用いて洗浄を行う
洗浄装置に関する。
などの種々の部品や製品を洗浄するための洗浄装置に関
し、詳しくは、炭化水素系の洗浄液を用いて洗浄を行う
洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品や機械部品などを洗浄す
るための工業用洗浄液としては、フロン系洗浄液や、ト
リクロロエタンなどの塩素系溶剤が用いられてきた。し
かし、これらの工業用洗浄液には、オゾン層の破壊や地
下水の汚染、あるいは作業環境の悪化などを引き起こす
という問題点があり、その使用が規制されつつある。そ
のため、近年、他の洗浄液として、炭化水素系の洗浄液
を用いる方法が提案されている。
るための工業用洗浄液としては、フロン系洗浄液や、ト
リクロロエタンなどの塩素系溶剤が用いられてきた。し
かし、これらの工業用洗浄液には、オゾン層の破壊や地
下水の汚染、あるいは作業環境の悪化などを引き起こす
という問題点があり、その使用が規制されつつある。そ
のため、近年、他の洗浄液として、炭化水素系の洗浄液
を用いる方法が提案されている。
【0003】そして、この炭化水素系の洗浄液を用いる
洗浄方法としては、被洗浄物を直接に、またはかごに入
れて洗浄液に浸漬し、これを揺動させたり、超音波振動
を加えたりすることにより洗浄を行った後、被洗浄物を
乾燥器に移して乾燥用気体(温風など)を乾燥器に供給
することにより被洗浄物を乾燥させる方法が一般的に用
いられている。
洗浄方法としては、被洗浄物を直接に、またはかごに入
れて洗浄液に浸漬し、これを揺動させたり、超音波振動
を加えたりすることにより洗浄を行った後、被洗浄物を
乾燥器に移して乾燥用気体(温風など)を乾燥器に供給
することにより被洗浄物を乾燥させる方法が一般的に用
いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の洗
浄方法においては、洗浄工程で被洗浄物と洗浄液とを必
ずしも十分に接触させることができない場合があり、満
足な洗浄効果を得ることができない場合がある。
浄方法においては、洗浄工程で被洗浄物と洗浄液とを必
ずしも十分に接触させることができない場合があり、満
足な洗浄効果を得ることができない場合がある。
【0005】また、洗浄後の被洗浄物に相当量の洗浄液
が付着するため(すなわち、洗浄液の液切れが必ずしも
十分ではないため)、乾燥に時間がかかり、効率が悪い
という問題点がある。
が付着するため(すなわち、洗浄液の液切れが必ずしも
十分ではないため)、乾燥に時間がかかり、効率が悪い
という問題点がある。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するもので
あり、洗浄効率が高く、しかも、洗浄工程が終了した時
点における洗浄液の脱液率が高く、被洗浄物を速やかに
乾燥することが可能な回転式洗浄装置を提供することを
目的とする。
あり、洗浄効率が高く、しかも、洗浄工程が終了した時
点における洗浄液の脱液率が高く、被洗浄物を速やかに
乾燥することが可能な回転式洗浄装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明の回転式洗浄装置は、炭化水素系の
洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄する洗浄装置において、
内部に乾燥用気体が通過する中空部が設けられていると
ともに、所定の位置に乾燥用気体の噴出口が形成された
回転軸に取り付けられ、被洗浄物または被洗浄物を入れ
たかごを収納保持するとともに回転軸の回転にともなっ
て回転する回転バスケットと、回転軸を回転させる駆動
手段と、洗浄液が入れられ、該洗浄液と被洗浄物とを接
触させることにより被洗浄物の洗浄が行われる洗浄槽
と、洗浄槽への洗浄液の供給及び洗浄槽からの洗浄液の
排出を行う洗浄液給排手段と、乾燥用気体を洗浄槽に供
給する乾燥用気体供給手段と、洗浄槽内を換気して洗浄
槽内の洗浄液蒸気の濃度を爆発下限以下に保持する排気
手段とを具備し、洗浄工程では、回転バスケット内の被
洗浄物または被洗浄物を入れたかごを洗浄槽内の洗浄液
中に浸漬した状態で回転軸を回転させ、回転バスケット
内の被洗浄物または被洗浄物を入れたかごを回転させて
洗浄を行い、洗浄終了後には、洗浄槽から洗浄液を排出
するとともに、回転軸を回転させ、回転バスケット内の
被洗浄物またはかご内の被洗浄物に付着した洗浄液を遠
心脱液し、さらに、乾燥工程では、回転軸を回転させ、
回転バスケット内の被洗浄物または被洗浄物を入れたか
ごを回転させつつ、回転軸の中空部を経て供給された乾
燥用気体を回転軸の所定の位置に配設された噴出口から
洗浄槽内に供給して被洗浄物またはかご内の被洗浄物に
吹き付けることにより被洗浄物を乾燥するようにしたこ
とを特徴とする。
に、本願第1の発明の回転式洗浄装置は、炭化水素系の
洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄する洗浄装置において、
内部に乾燥用気体が通過する中空部が設けられていると
ともに、所定の位置に乾燥用気体の噴出口が形成された
回転軸に取り付けられ、被洗浄物または被洗浄物を入れ
たかごを収納保持するとともに回転軸の回転にともなっ
て回転する回転バスケットと、回転軸を回転させる駆動
手段と、洗浄液が入れられ、該洗浄液と被洗浄物とを接
触させることにより被洗浄物の洗浄が行われる洗浄槽
と、洗浄槽への洗浄液の供給及び洗浄槽からの洗浄液の
排出を行う洗浄液給排手段と、乾燥用気体を洗浄槽に供
給する乾燥用気体供給手段と、洗浄槽内を換気して洗浄
槽内の洗浄液蒸気の濃度を爆発下限以下に保持する排気
手段とを具備し、洗浄工程では、回転バスケット内の被
洗浄物または被洗浄物を入れたかごを洗浄槽内の洗浄液
中に浸漬した状態で回転軸を回転させ、回転バスケット
内の被洗浄物または被洗浄物を入れたかごを回転させて
洗浄を行い、洗浄終了後には、洗浄槽から洗浄液を排出
するとともに、回転軸を回転させ、回転バスケット内の
被洗浄物またはかご内の被洗浄物に付着した洗浄液を遠
心脱液し、さらに、乾燥工程では、回転軸を回転させ、
回転バスケット内の被洗浄物または被洗浄物を入れたか
ごを回転させつつ、回転軸の中空部を経て供給された乾
燥用気体を回転軸の所定の位置に配設された噴出口から
洗浄槽内に供給して被洗浄物またはかご内の被洗浄物に
吹き付けることにより被洗浄物を乾燥するようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】また、洗浄工程が、一段目の粗洗浄工程
と、それ以降の精洗浄工程とに分けられ、各洗浄工程ご
とに所定の洗浄液を供給して洗浄が行われるとともに、
各洗浄工程の終了時には洗浄槽から洗浄液が排出され、
さらに、回転軸を回転させることにより被洗浄物または
かご内の被洗浄物に付着した洗浄液が遠心脱液された
後、次の洗浄工程に移行するように構成されていること
を特徴とする。
と、それ以降の精洗浄工程とに分けられ、各洗浄工程ご
とに所定の洗浄液を供給して洗浄が行われるとともに、
各洗浄工程の終了時には洗浄槽から洗浄液が排出され、
さらに、回転軸を回転させることにより被洗浄物または
かご内の被洗浄物に付着した洗浄液が遠心脱液された
後、次の洗浄工程に移行するように構成されていること
を特徴とする。
【0009】また、本願第2の発明の回転式洗浄装置
は、本願第1の発明の、洗浄工程を複数の洗浄工程に分
けた回転式洗浄装置に、さらに、各洗浄工程用の汚れの
程度の異なる洗浄液をそれぞれ貯留し、各洗浄工程にお
いて、各洗浄工程に対応する所定の洗浄液を洗浄槽に循
環供給する循環ユニットを設けたことを特徴とする。
は、本願第1の発明の、洗浄工程を複数の洗浄工程に分
けた回転式洗浄装置に、さらに、各洗浄工程用の汚れの
程度の異なる洗浄液をそれぞれ貯留し、各洗浄工程にお
いて、各洗浄工程に対応する所定の洗浄液を洗浄槽に循
環供給する循環ユニットを設けたことを特徴とする。
【0010】さらに、循環ユニットが、各洗浄工程に対
応する洗浄液を所定の温度に冷却または加温して洗浄槽
に循環供給するための温度調節手段を備えていることを
特徴とする。
応する洗浄液を所定の温度に冷却または加温して洗浄槽
に循環供給するための温度調節手段を備えていることを
特徴とする。
【0011】また、本願第3の発明の回転式洗浄装置
は、本願第2の発明の回転式洗浄装置に、さらに、汚れ
た洗浄液を蒸溜することにより所定の溜分を再生洗浄液
として回収する再生ユニットを備えたことを特徴とす
る。
は、本願第2の発明の回転式洗浄装置に、さらに、汚れ
た洗浄液を蒸溜することにより所定の溜分を再生洗浄液
として回収する再生ユニットを備えたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本願第1の発明の回転式洗浄装置では、洗浄工
程において、被洗浄物または被洗浄物を入れたかごを回
転バスケットに収納保持させ、洗浄槽内の洗浄液中に浸
漬した状態で回転軸を回転させることにより、回転バス
ケット内の被洗浄物または被洗浄物を入れたかごが回転
し、被洗浄物またはかご内の被洗浄物と洗浄液が十分に
接触し、被洗浄物が効率よく洗浄される。そして、洗浄
終了後に、洗浄槽から洗浄液を排出するとともに、回転
軸を回転させて、回転バスケット内の被洗浄物または被
洗浄物を入れたかごを回転させ、被洗浄物またはかご内
の被洗浄物に付着した洗浄液を遠心脱液することによ
り、十分な液切れが行われる。さらに、乾燥工程では、
内部に乾燥用気体が通過する中空部が設けられていると
ともに、所定の位置に乾燥置用気体の噴出口が形成され
た回転軸を回転させ、回転バスケット内の被洗浄物また
は被洗浄物を入れたかごを回転させつつ、回転軸の中空
部を経て供給された乾燥用気体を回転軸の所定の位置に
配設された噴出口から洗浄槽内に供給して被洗浄物また
はかご内の被洗浄物に吹き付けることにより、被洗浄物
を速やかに乾燥させることができるようになり、全体と
しての効率を向上させることができる。
程において、被洗浄物または被洗浄物を入れたかごを回
転バスケットに収納保持させ、洗浄槽内の洗浄液中に浸
漬した状態で回転軸を回転させることにより、回転バス
ケット内の被洗浄物または被洗浄物を入れたかごが回転
し、被洗浄物またはかご内の被洗浄物と洗浄液が十分に
接触し、被洗浄物が効率よく洗浄される。そして、洗浄
終了後に、洗浄槽から洗浄液を排出するとともに、回転
軸を回転させて、回転バスケット内の被洗浄物または被
洗浄物を入れたかごを回転させ、被洗浄物またはかご内
の被洗浄物に付着した洗浄液を遠心脱液することによ
り、十分な液切れが行われる。さらに、乾燥工程では、
内部に乾燥用気体が通過する中空部が設けられていると
ともに、所定の位置に乾燥置用気体の噴出口が形成され
た回転軸を回転させ、回転バスケット内の被洗浄物また
は被洗浄物を入れたかごを回転させつつ、回転軸の中空
部を経て供給された乾燥用気体を回転軸の所定の位置に
配設された噴出口から洗浄槽内に供給して被洗浄物また
はかご内の被洗浄物に吹き付けることにより、被洗浄物
を速やかに乾燥させることができるようになり、全体と
しての効率を向上させることができる。
【0013】なお、洗浄工程を、一段目の粗洗浄工程
と、それ以降の精洗浄工程とに分け、各洗浄工程ごとに
所定の洗浄液を供給して洗浄を行うとともに、各洗浄工
程の終了時に洗浄槽から洗浄液を排出し、回転軸を回転
させて、回転バスケット内の被洗浄物または被洗浄物を
入れたかごを回転させ、被洗浄物に付着した洗浄液を遠
心脱液することにより脱液率を向上させ、洗浄工程の数
(洗浄の回数)を減少させることが可能になるととも
に、乾燥速度を向上させることができるようになる。
と、それ以降の精洗浄工程とに分け、各洗浄工程ごとに
所定の洗浄液を供給して洗浄を行うとともに、各洗浄工
程の終了時に洗浄槽から洗浄液を排出し、回転軸を回転
させて、回転バスケット内の被洗浄物または被洗浄物を
入れたかごを回転させ、被洗浄物に付着した洗浄液を遠
心脱液することにより脱液率を向上させ、洗浄工程の数
(洗浄の回数)を減少させることが可能になるととも
に、乾燥速度を向上させることができるようになる。
【0014】また、本願第2の発明の回転式洗浄装置に
おいては、上記本願第1の発明の回転式洗浄装置に、さ
らに、各洗浄工程用の汚れの程度の異なる洗浄液をそれ
ぞれ貯留し、各洗浄工程において、各洗浄工程に対応す
る所定の洗浄液を洗浄槽に循環供給する循環ユニットが
設けられているため、洗浄工程を複数の工程に分けて洗
浄する(複数段洗浄する)場合に、各洗浄工程において
用いるのに適した汚れの程度の洗浄液を確実に各洗浄工
程に供給し、効率よく洗浄を行うことが可能になる。
おいては、上記本願第1の発明の回転式洗浄装置に、さ
らに、各洗浄工程用の汚れの程度の異なる洗浄液をそれ
ぞれ貯留し、各洗浄工程において、各洗浄工程に対応す
る所定の洗浄液を洗浄槽に循環供給する循環ユニットが
設けられているため、洗浄工程を複数の工程に分けて洗
浄する(複数段洗浄する)場合に、各洗浄工程において
用いるのに適した汚れの程度の洗浄液を確実に各洗浄工
程に供給し、効率よく洗浄を行うことが可能になる。
【0015】さらに、循環ユニットとして、各洗浄段階
に対応する洗浄液を所定の温度に冷却または加温して洗
浄槽に循環供給するための温度調節手段を備えた循環ユ
ニットを用いることにより、所定の温度に調節された洗
浄液により被洗浄物を効率よく洗浄することが可能にな
る。
に対応する洗浄液を所定の温度に冷却または加温して洗
浄槽に循環供給するための温度調節手段を備えた循環ユ
ニットを用いることにより、所定の温度に調節された洗
浄液により被洗浄物を効率よく洗浄することが可能にな
る。
【0016】また、本願第3の発明の回転式洗浄装置に
おいては、上記本願第2の発明の回転式洗浄装置に、さ
らに、汚れた洗浄液を蒸溜することにより所定の溜分を
再生洗浄液として回収する再生ユニットを備えているた
め、汚染した洗浄液から再生洗浄液を回収して循環使用
することにより、洗浄液の消費量を抑えつつ、安定した
洗浄を行うことが可能になる。
おいては、上記本願第2の発明の回転式洗浄装置に、さ
らに、汚れた洗浄液を蒸溜することにより所定の溜分を
再生洗浄液として回収する再生ユニットを備えているた
め、汚染した洗浄液から再生洗浄液を回収して循環使用
することにより、洗浄液の消費量を抑えつつ、安定した
洗浄を行うことが可能になる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、この発明の一実施例にかかる回転式洗浄
装置の構成を示す図である。
する。図1は、この発明の一実施例にかかる回転式洗浄
装置の構成を示す図である。
【0018】この実施例の回転式洗浄装置は、図1に示
すように、洗浄ユニットA、循環ユニットB、及び再生
ユニットCを備えて構成されている。
すように、洗浄ユニットA、循環ユニットB、及び再生
ユニットCを備えて構成されている。
【0019】そして、洗浄ユニットAは、炭化水素系の
洗浄液10が入れられる洗浄槽1と、被洗浄物が充填さ
れるかご2と、内部に乾燥用気体が通過する中空部(図
示せず)が設けられているとともに、所定の位置に乾燥
用気体の噴出口3aが形成された回転軸3と、回転軸3
に取り付けられ、かご2を保持するとともに回転軸3の
回転にともなって回転する回転バスケット4と、回転軸
3を可変回転させる駆動手段5と、洗浄槽1への洗浄液
10の供給及び洗浄槽1からの洗浄液10の排出を行う
洗浄液給排手段(洗浄液ポンプ)6と、所定の温度に加
熱された乾燥用気体を洗浄槽1に供給する、ヒータ8と
ブロワー9からなる乾燥用気体供給手段7、洗浄槽1内
を換気して洗浄液蒸気の濃度を爆発下限以下に保持する
排気手段(排風器)11とをそなえて構成されている。
洗浄液10が入れられる洗浄槽1と、被洗浄物が充填さ
れるかご2と、内部に乾燥用気体が通過する中空部(図
示せず)が設けられているとともに、所定の位置に乾燥
用気体の噴出口3aが形成された回転軸3と、回転軸3
に取り付けられ、かご2を保持するとともに回転軸3の
回転にともなって回転する回転バスケット4と、回転軸
3を可変回転させる駆動手段5と、洗浄槽1への洗浄液
10の供給及び洗浄槽1からの洗浄液10の排出を行う
洗浄液給排手段(洗浄液ポンプ)6と、所定の温度に加
熱された乾燥用気体を洗浄槽1に供給する、ヒータ8と
ブロワー9からなる乾燥用気体供給手段7、洗浄槽1内
を換気して洗浄液蒸気の濃度を爆発下限以下に保持する
排気手段(排風器)11とをそなえて構成されている。
【0020】また、循環ユニットBは、各洗浄工程(こ
の実施例では、洗浄工程は、一段目の粗洗浄工程と2段
目の精洗浄工程の2つの洗浄工程に分けられている)で
使用される、汚れの程度の異なる洗浄液10(粗洗浄用
の洗浄液10a及び精洗浄用の洗浄液10b)をそれぞ
れ貯留する粗洗浄用循環槽21,精洗浄用循環槽22
と、貯留された精洗浄用の洗浄液10bを精洗浄用循環
槽22から粗洗浄用循環槽21にオーバーフローさせる
管23と、各循環槽21,22から洗浄槽1へ洗浄液1
0a,10bを供給する循環ポンプ24,フィルター2
5、各循環槽21,22内の洗浄液10a,10bの温
度を所定の温度に調節するための熱交換コイル26、粗
洗浄用循環槽21の液面の下限を制御するための液面制
御手段27とを備えて構成されている。
の実施例では、洗浄工程は、一段目の粗洗浄工程と2段
目の精洗浄工程の2つの洗浄工程に分けられている)で
使用される、汚れの程度の異なる洗浄液10(粗洗浄用
の洗浄液10a及び精洗浄用の洗浄液10b)をそれぞ
れ貯留する粗洗浄用循環槽21,精洗浄用循環槽22
と、貯留された精洗浄用の洗浄液10bを精洗浄用循環
槽22から粗洗浄用循環槽21にオーバーフローさせる
管23と、各循環槽21,22から洗浄槽1へ洗浄液1
0a,10bを供給する循環ポンプ24,フィルター2
5、各循環槽21,22内の洗浄液10a,10bの温
度を所定の温度に調節するための熱交換コイル26、粗
洗浄用循環槽21の液面の下限を制御するための液面制
御手段27とを備えて構成されている。
【0021】さらに、再生ユニットCは、粗洗浄用の洗
浄液10a中の低沸点物質を真空(減圧)下に蒸発させ
るヒータ32付きの蒸発缶31、蒸発した低沸点物質の
精溜(真空精溜)を行う充填物入りの再生塔33、蒸発
した低沸点物質を冷却、凝縮させて回収する凝縮器3
4、冷却回収した再生洗浄液10を循環ユニットBの精
洗浄用循環槽22に送液するポンプ35、上記蒸溜を真
空(減圧)下に行うための真空ポンプ36、高沸点物質
(釜残)の取出しを行う排出ポンプ37、再生ユニット
Cの流量、温度、圧力、液面を自動調節するための制御
器などを備えて構成されている。
浄液10a中の低沸点物質を真空(減圧)下に蒸発させ
るヒータ32付きの蒸発缶31、蒸発した低沸点物質の
精溜(真空精溜)を行う充填物入りの再生塔33、蒸発
した低沸点物質を冷却、凝縮させて回収する凝縮器3
4、冷却回収した再生洗浄液10を循環ユニットBの精
洗浄用循環槽22に送液するポンプ35、上記蒸溜を真
空(減圧)下に行うための真空ポンプ36、高沸点物質
(釜残)の取出しを行う排出ポンプ37、再生ユニット
Cの流量、温度、圧力、液面を自動調節するための制御
器などを備えて構成されている。
【0022】次に、上記のように構成された回転式洗浄
装置を用いて被洗浄物を洗浄する場合の動作について説
明する。まず、被洗浄物を充填したかご2を洗浄槽1内
の回転バスケット4に保持させる。それから粗洗浄用循
環槽21から、粗洗浄用の洗浄液10aを洗浄槽1に供
給して、かご2を洗浄液10a中に浸漬させ、回転軸3
を回転させて洗浄(粗洗浄)を行う。
装置を用いて被洗浄物を洗浄する場合の動作について説
明する。まず、被洗浄物を充填したかご2を洗浄槽1内
の回転バスケット4に保持させる。それから粗洗浄用循
環槽21から、粗洗浄用の洗浄液10aを洗浄槽1に供
給して、かご2を洗浄液10a中に浸漬させ、回転軸3
を回転させて洗浄(粗洗浄)を行う。
【0023】そして、所定時間洗浄を行った後、粗洗浄
用の洗浄液10aを粗洗浄用循環槽21に排出し、回転
軸3を回転させることにより回転バスケット4に保持さ
れたかご2を回転させ、かご2内の被洗浄物に付着した
洗浄液を遠心脱液する。
用の洗浄液10aを粗洗浄用循環槽21に排出し、回転
軸3を回転させることにより回転バスケット4に保持さ
れたかご2を回転させ、かご2内の被洗浄物に付着した
洗浄液を遠心脱液する。
【0024】次に、精洗浄用循環槽22から、精洗浄用
の洗浄液10bを洗浄槽1に供給して、かご2を洗浄液
10bに浸漬させ、回転軸3を回転させて洗浄(精洗
浄)を行う。そして、所定時間洗浄を行った後、洗浄液
10bを精洗浄用循環槽22に排出し、回転軸3を回転
させることにより回転バスケット4に保持されたかご2
を回転させ、かご2内の被洗浄物に付着した洗浄液を遠
心脱液する。
の洗浄液10bを洗浄槽1に供給して、かご2を洗浄液
10bに浸漬させ、回転軸3を回転させて洗浄(精洗
浄)を行う。そして、所定時間洗浄を行った後、洗浄液
10bを精洗浄用循環槽22に排出し、回転軸3を回転
させることにより回転バスケット4に保持されたかご2
を回転させ、かご2内の被洗浄物に付着した洗浄液を遠
心脱液する。
【0025】それから、回転軸3を回転させ、回転バス
ケット4に保持されたかご2を回転させた状態で乾燥用
気体を洗浄槽1内に供給する。このとき、乾燥用気体が
回転軸3の中空部を通って噴出口3aから噴出し、噴出
口3aに近いかご2内の被洗浄物と接触して被洗浄物を
速やかに乾燥させる。
ケット4に保持されたかご2を回転させた状態で乾燥用
気体を洗浄槽1内に供給する。このとき、乾燥用気体が
回転軸3の中空部を通って噴出口3aから噴出し、噴出
口3aに近いかご2内の被洗浄物と接触して被洗浄物を
速やかに乾燥させる。
【0026】一方、粗洗浄用の洗浄液(汚れた洗浄液)
10aは、再生ユニットCに送られて再生される。すな
わち、再生ユニットCにおいては、粗洗浄用の洗浄液1
0aが蒸発缶31に送られて真空下で低沸点物質の蒸発
が行われる。蒸発した低沸点物質は、充填物入りの再生
塔33において真空精溜され、凝縮器34において冷
却、凝縮されて回収される。そして、冷却回収された再
生洗浄液10はポンプ35により循環ユニットBの精洗
浄用循環槽22に送液される。また、蒸発缶31に残る
高沸点物質(釜残)は排出ポンプ37により系外に排出
される。
10aは、再生ユニットCに送られて再生される。すな
わち、再生ユニットCにおいては、粗洗浄用の洗浄液1
0aが蒸発缶31に送られて真空下で低沸点物質の蒸発
が行われる。蒸発した低沸点物質は、充填物入りの再生
塔33において真空精溜され、凝縮器34において冷
却、凝縮されて回収される。そして、冷却回収された再
生洗浄液10はポンプ35により循環ユニットBの精洗
浄用循環槽22に送液される。また、蒸発缶31に残る
高沸点物質(釜残)は排出ポンプ37により系外に排出
される。
【0027】上述のように、この実施例の回転式洗浄装
置によれば、洗浄(粗洗浄)工程では、被洗浄物が充填
されたかご2を回転バスケット4に保持させ、洗浄槽1
内の粗洗浄用の洗浄液10a中に浸漬した状態で回転軸
3を回転させることにより、洗浄液10aがかご2内の
被洗浄物と十分に接触し、効率よく洗浄(粗洗浄)が行
われる。また、洗浄終了後に、洗浄槽1から洗浄液10
aを排出するとともに、回転軸3を回転させて、回転バ
スケット4に保持されたかご2を回転させ、かご2内の
被洗浄物に付着した洗浄液を遠心脱液することにより、
十分な液切れが行われ、洗浄(粗洗浄)の効率が向上す
る。
置によれば、洗浄(粗洗浄)工程では、被洗浄物が充填
されたかご2を回転バスケット4に保持させ、洗浄槽1
内の粗洗浄用の洗浄液10a中に浸漬した状態で回転軸
3を回転させることにより、洗浄液10aがかご2内の
被洗浄物と十分に接触し、効率よく洗浄(粗洗浄)が行
われる。また、洗浄終了後に、洗浄槽1から洗浄液10
aを排出するとともに、回転軸3を回転させて、回転バ
スケット4に保持されたかご2を回転させ、かご2内の
被洗浄物に付着した洗浄液を遠心脱液することにより、
十分な液切れが行われ、洗浄(粗洗浄)の効率が向上す
る。
【0028】そして、上記粗洗浄工程と同様にして精洗
浄用の洗浄液10bを用いた精洗浄が行われることによ
り、精洗浄も効率よく行うことが可能になり、全体とし
ての洗浄効率が向上して洗浄工程数(洗浄回数)を減少
させることが可能になる。
浄用の洗浄液10bを用いた精洗浄が行われることによ
り、精洗浄も効率よく行うことが可能になり、全体とし
ての洗浄効率が向上して洗浄工程数(洗浄回数)を減少
させることが可能になる。
【0029】さらに、乾燥工程では、十分に液切れが行
われているとともに、回転バスケット4に保持されたか
ご2を回転させた状態で、乾燥用気体が回転軸3の中空
部を通って噴出口3aからかご2内の被洗浄物に吹き付
けられるため、乾燥用気体と被洗浄物を効率よく接触さ
せることが可能になり被洗浄物を速やかに乾燥させるこ
とができる。
われているとともに、回転バスケット4に保持されたか
ご2を回転させた状態で、乾燥用気体が回転軸3の中空
部を通って噴出口3aからかご2内の被洗浄物に吹き付
けられるため、乾燥用気体と被洗浄物を効率よく接触さ
せることが可能になり被洗浄物を速やかに乾燥させるこ
とができる。
【0030】また、再生工程においては、汚れた粗洗浄
用の洗浄液10aを真空下で蒸溜することにより所定の
溜分が再生洗浄液10として回収され、汚染物質は、釜
残として系外に排出されるため、汚染した洗浄液を再生
して再生洗浄液を回収しこれを洗浄工程に循環して再使
用することにより、洗浄液の消費量を抑えつつ、安定し
た洗浄を行うことが可能になる。なお、蒸溜を真空下で
低温で行うことにより、エネルギー効率を向上させるこ
とができるとともに、洗浄液の熱分解を抑えることが可
能になる。
用の洗浄液10aを真空下で蒸溜することにより所定の
溜分が再生洗浄液10として回収され、汚染物質は、釜
残として系外に排出されるため、汚染した洗浄液を再生
して再生洗浄液を回収しこれを洗浄工程に循環して再使
用することにより、洗浄液の消費量を抑えつつ、安定し
た洗浄を行うことが可能になる。なお、蒸溜を真空下で
低温で行うことにより、エネルギー効率を向上させるこ
とができるとともに、洗浄液の熱分解を抑えることが可
能になる。
【0031】なお、上記実施例においては、洗浄工程を
粗洗浄工程と精洗浄工程の2つの洗浄工程に分けた場合
について説明したが、洗浄工程は1段としてもよく、ま
た、3段以上としてもよい。
粗洗浄工程と精洗浄工程の2つの洗浄工程に分けた場合
について説明したが、洗浄工程は1段としてもよく、ま
た、3段以上としてもよい。
【0032】また、上記実施例では、被洗浄物をかごに
入れて洗浄した場合について説明したが、被洗浄対象物
をかごに入れずに、直接に回転バスケット中に入れて洗
浄することも可能である。
入れて洗浄した場合について説明したが、被洗浄対象物
をかごに入れずに、直接に回転バスケット中に入れて洗
浄することも可能である。
【0033】また、本願発明の回転式洗浄装置において
は、洗浄ユニット、循環ユニット再生ユニットを一体に
配設してもよく、また、それぞれ隔離して配設してもよ
い。
は、洗浄ユニット、循環ユニット再生ユニットを一体に
配設してもよく、また、それぞれ隔離して配設してもよ
い。
【0034】また、本願発明は、その他の点においても
上記実施例に限定されるものではなく、洗浄ユニット、
循環ユニット、及び再生ユニットの具体的な構成などに
関し、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の応
用、変形を加えることが可能である。
上記実施例に限定されるものではなく、洗浄ユニット、
循環ユニット、及び再生ユニットの具体的な構成などに
関し、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の応
用、変形を加えることが可能である。
【0035】
【発明の効果】本願発明の回転式洗浄装置は上述のよう
に構成されており、被洗浄物または被洗浄物を入れたか
ごを回転させることにより、強制攪拌洗浄を行なうこと
が可能になり、洗浄効率を向上させることができるよう
になるとともに、乾燥用気体が通過する中空部が設けら
れた回転軸の噴出口から乾燥用気体を噴出させるように
しているので、被洗浄物を回転させつつ乾燥用気体と接
触させる回転乾操を効率よく行うことが可能になり、洗
浄から乾燥までの全体において効率を向上させることが
できる。
に構成されており、被洗浄物または被洗浄物を入れたか
ごを回転させることにより、強制攪拌洗浄を行なうこと
が可能になり、洗浄効率を向上させることができるよう
になるとともに、乾燥用気体が通過する中空部が設けら
れた回転軸の噴出口から乾燥用気体を噴出させるように
しているので、被洗浄物を回転させつつ乾燥用気体と接
触させる回転乾操を効率よく行うことが可能になり、洗
浄から乾燥までの全体において効率を向上させることが
できる。
【0036】また、洗浄工程を、一段目の粗洗浄工程
と、それ以降の精洗浄工程とに分け、各洗浄工程ごと
に、所定の洗浄液を供給して洗浄を行うことにより、被
洗浄物の洗浄条件などに応じて被洗浄物を効率よく洗浄
することができる。
と、それ以降の精洗浄工程とに分け、各洗浄工程ごと
に、所定の洗浄液を供給して洗浄を行うことにより、被
洗浄物の洗浄条件などに応じて被洗浄物を効率よく洗浄
することができる。
【0037】また、被洗浄物または被洗浄物を入れたか
ごを回転させることにより、遠心脱液が可能で、次の洗
浄工程に移行する前、あるいは、乾燥工程に移行する前
に十分に脱液することが可能になり、洗浄効率の向上
(すなわち洗浄回数の低減)及び乾燥効率の向上を図る
ことができる。
ごを回転させることにより、遠心脱液が可能で、次の洗
浄工程に移行する前、あるいは、乾燥工程に移行する前
に十分に脱液することが可能になり、洗浄効率の向上
(すなわち洗浄回数の低減)及び乾燥効率の向上を図る
ことができる。
【0038】さらに、各洗浄工程で使用される汚れの程
度の異なる洗浄液をそれぞれ貯留するとともに、各洗浄
工程において所定の洗浄液を洗浄槽に循環供給する循環
ユニットを設けることにより、洗浄工程を複数の工程に
分けて洗浄する(複数段洗浄する)場合に、各洗浄工程
において用いるのに適した洗浄液を確実に各洗浄工程に
供給し、効率よく洗浄を行うことができる。
度の異なる洗浄液をそれぞれ貯留するとともに、各洗浄
工程において所定の洗浄液を洗浄槽に循環供給する循環
ユニットを設けることにより、洗浄工程を複数の工程に
分けて洗浄する(複数段洗浄する)場合に、各洗浄工程
において用いるのに適した洗浄液を確実に各洗浄工程に
供給し、効率よく洗浄を行うことができる。
【0039】また、汚れた洗浄液を蒸溜することにより
所定の溜分を再生洗浄液として回収する再生ユニットを
備えた回転式洗浄装置においては、汚染した洗浄液から
再生洗浄液を回収して循環することにより、洗浄液の消
費量を抑えつつ、安定した洗浄を行うことが可能にな
る。
所定の溜分を再生洗浄液として回収する再生ユニットを
備えた回転式洗浄装置においては、汚染した洗浄液から
再生洗浄液を回収して循環することにより、洗浄液の消
費量を抑えつつ、安定した洗浄を行うことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる回転式洗浄装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
1 洗浄槽 2 かご 3 回転軸 3a 乾燥用気体の噴出口 4 回転バスケット 5 駆動手段 6 洗浄液給排手段(洗浄液ポン
プ) 7 乾燥用気体供給手段 8 ヒータ 9 ブロワー 10 洗浄液 10a 粗洗浄用の洗浄液 10b 精洗浄用の洗浄液 11 排気手段(排風器) 21 粗洗浄用循環槽 22 精洗浄用循環槽 23 管 24 循環ポンプ 25 フィルタ 26 熱交換コイル 27 液面制御手段 31 蒸発缶 32 ヒータ 33 再生塔 34 凝縮器 35 ポンプ 36 真空ポンプ 37 排出ポンプ
プ) 7 乾燥用気体供給手段 8 ヒータ 9 ブロワー 10 洗浄液 10a 粗洗浄用の洗浄液 10b 精洗浄用の洗浄液 11 排気手段(排風器) 21 粗洗浄用循環槽 22 精洗浄用循環槽 23 管 24 循環ポンプ 25 フィルタ 26 熱交換コイル 27 液面制御手段 31 蒸発缶 32 ヒータ 33 再生塔 34 凝縮器 35 ポンプ 36 真空ポンプ 37 排出ポンプ
Claims (5)
- 【請求項1】 炭化水素系の洗浄液を用いて被洗浄物を
洗浄する洗浄装置において、内部に乾燥用気体が通過する中空部が設けられていると
ともに、所定の位置に乾燥用気体の噴出口が形成された
回転軸に取り付けられ、被洗浄物または被洗浄物を入れ
たかごを収納保持するとともに回転軸の回転にともなっ
て回転する回転バスケットと、 回転軸を回転させる駆動手段と、 洗浄液が入れられ、該洗浄液と被洗浄物とを接触させる
ことにより被洗浄物の洗浄が行われる洗浄槽と、 洗浄槽への洗浄液の供給及び洗浄槽からの洗浄液の排出
を行う洗浄液給排手段と、乾燥用気体を洗浄槽に供給す
る乾燥用気体供給手段と、 洗浄槽内を換気して洗浄槽内の洗浄液蒸気の濃度を爆発
下限以下に保持する排気手段とを具備し、 洗浄工程では、回転バスケット内の被洗浄物または被洗
浄物を入れたかごを洗浄槽内の洗浄液中に浸漬した状態
で回転軸を回転させ、回転バスケット内の被洗浄物また
は被洗浄物を入れたかごを回転させて洗浄を行い、 洗浄終了後には、洗浄槽から洗浄液を排出するととも
に、回転軸を回転させ、回転バスケット内の被洗浄物ま
たはかご内の被洗浄物に付着した洗浄液を遠心脱液し、 さらに、乾燥工程では、回転軸を回転させ、回転バスケ
ット内の被洗浄物または被洗浄物を入れたかごを回転さ
せつつ、回転軸の中空部を経て供給された乾燥用気体を
回転軸の所定の位置に配設された噴出口から洗浄槽内に
供給して被洗浄物またはかご内の被洗浄物に吹き付ける
ことにより被洗浄物を乾燥するようにしたこと を特徴とする回転式洗浄装置。 - 【請求項2】 洗浄工程が、一段目の粗洗浄工程と、そ
れ以降の精洗浄工程とに分けられ、各洗浄工程ごとに所
定の洗浄液を供給して洗浄が行われるとともに、各洗浄
工程の終了時には洗浄槽から洗浄液が排出され、さら
に、回転軸を回転させることにより被洗浄物またはかご
内の被洗浄物に付着した洗浄液が遠心脱液された後、次
の洗浄工程に移行するように構成されていることを特徴
とする請求項1記載の回転式洗浄装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の回転式洗浄装置に、さら
に、各洗浄工程用の汚れの程度の異なる洗浄液をそれぞ
れ貯留し、各洗浄工程において、各洗浄工程に対応する
所定の洗浄液を洗浄槽に循環供給する循環ユニットを設
けたことを特徴とする回転式洗浄装置。 - 【請求項4】 循環ユニットが、各洗浄工程に対応する
洗浄液を所定の温度に冷却または加温して洗浄槽に循環
供給するための温度調節手段を備えていることを特徴と
する請求項3記載の回転式洗浄装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の回転式洗浄装置に、さら
に、汚れた洗浄液を蒸溜することにより所定の溜分を再
生洗浄液として回収する再生ユニットを備えたことを特
徴とする回転式洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5187549A JP2609203B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 回転式洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5187549A JP2609203B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 回転式洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718479A JPH0718479A (ja) | 1995-01-20 |
JP2609203B2 true JP2609203B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=16208028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5187549A Expired - Lifetime JP2609203B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 回転式洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2609203B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5432511A (en) * | 1977-08-18 | 1979-03-09 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | Modification of oils and fats |
JP3044381B2 (ja) * | 1990-02-28 | 2000-05-22 | 日本石油化学株式会社 | 物品の洗浄方法およびその装置 |
JPH0416275A (ja) * | 1990-05-09 | 1992-01-21 | Nippon Petrochem Co Ltd | 洗浄装置 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5187549A patent/JP2609203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718479A (ja) | 1995-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961022 |