JP5996424B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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本発明は、基板の処理対象面と反対の面に温調用液体を供給しながら、処理対象面に揮発性有機溶剤を供給することによって、基板を乾燥する技術に関する。
半導体装置の製造のための一連の工程には、半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」と称する)等の基板に薬液を供給して、ウエハの表面に付着した不要な物質を除去する薬液処理が含まれる。薬液処理の後、ウエハに純水を供給して薬液および反応物質を洗い流すリンス処理が行われ、さらにその後に乾燥処理が行われる。乾燥処理においては、ウエハ表面にウオーターマークが発生することを防止すること、また、微細なパターンの谷間に入り込んだ純水を確実に除去することが重要である。このためには、乾燥処理中、特に乾燥処理の初期に、リンス液(純水)と混和性(相溶性)があり、かつ、リンス液よりも揮発性が高いIPA(イソプロピルアルコール)等の揮発性有機溶剤をウエハの表面に供給することが効果的であることが良く知られている。
IPA等の揮発性有機溶剤は、蒸発するときにウエハから熱を奪うため、ウエハの温度が低下し、ウエハが結露してしまうおそれもある。このためウエハの温度を所定温度以上に保つ手段を設けることが望ましい。
特許文献1には、ウエハの表面にIPAを供給する際に、ウエハの裏面に80℃程度に加熱された純水を温調液として供給することが記載されている。
ところで、上述の乾燥処理を行う際には、ウエハはスピンチャックに保持された状態でカップに囲まれている。ウエハに供給された後にウエハから飛散したIPA及び純水は、カップ内で不可避的に混ざり合い、その後カップから排出される。温調のために純水を供給する際には、比較的大流量で純水が供給されるため、純水とIPAからなる混合液体が大量に排出される。有機溶剤を含む液体は、工場の一般廃液系に排出することができず、有機廃液系に排出しなければならない。そのため、純水とIPAからなる混合液体は工場の有機排液系に排出しなければならず、これは工場の有機廃液系の設備に大きな負担をかけることになる。なお、特許文献1の装置では、カップから排出された混合液体は廃液ラインを介して廃棄されるものと記載されている。
特開2012−156561号公報
本発明は、基板の第2面に温調用液体(温調液)を供給しながら基板の第1面に揮発性有機溶剤を供給して基板を処理する際に、工場の設備負担を軽減することができる技術を提供するものである。
本発明は、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部に保持された前記基板のパターンが形成された第1面に、純水よりも揮発性が高い有機溶剤を供給する有機溶剤吐出部と、前記基板保持部に保持された前記基板の前記第1面と反対側の第2面に、前記基板を加熱するための、加熱された温調液を供給する温調液吐出部と、前記温調液吐出部に前記温調液を供給する温調液供給機構と、前記基板に供給された後に前記基板から離脱した前記有機溶剤および前記温調液を回収して前記温調液供給機構に戻す戻しラインと、前記温調液供給機構は、前記戻しラインを介して前記温調液供給機構に戻された前記有機溶剤および前記温調液を含む混合液を、温調液として前記温調液吐出部に送る混合液ラインを含む、基板処理装置を提供する。
また、本発明は、基板のパターンが形成された第1面に、純水よりも揮発性が高い有機溶剤を供給することと、前記基板の前記第1面と反対側の第2面に、前記基板を加熱するための、加熱された温調液を供給することと、前記基板に供給された後に前記基板から離脱した前記有機溶剤および前記温調液を回収することと、前記回収した前記有機溶剤および前記温調液を含む混合液を、基板の第2面に温調液として供給することと、を備えた基板処理方法を提供する。
本発明によれば、温調に使用した温調液を温調液供給機構に戻して再利用することにより、設備の負担を軽減することができる。
本発明による基板処理装置に設けられる処理ユニットの構成を示す概略図である。 図1に示す液処理ユニットを複数台含む基板処理システムにおけるIPA及び純水の供給/回収系を説明する回路図である。 液処理ユニットにて行われる処理シーケンスの一例を示す図である。 温調液としてHFEまたはPFCを用いる場合の温調液の供給/回収系を説明する回路図である。
以下に図面を参照して発明の実施形態について説明する。まずは、基板処理装置に複数台設けられる液処理ユニット100(「液処理モジュール」ともいう)の構成について図1を参照して説明する。図1に示すように、液処理ユニットは、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」と呼ぶ)を水平姿勢で保持する基板保持部10を有している。基板保持部10は、円板状のベース12とベース12に取り付けられた複数例えば3つのチャック爪14とを有しており、ウエハW周縁部の複数箇所を前記チャック爪14により保持するメカニカルスピンチャックとして形成されている。ベース12には、外部の搬送アームとの間でウエハWの受け渡しを行う際に、ウエハの下面を支持して持ち上げるリフトピン16を有する図示しないプレートが組み込まれている。基板保持部10のベース12の中央部に中空の回転軸13が接続されている。この回転軸13を電動モータを有する回転駆動部17によって回転させることにより、基板保持部10により保持されたウエハWを鉛直方向軸線周りに回転させることができる。基板保持部10のベース12には、3本の(図1のみに1本だけ示す)支柱18を介して、円環状の回転カップ19が取り付けられている。
液処理ユニット100は、ノズル支持アーム40に取り付けられた薬液ノズル41、リンス液ノズル42、乾燥ガスノズル43及び有機溶剤ノズル44を有している。本例では、薬液ノズル41は薬液(例えばSC−1、SC−2、DHF等)を吐出し、リンス液ノズル42はリンス液として純水(DIW)を吐出し、乾燥ガスノズル43は低湿度低酸素濃度のガスである窒素ガスを供給する。有機溶剤ノズル44は、リンス液である(後述の温調液でもある)DIWと混和性(相溶性)があり、かつ、DIWよりも揮発性が高い有機溶剤であるイソプロピルアルコール(IPA)を供給する。薬液ノズル41、リンス液ノズル42及び乾燥ガスノズル43には、各々の処理流体供給源に接続されるとともに開閉弁及び流量調整弁等の流量調整器が介設された処理液供給路を備えた処理液供給機構41A、42A、43Aからそれぞれ処理流体(薬液、DIW、窒素ガス)が供給される。有機溶剤ノズル44へのIPAの供給については、図2を参照して後述する。
基板保持部10回転軸13の内部に、処理流体供給管50が挿入されている。処理流体供給管50は、回転軸13が回転しても回転しないように設置されている。処理流体供給管50の内部には、薬液供給路51、リンス液供給路52、乾燥ガス供給路53及び温調液供給路54が形成されている。薬液供給路51、リンス液供給路52、乾燥ガス供給路53及び温調液供給路54の上端はそれぞれ、ウエハの下面中央部に向けて開口し、それぞれ薬液ノズル(薬液吐出口)51A、リンス液ノズル(リンス液吐出口)52A、乾燥ガスノズル(乾燥ガス吐出口)53A及び温調液ノズル(温調液吐出口)54Aとなっている。本例では、薬液ノズル51Aは薬液ノズル41と同じ処理流体を、リンス液ノズル52Aはリンス液ノズル42と同じ処理流体を、乾燥ガスノズル53Aは乾燥ガスノズル43と同じ処理流体を、それぞれウエハWの下面中央部に向けて吐出する。温調液ノズル54Aは、加熱された温調液(DIW、またはIPAが混入したDIW)をウエハWの下面中央部に向けて吐出する。薬液ノズル51A、リンス液ノズル52A及び乾燥ガスノズル53Aには、各々の処理流体供給源に接続されるとともに開閉弁及び流量調整弁等の流量調整器が介設された処理液供給路を備えた処理液供給機構51B、52B、53Bからそれぞれ処理流体(薬液、DIW、窒素ガス)が供給される。処理流体供給管50への温調液の供給については、図2を参照して後述する。
基板保持部10の周囲には、基板保持部10により保持されたウエハWに供給された後に外方に飛散した処理液を受け入れるカップ20が設けられている。カップ20は、外カップ体21と、内カップ体22と、中間カップ体23とを有している。中間カップ体23は、昇降機構24により昇降することができ、図1に示す上昇位置にあるときは、ウエハWから飛散した処理液は、内カップ体22と中間カップ体23との間にある内側流路26に流入する。中間カップ体23が下降位置にある場合には、ウエハWから飛散した処理液は、外カップ体21と中間カップ体23との間にある外側流路25に流入する。外側流路25及び内側流路26は、共通の排気口27に接続されている。排気口27は概略的に示した排気手段27Aに接続されている。排気手段27Aは、図示しない切替弁を有しており、排気口27から排出される排気の雰囲気(本例では酸または有機)に応じて、排気口27を適当な工場排気系(酸性排気系、有機排気系)に接続する。
外側流路25及び内側流路26の各々の途中に屈曲部が設けられており、屈曲部で急激に向きを変えられることにより各流路を流れる気液混合流体から液体成分が分離される。分離された液体成分は、外側流路に対応する液受け25A及び内側流路26に対応する液受け26A内に落下する。液受け25Aは、排液口25Bを介して工場の薬液廃液系(具体的には、使用される薬液が酸性ならば酸性液体廃液系、アルカリ性ならばアルカリ性液体廃液系)DRに接続されている。排液口26Bを介した液受け26Aからの排液については、図2を参照して後述する。
次に、図1に示す液処理ユニット100を複数台含む基板処理装置(基板処理システム)におけるIPA及びDIWの供給/回収系について、図2を参照して説明する。なお、図面作成の便宜上、図2には3台の液処理ユニット100が示されているが、液処理ユニット100の台数は任意である。
基板処理装置は、IPA供給機構(有機溶剤供給機構)120を備えている。IPA供給機構は、IPAを貯留する有機溶剤タンク121と、有機溶剤タンク121から出発して再びタンクに戻る循環ライン122とを有している。循環ライン122には、ポンプ123及びフィルタ124が介設されている。循環ライン122から、液処理ユニット100の台数に応じた数の分岐ライン125が分岐している。各分岐ライン125は、対応する液処理ユニット100の有機溶剤ノズル44に接続されている。各分岐ライン125には、開閉弁、流量調整弁等の弁装置126が設けられており、これにより、有機溶剤ノズル44からのIPAの供給/供給停止の切替え、並びにIPAの吐出流量の制御を行うことができる。有機溶剤タンク121には、開閉弁127aが設けられた補充ライン127bを介して有機溶剤供給源127からIPAを補充することができる。
基板処理装置は、さらに、温調液供給機構140を備えている。温調液供給機構140は、温調液(本例ではDIW、またはDIWとIPAの混合液)を貯留する温調液タンク141と、温調液タンク141から出発して再びタンクに戻る循環ライン142とを有している。循環ライン142には、密度計143(比重計ともいう)と、温調液を温調液タンク141及び循環ライン142からなる循環経路内を循環させるポンプ144と、温調液中に含まれるパーティクル等の汚染物質を濾過するフィルタ145と、温調液を加熱するヒータ146と、が上流側から順に介設されている。循環ライン122内を流れる温調液の密度を密度計143により測定することにより、温調液中のIPA含有量を算出することができる。ヒータ146は、温調液タンク141内に設置された温度センサ146aの検出値が目標値(例えば50〜80℃、好ましくは50〜60℃の範囲内の所定値)となるように、循環ライン122内を流れる温調液を加熱する。また、温調液タンク141には、当該タンク内の液位を検出する液位センサ147が設けられている。
循環ライン142から、液処理ユニット100の台数に応じた数の分岐ライン148が分岐している。各分岐ライン148は、対応する液処理ユニット100の温調液ノズル54Aに接続されている。各分岐ライン148には、開閉弁、流量調整弁等の弁装置149が設けられており、これにより、温調液ノズル46からの温調液の供給/供給停止の切替え、並びに温調液の吐出流量の制御を行うことができる。温調液タンク141には、開閉弁150aが設けられた供給ライン150bを介してDIW供給源150からDIWを供給することができる。また、温調液タンク141には、開閉弁152が介設されたドレンライン151が接続されている。このドレンライン151は、工場の有機廃液系DRに接続されている。
温調液タンク141内の上部には、1つまたは複数の(図示例では2つの)凝縮器154が設けられている。凝縮器154は、温調液タンク141内の温調液の液面より上方の空間に存在する有機溶剤の蒸気(IPA蒸気)を凝縮させて、液体の状態とする。凝縮器154は、例えば、内部を冷媒(例えば水)が流れる管により形成することができる。凝縮器154の表面で凝縮して下方に滴下するIPAの液滴は、液受け155に受け止められる。液受け155にはドレンライン156が接続されており、このドレンライン156も工場の有機廃液系DRに接続されている。
各液処理ユニット100のカップ20の排液口26Bには、液回収ライン160が接続されている。液回収ライン160は合流して戻しライン162となり、この戻しライン162が温調液タンク141に接続されている。
図2に概略的に示すように、基板処理装置は、その全体の動作を統括制御するコントローラ(制御部)200を有している。コントローラ200は、基板処理装置の全ての機能部品(例えば、回転駆動部17、中間カップの昇降機構24、凝縮器154、各種処理液供給機構、各種弁等)の動作を制御する。コントローラ200は、ハードウエアとして例えば汎用コンピュータと、ソフトウエアとして当該コンピュータを動作させるためのプログラム(装置制御プログラムおよび処理レシピ等)とにより実現することができる。ソフトウエアは、コンピュータに固定的に設けられたハードディスクドライブ等の記憶媒体に格納されるか、あるいはCD−ROM、DVD、フラッシュメモリ等の着脱可能にコンピュータにセットされる記憶媒体に格納される。このような記憶媒体が図2において参照符号201で示されている。プロセッサ202は必要に応じて図示しないユーザーインターフェースからの指示等に基づいて所定の処理レシピを記憶媒体201から呼び出して実行させ、これによってコントローラ200の制御の下で基板処理装置の各機能部品が動作して所定の処理が行われる。
次に、上記コントローラ200の制御の下で行われる基板処理装置の動作について説明する。
[薬液処理]
液処理ユニット100にウエハWが搬入され、デバイス形成面が上面となるようにウエハWが基板保持部10により保持され、回転駆動部17によりウエハWが回転する。この回転するウエハWの上下面に薬液ノズル41、51Aから薬液が供給され、ウエハWの上下面に薬液処理(例えば薬液洗浄処理)が施される。薬液は遠心力によりウエハWから振り切られる。このとき、中間カップ体23は下降位置に位置しており、薬液は、外カップ体21と中間カップ体と23との間の外側流路25に流入する。また、薬液は、ウエハへの衝突により、或いは回転カップ19若しくは外カップ体21等への衝突により、一部がミスト状となっている。カップ20の内部空間は排気手段27Aにより吸引されているため、ウエハ上方のガス(雰囲気)が、カップ20の上部開口を介してカップ20内に取り込まれ、外側流路25内を排気口27に向かって流れ、排気口27から排出され、工場の酸性排気系に排出される。前記ミストは、このガスの流れに乗って排気口27に向かって流れる。ミストの大部分は、外側流路25の途中に設けられた屈曲部の壁体に捕捉され、液受け25Aに落下する。また、外側流路25に面する外カップ体21及び中間カップ体23の表面に沿って流下する薬液も液受け25Aに落下する。液受け25Aに落ちた薬液は、排液口25Bを介して工場の酸性液体廃液系DRに排出される。
[リンス処理]
次に、ウエハWの回転を継続したまま、薬液ノズル41、51Aからの薬液の吐出を停止し、代わりに、リンス液ノズル42、52Aから、リンス液として常温のDIWをウエハWの上下面に供給する。これによりウエハW上に残留する薬液及び反応生成物が洗い流される。このリンス処理においては、排気手段27Aがカップ20の内部空間を引き続き吸引し、かつ、中間カップ体23の位置は下降位置のまま維持されるので、ウエハWはから飛散したDIWは、薬液洗浄処理における薬液と同じようにカップ20内を流れ、工場の薬液廃液系DRに排出される。
[乾燥処理]
次に、ウエハWの回転を継続したまま、リンス液ノズル42、及びリンス液吐出口52AからのDIWの吐出を停止するとともに、有機溶剤ノズル44からIPAを所定時間ウエハWに供給する。供給されたIPAはウエハW上に残存するDIWと混和してDIWを置換する。IPAの供給が終了するとほぼ同時に、ガスノズル43から窒素ガスが吐出され、ウエハの周囲が低湿度、低酸素濃度の雰囲気となる。この状態で、引き続きウエハWを回転させることにより、IPAが蒸発してウエハWの上面が乾燥する。
有機溶剤ノズル44からIPAの吐出を開始するとほぼ同時に、温調液ノズル54Aから例えば50〜80℃程度に加熱されたDIW(あるいは加熱されたDIWとIPAの混合液)からなる温調液がウエハの下面に供給され、ウエハWが下面側から温められる。温調液のウエハWへの供給は、当該液処理ユニット100に対応する弁装置149を開くことにより、循環ライン142を流れる温調液を分岐ライン148を介して温調液ノズル54Aに送ることにより行われる。温調液によりウエハWを温めることにより、リンス処理時に用いられてウエハWの上面に残存するDIWと有機溶剤ノズル44からウエハW上面に供給されたIPAの置換効率が向上する。また、IPAの気化熱によってウエハWが冷やされることを原因とするウエハWの上面上への結露の発生が防止される。ウエハの加熱による結露の発生防止効果を高めるために、温調液ノズル54Aからの温調液の吐出の停止を、有機溶剤ノズル44からのIPAの吐出の停止よりも遅らせることが好ましい。すなわち、温調液ノズル54Aからの温調液の吐出は、有機溶剤ノズル44からウエハWの上面に供給されたIPAが概ね乾燥するまでの間継続することが好ましい。また、ウエハの加熱によるIPAの置換効率向上効果を高めるに、温調液ノズル54Aからの温調液の吐出の開始を、有機溶剤ノズル44からのIPAの吐出の停止よりも早めてもよい。
温調液ノズル54Aからの温調液の吐出が終了した後、ガスノズル53Aから窒素ガスが回転する基板の下面に吐出される。この状態で、引き続きウエハWを回転させることにより、ウエハの下面も乾燥する。以上により、1枚のウエハWに対する一連の液処理工程が終了する。
図3は、処理シーケンスの一例を示している。期間PAでは中間カップ体23は下降位置に位置しており、時点T0で中間カップ体23が上昇位置に切り替えられ、その後の期間PBの間中間カップ体23はずっと上昇位置に位置し続ける。よって期間PBの間、ウエハWに供給された液体は、カップ20の排液口26Bから排出される。この例では、IPAは有機溶剤ノズル44から流量100ml/minで12秒間ウエハWに供給される。従って、1枚のウエハWを処理する際に合計20mlのIPAがウエハWに供給される。なお、1枚のウエハWに対するIPAの供給量は、温調液温度、ウエハ表面の状況等により変動しうる。また、温調液は温調液ノズル54Aから流量2000ml/minで30秒間ウエハWに供給される。従って、1枚のウエハWを処理するときに合計1000mlの温調液がウエハWに供給される。このため、1枚のウエハWを処理するごとに概ね合計1020mlの液体(IPA+温調液)がカップ20の排液口26Bから排出されることになる。なお、実際には前記液体(IPA+温調液)の一部は、蒸発し、またミストとして排気口27Aから排出されるので、実際には1020mlよりも少ない。2%程度しかIPA(有機溶剤成分)を含んでいないDIWでも、これを廃棄する際には工場の一般液体廃液系に廃棄することはできず、有機廃液系に廃棄しなければならない。一般的に、有機廃液系は、このような大量の液体を受け入れるほどに容量に余裕はない。
これに対して本実施形態では、カップ20の排液口26Bから排出されたIPAと温調液との混合液を、廃棄するのではなく、液回収ライン160及び戻しライン162を経由して温調液タンク141すなわち温調液供給機構140内に戻して温調液として再利用している。温調液(主成分はDIWである)にIPAが混ざっても温調液の温調性能に特に悪影響を及ぼすことはない。このようにIPAが混入した温調液を再利用することにより、有機廃液系の負担を大幅に低減することができる。
しかしながら、無制限にIPAの混入が許容されるわけではない。基板処理装置においては、図3に例示されるかあるいはこれに類似する処理シーケンスが各液処理ユニット100にてタイミングをずらして繰り返し実行されるので、温調液タンク141すなわち温調液供給機構140内を循環する温調液の総量は(何も対策をとらなければ)徐々に増加し、温調液供給機構140の容量を超過する。また、温調液中のIPA濃度(IPA量/温調液量)も徐々に増加してゆくが、IPA濃度も所定値以下に制限することが望ましい。
この問題に対応するため、本実施形態では、前述したように、温調液タンク141内に凝縮器154が設けられている。温調液タンク141内の温調液の設定温度(50〜80℃)はIPAの沸点に比較的近く、かつこの設定温度下においてはIPAと水の蒸気圧の差は十分に大きい。このため、温調液タンク141内の温調液からIPAを蒸発させ、凝縮器154によって温調液タンク141内の温調液の液面の上方空間に存在する蒸気を結露させることにより、温調液からIPAを選択的に効率良く除去することができる。結露したIPAは液受け155及びドレンライン156を通って工場の有機廃液系に廃棄されるが、このIPA中に含まれる水分は少なく、有機廃液系に与える負担は非常に小さい。
また、温調液タンク141内の温調液の温度にも依存するが、凝縮器154の熱交換能力を十分に高くすれば、ウエハ1枚を処理するのに使われるIPAの量と概ね同じ量のIPAを温調液から除去することも可能となる。この場合には、温調液タンク141から、水(DIW)含有量の高い温調液を工場の有機廃液系に廃棄することなく、長期間にわたって基板処理装置の運転を継続することができる。このため、工場の有機廃液系に与える負担を大幅に低減することができる。なお、DIW中にIPAが混ざることにより、DIW中にバクテリアが発生することを防止できるという副次的効果があるので、温調液にパーティクル汚染等が生じない限り、温調液がDIWのみからなる場合と比較して、温調液を長期に亘って使用できるという利点もある。温調液中のパーティクル量が増加等することにより温調液を継続使用できなくなった場合には、開閉弁152を開いてドレンライン151から温調液を廃棄するとともにDIW供給源150から温調液タンク141に新しい温調液としてDIWを補充すればよい。なお、凝縮器154上にはIPAだけでなく水(DIW)も少量ではあるが結露するため、循環経路内の温調液の総量が徐々に減少してくる。この温調液の総量を温調液タンク141の液位センサ147を介して監視して、液位が所定の閾値以下になったときに、DIW供給源150から温調液タンク141にDIWを補充するようにしてもよい。
なお、温調液に混ざるIPAの全てを凝縮器154により除去する必要は必ずしもなく、一部のみを凝縮器154により除去してもよい。この場合、密度計143により循環経路内を循環する温調液中のIPA濃度を監視して、IPA濃度が所定の閾値(例えば40体積%)を越えた場合に、開閉弁152を開いてドレンライン151から温調液を廃棄するとともにDIW供給源150から温調液タンク141に新しい温調液としてDIWを補充してもよい。これに加えて、液位センサ147により温調液タンク141の液位を監視して、液位が所定の閾値以上になったときに、温調液タンク141内の温調液の一部をドレンライン151を介して廃棄してもよい。なお、上述したIPA濃度の監視結果、あるいは液位の監視結果に基づく温調液タンク141からの温調液の排出及び温調液タンク141へのDIWの補充は、コントローラ200の制御の下で自動的に行うことができる。なお、この場合には、比較的多くのDIWを含むIPAが工場の有機廃液系に流れることになるが、一度使用しただけのDIWとIPAの全量を工場の有機廃液系に廃棄する場合と比較すれば、有機廃液系への負担は大幅に低い。
上記の実施形態によれば、従来は廃棄していたDIWとIPAを含む使用済みの温調液を回収して再利用しているため、工場の有機廃液系に廃液される温調液の量を大幅に削減することができる。このため、有機溶剤を含んだ大量の温調液を廃液することによる工場の有機廃液系の負担増を大幅に低減することができる。
また、上記の実施形態によれば、温調液の循環経路内にある温調液中に含まれるIPAが凝縮器154により除去されるため、ウエハWを処理する度に温調液中に混入してくるIPAにより温調液中のIPA濃度が過度に高くなることを防止することができる。
また、上記の実施形態によれば、温調液タンク内の温調液の液面より上方に設けた凝縮器154によってIPA蒸気を凝縮させているため、含水量の少ない高濃度のIPAを取り出すことができる。このような高濃度のIPAを工場の有機廃液系に廃棄しても、DIWを大量に含む温調液を工場の有機廃液系に廃棄する場合と比べて、有機廃液系の負担は無視できるほどに低い。
なお、上記の実施形態においては、単一の温調液ノズルにより温調液吐出部が構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、温調液吐出部が2つのノズルを含むようにし、その一方を温調液の新液を吐出するためだけに用い、他方を回収した温調液を含む温調液を吐出するためだけに用いてもよい。
なお、上記の実施形態においては、基板処理装置を最初に運転するとき、あるいは温調液を全て交換した直後においては、循環経路内には100%のDIWからなる温調液が存在し、その後しばらくの間は温調液中に含まれるIPA濃度が上昇することになる。IPA濃度が変わると温調液のウエハWへの接触角が変化するので、ウエハWの加熱条件が変化する。このような変化が許容できないのであれば、最初から温調液に所定量のIPAを混ぜておいてもよい。
また、上記の実施形態においては、温調液はDIW(あるいはDIWとIPAの混合液)であったが、これに限定されるものではない。すなわち、温調液として、有機溶剤ノズル44からウエハWに吐出される有機溶剤(第1有機溶剤)と比重が異なり、かつこの第1有機溶剤と混和性が無い第2有機溶剤、例えばHFE(ハイドロフルオロエーテル)またはPFC(パーフルオロカーボン)を用いてもよい。なお、「混和性が無い」というのは、下記のように比重差を利用した分離が可能な程度に混和性が無いという意味である。
この場合、図2に示した基板処理装置のタンク141周辺の構成が、図4に示すように改変される。すなわち、ドレンライン156の先端側に設けられていた凝縮器154及び液受け155が廃止され、かつ、ドレンライン156をなすパイプの先端をタンク141内の比較的高い位置に配置する。第2有機溶剤であるHFE(PFCも同様である。以下省略。)は第1溶剤であるIPAより比重が大きいため、HFEはタンク141の下部に集まり、IPAはタンク141の上部に集まり、両有機溶剤に混和性が無いため両有機溶剤の間に界面Bが形成される。循環ライン142をなすパイプはタンク141の底部に接続されているため、タンク141内に存在する液体のうち実質的にHFEだけを循環ライン142に送り出すことができる。このように、ウエハWに温調液として供給された後に戻しライン162を介して回収されたHFEを、再び温調液として利用することができる。この場合、ウエハWの処理が行われる度にタンク141内に存在するIPAの量が増えてゆくので、タンク141内に存在するIPAの量が所定値を超えたら、開閉弁157を開いて、ドレンライン156を介してIPAを有機廃液系DR0に廃棄する。例えば、液位センサ147により検出される液位が所定値を超えた場合にタンク141内に存在するIPAの量が所定値を超えたものと見なして、開閉弁157を開くような制御を行うことができる。なお、図4に示す基板処理装置を用いた場合におけるウエハWに対する処理の手順は、温調水としてDIW(あるいはDIWとIPAの混合液)を用いるかわりにHFE(PFCでもよい)を用いる点を除いて、図2に示す基板処理装置を用いた場合における先に説明した処理手順と同じである。
上記実施形態において基板は半導体ウエハであったが、これに限定されるものではなく、例えばLCD用のガラス基板、セラミック基板等であってもよい。
10 基板保持部
20 カップ
25 排液路
44 有機溶剤吐出部(有機溶剤ノズル)
54A 温調液吐出部(温調液ノズル)
100 液処理ユニット
140 温調液供給機構
141 温調液タンク
142 循環ライン(混合液ライン)
154 凝縮器
156 ドレンライン
162 戻しライン

Claims (7)

  1. 基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された前記基板のパターンが形成された第1面に、純水よりも揮発性が高い有機溶剤を供給する有機溶剤吐出部と、
    前記基板保持部に保持された前記基板の前記第1面と反対側の第2面に、前記基板を加熱するための、加熱された温調液を供給する温調液吐出部と、
    前記温調液吐出部に前記温調液を供給する温調液供給機構と、
    前記基板に供給された後に前記基板から離脱した前記有機溶剤および前記温調液を回収して前記温調液供給機構に戻す戻しラインと、
    を備え、
    前記温調液供給機構は、前記戻しラインを介して前記温調液供給機構に戻された前記有機溶剤および前記温調液を含む混合液を、温調液として前記温調液吐出部に送る混合液ラインを含み、
    前記温調液供給機構内に存在する前記温調液中に含まれる前記有機溶剤を除去する有機溶剤除去機構をさらに備えた、基板処理装置。
  2. 前記有機溶剤除去機構は、前記有機溶剤の蒸気を結露させる凝縮器を含む、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記温調液供給機構は、前記温調液を貯留する温調液タンクと、前記温調液タンクから出発して前記温調液タンクに再び戻る循環ラインと、を含む循環経路を有しており、
    前記温調液吐出部および前記戻しラインは前記循環経路に接続されており、
    前記混合液ラインの少なくとも一部が前記循環ラインにより構成され、
    前記有機溶剤除去機構は、前記温調液タンク内に設けられるとともに前記温調液タンク中に存在する前記有機溶剤の蒸気を結露させる前記凝縮器と、前記凝縮器によって凝縮して液体となった前記有機溶剤を前記温調液タンク外に排出するドレンラインと、を有している、請求項記載の基板処理装置。
  4. 前記基板保持部材は基板を水平姿勢で保持するとともに基板を鉛直方向軸線周りに回転させることができ、前記基板処理装置は、前記基板保持部材により保持された基板の第1面から外方に飛散する前記有機溶剤と、前記基板保持部材により保持された基板の第2面から外方に飛散する前記温調液との両方が流れ込む排液路を有するカップをさらに備えており、前記カップの排液路が前記戻しラインに接続されている、請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 基板のパターンが形成された第1面に、純水よりも揮発性が高い有機溶剤を供給することと、
    前記基板の前記第1面と反対側の第2面に、前記基板を加熱するための加熱された温調液を供給することと、
    前記基板に供給された後に前記基板から離脱した前記有機溶剤および前記温調液を回収することと、
    前記回収した前記有機溶剤および前記温調液を含む混合液を、基板の第2面に温調液として供給することと、
    前記回収した温調液から、当該温調液中に含まれる前記有機溶剤の少なくとも一部を除去することと、
    を備えた基板処理方法。
  6. 前記有機溶剤の除去は、前記有機溶剤の蒸気を凝縮させることを介して行われる、請求項に記載の基板処理方法。
  7. 前記温調液供給機構は、前記温調液を貯留する温調液タンクと、前記温調液タンクから出発して前記温調液タンクに再び戻る循環ラインと、を含む循環経路を有しており、
    前記有機溶剤の蒸気を凝縮させることは、前記温調液タンク内に設けられた凝縮器により前記温調液タンク中に存在する前記有機溶剤の蒸気を結露させることにより行われる、請求項記載の基板処理方法。
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