JP2007227765A - 基板表面処理装置、基板表面処理方法および基板処理装置 - Google Patents

基板表面処理装置、基板表面処理方法および基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の温度を適切に調節可能で、十分な乾燥が可能な信頼性の高い基板表面処理装置および基板表面処理方法を提供する。
【解決手段】基板Wの酸化膜をフッ酸蒸気によりエッチング処理する際には、基板Wの温度を適切に調節することが重要である。基板Wの表面にフッ酸蒸気が供給されている間、以下のようにして基板Wの温度を適切に調節する。裏面流体供給管26内にバルブ40dを介して温水を供給することにより、流体傘ノズル27の複数の流体噴出口から当該温水をスピンチャック21に保持された基板Wの裏面に向けて供給する。基板Wの裏面が疎水性である場合には、基板Wの裏面と流体傘ノズル27との間に、供給された温水からなる温水層HLを生成する。エッチング処理後、リンス処理を行い、その後、スピンチャック21の高速回転による基板Wの乾燥処理を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板の表面に処理を施す基板表面処理装置、基板表面処理方法および基板処理装置に関する。
従来から、半導体デバイス、液晶ディスプレイ等の製造工程においては、基板上に形成された酸化膜をエッチング処理(除去)する際に、一般に薬液としてフッ酸(フッ化水素水)を用いる。
上記フッ酸を用いる代わりに、当該フッ酸の蒸気(以下、フッ酸蒸気と呼ぶ)を用いることがある(例えば、特許文献1参照)。フッ酸蒸気を用いた場合には、薬液としてのフッ酸の消費量を低減することができる。
フッ酸蒸気を用いて酸化膜をエッチング処理する場合、酸化膜の種類(例えば、熱酸化膜、テトラエチルオルソシリケート(TEOS)、およびホウ素燐ケイ酸ガラス(BPSG)等)によってエッチングレート(nm/分)が大きく異なる。なお、エッチングレートとは、単位時間当たりにおける膜のエッチング量をいう。
また、酸化膜のエッチングレートは基板の温度に大きく依存する。また、酸化膜の種類によってエッチングレートの温度依存性が異なる。
例えば基板の温度が60℃である場合、ある種類の酸化膜のエッチングレートは室温の場合に比べほとんど変化しないが、他の種類の酸化膜のエッチングレートは低くなる。
この場合、基板の温度を60℃に維持することにより、ある種類の酸化膜のみをエッチングするというエッチング処理の選択性を得ることができる。
基板の温度は、当該基板をホットプレート上に保持することにより適切に調節される。
特開2002−100602号公報
一般に、上記エッチング処理を行った後は、基板上に残留するエッチング残渣を除去するために、基板上に室温とほぼ同じ温度のリンス液を供給するリンス処理を行う。そして、リンス処理の後、基板上の水分を除去するための乾燥処理(スピンドライ)を行う。
しかしながら、上記ホットプレートが重いため、基板を保持したホットプレートを高速で回転させることが困難である。その結果、基板上の水分を十分に除去することができない。ホットプレートを高速で回転できたとしても、高速回転による部品の摩耗が急激に進行する。また、リンス処理を行う際に、ホットプレートの温度が低下する。その結果、ホットプレートの温度の厳密な調節が困難である。
さらに、ホットプレートの温度低下の防止および十分な乾燥を実現するためには、リンス処理および乾燥処理と、エッチング処理とを、異なる処理ユニットで行えばよい。しかしながら、この場合、装置全体のフットプリントが大きくなる。
また、エッチング処理の時間とリンス処理および乾燥処理の時間とに差が生じた場合には、処理時間が短いユニット(通常、リンス処理および乾燥処理を行うユニット)に処理の待ち時間が発生する。それにより、基板処理のスループットが低下する。
本発明の目的は、基板の温度を適切に調節可能で、十分な乾燥が可能な信頼性の高い基板表面処理装置および基板表面処理方法を提供することである。
本発明の他の目的は、フットプリントを増加させることなく効率的な基板の表面処理および乾燥処理を行うことが可能な基板処理装置を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板表面処理装置は、基板の表面に処理を施す基板表面処理装置であって、基板を保持しつつ回転させる基板回転手段と、基板回転手段により回転される基板の表面に向けて所定の表面処理用気体を供給する気体供給手段と、基板回転手段に保持された基板の裏面に向けて加熱された流体を供給する流体供給手段とを備えたものである。
第1の発明に係る基板表面処理装置においては、基板は基板回転手段により保持されつつ回転される。基板回転手段により回転される基板の表面に向けて所定の表面処理用気体が気体供給手段により供給される。そして、基板回転手段に保持された基板の裏面に向けて加熱された流体が流体供給手段により供給される。
このような構成において、加熱された流体によって基板の温度を適切に調節することができる。これにより、気体供給手段により供給された表面処理用気体によって基板の表面処理が良好に行われる。
また、基板回転手段に加熱手段を設ける必要がないので、基板回転手段が軽量化される。したがって、基板の表面処理後に基板を保持する基板回転手段を高速で回転させることが可能となる。それにより、基板上の水分を十分に除去することができ、乾燥処理を良好に行うことができる。
さらに、基板回転手段が軽量化されるので、比較的重量の小さい基板回転手段を高速で回転させても部品の摩耗は少ない。したがって、基板表面処理装置の信頼性が向上する。
(2)所定の表面処理用気体は、酸および蒸気を含んでもよい。この場合、流体供給手段により基板の裏面に加熱された流体が供給され、基板の温度が適切に調節されているので、基板の表面が酸および蒸気により良好に処理される。
(3)所定の表面処理用気体は、酸の蒸気を含んでもよい。この場合、流体供給手段により基板の裏面に加熱された流体が供給され、基板の温度が適切に調節されているので、基板の表面が酸の蒸気により良好に処理される。
(4)基板表面処理装置は、流体供給手段により供給される加熱された流体を貯留する貯留部と、基板回転手段に保持された基板に供給された加熱された流体を回収して貯留部に戻す循環手段とをさらに備えてもよい。
この場合、流体供給手段に供給する加熱された流体が貯留部に貯留される。また、基板回転手段に保持された基板に供給された加熱された流体が循環手段により回収され上記貯留部に戻される。このように、加熱された流体を再利用することにより、加熱された流体の使用量を低減することができる。それにより、流体を加熱するために必要な電力の消費を低減することができ、低コスト化を図ることができる。
(5)基板表面処理装置は、循環手段により回収される加熱された流体中に含まれる酸の濃度を検出する濃度検出手段と、濃度検出手段により検出された酸の濃度が予め定められた基準値以上である場合に、循環手段により回収される加熱された流体を廃棄する廃棄手段とをさらに備えてもよい。
基板の表面に酸を含む表面処理用気体が供給されることにより、基板表面処理装置の雰囲気中に酸が含まれる。それにより、基板の裏面に供給される加熱された流体中に酸が混入される。その結果、基板の裏面に酸を含んだ上記流体が供給される。
そこで、循環手段により回収される加熱された流体中に含まれる酸の濃度を濃度検出手段を用いて検出する。そして、濃度検出手段により検出された酸の濃度が予め定められた基準値以上である場合に、循環手段により回収される加熱された流体を廃棄手段により廃棄する。これにより、基板の裏面に酸を含んだ上記流体が供給されることによって基板の裏面が処理されることを防止することができる。
(6)基板表面処理装置は、濃度検出手段により検出された酸の濃度が予め定められた基準値以上である場合に、貯留部に貯留されている加熱された流体の入れ替えを行う入れ替え手段をさらに備えてもよい。
この場合、濃度検出手段により検出された酸の濃度が予め定められた基準値以上である場合に、貯留部に貯留されている加熱された流体が入れ替え手段により入れ替えられる。このような構成により、加熱された新たな流体を基板の裏面に供給することができる。したがって、基板の裏面に酸を含んだ上記流体が供給されることによって基板の裏面が処理されることを防止することができる。
(7)加熱された流体は、加熱された液体を含んでもよい。この場合、基板の裏面に加熱された液体が供給されることにより、基板の温度を適切に調節することができる。
(8)加熱された流体は、加熱された気体を含んでもよい。この場合、基板の裏面に加熱された気体が供給されることにより、基板の温度を適切に調節することができる。
(9)流体供給手段は、基板回転手段に保持された基板の裏面に対向する流体供給部を含み、流体供給部は、基板回転手段に保持された基板の裏面に加熱された流体を噴出するための流体噴出口を有し、流体噴出口は、基板回転手段に保持された基板の裏面に対向する領域に分散的に複数配置されてもよい。
この場合、上記流体供給部において当該基板の裏面に加熱された流体を噴出する流体噴出口が当該基板の裏面に対向する領域に分散的に複数配置されていることにより、基板の温度を均一に調節することができる。
(10)流体供給部は、基板回転手段に保持された基板よりも大きな直径を有してもよい。
この場合、基板の裏面全体を含む領域に流体供給部により加熱された流体が供給されることにより、基板の温度を確実かつ均一に調節することができる。
(11)流体供給手段は、基板回転手段に保持された基板の裏面に対向する流体供給部を含み、流体供給部は、基板回転手段に保持された基板の裏面と流体供給部との間の空間に加熱された流体が保持されるように基板の裏面に近接して配置されてもよい。
この場合、流体供給部が基板回転手段に保持された基板の裏面と当該流体供給部との間の空間に加熱された流体が保持されるように基板の裏面に近接して配置されることにより、上記空間に保持された加熱された流体によって基板の温度を均一かつ適切に調節することが可能となる。
(12)加熱された流体の温度は、30℃以上90℃以下であってもよい。この場合、加熱された流体により基板の温度を30℃以上90℃以下の範囲で適切に調節することができる。
(13)基板表面処理装置は、基板回転手段により回転される基板にリンス液を供給するリンス液供給手段をさらに備えてもよい。
この場合、リンス液供給手段を用いて基板回転手段により回転される基板にリンス液を供給することができる。これにより、表面処理用気体による基板の処理後に、基板上の表面処理用気体を確実に除去することができる。
(14)流体供給手段は、少なくとも気体供給手段により表面処理用気体が基板に供給されている間、基板回転手段に保持された基板の裏面に向けて加熱された流体を供給してもよい。
この場合、基板に所定の表面処理用気体が供給されている間、つまり当該表面処理用気体による処理の間、上記基板の裏面に向けて流体供給手段により加熱された流体が供給されることにより、基板の温度が適切に調節された状態で上記処理を行うことができる。これにより、基板の上記の処理を良好に行うことができる。
(15)流体供給手段は、気体供給手段による表面処理用気体の供給開始より前に加熱された流体の供給を開始してもよい。
この場合、気体供給手段による表面処理用気体の供給開始より前に加熱された流体が流体供給手段により基板の裏面に供給されることにより、表面処理用気体による基板の処理の前に予め基板の温度を適切に調節することができる。それにより、基板の温度が適切に調節されていない状態で表面処理用気体による処理が行われることが回避される。これにより、基板の上記の処理を良好に行うことができる。
(16)第2の発明に係る基板表面処理方法は、基板の表面に処理を施す基板表面処理方法であって、基板を保持しつつ回転させる基板回転ステップと、基板回転ステップで回転される基板の表面に向けて所定の表面処理用気体を供給する気体供給ステップと、保持された基板の裏面に向けて加熱された流体を供給する流体供給ステップとを備えたものである。
第2の発明に係る基板表面処理方法においては、基板回転ステップで基板は保持されつつ回転される。気体供給ステップにおいて、回転される基板の表面に向けて所定の表面処理用気体が供給される。そして、流体供給ステップにおいて、保持された基板の裏面に向けて加熱された流体が供給される。
このような構成において、加熱された流体によって基板の温度を適切に調節することができる。これにより、表面処理用気体によって基板の表面処理が良好に行われる。
また、基板回転手段に加熱手段を設ける必要がないので、基板回転手段が軽量化される。したがって、基板の表面処理後に基板を保持する基板回転手段を高速で回転させることが可能となる。それにより、基板上の水分を十分に除去することができ、乾燥処理を良好に行うことができる。
さらに、基板回転手段が軽量化されるので、比較的重量の小さい基板回転手段を高速で回転させても部品の摩耗は少ない。したがって、基板表面処理装置の信頼性が向上する。
(17)第3の発明に係る基板処理装置は、基板を収納する基板収納部と、第1の発明に係る複数の基板表面処理装置と、基板収納部と複数の基板表面処理装置の各々との間で基板を搬送する搬送手段とを備えたものである。
第3の発明に係る基板処理装置では、基板は基板収納部に収納される。また、基板は、基板収納部と第1の発明に係る複数の基板表面処理装置の各々との間で搬送手段により搬送される。
第3の発明に係る基板処理装置においては、第1の発明に係る複数の基板表面処理装置が設けられているので、基板の加熱処理、表面処理用気体による基板の処理、および乾燥処理といった一連の処理を各基板表面処理装置で並行して行うことができる。
また、基板回転手段を軽量化しつつ各基板表面処理装置内で基板の加熱処理、表面処理用気体による基板の処理および乾燥処理を行うことができるので、フットプリントを増加させることなく、多くの基板表面処理装置を基板処理装置内に設けることが可能となる。それにより、各基板表面処理装置間で処理の待ち時間が発生することなく、基板の各処理を効率的に行うことができる。これらの結果、基板処理のスループットが向上する。
本発明の基板表面処理装置および基板表面処理方法によれば、基板の温度を適切に調節でき、十分な乾燥が可能となるとともに、信頼性が高くなる。
また、本発明の基板処理装置によれば、フットプリントを増加させることなく、効率的な基板の表面処理および乾燥処理を行うことが可能となる。
以下、本実施の形態に係る基板表面処理装置およびこれを備える基板処理装置について図面を参照しながら説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、および光ディスク用基板等をいう。
(1)基板表面処理装置を備えた基板処理装置
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置を示す平面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a,2bおよび複数の基板表面処理装置VPCが配置されている。
流体ボックス部2a,2bは、それぞれ基板表面処理装置VPCからの廃液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器等の流体関連機器を収納する。
基板表面処理装置VPCにおいては、例えばフッ酸(フッ化水素水)の蒸気(以下、フッ酸蒸気と呼ぶ)によって、基板上に形成された酸化膜(例えば、熱酸化膜、テトラエチルオルソシリケート(TEOS)、またはホウ素燐ケイ酸ガラス(BPSG)等)のエッチング処理が行われるとともに、当該エッチング処理後におけるリンス処理および乾燥処理が行われる。なお、上記の基板表面処理装置VPCの構成の詳細については後述する。
処理領域Bには、流体ボックス部2c,2dおよび複数の基板表面処理装置VPCが配置されている。なお、処理領域Bに配置された基板表面処理装置VPCは、処理領域Aに配置された基板表面処理装置VPCと同様な処理を行う。
流体ボックス部2c,2dは、それぞれ基板表面処理装置VPCからの廃液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器等の流体関連機器を収納する。また、搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが設けられている。
処理領域A,Bの一端部側には、基板の搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。
本実施の形態においては、キャリア1として、基板Wを密閉した状態で収納するFOUP(Front Opening Unified Pod)を用いているが、これに限定されるものではなく、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッド、OC(Open Cassette)等を用いることもできる。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された基板表面処理装置VPCに搬送し、または、基板表面処理装置VPCから受け取った処理後の基板WをインデクサロボットIRに搬送する。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各基板表面処理装置VPCの動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作、およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。
本実施の形態に係る基板処理装置100は、ダウンフロー(下降流)方式のクリーンルーム内等に設けられる。
(2)基板表面処理装置の構成
続いて、基板処理装置100内に配置される基板表面処理装置VPCの構成について説明する。
図2は、基板表面処理装置VPCの構成を示す模式図である。なお、図2の基板表面処理装置VPCは一部が断面図により示されている。
上述したように、基板表面処理装置VPCは、フッ酸蒸気を用いて基板Wのエッチング処理を行うとともに、当該エッチング処理後のリンス処理および乾燥処理を行う。すなわち、本実施の形態の基板表面処理装置VPCは、エッチング処理、リンス処理および乾燥処理を含む一連の処理を行う。
図2に示すように、基板表面処理装置VPCは、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック21を備える。
スピンチャック21は、チャック回転駆動機構36によって回転される回転軸25の上端に固定されている。基板Wは、フッ酸蒸気を用いたエッチング処理、当該エッチング処理後のリンス処理および乾燥処理等を行う場合に、スピンチャック21により水平に保持された状態で回転する。
スピンチャック21の回転軸25は中空軸からなる。回転軸25の内部には、裏面流体供給管26が挿通されている。
裏面流体供給管26には、後述するように、加熱された純水(以下、温水と呼ぶ)、薬液、常温の窒素ガス、または高温の窒素ガスが供給される。
ここで、本実施の形態では、上記裏面流体供給管26の先端には、基板Wの裏面に対向する円板状の流体傘ノズル27が取り付けられている。流体傘ノズル27は、複数の後述の流体噴出口27a(図5)を有する。複数の流体噴出口27aから基板Wの裏面に向けて温水、薬液、常温の窒素ガス、または高温の窒素ガスが供給される。
スピンチャック21は、処理カップ23内に収容されている。処理カップ23によってスピンチャック21の周囲を取り囲むことにより、裏面流体供給管26により基板Wの裏面に供給された温水または薬液を回収するための回収空間24が形成される。
回収空間24には、当該回収空間24により回収された温水または薬液を後述の三方バルブ56(図6)に導くための回収管31が接続されている。三方バルブ56によって上記温水または薬液が循環されるか廃棄されるかが切り替えられる。詳細については後述する。
スピンチャック21の上方には、基板Wの表面に対向する円板状の気体傘ノズル22が設けられている。アーム28の先端付近から鉛直下方向に支持軸29が設けられ、その支持軸29の下端に、気体傘ノズル22がスピンチャック21に保持された基板Wの表面に対向するように取り付けられている。
気体傘ノズル22は、複数の後述の気体噴出口22a(図5)を有する。また、気体傘ノズル22の直径は基板Wの直径よりも大きい。
支持軸29の内部には、上記気体傘ノズル22の気体噴出口22aに連通した窒素ガス供給路30が挿通されている。窒素ガス供給路30には、図示しない窒素ガス供給源からバルブ32を介して窒素ガスが供給される。この窒素ガス供給路30は、基板Wの乾燥処理時に、基板Wに対して窒素ガスを供給する。
また、窒素ガス供給路30の内部には、気体傘ノズル22の気体噴出口22aに連通したフッ酸蒸気供給管33が挿通されている。
フッ酸蒸気供給管33には、フッ酸蒸気供給源34からバルブ35を介してフッ酸蒸気が供給される。このフッ酸蒸気はフッ酸蒸気供給管33および気体噴出口22aを介して基板Wの表面に供給される。それにより、基板W上に形成された所定の酸化膜のエッチング処理が行われる。なお、フッ酸蒸気供給源34は密閉されたタンクとなっており、ガス配管34aから供給される窒素ガスがフッ酸蒸気供給源34内を通過することによって、窒素ガスがキャリアガスとなって基板Wにフッ酸蒸気が供給される。
また、気体傘ノズル22の直径が基板Wの直径よりも大きいことにより、基板Wの表面にフッ酸蒸気を均一に供給することができる。それにより、基板Wの酸化膜のエッチング処理を良好に行うことができる。
アーム28には、傘ノズル昇降駆動機構37および傘ノズル回転駆動機構38が接続されている。傘ノズル昇降駆動機構37は、スピンチャック21に保持された基板Wの表面に近接した位置とスピンチャック21から離間した位置との間で気体傘ノズル22を上下動させる。
具体的には、気体傘ノズル22は、後述のリンス液ノズル43(図3)によるリンス処理時および基板搬送ロボットCR(図1)による基板Wの搬送時には、傘ノズル昇降駆動機構37により上昇させられて、基板Wの表面に近接した位置から離される。
また、傘ノズル回転駆動機構38は、基板Wのほぼ中心を通る鉛直軸を中心として気体傘ノズル22を回転させる。基板Wの乾燥処理時には、気体傘ノズル22は傘ノズル回転駆動機構38により所定の回転数で回転され、基板Wのその他の処理時には、傘ノズル回転駆動機構38により回転されてもよいし、回転されなくてもよい。
(3)基板の温度調節
(3−1)第1の例
上記背景技術で述べたように、基板Wの酸化膜をフッ酸蒸気によりエッチング処理する際には、基板Wの温度を適切に調節することが重要である。
本実施の形態では、基板Wの表面にフッ酸蒸気が供給されている間、以下のようにして基板Wの温度を適切に調節する。
次に、図3は、基板Wの温度の調節方法を説明するための模式図である。
図3に示すように、スピンチャック21は、基板Wの外周端部を保持する第1の基板保持部21aを有する。第1の基板保持部21aは、流体傘ノズル27を取り囲むように設けられる。なお、図3の例では、流体傘ノズル27の直径は第1の基板保持部21aに保持された基板Wの直径よりも小さくなっている。
裏面流体供給管26内には、常温の窒素ガス、高温の窒素ガス、薬液または温水が供給される。
常温の窒素ガスは図示しない窒素ガス供給源からバルブ40aを介して裏面流体供給管26内に供給され、高温の窒素ガスは図示しない窒素ガス供給源からバルブ40bを介して裏面流体供給管26内に供給され、薬液は図示しない薬液供給源からバルブ40cを介して裏面流体供給管26内に供給され、温水は図示しない温水供給源からバルブ40aを介して裏面流体供給管26内に供給される。なお、裏面流体供給管26内への温水の供給系の詳細な構成については後述する。
本実施の形態では、裏面流体供給管26内にバルブ40dを介して温水が供給されると、流体傘ノズル27の複数の流体噴出口27a(図5)から温水がスピンチャック21に保持された基板Wの裏面に向けて供給される。供給された温水により、基板Wの温度が適切に調節される。
ここで、基板Wの裏面が親水性である場合には、複数の流体噴出口27aから供給された温水は基板Wの裏面に良好に広がる。それにより、基板Wの温度を均一に調節することができる。
一方、基板Wの裏面が疎水性である場合には、複数の流体噴出口27aから供給された温水は基板Wの裏面に良好に広がらない。その結果、基板Wの温度を均一に調節することが困難である。
そこで、本実施の形態では、基板Wの裏面と流体傘ノズル27との間に、供給された温水からなる温水層HLを生成する。温水層HLは、基板Wと流体傘ノズル27との間隔を小さくし、基板Wの回転数を低くすることにより生成される。なお、温水層HLを確実に生成するために以下のようにする。
上述したように、スピンチャック21を回転させる回転軸25は中空軸からなり、回転軸25の内部に裏面流体供給管26が挿通されている。このような構成において、裏面流体供給管26の外周面と回転軸25の内周面との間に形成された空間41内に、図示しない窒素ガス供給源からバルブ42を介して常温の窒素ガスを供給する。それにより、基板Wの裏面と流体傘ノズル27との間の温水が、上記供給される窒素ガスによって空間41へ流れ込むことが防止される。これにより、温水層HLを確実に生成することができ、生成された温水層HLにより基板Wの温度を適切に調節することができる。
また、生成された温水層HLにより、基板Wの表面に向けて供給されたフッ酸蒸気が基板Wの裏面に浸入することが阻止される。
本実施の形態では、上記のように、バルブ40dを介して供給される温水(または温水層HL)を用いて基板Wの温度を調節してもよいし、バルブ40bを介して供給される高温の窒素ガスを用いて基板Wの温度を調節してもよい。また、図3では図示していないが、裏面流体供給管26を介して基板Wの裏面に水蒸気を供給することにより、基板Wの温度を調節することも可能である。
基板Wの裏面に供給される温水、高温の窒素ガスまたは加熱された蒸気の温度は、例えば30℃以上90℃以下である。
また、バルブ40aを介して供給される常温の窒素ガスは、基板Wの乾燥処理時に用いられ、バルブ40cを介して供給される薬液は、例えば基板Wの裏面に対してエッチング処理を行う場合に用いられる。
スピンチャック21の外方には、回転される基板Wの略中心に向かって例えば純水等のリンス液を供給するリンス液ノズル43が設けられている。
上記リンス液の他の例としては、イソプロピルアルコール(IPA)等の有機溶剤、オゾンを純水に溶解させたオゾン水、および水素を純水に溶解させた水素水等が挙げられる。
フッ酸蒸気を用いたエッチング処理の終了後は、図2の傘ノズル昇降駆動機構37により気体傘ノズル22を基板Wから離間した位置に退避させた後、リンス液ノズル43により回転される基板Wに対しリンス液が供給される。
このように、気体傘ノズル22が基板Wから離間した位置に退避された後、リンス液ノズル43によりリンス液が供給されることにより、当該リンス液が気体傘ノズル22に付着することが防止される。それにより、気体傘ノズル22から再びフッ酸蒸気が基板Wの表面に供給される際に、上記付着したリンス液に当該フッ酸蒸気が溶け込むことにより生成されるフッ酸の発生を防止することができる。
(3−2)第2の例
上記第1の例では、流体傘ノズル27の直径が第1の基板保持部21aに保持された基板Wの直径よりも小さくなっている例について説明したが、基板Wの温度をより均一に調節する上で、流体傘ノズル27の直径が上記基板Wの直径よりも大きいことが好ましい。
図4は、基板Wの温度の調節方法の他の例を説明するための模式図である。
本例では、図4に示すように、スピンチャック21は、基板Wの外周端部を保持する第2の基板保持部21bを有する。
第2の基板保持部21bは、基板Wの直径よりも大きい流体傘ノズル27の円周端部を避けるようにスピンチャック21上の縁部に設けられた支持部21cと、その支持部21cの上端から内方へ延びる保持部21dとを有する。保持部21dにより基板Wの外周端部が保持されるこのような第2の基板保持部21bを設けることにより、流体傘ノズル27の直径を基板Wの直径よりも大きくすることができる。それにより、基板Wの裏面の外周端部まで均一に温水層HLを満たすことができる。これにより、基板Wの裏面全体の温度を均一に調節できる。
(4)気体傘ノズルおよび流体傘ノズル
次いで、フッ酸蒸気を供給する気体傘ノズル22、および温水または高温の窒素ガス等を供給する流体傘ノズル27の構成について説明する。
図5(a)は下方から見た気体傘ノズル22の平面図であり、図5(b)は上方から見た流体傘ノズル27の平面図である。
図5(a)に示すように、基板Wの表面にフッ酸蒸気を供給する気体傘ノズル22は、スピンチャック21により保持された基板Wの表面に対向する領域に分散的に配置された複数の気体噴出口22aを有する。このように、複数の気体噴出口22aが基板Wの表面に対向する領域に分散的に配置されることにより、基板Wの表面に対してフッ酸蒸気を均一に供給することができる。なお、図5(a)の例では、複数の気体噴出口22aは、所定の間隔を隔てた複数の同心円上に配置されており、同じ円周上において、各気体噴出口22aは等間隔で配置されている。
また、図5(b)に示すように、基板Wの裏面に温水等を供給する流体傘ノズル27は、スピンチャック21により保持された基板Wの裏面に対向する領域に分散的に配置された複数の流体噴出口27aを有する。このように、複数の流体噴出口27aが基板Wの裏面に対向する領域に分散的に配置されることにより、基板Wの裏面に対して温水等を均一に供給することができる。したがって、基板Wの温度を均一に調節することができ、エッチング処理を良好に行うことが可能となる。なお、図5(b)の例では、複数の流体噴出口22bは、所定の間隔を隔てた複数の同心円上に配置されており、同じ円周上において、各流体噴出口22bは等間隔で配置されている。
(5)温水の循環系
続いて、基板Wの裏面に供給された温水を再利用する方法および廃棄する方法について説明する。
図6は、基板Wの裏面に供給された温水を再利用する循環系および廃棄する廃棄系を示す説明図である。
図6に示すように、各基板表面処理装置VPC(図1)の裏面流体供給管26には、流体ボックス部2a〜2d内に設けられ、温水を貯留する温水貯留タンクTAに延びる温水用供給管51が接続されている。
温水用供給管51には、上述のバルブ40d(図3および図4)が介挿され、流体ボックス部2a〜2dにおいてバルブ40d側から順にフィルタF、ポンプ52および温度調節器53が介挿されている。
温水用供給管51に介挿されたポンプ52が動作すると、温水貯留タンクTA内の温水が温度調節器53へ送られ、所定の温度に調節される。
そして、温度が調節された温水は、ポンプ52およびフィルタFを通じてバルブ40dへ送られる。バルブ40dを操作することにより基板Wの裏面に温水を供給することができる。
ここで、流体ボックス部2a〜2dにおいて温水用供給管51のバルブ40dとポンプ52との間には配管54の一端が接続されている。配管54の他端は温水貯留タンクTAへ延びている。配管54にはバルブ55が介挿されている。
このような構成において、バルブ40dを閉じるとともにバルブ55を開くことにより、温水貯留タンクTAからくみ上げられた温水が、基板表面処理装置VPCに送られることなく再び温水貯留タンクTAに貯留される。
このように、温水が温水貯留タンクTA、温水用供給管51、温度調節器53、ポンプ52、フィルタF、および配管54を循環することにより、温水貯留タンクTA内の温水が温度調節器53により所定の温度に維持されるとともに、フィルタFにより清浄に保たれる。
処理カップ23内の回収空間24には回収管31の一端が接続されている。回収管31の他端は三方バルブ56に接続されている。この三方バルブ56には、循環系配管57および廃棄系配管58が接続されている。
循環系配管57は、流体ボックス部2a〜2dにある回収タンクRTAに接続されており、循環系配管57に導かれた温水は一旦、回収タンクRTAに貯留される。
回収タンクRTAには、循環系配管59が接続されており、循環系配管59は回収タンクRTAから流体ボックス部2a〜2d内の温水貯留タンクTAへ延びている。
流体ボックス部2a〜2dにおいて、循環系配管59には、ポンプ60が介挿されるとともにそのポンプ60を挟んで2つのフィルタFが介挿されている。
廃棄系配管58は、各基板表面処理装置VPCから流体ボックス部2a〜2d内または基板処理装置100の外部に設けられた図示しない廃液処理装置へ延びている。
また、温水貯留タンクTAには当該温水貯留タンクTA内の温水を廃棄するためのタンク内温水廃液管61の一端が接続されている。上記タンク内温水廃液管61の他端は廃棄系配管58に接続されている。
さらに、温水貯留タンクTA内には当該温水貯留タンクTA内に新たな温水を供給するための温水供給管63の一端が配置されている。上記温水供給管63の他端は図示しない温水供給源に接続され、温水供給管63にはバルブ64が介挿されている。バルブ64を開くことにより、温水貯留タンクTA内に新たな温水が供給される。
エッチング処理の際における基板Wの温度調節時には、三方バルブ56は、回収空間24を通じて回収管31に流れ込む温水を循環系配管57へ導くように制御される。これにより、回収管31と循環系配管57とが三方バルブ56を介して連通する。この場合、温水は廃棄系配管58には流れない。
循環系配管57に導かれた温水は、上述のように一旦回収タンクRTAに貯留される。回収タンクRTAに貯留された温水は、ポンプ60により循環系配管59を通じて温水貯留タンクTA内に送られるとともに、フィルタFにより清浄にされる。それにより、基板Wの温度調節用に用いられた温水が、再び温水貯留タンクTAに貯留される。
三方バルブ56、バルブ40d、バルブ55、バルブ62、バルブ64、ポンプ52、ポンプ60、および温度調節器53の動作は図1の制御部4により制御される。
ここで、本実施の形態では、温水貯留タンクTA内に貯留される温水中に含まれるフッ酸の濃度を検出する濃度センサSが設けられている。
通常、フッ酸蒸気が基板Wの表面に供給されるエッチング処理の期間の前後においても、フッ酸蒸気が基板Wの表面に供給されてしまう場合が多い。そのため、基板表面処理装置VPCの雰囲気中におけるフッ酸蒸気の割合が大きいと、基板Wの裏面に供給される温水中にフッ酸蒸気が溶け込む。その結果、温水中にフッ酸が生成され、基板Wの裏面にフッ酸が供給されることになる。
そこで、上記の濃度センサSにより検出されたフッ酸の濃度が予め定められた基準値以上である場合には、三方バルブ56は、回収空間24を通じて回収管31に流れ込む温水を廃棄系配管58へ導くように制御される。それにより、上記基準値以上の濃度を有する温水は温水貯留タンクTA内に再び導かれることはない。
これに伴って、バルブ62が開かれ、タンク内温水廃液管61および廃棄系配管58を通じて温水貯留タンクTA内に貯留されている温水が廃棄される。
このようにして、温水貯留タンクTA内に貯留される温水がなくなれば、バルブ64が開かれることにより温水供給管63を通じて新たな温水が温水貯留タンクTA内に供給される。
このように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、基板Wの温度調節時に用いられる温水が循環されつつ再利用される。したがって、新たな温水の使用量を低減することによって消費電力を低減することができる。それにより、低コスト化を図ることができる。
(6)処理フロー
次に、基板表面処理装置VPCを用いた基板Wに対する各種処理の流れについて説明する。
図7は、基板Wに対する各種処理の流れを示す処理チャートである。
図7(a)は気体傘ノズル22による基板Wの表面への窒素ガスの供給(オン状態)と供給の停止(オフ状態)とを示し、図7(b)は基板Wのエッチング処理時での気体傘ノズル22による基板Wの表面へのフッ酸蒸気の供給(オン状態)と供給の停止(オフ状態)とを示す。
また、図7(c)は流体傘ノズル27による基板Wの裏面への温水または高温の窒素ガスの供給(オン状態)と供給の停止(オフ状態)とを示し、図7(d)は基板Wのリンス処理時でのリンス液ノズル43による基板Wの表面へのリンス液の供給(オン状態)と供給の停止(オフ状態)とを示す。
また、図7(e)は基板Wを保持しつつ回転させるスピンチャック21の回転数の変化を示し、図7(f)は気体傘ノズル22の回転数の変化を示す。
さらに、図7(g)は基板Wの乾燥処理時での流体傘ノズル27による基板Wの裏面への高温の窒素ガスの供給(オン状態)と供給の停止(オフ状態)とを示す。
ここで、時刻T0において、気体傘ノズル22による基板Wの表面への窒素ガスの供給はオフ状態となっており(図7(a))、気体傘ノズル22による基板Wの表面へのフッ酸蒸気の供給はオフ状態となっており(図7(b))、流体傘ノズル27による基板Wの裏面への温水または高温の窒素ガスの供給はオフ状態となっている(図7(c))。
また、時刻T0において、リンス液ノズル43による基板Wの表面へのリンス液の供給はオフ状態となっており(図7(d))、流体傘ノズル27による基板Wの裏面への高温の窒素ガスの供給はオフ状態となっている(図7(g))。
なお、時刻T0において、スピンチャック21の回転数は例えば500rpmであり、気体傘ノズル22の回転数の回転数は例えば400rpmである。
最初に、時刻T1において、気体傘ノズル22による基板Wの表面への窒素ガスの供給が開始される(図7(a))。それにより、基板Wの上方の雰囲気中に含まれる水分を除去することができる。なお、気体傘ノズル22により供給される窒素ガスは高温であることが好ましい。
これに伴って、時刻T1において、流体傘ノズル27による基板Wの裏面への温水または高温の窒素ガスの供給が開始される(図7(c))。
次に、時刻T2において、気体傘ノズル22による基板Wの表面への窒素ガスの供給が停止される(図7(a))。これに伴って、流体傘ノズル27による基板Wの表面へのフッ酸蒸気の供給が開始される(図7(b))。
このように、気体傘ノズル22による基板Wの表面へのフッ酸蒸気の供給の開始(時刻T2)よりも前に、流体傘ノズル27による基板Wの裏面への温水または高温の窒素ガスの供給が開始(時刻T1)されることにより、エッチング処理前に予め基板Wを所定の温度に調節することができる。それにより、基板Wが所定の温度に達していない状態でのエッチング処理が行われることが回避される。
続いて、時刻T3において、気体傘ノズル22による基板Wの表面への窒素ガスの供給が再び開始される(図7(a))。これに伴って、時刻T3において、流体傘ノズル27による基板Wの表面へのフッ酸蒸気の供給が終了される(図7(b))。
次いで、時刻T4において、気体傘ノズル22による基板Wの表面への窒素ガスの供給が停止される(図7(a))。これに伴って、時刻T4において、流体傘ノズル27による基板Wの裏面への温水または高温の窒素ガスの供給が終了される(図7(c))。
このように、気体傘ノズル22による基板Wの表面へのフッ酸蒸気の供給の終了(時刻T3)よりも後の時刻T4に至るまでの間、流体傘ノズル27による基板Wの裏面への温水または高温の窒素ガスの供給を継続することにより、基板Wの温度が急激に低下することが防止される。したがって、エッチング処理の信頼性が向上される。
また、時刻T4において、リンス液ノズル43による基板Wの表面へのリンス液の供給が開始される(図7(d))。
これに伴って、時刻T4において、スピンチャック21の回転数が500rpmから例えば1000rpmに上昇する(図7(e))とともに、気体傘ノズル22の回転数が400rpmから例えば900rpmに上昇する(図7(f))。
このように、リンス液ノズル43による基板Wのリンス処理時において気体傘ノズル22の回転数を上昇させると、基板Wの上方に気流を生成することができる。それにより、基板W上にリンス液が均一に供給され、リンス処理が良好に行われる。
続いて、時刻T5において、気体傘ノズル22による基板Wの表面への窒素ガスの供給が再び開始される(図7(a))。これに伴って、時刻T5において、リンス液ノズル43による基板Wの表面へのリンス液の供給が終了される(図7(d))とともに、流体傘ノズル27による基板Wの裏面への高温の窒素ガスの供給が開始される(図7(g))。
この場合、時刻T5において、スピンチャック21の回転数が1000rpmから例えば3000rpmに上昇する(図7(e))とともに、気体傘ノズル22の回転数が900rpmから例えば2900rpmに上昇する(図7(f))。
このように、気体傘ノズル22および流体傘ノズル27の両方を用いて基板Wに向けて窒素ガス(高温の窒素ガス)を供給することによって、基板Wを確実に乾燥させることができる。
次に、時刻T6において、気体傘ノズル22による基板Wの表面への窒素ガスの供給が終了される(図7(a))とともに、流体傘ノズル27による基板Wの裏面への高温の窒素ガスの供給が終了される(図7(g))。これに伴って、時刻T6において、スピンチャック21の回転数が3000rpmから0rpmになる(図7(e))とともに、気体傘ノズル22の回転数が2900rpmから0rpmになり(図7(f))、スピンチャック21および気体傘ノズル22が停止される。
(7)本実施の形態における効果
(7−1)基板表面処理装置による効果
上述したように、本実施の形態に係る基板表面処理装置VPCにおいては、スピンチャック21により保持されつつ回転される基板Wの表面に向けてフッ酸蒸気が気体傘ノズル22により供給される。そして、上記基板Wの裏面に向けて温水または高温の窒素ガスが流体傘ノズル27により供給される。
このような構成において、流体傘ノズル27により供給された温水または高温の窒素ガスによって基板Wの温度を適切に調節することができる。これにより、気体傘ノズル22により供給されたフッ酸蒸気によって基板Wのエッチング処理が良好に行われる。
また、従来のように、基板Wを保持しつつ加熱する重量の大きいホットプレートによって基板Wの温度を調節しなくて済むので、基板Wのエッチング処理後に行われる乾燥処理を行う場合には、基板Wを保持するスピンチャック21を高速で回転させることが可能となる。それにより、基板W上の水分を十分に除去することができ、乾燥処理を良好に行うことができる。
さらに、従来では、ホットプレートの高速回転により部品の摩耗は急激に進行していたが、比較的重量の小さいスピンチャック21を高速で回転させても部品の摩耗は少ない。
(7−2)基板処理装置による効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、複数の基板表面処理装置VPCが設けられているので、基板Wの加熱処理、フッ酸蒸気による基板Wのエッチング処理、リンス処理および乾燥処理といった一連の処理を各基板表面処理装置VPCで並行して行うことができる。
これにより、従来のように、重量の大きいホットプレートを高速で回転させる必要がなく、基板Wの乾燥処理を別個の処理装置で行う必要がない。したがって、フットプリントを増加させることなく、多くの基板表面処理装置VPCを基板処理装置100内に設けることが可能となる。それにより、各基板表面処理装置VPC間で処理の待ち時間が発生することなく、基板Wの処理を効率的に行うことができる。その結果、基板Wの処理のスループットが向上する。
(8)他の実施の形態
上記実施の形態では、フッ酸蒸気供給源34からのフッ酸蒸気が基板Wに供給されるようになっているが、フッ酸蒸気に代えて、無水フッ酸ガスに水蒸気を混合したものを基板Wに供給してもよい。この場合、図2の二点鎖線部のように、無水フッ酸タンク340からの無水フッ酸と、水蒸気発生タンク341からの水蒸気とを混合させる。さらには、無水フッ酸ガスに代えて、塩酸ガスまたは硝酸ガスを用いてもよい。
また、酸の蒸気としては、単なるフッ酸蒸気だけでなく、フッ酸、塩酸、および硝酸を含む酸の蒸気のうちの少なくとも一つを含む蒸気であってもよい。さらに、この酸の蒸気を送り出すためのキャリアガスとしては、窒素ガスのほか、アルゴン等の不活性ガスであってもよい。
また、上記実施の形態では、気体傘ノズル22に複数の気体噴出口22aを分散的に設け、流体傘ノズル27に複数の流体噴出口27aを分散的に設けた例について説明したが、これに限定されるものでなく、例えば気体傘ノズル22の中心に一つの気体噴出口22aを設け、流体傘ノズル27の中心に一つの流体噴出口27aを設けてもよい。
さらに、上記実施の形態では、濃度センサSにより検出されたフッ酸の濃度が予め定められた基準値以上である場合に、回収空間24を通じて回収管31に流れ込む温水を廃棄系配管58へ導くように三方バルブ56を制御する例について説明したが、これに限定されるものでなく、基板Wの処理枚数を測定し、測定された処理枚数が予め定められた枚数に達した場合に、上記のように三方バルブ56を制御してもよい。
(9)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、スピンチャック21、第1の基板保持部21aおよび第2の基板保持部21bが基板回転手段に相当し、気体傘ノズル22、フッ酸蒸気供給管33およびバルブ35が気体供給手段に相当し、フッ酸蒸気が所定の表面処理用気体に相当し、流体傘ノズル27、裏面流体供給管26およびバルブ40b,40dが流体供給手段に相当し、温水貯留タンクTAが貯留部に相当する。
また、上記実施の形態においては、三方バルブ56、循環系配管57,59、ポンプ60、温水貯留タンクRTAおよびフィルタFが循環手段に相当し、濃度センサが濃度検出手段に相当し、三方バルブ56、廃棄系配管58、タンク内温水廃液管61およびバルブ62が廃棄手段に相当し、温水供給管63およびバルブ64が入れ替え手段に相当する。
さらに、上記実施の形態においては、流体傘ノズル27が流体供給部に相当し、リンス液ノズル43がリンス液供給手段に相当し、キャリア1が基板収納部に相当し、基板搬送ロボットCRおよびインデクサロボットIRが搬送手段に相当する。
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、および光ディスク用基板等の種々の基板に処理を行うため等に利用することができる。
本実施の形態に係る基板処理装置を示す平面図である。 基板表面処理装置の構成を示す模式図である。 基板の温度の調節方法を説明するための模式図である。 基板の温度の調節方法の他の例を説明するための模式図である。 (a)は下方から見た気体傘ノズルの平面図であり、(b)は上方から見た流体傘ノズルの平面図である。 基板の裏面に供給された温水を再利用する循環系および廃棄する廃棄系を示す説明図である。 基板に対する各種処理の流れを示す処理チャートである。
符号の説明
1 キャリア
2a〜2d 流体ボックス部
4 制御部
21 スピンチャック
21a 第1の基板保持部
21b 第2の基板保持部
21c 避け部
22 気体傘ノズル
22a 気体噴出口
25 回転軸
26 裏面流体供給管
27 流体傘ノズル
27a 流体噴出口
30 窒素ガス供給路
33 フッ酸蒸気供給管
34 フッ酸蒸気供給源
35 バルブ
36 チャック回転駆動機構
37 傘ノズル昇降駆動機構
38 傘ノズル回転駆動機構
40d バルブ
43 リンス液ノズル
51 温水用供給管
52,60 ポンプ
53 温度調節器
56 三方バルブ
57,59 循環系配管
58 廃棄系配管
61 タンク内温水廃液管
62,64 バルブ
63 温水供給管
100 基板処理装置
CR 基板搬送ロボット
HL 温水層
ID インデクサ
IR インデクサロボット
RTA 温水貯留タンク
S 濃度センサ
TA 温水貯留タンク
VPC 基板表面処理装置
W 基板

Claims (17)

  1. 基板の表面に処理を施す基板表面処理装置であって、
    基板を保持しつつ回転させる基板回転手段と、
    前記基板回転手段により回転される基板の表面に向けて所定の表面処理用気体を供給する気体供給手段と、
    前記基板回転手段に保持された基板の裏面に向けて加熱された流体を供給する流体供給手段とを備えたことを特徴とする基板表面処理装置。
  2. 前記所定の表面処理用気体は、酸および蒸気を含むことを特徴とする請求項1記載の基板表面処理装置。
  3. 前記所定の表面処理用気体は、酸の蒸気を含むことを特徴とする請求項1記載の基板表面処理装置。
  4. 前記流体供給手段に供給する前記加熱された流体を貯留する貯留部と、
    前記基板回転手段に保持された基板に供給された前記加熱された流体を回収して前記貯留部に戻す循環手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項2または3記載の基板表面処理装置。
  5. 前記循環手段により回収される前記加熱された流体中に含まれる酸の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段により検出された酸の濃度が予め定められた基準値以上である場合に、前記循環手段により回収される前記加熱された流体を廃棄する廃棄手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の基板表面処理装置。
  6. 前記濃度検出手段により検出された前記酸の濃度が予め定められた基準値以上である場合に、前記貯留部に貯留されている前記加熱された流体の入れ替えを行う入れ替え手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の基板表面処理装置。
  7. 前記加熱された流体は、加熱された液体を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板表面処理装置。
  8. 前記加熱された流体は、加熱された気体を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板表面処理装置。
  9. 前記流体供給手段は、前記基板回転手段に保持された基板の裏面に対向する流体供給部を含み、
    前記流体供給部は、前記基板回転手段に保持された基板の裏面に前記加熱された流体を噴出するための流体噴出口を有し、
    前記流体噴出口は、前記基板回転手段に保持された基板の裏面に対向する領域に分散的に複数配置されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の基板表面処理装置。
  10. 前記流体供給部は、前記基板回転手段に保持された基板よりも大きな直径を有することを特徴とする請求項9記載の基板表面処理装置。
  11. 前記流体供給手段は、前記基板回転手段に保持された基板の裏面に対向する流体供給部を含み、
    前記流体供給部は、前記基板回転手段に保持された基板の裏面と前記流体供給部との間の空間に前記加熱された流体が保持されるように前記基板の裏面に近接して配置されることを特徴とする請求項7記載の基板表面処理装置。
  12. 前記加熱された流体の温度は、30℃以上90℃以下であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の基板表面処理装置。
  13. 前記基板回転手段により回転される基板にリンス液を供給するリンス液供給手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の基板表面処理装置。
  14. 前記流体供給手段は、少なくとも前記気体供給手段により前記表面処理用気体が前記基板に供給されている間、前記基板回転手段に保持された基板の裏面に向けて前記加熱された流体を供給することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の基板表面処理装置。
  15. 前記流体供給手段は、前記気体供給手段による前記表面処理用気体の供給開始より前に前記加熱された流体の供給を開始することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の基板表面処理装置。
  16. 基板の表面に処理を施す基板表面処理方法であって、
    基板を保持しつつ回転させる基板回転ステップと、
    前記基板回転ステップで回転される前記基板の表面に向けて所定の表面処理用気体を供給する気体供給ステップと、
    前記保持された基板の裏面に向けて加熱された流体を供給する流体供給ステップとを備えたことを特徴とする基板表面処理方法。
  17. 基板を収納する基板収納部と、
    請求項1〜15のいずれかに記載の複数の基板表面処理装置と、
    前記基板収納部と前記複数の基板表面処理装置の各々との間で前記基板を搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
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