JP2002305173A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002305173A
JP2002305173A JP2002024364A JP2002024364A JP2002305173A JP 2002305173 A JP2002305173 A JP 2002305173A JP 2002024364 A JP2002024364 A JP 2002024364A JP 2002024364 A JP2002024364 A JP 2002024364A JP 2002305173 A JP2002305173 A JP 2002305173A
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liquid
processing liquid
processing
cup
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Takeshi Yoshida
武司 吉田
Tadashi Sasaki
忠司 佐々木
Hiroshi Kato
洋 加藤
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液の薬液成分が他の処理液の回収路に浸
入することを防止しつつ、薬液成分を含むガスの外部へ
の拡散を有効に防止することができる基板処理装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】基板処理装置は、スピンチャック58に保
持された基板Wに反応生成物を除去するための除去液を
供給する第1ノズル41と、スピンチャック58に保持
された基板Wに中間リンス液および純水を供給する第2
ノズル42と基板Wから飛散する除去液、中間リンス液
および純水を捕獲するための昇降カップ51および固定
カップ52と、これらの昇降カップ51および固定カッ
プ52内の雰囲気を排気する排気管35とを備える。基
板Wの表面に除去液を供給して反応生成物を除去する際
には、排気量調整弁60により、排気が弱められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハや
液晶表示パネル用ガラス基板あるいは半導体製造装置用
マスク基板等の基板に対し、処理液を利用してその処理
を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板から有機物を除去する装置、例え
ば、レジストが変質して生じた反応生成物を除去する装
置には以下のようなものがある。すなわち、ドライエッ
チング工程において金属膜の側壁に堆積した反応生成物
を除去するための基板処理装置においては、飛散防止用
カップ内においてスピンチャックに保持されて回転する
基板に対して、反応生成物を除去する作用を有する除去
液を供給することにより、反応生成物の除去処理を行っ
た後、この基板に対して純水を供給して基板を洗浄処理
している。
【0003】この基板処理装置においては、基板から飛
散し飛散防止用カップにより捕獲された除去液は、回収
され、再利用される。一方、洗浄処理に供された純水
は、飛散防止用カップから純水の回収路を介してドレイ
ンに排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような基板処理装
置においては、高温の除去液が使用されることから、こ
の除去液から薬液成分を含むガスが発生する。また、純
水の他に中間リンス液を使用した場合においては、中間
リンス液からも薬液成分を含むガスが発生する。このよ
うな薬液成分を含むガスが外部に拡散した場合には、基
板処理装置における基板処理部の外部に設置された機器
や基板処理装置の周辺に設置された機器、あるいは、そ
の機器による基板の処理結果に影響を与える可能性があ
る。
【0005】このため、純水の回収路を介して飛散防止
用カップ内の雰囲気を排気することにより、薬液成分を
含むガスの外部への飛散を防止することも考えられる。
【0006】しかしながら、このような構成を採用した
場合には、除去液の成分を含んだガスが純水の回収路に
大量に浸入することから、純水中に薬液成分が溶け込む
ことになり、廃水処理施設に負担を与えることになる。
【0007】このような問題は、除去液を利用する基板
処理装置に限らず、その他の薬液を使用する基板処理装
置においても同様に発生する。例えば、酸性の処理液と
アルカリ性の処理液とを使用する基板処理装置におい
て、酸性の処理液の薬液成分がアルカリ性の処理液の回
収路に浸入した場合には、不要な析出物が発生するとい
う問題を生ずる。
【0008】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、処理液の薬液成分が他の処理液の回収
路に浸入することを防止しつつ、薬液成分を含むガスの
外部への拡散を有効に防止することができる基板処理装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板を回転可能に保持するスピンチャックと、前記
スピンチャックに保持された基板に第1の処理液および
第2の処理液の処理液を供給する処理液供給機構と、前
記スピンチャックに保持されて回転する基板から飛散す
る第1の処理液および第2の処理液を捕獲するためのカ
ップと、前記第1の処理液を回収するための前記カップ
に接続された第1の処理液回収管路と、前記第2の処理
液を回収するための前記カップに接続された第2の処理
液回収管路と、前記第1の処理液回収管路を介して前記
カップ内の雰囲気を排気する排気手段と、前記第2の回
収管路を利用して前記第2の処理液を回収する際に、前
記第1の処理液回収管路を介しての前記カップ内の雰囲
気の排気を弱める制御手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記第2の処理液は有機物を除去する
除去液であり、前記第1の処理液は有機物を除去した後
の基板を洗浄する純水である。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記第2の処理液はレジストが変質し
て生じた反応生成物を除去する除去液であり、前記第1
の処理液は反応生成物を除去した後の基板を洗浄する純
水である。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記第2の処理液は、レジスト膜をマ
スクとしたドライエッチングによりその表面に形成され
た薄膜をパターン化した基板に対し、当該基板の表面に
生成された反応生成物を除去するための除去液であり、
前記第1の処理液は該反応生成物を除去した後の基板を
洗浄する純水である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る基板処理
装置の縦断面図である。また、図2は図1のA−A断面
図であり、図3は図1のB−B断面図である。
【0014】この基板処理装置は、その表面に薄膜が形
成された基板としてのシリコン製半導体ウエハの表面か
ら、反応生成物としてのポリマーを除去処理するための
ものである。ここで、上記薄膜は、例えば、銅やアルミ
ニウム、チタン、タングステンなどの金属膜、銅やアル
ミニウム、チタン、タングステンなどの金属の混合物か
らなる金属膜、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜、有機
絶縁膜、低誘電体層間絶縁膜から構成される。
【0015】この基板処理装置は、複数枚の基板Wをカ
セット10に収納した状態で搬入・搬出するためのイン
デクサ部21と、処理液により基板Wを処理するための
4個の基板処理部24と、インデクサ部21に載置され
たカセット10と各基板処理部24との間で基板Wを搬
送する一対の搬送機構22、23とを備える。
【0016】これらのインデクサ部21、基板処理部2
4、および一対の搬送機構22、23は、筐体11によ
り囲まれている。この筐体11におけるインデクサ部2
1側の側壁には、カセット10を搬入・搬出するための
開口部19(図1参照)が形成されている。
【0017】一対の搬送機構22、23のうちの一方の
搬送機構22は、インデクサ部21に載置された複数個
のカセット10に沿って図2における上下方向(図1に
おける紙面に垂直な方向)に往復移動可能に構成されて
おり、これらのカセット10から基板Wを取り出し、ま
たは、これらのカセット10に基板Wを収納する。
【0018】一方、一対の搬送機構22、23のうちの
他方の搬送機構23は、基板処理部24に沿って図2に
おける左右方向に往復移動可能に構成されており、搬送
機構22から受け取った未処理基板Wをいずれかの基板
処理部24に搬送し、または、いずれかの基板処理部2
4から取り出した処理済基板Wを搬送機構22に受け渡
す。なお、搬送機構22、23間の基板Wの受け渡し
は、筐体11内に配設された隔壁13における開口部1
5(図2参照)を介して実行される。
【0019】4個の基板処理部24は、各々、処理チャ
ンバ12により囲まれている。これらの処理チャンバ1
2における搬送機構23と対向する位置には、基板通過
用の開口部14(図2参照)が形成されている。
【0020】これらの処理チャンバ12の上部、すなわ
ち、各基板処理部24の上方の位置には、図1において
実線で、また、図2において仮想線で示すように、処理
チャンバ12内に空気を送るための送風機25が配設さ
れており、この送風機25の下方には送風機25により
送られた空気を濾過するためのフィルター28が配設さ
れている。
【0021】各処理チャンバ12の下方には、各処理チ
ャンバ12内から排気を行うための一対の排気管34が
配設されている。また、処理チャンバ12内における基
板処理部24には、基板処理部24内から排気を行うた
めの後程詳細に説明する排気管35が配設されている。
送風機25より送られた空気は、これらの排気管34、
35を介して外部に排出される。
【0022】搬送機構23の上方の位置には、図2にお
いて仮想線で示すように、搬送機構23に向けて空気を
送るための一対の送風機26が配設されており、この送
風機26の下方にはフィルターが配設されている。
【0023】搬送機構23および各処理チャンバ12の
下方の位置には、図1および図3に示すように、筐体1
1における搬送機構23および各処理チャンバ12の下
方の領域から排気を行うための各々長さが異なる3本の
排気管31、32、33が配設されている。送風機26
により送られた空気は、主として、これらの排気管3
1、32、33を介して外部に排出される。
【0024】インデクサ部21および搬送機構22の上
方の位置には、図1において実線で、また、図2におい
て仮想線で示すように、インデクサ部21および搬送機
構22に向けて空気を送るための送風機27が配設され
ており、この送風機27の下方には送風機27により送
られた空気を濾過するためのフィルター28が配設され
ている。
【0025】筐体11におけるインデクサ部21および
搬送機構22の下方の領域は、図1および図3に示すよ
うに、多孔性のパンチングプレート18から構成されて
いる。送風機27より送られた空気は、主として、この
パンチングプレート18を介して外部に排出される。
【0026】この基板処理装置においては、上述した筐
体11の側壁および底壁と、隔壁13と、各処理チャン
バ12の上方の上壁20とにより、処理チャンバ12と
搬送機構23とを囲む第2チャンバが形成される。そし
て、各処理チャンバ12内の気圧が最も低く、次に、第
2チャンバ内の気圧が低くなり、インデクサ部21およ
び搬送機構22付近の気圧は基板処理装置が設置される
クリーンルーム内の気圧とほぼ同等となるように、上述
した各送風機25、26、27の送風能力と、各排気管
31、32、33、34、35の排気能力が調整されて
いる。このときの、各送風機25、26、27の送風能
力としては、送風機27が最も高く、送風機26が次に
高く、送風機25が最も低くなる。すなわち、送風する
風量は送風機27が最も多く、送風機26が次に多く、
送風機25が最も少なくなる。
【0027】このため、送風機27より送られた空気の
一部は、インデクサ部21および搬送機構22付近から
隔壁13における開口部15を介して搬送機構23付近
に流入する。また、送風機26により送られた空気の一
部、および、送風機27より送られインデクサ部21お
よび搬送機構22付近から開口部15を介して搬送機構
23付近に流入した空気の一部は、処理チャンバ12に
おける開口部14を介して処理チャンバ12内に流入す
る。
【0028】次に、上述した基板処理部24の構成につ
いて説明する。図4乃至図6は、基板処理部24の構成
を示す側面概要図である。
【0029】この基板処理部24は、モータ57の駆動
により基板Wを保持した状態で回転するスピンチャック
58と、スピンチャック58に保持された基板Wにこの
発明に係る第2の処理液としての除去液を供給するため
の第1ノズル41と、スピンチャック58に保持された
基板Wに中間リンス液とこの発明に係る第1の処理液と
しての純水とを供給するための第2ノズル42と、基板
処理時に基板Wから飛散する除去液、中間リンス液およ
び純水を捕獲するための円周状の昇降カップ51および
固定カップ52とを備える。
【0030】第1ノズル41の基端部は支軸43に連結
されており、この支軸43はモータ45により回転可能
に支持されている。また、モータ45は、ブラケット4
7を介してエアシリンダ48と連結されている。このた
め、第1ノズル41は、エアシリンダ48の駆動によ
り、図4乃至図6において実線で示す除去液の供給位置
と、図4乃至図6において二点鎖線で示す上昇位置との
間を昇降する。また、第1ノズル41は、モータ45の
駆動により、その先端がスピンチャック58に保持され
た基板Wの中心と対向する位置と、その先端がスピンチ
ャックに保持された基板Wの端縁付近と対向する位置
と、その先端が昇降カップ51および固定カップ52よ
り外側に配置される位置との間で揺動する。
【0031】この第1ノズル41は、除去液貯留部62
と管路63を介して接続されている。除去液貯留部62
に貯留された除去液は、ポンプ64の作用により第1ノ
ズル41に送液され、第1ノズル41よりスピンチャッ
ク58に保持された基板Wの表面に供給される。
【0032】なお、この第1ノズル41から基板Wに供
給される除去液は薄膜に対して除去対象物、(有機物、
または、レジストが変質して生じた反応生成物、また
は、レジストそのもの、または、ポリマー)を選択的に
除去する液である。
【0033】この除去液には、有機アルカリ液を含む液
体(有機アルカリ系除去液という。)、有機アミンを含
む液体、無機酸を含む液体、フッ化アンモン系物質を含
む液体が使用できる。その内、有機アルカリ系除去液と
してはDMF(ジメチルホルムアミド)、DMSO(ジ
メチルスルホキシド)、ヒドロキシルアミンを含むもの
が挙げられる。また無機酸を含む液体としてはフツ酸、
燐酸が挙げられる。
【0034】その他、除去液としては1−メチル−2ピ
ロリドン、テトラヒドロチオフェン1.1−ジオキシ
ド、イソプロパノールアミン、モノエタノールアミン、
2−(2アミノエトキシ)エタノール、カテコール、N
−メチルピロリドン、アロマテイックジオール、パーク
レン、フェノールを含む液体などがあり、
【0035】より具体的には、1−メチル−2ピロリド
ンとテトラヒドロチオフェン1.1−ジオキシドとイソ
プロパノールアミンとの混合液、ジメチルスルホシキド
とモノエタノールアミンとの混合液、2−(2アミノエ
トキシ)エタノールとヒドロキシアミンとカテコールと
の混合液、2−(2アミノエトキシ)エタノールとN−
メチルピロリドンとの混合液、モノエタノールアミンと
水とアロマテイックジオールとの混合液、パークレンと
フェノールとの混合液などが挙げられる。
【0036】なお、有機アミンを含む液体(有機アミン
系除去液という。)にはモノエタノールアミンと水とア
ロマティックトリオールとの混合溶液、2−(2−アミ
ノエトキシ)エタノールとヒドロキシアミンとカテコー
ルとの混合溶液、アルカノールアミンと水とジアルキル
スルホキシドとヒドロキシアミンとアミン系防食剤の混
合溶液、アルカノールアミンとグライコールエーテルと
水との混合溶液、
【0037】ジメチルスルホキシドとヒドロキシアミン
とトリエチレンテトラミンとピロカテコールと水の混合
溶液、水とヒドロキシアミンとピロガロールとの混合溶
液、2−アミノエタノールとエーテル類と糖アルコール
類との混合溶液、2−(2−アミノエトキシ)エタノー
ルとNとN−ジメチルアセトアセトアミドと水とトリエ
タノールアミンとの混合溶液がある。
【0038】また、フッ化アンモン系物質を含む液体
(フッ化アンモン系除去液という。)には、有機アルカ
リと糖アルコールと水との混合溶液、フッ素化合物と有
機カルボン酸と酸・アミド系溶剤との混合溶液、アルキ
ルアミドと水とフッ化アンモンとの混合溶液、ジメチル
スルホキシドと2−アミノエタノールと有機アルカリ水
溶液と芳香族炭化水素との混合溶液、ジメチルスルホキ
シドとフッ化アンモンと水との混合溶液、
【0039】フッ化アンモンとトリエタノールアミンと
ペンタメチルジエチレントリアミンとイミノジ酢酸と水
の混合溶液、グリコールと硫酸アルキルと有機塩と有機
酸と無機塩の混合溶液、アミドと有機塩と有機酸と無機
塩との混合溶液、アミドと有機塩と有機酸と無機塩との
混合溶液がある。
【0040】また、無機物を含む無機系除去液としては
水と燐酸誘導体との混合溶液がある。
【0041】また、フッ化アンモン系除去液に有機アル
カリ成分を添加したものもあり、このような除去液はア
ルカリ成分を含むことになる。
【0042】第2ノズル42の基端部は支軸44に連結
されており、この支軸44はモータ46により回転可能
に支持されている。また、モータ46は、ブラケット4
7を介してエアシリンダ49と連結されている。このた
め、第2ノズル42は、エアシリンダ49の駆動によ
り、図4乃至図6において実線で示す中間リンス液また
は純水の供給位置と、図4乃至図6において二点鎖線で
示す上昇位置との間を昇降する。また、第2ノズル42
は、モータ46の駆動により、その先端がスピンチャッ
ク58に保持された基板Wの中心と対向する位置と、そ
の先端がスピンチャックに保持された基板Wの端縁付近
と対向する位置と、その先端が昇降カップ51および固
定カップ52より外側に配置される位置との間で揺動す
る。
【0043】この第2ノズル42は、先端に不図示の中
間リンスノズルと純水ノズルとを有し、それぞれ中間リ
ンス液の供給源および純水の供給源(不図示)と管路を
介して接続されている。中間リンス液の供給源から供給
された中間リンス液および、純水の供給源から供給され
た純水は前記第2ノズル42の先端に設けられた中間リ
ンスノズルと純水ノズルとからスピンチャック58に保
持された基板Wの表面に供給される。
【0044】なお、この第2ノズル42の中間リンスノ
ズルより基板Wに供給される中間リンス液は、除去液を
基板Wから洗い流す液体であり、例えば、イソプロピル
アルコール(IPA)などの有機溶剤、または、オゾン
を純水に溶解したオゾン水、水素を純水に溶解した水素
水、二酸化炭素を純水に溶解した炭酸水などの機能水等
を使用することができる。
【0045】昇降カップ51は、支持部材53を介して
エアシリンダ54と連結されている。このため、昇降カ
ップ51は、エアシリンダ54の駆動により、図4に示
す基板Wの搬入・搬出位置と、図5に示す排液回収位置
と、図6に示す除去液回収位置との間を昇降する。
【0046】ここで、図4に示す基板Wの搬入搬出位置
は、図1に示す搬送機構23により基板処理部24に基
板Wを搬入し、あるいは搬出するための位置である。ま
た、図5に示す排液回収位置は、基板Wに中間リンス液
または純水を供給して基板Wを処理する際に、基板Wか
ら飛散する中間リンス液または純水を捕獲するための位
置である。さらに、図6に示す除去液回収位置は、基板
Wに除去液を供給して基板Wを処理する際に、基板Wか
ら飛散する除去液を捕獲するための位置である。
【0047】固定カップ52は、円周状に形成された第
1凹部55と、この第1凹部55の内側において円周状
に形成された第2凹部56とを備える。第1凹部55
は、昇降カップ51が図6に示す除去液回収位置に配置
された状態で昇降カップ51により捕獲された除去液を
回収するためのものである。また、第2凹部56は、昇
降カップ51が図5に示す排液回収位置に配置された状
態で昇降カップ51により捕獲された中間リンス液また
は純水を回収するためのものである。
【0048】第1凹部55は、除去液を回収するための
管路61を介して除去液貯留部62と接続されている。
第1凹部55により回収された除去液は、除去液貯留部
62に一旦貯留された後、ポンプ64の作用により第1
ノズル41に再度送液され、第1ノズル41よりスピン
チャック58に保持された基板Wの表面に供給される。
【0049】第2凹部56は、上述した排気管35を介
して気液分離部65と接続されている。この排気管35
は、上述したような基板処理部24内から排気と、昇降
カップ51により捕獲された中間リンス液または純水の
回収とを実行するためのものである。すなわち、この排
気管35は、中間リンス液回収路および純水回収路とし
て機能する。
【0050】この排気管35と接続された気液分離部6
5は、その底部に昇降カップ51により捕獲された中間
リンス液または純水を一時的に貯留可能に構成されてい
る。そして、この気液分離部65は、そこに一時的に貯
留された中間リンス液または純水の液面より上方の領域
において、排気調整管71を介して排気機構66と接続
されている。また、この気液分離部65は、その底面に
おいて、分離回収機構67と接続されている。この分離
回収機構67は、昇降カップ51により捕獲された中間
リンス液または純水のうち、中間リンス液を中間リンス
液回収用ドレイン68に、また、純水を純水回収用ドレ
イン69に、各々、分離して回収するためのものであ
る。
【0051】この第2凹部56においては、そこに回収
した中間リンス液および純水を、中間リンス液回収用ド
レイン68および純水回収用ドレイン69に分離して回
収するとともに、その回収時に、排気機構66の作用に
より基板処理部24内の排気を行うことが可能となる。
なお、このときの排気量は、排気調整管71内に配設さ
れた排気量調整弁60により調整することができる。
【0052】すなわち、排気量調整弁60を図7(a)
に示す位置に配置した場合には、排気管35を介しての
排気量は最小となる。そして、排気量調整弁60を図7
(b)に示すように回動させた場合には、排気管35か
らの排気量が増加する。この排気量は、排気量調整弁6
0の回転角度位置を調整することにより、所望の値に設
定することが可能となる。この排気量調整弁60の回転
角度位置は、後述する制御部100により制御させる。
【0053】図8は、上述した基板処理装置の主要な電
気的構成を示すブロック図である。
【0054】この基板処理装置は、装置の制御に必要な
動作プログラムが格納されたROM101と、制御時に
データ等が一時的にストアされるRAM102と、論理
演算を実行するCPU103とからなる制御部100を
備える。この制御部100は、インターフェース104
を介して、上述した一対の移動機構22、23、排気量
調整弁60、モータ45、46、57、エアシリンダ4
8、49、54およびポンプ64と接続されている。
【0055】次に、この基板処理部24による基板の処
理動作について説明する。
【0056】搬送機構23により処理を行うべき基板W
を基板処理部24に搬入する際には、図4に示すよう
に、昇降カップ51を基板Wの搬入・搬出位置まで下降
させる。また、第1ノズル41および第2ノズル42の
先端を昇降カップ51および固定カップ52より外側に
配置しておく。
【0057】このとき、排気量調整弁60は図7(b)
に示す位置に配置されており、昇降カップ51および固
定カップ52内の雰囲気は、排気機構66の作用によ
り、固定カップ52における第2凹部56および排気管
35を介して常に強制排気されている。このため、排気
管34による基板処理部24内の排気動作と相俟って、
基板Wへの各種の処理動作中に発生する薬液成分が外部
に拡散することを確実に防止することが可能となる。
【0058】搬送機構23により基板Wをスピンチャッ
ク58上に保持すれば、図6に示すように、昇降カップ
51を除去液回収位置まで上昇させる。しかる後、エア
シリンダ48の駆動により第1ノズル41を、図6にお
いて二点鎖線で示す上昇位置まで一旦上昇させた後、モ
ータ45の駆動により支軸43を回転させ、第1ノズル
41の先端を昇降カップ51および固定カップ52より
外側の位置からスピンチャック58に保持された基板W
の中心と対向する位置まで移動させる。そして、エアシ
リンダ48の駆動により、第1ノズル41を、図6にお
いて実線で示す除去液の供給位置まで下降させる。
【0059】また、制御部100の制御により、排気量
調整弁60を図7(a)に示す位置に配置する。これに
より、昇降カップ51および固定カップ52よりなるカ
ップ内の雰囲気の排気が弱められる。
【0060】この状態において、基板Wに対して除去液
を供給して反応生成物を除去する反応生成物の除去処理
が実行される。この除去処理は、除去液供給工程と、除
去液保持工程と、除去液振り切り工程とからなる。
【0061】すなわち、最初に、除去液供給行程が実行
される。この除去液供給行程においては、制御部100
によりモータ57を制御し、スピンチャック58を第1
速度(例えば300〜3000rpm)で回転させる。
そして、第1ノズル41を使用し第1速度で回転する基
板Wの中心に対して鉛直上方から除去液を供給する。次
に、制御部100によりモータ57を制御し、基板Wの
回転速度を第1速度よりも遅い第2速度(例えば0〜2
00rpm)まで減速する。そして、再度第1ノズル4
1を使用し第2速度で回転する基板Wの中心に対して鉛
直上方から除去液を供給する。
【0062】次に、基板Wの表面に一定時間除去液を保
持する除去液保持工程が実行される。この除去液保持工
程は、第1ノズル41からの除去液の供給を停止させた
状態で、基板Wから除去液が飛散せず基板W上に除去液
が残留する程度で基板Wを回転させる低速回転工程(例
えば0rpmより大きく50rpm以下の回転数)、も
しくは、第1ノズル41からの除去液の供給を停止させ
た状態で、基板W上に除去液が残留する程度で間欠的に
基板Wを回転させる間欠回転工程、もしくは、第1ノズ
ル41からの除去液の供給を停止させた状態で、基板W
を静止させる静止工程の何れかである。
【0063】なお、低速回転工程、間欠回転工程、静止
工程の何れを採用する場合でも、基板W表面全体を除去
液で覆った状態を保持することが望ましい。
【0064】このように、比較的高速な第1速度で回転
する基板Wの中心に対して鉛直上方から除去液を供給す
ることで、基板W全面が迅速に除去液で濡らされる。そ
して、第1速度よりも遅い第2速度の基板Wの中心に対
して鉛直上方から除去液を供給したとき、既に基板W全
面は除去液で濡れているので除去液は基板Wの表面を中
央から周辺に向って均等に覆っていく。このとき基板W
は比較的遅い第2速度になっているので基板W上を覆っ
た除去液は基板W上に滞留し、基板Wには除去液が盛ら
れることになる。この状態で基板W上に除去液が残留す
る程度で基板Wを回転させるか、もしくは、基板W上に
除去液が残留する程度で間欠的に基板を回転させるか、
もしくは、基板Wを静止させれば除去液が反応生成物に
作用して除去液による処理が進行し、反応生成物が除去
されていく。
【0065】特に、基板W上に除去液が残留する程度で
基板Wを回転させる場合や基板W上に除去液が残留する
程度で間欠的に基板を回転させる場合には、基板W上の
除去液は慣性で静止しようとするのに対し基板Wは回転
するので、基板W表面と除去液とが相対的に移動する。
このため、基板W上の除去液が流動し、基板W上の特定
場所に滞留しない。このため、基板W上の除去液の中で
液の入れ替わりが生じ、基板W上の除去液を効率よく処
理に供することができる。よって、除去液の使用量を抑
制しながらも良好に反応生成物の除去を行なうことがで
きる。
【0066】また、低速回転工程や間欠回転工程では、
除去液が基板Wから飛散せず基板W上に残留する程度で
基板Wを回転させるが、この残留の度合いについては、
一部の除去液が飛散しても基板Wの一部に除去液が残留
しておればよい。ただし、除去液が基板W上全体を覆っ
た状態が好ましい。
【0067】次に、除去液の振り切り行程を実行する。
この振り切り工程においては、スピンチャック58を上
述した第1、第2速度より速い第3速度で回転させるこ
とにより、基板W状の除去液を振りきる工程である。
【0068】このとき、基板Wの端縁から飛散する除去
液は、図6において矢印で示すように、昇降カップ51
の下端部により捕獲され、固定カップ52における第1
凹部55を介して除去液貯留部62に回収される。この
ため、高価な除去液を再利用することが可能となる。
【0069】除去液を利用した反応生成物の除去処理が
完了すれば、上記の動作とは逆の動作により第1ノズル
41の先端を昇降カップ51および固定カップ52より
外側に配置する。また、分離回収機構67を駆動して、
排気管35に流入した液体が中間リンス液回収用ドレイ
ン68に回収されるようにする。
【0070】ここで、上述した除去液による反応生成物
の除去処理時には、制御部100の制御により排気量調
整弁60が図7(a)に示す位置に配置され、昇降カッ
プ51および固定カップ52よりなるカップ内の雰囲気
の排気が弱められている。このため、除去液の成分を含
んだガスが排気管35を介して気液分離部65に大量に
浸入することを防止することができる。従って、気液分
離部65における除去液成分を含むガスの純水中への溶
け込みを抑制することができ、廃水処理施設への負担を
軽減することが可能となる。また、ミスト状態で浮遊す
る除去液がそのまま気液分離部65を介して外部に排出
されることを防止することができることから、基板Wに
供給された除去液が除去液貯留部62に回収される率が
高くなり、高価な除去液の浪費を防止することが可能と
なる。
【0071】また、少なくとも除去液保持工程におい
て、前記排気量調整弁60を図7(a)に示す位置に配
置して昇降カップ51および固定カップ52よりなるカ
ップ内の雰囲気の排気を弱めれば、基板W上に存在する
除去液からの水分の気化、除去液表面の波立ち、あるい
は、除去液の酸化等に起因する反応生成物の除去能力の
低下を有効に防止することが可能となる。
【0072】なお、上記のように、昇降カップ51およ
び固定カップ52よりなるカップ内の雰囲気の排気を弱
めた場合においても、処理チャンバ12内の雰囲気は排
気管34により排気されているため、処理チャンバ12
内の雰囲気が外部に飛散することはない。
【0073】次に、制御部100の制御により、排気量
調整弁60を図7(b)に示す位置に配置する。これに
より、昇降カップ51および固定カップ52よりなるカ
ップ内の雰囲気の排気が通常の状態に復帰する。
【0074】そして、図5に示すように、昇降カップ5
1を排液回収位置まで下降させる。そして、エアシリン
ダ49の駆動により第2ノズル42を、図5において二
点鎖線で示す上昇位置まで一旦上昇させた後、モータ4
6の駆動により支軸44を回転させ、第2ノズル42の
先端を昇降カップ51および固定カップ52より外側の
位置からスピンチャック58に保持された基板Wの中心
と対向する位置まで移動させる。そして、エアシリンダ
49の駆動により、第2ノズル42を、図5において実
線で示す中間リンス液の供給位置まで下降させる。
【0075】この状態において、スピンチャックにより
基板Wを回転させるとともに、第2ノズル42の中間リ
ンスノズルより中間リンス液を吐出し、基板Wの表面に
中間リンス液を供給することにより、基板Wを洗浄す
る。
【0076】このとき、基板Wの端縁から飛散する中間
リンス液は、図5において矢印で示すように、昇降カッ
プ51の側壁により捕獲され、固定カップ52における
第2凹部56および気液分離部65を介して排気管35
に流入した後、分離回収機構67を介して中間リンス液
回収用ドレイン68に排出される。
【0077】中間リンス液を利用した洗浄処理が完了す
れば、分離回収機構67を駆動して、排気管35に流入
した液体が純水回収用ドレイン69に回収されるように
する。そして、スピンチャックにより基板Wを回転させ
るとともに、第2ノズル42より純水を吐出し、基板W
の表面に純水を供給することにより、基板Wを洗浄す
る。
【0078】このとき、基板Wの端縁から飛散する純水
は、図5において矢印で示すように、昇降カップ51の
側壁により捕獲され、固定カップ52における第2凹部
56および気液分離部65を介して排気管35に流入し
た後、分離回収機構67を介して純水回収用ドレイン6
9に排出される。
【0079】純水を利用した洗浄処理が完了すれば、上
記の動作とは逆の動作により第2ノズル42の先端を昇
降カップ51および固定カップ52より外側に配置す
る。また、昇降カップ51を基板Wの搬入・搬出位置ま
で下降させる。そして、搬送機構23によりスピンチャ
ック58上の基板Wを搬出する。
【0080】なお、以上のような基板処理装置では第2
ノズル42に中間リンスノズルと純水ノズルとを搭載し
ているが、中間リンスノズルを省略し、さらに、純水ノ
ズルの代わりにリンスノズルを設けても良い。
【0081】このときリンスノズルはリンス液の供給源
に管路を介して接続される。なお、この場合は、リンス
ノズルを有する第2ノズル、リンス液の供給源、リンス
ノズルとリンス液の供給源とを接続する管路がリンス液
供給手段を構成する。
【0082】リンス液としては純水の他、純水にオゾン
を溶解したオゾン水、水素を純水に溶解した水素水、炭
酸水などの機能水が挙げらる。また、リンス液としては
これらのような、常温(摂氏20度〜28度程度)、常
圧(約1気圧)に放置した場合、純水になる液体が好ま
しい。
【0083】このように、中間リンスノズルを省略し、
リンスノズルを設けた場合は、除去液を利用した除去処
理が完了した後、分離回収機構67を駆動して、排気管
35に流入した液体が純水回収用ドレイン69に回収さ
れるようにする。そして、スピンチャックにより基板W
を回転させるとともに、第2ノズル42のリンスノズル
からリンス液を吐出し、基板Wの表面にリンス液を供給
する。
【0084】このような構成の場合、リンス液の回収路
に除去液の成分を含んだガスが大量に浸入することが防
止され、リンス液の処理施設に与える負担を軽減するこ
とができる。
【0085】なお、上記実施形態ではドライエッチング
工程を経た基板に対して、ドライエッチング時に生成さ
れた反応生成物であるポリマーを除去する処理を開示し
たが、本発明は基板からドライエッチング時に生成され
た反応生成物を除去することに限定されるものではな
い。
【0086】例えば、本発明はプラズマアッシングの際
に生成された反応生成物を基板から除去する場合も含
む。
【0087】また、例えば、レジスト膜をマスクとして
不純物拡散処理を行った場合、薄膜上のレジスト膜が一
部、もしくは全部変質し反応生成物となるが、このよう
な反応生成物を除去する場合も含む。
【0088】よって、本発明は、必ずしもドライエッチ
ングとは限らない各種処理において、レジストに起因し
て生成された反応生成物を基板から除去する場合も含
む。
【0089】また、本発明ではレジストに由来する反応
生成物を基板から除去することに限らず、レジストその
ものを基板から除去する場合も含む。
【0090】例えば、基板にレジストが塗布されてレジ
スト膜が形成され、該レジスト膜に模様(配線パターン
等)が露光され、露光済みのレジスト膜に現像処理が施
され、さらに、現像されたレジスト膜が形成するパター
ンをマスクとして利用し、レジストよりも下方に存在す
る薄膜(下層という。)に対して下層処理が施された場
合、下層処理の終了によって不要になったレジストを除
去する場合も含まれる。
【0091】より具体的に言うと、レジスト膜が現像さ
れた後、下層に対して例えばエッチング処理を行った場
合が含まれる。このときのエッチング処理が、基板にエ
ッチング液を供給して行うウエットエッチングである
か、RIEなどのドライエッチングであるかを問わず、
エッチング処理後はレジスト膜は不要になるのでこれを
除去する必要がある。このようなエッチング処理後のレ
ジスト除去処理も含まれる。
【0092】また、レジストそのものを基板から除去す
るその他の形態としては、レジスト膜が現像された後、
下層に対して不純物拡散処理を行った場合がある。不純
物拡散処理後はレジスト膜は不要になるのでこれを除去
する必要があるが、このときのレジスト除去処理も含ま
れる。
【0093】なお、これらの場合、レジスト膜が変質し
て生じた反応生成物が存在すれば、不要になったレジス
ト膜を除去するのと同時に、反応生成物も同時に除去で
きるので、スループットが向上するとともに、コストを
削減できる。
【0094】例えば、前記下層に対するエッチング処理
において、ドライエッチングを施した場合はレジストに
由来する反応生成物も生成される。よって、ドライエッ
チング時に下層をマスクすることに供されたレジスト膜
そのもの、および、レジスト膜が変質して生じた反応生
成物も同時に除去できる。
【0095】また、前記下層に対して不純物拡散処理
(イオンインプランテーションなど。)を行った場合に
もレジストに由来する反応生成物が生成される。よっ
て、不純物拡散処理時に下層をマスクすることに供され
たレジスト膜そのもの、および、レジスト膜が変質して
生じた反応生成物も同時に除去できる。
【0096】また、本発明はレジストに由来する反応生
成物やレジストそのものを基板から除去することに限ら
ず、レジストに由来しない有機物、例えば人体から発塵
した微細な汚染物質などを基板から除去することも含
む。
【0097】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4に記載の発明によ
れば、第2の処理液の薬液成分が第1の処理液の回収路
に多量に浸入することを防止しつつ、薬液成分を含むガ
スの外部への拡散を有効に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置の縦断面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】基板処理部24の構成を示す側面概要図であ
る。
【図5】基板処理部24の構成を示す側面概要図であ
る。
【図6】基板処理部24の構成を示す側面概要図であ
る。
【図7】排気量調整弁60を模式的に示す拡大図であ
る。
【図8】基板処理装置の主要な電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 カセット 11 筐体 12 処理チャンバ 13 隔壁 14 開口部 15 開口部 19 開口部 18 パンチングプレート 20 上壁 21 インデクサ部 22 搬送機構 23 搬送機構 24 基板処理部 25 送風機 26 送風機 27 送風機 28 フィルター 31 排気管 32 排気管 33 排気管 34 排気管 35 排気管 41 第1ノズル 42 第2ノズル 45 モータ 46 モータ 48 エアシリンダ 49 エアシリンダ 51 昇降カップ 52 固定カップ 54 エアシリンダ 55 第1凹部 52 第2凹部 57 モータ 58 スピンチャック 60 排気量調整弁 62 除去液貯留部 65 気液分離部 66 排気機構 67 分離回収機構 68 中間リンス液回収ドレイン 69 純水回収ドレイン 71 排気調整管 100 制御部 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 忠司 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 加藤 洋 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2H096 AA25 AA27 LA06 LA07 LA30 5F046 MA02 MA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転可能に保持するスピンチャッ
    クと、 前記スピンチャックに保持された基板に第1の処理液お
    よび第2の処理液の処理液を供給する処理液供給機構
    と、 前記スピンチャックに保持されて回転する基板から飛散
    する第1の処理液および第2の処理液を捕獲するための
    カップと、 前記第1の処理液を回収するための前記カップに接続さ
    れた第1の処理液回収管路と、 前記第2の処理液を回収するための前記カップに接続さ
    れた第2の処理液回収管路と、 前記第1の処理液回収管路を介して前記カップ内の雰囲
    気を排気する排気手段と、 前記第2の回収管路を利用して前記第2の処理液を回収
    する際に、前記第1の処理液回収管路を介しての前記カ
    ップ内の雰囲気の排気を弱める制御手段と、 を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記第2の処理液は有機物を除去する除去液であり、前
    記第1の処理液は有機物を除去した後の基板を洗浄する
    純水である基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置におい
    て、 前記第2の処理液はレジストが変質して生じた反応生成
    物を除去する除去液であり、前記第1の処理液は反応生
    成物を除去した後の基板を洗浄する純水である基板処理
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置におい
    て、 前記第2の処理液は、レジスト膜をマスクとしたドライ
    エッチングによりその表面に形成された薄膜をパターン
    化した基板に対し、当該基板の表面に生成された反応生
    成物を除去するための除去液であり、前記第1の処理液
    は該反応生成物を除去した後の基板を洗浄する純水であ
    る基板処理装置。
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