JPH04256472A - 被処理物の洗浄方法 - Google Patents

被処理物の洗浄方法

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Publication number
JPH04256472A
JPH04256472A JP3927891A JP3927891A JPH04256472A JP H04256472 A JPH04256472 A JP H04256472A JP 3927891 A JP3927891 A JP 3927891A JP 3927891 A JP3927891 A JP 3927891A JP H04256472 A JPH04256472 A JP H04256472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treated
oil
cleaning
heating
boiling point
Prior art date
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Pending
Application number
JP3927891A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Sasaki
昇 佐々木
Tadashi Eriguchi
正 江里口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH04256472A publication Critical patent/JPH04256472A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被処理物の洗浄方法に
関するものであり、特に被処理物に付着した油を除去す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被処理物に付着した油を除去するために
、種々の洗浄方法が開発されている。例えば、フロン溶
剤あるいは有機溶剤を用いた洗浄方法は、これらの溶剤
を沸点以上に加熱して気化させ、被処理物に吹き付ける
ものであり、被処理物の冷たい表面に溶剤が凝結するこ
とにより、被処理物に付着した油を洗い流す。脱脂炉を
用いる洗浄方法もある。脱脂炉内に被処理物を載置し、
脱脂炉を500°C前後、すなわち油の沸点より高温に
加熱することにより、油を気化させて除去するのである
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ロン溶剤等を用いた洗浄方法においては、地球のオゾン
層保護の観点からフロン溶剤の使用が望ましくないとい
う問題があった。また、脱脂炉を用いた洗浄方法におい
ては、被処理物が油の沸点以上の高温に耐え得るものに
限定され、加熱に多くのエネルギを要するという問題が
あった。本発明は上記問題点に鑑み、フロン溶剤等を使
用することなく、かつ、それほど被処理物を高温に加熱
せずに油を除去し得る洗浄方法を得ることを課題として
為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そして、本発明に係る洗
浄方法は、油の付着した被処理物をその油の沸点より低
い温度に加熱するとともに、その加熱温度より沸点の低
い液体を撒布して油を被処理物から除去するものである
【0005】
【作用】被処理物を加熱した後、その加熱温度より沸点
の低い液体を被処理物に撒布すれば、液体が被処理物の
表面で加熱され沸騰する。そのため、被処理物の表面に
液体の蒸気泡が生じ、液体の蒸発に伴って油が被処理物
から弾き飛ばされる。また、多数の蒸気泡がつながって
被処理物の表面に蒸気膜が生じれば、油が被処理物表面
から分離され、除去される。
【0006】
【発明の効果】上記のように、本発明方法においては、
フロン溶剤等を一切使用しないため、環境破壊の問題が
ない。また、被処理物の加熱温度が油の沸点より低くさ
れるため、従来、脱脂炉での洗浄には適用できなかった
被処理物の洗浄を行うことができる。さらに、被処理物
の加熱温度を液体の沸点より高くすればよいため、液体
として、沸点が低く、しかも比熱が小さいものを使用す
れば、加熱エネルギが少なくて済み、コストを低減させ
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本実施例方法で使用される洗浄装
置を示す図であり、図において、10は洗浄装置のハウ
ジングである。ハウジング10は下ハウジング12と上
ハウジング14とに分割されており、上ハウジング14
は昇降可能とされている。下ハウジング12は底壁16
および側壁18から成っている。上ハウジング14は上
壁20と下ハウジング12の側壁18に当接可能な側壁
22とを備えており、上ハウジング14が下降して両側
壁18,22が当接することにより、ハウジング10内
に密閉された空間24が形成される。
【0008】下ハウジング12の底壁16は図において
右下がりに傾斜させられており、その最下端に位置する
部分の側壁18には開口26が形成されている。また、
底壁16の中央部からは支持軸28がハウジング10内
へ延び出させられている。支持軸28は図示しない駆動
装置により軸線まわりに回転させられるようになってお
り、その上端に固定の支持台30に複数の被処理物32
が載置され、回転させられる。
【0009】上ハウジング14の上壁20にはファン3
6が取り付けられて、上ハウジング14と一体的に上下
動させられるようになっている。ファン36は上壁20
の中央部に支持台30と対向する状態で設けられており
、図示しない駆動装置により回転させられる。また、上
ハウジング14の側壁22には、複数個の加熱ヒータ4
2がそれぞれ中央に向かって取り付けられている。さら
に、ファン36の下部には、筒状のマッフル46が支持
台30および被処理物32を覆う状態で配設され、上ハ
ウジング14に固定されている。マッフル46はファン
36によって送られる空気を空間24内で良好に循環さ
せるためのものである。したがって、加熱ヒータ42に
より温められた空気が良好に支持台30上の被処理物3
2に吹きつけられ、被処理物32が均一に加熱される。
【0010】また、マッフル46の内側には、複数本の
蛇管50が支持台30を囲む状態で配設され、上ハウジ
ング14に固定されている。各蛇管50にはハウジング
18の中央部に向かって開口する多数のノズル52が設
けられ、工業用水を被処理物32に撒布するようになっ
ている。一方、ハウジング10の近傍には油水分離器5
6が配設されている。油水分離器56は開口58を有し
ており、ハウジング10の底壁12を流れる油および工
業用水が開口26から開口58を経て油水分離器56内
に流入し、油水分離器56内で油と工業用水とに分離さ
れて溜められる。油水分離器56の工業用水が蓄えられ
た部分はポンプ60を介して各蛇管50と接続されてい
る。したがって、油水分離器56内で分離された工業用
水がポンプ60により汲み上げられ、再び蛇管50から
撒布される。
【0011】次に、上記洗浄装置により、被処理物32
を洗浄する方法を説明する。被処理物32には浸炭焼入
れの焼入油が付着しており、バッチ処理される。
【0012】まず、複数の被処理物32をかごに入れる
等して支持台30上に載置し、上ハウジング14を下降
させてハウジング10を閉じる。上ハウジング14の下
降に伴って、被処理物32の周囲に蛇管50が位置させ
られるとともに、被処理物32および蛇管50がマッフ
ル46により覆われる。この状態で、支持台30を回転
させるとともに、ファン36を回転させて空間24内の
空気を循環させつつ加熱ヒータ42により加熱し、被処
理物32を均一に加熱する。被処理物32の加熱温度は
油の沸点(一般に約200°C)よりも低く、工業用水
の沸点(約100°C)よりも高い温度であればよく、
本実施例においては約150°Cとされる。
【0013】被処理物32が所定の温度まで加熱された
後、ファン36および加熱ヒータ42の作動を停止させ
、ポンプ60により油水分離器56内の工業用水を汲み
上げて、各蛇管50のノズル52から被処理物32に撒
布する。このとき、支持台30を回転させることにより
、工業用水が被処理物32に均一に撒布される。被処理
物32の表面に付着した工業用水は沸騰し、図3に示す
ように、多数の蒸気泡66が発生し、被処理物32の表
面に付着した油が水蒸気と共に弾き飛ばされる。また、
図4に示すように、多数の蒸気泡66がつながって蒸気
膜70が形成されれば、油72が被処理物32の表面か
ら分離され、除去される。なお、被処理物32の加熱温
度が工業用水の沸点より高いほど、油の分離効果が高く
なるが、油の沸点よりは低い方が分離性がよい。
【0014】本実施例においては、被処理物32を約1
50°Cに加熱することにより、被処理物32の焼戻し
を同時に行い得るため、油の除去作業を行った後別の加
熱装置により焼戻しを行う場合に比較して工程数が減少
し、作業能率が向上するとともに、装置コストが低減す
る効果が得られる。
【0015】また、本実施例においては、被処理物32
の加熱温度が低くて済むため、従来の脱脂炉での高温加
熱には不向きであった材料の洗浄をも容易に行うことが
でき、かつ、加熱エネルギが少なくて済む。
【0016】なお、本実施例においては、液体として工
業用水が被処理物に撒布されるようになっていたが、他
にも、沸点が油の沸点より低い液体であれば使用するこ
とができる。特に、比熱が小さい液体を用いれば、被処
理物の加熱温度をそれほど高くする必要がなくなるため
、コストが低減する効果が得られる。
【0017】1サイクルの加熱,洗浄では油が十分に除
去され得ない場合には、図2に示すように、2サイクル
あるいは複数サイクルの加熱,洗浄を行えばよい。再度
加熱して被処理物が所定の温度(T°C)に達したとき
液体の撒布(S)を行えばよいのである。また、洗浄後
の被処理物を乾燥させたい場合には、液体撒布後の被処
理物をそのまま再加熱した後で取り出せばよい。
【0018】また、本実施例の洗浄方法を、切削加工後
の切削油が付着した被処理物等、他の被処理物の洗浄に
適用することも可能であり、洗浄装置として他のものを
用いることも可能である。その他、当業者の知識に基づ
いて種々の変形,改良を施した態様で、本発明を実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である被処理物の洗浄方法に
用いられる洗浄装置を概略的に示す正面断面図である。
【図2】上記洗浄方法のサイクルチャートである。
【図3】上記洗浄方法による被処理物の表面の状態を概
念的に示す図である。
【図4】上記表面の図3とは別の状態を概念的に示す図
である。
【符号の説明】
32  被処理物 42  加熱ヒータ 50  蛇管 56  油水分離器 60  ポンプ 66蒸気泡 70  蒸気膜 72  油

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  油の付着した被処理物をその油の沸点
    より低い温度に加熱するとともに、その加熱温度より沸
    点の低い液体を撒布して前記油を被処理物から除去する
    方法。
JP3927891A 1991-02-08 1991-02-08 被処理物の洗浄方法 Pending JPH04256472A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3927891A JPH04256472A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 被処理物の洗浄方法

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JP3927891A JPH04256472A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 被処理物の洗浄方法

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JPH04256472A true JPH04256472A (ja) 1992-09-11

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ID=12548703

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JP3927891A Pending JPH04256472A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 被処理物の洗浄方法

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JP (1) JPH04256472A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06116767A (ja) * 1992-10-02 1994-04-26 Chugai Ro Co Ltd 焼入油付着部品の洗浄方法
JPH06306663A (ja) * 1993-04-15 1994-11-01 Mitsubishi Kasei Corp 油分洗浄装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06116767A (ja) * 1992-10-02 1994-04-26 Chugai Ro Co Ltd 焼入油付着部品の洗浄方法
JPH06306663A (ja) * 1993-04-15 1994-11-01 Mitsubishi Kasei Corp 油分洗浄装置

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