JPH05192494A - ドライクリーニング方法 - Google Patents

ドライクリーニング方法

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JPH05192494A
JPH05192494A JP3084844A JP8484491A JPH05192494A JP H05192494 A JPH05192494 A JP H05192494A JP 3084844 A JP3084844 A JP 3084844A JP 8484491 A JP8484491 A JP 8484491A JP H05192494 A JPH05192494 A JP H05192494A
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JP
Japan
Prior art keywords
solvent
condenser
washing
fluoroethane
activated carbon
Prior art date
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Pending
Application number
JP3084844A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kimura
進 木村
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JAPAN BITSUKU SERVICE KK
Original Assignee
JAPAN BITSUKU SERVICE KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06LDRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
    • D06L1/00Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods
    • D06L1/02Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using organic solvents

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低沸点代替フロンを使用してもオゾン層破壊
の少ない、安価で洗浄効率の良い衣料その他の繊維製品
及び皮革製品のドライクリーニング方法を提供すること
にある。 【構成】 ドライクリーニング用溶剤として、1,1−
ジクロロ1−フルオロエタン又は1,1−ジクロロ1−
フルオロエタンと2,2−ジクロロ1,1,1−トリフ
ルオロエタンとの混合物を使用して衣料その他の繊維製
品、皮革製品を洗浄し、洗浄後の溶剤を蒸留し、蒸留し
た溶剤ガスを第2コンデンサ8bで凝縮して液化した
後、分離器11a,11bで油水分離し、洗浄中並びに
乾燥時に洗浄槽から発生した溶剤ガスを第3コンデンサ
8cを経て活性炭に吸着させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗浄剤として有機溶
剤を使用するドライクリーニング方法に関するものであ
り、更に詳細には、溶剤として1,1−ジクロロ1−フ
ルオロエタン又は1,1−ジクロロ1−フルオロエタン
と2,2−ジクロロ1,1,1−トリフルオロエタンと
の混合物を使用する衣料その他の繊維製品及び皮革製品
のドライクリーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロンによるオゾン層の破壊に対して、
国際的な地球環境保護の声が高まり、我国においても、
1989年7月1日よりフロン等の規制法によリ、特定
フロン5種類の生産と消費の規制が実施された。この規
制は更に厳しくなるものと予想されており、現在各方面
で代替品への転換等さまざまな観点からの対策が進めら
れている。
【0003】このような状況の中で、本出願人は、規制
の対象になつたCFC−113に代る第2世代のフロン
である1,1−ジクロロ1−フルオロエタン(HCFC
−141b)又は1,1−ジクロロ1−フルオロエタン
と2,2−ジクロロ1,1,1−トリフルオロエタン
(HCFC−123)との混合物(KCD−9450)
を使用した衣料その他の繊維製品及び皮革製品のドライ
クリーニング方法を開発している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のHCFC−14
1bは沸点が32.0℃、HCFC−123は沸点が2
7.5℃、KCD−9450は沸点が29.2℃で、い
ずれも従来の1,1,2−トリクロロ−1,2,2−ト
リフルオロエタン(CFC−113)の沸点である4
7.6℃より低く、溶剤が蒸発しやすく、また冷凍方式
では希薄溶剤ガスを完全に回収することができず、溶剤
のロス対策が必要となる。
【0005】そのために、これらの代替フロンを使用す
る際には、冷凍方式では充分回収出来ない希薄溶剤ガス
を気相で回収する活性炭吸着方式の組み合わせが好適で
あるが、活性炭の容量に限界があるので、活性炭への負
荷を軽減させることが問題になっている。
【0006】上記の事情に鑑み、本発明は、CFC−1
13に代えてHCFC−141b又はHCFC−141
bとHCFC−123との混合物(KCD−9450)
である低沸点代替フロンを使用してもオゾン層破壊の少
ない、安価で洗浄効率の良い繊維製品及び皮革製品のド
ライクリーニング方法を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し目的を達成するために、ドライクリーニング用溶剤
として、1,1−ジクロロ1−フルオロエタン又は1,
1−ジクロロ1−フルオロエタンと2,2−ジクロロ
1,1,1−トリフルオロエタンとの混合物を使用して
衣料その他の繊維製品、皮革製品を洗浄し、洗浄後の廃
液を蒸留し、蒸留した溶剤ガスを第2コンデンサで凝縮
して液化した後、分離器で油水分離し、洗浄中並びに乾
燥時に洗浄槽から発生した溶剤ガスを第3コンデンサを
経て活性炭に吸着させるように構成したものであり、特
に、洗浄槽から発生した溶剤ガスの一部を第3コンデン
サで凝縮して回収するとともに、第3コンデンサで凝縮
しきれなかった希薄の溶剤ガスの一部を活性炭に吸着さ
せるようにしたものであり、濃い溶剤ガスを冷凍凝縮し
て活性炭への負荷を軽減するようにしたものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、1,1−ジクロロ1−フル
オロエタン又は1,1−ジクロロ1−フルオロエタンと
2,2−ジクロロ1,1,1−トリフルオロエタンとの
混合物をドライクリーニング用溶剤として衣料その他の
繊維製品、皮革製品を洗浄し、その洗浄後の溶剤を蒸留
して、蒸発した溶剤ガスを第2コンデンサで凝縮して液
化した後、分離器で油水分離することで再生回収再利用
量を99%可能とした。低沸点溶剤では発生する不凝縮
ガスの量が多く、溶剤ガスを活性炭に100%吸着させ
ことができない。そこで、前記洗浄槽からの溶剤ガスを
先ず第3コンデンサで凝縮した後、希薄な溶剤ガスを活
性炭に吸着させるようにして活性炭の負担を軽減させ、
従来のCHC−113専用のドライクリーニング装置に
少しの改造と冷却チラーと第3コンデンサの増設という
僅かの費用で代替フロンを使用できるようにしたもので
ある。
【0009】
【実施例】以下図面に基づき本発明のドライクリーニン
グ方法の実施例について説明する。
【0010】第1図は本発明の実施例のフローシートを
示したもので、洗浄槽1には、洗浄用溶剤としてHCF
C−141bまたはHCFC−141bとHCFC−1
23との混合物(KCD−9450)を収容し、衣料そ
の他の繊維製品、皮革製品を投入してドランクリーニン
グを行う。洗浄槽1はワッシャードラムのほか、浸漬
式、シャワー式、ジェット式、超音波式、蒸気式、多漕
式等の洗浄槽でも良く、またこれらの組み合わせでも良
い。
【0011】ー方、上記低沸点フロンは、新液タンク2
から新液ライン3を経由して洗浄槽1に注入され、洗剤
タンク4に充填されている液状ソープを投入して、洗浄
に供される。洗浄槽1で衣料その他の繊維製品、皮革製
品を洗浄した後、溶剤はボタントラップ5を経由して蒸
留缶6に移送される。
【0012】蒸留缶6ではスチーム7により溶剤分は蒸
発され、この蒸発溶剤はチラー水使用の第2コンデンサ
ー8bに導かれ、液化されて分離器に入る。一方、蒸留
缶6の汚物はスラッジとして排出口9より排出される。
【0013】なお、上記低沸点溶剤は、夏場などは外気
温が沸点を上回る時があリ、上記装置内で不凝縮ガスが
発生しやすい。それを抑制するために、洗浄装置の作動
中の第2コンデンサ8b内のチラー水を、例えば夜間等
の装置停止中に溶剤を沸点以上にしないように新液タン
ク2内に循環させている。
【0014】第3コンデンサー8cは洗浄槽1で衣料そ
の他の繊維製品、皮革製品の乾燥工程が開始されると同
時に発生する溶剤ガスを循環用ヒータ20と冷凍機21
とブロア18を通じて循環させ凝縮を行う。この工程
は、乾燥サイクルの始まりから2ないし3分間実行し
て、その間に発生する溶剤ガスを−20℃から−25℃
で液化させ回収する。
【0015】第3コンデンサー8cで液化された溶剤
は、第1分離器11a,第2分離器11bに導入され、
比重分離方式で油水が分離される。第3コンデンサー8
cで充分回収されない低濃度の溶剤ガスは、気相で回収
するための活性炭吸着方式を組み合わせて、2個の活性
炭タンク12a,12bで交互に吸着される。
【0016】活性炭タンク12a,12bは、新液タン
ク2、第1分離器15a,第2分離器15b及びエアタ
ンク14等に連結して低濃度の溶剤ガスを吸着するよう
になっている。
【0017】なお、脱着時は、スチーム13を活性炭に
吹き込み、脱着された溶剤ガスはタワー水使用の第1コ
ンデンサー8a、チラー水使用の第2コンデンサー8b
で冷却凝縮され、油水分離後回収される。活性炭の乾燥
は外気15をスチームヒータ17で加熱し、カーボンブ
ロア16で送風して行う。
【0018】ところで、本発明に使用される溶剤は、低
沸点の代替フロンであるから、不凝縮ガスが当然多くな
り、活性炭への負担が大きくなる。そのため、ワッシャ
ーブロア18でヒーター20を通して第3コンデンサー
8cに循環させ、衣料その他の繊維製品、皮革製品の乾
燥時に発生する溶剤ガスを液化回収し、回収できない低
濃度溶剤ガスだけを活性炭に吸着させ、活性炭の負担を
軽減させている。
【0019】
【発明の効果】以上説明のように、本発明は、低沸点代
替フロンの使用に際し、洗浄槽から発生する濃い溶剤ガ
スを液化凝縮させる第3コンデンサーを設けることによ
り、溶剤ガスの発生量の多い洗浄中、乾燥中に、このコ
ンデンサーと洗浄槽との循環方式で溶剤ガスを冷却、凝
縮し、その後活性炭に吸着させることにより、活性炭へ
の負担を軽減させることが出来る。そのため、大容量の
活性炭タンクを設置する必要がなくなる。また、全体の
系をクローズ化することにより、大気中への溶剤ガスの
発散を防止し、オゾン層破壊の問題を解決するととも
に、高価な回収液は再利用に供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すドライクリーニング方法
のフローシートである。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 溶剤タンク 6 蒸留缶 8a 第1コンデンサー 8b 第2コンデンサー 8c 第3コンデンサー 11a 第1分離器 11b 第2分離器 12a 第1活性炭タンク 12b 第2活性炭タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライクリーニング用溶剤として、1,
    1−ジクロロ1−フルオロエタン又は1,1−ジクロロ
    1−フルオロエタンと2,2−ジクロロ1,1,1−ト
    リフルオロエタンとの混合物を使用して繊維製品又は皮
    革製品を洗浄し、洗浄後の廃液を蒸留し、蒸留した溶剤
    ガスを第2コンデンサで凝縮して液化した後、分離器で
    油水分離し、洗浄中並びに乾燥時に洗浄槽から発生した
    溶剤ガスを第3コンデンサを経て活性炭に吸着させるよ
    うにしたことを特徴とするドライクリーニング方法。
JP3084844A 1991-01-24 1991-01-24 ドライクリーニング方法 Pending JPH05192494A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205242A (ja) * 1999-07-14 2005-08-04 Greenearth Cleaning Llc 物品をドライクリーニングするためのシステムおよび方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205242A (ja) * 1999-07-14 2005-08-04 Greenearth Cleaning Llc 物品をドライクリーニングするためのシステムおよび方法
JP4718884B2 (ja) * 1999-07-14 2011-07-06 グリーンアース クリーニング リミテッド ライアビリテイ カンパニー 物品をドライクリーニングするためのシステムおよび方法

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