JPH04505359A - 軸受潤滑用の自己供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 軸受潤滑用の自己供給装置 本発明は、軸受が油入口と油出口と側方通路ポンプを備え、この側方通路ポンプ が特に平らな搬送羽根を備えている、軸受潤滑用の自己供給装置に関する。

機械の軸受を潤滑するために、多数の異なるシステムが知られている。大型の機 械の軸受潤滑のために、低圧油−循環潤滑方法がしばしば用いられる。この場合 、油がポンプによって油タンクから冷却装置とフィルター（または冷却器−フイ ルター−ユニット）を経て高所容器に搬送される。油はこの高所容器から重力に よって潤滑すべき軸受に流れる。この潤滑方法は非常に効率が良い、なぜなら、 循環する油がフルターを経て案内され、それによって所定の時間再使用可能であ るからである。更に、この潤滑方法は経済的である。

このシステムはそれにもかかわらず、特に重要な機械の場合に、非常に重大な多 くの欠点を育する。

前記のシステムを適用する重要な装置の場合に、一方のポンプが故障したときに その都度他方のポンプに切換えできるようにするために通常は、２個の油ポンプ が設けられている。安全性を更に高めるために、このポンプにはそれぞれ異なる 電流供給網から給電可能である０通常は、一方のポンプが三相モータによって駆 動されへ他方のポンプが直流モータによって駆動される。この場合、直流はほと んどパンテリ供給の非常電流の給電系から供給される。しかし自明なように、再 給電系が故障するかまたは両モータあるいは両ポンプが短時間で損傷する危険が ある。このような場合には、潤滑すべき機械は如何なる場合でも作動を停止しな ければならない、油供給部は、高所容器を最適に設計した場合でも、短時間（普 通のオーダーは約５〜１０分である）しか機能しない。

他の欠点は、潤滑すべき機械のための始動前に、先ず最初に高所容器に油を充填 しなければならないことにある。多（の軸受の場合、機械の始動は遅れる。なぜ なら、予め軸受に油を充填しなければならないからである。

高所容器は潤滑すべき機械よりも高いだけでなく、しばしばその上にある他の空 間に収納される。実際には、必要なスペースと実際に供されるスペースとの矛盾 から往々にして困難が生じる。他の弱点は、高所容器に案内される３本の管（流 入管、流出管および溢れ管）にある、この管は貴重なスペースを必要とするだけ でなく、角の死空間や加熱領域領域を生しないようにするには大きな困難を伴う ことがある。

そこで、本発明の課題は、上記のすべての欠点が回避され−大きな信転性と経済 性を有する、機械、特に大型機械の軸受潤滑システムを提供することである。

この課題は本発明によって解決される０本発明は、側方通路ポンプが軸受と同じ 軸に、特に軸受にすぐ続いて配置さネヘ各搬送羽根が側方通路の高さ位置におい て側方通路横断面と同面積でこの側方道路横断面に対応する凹部を備えているこ とを特徴とする。

その結果、軸受潤滑が補助エネルギー源と無関係に、従ってきわめて運転確実に かつ経済的に行われるという利点がある。軸の回転の開始と時間はいかなる場合 でも、潤滑すべき軸受の油供給の開始と時間に一致する。

更に、らせん状に運動する油搬送流が側方通路ポンプ内で切れることがなく、そ れによって中断のない潤滑が保証される。

他の利点は、油管が非常に短いので、油管系への冷却水の侵入を非常に迅速に知 ることができる。

本発明の実施形では、側方通路が側方通路ポンプの円周全体の一部範囲にわたっ て設けられている。

これは有利である。なぜなら、側方通路長さを適切に設計することにより、油圧 力を、その都度の運転要求に正確に合わせることができるからである。側方通路 ポンプの回転速度は側方通路ポンプを取付けた軸によって変わらぬよう設定され ている。

本発明の特別な実施形では、側方通路（７）の長さが交換可能な円環セグメント 状のインサート部分によって変更可能である。

それによって、運転条件がときどき非常に大きく変化する機械の場合に、側方通 路ポンプを交換しないで、油圧調節をその都度の運転条件に合わせることができ る。

本発明の付加的な特徴は、油管系が冷却器およびまたはフィルターまたは冷却器 −フィルターユニットを経て案内されていることにある。

油を適当に濾過および冷却することにより、運転の信鯨性が一層高まる。なぜな ら、それによって軸受の冷却が保証されるからである。これにより、本発明のシ ステムの経済性が更に高まる。

実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。図は、潤滑すべき軸受における軸端 部の軸承部と、それに所属する側方通路ポンプの断面を示している。

軸（１）の軸端部（２）は、半径方向と軸方向の力を受け止めるために、軸つば （３）を備えている。この軸つばは組合せ滑り軸受（４）によって取り囲まれて いる。

軸端部（２）の組合せ滑り軸受（４）のすぐ隣に、側方通路ポンプ（５）が設け られている。この側方通路ポンプのロータ（６）には特別な搬送羽１（２０）が 取付けられている。側方通路（７）は半円状の横断面を有するように形成されて いる。搬送羽根（２０）は側方通路（７）の高さ位置に、半円状の凹部（２１） を備えている。この凹部は側方通路横断面と同等でこの側方道路横断面に対応し ている。

側方通路ポンプ（５）からの油の流出を避けるため、および側方通路ポンプへの 汚染物質の侵入を避けるために、２個のシールリング（８，９）が設けられてい る。側方通路（７）の下方部分には油入口（１０）が設けられ、側方通路の上側 部分には油出口（１１）が設けられている。側方通路ポンプ（５）は保持リング （１２）によって組合せ滑り軸受（４）にボルト止め保持されている０組合せ滑 り軸受（４）と側方通路ポンプ（５）は、二つの部分からなる軸受ケーシング（ １３）の支持体（１４，１５）によって取り囲まれている０組合せ滑り軸受（４ ）のセグメント（２２）に通じる油通路（１６）は、油圧管（１７）を介して側 方通路ポンプ（５）の油出口（１１）に接続されている。軸端部（２）に形成し た各々一つの溝内に、２個の噴射リング（１８，１９）が取付けられている。

この噴射リングは組合せ滑り軸受（４）からの油の流出を防止する。

最初の使用開始の前に、組合せ滑り軸受（４）は、次のように油が充填される。

すなわち、油の液面が軸（１）の外径と側方通路（７）の下側部分の間のほぼ中 央に位置するように、油が充填される０羽根とケーシング壁の間にある油は、ロ ータ（６）の回転時に、半径方向に位置する搬送羽根（２０）によって、一方で は遠心力で外方へ、他方では側方通路内に押しやらＬそれによって側方通路ポン プ（５）の吸込み室から吐出室に搬送される。油が側方通路ポンプ（５）の回転 部分から側方通路（７）へ、あるいは側方通路（７）から回転部分へ溢れること により、圧力が上昇する。その際、側方通路（７）内の搬送油はらせん状に運動 する。油は側方通路の上端で油出口（１１）から流出し、油圧管（１７）を通っ て組合せ滑り軸受（４）の油通路（１６）へ流れる。油通路（１６）は組合せ滑 り軸受（４）の回転軌道で終わっており、それによって油は組合せ滑り軸受（４ ）の回転面に直接導かれる。

油が搬送羽根（２０）から外へ遠心加速されることにより、羽根車軸線周り（本 実施例の場合にはロータ（６）を装着した軸端部（２）の部分）と油入口（１０ ）に負圧が発生する。この負圧により、油は、冷却器、フィルタまたは冷却器− フィルタユニット（これは図に示していない）に接続した油吸込み管から追随し て流れる。側方通路長さを適切に設計することにより　−実証されたオーダーは 例えば側方通路の円周全体の２７０°である　−　、その都度使用される軸受の 種類のために油潤滑系を最適に調節することができる。冷却器または冷却器−フ ィルターユニットを使用する場合、潤滑に加えて、軸受の冷却を行うこともでき る。

Ｆｉｇ・ 補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） 平成３年１１月１８日

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．軸受が油入口と油出口と側方通路ポンプを備え、この側方通路ポンプが特に 平らな搬送羽根を備えている、軸受潤滑用の自己供給装置において、側方通路ポ ンプ（５）が軸受と同じ軸（１）に、特に軸受にすぐ続いて配置され、各搬送羽 根（２０）が側方通路（７）の高さ位置において側方通路横断面と同面積でこの 側方通路横断面に対応する凹部を備えていることを特徴とする自己供給装置。
2. ２．側方通路（７）が側方通路ポンプ（５）の円周全体の一部範囲にわたって設 けられていることを特徴とする請求の範囲第１項の自己供給装置。
3. ３．側方通路（７）の長さが交換可能な円環セグメント状のインサート部分によ って変更可能であることを特徴とする請求の範囲第２項の自己供給装置。
4. ４．油管系が冷却器およびまたはフィルターまたは冷却器−フィルターユニット を経て案内されていることを特徴とする請求の範囲第１項から第３項までのいず れか一つの自己供給装置。