JPH04504845A - タキソール誘導体、その薬剤組成物および調製法 - Google Patents

タキソール誘導体、その薬剤組成物および調製法

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JPH04504845A
JPH04504845A JP2503911A JP50391190A JPH04504845A JP H04504845 A JPH04504845 A JP H04504845A JP 2503911 A JP2503911 A JP 2503911A JP 50391190 A JP50391190 A JP 50391190A JP H04504845 A JPH04504845 A JP H04504845A
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ステラ バレンチノ ジェイ
マチュー アブラハム イー.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の注射用または静脈内注入用に開発された製剤の中には、タキソールの水に対す る溶解性の低さを解決するために、薬剖担体としてクレモフォア(cremop hore) EL (登録商標)を主に利用して開発されたものもある。しかし 、クレモフォア自体にいくぶん毒性があり、特異体質の患者にヒスタミンの放出 およびアナフィラキシ一様応答を起こすので、二の担体を使用することは、優れ たタキソール製剤の開発という課題の解決には望ましくない。
そこで、発明者らは、タキソールよりも水に溶けやすいが、タキソールと同様ま たは類似の優れた抗腫瘍および細胞障害活性を発揮するタキソール誘導体の研究 開発を進めてきた。
発明の要約および目的 従って、二の発明の目的は、優れた抗腫瘍活性および水に対する溶解性の高いタ キソール誘導体を開発することである。
この発明のもう一つの目的は、非毒性担体を利用でき、クレモフォアなどの毒性 担体を使用せずにすむ、タキソール誘導体の製剤を開発することである。
この発明のさらに別の目的は、製剤化に適したpHレベル(pH3ないし4)で 安定性に優れているが、生理的pH(pH7,4)で生体内で速やかに分解して 、タキソール前駆体として作月し得るタキソール誘導体を開発することである。
この発明のこれらの目的は、優れた抗腫瘍活性と高い水溶性を持つタキソール誘 導体を開発することによって実現する。
発明の詳細な説明 この発明の新規なタキソール誘導体は、一般に、タキソールの2′および/また は7位のエステルと記述され、以下の一般式で示される。
式中、RおよびR′は、それぞれ別個に、水素であるか、もしくはアラニン、ロ イシン、イソロイシン、バリン。
フェニルアラニン、プロリン、リシンおよびアルギニンから成る群より選ばれた アミノ酸残基であるが、またはで表される基である(ここで、nは工ないし3の 整数であって、R2およびR5は、それぞれ別個に、水素または炭素数1ないし 3のアルキル基であるか、またはそれらが結合した窒素原子を共有して炭素数4 ないし5の飽和複素環を形成する)、ただし、RおよびRtの少なくとも一方は 、水素ではない。
上式(III)中、R2およびlまたはR3が水素以外である場合、これらの化 合物を「アルキル化アミノ酸」とみなすことができ、この明細書でもそのように 呼ぶことがある。こうして、一般式(I)の化合物は、広くは2′または7位に アミノ酸またはアルキル化アミノ酸を持つタキソールのエステルと考えることが できる。
従って、この発明には、(a)タキソールの21位水酸基でエステル化された誘 導体、(b)タキソールの7位水酸基でエステル化された誘導体、および(c) 2’位と7位両水酸基でエステル化された誘導体、が含まれる。
上記一般式(りに該当する化合物の中で、特に、以下の化合物がこの発明の化合 物として好ましい。
1) 2’ (N、N−ジエチルアミノプロピオニル)タキソール 2) 2’ (N、N−ジメチルグリシル)タキソール3)7(N、N−ジメチ ルグリシル)タキソール4)2’、7−ジー(N、N−ジメチルグリシル)タキ ソール 5)7(N、N−ジエチルアミノプロピオニル)タキソール 6)2’、7−ジ(N、N−ジエチルアミノプロピオニル)タキソール 7) 2’−(L−グリシル)タキソール8) 7−(L−グリシル)タキソー ル9) 2″、7−ジ(L−グリシル)タキソール10) 2’−(L−アラニ ル)タキソール11) 7−(L−アラニル)タキソール12)2’、7−ジ( L−アラニル)タキソール13) 2’−(L−ロイシル)タキソール14)  7−(L−ロイシル)タキソール15)2’、7−ジ(L−ロイシル)タキソー ル16) 2’−(L−イソロイシル)タキソール17) 7−(L−イソロイ シル)タキソール1g) 2’、7−ジ(L−イソロイシル)タキソール19)  2’−(L−バリル)タキソール20) 7−(L−バリル)タキソール21 ) 2°、7−ジ(L−バリル)タキソール22) 2’−(L−フェニルアラ ニル)タキソール23) 7−(L−フェニルアラニル)タキソール24) 2 ’、7−ジ(L−フェニルアラニル)タキソール 25) 2’−(L−プロリル)タキソール26) 7−(L−プロリル)タキ ソール27) 2’、7−ジ(L−プロリル)タキソール28) 2°−(L− リシル)タキソール29) 7− (L−リシル)タキソール30) 2′、7 −ジ(L−リシル)タキソール31) 2°−(L−グルタミル)タキソール3 2) 7−(L−グルタミル)タキソール33)2’、7−ジ(L−グルタミル )タキソール34) 2’ −(L−アルギニル)タキソール35) 7−(L −アルギニル)タキソール36)2’、7−ジ(L−アルギニル)タキソール調 製法 発明者らは、タキソールの2′および7位水酸基の特徴である化学的反応性、特 には、タキソールの7位水酸基より2°位水酸基の方が化学的反応性の高いこと を見い出した。そこで、この観察結果を利用して、調製法において誘導体での置 換基の位置を規定した。
A、2′ −エステル誘導体の調製 2′−エステル誘導体は、該誘導体がアミノ酸を有するかアルキル化アミノ酸を 有するかに応じて、2つの方法のうちの1つによって調製することができる。
アルキル化アミノ酸のエステルを調製するには、以下の反応式に従う。
反応式■ アルキル化アミノ酸+タキソール → 2°2°エステルタキソール誘 導中、n、R2およびR−は上記の通りである。
アミノ酸エステルの調製は、以下の反応式に従う。
反応式ll N−保護アミノ酸 タキソール 2″−N−保護アミノ酸タキソール誘導体−ン「保護基の開裂」−一−−→ 2′アミノ酸エステルタキソール 上記反応式の双方(反応式IおよびII)において、アルキル化または保護アミ ノ酸の反応は、触媒を追加するか歪かにかかわらず縮合剤の存在下で、好ましく は室温で行う。
縮合剤は、ジシクロへキシルカルボジイミド(DCC)などのカルボジイミド類 が適当である。
触媒は、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)およびピリジンが好ましい。
反応式 IIで、様々な既知のアミノ保護基が利用され、市販の保護アミノ酸も 出発物質として利用できる。 1−Boc、FMOCまたはカルボベンジロキシ (CBZ)基で保護されたアミノ酸を用いることができる。t−BOCまたはF MOC基で保護されたアミノ酸が好ましい。
ギ酸、その他の有機酸の水溶液を使って、2′−エステル上でt−Bocの脱保 護を行うと、産物の分解および立体化学的修飾が起きるが、99%のギ酸を使用 すれば、良い結果が得られた。FMOC保護アミノ酸エステル類の場合、産物の 回収率は調製条件に依存する。従って、最終の脱保護段階で、t−Boc保護基 の除去に使用した条件によって、タキソール分子の7位遊離水酸基で不都合な修 飾の生じることがある。これらの望ましくない修飾の例は、分子の立体化学的修 飾から成るものと思われる。
例えば、N保護アラニン化合物は、以下の式で示すことができる。
上記のごとく、発明者らは、2°位水酸基が7位水酸基より高い反応性を持つこ とを見いだした。従って、上記の反応式 ■および IIの両方において、アル キル化またはN保護アミノ酸をタキソールと、 1:1またはそれよりわずかに 大きなモル比で反応させることによって、置換およびエステル化を21位に起こ させる。こういった等モル反応の結果、2°エステルタキソール誘導体が過剰に 生じるが、7−ニスチルタキソール誘導体が副産物として小量生じることもある 。
8、 7位エステルの調製 反応式 III タキソールの2°位水酸基は、7位の水酸基より反応性に富むので、このエステ ル化には、2°位誘導体の調製に使われるものとは異なった調製法が必要である 。従って、7位エステルを調製するには、2″水酸基をまず基をエステル化し、 その後2°位の保護(ブロック)基を除去する。
タキソール+保護化合物 → 2″保護タキソール アルキル化アミノ酸2′保護、7−アルキル化アミノ酸置 換型タキソール →[2′位の脱保護]−→7−エステル化タキソールタキソー ルの2位を保護するには、当該分野で既知の保護基などの様々な保護基を利用で きる。ある1種の保護基およびある1種のアルキル化アミノ酸を使用した場合、 反応式 IIIは以下のようにもまとめられる。
タキソール + 2、 2. 2−トリクロロエチルクロロホルメート →2・ (troc)タ キソール N、N−ジメチル導グリシン +縮合剤 +触媒2’ (t r o c) − 7−(N、N−ジメチルグリシル)タキソールー−→[2′位の説保護]−−− →上式で、2’−troc−タキソールとアルキル化アミノ酸の反応は、縮合剤 および触媒の存在下で行われる。
縮合剤および触媒には、反応式 ■およびI■で記載したと同じものが適してい る。
2’−(Troc)タキソールの説プロトン化は、例えば、亜鉛と酢酸との混合 物を使用して行うことができる。
反応式 IV もう1つの方法として、最初に2ないし3当量のN保護アミノ酸とタキソールと を反応させて2′、 7位二置換型タキソールを調製し、 2′位アミノ酸と7 位アミノ酸の両方を脱保護した後、2′位のアミノ酸を開裂させる方法によって 、7位置換型タキソール誘導体を調製することもできる。この方法は1代表的な 保護アミノ酸としてt−Boa保獲アラニル基を使って、以下のように表すこと ができる。
タキソール十N−t −B o c−アラニン(2当量)→2″、7−ジ(t− Boc−L−アラニル)タキソールーー→[アミノ酸の脱保護] 2′、7−ジ(L−アラニル)タキソールーー→[2°アラニル基の開裂]−さ 7−(L−アラニル)タキソール 反応式IIIと類似したこの方法では、タキソールと保護アミノ酸との反応は、 縮合剤および触媒の存在下で行われる。アミノ酸の脱保護は、例ればギ酸を使用 した緩和な酸処理など既知の脱保護法によって行われる。
2′−アミノ酸の開裂は、2’、7−(アミノ酸ンタキソール溶液のpHをpH 7〜7.4に調節すること、例えば、pH7〜7.4のリン酸緩衝液に2′、7 −ジ(アミノ酸)タキソールを混合することにょフて行う。
この方法でpHを調節すると2′アミノ酸が開裂し、目的の7−(アミノ酸)タ キソールが得られる。
すなわち、例えば、DCCおよび触媒量の4−ジメチルアミノピリジンの存在下 で、タキソールを、塩化メチレンに溶けたN保護アミノ酸(t−Boc、CBZ またはFMOCで保護されたもの)2〜3当量と反応させる。
この方法ては、保護アミノ酸・迂% 2′位およtF7位に導入される。この保 護基は、適切な脱保護剤(例えば、酸、弱塩基または水素添加分解)を使って除 去する。タキソールの2′、7−ビスアミノ酸誘導体は、24〜4.・8時間中 性pHのリン酸緩衝液中に静置するが、それに、よって、2′位で選択的脱保護 が生じ、タキソールの7位置換型誘導体が得られる。
類似の反応式により、アルキル化アミノ酸で7位’w*型タキソール誘導体を生 成させることもできる。こういった反応は、N保護アミノ酸を所望のアミノ酸で 置換し。
脱保護工程を當略する点を除いて、上記と同様である。
この反応式を以下に示す。
反応式V タキソール + アルキル化アミノ酸(2当量)→2’、7−(二置換)タキソ ール 一→[2′アルキル化アミノ酸の開裂]−−−−−サ7−(置換)タキソール C,2’、7−二置換型タキソール誘導体の調製二置換型誘導体は、上記の方法 、またはその一部を使って調製することができる。これらの方法は、以下のよう に概説できる。
反応式vIニアルキル化アミノ酸での置換タキソール + アルキル化アミノ・ 酸(2〜3当量)→2’、7:(二置換アルキル化アミノアミ1′)タキソール 反応式 5V(Itl :: ’アミノ1“で、の11換タキソール 十 N− 保護アミノ酸(2〜3当量) →2’、7−(二置換保護アミノ酸)タキソール ーーす[アミノ酸の脱係H] 2″、7(二置換アミノ酸)タキソール反応式Vlは、反応が2当量のアルキル 化アミノ酸で生じる点を除いて、基本的には前記の反応式■と同様である。さら に、反応式Iは触媒の有無にかかわらず進行するが、反応式VIの反応は、タキ ソールの7位水酸基の化学的反応性が低下しているために、触媒を必要とする。
反応式Vllは、基本的に前記の反応式11と同じであるが、後者の反応では、 脱保護段階で7位に立体的修飾が起きることを避けるために、保護基としてFM OCが好ましいことが分かった。しかし、7位の水酸基が遊離しないので、反応 式Vllに関して、その問題は生じない。
従って、t−BocおよびFMOCなどを含めて、様々な既知の保護基を使うこ とができる。
当該分野の通常の技術者であれば、上記の記述に基づき、本発明の全範囲の全化 合物を調製することができるものと信じる。しかし、調製法の例示として特に好 ましい実施例を以下に記載する。
実施例 I: 2’ −(N、N−ジメチルグリシル)タキソール、またはその 塩 CH,503H (a)化合物1:2″ −(N、N−ジメチルグリシル)タキソール 無水塩化メチレン(12ml)中にタキソール(0,21g 、0. 246  mm+ol )およびN、N−ジメチルグリシン(0,0254g、0. 24 6 mmol)が溶けた溶液に、1.3−ジシクロへキシルカルボジイミド(0 ,15g、0、 72mmol )および4−ジメチルアミノピリジン(0゜0 25g、0. 2mmol )を添加する。この反応混合物を、無水条件下で1 日間撹拌する。さらに50鳳gのDCCを添加し、なお6時間撹拌を続ける。こ の反応混合物を濾過し、濾液を窒素下で蒸発させる。残渣をシラン処理したシリ カゲル(35g、26c11)のクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチル1石油 エーテル(1:1)および酢酸エチルで連続的に溶出する。酢酸エチル1石油エ ーテルの分画をゆっくり蒸発させたところ固体が現れ、これを濾過する。母液を 濃縮し、石油エーテルを濁りが生じるまで加え、この混濁物は多量の化合物を得 るために放置する。全収量は0.14g (61%)であって、融点は168〜 71°C(分解)である、化合物2(300MHz、CDCl、)のMNRスペ クトルでは、21位プロトンの共鳴が、タキソールの4.71ppmから5.  59ppa+1ニシフトする。これは、2″位のエステル化と一致する。スペク トルの他のすべての共鳴は、所期の構造のものと一致する。HPLCでの純度は 、98〜99.5%である。
質量スペクトル: (FAB)m/e 939. (M+H)元素分析(Css HsaNz○1.) %理論値IC65,26,H6,22,N 2. 98実 測値:C65,16,H6,28,N 3. 13(b)化合物2:2’−CN 、N−ジメチルグリシル)タキソールのメタンスルホン酸塩 2’ −(N、N−ジメチルグリシル)タキソール(0゜06g、0.064m mol)を、第3ブタノール(2ml)と水(1,5ml)の溶液に溶解した。
混合物を一5°Cに冷却シ、メタンスルホン酸(3,1ml、2 mg/ml、 0.0545 mmol)を滴下し、この混合物を0〜5°Cで1分間撹拌する 。これを20μmのフィルター(ミリポアフィルタ−)でろ過し、ドライアイス lイソプロパツール混合物で冷却したフラスコにとる。この溶液を凍結乾燥し、 産物0.058g (88%)を得た。この融点は、 170〜173”Cであ る。
元素分析(C52H62N2S ota・2H20) %理論値IC57,53 ,H6,27,N 2. 6実測値:C”57.49.H6,06,N 2.7 3物性 分子量、 1035 融点= 170〜173(分解) 溶解度: 15mg/+1 (かすかに混濁)2 B/ml (透明) 化学的安定性試験 以下の方法に従って、この化合物の安定性試験を実施した。
様々なpHにおける誘導体の安定性は、25°Cおよび37°Cで実施した。血 しようを使った試験は、ラットおよびヒトの血しようで37°Cにて行った。
ヒトの血しようはワトキンス病院(Watkins Ho5pital)から入 手し、ラットの血しようはカンサス大学付属動物病院(the Animal  Care Unit of the University of Kansa s)から入手した。誘導体の試験濃度は、約20〜25μg/mlであった。化 合物のストック濃度は0.8〜1゜Omg/+1に調製し、これを血しように加 えて、目的の濃度(20〜25μg/ml)得た。試料100μ!をとって、こ れをアセトニトリル250μ!で冷却して遠心し、血しようタンパク沈澱させた 0分解のキネティクスは、時間に対するHPLCのピーク領域に基づいて調べた 。t、。およびtsoを計算した。化学的試験および血しようを使った試験は、 両方とも、RP−8カラム(15cm)およびプレカラム(5cm)を使った高 速液体クロマトグラフィーによって実施した。検出器は、波長を227nmに合 わせた。移動相の組成比は、0.02Mの酢酸塩(pH5)対アセトニトリル− 50:50または35 : 65であって、流速は1〜1. 5 ml/win である。また、0゜001Mの硫酸水素テトラブチルアンモニウムを含む同一の 溶媒で、流速を1 ml/winとした。
安定性試験では、化合物のピークが消失すると、タキソールのピークに相当する 保持時間のピークが現れた。
このピークの同定は、新しい誘導体の分解試験によってさらに確認した。従って 、2’ (DMG)タキソールを37@Cの水でインキュベーションし、産物を 濃縮して、調製用TLCによって精製した。精製後の産物をHPLCおよび分光 学的方法で解析した。この産物は、m / e860(M+Li)◆で分子イオ ンピークを示し、これがタキソールであることを表している。
HPLCの操作条件 カラム: RP−8、長さ150+u+、内径4.6a+m移動相:0.02M 酢酸塩(pH5)/アセトニトリルー50 : 50 検出器:クラトス・スペクトロフロー(Kratos Spectroflow )757 流速: l ml/an 保持容量:11.2a+1 化合物2 5、 5ml タキソール 化学的安定性試験の結果 条件 t t/2 (時) 0.02M酢酸塩(0,1B/m1) ([)H3,5,25°C)96.2 (p H4,5,25°C)55.4 水 (2mg/m1) (pH3,8,37°C)89.8 血しようの安定性(37°C) 条件 t t/l (分) ラット血しよう(20μg/ml) 3. 05イヌ血しよう(20μg/ml ) 121. 6実施例 rl:2’ (N、N−ジエチルアミノプロピオニル )タキソールの塩 CI (a)化合物3:2’ −(3−(N、N−ジエチルニアミノプロピオニル)タ キソールの塩酸塩 N、N−ジエチルアミノプロピオン酸塩酸塩(0,025g、0. 145mm ol)を含む塩化メチレン(12++1)中にタキソール(0,12g、、 0 . 14ma+ol)を溶かした溶液に、 1.3−ジシクロへキシルカルボジ イミド(0゜08g、0. 38mmol )および4−ジメチルアミノピリジ ン(0,OIg、0. 081mmol )を添加する。この反応混合物を、室 温で24時間撹拌する。さらに、二の反応混合物を濾過し、濾液を窒素下で蒸発 する。粗度物をシリカゲル(18g、22cm)のクロマトグラフィーにかけ、 酢酸エチル/石油エーテル(1: 2)、酢酸エチル/石油エーテル(1: 1 )および酢酸エチルで連続的に溶出する。酢酸エチル/石油エーテルの分画をゆ っくり蒸発させると固体が現れ、これを濾過する。母液を濃縮し、石油エーテル を濁りが生じるまで加え、静置する。
この産物をろ過して、0.068gの産物(48%)を得る(融点:188〜1 91°C)、質量分析(FAB)m/ e 981 [M+H]φ、MNRスペ クトル(300Hz。
CDCl、)では、2′位プロトンの共鳴が、タキソールの4.711)P!l から5.53pp+aにシフトしたことが示された。N−エチル基は1. 0p pmのメチル基の共鳴を、メチレン基は2. 52 ppmの共鳴を示す、予想 される化合物に特徴的なすべての共鳴が観察された。
元素分析(C,4H,、CI N20.、) %理論値:C63,73;H6, 43,N 2.75実測値:C64,84,H6,84,N 2. 89物性  (化合物3) 分子量: LO17,56 融点: 186〜189°C(分解) 溶解度: 〜0. 8a+g/m1 HPLC条件 カラム: RP−8、長さ150mm、内径4.6++a+移動相:0.02M 酢酸塩(pH5)/アセトニトリル=w35:65 検出器:クラトス・スペクトロフロー(Kratos Spectroflow )757 流速: 1. 5 ml/+im 保持体積:16.71m1(化合物3)化学的安定性試験の結果 条件 j !/1 (時) 0.02M酢酸塩(0,01mg/a+1)(pH3,5,25°C) 438 .60.02Mリン酸塩(0,02mg/m1)(pH7,4,251C)0. 25 血しようの安定性 37°C 条件 tt/2 (分) ヒト血しよう 4.2 (b)化合物4:2’ (N、N−ジエチル雪アミノプロピオニル)タキソール のメタンスルホン酸塩N、N−ジエチルアミノプロピオン酸のメタンスルホン酸 塩を調製するために、10gのQAEセファデックス(ファルマシア社製)を0 .1MNaC1で湿潤させ、この材質の75%をカラムに注いだ、二のカラムを 蒸留水(700a+1)で洗浄し、500m1のCH,S 05N a(0,5 Mメタンスルホン酸と0.5M水酸化ナトリウムとで調製し、滴定でpH6に調 節)で平衡化した。塩素イオンの完全な消失は、溶出液を集め、数滴の硝酸中に 1%硝酸銀を数滴加える塩素試験によって評価した。
さらに、カラムを中性になるまで蒸留水で洗浄した。
水15m1に溶けたN、N−ジメチルアミノプロピオン酸2.5gをカラムに注 ぎ、水で溶出した。501の分画4つを集め、これらを−緒にして溶媒を除去し た。残渣は、塩化メチレンlエタノール混合物に溶解して、硫酸マグネシウム上 で乾燥し、溶媒を除いたところ、3..1gの産物を得た。これをエタノールと エーテルによって沈澱させて、N、N−ジエチルアミノプロピオン酸2゜6gを 得た。
タキソール(0,05g 、0.058mmol)およびN。
N−ジエチルアミノプロピオン酸塩(0,014g、O。
058 mmol)の塩化メチレン(10ml)溶液に1.3−ジシクロへキシ ルカルボジイミド(0,061g、0゜3 mmol)を添加する。この混合物 を室温で24時間撹拌する0反溶流合物を濾過して、その濾液を窒素下で蒸発さ せる。残渣をシラン化処理シリカゲルカラムのクロマトグラフィーにかけ、酢酸 エチル1石油エーテル(1:L)、および酢酸エチルで溶出する。酢酸エチル1 石油エーテルの分画をゆっくりと蒸発させると、0,048gの産物が得られる (74%、融点:170〜74°C)。
物性 分子量: 1077.12 融点: 170〜74”C 溶解度: 〉101g/m1 HPLC純度 〉99% 化学的安定性試験の結果 条件 tl/□(時) 0.02M酢酸塩 (pH4,5,25°C) 305 0.02M酢酸塩 (pH5,5,25”C) 20.7 実施例 III: 7− (N、N−ジメチルグリシル)タキソールまたはその 塩の調製 6、R−C−C−0CI−12−cCh 、 R’ 、C3C(N2−N(CH 312(a)2’ −(t roe)タキソール(化合物5)タキソール(0, 27g、0. 316mmol)を塩化メチレン(10ml)とピリジン(1, 5ml)に溶解する。
この反応混合物を一20゛C〜(−25°C)に冷却し、2、 2. 2−トリ クロロエチルクロロホルメート(80μm)を添加する6反、溶流合物を、この 温度で3時間撹拌し、さらにクロロホルメート25μIを添加し、反応混合物を 一晩混合する。この反応混合物を塩化メチレン(50a+l)で希釈し、0.I N 塩酸(25+1lX2)および0.05M冷炭酸水素ナトリウム(25a+ lX1)ならびに水で連続的に洗浄する。有機溶媒抽出物を無水硫酸マグネシウ ム上で乾燥し、溶媒を除去する。粗分画をシラン化処理シリカゲル・プレートの 調製用TLCで精製し、酢酸エチル1石油エーテル(1: 3)で展開し、タキ ソールに相当する部分をカットし、これを、酢酸エチルで溶出し、溶媒を除去し たところ、産物0.32gを得る(融点221〜226°C1160′″Cで軟 化)。
(b) 2’−(troc)−7−(N、N−ジメチルグリシル)タキソール( 化合物6) 2” −(t roc)タキソール(0,27g、0. 262 mmol)と N、N−ジメチルグリシン(0,054g。
0、 524 mmol)との混合物を塩化メチレン(15ml)に溶解する。
この溶液に、 1.3−ジシクロへキシルカルボジイミド(0,215g、1.  04mmol)および4−ジメfk7ミ)ピリジン(0,025g、1.04 m@of)を添加し、混合物を室温で2日間撹拌する。この反応混合物を濾過し て、溶媒を除く、粗分画をシラン化処理シリカゲル・プレートの調製用TLCで 精製し、酢酸エチル1石油エーテル(1: 1)中で展開する。タキソールに相 当する部分(Rf−0,47、酢酸エチル1石油エーテル1:1)をカットし、 酢酸エチルで溶出し、溶媒を除去すると、産物0.26g (89%)が得られ る(融点176〜182°C1分解)。
元素分析(054H6゜CI 、N20,7) %理論値:C5訳 12.H5 ,42,N 2. 51実測値:C58,68,H6,OO,N 3. 13( c)7(N、N−ジメチルグリシル)タキソール(化合物7) 2’ −(t r o c) −7−(N、、N−ジメチルグリシル)タキソー ル(0,335g、0. 3mmol)のメタノールl酢酸9 : 1 (12 +al)溶液に、亜鉛粉(0,275g)を加え、この混合物を室温で25分間 撹拌し、濾過する。濾液を約11に濃縮し、塩化メチレン(35ml)で希釈し 、O,OIM MCI (20a+1X2)、0.OIM冷炭酸水素ナトリウム および水で連続的に洗浄する。有機溶媒抽出物を無水硫酸マグネシウム上で乾燥 し、溶媒を除去して、0.24gの産物を得る。この化合物をシラン化処理シリ カゲル・プレート(20x2o、3枚)の調製用TLCで精製し、塩化メチレン l酢酸エチル(7:1)中で展開する。7−(DMG)タキソール(Rf冨0. 35)に相当するバンドをカットし、酢酸エチルとエタノールで溶出し、溶媒を 除去すると0. 19g (68%)の産物が得られる(融点=180〜185 °Cで分解、約140°Cで軟化)、質量分析(FAB)m/e 939 (M +H)中、NMRスペクトル(300MHz、CDCl5)では、タキソールの 4.33ppmの7−Hの共鳴は、5. 65 ppmダブレットの二重項とし て現れる。N−(CH,) 2の共鳴は、2.35ppmの一重項として現れる 。グリシネートのメチレン基は3.16ppmに見いだされる。
(d)7− (ジメチルグリシル)タキソールのメタンスルホン酸塩(化合物8 ) 7−(ジメチルグリシル)タキソール(0,065゜0、 069 mmol) を第3ブタノール(2,5ml)および水(11)に溶解する。この溶液を5〜 10°Cに冷却し、メタンスルホン酸(3,36ml、2mg4/al、o、O 697アフイルターでろ過し、濾液を水冷フラスコにとる。この濾液を凍結乾燥 し、産物0..066g(94%)を得る(融点:164〜16,8°G、分解 )。
元素分析(C’52HazNzOtaS ・2 HzO) %理論値:C58, 29,H6,19,N 2. 6実測値:C58,05,H6,OO,N 1.  72物性 分子量: ・1035 融点: 164〜168°C 溶解度: )2+ig/m1 HPLCの操作条件 カラム: RP−8、長さ150mm、’内径4.6mm移動相:0.02M酢 酸塩(pH5)/アセトニトリルー35:65 検出器:クラトス・スペクトロフロー(Kratos 5pectroflo豐 )757 流速: 1. 5 ml/mim 保持容量:15. 07m1 (化合物8)化学的安定性 条件 t i/2 (時) 0.02M酢酸塩 (pH3,5,25°C) 3397 0.02M酢酸塩 (pH4,5,25′″C) 17190.02Mリン酸塩 pH7,4(25°C)33.8時間 血しようの安定性 条件 tl/□(分) ラット血しよう(20μg/ml) 17. 3ヒト血しよう(20gg/ml ) 27. 7ヒト血しよう(10μg/ml) 24. 4実施例(V:2’ 、7−(ジメチルグリシル)タキソールの調製 9、 R−日11 Q、C(H2・N<CHzlzタキソール(0,06g、0 . 0702mmol)を、無水塩化メチレン(51)に溶解し、これにN、N −ジメチルグリシン(0,015g、0.145mmol)を加える。この混合 物に、 1,3−ジシクロへキシルカルボジイミド(0,08g、0. 388 mmol)および4−ジメチル・アミノピリジン(0,008g、0.065m mol)を添加する0反応混合物を、室温で24時間撹拌し、濾過して、その濾 液の溶媒を除去する。残渣は、シラン化処理シリカゲルのプレート上の調製用T LCによって精製し、酢酸エチル1石油エーテル(1: l)中で展開する。
ジメチルアミノピリジン上のバンド(Rf=、0. 1.7)をかきとり、酢酸 エチルとエタノールの混合物で溶出し、溶媒を除去する。残渣は、酢酸エチル1 石油エーテルから再結晶化し、0.046gの産物を得る(64%、融点194 〜198°C)、質量分析:m/e 1024゜(M”)、核磁気共鳴測定法ス ペクトル(300MHz。
CDC13) を見ると、 C2のプロトン(4,71ppm)およびC1のプ ロトン(4,33ppm)が、それぞれ5.5ppmおよび5. 6ppmにシ フトしており、2″および7位でエステル化の生じていることを示している。ま た、N−CH,のプロトンも、−重環として現れる。
元素分析(CssHaaN so ta) %理論値:C63,39,H6,4 8;N 4. 03実測値:C63,00;H6,98;N 3. 982’、 7−(N、N−ジメチルグリシル)タキソールのジメタンスルホン酸塩の合成 0〜5°Cの冷t−ブタノール(21)および冷水(1ml)に2.7−(ジメ チルグリシル)タキソール(60IIg、0. 0585 mmol)を溶かし た溶液に、メタンスルホン酸(1137mg、3. 79+al、0. 117 mmol)を添加する。この混合物を0〜5°Cで2分間撹拌し、ミリポアフィ ルタ−(0,2μM)でろ過して、凍結乾燥したところ、62a+Hの産物(融 点:160〜63°C)を得る。
物性 分子量: 1217 融点二 160−183@c(分解) 溶解度: > 10 +mg/m1 HPLC純度: 〜96% HPLCの操作条件 カラム:RP−8;150+*m、内径4.6mm移動相:0.02M酢酸塩( pH5)10.005MのTBAを含むアセトニトリル諺50 : 50 検出器:クラトス・スペクトロフロー(Kratos 5pectrof lo w)757 流速:111曹in 保持容量:6.64m1 5.8a+1 (タキソール) 実施例V: 7− (L−アラニル)タキソールまたはその塩の調製 (a)2’、7−ジ(t−Boc−L−アラニル)タキソール 塩化メチレン(15o+l)にタキソール(0,21g。
0、 246 gaol)およびN−t−Boa−L−アラニン(0,14g、 0. 739mmol)を溶かした溶液に、 1゜3−ジシクロへキシルカルボ ジイミド(0,25g、1゜21 o+mol)およびジメチルアミノピリジン (0,025g 、0. 20mmol)を加える。この混合物を室温で24時 間撹拌して、ろ過する。残渣をシラン処理化シリカゲルのカラム(20g、14 cm)クロマトグラフィーにかけ、酢酸エチル1石油エーテル(1: 1)およ び酢酸エチルで溶出する。二置換誘導体を含む酢酸エチル1石油エーテルの分画 をプールして溶媒を除くと、0.27gの化合物が得られる(92%)、この融 点は158〜161゜C(分解)である。
(b)7− (L−アラニル)タキソール2.7−ジ(t−Boc−L−アラニ ル)タキソール(0,29g、0. 242mmol)とギ酸(2ml)を混合 し、室温で40分間撹拌して、過剰のギ酸を窒素雰囲気下で除去する。残渣をエ タノールに溶解し、石油エーテルを添加した。固体を濾別したところ、2′、7 −ジ(アラニル)タキソール0.27gを得る。
こうして得た粗ジアラニル誘導体をアセトニトリル(41)およびリン酸緩衝液 (0,02M、pH7,4゜501)にとり、混合物を室温で12時間撹拌する 。溶液のpHを数ミリリッターの5%Na2HPO4で6.8に上げる。混濁し た溶液を室温でさらに8時間撹拌する。
反応混合物を塩化メチレン(50ml)で希釈し、これに冷NaHCOs(0, 05M、501)を添加スル、コノ反応混合物を直ちに塩化メチレン(50m+ x3回)で抽出し、その有機溶媒を1回水で洗ってから、無水酢酸ナトリウム上 で乾燥させる。溶媒を除去したところ、0゜24gの産物が得られる(63%、 純度〉95%)、この融点は159〜163°Cであった。質量分析(FAB) m/e 925[M+H]◆、核磁気共鳴側・定法スペクトル(300MHz、 CDCI、)を見ると、4.331)plllのタキソールの7−Hが、5.6 5ppmでダブレットの二重線として現れる。アラニン成分のメチル基が1.2 7ppmに二重線として現れる。
元素分析(C,。H58N1016・2.5H20) %理論値:C61,91 ;H6,54;N 2. 89実測値:C61,41,H6,,59,N 2.  78(c)7−(アラニル)タキソールのメタンスルホン酸塩 0〜5°Cの冷t−ブタノール(2ml)および冷水(l+al) ’に7−( アラニル)タキソール(62mg、0.0658 !11!01)を溶かした溶 液に、メタンスルホン酸(6゜39mg 、2. 13ml、3+ag/ml) を添加し、この混合物を0〜5°Cで2分間撹拌□し、ミリポアフィルタ−(0 ゜2μM)でろ過する。濾液を凍結乾燥したところ、66tagの産物(融点= 150〜154°C)を得る。
物性 分子量: 1021 融点: 180〜184°C(分解) 溶解度: )2a+g/m1 HPLCの操作条件 カラム: RP−8、長さ150mm、内径4.6mm移動相:0.02M酢酸 塩(pH5)10.001M硫酸水素テトラブチル−アンモニウムを含むアセト ニトリル−50:50検出器:クラトス・スペクトロフロー(Kratos S pectroflow)757 流速: 1 ml/m1Il 保持容量:8.7a+1 7.3(タキソール) 血しようの安定性 37°C 条件 t1/□(時間) ヒト血しよう(20μg/ml) 11.9実施例VI:2’−(アラニル)タ キソールの調製(a)2′ (CBZ−L−アラニル)タキソールの合成塩化メ チレン(5ml)にタキソール(30mg、0. 0036 mmol)および CBZ−L−アラニン(8,5mg 。
0、 036 mmol)を溶かした溶液に、DCC(45mg)および4−ジ メチルアミノピリジン(4mg)を添加し。
この混合物を室温で3日間撹拌する0反応混合物をろ過し、濾液から溶媒を除去 する。残渣を調製用TLCでシラン処理化ゲルプレート上で精製して、酢酸エチ ル/石油エーテル(1: 1)で展開し、タキソールに相当するバンドをカット して、酢酸エチルで溶出し、溶媒を除去すると、28mgの2’ (CBZ−L −アラニル)タキソールが得られる。
(b)2’ (CBZ−L−アラニル)タキソールの説保護による2″ (アラ ニル)タキソールの合成2’ (CBZ−L−アラニル)タキソールは、酢酸、 ギ酸などの有機酸の存在下でエタノールに溶解し、炭素上での5%パラジウムの 存在下で室温にて2時間撹拌する0反応混合物をろ過して触媒をのぞき、溶媒を 除く。
この粗産物をエタノールに溶解し、石油エーテルを加えると、低〜中程度の回収 率で2° (アラニル)タキソールのギ酸または酢酸塩が得られる。
実施例VII:2’ (N−ジーt−Boa−リシル)タキソールの調製 (a)2’ (N−ジーt−Boc−リシル)タキソール塩化メチレン(l O ml)にタキソール(30mg、0゜035 mm+ol)およびN−ジーt− Boc−L−リシン(19mg、0. 0368mmol)を溶かした混合物に 、4−ジメチルアミノピリジン(10+ag)を加え、この混合物を室温で2日 間撹拌して、ろ過する。溶媒を濾液から除去する。残渣をシラン処理化シリカゲ ルのカラムクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチル/石油エーテル(1:l)で 展開し、タキソールに相当するバンドをカットして酢酸エチルで溶出し、溶媒を 除いたところ、20mgの産物が得られる。
(b)t−BaO基の脱保護による2°−(リシル)タキソールの合成 タキソールのN−t−Boc保護アミノ酸誘導体をギ酸(99%、シグマ社)と 室温で30〜40分間反応させる。過剰のギ酸を窒素下で蒸発させる。粗産物を 結晶化またはクロマトグラフィーによって精製し、タキソールN−保護アミノ酸 誘導体のギ酸塩を得る。
実施例VIII: 2’ −(L−アラニル)タキソールの調製(a)2’ ( FMOC−L−アラニル)タキソールの合成 塩化メチレン(61)にタキソール(60mg、0.072 mmol)および N−FMOC−L−アラニン(22゜4mg)を溶かした溶液に、DCC(60 mg)および4−ジメチルアミノピリジン(2mg)を添加し、この混合物を室 温で2日間撹拌して、ろ過する。濾液から溶媒を除去する。粗産物を調製用TL Cによってシラン処理化ゲルプレート上で精製して、酢酸エチル1石油エーテル (1: 2)で展開する。タキソールに相当するバンドをカットして塩化メチレ ンで溶出し、溶媒を除去すると、2’ (FMOC−L−アラニル)タキソール から成る48mgの産物(融点162〜184°C1分解)が得られる。
(b)タキソールの保護アミノ酸誘導体のFMOC基の説保護 タキソールのN−FMOC保護アミノ酸誘導体は、塩化メチレン中のピリジンと 2時間反応させ、溶媒を除去する。残渣をクロマトグラフィーによって精製した ところ、タキソールの脱アミノ酸誘導体が得られる。
製剤化 この発明の化合物は、それ自体で薬剤に製剤化することができ、または、その薬 理学的に許容し得る塩、特には、非毒性の薬理学的許容し得る酸付加塩もしくは 許容し得る塩基性塩の形態で製剤化することができる。これらの塩は、従来の化 学的方法に従って、この発明の化合物から調製することができる。
通常、塩は、遊離塩基または酸を、適当な1種類の溶媒または何種類かの混合溶 媒中で、無機または有機酸を形成する化学量論量または過剰量の目的塩と反応さ せることによって調製する1例を挙げれば、遊離塩基は適当な酸の水溶液中で溶 解可能であって、塩は、例えば、溶液の蒸発を利用した常法によって回収するこ とができる。
また、遊離塩基は、低級アルカノイル、エーテル、アルキルエステルなどの有機 溶媒、またはそれらの混合物、例えば、メタノール、エタノニル、エーテル、酢 酸エチル、酢酸エチルlエーテル溶液などに溶解でき、その後、それは適当な酸 と反応して、対応の塩を形成する。この塩は、標準的な回収法、例えば、溶液か ら自然に分離させて目的の塩を濾過することによって回収する。または、この塩 は、溶媒の添加によって沈澱して不溶性の塩が生じるので、それから回収するこ とができる。
この発明のタキソール誘導体は、細胞毒性、すなわち抗腫瘍活性を持つために、 癌の治療に利用することができる。この新規化合物は、錠剤、火剤、粉末混合物 、カプセル、注射液、溶液、座薬、乳副、懸濁剤、食品原料の形態、その他適当 な形態で投与される。この化合物を含む薬剤は、非毒性の薬理学的有機担体もし くは非毒性の薬理学的無機担体と、通常的0.01mgないし2500mg、そ れ以上、特には50〜500a+Hの範囲で混合される。薬理学的に許容し得る 担体として、例えば、マニトール、尿素、デキストラン類、ラクトース、ジャガ イモおよびトウモロコシでんぷん、マグネシウム、ステアレート、タルク、植物 油、ポリアルキレングリコール類、エチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン )、炭酸カルシウム、エチルオリエート、イソプロピルミリステート、ベンジル ベンゾエート、炭酸ナトリウム、ゼラチン、炭酸カリウム、ケイ酸、その他の従 来から使用されている許容担体が挙げられる。薬剤には、乳化剤、保存剤、湿潤 荊のような非毒性助剤、その他、例えば、ソルビタンモノラウレート、トリエタ ノールアミンオリエート、ポリオキシエチェレンモノステアレート、グリセリル トリパルミテート、ジオクチルコハク酸ナトリウムなども含まれる。
有効成分を含む錠剤を調製する典型的な方法は、まず、ゼラチン、アラビアノリ 、エチルセルロースなどの非毒性結合剖と混合するものである。この混合は、標 準的なV型ブレレダー中で1通常、無水条件下で適切に行われる。続いて、調製 したばかりの混合物は、一般的なタブレット形成機によって射出され、このスラ ッジは錠剤に成形される。調製したばかりの錠剤は、コートする場合も、しない 場合もある。適当なコーチングの代表例として、セラック、メチルセルロース、 カルナウバ蝋、スチレンlマレイン酸コポリマーなどが挙げられる。経口投与で は、0.01mg 、 5@g、25B 、 50mg 、 500IIIg程 度(最高2500mgまで)の有効成分を含む圧縮錠剤が、上記の観点から、当 該分野で既知であって、レミントンズ・ファーマシューチカル・サイエンス(R em tngton’s Phara+aceutical 5cience)  、39章、マツグ・パブリッシング社(Mack Publishing C o、) 、 1965年に発表された周知の方法によって加工される。
錠剤を誤射化するには、有効成分、コーンスターチ、ラクトース、・リン酸シカ ルシウムおよび炭酸カルシウムを、すべての・成分を均一に混合するまで通常の V型ブレレダー中で1!豫条件下にて均一に混合する1次に、コーンス・ターナ のペーストを10%ペース1トと、して1製し、このペーストを調製したばかり の混合物上、均一になるまで混合する。続いて、この混合物;を、I[!l!的 な粗い網目のふるいを通過させ1.*i*雰JHIJE下〒乾燥し、ステアリン 酸カルシウムと混合し、錠剤に圧縮する。そして、必要に応じて、 コートする 。 10、50、100、150mg程度の成分を含むその他の錠剤も、類似の 方法で調製する。
以下の製剤Iは、この発明の化合物を含む錠剤の1例@刻σ 成分 〕1(錠、あたりの含有量mg 活性化合物 50.0 コーンスターチ 15.0 コーンスターチ・ペースト 4.5 炭酸カルシウム 15.0 ラクトース 67.0 カルシウムステアレート2.O リン酸シカルシウム 50.0 経口用に使用する、Longないし25005gの活性化合物を含むカプセルを 製造するには、基本的には、活性成分と非毒性担体を混合し、この混合物をポリ マーの鞘(一般に、ゼラチンなど)に封入する。カプセルは。
当該分野で既知の軟質カプセルであって、食用で相溶性のある担体もしくはカブ セllIF7:濃密な懸濁状態で封入して作られた当該分野で既知の軟質カプセ ルであるもの、または、基本□的、タルク、ステアリン酸カルシウム、炭酸カル シウムなどの非毒性、固体から成る硬質カプセルでも可能である。25ng、7 Ssi、125B程度の新規化合物′Ik衾なカプセル・(耘 碗入シ、以下の ようにして調製される。
活性化合物 50 炭酸カルシウム 100 上記の成分は、標準的なブレングー中で混合し、市販のカプセルに射出する。活 性化合物の濃度を高めて使用すると、それに応じて、ラクトース電力(減少する 。
二の発明の化合物は、凍結乾燥し、必要に応じて、その他の薬理学的に許容し得 る賦形剤と組み合わせて、非経口注射投与に適した製剤に調製することができる 。こういった投与では、製剤は、水(−股木、生理的食塩水)、または、水とプ ロピレングリコール、エタノールなどの有機溶媒との混合物中で再構成可能であ る。
単回投与、多回投与、または連日投与のいずれにかかわらず、投与量は、当然そ の際使用したこの発明の特定化合物に応じて異なる。化合物の効力、投与経路、 賦形剤のサイズ、および患者の状態が様々だからである。投与量には、正確な限 界があるわけではないが、一般には有効量とするか、または薬理学的活性な遊離 型のモル比を基準にした際の当量となろう、その遊離型は、活性化合物の代謝的 放出の際に生じるもので、目的の薬物動態的および薬理学的効果を発揮する。投 与量は、一般に体重1kgあたり0.8ないし8mgの範囲であるか、または患 者体表面1m2あたり約50〜275mg、特には約230〜275mgである 。
生物学的活性 上記のように、この発明のタキソール誘導体は、抗腫瘍活性を効果的に発揮する 。これらの化合物は、特に、タキソールが作用する癌、例えば、ヒトの肺癌、黒 色腫、白血病、乳癌、直腸癌などに効果がある。
タキソール誘導体の生物学的活性は、 (A)微小管集合のキネチックスを測定 する生体外試験、 (B)816黒色腫細胞培養のキネチックスに関する生体外 試験、および(C)SRC腎臓腎臓下積異種移植する生体内試験、によって調べ られてきた。
(A)微小管集合キネチックスの生体外試験微小管は、真核細胞の内部に存在し 、微小管会合は細胞分裂および複製と密接に関係している。微小管の重合はカル シウムに対する感受性が非常に高く、カルシウムによってチューブリンの会合が 阻害され、前会合状態の微小管の解重合が生じることもある。既知の抗腫瘍化合 物は、微小管会合に対するその効果について研究されている。
ビンブラスチン、ビンクリスチンなどのツルニチソウ(Vinca)アルカロイ ドは、細胞性の微小管を破壊すること、すなわち生体外で微小管の会合を阻害し て、定常状態の微小管を解重合化することが示されてきた。
同様に、コルヒチンも、細胞内の微小管を解重合させることが示されている。
一方、タキソールは、非常に特異な作用機序を示すことが分かっており、これは 、タキソールが、微小管の会合を促進するが、その分離を阻害するにとによって 、細胞周期のG2およびM期ならびに細胞分裂を抑制する点にある。生体外の試 験から、微小管は、一度重合すると、タキソールの存在下で、塩化カルシウムな どの他の薬剤、または通常では微小管を解重合するような低温による解重合に抵 抗することが分かった。
この発明の発明者らは、微小管会合に対するタキソール誘導体の効果を調べる研 究を行った。その微小管会合試験は、例えば、以下の文献に開示された生体外試 験法に従い、2′位および7位誘導体を使って行った。メラド(Mellado )ら、バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーシ ョン(Biochemicaland Re5earch Communica tions) 、124巻、2号 (1984)、329−336ベージ;マグ リ(Magri) 、ジェー・オルグ・ケミ(J、 Org、 Chew、)  、 51巻、 797−802ページ (1986) ;およヒハルネスら、バ イオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション(B iochemical and Biophysical Re5each C ommunications) 、105巻、3号。
1082−1091ページ (1982)、これらの化合物が微小管を会合させ る効力は、以下の順序である、−一 タキソール>7−(N、N−ジメチルグリ シル)タキソール(11)>2’ (N、N−ジエチルアミノプロビオニル)タ キソール(8)>2’ (N、N−ジメチルグリシル)タキソール(2)、この 試験から、遊離の2′水酸基が微小管の会合に必須であることが分かる。2′位 誘導体は、その2′水酸基が実験過程で遊離状態になったときだけ、活性を示す 、7位誘導体は、2″水酸基を持つので、活性を示す、この結果は、文献に報告 された2′および7−アセチル冨タキソールの活性とよ(一致するものである( モリロクら、Biochemical & Biophysical Rese achCommunications Vol、124. (1954) pp 、324−334)。
(B)生体外B16細胞培養試験 この発明のタキソール誘導体に活性があるか否かを確かめるために、発明者らは 、816黒色腫細胞を利用して、生体外での細胞培養試験を実施した。これら一 連の試験は、 ドノスとヒメス、Cancer Biochem Biophy sics、 Vol、7(1954)、p、 13:H:記載された標準法に従 ッテ行った。
BI3黒色腫細胞の増殖試験では、有効性の順序[タキソール)2’ −(N、 N−ジメチルグリシル)タキソール>2’ (N、N−ジエチルアミノプロビオ ニル)タキソール>7−(N、N−ジメチルグリシル)タキソール]が明らかに なった。この試験、その他の動力学試験から、2′位誘導体はもとのタキソール に転化したのちに活性を発現することが示された。従って、2′位誘導体は、お そらく薬剤前駆体として作用するのであろう。
一方、7位誘導体は、それ自体に活性があって、薬剤前駆体として作用するわけ ではない。
(C)生体内試験 タキソール誘導体の生物学的活性を確かめるために行った3番目の実験は、マウ スの腎臓下積にヒト乳ガンMX1を異種間移植する生体内試験である。実際に行 った方法は、米国公衆衛生研究所会報、第84−2635.イン・ビボ・キャン プ−1=デル(In Vivo Cancer Model) [1984年2 月]り記載されている方法である。
試験法 この方法では、マウスの試験群(1試験群あたり6匹)および1群あたり12匹 のマウスから成る対照群を使用する。腫瘍断片(ヒト乳ガンMx1の異種移植) を、各マウスの腎臓の外膜下に移植する。
その後、以下の試験手順に従う。
第O日:動物を麻酔し、その体重を記録する(体重測定第2日目)、移植腫瘍の 重さを測定して、記録する。
動物が麻酔から回復したあと、それらを無作為割付する。
細菌培養を実施する。試験薬の溶解性を測定し、毎日死亡する数を記録する。
第1日:培養物を調べる。夾雑のみられるものがあれば、そのデータは棄却する 。試験材料を調製する。各動物の体重に応じて、試験薬投与を行う(首の付は根 に)。
薬剤は、第1日、第5日、および第9日日に1日4回投与する。投与日毎に新鮮 な試験薬を調製し、この日の各動物の体重に応じてこれを投与する。
第2日:培養物を再試験する。夾雑がみられれば、試験を中止し、これを記録す る。
第5日および第9日:投与日毎に新鮮な試験薬を調製し、当日の動物の体重に応 じてこれを投与する。
第11日:実験を終了して、データを評価する0体重を記録する(体重測定第2 日)、○MU単位(接眼ミク評価 測定したパラメーターは、ミリメータ単位の長さおよび幅の測定値に基づく平均 の腫瘍重量変化(Δ)である。
第1日および第11日の動物の平均体重を計算し、すべての試験群に対して、第 11日で65%以上の生存率を示す全試験群のT/Cを計算する0体重変化の差 (試験群一対照群)が異常に大きい場合、そのデータを毒性の評価に利用するこ ともある0個々の大きさを測定して、その値を接眼ミクロメータ一単位(OMU )で記録する。
以下の計算にはコンピューターを利用する。
1)OMU値からミリメーター(am)への変換2)楕円の体積をめる次の式に 基づいて、腫瘍のサイズ(+mXmm)から腫瘍重量(mg)を計算する。
式中、Lは、2つの測定値の大きい方である。
3)各群のマウスの平均腫瘍重量の変化(Δ)を計算する。
平均腫瘍重量の変化雪平均腫瘍重量(試験終了時)−平均腫瘍重量(試験開始時 ) 4)試験群(T)および対照群(C)における平均腫瘍重量の変化(Δ)を計算 する。
5)試験終了日で生存率〉65%である全試験群の170%を計算する。
61群の体重 170%−’ X100 (61群の体重+)60群の体重 61群の体重 T/C%±□X100 (61群の体重−)平均腫瘍型 (試験開始時) 活性の評価基準 試験開始時のT/C値が20%以下であれば、中程度の活性があるとする。その 値が10%以下で再現性があれば、有為な活性があるとする。
結果 数種類のタキソール誘導体について行った試験の結果を、第1表および第2表に 示す。
これらの結果から、この発明のタキソール誘導体は優れた抗腫瘍活性を発揮する ことが分かる。従って、これらの化合物は、タキソールに比較した場合の生物学 的活性および高い水溶性によって、有効な抗腫傷薬であるといえる。
上記のような説明によると、この発明は方法を代えて実施できるのは言うまでも ない、そういった変更をこの発明の精神と範囲を逸脱するものとみなしてはなら ず、そのすべての変形例は、当該分野の技術者には自明であるので、以下の請求 の範囲に含まれるものとする。
国際調査報告

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、RおよびR′は、それぞれ 別個に、水素であるか、もしくはアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、 フェニルアラニン、プロリン、リシンおよびアルギニンから成る群より選ばれた アミノ酸残基であるか、または一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(ここで、nは1ないし3の整数 であって、R2およびR3は、それぞれ別個に、水素または炭素数1ないし3の アルキル基であるか、またはそれらが結合した窒素原子を共有して炭素数4ない し5の飽和複素環を形成する)で示される基であるが、RおよびR1の少なくと も一方は、水素ではない〕で示される化合物。
  2. 2.RおよびR′の少なくとも1つが、L−アラニン、L−ロイシン、L−イソ ロイシン、L−バリン、L−フェニルアラニン、L−プロリン、L−リシンおよ びL−アルギニンから成る群より選ばれた一員である、請求項1記載の化合物。
  3. 3.RおよびR′の少なくとも1つが、一般式▲数式、化学式、表等があります ▼(III)(式中、nは1ないし3の整数であって、R2およびR3は、それ ぞれ別個に、炭素数1ないし3のアルキル基である)で示される、請求項1記載 の化合物。
  4. 4.2′−(N,N−ジメチル=グリシル)タキソールまたはその酸付加塩であ る、請求項1記載の化合物。
  5. 5.2′−(N,N−ジエチル=アミノプロピオニル)タキソールまたはその酸 付加塩である、請求項1記載の化合物。
  6. 6.7−(N,N−ジメチルグリシル)タキソールまたはその酸付加塩である、 請求項1記載の化合物。
  7. 7.2′,7−ジ−(N,N−ジメチルグリシル)タキソールまたはその酸付加 塩である、請求項1記載の化合物。
  8. 8.7−(アラニル)タキソールまたはその酸付加塩である、請求項1記載の化 合物。
  9. 9.抗腫瘍効果が得られる量で、一般式▲数式、化学式、表等があります▼(I I)[式中、RおよびR′は、それぞれ別個に、水素であるか、もしくはアラニ ン、ロイシン、イソロイシン、バリン、フェニルアラニン、プロリン、リシンお よびアルギニンから成る群より選ばれたアミノ酸残基であるか、または一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(ここで、nは1ないし3の整数 であって、R2およびR3は、それぞれ別個に、水素または炭素数1ないし3の アルキル基であるか、または、それらが結合した窒素原子を共有して炭素数4な いし5の飽和複素環を形成する)で示される基であるが、RおよびR1の少なく とも一方は、水素ではない]で示される化合物の少なくとも1つまたはその薬理 学的許容し得る塩、および薬理学的許容し得る担体、希釈剤または賦形剤を含む 薬剤組成物。
  10. 10.前記の少なくとも1つの化合物が2′−(N,N−ジメチル=グリシル) タキソールである、請求項9記載の薬剤組成物。
  11. 11.前記の少なくとも1つの化合物が2′−(N,N−ジエチル=アミノプロ ピオニル)タキソールである、請求項9記載の薬剤組成物。
  12. 12.抗腫瘍効果が得られる量で、前記の少なくとも1つの化合物を患者に投与 することから成る、腫瘍の治療法。
  13. 13.前記の治療が、ヒトの肺癌、黒色腫、白血病、乳癌および置腸癌から成る 群より選ばれた腫瘍を治療することから成る、請求項12記載の方法。
  14. 14.一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、RおよびR′は、それぞれ 別個に、水素または一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(ここで、nは1ないし3の整数 であって、R2およびR3は、それそれ別個に、水素または炭素数1ないし3の アルキル基であるか、またはそれらが結合した窒素原子を共有して炭素数4ない し5の飽和複素環を形成する)で示される基であるが、RおよびR1の少なくと も一方は、水素ではない]で示される化合物の調製法であって、該方法が、タキ ソールと一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)(ここで、n、R2およびR3は、 上記の通り)とを反応させることから成る調製法。
  15. 15.前記タキソールと前記一般式(IV)の化合物とを当量比1:1で反応さ せ、一般式(II)の2′位置換型化合物(ここで、Rは一般式(III)で示 される基であって、R′は水素である)を調製する、請求項14記載の方法。
  16. 16.2当量の前記一般式(IV)の化合物を1当量のタキソールと反応させ、 一般式(II)の2′,7位二置換型化合物(ここで、RおよびR′はそれぞれ 一般式(III)で示される差である)を調製する、請求項15記載の方法。
  17. 17.前記2′,7−ニ(置換基)化合物を開裂反応にかけ、2′置換基を開裂 させ、一般式(II)の7位置換型化合物(ここで、Rは水素、R′は一般式( III)で示される基である)を調製する、請求項16記載の方法。
  18. 18.前記反応が縮合剤の存在下、および触媒の存在下または非存在下で行われ る、請求項14記載の方法。
  19. 19.前記の開裂反応は、前記2′,7−ニ(置換基)化合物をpH7〜7.4 にさらすことを含む、請求項17記載の方法。
  20. 20.一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中、RおよびR′は、それぞれ 別個に水素またはアミノ酸であるが、RおよびR′の少なくとも1つはHではな い)で示される化合物の調製法であって、該反応が、タキソールとN保護アミノ 酸とを反応させ、続いて該アミノ酸を脱保護することから成る調製法。
  21. 21.前記タキソールと前記N保護アミノ酸とを1:1の当量比で反応させ、2 ′置換型タキソール誘導体を調製する、請求項20記載の方法。
  22. 22.前記タキソールと前記N保護アミノ酸とを1:2の当量比で反応させ、2 ′,7二置換型タキソール誘導体を調製する、請求項20記載の方法。
  23. 23.前記一般式(II)の化合物を開裂反応にかけ、2′置換アミノ酸を開裂 させ、7(アミノ酸)タキソール誘導体を調製する、請求項22記載の方法。
  24. 24.前記脱保護工程を緩和な酸処理によって行う、請求項20記載の方法。
  25. 25.一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、Rは、アラニン、ロイシン 、イソロイシン、バリン、フェニルアラニン、プロリン、リシンおよびアルギニ ンから成る群より選ばれたアミノ酸残基であるか、または一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(ここで、nは1ないし3の整数 であって、R2およびR3は、それぞれ別個に、水素または炭素数1ないし3の アルキル基であるか、またはそれぞれが結合した窒素原子を共有して炭素数4な いし5の飽和複素環を形成する)で示される基である]で示される化合物の調製 法であって、該方法が、 (a)タキソールを、水酸基保護基を持つ化合物と反応させて、2′(保護基) タキソールを調製する、(b)前記2′(保護基)タキソールを、アラニン、ロ イシン、イソロイシン、バリン、フェニルアラニン、プロリン、リシン、アルギ ニン、または一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R2、R3およびnは上記の通り)の化合物と反応させ、2′(保護 基),7(保護基)タキソールを調製する、および (c)2位を脱保護する、ことから成る調製法。
  26. 26.前記脱保護工程は、前記2′(保護基),7(保護基)タキソールを、亜 鉛と酢酸の混合物で反応させることによって行う、請求項25記載の方法。
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