JPH0450451B2 - - Google Patents
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- JPH0450451B2 JPH0450451B2 JP60204197A JP20419785A JPH0450451B2 JP H0450451 B2 JPH0450451 B2 JP H0450451B2 JP 60204197 A JP60204197 A JP 60204197A JP 20419785 A JP20419785 A JP 20419785A JP H0450451 B2 JPH0450451 B2 JP H0450451B2
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- Japan
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3837—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages
- F16C33/3843—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages
- F16C33/3856—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages made from plastic, e.g. injection moulded window cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/4617—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages
- F16C33/4623—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages
- F16C33/4635—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages made from plastic, e.g. injection moulded window cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2220/00—Shaping
- F16C2220/02—Shaping by casting
- F16C2220/04—Shaping by casting by injection-moulding
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、断面略U字状の部材を用いてテーブ
ルとベツドとし、これらの側壁面の一部に軌道溝
を長手方向に形成し、テーブルとベツドの軌道溝
を向かい合わせてボールをこれに介して結合して
なる有限の直線運動用玉軸受や、長手方向に平坦
な相対する軌道間にころを介して有限の直線運動
を行なう小形ころ軸受のプラスチツク製の保持器
の改良に関するものである。
ルとベツドとし、これらの側壁面の一部に軌道溝
を長手方向に形成し、テーブルとベツドの軌道溝
を向かい合わせてボールをこれに介して結合して
なる有限の直線運動用玉軸受や、長手方向に平坦
な相対する軌道間にころを介して有限の直線運動
を行なう小形ころ軸受のプラスチツク製の保持器
の改良に関するものである。
従来の技術
有限の直線運動を行う転がり軸受は、小型のも
のになると慣性力や重量などを減少させるために
プラスチツク製の保持器を用いることが多かつた
がこの場合、摺動抵抗が大きいという問題があつ
た。
のになると慣性力や重量などを減少させるために
プラスチツク製の保持器を用いることが多かつた
がこの場合、摺動抵抗が大きいという問題があつ
た。
従来の小型のプラスチツク製保持器の転動体の
保持方法は、軌道部材に保持器が接触した状態で
転動体と保持器はすきまを有している方法(軌道
部材持たせという)であつた。
保持方法は、軌道部材に保持器が接触した状態で
転動体と保持器はすきまを有している方法(軌道
部材持たせという)であつた。
この構成における過大な摺動抵抗を減少させる
ために、種々の実験を行ない、その原因を分析し
た結果、問題はプラスチツク保持器の転動体保持
方法にあることが判明した。
ために、種々の実験を行ない、その原因を分析し
た結果、問題はプラスチツク保持器の転動体保持
方法にあることが判明した。
つまり、デーブルやベツドの軌道溝が形成され
ている平面と保持器の側面とがほぼ全面接触する
ことにより、そのすべり抵抗が軸受の摺動抵抗の
過大として現われていたのである。特にグリース
潤滑の場合は著しく現われ、計測器など摺動抵抗
の厳しい使用箇所に使うことができなかつた。
ている平面と保持器の側面とがほぼ全面接触する
ことにより、そのすべり抵抗が軸受の摺動抵抗の
過大として現われていたのである。特にグリース
潤滑の場合は著しく現われ、計測器など摺動抵抗
の厳しい使用箇所に使うことができなかつた。
発明が解決しようとする問題点
本発明は比較的小型な直線運動用転がり軸受の
摺動抵抗を減少させ、転動体の保持を安定させる
プラスチツク製保持器を安価に提供することを目
的とし、そのために、本発明では転動体持たせ方
式として保持器と軌道部材とができるだけ接触し
ないようにした。
摺動抵抗を減少させ、転動体の保持を安定させる
プラスチツク製保持器を安価に提供することを目
的とし、そのために、本発明では転動体持たせ方
式として保持器と軌道部材とができるだけ接触し
ないようにした。
転動体持たせにした場合は、軌道部材と保持器
の側面の上下端で接触することがあるが、保持器
の側面のほぼ全体が軌道部材に接触しない。した
がつて、保持器と軌道部材との接触は、保持器の
側面の上下端と軌道溝が形成された平面とが接触
するだけであるから、保持器と軌道部材とのすべ
り抵抗が減少し、軸受の摺動抵抗も減少する。
の側面の上下端で接触することがあるが、保持器
の側面のほぼ全体が軌道部材に接触しない。した
がつて、保持器と軌道部材との接触は、保持器の
側面の上下端と軌道溝が形成された平面とが接触
するだけであるから、保持器と軌道部材とのすべ
り抵抗が減少し、軸受の摺動抵抗も減少する。
しかし、保持器を転動体持たせにするために
は、保持器の窓は内側の寸法は転動体直径より大
きく、また窓の両側の開口部の寸法は転動体直径
より小さくして転動体を保持するとともに転動体
付き保持器における転動体の保持器内での保持器
の両側方向への移動量は、前記両軌道部材と保持
器板厚との差より小さく設定する必要がある。
は、保持器の窓は内側の寸法は転動体直径より大
きく、また窓の両側の開口部の寸法は転動体直径
より小さくして転動体を保持するとともに転動体
付き保持器における転動体の保持器内での保持器
の両側方向への移動量は、前記両軌道部材と保持
器板厚との差より小さく設定する必要がある。
従来の玉軸受の技術では、保持器用の射出成形
金型にたる形ピンを中子のように配置してプラス
チツク材を高圧高温で射出成形し、たる形ピンを
全て同一方向に抜き出していた。この場合、抜き
出す方向にある窓の開口部分は無理に押し広げら
れるため、反対側の窓の開口寸法よりも大きくす
る必要があり、また、開口寸法は不安定になつて
しまい、したがつて、小型の直線運動を行う転が
り軸受においては転動体直径も小さいため所定の
転動体持たせに出来ないという欠点があつた。
金型にたる形ピンを中子のように配置してプラス
チツク材を高圧高温で射出成形し、たる形ピンを
全て同一方向に抜き出していた。この場合、抜き
出す方向にある窓の開口部分は無理に押し広げら
れるため、反対側の窓の開口寸法よりも大きくす
る必要があり、また、開口寸法は不安定になつて
しまい、したがつて、小型の直線運動を行う転が
り軸受においては転動体直径も小さいため所定の
転動体持たせに出来ないという欠点があつた。
この解決方法として、同一出願人は第7図に示
すように保持器と軌道部材とが接触しないように
保持器の断面形状をI字状にしたものを先に提案
(実願昭59−141570号)しているが、ダイキヤス
トの金型形状が複雑となり、加工コストが高くな
るという欠点があつた。
すように保持器と軌道部材とが接触しないように
保持器の断面形状をI字状にしたものを先に提案
(実願昭59−141570号)しているが、ダイキヤス
トの金型形状が複雑となり、加工コストが高くな
るという欠点があつた。
問題点を解決するための手段
本発明の小形直線運動用転がり軸受の保持器
は、この保持器の転動体持たせを正確に実現し、
保持器と軌道部材との滑り摩擦を減少させること
によつて、軸受の摺動抵抗を低下させるための手
段として下記の構成の組合わせを具えている。
は、この保持器の転動体持たせを正確に実現し、
保持器と軌道部材との滑り摩擦を減少させること
によつて、軸受の摺動抵抗を低下させるための手
段として下記の構成の組合わせを具えている。
(1) ボール又はころを直線状にほぼ等間隔に軌道
溝又は軌道面に設置してなる有限の直線運動用
転がり軸受において、 (2) 転動体同士を所定間隔に隔てるために多数の
窓を有するプラスチツク製の断面矩形の保持器
を有していること。
溝又は軌道面に設置してなる有限の直線運動用
転がり軸受において、 (2) 転動体同士を所定間隔に隔てるために多数の
窓を有するプラスチツク製の断面矩形の保持器
を有していること。
(3) 一方の軌道溝を有する平面又は軌道面と保持
器の側面の上下端いずれか一方が接触した状態
で、転動体と保持器が接触するようにして、保
持器と軌道部材とがほぼ全面接触しないように
保持器が形成されていること。
器の側面の上下端いずれか一方が接触した状態
で、転動体と保持器が接触するようにして、保
持器と軌道部材とがほぼ全面接触しないように
保持器が形成されていること。
(4) 保持器の窓の寸法は内側が転動体直径よりも
わずかに大きく、両側面の開口寸法が転動体直
径よりもわずかに小さく形成されていること。
わずかに大きく、両側面の開口寸法が転動体直
径よりもわずかに小さく形成されていること。
(5) 窓の二つの開口寸法が一方が大きく、他方は
それよりも小さく形成されていること。
それよりも小さく形成されていること。
(6) 保持器の同一側面内で複数の隣接する窓の開
口寸法が異なつていること。
口寸法が異なつていること。
また本発明の保持器の製造方法としては、下
記工程の組合わせからなるものである。
記工程の組合わせからなるものである。
(1) 断面矩形で板状の空所を有する保持器成形
金型において該空所内の所定箇所に転動体用
窓を形成するための窓用ピンを中子のように
配置する工程。
金型において該空所内の所定箇所に転動体用
窓を形成するための窓用ピンを中子のように
配置する工程。
(2) 該空所内にプラスチツク材を高圧高温で射
出成形する工程。
出成形する工程。
(3) 前記窓用ピンを1個ずつ交互に、または2
個づつ交互に逆方向に抜き出す工程。
個づつ交互に逆方向に抜き出す工程。
作 用
保持器において窓用ピンが抜き出される方の開
口寸法Lは他の側の開口寸法lよりも大きく成形
されるので、1個ずつ交互に、または複数個ずつ
交互に逆方向に抜き出すことにより所望の保持器
を成形することができる。
口寸法Lは他の側の開口寸法lよりも大きく成形
されるので、1個ずつ交互に、または複数個ずつ
交互に逆方向に抜き出すことにより所望の保持器
を成形することができる。
実施例
第1図は本発明の第1実施例を示す一部切断斜
視図で、断面略U字状に形成したテーブル1とベ
ツド2を、ベツドを内側にして底面が向かい合う
ように重ね合わせ、重ね合つた部分の長手方向に
相互に軌道溝1a,2aを形成する形式の軸受で
ある。該軌道溝に嵌合するボール3は本発明の断
面矩形の保持器4により保持される。テーブルお
よびベツドの両端にはそれぞれ上側板5、下側板
6が固着されており、直線運動することによつて
保持器と各側板が接触して直線運動に対するスト
ツパーとなつている。
視図で、断面略U字状に形成したテーブル1とベ
ツド2を、ベツドを内側にして底面が向かい合う
ように重ね合わせ、重ね合つた部分の長手方向に
相互に軌道溝1a,2aを形成する形式の軸受で
ある。該軌道溝に嵌合するボール3は本発明の断
面矩形の保持器4により保持される。テーブルお
よびベツドの両端にはそれぞれ上側板5、下側板
6が固着されており、直線運動することによつて
保持器と各側板が接触して直線運動に対するスト
ツパーとなつている。
第2図は第1図のボールの部分を拡大した断面
図である。保持器4はボール3を保持するために
窓の左右端に突出部を形成して保持器からのボー
ルの脱落を防止し、さらに、転動体持たせとなつ
ている。よつて、一点鎖線で示すように保持器の
側面の上下端部のいずれかと軌道溝の上下平面部
分とが接触するだけでその他は非接触である。
図である。保持器4はボール3を保持するために
窓の左右端に突出部を形成して保持器からのボー
ルの脱落を防止し、さらに、転動体持たせとなつ
ている。よつて、一点鎖線で示すように保持器の
側面の上下端部のいずれかと軌道溝の上下平面部
分とが接触するだけでその他は非接触である。
第3図は第2図の保持器を上から見た断面図で
ある。窓4aの長手方向左右に形成されたLとl
の寸法は、矢印のようにl寸法側からL寸法側の
方向へ射出成形用のたる形ピンを引き抜くように
した結果Da>L>lとなり、各窓のl寸法で正
確な転動体持たせを実現させている。
ある。窓4aの長手方向左右に形成されたLとl
の寸法は、矢印のようにl寸法側からL寸法側の
方向へ射出成形用のたる形ピンを引き抜くように
した結果Da>L>lとなり、各窓のl寸法で正
確な転動体持たせを実現させている。
第4図は本発明の保持器製造用の成形金型の斜
視図ある。保持器成形金型7内に両端が面取りさ
れたたる形の窓用ピン8を所定の位置に配置して
プラスチツク材を射出成形し、その後窓用ピン8
を矢印のごとく軸方向に交互に逆に抜き出せば、
窓のl寸法が1本ごとに正確に形成される。な
お、保持器内に多数の転動体が組込まれる場合
は、例えば、2本おきに窓用ピンの抜き方向を逆
にするとかの方法も可能である。
視図ある。保持器成形金型7内に両端が面取りさ
れたたる形の窓用ピン8を所定の位置に配置して
プラスチツク材を射出成形し、その後窓用ピン8
を矢印のごとく軸方向に交互に逆に抜き出せば、
窓のl寸法が1本ごとに正確に形成される。な
お、保持器内に多数の転動体が組込まれる場合
は、例えば、2本おきに窓用ピンの抜き方向を逆
にするとかの方法も可能である。
第5図は本発明の第2実施例を示す斜視図で、
保持器4にローラ9を保持するスライドローラ軸
受であるが、その断面形状は第3図に示す通りで
ある。
保持器4にローラ9を保持するスライドローラ軸
受であるが、その断面形状は第3図に示す通りで
ある。
第6図は第5図の軸受を形成するための保持器
成形金型7と中子用の窓用ピン8の斜視図であ
る。射出成型後、窓用ピン8の抜き方向を交互に
180度変えて抜き出すことにより本発明が実施で
きる。
成形金型7と中子用の窓用ピン8の斜視図であ
る。射出成型後、窓用ピン8の抜き方向を交互に
180度変えて抜き出すことにより本発明が実施で
きる。
第7図は従来例を示す一部切断斜視図で、保持
器4′をI形断面としてすべり抵抗を極力押えた
ものであるが、加工コストが高いという欠点があ
つた。
器4′をI形断面としてすべり抵抗を極力押えた
ものであるが、加工コストが高いという欠点があ
つた。
発明の効果
(1) 本発明によると、転動体がボールの場合保持
器は転動体列をつらねる中心軸に対して回転す
るが横方向に移動することがなくて転動体持た
せの保持器が実現できる。また転動体がローラ
の場合、保持器は転動体列をつらねる中心面か
ら横方向に移動することなく転動体持たせの保
持器が実現できる。
器は転動体列をつらねる中心軸に対して回転す
るが横方向に移動することがなくて転動体持た
せの保持器が実現できる。また転動体がローラ
の場合、保持器は転動体列をつらねる中心面か
ら横方向に移動することなく転動体持たせの保
持器が実現できる。
(2) 単に射出成形の中子ピンの抜き出し方向を変
えるだけで所定の転動体持たせの保持器が形成
でき、保持器の断面形状も単純であるため、安
価で高精度な保持器を制作できる。
えるだけで所定の転動体持たせの保持器が形成
でき、保持器の断面形状も単純であるため、安
価で高精度な保持器を制作できる。
(3) 第7図のように保持器に特殊な断面形状を施
さなくとも保持器と軌道部材とのすべり抵抗が
少なく、摺動抵抗が小さい軸受を製作できる。
さなくとも保持器と軌道部材とのすべり抵抗が
少なく、摺動抵抗が小さい軸受を製作できる。
第1図は本発明実施第1例を示す一部切断斜視
図、第2,3図は同じく要部拡大断面図、第4図
は同じく製造方法を示す斜視図、第5図は本発明
実施第2例を示す一部切断斜視図、第6図は同じ
く製造方法を示す斜視図、第7図は従来例を示す
一部切断斜視図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。1……
テーブル、2……ベツド、3……ボール、4,
4′……保持器、5……上側板、6……下側板、
7……保持器成形金型、8……窓用ピン、9……
ローラ。
図、第2,3図は同じく要部拡大断面図、第4図
は同じく製造方法を示す斜視図、第5図は本発明
実施第2例を示す一部切断斜視図、第6図は同じ
く製造方法を示す斜視図、第7図は従来例を示す
一部切断斜視図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。1……
テーブル、2……ベツド、3……ボール、4,
4′……保持器、5……上側板、6……下側板、
7……保持器成形金型、8……窓用ピン、9……
ローラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ボール又はころを直線状にほぼ等間隔に軌道
溝又は軌道面に設置してなる有限の小形直線運動
用転がり軸受において、転動体同士を所定間隔に
隔てるために多数の窓を有するプラスチツク製の
断面矩形の保持器を有しており、一方の軌道溝を
有する平面又は軌道面と保持器の側面の上下端の
いずれか一方が接触した状態で、転動体と保持器
が接触するようにして、保持器と軌道部材とがほ
ぼ全面接触しないように保持器が形成されてお
り、保持器の窓の寸法は内側が転動体直径よりも
わずかに大きく、窓の両側は異なる開口寸法L,
lを有し、該L,lは共に転動体直径よりもわず
かに小さく、かつlがLよりもわずかに小さく形
成されており、また保持器の同一側面内で複数の
隣接する窓が1個毎または2個以上毎に異なる開
口寸法L,lを有することを特徴とする小形直線
運動用転がり軸受の保持器。 2 ボール又はころを直線状にほぼ等間隔に軌道
溝又は軌道面に設置してなる有限の小形直線運動
用転がり軸受において、転動体同士を所定間隔に
隔てるために多数の窓を有するプラスチツク製の
断面矩形の保持器を有しており、一方の駆動溝を
有する平面又は軌道面と保持器の側面の上下端の
いずれか一方が接触した状態で、転動体と保持器
が接触するようにして、保持器と軌道部材とがほ
ぼ全面接触しないように形成された保持器の製造
に際し、断面矩形で板状の空所を有する保持器成
形金型において該空所内の所定箇所に転動体用窓
を形成するための窓用ピンを中子のように配置す
る工程と、次で該空所内にプラスチツク材を高圧
高温で射出成形する工程と、さらに前記窓用ピン
を1個ずつ交互に、または複数個ずつ交互に逆方
向に抜き出す工程とからなることを特徴とする小
形直線運動用転がり軸受の保持器の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60204197A JPS6267323A (ja) | 1985-09-18 | 1985-09-18 | 直線運動用転がり軸受の保持器とその製造方法 |
US06/863,691 US4701059A (en) | 1985-09-18 | 1986-05-15 | Holding device of rolling bearing for rectilinear motion |
DE19863628796 DE3628796A1 (de) | 1985-09-18 | 1986-08-25 | Haltevorrichtung eines waelz- bzw. rollagers fuer geradlinige bewegung und verfahren zur herstellung desselben |
US07/046,269 US4799302A (en) | 1985-09-18 | 1987-05-05 | Method of manufacturing holding device of roller bearing for rectilinear motion |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60204197A JPS6267323A (ja) | 1985-09-18 | 1985-09-18 | 直線運動用転がり軸受の保持器とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6267323A JPS6267323A (ja) | 1987-03-27 |
JPH0450451B2 true JPH0450451B2 (ja) | 1992-08-14 |
Family
ID=16486438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60204197A Granted JPS6267323A (ja) | 1985-09-18 | 1985-09-18 | 直線運動用転がり軸受の保持器とその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4701059A (ja) |
JP (1) | JPS6267323A (ja) |
DE (1) | DE3628796A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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