JPH0450441Y2 - - Google Patents

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JPH0450441Y2
JPH0450441Y2 JP1984143739U JP14373984U JPH0450441Y2 JP H0450441 Y2 JPH0450441 Y2 JP H0450441Y2 JP 1984143739 U JP1984143739 U JP 1984143739U JP 14373984 U JP14373984 U JP 14373984U JP H0450441 Y2 JPH0450441 Y2 JP H0450441Y2
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JP
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diaphragm
control unit
rod
injection amount
control rack
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JP1984143739U
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JPS6158645U (ja
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、過給機付き内燃機関の低温始動補助
装置に関する。
(ロ) 技術の背景 過給機付き内燃機関においては、燃料の噴射量
を調整するコントロールラツクの最大噴射量限界
をブースト圧力により制御するブーストコンペン
セータを燃料ポンプに設備しているが、このため
始動時も噴射量が制限されてしまい、始動時の噴
射量増量用の補助装置を付設することが行なわれ
ている。
(ハ) 従来技術と問題点 従来は、始動時の噴射量増量用の補助装置とし
ては、第2図、第3図に示すものが知られてい
る。
第2図に示す従来例は、実開昭55−125930号公
報に記載されているものである。即ち、ブースト
コンペンセータ1は、ダイヤフラム1aを内蔵し
ており、ダイヤフラム1aに区画された一方をブ
ースト圧力室1bとし給気口1cを開口してあ
り、ダイヤフラム1aに区画された他方を大気圧
室1dとしスプリング1eを収納してある。ブー
スト圧力に応動するダイヤフラム1aには、ロツ
ド2が連結し、さらに、回動自在なリンク3を介
して燃料の噴射量を調整するコントロールラツク
4が連結している。始動時の噴射量増量用の補助
装置5は、エアシリンダ等のアクチユエータから
成り、前記リンク3の一端に連結しており、キー
スイツチ等によりアクチユエータを作動させて、
始動時にコントロールラツク4を噴射量増量方向
(矢印方向)へ強制的に移動させるものである。
また、第3図に示す従来例は、ロツド2をダイ
ヤフラム1aと分離して進退可能に設け、第2図
の従来例におけるスプリング1eをダイヤフラム
用スプリング1e1とロツド用スプリング1e2
とに分離したブーストコンペンセータ1を有して
おり、また、コントロールラツク4の一部にキヤ
ンセルスプリング6を有している。この従来例
は、始動時にコントロールラツク4を噴射量増量
方向へ強制的に移動させる際に、ロツド2とダイ
ヤフラム1aとが分離することにより、応動性の
向上を図つたものである。
しかし、低温状態における始動には充分に対応
できない。
そこで、従来実開昭57−137747号公報及び実開
昭59−5729号公報に示すものが提案されている。
然し乍ら、前者はブーストコンペンセータのロ
ツドがダイヤフラムに固定されているので、ロツ
ドの進退はダイヤフラムのスプリングとスプリン
グ自体のスプリングの付勢力に抗して動かさなけ
ればならず、そのために始動増量するソレノイド
が大型化し、消費電力が大きくなる。それに、ス
タータモータと連動させるので、始動増量時の消
費電力はより大きくなる。また、ダイヤフラムは
始動時等、急激に動かされることになるので、耐
久性が悪化する。更に0℃以下の低温時の始動性
については何等考慮されず、特にダツシユポツト
に粘性の高いオイルを封入した場合には、タイム
ラグを生ずる虞がある。
後者においても、車両のブレーキ等に用いる空
気圧をブーストコンペンセータのブースト圧室に
供給されてダイヤフラムが急激に動かされるの
で、耐久性がなくなる。また、長時間駐車してお
くと、エアが抜けて始動ができなくなる虞があ
る。
(ニ) 考案の目的 本考案は上記に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、噴射量増量方向へ移動させる
際の応動性の向上を図り、始動増量するソレノイ
ドの小型化を図つて消費電力を小さくし、またブ
ーストコンペンセータの耐久性を向上し、低温時
の始動性を向上し、更に長時間駐車しても始動で
きなくなることがない過給機付き内燃機関の低温
始動補助装置を提供することである。
(ホ) 考案の構成 上記目的を達成する本考案に係る過給機付き内
燃機関の低温始動補助装置は、ブーストコンペン
セータを有する過給機付き内燃機関の燃料噴射量
を制御することができる低温始動補助装置におい
て、前記ブーストコンペンセータに、ブースト圧
力に応動して作動するダイヤフラム及び該ダイヤ
フラム用スプリングと、燃料噴射量を調整するコ
ントロールラツクを進退させ、ダイヤフラムから
分離して進退可能なブーストコンペンセータのロ
ツド及び該ロツド用スプリングとを備えると共
に、機関回転数、機関冷却水温、アクセル開度の
各検出手段と、各検出手段の低温状態を示す信号
により作動指示を指令し、各検出手段の高温状態
を示す信号により作動解除指示を指令するコント
ロールユニツトと、コントロールユニツトの作動
指示の指令によりコントロールラツクを燃料噴射
量増量方向へ強制的に移動し、コントロールユニ
ツトの作動解除指示の指令により前記コントロー
ルラツクの強制的移動を解除するソレノイドとを
具備したことを特徴とする。
(ヘ) 考案の実施例 以下、本考案に係る過給機付き内燃機関の低温
始動補助装置の実施例を第1図に基づいて説明す
る。
本考案に用いられているブーストコンペンセー
タ1、ロツド2、リンク3、コントロールラツク
4は、第3図に示した従来例と略同様の構成であ
る。
機関回転数の検出手段7aは例えばメインシヤ
フト付近に設けられる回転数検出センサであり、
機関冷却水温の検出手段7bは例えばウオータジ
ヤケツトに設けられる温度検出センサであり、ア
クセル開度の検出手段7cは例えばアクセル付近
に設けられる接触センサである。これ等の検出手
段は低温状態と高温状態とを検出して信号を発生
するものである。低温状態とは、例えば機関回転
数が毎分200回転以下、機関冷却水温が0℃以下、
アクセル開度が100%の場合を言い、高温状態と
はこれ以外の場合を言う。前記アクセル開度100
%とは、理想的な場合のアクセル開度で温度条件
によつては50%でも可能である。0℃以下の極低
温時においては、一般的にアクセルを踏込まない
と始動することはない。一方、アクセルを踏込ま
ない場合、過給時最大噴射位置以上にラツクは動
かない。そのため、0℃以下の極低温時には、始
動性が悪化する。従つて、極低温時には、必ずア
クセルペダルを踏込まなければならない。
そのため、極低温時の判定条件として、 機関回転数が毎分200回転以下(エンジンが
回転しているか否かを判定するため) 機関冷却水が0℃以下(温度条件) アクセル開度が100%(必ずしも100%でなく
てもよい。) であることを判定する必要がある。
コントロールユニツト8は前記検出手段7a,
7b,7cからの低温状態を示す信号を受けて後
述するソレノイド9に作動指示を指令し、また、
高温状態を示す信号を受けて作動解除指示を指令
するものである。この指示は前記検出手段7a,
7b,7c全部からの低温状態、高温状態の信号
により指令し、あるいは一部からの低温状態、高
温状態の信号により指令するようにしても良い
が、所謂エンスト防止のため、機関回転数の検出
手段7が高温状態を示す信号を発生してもソレノ
イド9に作動解除指示を指令しないようにするの
が望ましい。
ソレノイド9はコントロールユニツト8からの
指令により、そのロツド10を電磁力で進退させ
てコントロールラツク4を噴射量増量方向(矢印
方向)へ強制的に移動し、あるいはこの移動を解
除する。第1図ではロツド10の先端に回転自在
なリンク11の一端を枢着し、リンク11の他端
をブーストコンペンセータ1のロツド2とコント
ロールラツク4とを連結しているリンク3の一端
に当接するようにしてあり、ソレノイド9のロツ
ド10の後退によりリンク11が傾倒し、前記リ
ンク3を押してコントロールラツク4を噴射量増
量方向へ移動するようにしてある。
以上のことから、低温状態における始動性に燃
料の噴射量が増量されることになる。特に、大気
圧室1dにダイヤフラム1aと分離してブースト
コンペンセータ1のロツド2が進退するロツド用
スプリング1e2を収納したので、燃料増量時、
ロツド用スプリング1e2の小さなスプリング力
のみ抗してロツド2を移動させればよいことにな
り、応動性が良くなる。また、始動増量するソレ
ノイド9も小さな容量のもので充分になり、小型
化が図れ、消費電力も小さくなる。更に、始動時
にはロツド用スプリング1e2は大きく作用して
もダイヤフラム1aには急激に動かされないの
で、耐久性も向上する。
また、ソレノイド9のみでリンク3,11を介
してロツド2を駆動させるので、0℃以下の低温
時の始動でもタイムラグ(応答性の遅れ)は生じ
なくなる。しかも、ブレーキ等に用いる空気圧を
用いないので、長時間駐車しても、エアが抜けて
始動できなくなることはない。
(ト) 考案の効果 以上述べたように本考案は、ブーストコンペン
セータを有する過給機付き内燃機関を制御するこ
とができる低温始動補助装置において、前記ブー
ストコンペンセータに、ブースト圧力に応動して
作動するダイヤフラム及び該ダイヤフラム用スプ
リングと、燃料噴射量を調整するコントロールラ
ツクを進退させ、ダイヤフラムから分離して進退
可能なブーストコンペンセータのロツド及びロツ
ド用スプリングとを備えると共に、機関回転数、
機関冷却水温、アクセル開度の各検出手段と、各
検出手段の低温状態を示す信号により作動指示を
指令し、各検出手段の高温状態を示す信号により
作動解除指示を指令するコントロールユニツト
と、コントロールユニツトの作動指示の指令によ
りコントロールラツクを燃料噴射量増量方向へ強
制的に移動し、コントロールユニツトの作動解除
指示の指令により前記コントロールラツクの強制
的移動を解除するソレノイドとを具備したこと
で、噴射量増量方向へ移動させる際の応動性が向
上し、始動増量するソレノイドが小型化して消費
電力が小さくなり、またブーストコンペンセータ
の耐久性が向上し、しかも低温時の始動性が向上
し、更に長時間駐車しても始動できなくなること
はないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る過給機付き内燃機関の低
温始動補助装置の実施例を示す断面図、第2図、
第3図は従来例を示す簡略図である。 1……ブーストコンペンセータ、1a……ダイ
ヤフラム、1b……ブースト圧力室、1d……大
気圧室、1e1……ダイヤフラム用スプリング、
1e2……ロツド用スプリング、2……ロツド、
3……リンク、4……コントロールラツク、7…
…検出手段、8……コントロールユニツト、9…
…ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブーストコンペンセータを有する過給機付き内
    燃機関の燃料噴射量を制御することができる低温
    始動補助装置において、前記ブーストコンペンセ
    ータに、ブースト圧力を応動して作動するダイヤ
    フラム及び該ダイヤフラム用スプリングと、燃料
    噴射量を調整するコントロールラツクを進退さ
    せ、ダイヤフラムから分離して進退可能なブース
    トコンペンセータのロツド及び該ロツド用スプリ
    ングとを備えると共に、機関回転数、機関冷却水
    温、アクセル開度の各検出手段と、各検出手段の
    低温状態を示す信号により作動指示を指令し、各
    検出手段の高温状態を示す信号により作動解除指
    示を指令するコントロールユニツトと、コントロ
    ールユニツトの作動指示の指令によりコントロー
    ルラツクを燃料噴射量増量方向へ強制的に移動
    し、コントロールユニツトの作動解除指示の指令
    により前記コントロールラツクの強制的移動を解
    除するソレノイドとを具備したことを特徴とする
    過給機付き内燃機関の低温始動補助装置。
JP1984143739U 1984-09-21 1984-09-21 Expired JPH0450441Y2 (ja)

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JPS6158645U JPS6158645U (ja) 1986-04-19
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595729B2 (ja) * 1976-08-18 1984-02-07 株式会社クボタ 排水異形管

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JPS6158645U (ja) 1986-04-19

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