JPH04504244A - スプレー缶用のスプレーヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スプレー缶用のスプレーへノド 本発明はスプレー缶用のスプレーヘッドに関する。該スプレーヘッドは、一端が スプレー缶の液体室へ通じており、他端が噴射口を有するスプレーノズルの近傍 に届く、穿孔付きの軸を有している。これは、液体をスプレーするために、上記 噴射口を介するスプレー缶外部への圧力によって、液体を上記穿孔にまで追い込 ませるためのものである。

周囲温度で良く蒸発する、スプレー液と混合された、スプレー缶の中に液体とし て含まれているスプレー用物質を使用する従来のスプレー缶に於いては、ノズル 内で形成されたスプレー液の液体微粒子は、直ちに蒸発するスプレー用物質をこ の時点では含んでいる。スプレー用物質は蒸発するため、やがてこの液体微粒子 は小さくなり良好な霧が形成される。

ある種の液体では、スプレーされたジェット内で液体微粒子の癒着が生じたり、 あるいは他の原因で大きな液体粒子が形成されたりし、スプレー面に望ましくな い厚い層が形成されてしまう。これを避けるために、補助スプレー用物質を、ノ ズルへと圧縮されて液体微粒子の大きさにまで小さくなる液体と混合室で混合す ることが知られている。すると、当然、スプレー缶内のスプレー用物質を大量に 供給しなければならなくなる。このことは望ましくないことであり、又、外気中 に有害なスプレー用物質を排出することは非常に望ましくないことである。

そのようなスプレー用物質の使用を避けるために、圧縮空気をスプレー用物質と して使用することが知られている。圧縮空気は、例えば、ポンプとして機能する スプレーへ・ノドのための保護キヤ、ブにより得られる。スプレーされる液体に 溶解した空気は、スプレー時もスプレー後も、液体微粒子から蒸発しにくいので 、蒸発し易いスプレー用物質を使用する場合に比べ、より大きな液体粒子が生じ 易くなる。そのため、スプレー用物質として空気を使用する場合は、必ず、液体 微粒子と、もう一度空気を混合しなければならない。しかしながら、こうするこ とは空気を大量に消耗することになるため、空気は頻繁に充填されねばならず、 使用者にとって煩わしい。

スプレー用物質を混合するためにスプレー用物質が大量に消耗されることを避け ることのできるスプレー缶用スプレーヘッドを供給することが、本発明の目的で ある。このスプレーヘッドは、そもそも空気をスプレー用物質とするスプレー缶 用のものであるが、最初に説明した種類のスプレー缶にも適用でき、有害なスプ レー用物質の排出を減少させたり回避したりすることができる。

そのために、本発明のスプレーヘッドには、液体流路に外部へと圧力のかかる液 体流によって駆動されるジェットポンプとして機能する通路で、その吸引口が大 気と連絡している通路が、含まれていることを特徴としている。

このようにして、大気は補助混合気体として使用され、したがってスプレー用圧 輪物質の消耗は減少する。

このスプレーヘッドは、請求項で定義される種々の方法で組み立てることができ る。

本発明を、図を参照して以下に説明する。

図１は、本発明の詳細な説明するための、スプレーヘッドの概略図である。

図２、図３は、本発明のスプレーヘッドの実施例の断面図である。

本発明の原理は、図１に概略的に示されている。ここでは、スプレーへノド１は 単純化して示されている。このヘッドは、穿孔３を有する軸２から成り、この軸 はスプレー缶に装備されており、下方に押されるときに、図には示されていない 調節弁が開くように設計されている。そのため、スプレーされる液体はスプレー 缶内の気体あるいは蒸気の圧力により、穿孔３へと追い込まれる。

その上端に於いて穿孔３は、噴射口６で終わっているスプレーノズルの横穿孔４ に続いている。ここまでは、このヘッドｌは現在使われているスプレーヘッドと 同じである。

穿孔３に於けるジェットポンプ７が概略的に示されている。このポンプは、穿孔 ３を通る液体が流れるジェットノズル８を有している。広い室９へ開口している 上記ノズル８は、補助穿孔ｌＯにより、大気と通じている。

液体が穿孔３を通って流れる際、室９に生じる減圧のために、空気は穿孔ｌＯを 通り既知の方法で内部へと吸い込まれ、液体と混合される。このことは室９に乱 流を形成する手段を設けることにより増長される。その結果として、噴射口６か ら噴射される霧ジェフトでは、液体微粒子が癒着せずに良好な霧が得られるよう に、空気が混合されることになる。

大気がスプレー補助として使用されるので、スプレー缶の圧力室の気体を使用し ないですむ。蒸発する、しばしば有害であるスプレー用物質を使用している場合 、上記のことは、大気汚染の減少を意味しており、又、スプレー缶の内圧を保つ ために空気を使用している場合、この空気は長期間蓄積されたままになるため、 空気の注入は希に必要となるだけである。

概略的に示されたジェットポンプ７は、他の多くの仕方で、例えば、ベンチュリ 管の形で、実現され得る。更に、穿孔３に於けるジェットポンプの位置は変わり 得る。ジェットポンプの位置は、混合効果の点からいっても製造の点からいって も、噴射口６のできるだけ近傍に位置させるのが好ましいであろう。

図２に、スプレーへノド１の第１の実施例を示す。図１に対応する部分は同じ参 照番号で示しである。

横穿孔４は、実質上環状の室１１までつながっている。環状の室１１へは、噴射 口６を備えた前面！１３を有する筒状キヤ・ｌプ１２が挿入されている。Ｉ！１ ３はノズル部分５の中央部１５の端面１４と共に、穿孔４と通じている室１６を 限定している。この穿孔４には、傾斜パフフル１７が、液体が噴射口６を通って 現われる前に回転運動で運ばれるようにするために配置されている。

空気吸引路１０を形成する穿孔を有する細管１８は、管１８の端よりも広いため に穿孔４と室１６を通って流れる液体が管の端に沿って外側へ出られるところの 噴射口６に同軸な端面１４を越えた位置で終わっている。この管の端と噴射口６ は一緒になってジェットポンプ７を形成している。

このノズル５の例は、簡単に実現可能な噴射口６に開口する補助管１８を除いて は、現在使われているものと同じ設計となっている。

図３は、他の実施例を示している。ここでも又、図１と図２に対応する部分には 同じ参照番号を付している。

ここでは管１８を省略しである。又、キャップ１２の端面１３の前にこれと平行 に円盤１９が設けられ、端面１３と共に空気の吸引路を形成する通路１０′を限 定している。円盤１９の外側の近傍に空気吸引口２０が設けられており、この円 盤の中央には噴射口６”がキャップの噴射口６と同軸に、そして実質上等しい直 径で、形成されている。更に又、通路１０’は、もし必要であれば、回転運動を 吸引される空気流に与えるための誘導バッフルを伴って設けられる。この回転運 動は、場合により、バッフル１７によって起こされる液体の回転運動と逆向きの こともある。

本発明の範囲内に於いて種々の変形が可能であることは明らかであろう。

国際調査報告 一一一一−４帥−−−１−９（”甲／ＮＴ、Ｑｌ’ｌ／（ｌｆｌＱ１’ｉ国際調 査報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．スプレー缶用のスプレーヘッドに関し、一端がスプレー缶の液体室へ通じて おり、他端が噴射口を有するスプレーノズルの近傍に届く、穿孔付きの軸を有し ており、法体をスプレーするために、上記噴射口を介するスプレー缶外部への圧 力によって、液体を上記穿孔にまで追い込むようにするためのスプレーヘッドで あって、 液体流路（３、４、６）には、外部へと押される液体が流れ、その吸引側（１０ ）は大気と通じている、ジュットポンプ（７）として機能する通路が含まれてい ることを特徴とするスプレーヘッド。
2. ２．ジェットポンプ（７）として機能する通路が、噴射口（６）へとつながる液 体通路（４、１６）から離れて開いている、ヘッド（５）の補助通路（１８）に より形成されており、上記噴射口が上記補助通路（１８）の外周よりも大きいた め液体通路（１６）から出てくる液体のための通路は空いていることを特徴とす る特許請求の範囲第１項記載のスプレーヘッド。
3. ３．軸の穿孔が噴射口と通じている環状室に開口しているスプレーヘッドに関し 、補助通路（１８）が、実質上同軸となっている環状室（１６）へと伸びている 穿孔（１０）と、上記噴射口へと伸び上記穿孔（１０）の端部を囲む突起を有し ているこの室を規定している壁（１４）とであることを特徴とする特許請求の範 囲第２項記載のスプレーヘッド。
4. ４．液体通路を閉ざしている円盤の中に噴射口が形成されているスプレーヘッド に関し、ジェットポンプ（７）として機能している通路が、上記円盤（１３）の 出口側に少しだけ離して平行に設けられた第２の円盤（１９）により形成されて おり、上記第２の円盤（１９）には、第１の噴射口と同軸に位置し、実質上等し い直径を有する第２の噴射口（６′）と、境界近くの（２０）に通じている両円 盤（１３、１９）の間の空間（１０′）とが設けられていることを特徴とする特 許請求の範囲第１項記載のスプレーヘッド。
5. ５．両円盤（１３、１９）の間の空間（１０′）に設けられ、吸引された空気流 に回転連動を与える、誘導バッフルを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第 ４項記載のスプレーヘッド。