JPH1034032A - スプレーノズル - Google Patents

スプレーノズル

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JPH1034032A
JPH1034032A JP8198927A JP19892796A JPH1034032A JP H1034032 A JPH1034032 A JP H1034032A JP 8198927 A JP8198927 A JP 8198927A JP 19892796 A JP19892796 A JP 19892796A JP H1034032 A JPH1034032 A JP H1034032A
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spray nozzle
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Tadashi Nakamura
忠 中村
Yoshihiko Ueda
嘉彦 上田
Akihiko Okamoto
昭彦 岡本
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
Hisayuki Suematsu
久幸 末松
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレー容器内の液剤中にまれではあるが微
細な粒子が含まれているような場合であっても、噴出孔
の目詰まりを防止することができるスプレーノズルを提
供すること。 【解決手段】 ノズル部の噴出孔10よりも内側に、噴
出する液体が通過する状態にフィルタ1aを有するスプ
レーノズルであって、前記ノズル部は、スプレー容器6
0の頭部部材42に設けられたプラグ21と、先端部に
噴出孔10を有し前記プラグ21に被せられた逆カップ
状のノズル本体1とから構成され、前記フィルタ1a
は、前記プラグ21の外周面と前記ノズル本体1の内周
面との接触部において、前記プラグ21の基端部側の流
通間隙22から先端方向へ通じる状態に形成され、か
つ、前記噴出孔10における孔径以下の孔径の多数の小
孔1bによって構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスプレーノズルに
関するものであり、さらに具体的には、噴出孔の目詰ま
りを防止できるように工夫されたスプレーノズルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8〜図10にはこの発明による実施形
態のスプレーノズルが採用されるスプレーの基本構成が
示され、図11には図8〜図10のスプレーに採用され
ている従来のスプレーノズルが拡大して示されている。
先ず図8を参照しながら、スプレーの基本構成について
説明する。瓶形のスプレー容器60には液剤30が充填
され、下端部が縮径されたシリンダ43が挿入されてい
る。スプレー容器60の開口部には、パッキン46を介
して前記シリンダ43の上部に形成されたフランジ43
eが重ねられ、前記開口部にキャップ47をネジ締め、
キャップ47の内側フランジ47a及び前記フランジ4
3eを介して前記パッキン46を圧縮することにより、
スプレー容器60を密閉している。
【0003】シリンダ43には縮径された下端部に液剤
30を吸い上げる吸い上げパイプ52が連通されてお
り、吸い上げパイプ52との連通部の上部には、ステン
レス製のボール51によって開閉されるボール弁43a
が形成されている。シリンダ43の内部には、下方寄り
位置に上端部がやや先細り状になった充填棒49が取り
付けられている。前記充填棒49の上部寄り位置には、
内側プランジャ44の下部に形成された円筒部が所定の
間隙を介してかつスライド可能に装着されており、この
内側プランジャ44の上部外周には、管状の外側プラン
ジャ45が所定の間隙を介して外挿状に固定されてい
る。内側プランジャ44と外側プランジャ45は、それ
らの下部部分の外周がシリンダ43の上部内周面へ気密
に摺接している。
【0004】キャップ47における内側フランジ47a
の内縁には、直立状の円筒部47bが一体に形成されて
おり、この円筒部47b内には、シリンダ43の内部断
面積よりも大きい内部断面積の頭部シリンダ48が一定
のストロークでスライドするように取り付けられてい
る。前記頭部シリンダ48の内周面には、外側プランジ
ャ45の上端に形成されたフランジ45aが気密状態に
摺接している。頭部シリンダ48の上部に形成されてい
る小孔48aは、前記シリンダ43の内部下方に挿入さ
れたスプリング50の付勢により、前記内側プランジャ
44の上端の弁部44aによって常時密閉されるように
構成されている。
【0005】頭部シリンダ48の上部には、前記小孔4
8aの上面を囲む状態に円筒部48bが一体に形成さ
れ、この円筒部48bには、以下のような状態で頭部部
材42が固定されている。すなわち、頭部部材42に
は、下部にプラグ状部42aと当該プラグ状部42aの
外周に位置する円筒部42bとが一体に形成されてお
り、前記プラグ状部42aは、所定の流通間隙22aを
形成するように前記頭部シリンダ48の円筒部48bへ
挿入され、前記頭部シリンダ48の円筒部48bは頭部
部材42の前記円筒部42bへ圧入されている。
【0006】前記頭部部材42には、前記円筒部42b
の上部外周から側方を向くようにプラグ42dが埋込み
状にかつ一体に形成されており、このプラグ42dに
は、当該プラグ42dとの間に流通間隙が形成される状
態に逆カップ状のノズル本体40が抜け止め状に被せら
れている。図11のように、ノズル本体40には底部中
央に噴出孔41が形成され、この噴出孔41は、前記プ
ラグ状部42aの外周面と前記円筒部48bとの間の流
通間隙22aと連通している。
【0007】前記シリンダ43には、長さ方向の下部寄
り位置の内周面に複数の小さな溝43bが上下方向に沿
って形成されており、この溝43bの上方位置にスプレ
ー容器60内へ通じる上部小孔43cと下部小孔43d
とが形成されている。そしてプランジャ44,45が所
定のストロークで上下動する際、当該プランジャ44,
45が上限位置へ達する直前に、前記下部小孔43dを
介してシリンダ43内とスプレー容器60内とが瞬間的
に通じ、次いで前記上部小孔43cを介してスプレー容
器60内と外気とが瞬間的に通じるように構成されてい
る。
【0008】次に、図8〜図10を参照しながら、前述
のスプレーが液剤30を噴出し、再度噴出できる状態に
戻るまでの作用について説明する。スプレー操作を行う
前のスプレー容器60では、図10で示すように、当該
スプレー容器60からシリンダ43内に所定量の液剤3
0が吸い上げられており、頭部部材42を押し下げると
液剤30が噴出される状態にある。
【0009】図8に示すように、頭部部材42を矢印b
の方向へ一気に押すと、その力は頭部シリンダ48を介
してプランジャ44,45に伝わり、プランジャ44,
45は液剤30が充填されているシリンダ43の内部を
加圧する。この時、プランジャ44,45がシリンダ4
3内に加える圧力は、シリンダ43の断面積と頭部シリ
ンダ48の断面積との差により、それらが頭部シリンダ
48内に加える圧力よりも大きくなる。したがって、プ
ランジャ44,45の下方への移動量が頭部シリンダ4
8の下方への移動量を上回るので、内側プランジャ44
の弁部44aが小孔48aから下降して当該小孔48a
が開かれ、シリンダ43内の加圧された液剤30が前記
小孔48aを通って噴出孔41から霧状に噴出する。
【0010】図9で示すように頭部部材42を矢印bの
方向へ下限まで押し切ると、内側プランジャ44の下部
部分はシリンダ43の溝43bの部分に到達する。その
結果、溝43bと内側プランジャ44の下部外周面との
間に間隙が生じるため、この間隙がシリンダ43の下部
小孔43dへ瞬間的に通じ、シリンダ43内部の液剤3
0の一部が前記間隙を通って下部小孔43dから噴出
し、スプレー容器60内に戻される。この時、シリンダ
43の内圧は、内部にあった液剤30がスプレー容器6
0内へ噴出したことによって急激に下降し、このシリン
ダ43の内圧の急下降に伴って、スプリング50によっ
て付勢されているプランジャ44,45が上方へ移動す
るため、内側プランジャ44の弁部44aが小孔48a
を閉じ、噴出孔41からの噴出が終了する。
【0011】図10に示すように、頭部部材42への押
圧力を除くと、内側プランジャ44はスプリング50に
付勢されることによって上方へ移動し、頭部シリンダ4
8を介して頭部部材42を矢印cの方向へ押し上げる。
この時、ボール51はシリンダ43内が減圧状態にある
ために浮上してボール弁43aが開くとともに、スプレ
ー容器60内の液剤30が、シリンダ43内へ吸い上げ
パイプ52を介して吸い上げられる。スプレー容器60
の内部は液剤30がシリンダ43に吸い上げられたこと
によって減圧状態になるが、外側プランジャ45の下部
部分がシリンダ43の上部小孔43cに到達することに
よって、当該上部小孔43cと外気とが瞬間的に通じる
ため、スプレー容器60内は常圧に戻る。以上のように
して、スプレーは液剤30を再度噴出できる状態に戻
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したスプレー容器
内の液剤中には、まれではあるが微細な粒子が含まれて
いる場合があり、この粒子がノズル40の噴出孔41を
目詰まりさせることがあった。この発明の目的は、スプ
レー容器内の液剤中に前述のような微細な粒子が含まれ
ているような場合であっても、噴出孔の目詰まりを防止
することができるスプレーノズルを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明によるスプレー
ノズルは、前述の課題を解決するため以下のように構成
されている。すなわち、請求項1に記載のスプレーノズ
ルによれば、ノズル部の噴出孔10よりも内側に、噴出
する液体が通過する状態にフィルタ1aを設けたことを
特徴としている。
【0014】請求項2に記載のスプレーノズルによれ
ば、請求項1に記載のスプレーノズルにおいて、前記ノ
ズル部は、スプレー容器60の頭部部材42に設けられ
たプラグ21と、先端部に噴出孔10を有し前記プラグ
21に被せられた逆カップ状のノズル本体1とから構成
され、前記フィルタ1aは、前記プラグ21の外周面と
前記ノズル本体1の内周面との接触部において、前記プ
ラグ21の基端部側の流通間隙22から先端方向へ通じ
る状態に形成され、かつ、前記噴出孔10の孔径以下の
孔径の多数の小孔1bによって構成されている。
【0015】請求項3に記載のスプレーノズルによれ
ば、請求項2に記載のスプレーノズルにおいて、前記フ
ィルタ1aを構成する多数の小孔1bは、前記プラグ2
1の外周面と前記ノズル本体1の内周面の、いずれか一
方又は双方の面に形成された多数の溝11によって構成
されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明によるスプレーノズルの実施形態を説明する。
【0017】図1はこの発明に係るスプレーノズルの実
施形態を適用したスプレーを示す部分破断側面図、図2
は図1のスプレーノズルを拡大して示した部分断面図、
図3は図2のノズル本体を拡大して示した断面図、図4
は図3のノズル本体を矢印aの方向から見た図、図5は
図2のスプレーノズルを矢印A−Aに沿って切断した部
分拡大断面図である。なお、以下の説明において、従来
のスプレーと同じ構造部分については、主な部分に同じ
符号を付してそれらの説明は省略する。
【0018】この実施形態のスプレーノズルは、スプレ
ー容器60の頭部部材42へ一体に成形されたプラグ2
1と、先端部中央に噴出孔10を有し、前記プラグ21
へ抜け止め状に被せられた逆カップ状のノズル本体1と
から構成され、プラグ21とノズル本体1との接触部に
はフィルタ1aが形成されている。
【0019】前記プラグ21は、頭部シリンダ48の円
筒部48bへ密接している頭部部材42の円筒部42b
の上部より、側方に向けてやや先上がり傾斜する状態に
形成されており、プラグ21の先端部はやや縮径されて
いる。頭部部材42には、プラグ21の基端部側の周囲
に筒状の保持部42eが形成されており、プラグ21と
当該保持部42eとの間には、リング状の深い挿入溝4
2cが形成されている。前記ノズル本体1には、その底
部外周部に前記保持部42eと同外径のフランジ12が
形成されている。そして、前記ノズル本体1は、前記フ
ランジ12が保持部42eの先端に当たるまで、その筒
部を前記挿入溝42cへ押し込むことにより、当該筒部
の外周面が前記挿入溝42cの内周面へ液密に接し、か
つ抜け止め状に係止された状態に前記プラグ21へ被せ
られている。前記頭部部材42のプラグ状部42aと頭
部シリンダ48の円筒部48bとの間の流通間隙22a
(図2)は、前記プラグ21の基端部側へ形成された流
通間隙22へ通じており、前記挿入溝42cの一部(上
部)は前記流通間隙22と連通している。
【0020】図2,図4及び図5で示すように、ノズル
本体1の内周面は、その長さ方向の一部で前記プラグ2
1の外周面と密着しており、この密着部に前記フィルタ
1aが形成されている。この実施形態のスプレーノズル
のフィルタ1aは、前記ノズル本体1とプラグ21との
密着部において、前記ノズル本体1の内周面に形成され
た長さ方向に沿う多数の溝11と、前記プラグ21の外
壁面とで形成する多数の小孔1bによって構成されてお
り、各小孔1bの孔径は前記噴出孔10の孔径以下に形
成されている。
【0021】図3及び図4で示されているように、ノズ
ル本体1の底部内面には、前記噴出孔10の周囲に大径
の案内部10aが形成され、さらにこの案内部10aを
中心として、放射状にかつ周方向に沿って一定に傾斜す
るように案内壁10bが形成されており、これらの各案
内壁10bはプラグ21の先端面と接触している。した
がって、頭部部材42の押し下げによって液剤30が噴
出される際には、当該液剤30は図2の流通間隙22
a,22及び前記フィルタ1aを形成する小孔1bを通
過し、前記案内壁10b及び前記案内部10aに導かれ
て前記噴出孔10から噴出する。液剤30が噴出する際
に、当該液剤に微細な粒子が含まれている場合には、そ
れらの粒子は前記フィルタ1aを形成する多数の小孔1
bのいずれかに捕捉される。小孔1bは多数形成されて
いるので、一部の小孔1bが粒子の捕捉によって目詰ま
りしても、噴出不能ないし噴出不良状態にはならない。
【0022】この実施形態のスプレーノズルによれば、
第1に、噴出孔10よりも内側に、噴出する液剤30が
通過する状態にフィルタ1aを設けているので、液剤3
0に微細な粒子が含まれている場合でも、その粒子はフ
ィルタ1aによって捕捉される。したがって、噴出孔1
0の目詰まりが防止される。第2に、フィルタ1aは噴
出孔10における孔径以下の孔径の多数の小孔1bによ
って構成されているので、粒子の捕捉によって一部の小
孔1bが目詰まりした場合には、液剤30は他の小孔1
bを通じて噴出され、後に噴出される液剤に粒子が含ま
れている場合には他の小孔1bにおいて捕捉することが
できる。したがって、経時的に噴出不良を起こすことは
ない。第3に、フィルタ1aを構成する多数の小孔1b
は、プラグ21の外周面とノズル本体1の内周面との接
触部において、ノズル本体1の内周面に形成された多数
の溝11と、プラグ21の外周面とで形成されているの
で、フィルタ1aを形成するのが容易かつ簡単である。
第4に、スプレーノズルの先端部が頭部部材42から突
出し、かつやや上側方を向いているので、例えば人の喉
奥などに薬液を吹きつける場合でも、目的の位置へより
よく照準することができる。第5に、ノズル本体1に案
内部10a,案内壁10bが形成されているので、液剤
30は噴出孔10へ円滑に導かれる。
【0023】その他の実施形態 図6はこの発明に係るスプレーノズルのその他の実施形
態を示す部分拡大断面図であり、図7は図6の矢印B−
Bに沿ってスプレーノズルを切断した部分拡大断面図で
ある。この実施形態のスプレーノズルは、図6,図7に
示すように、フィルタ1aがプラグ21へ軸方向に沿っ
て形成された多数の小孔1bによって構成されており、
これらの小孔1bの孔径は、ノズル本体1の噴出孔10
の孔径以下に形成されている。プラグ21の基端部側の
流通間隙22は、当該プラグ21に形成されている流路
22b及び前記小孔1bを経てノズル本体1の噴出孔1
0へ通じている。したがって、頭部部材42の操作に伴
い、スプレー容器60内の液剤30は前記流通間隙22
a,22,流路22b,前記小孔1bを通じて前記噴出
孔10から噴出する。そして、液剤30に微細な粒子が
含まれている場合には、当該粒子は前記小孔1bによっ
て捕捉され、噴出孔10の目詰まりを防止することがで
きる。この実施形態におけるその他の構成や作用,効果
は、前述の実施形態の場合とほぼ同様であるので、それ
らの説明は省略する。
【0024】最初に説明した実施形態においては、フィ
ルタ1aを構成する多数の小孔1bは、プラグ21の外
周面とノズル本体1の内周面との接触部において、ノズ
ル本体1の内周面に形成された多数の溝11と前記プラ
グ21の外周面とで構成されているが、前記溝11はプ
ラグ21の外周面に形成されていてもよく、あるいは、
プラグ21の外周面とノズル本体1の内周面の双方に形
成されていても実施することができる。フィルタ1a
は、前述のような構成のものに代えて、ノズル本体1の
内側に、多数の小孔を形成した多孔板や微細なメッシュ
の網(いずれも図示しない)、又はスポンジ体などを設
置しても実施することができる。
【0025】この発明によるスプレーノズルは、前述の
実施形態のみに限定されるものではなく、例えば、ガス
圧によって液剤が噴出する構造のスプレーにも適用する
ことができる。また、この発明によるスプレーノズル
は、特許請求の範囲内において、他の要素を付加した
り、あるいは、構成要素を他の均等な手段に置き換えて
実施する場合も含まれる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明に係るスプレーノズルに
よれば、ノズル部の噴出孔10よりも内側に、噴出する
液体が通過する状態にフィルタ1aを有しているので、
当該液体に微細な粒子が含まれている場合でも、当該粒
子は前記フィルタ1aによって捕捉されることにより、
ノズル部の噴出孔10の目詰まりを防止することができ
る。
【0027】請求項2の発明に係るスプレーノズルによ
れば、フィルタ1aは噴出孔10における孔径以下の孔
径の多数の小孔1bによって構成されているので、液剤
に含まれている粒子は前記小孔1bによって捕捉され
る。また、一部の小孔1bが粒子の捕捉によって目詰ま
りしても、液剤は他の小孔1bを経て噴出されるので、
噴出不能や噴出不良を生ずるのを防止することができ
る。
【0028】請求項3の発明に係るスプレーノズルによ
れば、フィルタ1aを構成する多数の小孔1bは、プラ
グ21の外周面とノズル本体1の内周面のいずれか一方
又は双方の面に形成された多数の溝11によって構成し
たので、前記フィルタ1aを非常に容易に形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスプレーノズルの実施形態を適
用したスプレーを示す部分破断側面図である。
【図2】図1のスプレーノズルを示した部分拡大断面図
である。
【図3】図2のノズル本体を示した拡大断面図である。
【図4】図3のノズル本体を矢印aの方向から見た図で
ある。
【図5】図2のスプレーノズルを矢印A−Aに沿って切
断した部分拡大断面図である。
【図6】この発明に係るスプレーノズルのその他の実施
形態を示す部分拡大断面図である。
【図7】図6のスプレーノズルを矢印B−Bに沿って切
断した部分拡大断面図である。
【図8】この発明による実施形態のスプレーノズルが採
用されるスプレーの基本構成を示す図である。
【図9】この発明による実施形態のスプレーノズルが採
用されるスプレーの基本構成を示す図である。
【図10】この発明による実施形態のスプレーノズルが
採用されるスプレーの基本構成を示す図である。
【図11】図8〜図10のスプレーに採用されている従
来のスプレーノズルを示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1,40 ノズル本体 1a, フィルタ 1b,48a 小孔 10,41 噴出孔 10a 案内部 10b 案内壁 11,43b 溝 12,43e,45a フランジ 21,42d プラグ 22,22a 流通間隙 22b 流路 30 液剤 42 頭部部材 42a プラグ状部 42b,47b,48b 円筒部 42c 挿入溝 42e 保持部 43 シリンダ 43a ボール弁 43c 上部小孔 43d 下部小孔 44 内側プランジャ 44a 弁部 45 外側プランジャ 46 パッキン 47 キャップ 47a 内側フランジ 48 頭部シリンダ 49 充填棒 50 スプリング 51 ボール 52 吸い上げパイプ 60 スプレー容器 a,b,c 矢印
フロントページの続き (72)発明者 岡本 昭彦 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 角田 義幸 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内 (72)発明者 末松 久幸 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル部の噴出孔10よりも内側に、噴
    出する液体が通過する状態にフィルタ1aを有すること
    を特徴とするスプレーノズル。
  2. 【請求項2】 前記ノズル部は、スプレー容器60の頭
    部部材42に設けられたプラグ21と、先端部に噴出孔
    10を有し前記プラグ21に被せられた逆カップ状のノ
    ズル本体1とから構成され、 前記フィルタ1aは、前記プラグ21の外周面と前記ノ
    ズル本体1の内周面との接触部において、前記プラグ2
    1の基端部側に形成された前記スプレー容器60内へ通
    ずる流通間隙22から先端方向に沿って形成され、か
    つ、前記噴出孔10の孔径以下の孔径の多数の小孔1b
    によって構成されていることを特徴とする、請求項1に
    記載のスプレーノズル。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ1aを構成する多数の小孔
    1bは、前記プラグ21の外周面と前記ノズル本体1の
    内周面の、いずれか一方又は双方の面に形成された多数
    の溝11によって構成されていることを特徴とする、請
    求項2に記載のスプレーノズル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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