JPH10263444A - 液体噴射用のポンプ機構 - Google Patents
液体噴射用のポンプ機構Info
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- JPH10263444A JPH10263444A JP9070032A JP7003297A JPH10263444A JP H10263444 A JPH10263444 A JP H10263444A JP 9070032 A JP9070032 A JP 9070032A JP 7003297 A JP7003297 A JP 7003297A JP H10263444 A JPH10263444 A JP H10263444A
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1001—Piston pumps
- B05B11/1016—Piston pumps the outlet valve having a valve seat located downstream a movable valve element controlled by a pressure actuated controlling element
- B05B11/1019—Piston pumps the outlet valve having a valve seat located downstream a movable valve element controlled by a pressure actuated controlling element the inlet valve moving concurrently with the controlling element during whole pressure and aspiration strokes, e.g. a cage for an inlet valve ball being part of the controlling element
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Abstract
らつきを小さくする。 【解決手段】 第1のピストン20のスカート部22の
天面に、軸孔23に向けて傾斜するガイド面22bを形
成する。ガイド面22bは、スカート部22の天面、す
なわち計量室Aの上部にエアが溜まることを防止し、計
量室Aによって計量される操作ごとの液体の量を一定に
することができる。
Description
の液体を正しく一定量ずつ噴射させることができる液体
噴射用のポンプ機構に関する。
容器には、薬液を患部に噴射するために、ポンプ機構が
組み込まれている(図5)。
着する固定シリンダ1と、固定シリンダ1に対して同軸
状に組み合わせる第1、第2のピストン2、3とを備え
ている。第1のピストン2は、下部のスカート部2bを
介して固定シリンダ1の上部の大径部1aに摺動自在に
組み込まれており、第2のピストン3は、上向きのフレ
ア部3bを介して固定シリンダ1の小径部1bに組み込
まれている。なお、第2のピストン3は、先端の傾斜面
3aを介し、第1のピストン2の段付きの軸孔2cを下
方から開閉することができる。また、第2のピストン3
には、ゴムなどの弾性体のチューブからなる逆止弁3d
が装着されており、逆止弁3dは、図示しない吸入口に
連なる軸穴3cを外側から閉じることができる。
ルを介して第1のピストン2を押し下げることにより、
スカート部2bとフレア部3bとの間の計量室Aに充満
している薬液を軸孔2c内に圧送し、第1のピストン2
の先端のノズルチップを介して薬液を噴射させることが
できる(同図の矢印Ka 方向)。第1のピストン2が押
し下げられて計量室Aの内圧が高くなると、第2のピス
トン3は、図示しないばねに抗して下方に押し下げら
れ、軸孔2cを開くことができるからである。ただし、
このとき、計量室Aからの薬液は、スカート部2bの内
部に垂設されているガイド筒2dのスリット2d1 を介
して軸孔2cの下部に流入する。
を除去すると、第1、第2のピストン2、3は、図示し
ないばねにより、一体となって上方に復帰して計量室A
内を負圧にし、軸穴3c、逆止弁3dを介して薬液を計
量室A内に吸引することができる。すなわち、このもの
は、第1のピストン2を繰返し押し操作することによ
り、薬液を間欠的に患部に向けて噴射することができ
る。
ップ4、パッキン1fを介し、図示しない薬液容器の口
部に装着するのが普通である。
ときは、第1のピストン2の押し操作ごとの薬液の噴射
量が一定とならず、噴射量にばらつきを生じることがあ
るという問題があった。第1のピストン2のスカート部
2bの天面2b1 は、軸孔2cに向けて広い水平面に形
成されているため、ここにエアが溜まり易く、溜まった
エアが容易に排出されないので、計量室Aを介して計量
される一回の押し操作ごとの薬液量に変動を生じること
が少なくないからである。
術の問題に鑑み、第1のピストンのスカート部の天面に
傾斜するガイド面を形成することによって、計量室の上
部のエアを軸孔に排出し易くし、押し操作ごとの噴射量
のばらつきを最少に抑えることができる液体噴射用のポ
ンプ機構を提供することにある。
めのこの発明の構成は、上部、下部にそれぞれ大径部、
小径部を形成し、小径部に吸入口を有する固定シリンダ
と、段付きの軸孔を有し、下部のスカート部を介して大
径部に摺動自在に組み込む第1のピストンと、小径部に
摺動自在に組み込む逆止弁付きの第2のピストンとを備
えてなり、第1のピストンは、軸孔に向けて傾斜するガ
イド面をスカート部の天面に形成し、第2のピストン
は、ばねを介して上方に付勢し、第1のピストンの軸方
向に相対移動することにより軸孔を開閉することをその
要旨とする。
側に複数のガイド片を円形に垂設することができる。
してもよく、逆止弁に対するストッパ片を兼ねてもよ
い。
ンは、軸孔に向けて傾斜するガイド面がスカート部の天
面に形成されているから、スカート部の天面、すなわち
計量室の上部にエアが溜まるおそれがない。計量室の上
部のエアは、ガイド面に沿って、速やかに軸孔に排出す
ることができるからである。すなわち、第1のピストン
の押し操作ごとにスカート部の下部の計量室によって計
量される液体は、正しく一定に計量され、押し操作ごと
の噴射量のばらつきを最少に抑えることができる。な
お、ガイド面は、軸孔に向けて直線状に傾斜させてもよ
く、滑らかな曲線状に傾斜させてもよい。
に垂設すれば、第1のピストンは、組立時において、ガ
イド片を介し、軸孔に挿入する第2のピストンを容易に
位置決めすることができる。ただし、第2のピストン
は、倒立させて支持する第1のピストンの軸孔に対し、
上方から挿入するようにして組み立てるものとする。
は、膨出部は、ガイド片の間に形成されるスリットを介
して計量室から第1のピストンの軸孔に流入する液体の
流れを一層円滑にすることができ、押し操作の途中にお
いて液体の噴射圧力が変動することを防止し、均一な噴
射圧力を実現することができる。
逆止弁の位置ずれを防止し、逆止弁の抜止めとして作用
することができる。
形態を説明する。
10と、固定シリンダ10に組み込む第1のピストン2
0、第2のピストン30とを主要部材としてなる(図
1、図2)。ただし、固定シリンダ10は、キャップ4
0を介して容器50の口部51に組み付けられており、
第1のピストン20の上端部には、操作ノズル60が取
り付けられている。
形成されている。なお、容器50は、全体として、手で
握り易い大きさ、形状に形成されている。
されており、透孔41の周囲には、第1のピストン20
が上下に貫通する下向きの筒部42が形成されている。
キャップ40の下部内面には、容器50の雄ねじ51a
に適合する雌ねじ43が形成されており、上部には、大
径の凹部44が形成されている。
61、61が突設されており、内部には、軸孔62が形
成されている。操作ノズル60の下部には、第1のピス
トン20の上端部に適合するソケット63が形成されて
おり、ソケット63の内面には、抜止め用のリブ63
a、63aが形成されている。軸孔62は、中間の段部
62aを介して上部が小径に絞り込まれており、操作ノ
ズル60の先端のノズルチップ64に連通している。
第2のピストン30は、同軸状に組み立てられている。
れ大径部11、小径部12が形成されている。大径部1
1の上半部は、さらに僅かに大径となっており、側面に
通気孔11bが形成されている。また、大径部11の上
端には、外フランジ11aが形成されている。小径部1
2の下面には、吸引チューブ13を挿着するソケット1
2aが形成されており、ソケット12aは、吸入口12
bを介して小径部12に連通している。なお、吸引チュ
ーブ13は、容器50の底部にまで到達しているものと
する。
下部にスカート部22を形成して構成されている。軸部
21には、中間に円錐形の段23aを有する軸孔23が
形成されており、軸孔23の上部は、軸部21の上端に
開口して操作ノズル60の軸孔62に連通している。ス
カート部22は、固定シリンダ10の大径部11に適合
しており、スカート部22の下端には、大径部11の内
面に摺接するシール部22aが形成されている。そこ
で、第1のピストン20は、スカート部22を介し、大
径部11に摺動自在に組み付けられている。
て傾斜するガイド面22bに形成されている(図2、図
3)。なお、ガイド面22bの下端は、スカート部22
の内面に連続しており、上端は、微小な段部22b1 を
介して軸孔23に連続している。また、スカート部22
の内側には、スリット24c、24c…を介し、複数の
ガイド片24、24…が等間隔に円形に垂設されてい
る。各ガイド片24は、外面に膨出部24aが形成され
ており、内面には、中間部から上部にかけて平面部24
bが形成されている。なお、各ガイド片24は、両側の
スリット24c、24cに向けて両側端面が外側から内
側に滑らかに湾曲する断面形状に形成されており(図
3、図4)、膨出部24aは、ガイド片24の下向きの
先端から上方の基部に向けて、その幅、高さの双方が滑
らかに増加する形状に形成されている。
れぞれ軸部31、上向きのフレア部32が形成されてい
る(図1、図2)。フレア部32は、固定シリンダ10
の小径部12に適合しており、上端には、小径部12の
内面に摺接するシール部32aが形成されている。第2
のピストン30は、長い軸部31を第1のピストン20
の軸孔23の下部に挿入するとともに、フレア部32を
介し、小径部12に摺動自在に組み込まれている。
が下向きに形成されており、軸穴33の上部は、連通孔
33a、33aを介し、フレア部32の上方において固
定シリンダ10内に連通している。ただし、連通孔33
a、33aは、ゴムなどの弾性体のチューブからなる逆
止弁34を介して外側から塞がれている。また、軸部3
1の上端部には、円錐形の傾斜面31aが形成されてお
り、傾斜面31aの上部には、短い小径の突部31a1
が形成されている。なお、第1のピストン20のガイド
片24、24…は、第2のピストン30の逆止弁34に
対応しており、逆止弁34に対する抜止め用のストッパ
片となっている。
し、容器50の口部51に装着されている。ただし、外
フランジ11aの下面と、口部51の上端面との間に
は、パッキン15が介装されており、外フランジ11a
の上面とキャップ40の天面との間には、軟質のパッキ
ン16が介装されている。パッキン16は、キャップ4
0の筒部42の外周に沿って下方に延長され、その下端
は内側に絞られ、筒部42を貫通する第1のピストン2
0の軸部21の外周に摺接している。また、固定シリン
ダ10の小径部12には、第2のピストン30を上向き
に付勢するばね17が収納されている。そこで、第2の
ピストン30は、軸孔23の段23aに対して傾斜面3
1aを下から係合させることにより、軸孔23を閉鎖す
ることができ、ばね17に抗し、第1のピストン20に
対して下方に相対移動することにより、軸孔23を開放
することができる。
次のとおりである。
2のピストン30は、ばね17を介し、全体として上方
に突き上げられて待機している(図1)。このとき、第
1のピストン20は、パッキン16の下端部を介してス
カート部22の上面がキャップ40の筒部42の下端に
当接し、キャップ40の透孔41を閉鎖するとともに、
上昇限に位置決めされている。
ズル60を下方に押し操作すると(図1の矢印K1 、K
1 方向)、第1、第2のピストン20、30は、ばね1
7に抗し、一体となって下方に移動することができる
(図2)。このとき、第2のピストン30は、傾斜面3
1aを介して第1のピストン20の軸孔23を閉鎖して
おり、逆止弁34は、連通孔33a、33aを閉鎖して
いる。したがって、第1のピストン20のスカート部2
2から第2のピストン30のフレア部32に至る固定シ
リンダ10の大径部11、小径部12内の空間を計量室
Aとすれば、計量室A内のエアは、第1のピストン20
によって圧縮されて高圧となり、第1のピストン20に
対して第2のピストン30を下方に相対移動させること
ができる(図2の矢印K2 方向)。そこで、第2のピス
トン30は、軸孔23を開放し、軸孔23、62、ノズ
ルチップ64を介し、計量室A内のエアを操作ノズル6
0の先端から外部に放出させることができる。
を除去すると、ばね17により、第2のピストン30、
第1のピストン20、操作ノズル60は、一体となって
上方に移動し、元の待機状態に復帰する(図1)。この
とき、計量室A内が負圧となることにより、吸引チュー
ブ13、固定シリンダ10の吸入口12b、小径部1
2、軸穴33、逆止弁34を介し、容器50内の液体を
計量室A内に吸引することができる。なお、第1のピス
トン20が待機状態に復帰する途中において、スカート
部22の上面がパッキン16の下端に到達しない間は、
キャップ40の透孔41のシールが不完全である。そこ
で、この間において、透孔41、通気孔11bを介し、
容器50内に外気を導入することができる。
作すると、計量室A内の液体の圧力が上昇し、第2のピ
ストン30が下方に相対移動して軸孔23を開放する。
そこで、第1のピストン20は、下方に移動しながら、
軸孔23を介して計量室A内の液体を操作ノズル60に
圧送し、ノズルチップ64を介して外部に噴射させるこ
とができる。
噴射されると、計量室A内の圧力が低下し、第2のピス
トン30が上方に復帰して軸孔23を閉じる。そこで、
以後、操作ノズル60に加える押圧力を除去して第1、
第2のピストン20、30を上方に復帰させることによ
り、容器50内の液体を計量室A内に吸引させ、さら
に、同様の押し操作を繰り返すことにより、液体を外部
に間欠的に噴射させることができる。
るとき、計量室A内に吸引される液体は、計量室Aの全
体に容易に充満する。計量室Aの天面は、スカート部2
2のガイド面22bを介し、軸孔23に向けて傾斜して
形成されているから、ここにエアが溜まったり、溜まっ
たエアが軸孔23に排出されることなく計量室Aの上部
に停滞したりするおそれが全くないからである。また、
操作ノズル60を介して第1のピストン20を押し下げ
るとき、計量室A内の液体は、ガイド片24、24…の
間のスリット24c、24c…を介し、各ガイド片24
の外面の膨出部24a、24a…に沿って軸孔23に円
滑に流入することができる。そこで、1回の押し操作ご
との液体の噴射量は、計量室Aによって計量される一定
量となり、噴射中の液体の噴射圧力も、ほぼ一定に保つ
ことができる。
ノズルチップ64を介し、噴射中の液体に対して適当な
旋回方向の流れを作り、液体を霧状に噴射するようにし
てもよい。また、ガイド片24、24…は、第2のピス
トン30を第1のピストン20に組み付ける際のガイド
部材として使用し、逆止弁34の抜止めを兼ねるもので
あるから、これらの機能を必要としないときは、その全
部を削除してもよい。ただし、このときの第2のピスト
ン30は、たとえば連通孔33a、33aとフレア部3
2との間において、環状の係合凹部からなる逆止弁34
の抜止めを外周に形成することができる。
液の他、液状の化粧品や洗浄剤、油剤等の任意の液体を
棒状または霧状に噴射させる用途に対し、好適に適用す
ることができる。
ば、軸孔に向けて傾斜するガイド面を第1のピストンの
スカート部の天面に形成することによって、ガイド面
は、スカート部の天面、すなわち計量室の上部にエアが
溜まることを有効に防止し、計量室の上部のエアを容易
に軸孔に排出することができるから、押し操作ごとに計
量室によって計量する液体の量を一定にし、押し操作ご
との液体の噴射量のばらつきを最少に抑えることができ
るという優れた効果がある。
Claims (4)
- 【請求項1】 上部、下部にそれぞれ大径部、小径部を
形成し、該小径部に吸入口を有する固定シリンダと、段
付きの軸孔を有し、下部のスカート部を介して前記大径
部に摺動自在に組み込む第1のピストンと、前記小径部
に摺動自在に組み込む逆止弁付きの第2のピストンとを
備えてなり、前記第1のピストンは、前記軸孔に向けて
傾斜するガイド面を前記スカート部の天面に形成し、前
記第2のピストンは、ばねを介して上方に付勢し、前記
第1のピストンの軸方向に相対移動することにより前記
軸孔を開閉することを特徴とする液体噴射用のポンプ機
構。 - 【請求項2】 前記第1のピストンは、前記スカート部
の内側に複数のガイド片を円形に垂設することを特徴と
する請求項1記載の液体噴射用のポンプ機構。 - 【請求項3】 前記各ガイド片は、外面に膨出部を形成
することを特徴とする請求項2記載の液体噴射用のポン
プ機構。 - 【請求項4】 前記ガイド片は、前記逆止弁に対するス
トッパ片を兼ねることを特徴とする請求項2または請求
項3記載の液体噴射用のポンプ機構。
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