JPH10263444A - 液体噴射用のポンプ機構 - Google Patents

液体噴射用のポンプ機構

Info

Publication number
JPH10263444A
JPH10263444A JP9070032A JP7003297A JPH10263444A JP H10263444 A JPH10263444 A JP H10263444A JP 9070032 A JP9070032 A JP 9070032A JP 7003297 A JP7003297 A JP 7003297A JP H10263444 A JPH10263444 A JP H10263444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
shaft hole
skirt
pump mechanism
diameter portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9070032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3731192B2 (ja
Inventor
Koji Hirota
剛治 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Kagaku KK
Original Assignee
Shinko Kagaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Kagaku KK filed Critical Shinko Kagaku KK
Priority to JP07003297A priority Critical patent/JP3731192B2/ja
Priority to US08/969,023 priority patent/US5894963A/en
Priority to EP97120467A priority patent/EP0867228B1/en
Priority to DE69720954T priority patent/DE69720954T2/de
Publication of JPH10263444A publication Critical patent/JPH10263444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3731192B2 publication Critical patent/JP3731192B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1016Piston pumps the outlet valve having a valve seat located downstream a movable valve element controlled by a pressure actuated controlling element
    • B05B11/1019Piston pumps the outlet valve having a valve seat located downstream a movable valve element controlled by a pressure actuated controlling element the inlet valve moving concurrently with the controlling element during whole pressure and aspiration strokes, e.g. a cage for an inlet valve ball being part of the controlling element

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し操作ごとに噴射される液体の噴射量のば
らつきを小さくする。 【解決手段】 第1のピストン20のスカート部22の
天面に、軸孔23に向けて傾斜するガイド面22bを形
成する。ガイド面22bは、スカート部22の天面、す
なわち計量室Aの上部にエアが溜まることを防止し、計
量室Aによって計量される操作ごとの液体の量を一定に
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薬液を含む任意
の液体を正しく一定量ずつ噴射させることができる液体
噴射用のポンプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】点鼻薬や咽喉薬等の薬液を収納する薬液
容器には、薬液を患部に噴射するために、ポンプ機構が
組み込まれている(図5)。
【0003】従来のポンプ機構は、薬液容器の口部に装
着する固定シリンダ1と、固定シリンダ1に対して同軸
状に組み合わせる第1、第2のピストン2、3とを備え
ている。第1のピストン2は、下部のスカート部2bを
介して固定シリンダ1の上部の大径部1aに摺動自在に
組み込まれており、第2のピストン3は、上向きのフレ
ア部3bを介して固定シリンダ1の小径部1bに組み込
まれている。なお、第2のピストン3は、先端の傾斜面
3aを介し、第1のピストン2の段付きの軸孔2cを下
方から開閉することができる。また、第2のピストン3
には、ゴムなどの弾性体のチューブからなる逆止弁3d
が装着されており、逆止弁3dは、図示しない吸入口に
連なる軸穴3cを外側から閉じることができる。
【0004】そこで、このものは、図示しない操作ノズ
ルを介して第1のピストン2を押し下げることにより、
スカート部2bとフレア部3bとの間の計量室Aに充満
している薬液を軸孔2c内に圧送し、第1のピストン2
の先端のノズルチップを介して薬液を噴射させることが
できる(同図の矢印Ka 方向)。第1のピストン2が押
し下げられて計量室Aの内圧が高くなると、第2のピス
トン3は、図示しないばねに抗して下方に押し下げら
れ、軸孔2cを開くことができるからである。ただし、
このとき、計量室Aからの薬液は、スカート部2bの内
部に垂設されているガイド筒2dのスリット2d1 を介
して軸孔2cの下部に流入する。
【0005】その後、第1のピストン1に加える押圧力
を除去すると、第1、第2のピストン2、3は、図示し
ないばねにより、一体となって上方に復帰して計量室A
内を負圧にし、軸穴3c、逆止弁3dを介して薬液を計
量室A内に吸引することができる。すなわち、このもの
は、第1のピストン2を繰返し押し操作することによ
り、薬液を間欠的に患部に向けて噴射することができ
る。
【0006】なお、かかるポンプ機構は、ねじ式のキャ
ップ4、パッキン1fを介し、図示しない薬液容器の口
部に装着するのが普通である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、第1のピストン2の押し操作ごとの薬液の噴射
量が一定とならず、噴射量にばらつきを生じることがあ
るという問題があった。第1のピストン2のスカート部
2bの天面2b1 は、軸孔2cに向けて広い水平面に形
成されているため、ここにエアが溜まり易く、溜まった
エアが容易に排出されないので、計量室Aを介して計量
される一回の押し操作ごとの薬液量に変動を生じること
が少なくないからである。
【0008】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、第1のピストンのスカート部の天面に
傾斜するガイド面を形成することによって、計量室の上
部のエアを軸孔に排出し易くし、押し操作ごとの噴射量
のばらつきを最少に抑えることができる液体噴射用のポ
ンプ機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、上部、下部にそれぞれ大径部、
小径部を形成し、小径部に吸入口を有する固定シリンダ
と、段付きの軸孔を有し、下部のスカート部を介して大
径部に摺動自在に組み込む第1のピストンと、小径部に
摺動自在に組み込む逆止弁付きの第2のピストンとを備
えてなり、第1のピストンは、軸孔に向けて傾斜するガ
イド面をスカート部の天面に形成し、第2のピストン
は、ばねを介して上方に付勢し、第1のピストンの軸方
向に相対移動することにより軸孔を開閉することをその
要旨とする。
【0010】なお、第1のピストンは、スカート部の内
側に複数のガイド片を円形に垂設することができる。
【0011】また、各ガイド片は、外面に膨出部を形成
してもよく、逆止弁に対するストッパ片を兼ねてもよ
い。
【0012】
【作用】かかる発明の構成によるときは、第1のピスト
ンは、軸孔に向けて傾斜するガイド面がスカート部の天
面に形成されているから、スカート部の天面、すなわち
計量室の上部にエアが溜まるおそれがない。計量室の上
部のエアは、ガイド面に沿って、速やかに軸孔に排出す
ることができるからである。すなわち、第1のピストン
の押し操作ごとにスカート部の下部の計量室によって計
量される液体は、正しく一定に計量され、押し操作ごと
の噴射量のばらつきを最少に抑えることができる。な
お、ガイド面は、軸孔に向けて直線状に傾斜させてもよ
く、滑らかな曲線状に傾斜させてもよい。
【0013】スカート部の内側に複数のガイド片を円形
に垂設すれば、第1のピストンは、組立時において、ガ
イド片を介し、軸孔に挿入する第2のピストンを容易に
位置決めすることができる。ただし、第2のピストン
は、倒立させて支持する第1のピストンの軸孔に対し、
上方から挿入するようにして組み立てるものとする。
【0014】各ガイド片の外面に膨出部を形成するとき
は、膨出部は、ガイド片の間に形成されるスリットを介
して計量室から第1のピストンの軸孔に流入する液体の
流れを一層円滑にすることができ、押し操作の途中にお
いて液体の噴射圧力が変動することを防止し、均一な噴
射圧力を実現することができる。
【0015】逆止弁のストッパ片を兼ねるガイド片は、
逆止弁の位置ずれを防止し、逆止弁の抜止めとして作用
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0017】液体噴射用のポンプ機構は、固定シリンダ
10と、固定シリンダ10に組み込む第1のピストン2
0、第2のピストン30とを主要部材としてなる(図
1、図2)。ただし、固定シリンダ10は、キャップ4
0を介して容器50の口部51に組み付けられており、
第1のピストン20の上端部には、操作ノズル60が取
り付けられている。
【0018】容器50の口部51には、雄ねじ51aが
形成されている。なお、容器50は、全体として、手で
握り易い大きさ、形状に形成されている。
【0019】キャップ40は、中央部に透孔41が形成
されており、透孔41の周囲には、第1のピストン20
が上下に貫通する下向きの筒部42が形成されている。
キャップ40の下部内面には、容器50の雄ねじ51a
に適合する雌ねじ43が形成されており、上部には、大
径の凹部44が形成されている。
【0020】操作ノズル60は、中間部に左右の操作片
61、61が突設されており、内部には、軸孔62が形
成されている。操作ノズル60の下部には、第1のピス
トン20の上端部に適合するソケット63が形成されて
おり、ソケット63の内面には、抜止め用のリブ63
a、63aが形成されている。軸孔62は、中間の段部
62aを介して上部が小径に絞り込まれており、操作ノ
ズル60の先端のノズルチップ64に連通している。
【0021】固定シリンダ10、第1のピストン20、
第2のピストン30は、同軸状に組み立てられている。
【0022】固定シリンダ10は、上部、下部にそれぞ
れ大径部11、小径部12が形成されている。大径部1
1の上半部は、さらに僅かに大径となっており、側面に
通気孔11bが形成されている。また、大径部11の上
端には、外フランジ11aが形成されている。小径部1
2の下面には、吸引チューブ13を挿着するソケット1
2aが形成されており、ソケット12aは、吸入口12
bを介して小径部12に連通している。なお、吸引チュ
ーブ13は、容器50の底部にまで到達しているものと
する。
【0023】第1のピストン20は、上部に軸部21、
下部にスカート部22を形成して構成されている。軸部
21には、中間に円錐形の段23aを有する軸孔23が
形成されており、軸孔23の上部は、軸部21の上端に
開口して操作ノズル60の軸孔62に連通している。ス
カート部22は、固定シリンダ10の大径部11に適合
しており、スカート部22の下端には、大径部11の内
面に摺接するシール部22aが形成されている。そこ
で、第1のピストン20は、スカート部22を介し、大
径部11に摺動自在に組み付けられている。
【0024】スカート部22の天面は、軸孔23に向け
て傾斜するガイド面22bに形成されている(図2、図
3)。なお、ガイド面22bの下端は、スカート部22
の内面に連続しており、上端は、微小な段部22b1 を
介して軸孔23に連続している。また、スカート部22
の内側には、スリット24c、24c…を介し、複数の
ガイド片24、24…が等間隔に円形に垂設されてい
る。各ガイド片24は、外面に膨出部24aが形成され
ており、内面には、中間部から上部にかけて平面部24
bが形成されている。なお、各ガイド片24は、両側の
スリット24c、24cに向けて両側端面が外側から内
側に滑らかに湾曲する断面形状に形成されており(図
3、図4)、膨出部24aは、ガイド片24の下向きの
先端から上方の基部に向けて、その幅、高さの双方が滑
らかに増加する形状に形成されている。
【0025】第2のピストン30は、上部、中間部にそ
れぞれ軸部31、上向きのフレア部32が形成されてい
る(図1、図2)。フレア部32は、固定シリンダ10
の小径部12に適合しており、上端には、小径部12の
内面に摺接するシール部32aが形成されている。第2
のピストン30は、長い軸部31を第1のピストン20
の軸孔23の下部に挿入するとともに、フレア部32を
介し、小径部12に摺動自在に組み込まれている。
【0026】第2のピストン30の下部には、軸穴33
が下向きに形成されており、軸穴33の上部は、連通孔
33a、33aを介し、フレア部32の上方において固
定シリンダ10内に連通している。ただし、連通孔33
a、33aは、ゴムなどの弾性体のチューブからなる逆
止弁34を介して外側から塞がれている。また、軸部3
1の上端部には、円錐形の傾斜面31aが形成されてお
り、傾斜面31aの上部には、短い小径の突部31a1
が形成されている。なお、第1のピストン20のガイド
片24、24…は、第2のピストン30の逆止弁34に
対応しており、逆止弁34に対する抜止め用のストッパ
片となっている。
【0027】固定シリンダ10は、キャップ40を介
し、容器50の口部51に装着されている。ただし、外
フランジ11aの下面と、口部51の上端面との間に
は、パッキン15が介装されており、外フランジ11a
の上面とキャップ40の天面との間には、軟質のパッキ
ン16が介装されている。パッキン16は、キャップ4
0の筒部42の外周に沿って下方に延長され、その下端
は内側に絞られ、筒部42を貫通する第1のピストン2
0の軸部21の外周に摺接している。また、固定シリン
ダ10の小径部12には、第2のピストン30を上向き
に付勢するばね17が収納されている。そこで、第2の
ピストン30は、軸孔23の段23aに対して傾斜面3
1aを下から係合させることにより、軸孔23を閉鎖す
ることができ、ばね17に抗し、第1のピストン20に
対して下方に相対移動することにより、軸孔23を開放
することができる。
【0028】かかる液体噴射用のポンプ機構の作動は、
次のとおりである。
【0029】操作ノズル60、第1のピストン20、第
2のピストン30は、ばね17を介し、全体として上方
に突き上げられて待機している(図1)。このとき、第
1のピストン20は、パッキン16の下端部を介してス
カート部22の上面がキャップ40の筒部42の下端に
当接し、キャップ40の透孔41を閉鎖するとともに、
上昇限に位置決めされている。
【0030】そこで、操作片61、61を介して操作ノ
ズル60を下方に押し操作すると(図1の矢印K1 、K
1 方向)、第1、第2のピストン20、30は、ばね1
7に抗し、一体となって下方に移動することができる
(図2)。このとき、第2のピストン30は、傾斜面3
1aを介して第1のピストン20の軸孔23を閉鎖して
おり、逆止弁34は、連通孔33a、33aを閉鎖して
いる。したがって、第1のピストン20のスカート部2
2から第2のピストン30のフレア部32に至る固定シ
リンダ10の大径部11、小径部12内の空間を計量室
Aとすれば、計量室A内のエアは、第1のピストン20
によって圧縮されて高圧となり、第1のピストン20に
対して第2のピストン30を下方に相対移動させること
ができる(図2の矢印K2 方向)。そこで、第2のピス
トン30は、軸孔23を開放し、軸孔23、62、ノズ
ルチップ64を介し、計量室A内のエアを操作ノズル6
0の先端から外部に放出させることができる。
【0031】つづいて、操作ノズル60に加える押圧力
を除去すると、ばね17により、第2のピストン30、
第1のピストン20、操作ノズル60は、一体となって
上方に移動し、元の待機状態に復帰する(図1)。この
とき、計量室A内が負圧となることにより、吸引チュー
ブ13、固定シリンダ10の吸入口12b、小径部1
2、軸穴33、逆止弁34を介し、容器50内の液体を
計量室A内に吸引することができる。なお、第1のピス
トン20が待機状態に復帰する途中において、スカート
部22の上面がパッキン16の下端に到達しない間は、
キャップ40の透孔41のシールが不完全である。そこ
で、この間において、透孔41、通気孔11bを介し、
容器50内に外気を導入することができる。
【0032】つづいて、操作ノズル60をさらに押し操
作すると、計量室A内の液体の圧力が上昇し、第2のピ
ストン30が下方に相対移動して軸孔23を開放する。
そこで、第1のピストン20は、下方に移動しながら、
軸孔23を介して計量室A内の液体を操作ノズル60に
圧送し、ノズルチップ64を介して外部に噴射させるこ
とができる。
【0033】また、このようにして計量室A内の液体が
噴射されると、計量室A内の圧力が低下し、第2のピス
トン30が上方に復帰して軸孔23を閉じる。そこで、
以後、操作ノズル60に加える押圧力を除去して第1、
第2のピストン20、30を上方に復帰させることによ
り、容器50内の液体を計量室A内に吸引させ、さら
に、同様の押し操作を繰り返すことにより、液体を外部
に間欠的に噴射させることができる。
【0034】なお、第1のピストン20が上方に復帰す
るとき、計量室A内に吸引される液体は、計量室Aの全
体に容易に充満する。計量室Aの天面は、スカート部2
2のガイド面22bを介し、軸孔23に向けて傾斜して
形成されているから、ここにエアが溜まったり、溜まっ
たエアが軸孔23に排出されることなく計量室Aの上部
に停滞したりするおそれが全くないからである。また、
操作ノズル60を介して第1のピストン20を押し下げ
るとき、計量室A内の液体は、ガイド片24、24…の
間のスリット24c、24c…を介し、各ガイド片24
の外面の膨出部24a、24a…に沿って軸孔23に円
滑に流入することができる。そこで、1回の押し操作ご
との液体の噴射量は、計量室Aによって計量される一定
量となり、噴射中の液体の噴射圧力も、ほぼ一定に保つ
ことができる。
【0035】以上の説明において、操作ノズル60は、
ノズルチップ64を介し、噴射中の液体に対して適当な
旋回方向の流れを作り、液体を霧状に噴射するようにし
てもよい。また、ガイド片24、24…は、第2のピス
トン30を第1のピストン20に組み付ける際のガイド
部材として使用し、逆止弁34の抜止めを兼ねるもので
あるから、これらの機能を必要としないときは、その全
部を削除してもよい。ただし、このときの第2のピスト
ン30は、たとえば連通孔33a、33aとフレア部3
2との間において、環状の係合凹部からなる逆止弁34
の抜止めを外周に形成することができる。
【0036】なお、この発明は、点鼻薬や咽喉薬等の薬
液の他、液状の化粧品や洗浄剤、油剤等の任意の液体を
棒状または霧状に噴射させる用途に対し、好適に適用す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、軸孔に向けて傾斜するガイド面を第1のピストンの
スカート部の天面に形成することによって、ガイド面
は、スカート部の天面、すなわち計量室の上部にエアが
溜まることを有効に防止し、計量室の上部のエアを容易
に軸孔に排出することができるから、押し操作ごとに計
量室によって計量する液体の量を一定にし、押し操作ご
との液体の噴射量のばらつきを最少に抑えることができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成断面図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 図2の要部拡大斜視説明図
【図4】 図2のX−X線矢視拡大断面図
【図5】 従来技術を示す図2相当図
【符号の説明】
10…固定シリンダ 11…大径部 12…小径部 12b…吸入口 17…ばね 20…第1のピストン 22…スカート部 22b…ガイド面 23…軸孔 23a…段 24…ガイド片 24a…膨出部 30…第2のピストン 34…逆止弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部、下部にそれぞれ大径部、小径部を
    形成し、該小径部に吸入口を有する固定シリンダと、段
    付きの軸孔を有し、下部のスカート部を介して前記大径
    部に摺動自在に組み込む第1のピストンと、前記小径部
    に摺動自在に組み込む逆止弁付きの第2のピストンとを
    備えてなり、前記第1のピストンは、前記軸孔に向けて
    傾斜するガイド面を前記スカート部の天面に形成し、前
    記第2のピストンは、ばねを介して上方に付勢し、前記
    第1のピストンの軸方向に相対移動することにより前記
    軸孔を開閉することを特徴とする液体噴射用のポンプ機
    構。
  2. 【請求項2】 前記第1のピストンは、前記スカート部
    の内側に複数のガイド片を円形に垂設することを特徴と
    する請求項1記載の液体噴射用のポンプ機構。
  3. 【請求項3】 前記各ガイド片は、外面に膨出部を形成
    することを特徴とする請求項2記載の液体噴射用のポン
    プ機構。
  4. 【請求項4】 前記ガイド片は、前記逆止弁に対するス
    トッパ片を兼ねることを特徴とする請求項2または請求
    項3記載の液体噴射用のポンプ機構。
JP07003297A 1997-03-24 1997-03-24 液体噴射用のポンプ機構 Expired - Lifetime JP3731192B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07003297A JP3731192B2 (ja) 1997-03-24 1997-03-24 液体噴射用のポンプ機構
US08/969,023 US5894963A (en) 1997-03-24 1997-11-12 Pump mechanism for ejecting liquid
EP97120467A EP0867228B1 (en) 1997-03-24 1997-11-21 A pump mechanism for ejecting liquid
DE69720954T DE69720954T2 (de) 1997-03-24 1997-11-21 Pumpenmechanismus zum Spritzen von Flüssigkeiten

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07003297A JP3731192B2 (ja) 1997-03-24 1997-03-24 液体噴射用のポンプ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10263444A true JPH10263444A (ja) 1998-10-06
JP3731192B2 JP3731192B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=13419860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07003297A Expired - Lifetime JP3731192B2 (ja) 1997-03-24 1997-03-24 液体噴射用のポンプ機構

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5894963A (ja)
EP (1) EP0867228B1 (ja)
JP (1) JP3731192B2 (ja)
DE (1) DE69720954T2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006124007A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 粘稠性物質の注出容器
JP2007167832A (ja) * 2005-11-24 2007-07-05 Yoshino Kogyosho Co Ltd ディスペンサー
JP2008540010A (ja) * 2005-05-20 2008-11-20 レクサム ディスペンシング システムズ 液体製品の投与収容デバイス
JP2009262946A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Kitano Seisaku Kk 定量注出容器
JP2010527859A (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 グラクソ グループ リミテッド 流体ディスペンサ

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6276568B1 (en) * 1998-08-21 2001-08-21 Pharmacia & Upjohn Company Spray bottle grip
US6340102B1 (en) * 1999-02-19 2002-01-22 Cheng-Yuan Su Sealing valve structure for liquid sprayers
US6186368B1 (en) * 1999-05-26 2001-02-13 Michael Gene Knickerbocker Manually actuated pump assembly
US6142342A (en) * 1999-05-28 2000-11-07 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Counter-mounted viscous liquid dispenser having improved reservoir assembly
FR2794727B1 (fr) * 1999-06-10 2001-08-24 Valois Sa Dispositif de distribution de produit fluide ameliore
US6173868B1 (en) * 2000-03-08 2001-01-16 Calmar Inc. Nasal sprayer with folding actuator
US6921004B1 (en) 2000-05-26 2005-07-26 Michael G. Knickerbocker Manually actuated pump assembly
FR2814158B1 (fr) * 2000-09-21 2003-03-28 Rexam Sofab Dispositif de prehension pour distributeur a poche souple
US6592009B2 (en) * 2001-03-23 2003-07-15 Cheng-Yuan Su Switch valve structure for liquid sprayer
FR2832079B1 (fr) 2001-11-14 2004-07-30 Valois Sa Tete de distribution et distributeur de produit fluide comportant une telle tete de distribution
FR2834885B1 (fr) * 2002-01-21 2005-06-03 Medicamat Sa Procede de traitement notamment cosmetique d'une zone de la peau d'un sujet humain par voie tran-epidermique, par projection d'un liquide sous pression
FR2854822B1 (fr) * 2003-05-16 2005-06-24 Rexam Dispensing Sys Distributeur de produit liquide ou en gel
US20090057345A1 (en) * 2007-08-31 2009-03-05 Dukes Stephen A Fluid dispenser
US10391269B2 (en) * 2017-11-29 2019-08-27 Meshil A. M. O. H. Al-Jarba Nasal sprayer with multiple applicators

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138439A (ja) * 1974-09-26 1976-03-31 Ansonii Uerusufuoodo Piitaa
FR2433982A1 (fr) * 1978-08-23 1980-03-21 Mitani Valve Co Ltd Atomiseur a pompe
DE3514719A1 (de) * 1985-04-24 1986-10-30 Ing. Erich Pfeiffer GmbH & Co KG, 7760 Radolfzell Schubkolbenpumpe zur ausgabe von medien
IT216793Z2 (it) * 1989-07-27 1991-10-03 Coster Tecnologie Speciali Spa Pompetta per l'erogazione nebulizzata di liquidi come profumi medicamenti prodotti di bellezza e simili.
FR2656901B1 (fr) * 1990-01-08 1993-02-19 Step Soc Tech Pulverisation Perfectionnement d'une pompe-doseuse a precompression pour en ameliorer l'amorcage et garantir sa simplicite d'assemblage.
JP3177695B2 (ja) * 1994-03-15 2001-06-18 伸晃化学株式会社 薬液噴射容器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006124007A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 粘稠性物質の注出容器
JP4626959B2 (ja) * 2004-10-29 2011-02-09 株式会社吉野工業所 粘稠性物質の注出容器
JP2008540010A (ja) * 2005-05-20 2008-11-20 レクサム ディスペンシング システムズ 液体製品の投与収容デバイス
JP2007167832A (ja) * 2005-11-24 2007-07-05 Yoshino Kogyosho Co Ltd ディスペンサー
JP2010527859A (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 グラクソ グループ リミテッド 流体ディスペンサ
JP2014050720A (ja) * 2007-05-30 2014-03-20 Glaxo Group Ltd 流体ディスペンサ
JP2009262946A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Kitano Seisaku Kk 定量注出容器

Also Published As

Publication number Publication date
EP0867228A1 (en) 1998-09-30
DE69720954D1 (de) 2003-05-22
US5894963A (en) 1999-04-20
EP0867228B1 (en) 2003-04-16
JP3731192B2 (ja) 2006-01-05
DE69720954T2 (de) 2004-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10263444A (ja) 液体噴射用のポンプ機構
JP4966966B2 (ja) 液体製品の投与収容デバイス
KR101975847B1 (ko) 스프레이 펌프
KR101963619B1 (ko) 스프레이 펌프
KR101951627B1 (ko) 스프레이 펌프
KR100692457B1 (ko) 축압식 액체 분출기
US4842495A (en) Non throttling discharge pump assembly
JP2007015693A (ja) ポンプディスペンサ、並びに、吐出弁機構、吸入弁機構、及びバルブ
KR20180108070A (ko) 이종물질혼합용기
JP4716462B2 (ja) ポンプ式泡出し容器
CN110694152B (zh) 具有防止细菌渗入功能的药剂分配器
JPS63200857A (ja) 粘性製品用ディスペンサ
JP2000054953A (ja) ボ―ルを含む送出し弁を備えたポンプ
JP7289758B2 (ja) ポンプ式吐出装置
KR101663206B1 (ko) 디스펜서
JP2006306432A (ja) 少量吐出容器
US10850293B2 (en) Device for spraying liquid cosmetic mist
JP7308399B2 (ja) エアゾール定量吐出アクチュエーター
JP3177695B2 (ja) 薬液噴射容器
TWI230634B (en) Discharge container
JP2816179B2 (ja) 指作動式ポンプ
KR102573275B1 (ko) 액체 분사를 위한 용기
JP3889853B2 (ja) 噴出器用の往復ポンプ
KR102643135B1 (ko) 액체 분사를 위한 용기
JP7250740B2 (ja) 定量弁、高圧容器及び喘息治療器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term