JP7308399B2 - エアゾール定量吐出アクチュエーター - Google Patents
エアゾール定量吐出アクチュエーター Download PDFInfo
- Publication number
- JP7308399B2 JP7308399B2 JP2019124609A JP2019124609A JP7308399B2 JP 7308399 B2 JP7308399 B2 JP 7308399B2 JP 2019124609 A JP2019124609 A JP 2019124609A JP 2019124609 A JP2019124609 A JP 2019124609A JP 7308399 B2 JP7308399 B2 JP 7308399B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- metering chamber
- operating
- stem connection
- action
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
下記特許文献1に記載の「エアゾール容器の定量噴射ボタン」は、簡易な構成にして確実な定量噴射ボタンを提供し、その定量室の容量も容易に設計変更できることを課題とする。
ステム接続部には導通路が形成され、その導通路の入口がバルブステムと連通し、その出口が作動部の内部空間と連通する。ステム接続部の導通路から作動部の噴射口の間に定量室が形成される。ステム接続部の先端部分を作動部の内側に配置し、ステム接続部の先端側外壁面と作動部の内壁面の接合面に封止手段を設ける。
環状弁が大径部と係合した際に封止が行われ、環状弁が細径部と適合した際にその封止が解除される構成である。
この従来例においては、7つの実施形態を提案しているが、上記の基本構成は略同じである。
本発明においても、上記従来のものと同様の課題を有しており、その課題を解決するために、より簡易な形態及び構造を採用すること、より部品点数の少ないものから形成でき、同様の効果を発揮できるエアゾール定量吐出アクチュエーターを提供することをその課題としている。
また、その定量室をより簡単により大きなものとすることができることもその課題となる。
そこには従来のアクチュエーターに備わるコイルスプリング等の作動部を上方に付勢する付勢手段を設けていない簡易な構成となっている。
本発明では、作動部の上方への付勢はバルブステムの上方への付勢力を利用しているのである。
この一連の動作により、エアゾール容器内の内容物の一定量が吐出口から外部に吐出されるのである。
尚、ここで吐出されるエアゾール容器の内容物としては、各種の化粧料、例えば整髪料や洗顔料などのフォーム状又はムース状のものを例示することができる。
更に、上記のような簡易な構成を採用したことにより、上記ステム接続部又は作動部の外径を簡単により大きなものとすることができ、定量室の大容量化もより容易に可能となる。
この発明の具体的な実施形態は、後の詳細な説明中に記載した第6及び第7実施形態に該当するものである。
以上の簡易な構成により、上記3つの動作によって一定量の内容物が吐出される。
この第2の発明の具体的な実施形態は、後の詳細な説明中に記載した第4及び第5実施形態に該当するものである。
以上の簡易な構成により上記第1の発明と同様に、上記3つの動作によって一定量の内容物が吐出される。
これにより前記作動部又はステム接続部の上下動を円滑に行うことができる。
これにより、第1動作によってステム接続部の上端部が前記流通路の開口部を封止すると共に前記シール部材が前記横穴の封止を解除し、第2動作によってエアゾール容器内の内容物が前記定量室内に充填され、第3動作によって、前記流通路の開口部の封止が解除されると共に前記横穴の封止が行われることにより定量室内の内容物が吐出口から外部に吐出されることとなる。
図1は、本発明のエアゾール定量吐出アクチュエーターに係る第1実施形態の中央縦断面図を図示しており、その(A)が不使用状態又は保管状態を示し、その(B)が作動部を押下した第1動作状態を示し、その(C)が更に作動部を押下した第2動作状態を示し、その(D)が作動部への押圧力を除去した第3動作状態を示している。この(D)図は上記(A)図と同じ状態であるが、内容物を外部に吐出する状態を示している。
即ち、上記作動部12の下端側の外周壁13が上記凹所31の内周壁に沿うように摺動して上下動できる。
このバルブステムSに上記ステム接続部11の下端部のステム接続口11sが接続する。
従って、このステム接続部11の下端部は上記貫通孔33内で上下動できる。
作動部12の上記定量室16の天部略中央部には開口部17が設けられ、この開口部17から流通路が形成されてその出口部が吐出口20を成す。
以下、各構成部材の動きの説明をする。
この状態で、作動部12は一番上の位置に位置し、作動前の初期位置D0に位置し、定量室16の天部中央の開口部17にステム接続部11の上端部11uが当接しない状態にあり、開口部17は開放されている状態となる。
この状態においては、バルブステムSが押下されていないため、エアゾール容器C内の内容物は全く吐出されない。
図示したように、作動部12を指で少し下方に押下した状態がこの第1動作D1である。
従って、図中D1で示す第1動作の上下距離は、D0に示された上下距離よりも短く、D1<D0の関係となっている。
この第1動作D1によって、作動部12は少し下方に押し下げられ、これにより定量室16の天部がステム接続部11の上端部11uに当接し、開口部17が封止される。
ここで、第2動作D2の上下距離は、第1動作D1の上下距離よりも少し短くなり、D2<D1の関係となっている。
上記当接の状態について詳述すると、図ではステム接続部11の上方軸芯部分には孔部が形成され、その上端部分は筒状に形成されている。このような孔部が形成されているのは、成形上の都合であって、この孔部を設けずに実施することもできる。
この実施形態では、この孔部が形成されているために、その筒状の上端の周縁部が定量室16の天部に設けられた開口部17の外周部位に当接して封止が行われるのである。
上記第2動作D2で作動部12に及ぼしていた押下力を除去することにより、作動部12は、バルブSの上方付勢力によって上方に押し上げられ、これにより横穴11yがシール部材15によって封止され、定量室16の天部の開口部17が解放される。これにより、定量室16内の内容物が作動部12の吐出口20から外界に吐出されることとなる。
以上の通り、本発明においては、作動部12への押下動作及び作動部12への押下力の除去動作(上記第1乃至第3動作)の1連の1回の動作によって、定量室16内に貯留した一定量の内容物が外部に吐出されることとなる。
その場合には、厳密な意味では、上記定量室16とステム接続部11の流路11rとバルブステムSの流路の全体が定量室ということとなる。
従って、定量室16の内容量を所定のものとすべく設計する際には、上記シール部材15が横穴11yを封止できる構造を採用することが相応しいものとなる。
この図に示したアクチュエーターは、図1に図示した第1実施形態のものと比較して作動部の基端側の外径を大きくしたものであり、その他の構成は上記第1実施形態のものとほぼ同じである。
また、この図2に示した状態は、上記第1実施形態の初期位置D0及び第3動作D3と同じ状態である。
この状態においては、バルブステムSが押下されないため、内容物は全く吐出されない。
以上の通り、本第2実施形態においても、作動部12への押下動作及び作動部12への押下力の除去動作(上記第1乃至第3動作)の1連の1回の動作によって、定量室16内に貯留した一定量の内容物が外部に吐出されることとなる。
この第3実施形態は、上記第2実施形態と吐出口部分の形態が異なるのみで、他の構成は同じである。
作動部12の内部の定量室16の天部略中央に設けられた開口部17から流通路が上方に連続し、その出口が吐出口20を形成する。
この吐出口20には、噴口部材22が配設されて、この噴口部材22の頂部22sの下面から斜め上方向に放射状に内容物が吐出されるのである。
上記噴口部材は、特に設けずに上方方向、真上に吐出させるようにするここともできる。
その他の構成は上記第2実施形態と同じである。
図5は、図4に図示した第4及び第5実施形態の外観を示す斜視説明図であって、その(A)が作動部のロック解除状態を示し、その(B)が作動部のロック状態を示している。
他方、ステム接続部11の上端部11uは丸味を帯びた略円錐形状から成る上に尖がった形状を有し、その上方に位置する作動部12の流通路17pの開口部17の内周縁部に当接して前記流通路17pを封止できる構造である。
この第4実施形態及び第5実施形態においては、作動部12の筒体部12cの下端部12bの全周が樹脂バネ14によってステム接続部11の下方周縁部に接続されているのである。
図4(A)の第4実施形態にあっては、当該樹脂バネ14が波板状の蛇腹形態を有し、図4(B)に図示した第5実施形態にあっては、当該樹脂バネ14が断面波型形状のものから形成され、その弾力性を保持させている。
これによって、エアゾール容器内の内容物が定量室16に流入し、充填されることとなる。
即ち、ここに隙間がない状態であっても、定量室16内に充填された内容物には噴射剤等による所定の内圧が負荷された状態にあり、作動部12への押下力を除去すれば、前記内圧により作動部12は押し上げられ、当該内容物は上記流通路を通過して吐出口20から外界に吐出されるからである。
即ち、この図から良く解る通り、作動部12の外周壁部12wの外周面には、段部12dが形成されており、この段部12dは、作動部12の天部からの下方長さを長短異ならせており、その下方長さの長い部位には段部12nを、その下方長さの短い部位には段部12mを設け、しかも、それぞれの段部12nと段部12mとを2つずつ、互い違いに形成しているのである。
これにより、作動部12を周方向に回動させて、上記段部12nを外周壁30wの上端面の高い部位30nの位置に合致させた際に、作動部12は下方に移動させることが出来なくなり、作動部12がロックされた状態となるのである(図5(B)の状態)。
今度は逆に作動部12を回動させて、上記段部12nを外周壁30wの上端面の低い部位30mの位置に移動させると、作動部12を下方に移動させることができ、ロック解除状態となるのである(図5(A)の状態)。
図7は、図6(A)に図示した第6実施形態の拡大説明図であって、その(A)が中央縦断面図、その(B)が外観を示す斜視説明図である。
図8は、図6(B)に示した第7実施形態の拡大説明図であって、その(A)が中央縦断面図、その(B)が外観を示す斜視説明図である。
このステム接続口11sから上方に流路が形成され、定量室16が設けられている。
従って、上記外周壁30wが上記外周壁部11wのガイド壁の機能を発揮する。
この実施形態では、この延長部12eは略筒体形状を有しており、この筒体形状の延長部12eの基端部12kが上記貫通孔11hの上端内周縁部に当接して流通路17pが封止される。
また、この実施形態では、作動部12は、上記貫通孔11hに遊嵌されており、上記延長部12eの下端外周部に設けた鍔部11fにより上方に抜脱できないように形成されている。
この第6実施形態では、この吐出口20は、作動部11の周縁部の全周から外部に吐出することとなる。即ち、ステム接続部11の天部11tの貫通孔11hと作動部12の延長部12eとの間の隙間が流通路17pを形成し、この流通路17pは、この延長部12e外周から作動部12の外周に通じているため、その吐出口20の全周から内容物が外界に吐出する訳である。
図6(A)及び図7(A)は、不使用状態を示しているが、この状態から作動部12を手指で押下する第1動作によって、流通路17pが作動部12の延長部12eの基端部12kによって封止される。
これによって、エアゾール容器内の内容物が定量室16内に流入し充填される。
但し、この実施形態では、ステム接続部11を回動することにより、その外周壁部11wに設けた段部11dと肩カバー30とによりロック及びロック解除を行っている。
この第7実施形態は、上記第6実施形態とほぼ同じであるが、その作動部12の形態が少し異なっている。
そして、作動部12の略中央下面から下方に延長する延長部12eが設けられているが、その下端外周に上記第6実施形態のような鍔部は形成されていない。
作動部11の外周枠部12gがステム接続部12に固定されているからである。
つまり、天部中央部12tと上記外周枠部12gとが2個の半円形状の樹脂バネ12sにより接続され、天部中央部12tが適宜高さ位置に保持されているのである。
最後に作動部12への押下力を除去する第3動作によって、バルブステムSが上方に移動して内容物の吐出が停止され、作動部12による流通路17pの封止も解除され、定量室16内に充填された内容物が流通路17pを通過して吐出口20から外界に吐出されることとなる。
まず、第1乃至第3実施形態に関しては以下の通り設計変更可能となる。
本発明においては、エアゾール容器のバルブステムから吐出された内容物がステム接続部の流路から作動部の定量室へと流入するが、この内容物の流通経路を遮断する構造に特徴がある。
換言すると、ステム接続部の上方への動きをバルブステムの付勢力を利用し、当該付勢力によりステム接続部が上方に付勢され、そのステム接続部の上端部が定量室の天部に設けられた開口部の周縁部に当接して開口部の封止を行うことができるように構成したのである。
即ち、ステム接続部は、その下端部でエアゾール容器のバルブステムと接続し、内部に流路を有して横穴が配設されていればよく、作動部は、その基端部内に前記ステム接続部の上方部分を上下移動可能に囲繞するように設け、内部に定量室を配して、その天部に開口部を設け、この開口部にステム接続部の上端部が近接して配置されていればよいものとなる。
上記第1乃至第3実施形態において、既に述べた通り、定量室の底面部又は底部に設けたシール部材に関してもステム接続部の横穴を封止しない構成を採用することもできる。
上記実施形態では、上記横穴の数を第1実施形態では1個、或いは、第2及び第3実施形態では2個設けたが、その横穴の数も必要に応じて3個以上設けることも自由である。
即ち、作動部の下止点(一番下の位置)をバルブステムの下止点と一致させることにより、肩カバーの凹所の底面部は不要となるし、ステム接続部とバルブステムとの連結も堅固なものとすることにより、作動部の上下摺動ガイド面となる肩カバーの凹所の内周壁がなくとも実施することが可能となる。
しかしながら、その外観や作動部の上下動作を確実なものとするために、肩カバーを設けて実施することが望ましい。
ステム接続部の上端部と作動部の天部開口部との封止構造も、上記第1乃至第3実施形態のものを採用することもできる。
作動部のロック手段を設けてもよいし、これを設けずに実施することもできる。
上記筒体部の外周が肩カバーの外周壁の内周面に摺動できる構造を採用することもできる。
また、本発明においては、定量室を含む全流通経路の封止構造として定量室の天部に設けた当接封止構造を採用することによって、極めて簡易な構成及び構造から成るエアゾール定量吐出アクチュエーターを提供することができた。
11c 筒体部
11d 段部
11f 鍔部
11h 貫通孔
11r 流路
11s ステム接続口
11t 天部
11u 上端部(ステム接続部の)
11w 外周壁部
11y 横穴
12 作動部
12b 下端部
12c 筒体部
12d、12n、12m 段部
12e 延長部
12g 外周枠部
12k 基端部
12t 上端面(作動部の)
12w 外周壁部
13 外周壁
14 樹脂バネ
15 シール部材
16 定量室
17 開口部
17p 流通路
20 吐出口
22 噴口部材
22s 頂部(噴口部材の)
30 肩カバー
30w 外周壁
31 凹所
32 底面
33 貫通孔
C エアゾール容器
S バルブステム
Claims (4)
- エアゾール容器のバルブステムに装着でき、内部に定量室を有し、押下げ・復帰動作によって一定量の内容物を外部に吐出できるアクチュエーターにおいて、
このアクチュエーターは、前記バルブステムと接続するステム接続部と、上下に往復動作を行って前記ステム接続部を動作させる作動部とからなり、
前記ステム接続部と前記作動部との間には流通路が形成され、この流通路の出口部が吐出口を形成し、
前記ステム接続部は、その下端に前記バルブステムと接続するステム接続口を有し、このステム接続口の出口部分に定量室が設けられ、
この定量室の天部には前記吐出口に連通する前記流通路が位置し、この流通路は前記作動部を押下する第1動作によって封止され、
次の作動部を押下する第2動作によってこの作動部が前記ステム接続部と前記バルブステムを共に押下してエアゾール容器内の内容物が前記定量室内に充填され、
次の作動部からの押下力を除去する第3動作によってこの作動部が上方に押し上げられる間に、前記流通路の封止が解除されることにより定量の内容物が吐出口から外部に吐出され、
前記ステム接続部がその内部に定量室を有する略筒体形状を有するものから成り、その底面部の略中央にステム接続口を有し、その天部の略中央には貫通孔が形成され、この貫通孔内に前記作動部の下端から下方に延長する延長部が挿入され、
前記貫通孔と前記延長部との間に前記流通路が形成され、
前記作動部を押下する第1動作によって前記延長部の基端部が前記貫通孔を封止して前記流通路が封止されることを特徴とするエアゾール定量吐出アクチュエーター。 - エアゾール容器のバルブステムに装着でき、内部に定量室を有し、押下げ・復帰動作によって一定量の内容物を外部に吐出できるアクチュエーターにおいて、
このアクチュエーターは、前記バルブステムと接続するステム接続部と、上下に往復動作を行って前記ステム接続部を動作させる作動部とからなり、
前記ステム接続部と前記作動部との間には流通路が形成され、この流通路の出口部が吐出口を形成し、
前記ステム接続部は、その下端に前記バルブステムと接続するステム接続口を有し、このステム接続口の出口部分に定量室が設けられ、
この定量室の天部には前記吐出口に連通する前記流通路が位置し、この流通路は前記作動部を押下する第1動作によって封止され、
次の作動部を押下する第2動作によってこの作動部が前記ステム接続部と前記バルブステムを共に押下してエアゾール容器内の内容物が前記定量室内に充填され、
次の作動部からの押下力を除去する第3動作によってこの作動部が上方に押し上げられる間に、前記流通路の封止が解除されることにより定量の内容物が吐出口から外部に吐出され、
前記作動部が、前記ステム接続部を囲繞して上下に往復動作を行ってステム接続部を動作させ、その上部に内容物を吐出する吐出口が配置されたものから成り、
前記ステム接続部は、その下端に前記バルブステムと接続するステム接続口を有し、このステム接続口から上方に向かって流路が形成され、この流路には横穴が形成されて前記定量室に連通し、
前記定量室の天部の略中央部に前記吐出口に連通する前記流通路が設けられ、この流通路の開口部に対向するように前記ステム接続部の上端部が近接した位置に配置され、
前記作動部の下端周縁部と前記ステム接続部とが樹脂バネによって接続されて前記定量室が形成され、
前記作動部を押下する第1動作によってステム接続部の上端部が前記定量室の天部に当接して前記流通路の開口部を封止することを特徴とするエアゾール定量吐出アクチュエーター。 - 前記エアゾール容器の上端部に肩カバーを更に設け、前記作動部又は前記ステム接続部の外周にはこれらの外周を囲繞するように筒状の外周壁部を設け、前記肩カバーの内周壁面に沿って前記筒状の外周壁部が上下に摺動することができ、前記肩カバーの内周壁が前記作動部又は前記ステム接続部の上下動作のガイド壁面となることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアゾール定量吐出アクチュエーター。
- エアゾール容器のバルブステムに装着でき、内部に定量室を有し、押下げ・復帰動作によって一定量の内容物を外部に吐出できるアクチュエーターにおいて、
このアクチュエーターは、前記バルブステムと接続するステム接続部と、上下に往復動作を行って前記ステム接続部を動作させる作動部とからなり、
前記ステム接続部と前記作動部との間には流通路が形成され、この流通路の出口部が吐出口を形成し、
前記ステム接続部は、その下端に前記バルブステムと接続するステム接続口を有し、このステム接続口の出口部分に定量室が設けられ、
この定量室の天部には前記吐出口に連通する前記流通路が位置し、この流通路は前記作動部を押下する第1動作によって封止され、
次の作動部を押下する第2動作によってこの作動部が前記ステム接続部と前記バルブステムを共に押下してエアゾール容器内の内容物が前記定量室内に充填され、
次の作動部からの押下力を除去する第3動作によってこの作動部が上方に押し上げられる間に、前記流通路の封止が解除されることにより定量の内容物が吐出口から外部に吐出され、
前記作動部が、前記ステム接続部を囲繞して上下に往復動作を行ってステム接続部を動作させ、その上部に内容物を吐出する吐出口が配置されたものから成り、
前記ステム接続部は、その下端に前記バルブステムと接続するステム接続口を有し、このステム接続口から上方に向かって流路が形成され、この流路には横穴が形成されて前記定量室に連通し、
前記定量室の天部の略中央部に前記吐出口に連通する前記流通路が設けられ、この流通路の開口部に対向するように前記ステム接続部の上端部が近接した位置に配置され、
前記作動部を押下する第1動作によってステム接続部の上端部が前記定量室の天部に当接して前記開口部を封止し、
前記作動部内の定量室の下部にシール部材を設け、このシール部材が前記ステム接続部の横穴を封止することができるようにし、
前記第1動作によってステム接続部の上端部が前記流通路の開口部を封止すると共に前記シール部材が前記横穴の封止を解除し、
前記第2動作によってエアゾール容器内の内容物が前記定量室内に充填され、
前記第3動作によって、前記開口部の封止が解除されると共に前記横穴の封止が行われることを特徴とするエアゾール定量吐出アクチュエーター。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019071747 | 2019-04-04 | ||
JP2019071747 | 2019-04-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020169056A JP2020169056A (ja) | 2020-10-15 |
JP7308399B2 true JP7308399B2 (ja) | 2023-07-14 |
Family
ID=72745842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019124609A Active JP7308399B2 (ja) | 2019-04-04 | 2019-07-03 | エアゾール定量吐出アクチュエーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7308399B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7470281B2 (ja) | 2020-09-30 | 2024-04-18 | 株式会社マンダム | エアゾール定量吐出アクチュエーター |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003299991A (ja) | 2002-04-09 | 2003-10-21 | Mitani Valve Co Ltd | 定量弁付噴射ボタン |
JP2013180802A (ja) | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Mitani Valve Co Ltd | エアゾール容器の逆定量噴射機構および、この逆定量噴射機構を備えたエアゾール式製品 |
JP2019011094A (ja) | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 株式会社三谷バルブ | 肩カバーユニット構造およびこの肩カバーユニット構造を備えたエアゾール式製品 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0536523Y2 (ja) * | 1988-02-15 | 1993-09-16 |
-
2019
- 2019-07-03 JP JP2019124609A patent/JP7308399B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003299991A (ja) | 2002-04-09 | 2003-10-21 | Mitani Valve Co Ltd | 定量弁付噴射ボタン |
JP2013180802A (ja) | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Mitani Valve Co Ltd | エアゾール容器の逆定量噴射機構および、この逆定量噴射機構を備えたエアゾール式製品 |
JP2019011094A (ja) | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 株式会社三谷バルブ | 肩カバーユニット構造およびこの肩カバーユニット構造を備えたエアゾール式製品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020169056A (ja) | 2020-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101631827B1 (ko) | 펌프 타입 컴팩트 용기 | |
KR101487191B1 (ko) | 크림타입 화장품 용기 | |
KR200466222Y1 (ko) | 화장품용기 | |
JP4679142B2 (ja) | ロック可能な分配ヘッド | |
JP4117277B2 (ja) | 化粧製品の包装及び分与装置 | |
US9609936B2 (en) | Cream-type cosmetic container | |
JP6397401B2 (ja) | プッシュタイプディスペンサー | |
US20130068797A1 (en) | Manual pump type fluid dispenser | |
CN114786530B (zh) | 双重容器 | |
JP7308399B2 (ja) | エアゾール定量吐出アクチュエーター | |
EP3922360A1 (en) | Dispenser and dispensing container | |
JP7266898B2 (ja) | 定量噴射ユニット | |
US7878374B2 (en) | Fluid product dispenser | |
JPH0614081U (ja) | エアゾ−ル容器用定量バルブ | |
JP6082232B2 (ja) | 吐出装置および吐出製品 | |
KR20120060043A (ko) | 디스펜서용 펌프버튼 | |
KR101271151B1 (ko) | 노즐개폐형 화장품 용기 | |
JP3615696B2 (ja) | ポンプ | |
JP7245081B2 (ja) | 液体吐出用ポンプ | |
JP7470281B2 (ja) | エアゾール定量吐出アクチュエーター | |
KR200311496Y1 (ko) | 노즐고정형 디스펜서 용기 | |
JP5666358B2 (ja) | エアゾール容器の定量噴射ボタン | |
EP2904931A1 (en) | Cream type cosmetic container | |
CN111655067A (zh) | 流体容器 | |
JP7490305B2 (ja) | ポンプディスペンサ及び吐出容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220510 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230518 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7308399 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |