JPH04503662A - カプトプリルおよびその類縁体の誘導体並びに前駆体 - Google Patents

カプトプリルおよびその類縁体の誘導体並びに前駆体

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JPH04503662A JP1509576A JP50957689A JPH04503662A JP H04503662 A JPH04503662 A JP H04503662A JP 1509576 A JP1509576 A JP 1509576A JP 50957689 A JP50957689 A JP 50957689A JP H04503662 A JPH04503662 A JP H04503662A
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ゼップ,チャールズ,エム.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
カプトプリルおよびその類縁体の誘導体並びに前駆体1、 0 序論 本発明は、アンギオテンノン変換酵素(ACE)の経口的に活性な阻害剤および その類縁体の新規なS−保護誘導体に関し、これらの誘導体はそれらか(1)新 規な前駆体から簡単に製造できる、(2)それらの光学的に精製された立体異性 体積に分割可能である、(3)薬理学的に活性な阻害剤およびその類縁体に相当 する非誘導体化立体異性体積に転換可能である、という理由のために作用である 。その結果、本発明はまた新規な前駆体にも関係している。 これらの誘導体および前駆体を製造するための新規方法もここに開示される。さ らに、これらの誘導体をACE阻害剤およびその類縁体の分割された非誘導体化 立体異性体橿へ転換するための方法も開示される。 2.0 発明の背景 酵素的分割および分別晶出法は以前から知られており、ラセミ混合物を分割する ために利用されてきた。しかしながら、多くの商業的に重要な対掌性化合物はこ れらの方法を使って適切に製造することができない。 2、 1 光学純度の意義 数多くの有機化合物は光学的に活性な形態で存在しており、すなわちそれらは偏 光面を回転させる能力を備えている。光学活性の性質は4個の互いに異なる原子 または化学基に結合している炭素原子のまわりの分子不斉によって起こる。光学 活性化合物を記述する場合は、符号りおよびLまたはRおよびSがキラル中心の まわりの分子の立体配置を示すために用いられる。符号(+)およ化合物は右旋 性である。1個の不斉炭素原子(キラル中心とも言う)のまわりの化学基の立体 配置のみか互いに相違する化学構造をもつ化合物は立体異性体と呼ばれる。 n個の不斉炭素またはキラル中心が存在する場合、可能な立体異性体の数は2″ 個に増加する。従って、3個のキラル中心をもつ分子は8個の立体異性体をもち えるであろう。 これらの立体異性体が互いに重ね合わすことのできない鏡像であることを除いて 同一である場合に、これらの分子は対掌体と呼ばれる。同一化合物の他の立体異 性体の鏡像でない立体異性体はジアステレオマーと呼ばれる(例えば、2R,3 R−酒石酸と2旦、3旦−酒石酸はジアステレオマーであるが、2R,3R−酒 石酸と2S。 3S−酒石酸は対掌体である)。対掌体の混合物は対掌体混合物またはラセミ混 合物と呼ばれ、本明細書中で用いるときこの用語はあらゆる割合の対掌体の混合 物に適用される。ジアステレオマーの混合物はジアステレオマー混合物と呼ばれ 、この用語を本明細書中で用いるときノアステレオマ−はあらゆる割合で存在し うる。 立体異性体間の構造上の差異は微妙であって、通常の化学反応においてはほとん ど問題にならないか、生物学的系が関係する場合、すなわち化合物が酵素触媒反 応において利用される場合、それらは深い意味をもってくる。 スのみかリン酸化されてグリコーゲンに処理されるか、あるいは中間代謝のグル コース分解経路および酸化的経路により分解される。同様に、ベータ遮断薬、フ ェロモン、プロスタグランジン、ステロイド、香味剤および芳香剤、医薬品、殺 虫剤、除草剤、並びに他の多くの化合物は明確な立体特異性を示す。殺虫剤の分 野において、Te5sier [Chemistry and Indu、5t ry、 March 19. 1984. p。 199]は、ビレトロイド殺虫剤のデルタメトリン(delta−methri n )の8個の立体異性体のうち2個だけか生物学的活性をもつことを明らかに した。フェノキシプロパノエートおよびハロプロパノエート(それぞれ1個のキ ラル中心を含み、2個の光学異性体の形で存在する)を含む他の多くの殺虫剤に ついても、単一異性体における生物学的活性の強度に関して同じことが言える。 立体化学的純度は医薬の分野においても同様に重要であり、20種類の最も多く 処方される薬剤のうち12種類はキラリティー(対掌性)を示す。適切な例とし て、非ステロイド系抗炎症活性を有し、例えば関節炎の治療に用いられる2−ア リールプロパン酸のクラスの最も重要な2種類のうちの1種類であるナプロキセ ン(口apro−xen ) 、すなわち(+)−3−2−(6−ノドキシ−2 =ナフチル)プロパン酸を挙げることができる。このケースでは、この薬剤のS (+)対掌体かそのR(−)対掌体よりも28倍強い治療効力を示すことか知ら れている。対掌性薬剤の別の例としてはベータ遮断薬を挙げるとりわけ、カプト プリル(captopril )は新しいクラスの抗高血圧薬に属するので、関 心がもたれている。その特異的作用はアンギオテンシン■をアンギオテンシンI Iに変換するアンギオテンシン■変換酵素(ACE)の特異的拮抗阻害剤として のその作用にある。その実際的な作用機序は十分に解明されていないが、カプト プリルは血圧を降下させて、うっ血性心不全の患者に有益な血流力学的効果をも たらすことが分かっている。より詳細には、カプトプリル(CAPOTEN”と して5quibb社から市販されている)はアミド結合を介してL−プロリンに 結合した2−メチル−3−チオールプロパノイルセグメントを含んでいる。2− メチル−3−チオプロパノイルセグメント中の不斉炭素原子が各−配置をもつと き、このジアステレオマーはそのセグメントか−R−配置をもつ場合の対応ジア ステレオマーよりも100倍強い活性を示すことか知られている。その結果とし て、ノアステレオマ−の酵素的分割および分別晶出法による製造を含めた、いろ いろなカプトプリルの製造方法か開発されつつある。 一般に、標準有機合成法によるキラル中心をもつ化合物の合成はラセミまたはノ アステレオマ−混合物へ導き、これらの混合物は、混合物中のある種の立体異性 体か生物学的に不活性でありうるので、全体として比較的低い生物学的活性をも ってあろう。その結果、有効用量を得るためにより多量の物質が使用されねばな らず、また立体化学的に“不適切な”それ故に不活性な成分の同時製造のために 製造コストが増大する。 いくつかの場合には、ある種の異性体は単純に不活性というよりもむしろ実際に 有害でありうる。例えば、サリドマイド(thalidomide )のD一対 掌体は、妊娠中のつわりの調節のために処方される場合、安全かつ有効な鎮静薬 であった。ところが、そのL−サリドマイド対掌体は強力な催奇物質であること が見いだされた。 立体選択的合成においてはいろいろな方法か利用可能である。例えば、光学的に 純粋なデルタメトリン(deltamethrin; (IR,3R) −3− (2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルポン酸〕へ の合成経路か開発されたが、この方法は長たらしく複雑て、しかも費用がかかる (Tessier、 J、Chem、 and Ind、。 March 9.1984. l)、+99) 、さらに、ある特殊な立体異性 体の合成法は他の光学活性化合物を得るための一般方法として応用することがで きない。必要なのは非立体選択的化学反応により製造されたラセミおよびジアス テレオマー混合物を分離するための一般化された手法であり、いろいろな手法か 用いられている。 本明細書中で用いる用語“ラセミ混合物”および“ジアステレオマー混合物”は 、第一および第二立体異性体かそれぞれ対掌体またはジアステレオマーであると き、あらゆる割合の第一および第二立体異性体の混合物を意味する。さらに、本 明細書中で用いる用語”分割”は、先に定義したラセミまたはジアステレオマー 混合物を2つの生成物の混合物へ変換することを意味するものであり、それぞれ において、2つの上記立体異性体の割合は出発ラセミまたはジアステレオマー混 合物と異なり、かつ互いと異なり、その割合は一方が多くて必ず他方が少ないで あろう。用語“分割された”は、光学活性生成物を得るために上記分割方法を受 けた、分割可能な、化合物の量を意味するものである。最後に、ここで用いる用 語“立体特異的“および“立体選択的”は同意語である。 広く使用された手法はジアステレオマー混合物から目的の立体異性体を選択的に 沈殿させることであった。このようなジアステレオマー混合物はラセミ混合物へ 対掌性の光学的に精製された分割剤(その後分別品出を誘発する)を加えること によりつくられる。この種の光学的に精製された分割剤は分割しようとするラセ ミ種と複合体、塩または共有化合物を形成する。上記ノアステレオマ−複合体、 塩および共有化合物は今や2個以上のキラル中心を存し、その際一方のノアステ レオマ−の1個のキラル中心は他方のジアステレオマーの対応するキラル中心と 同じ立体配置をもつか、これらのジアステレオマーの池の対応するキラル中心は 反対の立体配置をもつ。 個々のジアステレオマーは異なる物理的性質(例えば、溶解度)をもつために容 易に互いから分けることかできる。例えば、Yosh 1okaら〔米国特許第 3879451号〕は(±)−シス−および(±)−トランス−菊カルボン酸の 混合物を光学活性芳香族アミンで処理し、生成した(±)−シス−および(±) −トランス−菊カルボン酸のジアステレオマーアミン塩を分別結晶により回収し た。 混合物をLまたはDN−メチル−エフェドリンで処理して対応する塩を形成させ ることにより分割し、その後加水分解して分割された酸を得た。Haimos  C米国特許第一ジメチルベンジルアミノ)−1−ブタノールで処理して結晶質の 塩を形成させ、これからN−アシル−しく+)−フェニルアラニンを回収するこ とができた。Kameswa−ran (米国特許第4454344号〕はラセ ミ酸を光学活性アミンで処理して(+) 2− (p−ジフルオロメトキシフェ ニル)−3−メチルブタン酸を分離した。ナプロキセンのS(+)一対掌体はシ ンコニジン、グルカミンまたはN−メチルグルカミンのようなアミン分割剤を使 って形成させたジアステレオマー塩の立体選択的結晶化により得ることができる (Harrison、IT、 et at、、 J。 Med、Chem、、13:203 (1970); Fe1der、 E、  et al、、英国特許出願第GB2025968A号(1980) )。 〕 いくつかの場合には2段階法が採用され、例えばDan−nenbergら 〔米国特許第4285884号〕は初めにラセミD、L−α−アミノカルボン酸 の混合物を芳香族。 −ヒドロキシアルデヒドで処理してアゾメチン誘導体を得た。その後、この誘導 体は直ちに光学活性アミン塩基で処理して塩を生成させ、これを分離した。この 塩を酸加水分解にかけると、目的のα−アミノカルボン酸異性体が得られた。 カプトグリルに関しては、カプトプリル、カプトプリル類縁体およびそれらの前 駆体を分割する手段として、一般にカプトプリルの酸前駆体(例、2−メチル− 3−チオールプロパン酸)およびその類縁体とジアステレオマーを形成しつる光 学活性アミンの使用に基づいた分別晶出法が提案された。米国特許第40468 89号(4欄、52−55行);同第4316906号(3欄、7−1.1行) ;同第4105776号(8欄、59−63行);および同第4154840号 (8欄、55−59行)において、M、 A、 0nde t t iはカプト プリルのラセミ前駆体を分割するために分別晶出法を利用することかできると開 示している。米国特許第4346045号において、N、 De He1jはあ とでカプトグリルに転換されるD−(−)−3−ベンゾイル−β−メルカプトイ ソ酪酸を分離するために分別晶出法を使用した。D−(+’)−N−ベンジル− α−フェネチルアミンが分別晶出試薬(すなわち、分割剤)の1つとして使われ た。J、 Houbiersはまた、米国特許第4585595号において、同 一のカプトプリル前駆体を製造した。シンコニジン、D−(−)−2−アミノブ ダノールまたはその誘導体が分別晶出試薬として使用された。かなり面白いこと には、DeHeijも欧州特許出願第0008831A1号において、シンコニ ジンが彼のオランダ国特許出願第7809121号に記載されるように適当な分 割剤であると開示している。 さらに、1.2−ジフェニルエチルアミンおよび2−アミノ−1−ブタノールも 分割において使用された(J、 Iwao。 etal、、日本国公開特許公報79:151912 (1979) ; )1 .−J、−P、Marie、日本国公開特許公報80:38386 (1980 ) ;N、0haShi、 et al、+ 日本国公開特許公報81ニア75 6 (1981))。しかしながら、N、 0hashiらは米国特許第429 7282号においてラセミα−メチル−β−アシルチオプロパン酸がキニジン、 エフェドリン、α−メチルベンジルアミン、プルシンなとの標準的な光学活性ア ミンを使用する分別晶出を受けかたいと言及した(1欄、44行ないし2欄、2 行)。 さらに、たとえl−(α−ナフチル)−エチルアミンやα、β−ノフェニルエチ ルアミンのような光学活性アミンのN、 0hash iらの使用がうまくいっ たとしても、これらの方法は非常に出費かかさみ、取り扱いに くく、比較的低 収量をもたらすにすぎないことが判明した(C,J、 Sih。 PCT WO37105328p、2)。 さらに、非光学活性アミンがカプトプリルを製造するための分別晶出分割段階に おいて使用された。D、 H,Naur。 et al、、 J、Pharm、Sci、 73(12): 1843−4  (1984)は、カプトグリルの合成に使用されるラセミN−(L−プロリン) −3−ハロー2−メチルプロパンアミド前駆体のジアステレオマーを分割するた めにジシクロヘキシルアミンを用いた。分割されたN−〔3−ハロー2−メチル ブロパメチルプロパン酸ン離後、英国特許第2170806A号でり、 K、  Kimが述べたように、ジアルキルノチオ力ルバミン酸ナトリウムまたはキサン トゲン酸カリウムでこのアミドを処理することにより、アミドはカプトプリルの 対応するジアステレオマーS−保護誘導体に転換することができる。また、ジシ クロヘキシルアミンはヘンジイルチオ−保護カプトプリルを分割するために1. Ca5tellet−Linan (スペイン国特許第548+54号)により 使用された。しかしながら、非光学活性アミンの使用もまた余分の失費を招き、 かつアミンの使用に伴う追加の合成工程を必要とする。 その結果として、上記方法のいくつかはラセミまたはジアステレオマー混合物を 上首尾に分割したか、すへてかカプトグリルにうまく適用できるというわけては ない。 さらに、光学活性試薬を用いる分別晶出法のいくつかは、カプトプリルおよびそ の前駆体に適用した場合2.十分に異なる物理的性質をもつジアステレオマーを もたらさなかった。従って、このような試薬を用いる分別晶出はいつも可能であ るとは限らない。 いろいろな有機化合物の生物変換のために種々の酵素が使用された。ヒドロラー ゼ(特にリパーゼ、プロテアーゼ、エステラーゼ、例えばキモトリプシン)、リ アーゼおよびオキソドレダクターゼ(例えばアミノ酸オキシダーゼ、アルコール レダクターゼ)を含む多くの異なるクラスの酵素か立体異性体の分割のために使 用されている。 カプトプリルに関しては、分別晶出法に問題があったので、酵素的分割法が好ん で用いられてきた。M、Shima−zaki、 et at、、 Chem、 Pharm、Bull、 30(9): 3139−45(1982)は、イソ 酪酸を細菌の水酸化によりD−3−ヒドロキシ−2−メチルプロパン酸(カプト グリルを合成するための前駆体として使用された)に変換するために、Cohe net at、、 、1.Org、Chem、旧、 3505 (1976)に より開発された微生物学的工程を採用した。また、A、 Sakimaeらの米 国特許第4629701号は、式: 〔式中、Y、はアルキル基、好ましくはC+−gアルアルキル基ルアルキル基、 好ましくはC7−11アルアルキル基、またはアリール基、好ましくはC,、、 □アリール基であり;Ylはアルキル基、好ましくはC+−sアルアルキル基り ;Yは1または2であり;そしてR1はアルキル基、好ましくはC1−6アルキ ル基である〕で表されるエステルに、エステルを不斉的に加水分解できる酵素を 含む供給源を作用させることによって、式: %式% 〔式中、Y2、YlおよびYは先に述べたものと同じ意味を存する〕で表される カプトプリルおよびカプトプリル類縁体の前駆体を製造した。C,J、Sih  (7)P CTWO87105328において、Sakimaeが使用したもの と類似した微生物学的脱エステル化か用いられたか、この場合のY2は直鎖、分 岐鎖または環状の炭素原子数1−12のアソル基;炭素原子数5−7のシクロア ルカン基:または芳香環上にニトロ、ハロゲン、メチルまたはアルコキノ基のよ うな置換基を含むベンゾイル、ナフトイル、ビフェノイルおよびカルボベンゾギ シ基であった。 しかしながら、これらの方法は酵素を補充しなければならず、酵素処理への基質 感受性を促進するために補助溶剤や乳化剤を使用しなければならず、さらにこれ らの方法で用いる酵素の一部が高価であるために、これらの方法の有効性は疑問 である。 その結果として、酵素的分割も前述の分別晶出工程もいくつかの欠点を免れない と思われる。それ故に、カプトプリルおよびその類縁体を分割するための別の手 法が必要どされる。 3.0 発明の要約 本発明は、薬理学的に活性なアンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤のチオ ール保護誘導体から成る新規化合物に関する。この新規化合物は、非立体特異的 合成から得られるジアステレオマー混合物として、目的の生物学的活性化合物の 光学的に純粋な単一誘導体の分離を可能にする分別晶出法(ここでは“自己分別 晶出”と呼ぶ)を容易に受けるという点で有用である。この誘導体はチオール保 護基の除去によりACE阻害剤の純粋な薬理活性立体異性体に簡単に変換できる 。 これらのACE阻害剤の製造に有用な中間体もまた新規化合物であり、本発明の 主題に含まれる。 4、
〔式中、R1+はイミノであり、そして他の置換基は上記のように定義される〕
の化合物およびその塩基性塩の製造方法は、 a)式x[■の化合物および式R,C(S)NHR。 (XVIr) ヲ反応させて、式XV[I[:の化合物を形成させ〔各化合物の 他の置換基は上記のように定義される〕 : b)工程a)の式XVflrの化合物を、例えば、無機酸の酸塩化物と反応させ て、それをアシル化剤に転換し。 C)形成された工程b)のアシル化剤を式1]の化合物と反応させて、前記の式 XV+の化合物を形成させ:そして d)前記の式XVIの化合物を単離する各工程から成っている。 次式IX: 〔式中、置換基はすべて上記のように定義される〕の化合物およびその塩基性塩 の製造方法は、a)式xrx : H2CCaRICoR12(x工X) 〔式中、RI、は低級アルコキシである〕の化合物を式×1の化合物および環状 第二アミンと反応させて、式XX:の化合物を形成させ〔各化合物の他の置換基 は上記のように定義される〕 : b)前記の式XXの化合物を加水分解することによって前記のR111基をヒド ロキシル基で置換して、式Xllの化合物を形成させ; C)形成された工程b)の式Xr[の化合物を、例えば、無機酸の酸塩化物と反 応させて、それをアシル化剤に転換し; d)形成された工程C)のアシル化剤を式11の化合物と反応させて、前記の式 IXの化合物を形成させ;そして e)前記の式IXの化合物を単離する 各工程から成っている。 (装置以下余白) 最後に、次式XVI : 〔式中、置換基はすべて上記のように定義される〕の化合物およびその塩基性塩 の別の製造方法は、a)式xxr : L(CH2)nCaHR1COR12(XX工)の化合物および式XVrIの化 合物を反応させて、式XXI[:の化合物を形成させ〔各化合物の置換基は上記 のように定義される〕 ; b)前記の式XXflの化合物を加水分解することによって前記のR1を基をヒ ドロキシル基で置換して、式XVII+の化合物を形成させ; C)工程b)の式XVI11の化合物を、例えば、無機酸の酸塩化物と反応させ て、それをアシル化剤に転換し。 d)形成された工程C)のアシル化剤を式IIの化合物と反応させて、前記の式 XVIの化合物を形成させ:そして e)前記の式xvIの化合物を単離する各工程から成っている。 化合物IIIから成る本化合物を製造するための上記方法に関して、これらの方 法は化合物の保護基部分が合成物に関して前述したように変更できるが、アミド 化合物のアルカノイルおよびアミノ部分が2−メチル−3−チオプロパノイルに 、およびに−プロリンと置換旦−ブロリン(置換旦−ブロリンは4S−(フェニ ルチオ)−L−プロリンである場合を含むが、これに限定されない)にそれぞれ 限定される化合物の製造にも関係している。 さらに、これらの方法は保護基かビロリンノ力ルポニルまたはピロリジノチオキ ソメチルに限定され、そしてアミド化合物のチオアルキルカルボキサミド部分か 上記のように限定される場合に有用である。 化合物I11は上記方法において示した製造順序を変えることによっても製造で きる。この場合も、初期工程は上記方法の工程a)のカルボン酸化合物とアミン を既知方法により縮合させてアミドを製造することか必要となる。例えば、1つ のこのような方法は、工程a)のカルボン酸化合物を無機酸の酸ハロゲン化物と 反応させてカルボン酸をアシル化剤に転換することを含む。しかしながら、後続 の反応工程の順序は変えることができる。これらの別法では、その後形成された アシル化剤を上記の製造方法のところで述べたようにアミド化反応にかける。 ひとたび、アミドが形成されると、アミドのカルボン酸部分は上記製造方法にお いて記載したような反応工程を受け、これによりS−官能化チオール基がアミド のカルボン酸部分に導入されて化合物IIIが形成される。 より詳細には、−例として、カプトプリルの誘導体および前駆体が次のように製 造された。式Vllに対応するS−保護−2−メチル−3−チオプロパン酸は、 ピロリジン、二硫化炭素およびメタクリル酸を一一好ましくは等モル量でm−溶 媒を用いて、または用いないで反応させると形成される。一般に、反応剤は約5 −40重量%の量で溶媒、例えば2−プロパツールまたは酢酸エチルに溶解させ る。この溶液を約1−10時間還流するか、あるいは室温に約1−5日間放置す る。目的生成物は溶液から自然に晶出するか、または非溶媒を添加して結晶化す るように誘導する。約−5°Cないし約15°Cで約1−12時間冷却した後、 S−保護−2−メチル−3−チオプロパン酸前駆体を濾過または遠心により分離 し、少量の結晶化溶媒で洗い、自然乾燥させるか、炉または真空炉内で乾燥させ る。この物質はL−プロリンまたは他の核試薬とのカップリング反応に使用でき るほどに純粋である。このような反応のために、この化合物は約2−15重量% の濃度で塩化メチレンまたは他漬適当な溶媒に溶解し、約−5°Cないし約25 °Cにおいて約0. 9−1.1当量の無機酸塩化物、一般には塩化チオニルで 処理する。約10分ないし約1時間後、L−プロリンまたは他の核試薬を加え、 続いて約2−5当量の存機塩基、例えばピリジンを約−5°Cないし約25°C の温度で加える。約0.5−2時間後、この溶液を水性酸て洗って塩基を除去す る。生成物は(i)溶液から直接晶出させる、(11)非溶媒の添加により結晶 化を誘導する、(iii)反応溶媒を蒸発させて回収し、次に生成物を再結晶溶 媒に溶解する、または(iv)上記方法の組み合わせにより結晶化させる。 アミンと結合させるのに有用な前駆体の製造に関する方法かここに記載される。 前駆体とアミンとの結合により得られるアミドは自己分別品出を受ける。前駆体 と式I+のカルポギソル置換複素環式アミン化合物(特に、プロリンまたは置換 プロリン)との反応はとりわけ興味をそそり、これによりカプトプリルおよびそ の類縁体の保護チオール誘導体を簡単に製造することかできる。特に、この前駆 体はそれが自己分別品出に対する上記誘導体の感受性を高めるS−官能化置換基 を含んでいるという点で有用である。 カプトプリル前駆体およびそれらの類縁体の以下の製造方法において、置換基の 表示は、指定した場合を除いて、セクション5.1.1の説明および一般式に関 する説明中で述へたものと同じである。化合物のより限定された説明もそこに記 載されている。 カプトグリルおよびその類縁体の誘導体を製造するのに有用な前駆体の製造方法 は、式XXIII :〔式中、置換基は上記のように定義される〕の化合物を製 造する方法に関係している。この方法は、a)式χXIV : H2CCaRICOR1o(XX工■)の化合物を式X1の化合物および環状第 二アミンと反応させて、式XXII[の化合物を形成させ〔ここで、各化合物の 置換基は上記のように定義される〕 ;そしてb)前記の式xx r r rの 化合物を単離することから成っている。 カプトプリルおよびその類縁体の誘導体を製造するのに有用な前駆体の別の製造 方法は、式XXV :〔式中、置換基は上記のように定義される〕の化合物を製 造する方法に関係している。この方法は、a)式XXVI : L、(CH2)nCa)tRICOR,o(XXVI) 。 の化合物を式Xlの化合物および環状第二アミンと反応させて、式XXvの化合 物を形成させ〔ここで、各化合物の置換基は上記のように定義される〕 ;そし てb)前記の式Xx■の化合物を単離することから成っている。 カプトプリルおよびその類縁体の誘導体を製造するのに有用な前駆体の別の製造 方法は、式XXVI[:〔式中、置換基は上記のように定義される〕の化合物を 製造する方法に関係している。この方法は、a)式XXV lの化合物および式 XVI+の化合物を反応させて、式XXV[Iの化合物を形成させ〔ここで、各 化合物の置換基は上記のように定義される〕 、そしてb)前記の式XXV[l の化合物を単離することから成っている。 これらの前駆体化合物の製造方法に関して、これらの方法は化合物の保護基部分 が上記のように変更できるが、化合物のチオアルカノイル部分が2−メチル−3 −チオプロパノイルに限定される化合物の製造にも関係している。さらに、これ らの方法は、保護基がピロリジノカルボニルまたはピロリジノチオキソメチルに 限定され、かつ化合物のチオアルカノイル部分が上記のように限定される場合に も有用である。 ラセミ混合物またはキラル種としてのカプトプリルおよびカプトプリル類縁体の 製造がここに記載される。目的のラセミ種はチオール保護基の除去を行うことに より得られる。ここに記載される方法に関して特に重要なことは、前駆体をその 自己分別品出により純粋なジアステレオマーとして分離することができ、その後 チオール保護基を除くべく処理してカプトプリルまたはカプトプリル類縁体を得 ることができるという点である。カプトグリルおよびその類縁体の製造に関する 細部はカプトプリルの製造の際に用いた以下の方法により例示される。 ジアステレオマーの混合物の製造は、結合後にS−保護−2−メチル−3−チオ プロパン酸のラセミ混合物を形成する光学活性でない原料から出発して達成され る。 このようなS−保護力ブトプリルおよびその類縁体の合成は前に記載した通りで ある。この物質はその後月−プロリンとカップリングさせて、S−保護力ブトプ リルをジアステレオマーの混合物として形成させる。これは2つの一般方法によ り実施される。1つの方法は、1組の溶媒(例、イソプロパツール/水)からラ セミ酸前駆体−ブロリンにカップリングさせることから成っている。 もう1つの一般方法は、前駆体を分離せずに1つの溶媒(例、酢酸エチル)中で 両方の反応を行う。 L−プロリンをS−保護−2−メチル−3−チオプロパン酸とカップリングさせ ると、S−保護力ブトプリルのジアステレオマーが形成される。(S、S)およ び(R,S)配置をもつこれらのジアステレオマーを含む溶液は、塩化メチレン との溶媒交換によりまたは塩基(ピリジン)除去後のカップリング反応から直接 に、約6−35%の濃度で、所望の結晶化溶媒(例、酢酸エチル)中に調製され る。目的とするジアステレオマーの結晶化は、約−20°Cないし約IO℃の温 度に下げて、非溶媒を加えるか、溶媒を除去するか、またはこれらを組み合わせ ることにより達成される。 (S、 S)ジアステレオマーはこの溶液から晶出し、一方、残存する母液は主 に他のジアステレオマーを含むであろう。固体は濾過または遠心により回収でき る。前記の結晶化溶媒で洗った後、この固体は脱保護によってカプトプリルに変 換され、濾液はプロリン回収および再循環のために送られる。上記の分別晶出か ら分離された溶媒含有結晶は、保護カプトプリル(またはカプトプリル類縁体) の(S、S)ジアステレオマーの40−49%の回収に相当する。 カプトプリルおよびカプトプリル類縁体は、S−保護誘導体の直接的加水分解に よりそれらのS−保護誘導体から得ることができる。S−保護誘導体は初めにア ルカリ金属水酸化物の濃厚水溶液−一好ましくは約5−25重量%の濃度の水酸 化物を含むm−に溶かして、約5−25重量%のS−保護誘導体を含む溶液をつ くる。好適な水酸化物溶液は水酸化カリウム水溶液である。その後、この溶液を 約1−24時間、好ましくは不活性ガス(例。 窒素)の雰囲気下で還流する。冷却後、この溶液は約〇−3のpHに酸性化し、 これを有機溶媒で抽出する。適当な有機溶媒には塩化メチレン、酢酸エチル、お よびクロロホルムが含まれる。最後に、この溶媒を除去または濃縮して、目的と するカプトプリルまたはカプトプリル類縁体の(S、S)ジアステレオマーを結 晶化、クロマトグラフィー、または他の標準精製法により単離する。 不斉結晶化工程からの濾液は主としてS−保護力ブトプリルの(R,S)ジアス テレオマーを含んでいる。結晶化溶媒を蒸発させて、強酸(例、塩酸)の溶液と 置き換える。この混合物は約1−1θ時間還流加熱してアミド結合を加水分解す る。その後、プロリンは慣用手段により回収し、遊離アミノ酸またはその塩酸塩 として再循環させる。 カプトグリルおよびその類縁体を製造するのに有用な1つの方法は、式XXV  I I + 〔式中、置換基は上記のように定義される〕の化合物およびその塩基性塩の製造 方法に関係している。この方法は、 a)式I11の化合物のジアステレオマー混合物(このノアステレオマ−混合物 はC1で同じ配置を、C1で反対の配置を存する2つの立体異性体を含む)を製 造し。 b)溶媒中の前記ジアステレオマー混合物の溶液を調製し。 C)得られた溶液から主として前記混合物の1つのジアステレオマーを結晶化さ せ、前記溶液が他のジアステレオマーに富むようになし; d)前記の分割された結晶化ジアステレオマーを、前記の分割された他のジアス テレオマーを含む前記溶液から分離し; e)前記の分離・分割されたジアステレオマーのそれぞれから式XXIX: R4−C(R2)−(XX工X) 〔式中、置換基は上記のように定義される〕のチオール保護置換基を除去して、 式XXVII[のそれぞれの分割ジアステレオマーを形成させ:そして f)式XXV [[Iのそれぞれの分割ジアステレオマーを分離する 各工程から成っており、これにより式XXVIIIの化合物のそれぞれの分割ジ アステレオマーが得られる。 カプトプリルおよびその類縁体を製造するのに有用な別の方法は、式XXX : 〔式中、置換基は上記のように定義される〕の化合物およびその塩基性塩の製造 方法に関係している。この方法は、 a)式IVの化合物のジアステレオマー混合物(このジアステレオマー混合物は C6で反対の配置を有する2つの立体異性体を含む)を製造し; b)溶媒中の前記ジアステレオマー混合物の溶液を調製し; C)得られた溶液から主として前記混合物の1つのジアステレオマーを結晶化さ せ、前記溶液が他のジアステレオマーに富むようになし; d)前記の分割された結晶化ジアステレオマーを、前記の分割された他のジアス テレオマーを含む前記溶液から分離し: e)前記の分離・分割されたジアステレオマーのそれぞれから式XX[Xのチオ ール保護置換基を除去して、式XxXのそれぞれの分割ジアステレオマーを形成 させ、そして f)式XXXのそれぞれの分割ジアステレオマーを分離する 各工程から成っており、これにより式XχXの化合物のそれぞれの分割ジアステ レオマーが得られる。 カプトプリルおよびその類縁体を製造するのに有用な別の方法は、式XXXの化 合物およびその塩基性塩の製造方法に関係しており、その方法は、 a)式Vの化合物のジアステレオマー混合物(このジアステレオマー混合物はC 1て反対の配置を有する2つの立体異性体を含む)を製造し: b)溶媒中の前記ジアステレオマー混合物の溶液を調製し: C)得られた溶液から主として前記混合物の1つのジアステレオマーを結晶化さ せ、前記溶液が他のジアステレオマーに富むようになし; d)前記の分割された結晶化ジアステレオマーを、前記の分割された他のジアス テレオマーを含む前記溶液から分離し: e)前記の分離・分割されたジアステレオマーのそれぞれから式xxxr : R9−C(R8)−(XXXI) のチオール保護置換基を除去して、式XXXのそれぞれの分割ジアステレオマー を形成させ:そしてf)式XXXのそれぞれの分割ジアステレオマーを分離する 各工程から成っており、これにより式XXXの化合物のそれぞれの分割ジアステ レオマーか得られる。 チル)チオプロパン酸(XXX11 )の製造水で冷却したイソプロピルアルコ ール50m1にメタクリル酸8.6g(0,1m)を加え、攪拌しなからピロリ ジン7.1g(8゜3ml、O,Irn)で処理した。 続いて、この混合物を同一条件下に二硫化炭素786g(6,00m1,0.1 m)で処理した。この溶液をその後+10°Cの油浴に入れ、2.5時間還流し た。熱を取り除き水50m1を加えた。冷却すると生成物が白色固体として晶出 した。これを濾過により集め、冷H!0/イソプロピルアルコール50150で 2回洗い、乾燥して17gの物質(融点135−136°C)を収率73%で得 た。 6.22種類の反応溶媒を用いたN−(2°−メチル一式xxx r rの化合 物750g(3,21m)の溶液をジクロロメタン4.O1中に調製し、水浴中 で15°Cに冷却した。この攪拌溶液に塩化チオニル382g(234,5m1 .3.21m)を15分かけて加えた。形成されたスラリーを氷上で1/2時間 攪拌し、その後L−プロリン370g (3,21m)を加えた。ピリジン76 3gを45分間にわたって滴下し、その間水浴の使用により温度を25°C以下 に保った。ピリジンの滴下完了後、この溶液を室温で1時間攪拌した。生じた溶 液は希HCIで2回洗ってピリジンを除いた。このジクロロメタン溶液を4リツ トルの酢酸エチルで希釈し、溶媒をフラスコから蒸留した。存在していた水はジ クロロメタンとの共沸混合物として除去した。蒸気温度が65℃に達するまで蒸 留を続け、この間に生成物が晶出し始めた。室温で一晩冷却後、固体を濾過によ り分離し、−1,375°(c=1/エタノール)の旋光度をもつ白色生成物4 20gを得た。この物質はL6リツトルの2−メトキシエタノールから再結晶し て−1,443°(c=1/エタノール)の旋光度をもつ純粋な生成物350g を得た:この物質の融点は190−191℃であった。 −(S−ピロリジノチオキソメチル)チオプロパノイル〕L−プロリン(XXX [II)の製造 メタクリル酸17.2g (16,94m l 、 0.2m )を酢酸エチル 0.31に加え、ピロリノン16.6m l (0,2m )を徐々に加えなが ら攪拌した。その後この攪拌溶液に二硫化炭素12.0m1(0,2m)を少し ずつ加えた。この混合物は固体が析出し始めるにつれて温かくなった。この混合 物を2.5時間還流して淡黄色の溶液を得た。この溶液を25°Cに冷却し攪拌 しながら塩化チオニル23.8g (14,6m l 、0.2m)で処理した 。15分後、このスラリーを水中で冷却した。 攪拌下にL−プロリン23 g(0,2m)を添加し続いてピリジン20m1を 滴下した。I/2時間後、H,OO,1,1と!HCl20m1を加え、この混 合物を5分間攪拌し、氷上で冷却して、生成物を白色粉末として沈殿させた。 収量は8.5g(26%)であり、旋光度は−1,003°(C=1/エタノー ル)であった。濾液の更なる冷却により、−〇、 982°(c=I/エタノー ル)の旋光度をもつ追加の生成物8.7gを得た。 (本質以下余白) 6.4 エステル化反応剤を用いたN−〔2−メチル−3−(S−ピロリジノチ オキソメチル)チオブaパノイル〕L−プロリンのメチルエステル(XXXIV  ’)の製造上カラノ保護メルカプトイソ酪酸(XX[X) 7.0g(0,0 3)m)を塩化メチレン100m lに溶解し、塩化チオニル3.6g(2,2 m l 、 0.03m)で処理した。15分後、スラリーを0℃に冷却し、L −プロリンメチルエステル塩酸塩5.0g(0,03m)を攪拌しながら加えた 。この攪拌混合物に、ピリジンl0m1をゆっくり滴下した。1時間後、淡黄色 の溶液を酢酸エチル200m1で希釈し、この溶液を水(2XI00ml)で抽 出した。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒をストリッピングして油を得、この油 を冷却して固化させた。この固体はイソプロピルアルコールから再結晶して白色 結晶3.0g (29,0%)を得た。 生成物の融点は124−+25°Cであり、その旋光度は−1,526° (c =1/エタノール)であった。 上からの分割した保護カプトプリル誘導体(XXXII+)11.0g (0, 033m)をメタノール250m1に溶解した。この溶液を塩化水素ガスで処理 して、−晩装置した。過剰のメタノールをストリッピングし、残留物を水の中に 注入した。形成された白色固体を濾過し、水でよく洗った。湿った濾過ケークは イソプロピルアルコールから再結晶して白色結晶9.3g(81,0%)を得た 。生成物の融点は124−125°Cであり、その旋光度は−1,493° ( c=1/エタノール)であった。 6.6N−(2−メチル−3−(S−ピロリジノチオキソメチル)チオプロパノ イル〕L−プロリンのt−ブチルエステル(XXX[II)の製造 上からの保護カプトプリル誘導体(XXX[11) 15. 3g(0,46m )を塩化メチレン150m1およびメタンスルホン酸1.0mlと混合した。こ れをドライアイス/アセトン中で冷却し、液体イソブチレン50m1を加えた。 このボトルに栓をして、Parr装置上で48時時間上うした。得られた透明溶 液は開栓する前にドライアイス/アセトンで冷却した。内容物を1.ON水酸化 ナトリウムに注ぎ、分離した有機物質をジエチルエーテルに抽出した。硫酸マグ ネシウムで乾燥後、溶媒をストリッピングして白色固体を得た。これを少量の塩 化メチレンに溶解した。曇り点までヘキサンを添加した。冷却および引掻き後、 エステル13.5g (75,9%)が白色粉末として結晶化された。その旋光 度は−1,430°(C=1/エタノール)であり、その融点は128−129 ℃であった。 (本質以下余白) 6.7N−(2−メチル−3−(S−ピロリジノカル(XXXIV ) 3.  44 g (0,O1m)をジメチル硫酸1.26g (0,01m、、0.9 5m1)て処理し、油浴中90°Cで1時間加熱した。この透明な生成物を25 m1の8.0/HCI (4: l)に溶解し、室温で15分間攪拌した。この 溶液はNaClて飽和させて出発物質の一部を沈殿させ、これを酢酸エチルに抽 出した。水層は濃NH4OHて処理してpHI!−12どした。5分後、沈殿し た油は酢酸エチルにとり、乾燥し、ストリッピングして透明な油2.5gを得た 。これを酢酸エチル10m1に溶解し、曇り点までヘキサンで処理した。 冷却すると、この溶液から収量1.5gの白色固体か晶出した。生成物の融点は 9O−91Cであり、その旋光度は−1323° (c=l/エタノール)であ った。 水250m1中の水酸化カリウム70.0g (1,25m)の溶液を調製し、 窒素を使って脱酸素した。この溶液に攪拌しながら分割した保護カプトプリル化 合物(XXXItl)(α=−1,428° c=I/エタノール) 50 g (0,15m)を加えた。得られた溶液は窒素下で還流した。2時間後この溶液 を室温へ冷却し、その後水浴に入れた。aHc ](約80−85ml)を攪拌 しながら滴下して、CO2とH,Sを発生させた。この溶液が酸性(約pHl− 2)になったとき、白色沈殿物が形成された。この沈殿物を濾過により除き、濾 液は約150m1ずつの塩化メチレンで4回抽出した。抽出物を合わせ、硫酸マ グネシウムで乾燥し、ストリッピングして収量31gの透明な油を得た。HPL C分析はこの油が約75%カプトプリルであることを示し、最終的な化学収量は 23.3g(71%)であっtこ。 粗製生成物の一部はシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、溶離剤として酢酸 エチル(94) /メタノール(5)/酢酸(1)を使って精製した。カプトプ リルを含む両分をプールし、蒸発させてカプトプリルを油どして得た。この油は ジエチルエーテル中でこすって固化させ、精製カプトグリルを得た。その旋光度 は−1,281’(c=1/エタノール)であった。 本発明は、ここに記載した合成物および合成物の製造方法に関する上記実施例に よりその範囲を制限されるものではなく、各実施例は単に本発明の例示にすぎな い。 さらに、ここに記載した方法と機能的に等しい方法は本発明の範囲内に含まれる ものとする。実際、゛当分針で習熟した者には、ここに明記したもののほかに、 本発明の種々の変更が前記の説明および添付の図面から明らかになるであろう。 この種の変更も本発明の範囲に含まれるものである。 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成3年2月26日

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式III: ▲数式、化学式、表等があります▼(III)〔式中、Rはヒドロキシ、アミノ および低級アルコキシより成る群から選ばれ:R1は低級アルキル、低級アルコ キシ、ヒドロキシ、ハライド、フェニルおよび置換フェニルより成る群から選ば れ;R2はO、Sおよびイミノより成る群から選ばれ;R2は水素、低級アルキ ル、低級アルコキシ、フェノキシ、ヒドロキシ、チオール、アルキルチオ、アリ ールチオ、ハライド、フェニルおよび置換フェニルより成る群から選ばれ;R4 は環状第二アミノであり:mは2、3または4であり;CaはSまたはR配置を 有し;CbはDまたはL配置を有し;nは1、2または3である〕 で表される化合物およびその塩基性塩。
  2. 2.前記の環状第二アミノは式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、フェノキシ、ヒドロキシ 、チオール、アルキルチオ、ハライド、フェニルおよび置換フェニルより成る群 から選ばれ、そしてpは2、3または4である〕を有する、請求項1記載の化合 物。
  3. 3.前記のイミノ基は式:NR6〔式中、R6は水素、ヒドロキシ、低級アルコ キシ、低級アルキル、フェニルおよび置換フェニルより成る群から選ばれる〕を 有する、請求項1記載の化合物。
  4. 4.前記のフェニル置換基はハライド、低級アルキル、ヒドロキシおよび低級ア ルコキシより成る群から選ばれる、請求項1、2または3記載の化合物。
  5. 5.Rはヒドロキシであり、R1は低級アルキル(ただし前記低級アルキルはメ チル)であり、R2はSであり、R3は水素、4S−ヒドロキシまたは4S−フ ェニルチオであり、nは1であり、mは3であり、R4は式:▲数式、化学式、 表等があります▼ 〔式中、R6は水素、pは3である〕の環状第二アミノであり、そしてCbはし 配置を有する、請求項1記載の化合物。
  6. 6.Rは低級アルコキシ(ただし前記低級アルコキシはメトキシまたはt−ブト キシ)であり、R1は低級アルキル(ただし前記低級アルキルはメチル)であり 、R2はSであり、R2は水素、4S−ヒドロキシまたは4S−フェニルチオで あり、nは1であり、mは3であり、R4は式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、pは3である〕の環状第二アミノであり、そしてCbはL 配置を有する、請求項1記載の化合物。
  7. 7.Rは低級アルコキシ(ただし前記低級アルコキシはメトキシ)であり、R1 は低級アルキル(ただし前記低級アルキルはメチル)であり、R2は0であり、 R3は水素、4S−ヒドロキシまたは4S−フェニルチオであり、nは1であり 、mは3であり、R4は式:▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、pは3である〕の環状第二アミノであり、そしてCbはL 配置を有する、請求項1記載の化合物。
  8. 8.前記の低級アルコキシおよび低級アルキル基は7個までの炭素原子を有する 、請求項1、2、3または4記載の化合物。
  9. 9.C■はS配置を有し、そしてCbはL配置を有する、請求項1記載の化合物 。
  10. 10.式IV: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)〔式中、R2はO、Sおよびイミノ より成る群から選ばれ;R4は環状第二アミノであり;R7はL−プロリンおよ び置換L−プロリンより成る群から選ばれ:CaはSまたはR配置を有する〕 で表される化合物およびその塩基性塩。
  11. 11.前記の環状第二アミノは式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、フェノキシ、ヒドロキシ 、チオール、アルキルチオ、ハライド、フェニルおよび置換フェニルより成る群 から選ばれ、そしてpは2、3または4である〕を有する、請求項10記載の化 合物。
  12. 12.前記のイミノ基は式:NR6〔式中、R6は水素、ヒドロキシ、低級アル コキシ、低級アルキル、フェニルおよび置換フェニルより成る群から選ばれる〕 を有する、請求項10記載の化合物。
  13. 13.前記のフェニル置換基はハライド、低級アルキル、ヒドロキシおよび低級 アルコキシより成る群から選ばれる、請求項10、11または12記載の化合物 。
  14. 14.R2はSであり、R4は式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、pは3である〕の環状第二アミノであり、そしてR7はL −プロリンまたは置換L−プロリンである、請求項10記載の化合物。
  15. 15.置換L−プロリンは4S−(フェニルチオ)−L−プロリン、4S−ヒド ロキシ−L−プロリン、L−プロリンの低級アルキルエステルおよびL−プロリ ンのアミドより成る群から選ばれる、請求項10または14記載の化合物。
  16. 16.L−プロリンの低級アルキルエステルはL−プロリンのメチルエステルま たはL−プロリンのt−ブチルエステルである、請求項15記載の化合物。
  17. 17.R2はOであり、R4は式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、pは3である〕の環状第二アミノであり、CaはSまたは R配置を有し、そしてR7は置換L−プロリンである、請求項10記載の化合物 。
  18. 18.置換L−プロリンは4S−(フェニルチオ)−L−プロリン、4S−ヒド ロキシ−L−プロリン、L−プロリンの低級アルキルエステルおよびL−プロリ ンのアミドより成る群から選ばれる、請求項17記載の化合物。
  19. 19.前記L−プロリンの低級アルキルエステルはL−プロリンのメチルエステ ルである請求項18記載の化合物。
  20. 20.前記の低級アルコキシおよび低級アルキル基は7個までの炭素原子を有す る、請求項11、12または13記載の化合物。
  21. 21.前記の低級アルキル基は7個までの炭素原子を有する、請求項15または 18記載の化合物。
  22. 22.C■はS配置を有する、請求項10記載の化合物。
  23. 23.式V: ▲数式、化学式、表等があります▼(V)〔式中、R7はL−プロリンおよび置 換L−プロリンより成る群から選ばれ;R8はOおよびSより成る群から選ばれ ;R9はピロリジノであり;CaはSまたはR配置を有する〕 で表される化合物およびその塩基性塩。
  24. 24.置換L−プロリンは4S−(フェニルチオ)−L−プロリン、4S−ヒド ロキシ−L−プロリン、L−プロリンの低級アルキルエステルおよびL−プロリ ンのアミドより成る群から選ばれる、請求項23記載の化合物。
  25. 25.L−プロリンの低級アルキルエステルはL−プロリンのメチルエステルま たはL−プロリンのt−ブチルエステルである、請求項24記載の化合物。
  26. 26.R8はSであり、CaはSまたはR配置を有し、そしてR7はL−プロリ ンまたは置換L−プロリンである、請求項23記載の化合物。
  27. 27.置換L−プロリンは4S−(フェニルチオ)−L−プロリン、4S−ヒド ロキシ−L−プロリン、またはL−プロリンの低級アルキルエステルである、請 求項26記載の化合物。
  28. 28.前記L−プロリンの低級アルキルエステルはL−プロリンのメチルエステ ルまたはL−プロリンのt−ブトキシエステルである、請求項27記載の化合物 。
  29. 29.R2は0であり、CaはSまたはR配置を有し、そしてR7は置換L−プ ロリンである、請求項23記載の化合物。
  30. 30.置換L−プロリンは4S−(フェニルチオ)−L−プロリン、4S−ヒド ロキシ−L−プロリン、またはL−プロリンの低級アルキルエステルである、請 求項29記載の化合物。
  31. 31.前記L−プロリンの低級アルキルエステルはL−プロリンのメチルエステ ルである、請求項30記載の化合物。
  32. 32.CaはS配置を有する、請求項23記載の化合物。
  33. 33.前記の低級アルキル基は7個までの炭素原子を有する、請求項24、27 または30記載の化合物。
  34. 34.式VI; ▲数式、化学式、表等があります▼(VI)〔式中、R1は低級アルキル、低級 アルコキシ、ヒドロキシ、ハライド、フェニルおよび置換フェニルより成る群か ら選ばれ;R2はO、Sおよびイミノより成る群から選ばれ:R4は環状第二ア ミノであり;R10は低級アルコキシおよびヒドロキシより成る群から選ばれ; CaはSまたはR配置を有し;nは1、2または3である〕で表される化合物お よびその塩基性塩。
  35. 35.前記の環状第二アミノは式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、フェノキシ、ヒドロキシ 、チオール、アルキルチオ、ハライド、フェニルおよび置換フェニルより成る群 から選ばれ、そしてpは2、3または4である〕を有する、請求項34記載の化 合物。
  36. 36.前記のイミノ基は式:NR6〔式中、R6は水素、ヒドロキシ、低級アル コキシ、低級アルキル、フェニルおよび置換フェニルより成る群から選ばれる〕 を有する、請求項34記載の化合物。
  37. 37.前記のフェニル置換基はハライド、低級アルキル、ヒドロキシおよび低級 アルコキシより成る群から選ばれる、請求項34、35または36記載の化合物 。
  38. 38.前記の低級アルコキシおよび低級アルキル基は7個までの炭素原子を有す る、請求項34、35、36または37記載の化合物。
  39. 39.R1は低級アルキル(ただし前記低級アルキルはメチル)であり、R2は Sであり、nは1であり、R4は式:▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、pは3である〕の環状第二アミノであり、CaはSまたは R配置を有し、そしてR10はヒドロキシである、請求項34記載の化合物。
  40. 40.式VII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VII)〔式中、R2はO、Sおよびイミ ノより成る群から選ばれ;R4は環状第二アミノであり:R10は低級アルコキ シおよびヒドロキシより成る群から選ばれ;CaはSまたはR配置を有する〕 で表される化合物およびその塩基性塩。
  41. 41.前記の環状第二アミノは式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、フェノキシ、ヒドロキシ 、チオール、アルキルチオ、ハライド、フェニルおよび置換フェニルより成る群 から選ばれ、そしてpは2、3または4である〕を有する、請求項40記載の化 合物。
  42. 42.前記のイミノ基は式:NR6〔式中、R6は水素、ヒドロキシ、低級アル コキシ、低級アルキル、フェニルおよび置換フェニルより成る群から選ばれる〕 を有する、請求項40記載の化合物。
  43. 43.前記のフェニル置換基はハライド、低級アルキル、ヒドロキシおよび低級 アルコキシより成る群から選ばれる、請求項40、41または42記載の化合物 。
  44. 44.前記の低級アルコキシおよび低級アルキル基は7個までの炭素原子を有す る、請求項40、41、42または43記載の化合物。
  45. 45.R2はSであり、R4は式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R5は水素、pは3である〕の環状第二アミノであり、CaはSまたは R配置を有し、そしてR10はヒドロキシである、請求項40記載の化合物。
  46. 46.式VIII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII)〔式中、R8はOおよびSより 成る群から選ばれ;R9はピロリジノであり;R10は低級アルコキシおよびヒ ドロキシより成る群から選ばれ;CaはSまたは旦配置を有する〕 で表される化合物およびその塩基性塩。
  47. 47.前記の低級アルコキシは7個までの炭素原子を有する、請求項46記載の 化合物。
  48. 48.R8はSであり、そしてR10はヒドロキシである、請求項46記載の化 合物。
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