JP5216762B2 - (s)−1−メチル−フェニルピペラジンの立体選択的合成 - Google Patents

(s)−1−メチル−フェニルピペラジンの立体選択的合成 Download PDF

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Description

本発明は、ラセミの1−メチル−3−フェニルピペラジンのエステルの酵素加水分解により(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジン又は(R)−1−メチル−3−フェニルピペラジンを調製する方法における、新規の出発材料及びその使用に関する。
S−ミルタザピンを立体選択的に合成する経路(WieringaらによるWO2005/005410を参照)において用いられる、光学活性である出発材料1−メチル−3−フェニルピペラジンを得るために、鏡像異性体純度が高い(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジンを調製するための効率的な方法が必要とされている。バイオ触媒反応は、光学活性化合物を調製するための優れた手段である。酵素は、非常に穏和な条件下において、化学選択性、鏡像異性体選択性及び位置選択性を示すことが多い。更に、バイオ触媒作用は、有機化学において類するものがほとんどない方法を用いることを可能にする。その一例が、望ましくない鏡像異性体を消滅させることであり、収率が若干犠牲となるが、適度な鏡像異性体選択性により、最高で99%のee(enantiomeric excess:鏡像異性体過剰率)が達成される。バイオ触媒作用は、必ずしも絶対的に選択的ではない。しかし、酵素を適切に選択し、続いて、基礎となるメカニズムの理解を必要とする最適化を行うことで、良好な結果を得ることができる。最終結果は、標準的な化学処理よりも複雑でないものになり得る。
図式1に従ってラセミの1−メチル−3−フェニルピペラジンを鏡像異性体選択的及び酵素的にアシル化しようとの試みは、酵素及びアシル供与体のバランスの良い組み合わせを用いた鏡像異性体選択的アシル化の成功例が発表されているにも関わらず(Orsat, et al. J. Am.Chem.Soc. 1996 (118)712.; Morgan et al.;J.Org. Chem. 2000(65)5451; Breen, Tetrahedron: Asymmetry 2004 (15)1427)、非常に反応性の高いトリフルオロエチルブチレート及び大量の様々な酵素を用いても、55℃まで反応が観察されず、失敗した。
Figure 0005216762
Huら(Org.Lett.2005(7)4329)によって、オキサラメート(oxalamate)基の酵素加水分解を用いて、二級アミンの分割が実現可能であることが発見された(図式2)。エステル及び酸生成物の分離並びにオキサラミン基(oxalamic group)の開裂の後、このアミンの両方の鏡像異性体を得ることができる。独特の特徴は、この分割に遠位のオキサラメートエステル基を用いることであり、低反応性アミド結合は転化されない。
Figure 0005216762
WO2005/005410
Orsat, et al. J. Am.Chem.Soc. 1996 (118)712 Morgan et al.;J.Org. Chem. 2000(65)5451 Breen, Tetrahedron: Asymmetry 2004 (15)1427 Hu, et al.,Org.Lett.2005(7)4329
本発明は、式1によって表される化合物:
Figure 0005216762
を提供し、Rは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ベンジル又は2−ハロエチル(例えば、2−クロロ−エチル及び2,2,2−トリフルオロエチル)であり、この化合物は、このような化合物の酵素加水分解により別々の(S)−及び(R)−1−メチル−3−フェニルピペラジンを調製するための新規な方法における使用に特異である。Huらによって、Streptomyces griseus(放線菌)のプロテアーゼがフェニルピペリジンにあまり有用でないことは観察されているが、本発明は、上で定義された化合物の酵素加水分解並びにそれに続く加水分解生成物の分離及びオキサラミン基の開裂によって(S)−及び(R)−1−メチル−3−フェニルピペラジンを調製するための方法を提供するものであり、この酵素加水分解には、S.griseusのプロテアーゼが酵素として用いられる。高光学活性純度の(S)−又は(R)−1−メチル−3−フェニルピペラジンを得るための出発化合物は、ラセミの1−メチル−3−フェニルピペラジン又は任意の度合いの光学活性混合物の(C1−C3)アルキル、ベンジル又は2−ハロエチルオキサラメートとして使用することができる。(C1−C3)アルキルとは、メチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルを意味する。
最適化された実験計画を用いることにより、(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジンを、99.8%ee及び純度約98%にて、総収率36%にて得ることができる。
S.griseusのプロテアーゼは、非常に大きな加水分解酵素群の中の1つである。加水分解酵素は、水を用いて反応を行うことができるが、無水に近い有機溶媒中においても反応することができる。加水分解酵素の幾つかの例は、リパーゼ(脂肪の加水分解)、プロテアーゼ(タンパク質の加水分解)及びエステラーゼ(エステルの加水分解)である。
S.griseusのプロテアーゼを加水分解酵素として使用することには、数々の利点がある。S.griseusのプロテアーゼは、濃縮水溶液又はフリーズドライ加工粉末として保存することができる、比較的安定した酵素である。この酵素は、いずれの補因子も必要せず、補因子が必要となると経済的に魅力的でなくなるだけでなく、多くの補因子は酵素それ自体よりも脆弱である。この酵素は、大きな活性部位を有しており、この反応に必要となる基質を、わずかな差異でも反応速度に劇的な違いが生まれ得るという事実にも関わらず、非常に上手く処理することができる。最後に、この酵素は、高い安定性を、水/共溶媒混合物中において又は無希釈の有機溶媒中においてまでも有している。
バイオ触媒反応において、反応の選択性は、鏡像異性体比又はEとして表されることが多い。鏡像異性体比は、等しい濃度における2つの鏡像異性体の初期反応速度の比を表している(大抵の反応においてt=0である)。鏡像異性体比は、転化率、生成物ee及び基質eeという以上3つのパラメータのうちの2つが既知であるなら、反応におけるいずれの時点でも計算することができる。理想的な環境下において、Eは反応を通して一定である。化学式中には、必ずしも有効ではない多数の仮定がある。更に、非常に高い又は非常に低い転化率にて、Eは、転化率又はeeのわずかな変動で大きく変化する。このことは、Eの値が、測定の精度に影響を受けやすくなることを意味している。選択性は、決して真に絶対的ではないため、100%の転化率では、再度、ラセミ化合物を得ることになる。これは、E値が、反応の最後の最後近くになって低下することが多いらしいことを意味している。従って、Eは、指標値としてとして用いられるべきであり、絶対値として用いられるべきでない。以下の経験則が使用されることが多い。
E=1 選択性なし。両方の鏡像異性体について同率
E=1−5 低選択性。望ましくない鏡像異性体が反応中に消滅させられ及び転化率が>90%である場合のみ、高いeeに到達することができる
E=5−25 不適当な鏡像異性体の消滅によるプロセスに高い可能性。高い生成物eeは、低転化率にてのみ得られる
E=25−100 中程度の転化率にて生成物だけでなく基質についてもeeが高い
E>100 絶対に近い選択性。反応は転化率50%で「停止」することが多い(劇的な率の低下)。動的速度論的分割により収率100%にて100%eeを得る可能性。基質が高いeeにて得られるだけでなく、生成物は理論的収率(50%)前後の高いeeを示す。
より具体的な実施形態において、本発明は加水分解が緩衝液非含有媒体内で行われる、上で定義された方法を提供する。反応媒体に緩衝液を添加する必要がないことにより、この方法はより単純化されるだけでなく、より高い鏡像異性体比が得られることにより改善される。理論に拘束されるものではないが、ピペラジン環の1位の窒素が、この効果に関係していると考えられている。
本発明のより具体的な実施形態は、上で定義された方法において、1−メチル−3−フェニルピペラジンのメチルオキサレートを、トルエン又はメチル−t−ブチルエーテルを含む媒体と組み合わせて用いることである。
本発明の別の具体的な実施形態は、上で定義されたような方法において、1−メチル−3−フェニルピペラジンのエチルオキサレートを、シクロヘキサンを含む媒体と組み合わせて使用することである。
本明細書中の情報を元に、当業者は、本方法についての条件を更に最適化し得、また、適した媒体、濃度及びオキサラメートエステルを選択することにより本方法に近い代替法を発見し得る。
メチルオキサラメート及びエチルオキサラメート誘導体の酵素加水分解
ラセミ基質は、市販のメチルクロロオキサレートを用いて1−メチル−3−フェニルピペラジンをアシル化し、再結晶により精製し得る結晶オキサラメートを得ることで、調製された。多数の市販のプロテアーゼが、試験された(表1)。鏡像異性体の一方の比率の増大によって観察されるように、エスペラーゼ(esperase)だけが、活性を示した。絶対配置は、確認された(S)−鏡像異性体試料との比較により判定された。反応条件の短時間スクリーニングが、行われた(表2)。E値は、転化率並びに出発材料及び生成物のeeに基づいて計算された。転化率は、出発材料中の(出発材料であるピペラジン中に既に存在している)少量の不純物を内部標準として用いて評価された。
Figure 0005216762
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粗メチルオキサラメート及び比較的純粋なエチルオキサラメートを用いて、幅広いプロテアーゼスクリーニングが行われた(表3)。エスペラーゼのプロトタイプCLEAは、良好な結果を示さなかった。トルエン/重炭酸塩緩衝液中における多数の他の酵素は、選択性を全く示さなかった(表4)。
Figure 0005216762
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良好な結果が、S.griseusプロテアーゼを用いて得られた。表5は、その結果を示しており、正しい条件下において、非常に良いeeを所望の鏡像異性体について得ることができた。最良の結果は、緩衝液非含有媒体中において得られ、この媒体は、塩基として追加の窒素を基質中に用いた。pH<<7であっても、非常に良い結果が、このプロテアーゼについて得られた。
Figure 0005216762
酵素は、(今回は純粋な)メチルオキサラメート及びエチルオキサラメートを用いて、様々な条件下において更に試験された(表6)。共溶媒非含有条件を用いたところ、メチルオキサラメートは固化し、濃厚な懸濁液が得られ、この懸濁液は比較的高い転化率における完全な光学純度を妨げる明白な拡散限界を有していた。少量の酵素しか必要とされなかった。これら2つのエステルは、分割についての最適条件に差異を示した。
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更に様々な市販のプロテアーゼが、試験された(表7)。2つのエステルについては、表6の最適条件が用いられた。つまり二相性のMTBE混合物中のメチルエステル(今回は固形)、純水中に懸濁されたオイルとしてのエチルエステルである。この実験中、油質のエチルオキサラメートも固化を開始し、これは表6(実験8)の有望な結果が再現できないことを意味し得る。酵素のスクリーニングにおいて、エチルエステルだけが2つの有力な候補を出し、これらの候補はより現実的な酵素負荷にて更に試験されたが(表8)、ほとんど成功しなかった。固体の基質の溶解度を改善するための少量の酢酸の添加は、酵素は極めて低いpHにて作用すると思われるにも関わらず、成功しなかった。
Figure 0005216762
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S.griseusプロテアーゼを触媒とした反応のスケールアップ
主要な目的は、生成物の最終鏡像異性体純度を損ねることなく、酵素の負荷を低下させ、基質濃度を上昇させることである。緩衝されていない水の中における反応中、pHは、大幅に低下して酵素の最適pHから大きく外れた。このため、最初の試験は、pHスクリーニングであり、pHスタットを用いて、pHスタットを非緩衝である反応と比較しながら行われた(表9)。pH制御をしない反応は、反応の早い段階において、より高いeeを示した。単離されたオキサラミン酸生成物(R−鏡像異性体)のeeも高く、はるかに高い選択性の反応であることを示している(より高いE)。同じ効果は、エチルオキサラメートについて見られたが、基質の固化は、結果の比較を若干困難にした(表10)。
Figure 0005216762
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最終溶媒スクリーニングは、既知の最良の条件を用いて、今までよりはるかに高い濃度で繰り返された。両方のオキサラメートが固化したことから、両方に共溶媒が必要であった。驚くべきことに、最適条件は、またもや同一ではなかった(表11)。
Figure 0005216762
エチルオキサラメートについての選択性は極めて高く、融点は極めて低く、S.griseusプロテアーゼに関して記載の最適温度は極めて高かったため、単一高温反応が、シクロヘキサン共溶媒を用いて粗エチルオキサラメートについて試された。50℃にての16時間に亘る反応は、1重量%のS.griseusプロテアーゼのみを用いた、99.8%eeへの完全転化に十分であった。これらの条件は、以下のスケールの大きい試料の作成に使用された。
(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジンの最終試料の調製
170gの粗エチルオキサラメート試料は、1重量%のS.griseusプロテアーゼを用いて1L容器の中で分割された。エチルオキサラメートエステルのR−鏡像異性体は、選択的に加水分解された。反応が停止された後、1−メチル−3−フェニルピペラジンのエチルオキサラメートエステルの残りのS−鏡像異性体は、粗収率47%にて得られた。過剰な15%HCl中における煮沸によるエチルオキサラメートエステルの加水分解により、1時間後、(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジンへの完全な転化が行われた。更なるワークアップにより、極めて大量の、未知の組成の不溶性沈殿物が生じた。生成物の抽出及びクーゲルロール(Kugelrohr)蒸留により、42gの白色固形物(全部で36%、99.8%ee)が得られた。出発材料における0.5%の初期不純物は、1.5%に上昇した。
再結晶化させたメチルオキサラメートを用いた、はるかに小さい規模でのスケールアップにより、より純粋な試料が得られたが、これは出発材料中の0.5%の不純物が、最終生成物中において濃縮されないからである。
追加実験の詳細
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分析
試料は、chirasil−DEX CB GCカラム(ヘリウムキャリア、1:20スプリット)により分析された。温度プログラム:140℃にて2分。5℃/分にて180℃まで。180℃にて10分。
ピペラジンは、GCでは分割できなかった。トリフルオロアセトアミドとしての誘導体化が、鏡像異性体の良好な分離を達成するために必要とされた。少量のピペラジン(10−50mg)が、CHClに溶解され、トリエチルアミン及びトリフルオロ酢酸無水物で処理された。反応後、10%の炭酸ナトリウムを用いて塩基化が行われた。試料は、分析前に乾燥された。TLCは、シリカプレート、溶離液としてのCHCl/MeOH混合物(通常は90:10)並びにUV蛍光及びI検出の両方を用いて行われた。
アシル化ラセミ化合物の合成
1−メチル−3−フェニルピペラジンメチルオキサラメート
1−メチル−3−フェニルピペラジン(17.6g、0.1mol)は、100ジクロロメタン中に溶解された。トリエチルアミン(5ml、約0.03mol)が添加された。ジクロロメタン中のメチルクロロオキサレートの溶液(10ml、0.10mol)が、冷却下でゆっくりと添加された。全て添加された後、白色の懸濁液が形成された。TLCは、完全な転化を示した。この混合物は、10%の炭酸ナトリウムでクエンチされた。有機層は、炭酸塩で再度洗浄され、乾燥され、オイルとなるまで蒸発させられた(25.5g、97%)。TLC:非常に純粋な、幾つかの微量の極性不純物。GC:キラル分離可能。15.7/16.0分(内部標準として使用できる約0.4%の3.8分時点の不純物(出発ピペラジン中に存在する)を含有する)。材料は、放置により固化する。CHCl/ヘキサンから再結晶化する試みが行われた。この再結晶化により、20gの薄茶色の固形物(76%)が得られた。融点は103−5℃であった。GC:3.8分時点での不純物が除去される。
1−メチル−3−フェニルピペラジンエチルオキサラメート
1−メチル−3−フェニルピペラジン(123.2g、0.70mol)は、500ジクロロメタン中に溶解された。トリエチルアミン(30ml、約0.2mol)が添加された。ジクロロメタン中のエチルクロロオキサレートの溶液(107g、0.78mol)が、冷却下でゆっくりと添加された。全量の3分の2が添加された時点で、濃厚な懸濁液が形成された。より多くの溶媒を添加しても、攪拌は困難なままであった。この混合物は、10%の炭酸ナトリウムでクエンチされた。有機層は、炭酸塩で再度洗浄され、乾燥され、オレンジ色のオイルとなるまで蒸発させられた(191.2g、0.69mol、99%)。シーディングによる結晶化は困難であると判明した。極度の蒸発を行い、オイルとして保存した。TLC:基線上に非常に純粋で少量の着色された極性物質。ジオキサミドの痕跡なし(塩化オキサリル及びピペラジンから調製)。GC:18.0/18.2分、3.8分時点の不純物は0.36面積%。少量の試料(20g)は、水を用いて攪拌され、結晶化が促された。融点は約45℃であった。オイルの大部分が、数日の放置後に固化した。使用前に溶融が必要とされた。
アセチル1−メチル−3−フェニルピペラジン
1−メチル−3−フェニルピペラジン(17.6g、0.1mol)は、100ジクロロメタン中に溶解された。酢酸無水物及びトリエチルアミンが添加された。水系のワークアップにより、>100%の悪臭のするオイルが得られた(過剰Ac2O)。160℃/0.05mbarでのクーゲルロール蒸留により、20.6gのオイル(94%)が得られた。キラルGC:10.3/10.6分。
プロピオニル1−メチル−3−フェニルピペラジン
1−メチル−3−フェニルピペラジン(17.6g、0.1mol)は、100ジクロロメタン中に溶解された。トリエチルアミン(15ml、0.1mol)が添加された。ジクロロメタン中のプロピオニルクロライドの溶液(10g、0.11mol)が、冷却下でゆっくりと添加された。全て添加された後、白色の懸濁液が形成された。この混合物は、10%の炭酸ナトリウムでクエンチされた。有機層は、炭酸塩で再度洗浄され、乾燥され、オイルとなるまで蒸発させられた(23.34g、100%)。187℃/0.05mbarでのクーゲルロール蒸留により、21.6gのオイル(93%)が得られた。キラルGC:10.25/10.39分。
ブチリル1−メチル−3−フェニルピペラジン
1−メチル−3−フェニルピペラジン(17.6g、0.1mol)は、100ジクロロメタン中に溶解された。トリエチルアミン(5ml、0.05mol)が添加された。ジクロロメタン中のブチロイルクロライドの溶液(11.6g、0.11mol)が、冷却下でゆっくりと添加された。全て添加された後、白色の懸濁液が形成された。この混合物は、10%の炭酸ナトリウムでクエンチされた。有機層は、炭酸塩で再度洗浄され、乾燥され、オイルとなるまで蒸発させられた(24g)。>200℃/0.05mbarにて22.5gのオイルをクーゲルロール蒸留することにより、22.0gのオイル(95%)が得られた。キラルGC:12.87/12.98分。ピークの著しい重なり。
ベンゾイル1−メチル−3−フェニルピペラジン
1−メチル−3−フェニルピペラジン(17.6g、0.1mol)は、100ジクロロメタン中に溶解された。トリエチルアミン(15ml、0.1mol)が添加された。ジクロロメタン中の塩化ベンゾイルの溶液(16g、0.114mol)が、冷却下でゆっくりと添加された。全て添加された後、白色の懸濁液が形成された。この混合物は、10%の炭酸ナトリウムでクエンチされた。有機層は、炭酸塩で再度洗浄され、乾燥され、オイルとなるまで蒸発させられた(約30g)。CHCl/MeOH(95:5)を用いたシリカ濾過による精製が行われた。適当な割合を蒸発させることにより、26.2gのオイル(94%)が得られた。キラルGC:多様な方法を用いても分離は見られなかった。
トリフルオロアセチル1−メチル−3−フェニルピペラジン
1−メチル−3−フェニルピペラジン(1.8g、0.01mol)は、50ジクロロメタン中に溶解された。トリエチルアミン(1ml、0.07mol)が添加された。トリフルオロ酢酸無水物(2ml)が、無希釈で添加された。この混合物は、10%の炭酸ナトリウムでクエンチされた。有機層は、炭酸塩で再度洗浄され、乾燥され、オイルとなるまで蒸発させられた(2.5g、92%)。TLC:非常に純粋。キラルGC:5.9/6.2分。
スクリーニング反応
スクリーニング反応は、表の脚注に記載されるように行われた。5mlの容器は、1−4mlの反応に用いられ、30mlのバイアルは、より大きい容量の最適化反応に用いられた。酸性になりすぎた反応については、pH>8に中和することで、塩基性ピペラジン(誘導体)の抽出を可能にした。
(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジンの試料調製
170g(0.62mol)の固形エチルオキサラメートは、溶融され、1Lのフラスコに移された。180mlのシクロヘキサン及び700mlの水が添加され、続いて1.7g(1重量%)のS.griseusプロテアーゼが添加された。加熱板上で50℃にて23時間に亘って攪拌が行われた。最上層のガスクロマトグラフィ(GS)は、>99.9%eeを示した。pH5.22は、1MのNaOHを用いてpH9に調節された。この反応混合物は、酢酸エチルを用いて3回に亘って抽出された。有機相の乾燥と蒸発の後、80gの茶色のオイル(47%、E>160)が得られた。この(S)−エチルオキサラメートエステル(先行の10gスケール分割の+4.7g生成物)は、400mlの15%HCl(約2mol)中における1時間に亘る還流により加水分解された。この加水分解は、GCにより約99.5%と判定された。反応混合物は、冷却され、pHはpH>11に調整された。水性相は、3x250mlのCHClを用いて抽出された。大量の不溶性沈殿物が、中和後に形成され、濾過により除去された。有機抽出物は、乾燥され、蒸発させられ、41gの(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジンがオイルとして得られた。酢酸エチル(100ml)、トルエン及びエーテルを用いた水相の更なる抽出により、更に6gの(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジン(総収率約41%)が得られた。クーゲルロール蒸留装置(140℃/0.05mbar)における高真空蒸留により、41.8gの無色のオイルが得られ、このオイルはシーディングの後に結晶化した(238mmol、総量36%)。蒸留残留物は、0.8gの重量であった。生成物の融点は、52℃であり、eeは、99.8%と判明した。GCは、出発ラセミ化合物中に存在する不純物が0.5%から1.5%に上昇したことを示した。

Claims (8)

  1. 式1によって表される化合物
    Figure 0005216762
    (式中、R1は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ベンジル又は2−ハロエチルである。)。
  2. 式2によって表される(R)−1−メチル−3−フェニルピペラジンのオキサラミン誘導体。
    Figure 0005216762
  3. 式3によって表される(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジンのオキサラメート誘導体
    Figure 0005216762
    (式中、R1は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ベンジル又は2−ハロエチルである。)。
  4. 請求項1に記載の前記化合物の酵素加水分解に続く反応生成物からの分離及びオキサラミンエステル基の開裂により(S)−1−メチル−3−フェニルピペラジンを調製する方法であり、前記酵素加水分解に、Streptomyces griseusのプロテアーゼが酵素として用いられる方法。
  5. 請求項1に記載の前記化合物の酵素加水分解に続く反応生成物からの分離及びオキサラミン酸基の開裂により(R)−1−メチル−3−フェニルピペラジンを調製する方法であり、前記酵素加水分解に、Streptomyces griseusのプロテアーゼが酵素として用いられる方法。
  6. 加水分解が、緩衝液非含有媒体中で行われることを特徴とする、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記加水分解が、1−メチル−3−フェニルピペラジンのメチルオキサレートの加水分解であり、並びに加水分解のための媒体が、トルエン又はメチル−t−ブチルエーテルを含むことを特徴とする、請求項4から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 加水分解が、1−メチル−3−フェニルピペラジンのエチルオキサレートの加水分解であり、並びに媒体が、シクロヘキサンを含むことを特徴とする、請求項4から6のいずれか一項に記載の方法。
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