JPH04502763A - モノ―n―アルキル化ポリアザ大員環の製造方法 - Google Patents

モノ―n―アルキル化ポリアザ大員環の製造方法

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JPH04502763A
JPH04502763A JP90502255A JP50225590A JPH04502763A JP H04502763 A JPH04502763 A JP H04502763A JP 90502255 A JP90502255 A JP 90502255A JP 50225590 A JP50225590 A JP 50225590A JP H04502763 A JPH04502763 A JP H04502763A
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クルパー,ウィリアム ジェイ.
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ザ ダウ ケミカル カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 モノ−N−アルキル化ポリアザ大員環の製造方法本発明は、モノ−N−アルキル 化ポリアザ大員環の製造方法に関する。
T、^、KadenはTop、Curr、Chem、121.157〜75(1 984)において、分離及び精製が困難なモノ、ビス、及びトリスアルキル化生 成物の混合物を形成するモノ−N−官能化ポリアザ大員環を製造するための電子 剤及びポリアザ大員環を用いる簡単なアルキル化法を示した。この問題を克服す るため、M、5tuderら、[(elv、chis、^cta、69.208 1〜86(1986)及びE、Kimuraら、J、Chem、Soc、Che m、Comm、1158〜59(1986)により大過剰、例えば電子剤に対し 5〜10当量の大員環が用いられた。さらに、M、5tuderらによりモノ− N−アルキル化生成物を得るため大過剰の大員環と共に補助塩基が用いられた。
大過剰の出発物質及び無機塩からの所望のモノ−N−アルキル化生成物の精製は この方法に伴なう主要な問題である。さらに、高価な試薬を大過剰用いることに 伴なうコストは禁止的である。
FJagnerらのInorg、Ches、15.408(1976)による他 のモノ−N−アルキル化の試みは、強塩基によるポリアザ大員環の遷移金属錯体 の選択的脱プロトン化、それに続く沃化メチルによるアルキル化を含む、この化 合物の他の合成法は時間のがかる金属除去及び精製が必要である。
モノ−N−官能ポリアザ大員環を与える他の合成経路は、異なり及びそれほど一 般的でない、長い、保護、官能化、脱プロトン法を含む1例えば、P、S、Pi llavincini らのJ、^−er。
Chem、Soc、、109.5139〜44(1987)及び公開欧州特許出 願0232751(1984)参照。
当該分野に存在するモノ−N−アルキル化法の限界にかんがみて、過剰の大員環 及び補助塩基をあてにせず並びに所望のモノ−N−アルキル化生成物に対し選択 的である直接アルキル化法を用いることが望ましい。
驚くべきことに、本発明は大過剰の大員環及び補助塩基を用いずモノ−N−アル キル化生成物を選択的に製造する方法を提供する0本発明はプロトン転移を促進 しない溶媒中求電子剤と1〜5当量のポリアザ大員環とを反応させることを含む モノ−N−アルキル化ポリアザ大員環の新規製造方法に関する。この方法により 、ビス、トリス、テトラ、又はそれ以上のN−アルキル化生成物とくらべ所望の モノ−N−アルキル化生成物に対する高い選択性が得られる。
本発明は、比較的非極性、好ましくは比較的非プロトン性溶媒中適当な電子剤( E)と遊離塩基ポリアザ大員環(M)との反応に関する0Mに対するEの比は、 約5当量のMに対し約1当量のE、好ましくは約3当量のMに対し約1当量のE 、より好ましくは約2当量のMに対し約1当量のE、最も好ましくは約1当量の Mに対し約1当量のEである。
本発明の方法は一般的であり、種々のポリアザ大員環及び電子剤により選択的モ ノ−N−アルキル化生成物を形成する請求電子剤の完全な転化にはわずかに過剰 のポリアザ大員環が好ましいが、大過剰のポリアザ大員環を用いた場合収率の差 はわずかである。
本発明において用いられるポリアザ大員環は少なくと62環)又は硫黄原子(ポ リチオアザ大員環)を含んでよい、またポリアザ大員環という語は、対称環、例 えばモノ−N−アルキル化できる二級アミンを有するポリアザ大員環、アザオキ サ大員環又はビシクロポリアザ大員環(すなわち、架橋した成分もしくは縮合し た環、しかし、モノ−N−アルキル化反応は飽和環の窒素原子上でおこる)も含 む、好ましくは、二級アミンはすべて化学的に等しい。大員環は好ましくは対称 的平面を有し、ヘテロ原子(0,S、N)の総数は好ましくは偶数であるべきで ある。最終大員環もヘテロ原子の間のスペーサーとしてメチレン成分、+CH2 →i (式中、nは2〜4である)を含む、「ポリアザ大員環」とは可能なこの 複素環をすべて意味し、例えば1.4−ジアザシクロヘキサン、1.3.7−ト リアザシクロヘキサン、1,4,7.10−テトラアザシクロドデカン、1.4 ,8.11−テトラアザシクロテトラデカン、1 、4 、7.10.13−ペ ンタアザシクロペンタデカン、1 、4 、7.10,13.16−ヘキサアザ シクロオクタゾカン、1,7.13−トリアザ−4,10,16−)リオキサシ クロオクタデカン、1.7−ジアザ−4,11−ジチアシクロドデカン等を含む 。
本発明の方法で用いられる電子剤(RX)は、ポリアザ大員環中の窒素原子の1 個から電子対を受け入れることができるものである。共有結合が電子剤とポリア ザ大員環の間の反応より得られ、選択的モノ−N−アルキル化が得られる。
RXにおいて、Rは所望のモノ−N−アルキル化生成物、特にアルキル、アルキ ルアリール、又はアルキルへテロアリール官能基を形成する成分である6Rの例 は、CI〜C,アルキル、シアノ、ピリジニル、C02R’ もしくはC0N( R’)2 (式中、R1はH,C,〜C4アルキル、C5〜C4アルクアリール であり、アリール部分は炭素、硫黄、窒素もしくは酸素原子を有する5もしくは 6R環である)である、Xは離脱基である。
そのような離脱基は当該分野において公知であり、例えばクロロ、ブロモ、ヨー ド、アセテート、トリフルオロアセテート、トリフレート、メシレート、ジアゾ 、プロシレート及び他の同様の公知の基である。好適な電子剤は、例えばd。
1−2−ブロモ−4−N−フタルアミドブタン酸イソプロピルエステル、d、1 −2−ブロモ−4−(4−ニトロフェニル)ブタン酸イソプロピルエステル、d  、1−2−ブロモ−4−(4−ニトロフェニル)ブタン酸メチルエステル、4 −ニトロシンナミルプロミド、4−ニトロフェネチルプロミド、4−ニトロベン ジルプロミド、ベンジルプロミド、及び他の同様の公知の基である。
試薬の濃度は本発明の方法において問題ではないが、経済的理由及び適正な反応 時間のため、好ましくは非稀釈条件、例えばlXl0−’〜2Mで行なわれる。
この濃度で行なわれるモノ−N−アルキル化は予想外の高選択性で高収率で所望 の生成物を与える。モノ−N−アルキル化ポリアザ大員環は、ビス、トリス及び /又はテトラN−アルキル化生成物と比較して少なくとも40パーセント、好ま しくは50〜98パーセントの選択率で得られる。
本発明の方法に用いられる溶媒はプロトン転移を促進しない、好適な溶媒は、比 較的非極性、比較的非プロトン性溶媒、例えばクロロホルム(CHCム)、四塩 化炭素(CC1,)、塩化メチレン(CHzClz)、テトラヒドロフラン、1 .4−ジオキサン、及びアセトニトリル、又は比較的非極性、比較的非プロトン 性炭化水素溶媒、例えばベンゼン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、及びトルエ ン、又は比較的非極性、プロトン性アルコール、例えばn−ブタノール、t−ブ タノール、インプロパツール、n−ヘキサノール等である。好ましい溶媒は、比 較的非極性、比較的非プロトン性溶媒、特にクロロホルムである。「比較的非プ ロトン性」とは、溶媒が工程の条件において反応にプロトンを与えないことを意 味する。「比較的非極性」とは好適な溶媒の上記例よりわかるように双極性成分 が比較的少ないことを意味する。
用いられる温度は一78〜100℃、好ましくは一25〜40℃、より好ましく は0〜25℃である。0〜25℃での反応時間は10〜24時間である0反応時 間は温度により異なるが、所望のモノ−N−アルキル化生成物の選択性を助ける には低い温度が好ましい。
反応の1換条件からの塩基の除去は請求電子試薬のエピマー化を防ぐ手助けとな る。従って、光学活性モノ−N−アルキル化付加物は本発明の方法により入手可 能である。形成した生成物は出発求電子試薬とは逆の光学活性形状を有する0例 えば、得られるモノ−N−アルキル化ポリアザ大員環生成物は光学活性α−ハロ 酸エステルとは反対の光学形状を有する。
本発明の方法は補助塩基の存在を必要としない。少量のそのような塩基が用いら れるが、この方法は無機補助塩基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、 水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等、又は有機補助塩基、例えば トリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリミジン、4−N、N−ジエチルアミ ノピリジン、ジアゾビシクロドデカン、ジアゾビシクロノナン等の実質的非存在 下で行なわれる。
さらに、強塩基の非存在及び低温はポリアザ大員環の周囲への他の潜在官能基の 混入を可能にする。例えば、エステル及びフタルアミド官能基は両方とも本発明 の方法の温和な条件を許容する。極性プロトン性溶媒、例えば水性エタノールも しくはメタノール中に水酸化リチウムを用いる当該分野の方法(M、5tude rら、He1v、Chim、^cta、69.2081〜86 (1986)  )はこの基を加水分解すると予想される。
本発明の方法は放射性医薬用の二官能キレート化剤分子の合成前駆体の製造に用 いられてきた〔例えば、サウジアラビア特許公開3277^、S、Baughm anら、1989年10月10日発行、及び欧州公開出願296,522、W、 J、Kruperら、1989年12月28日発行参照〕、この化合物への5段 階合成法の簡潔さは、M、K。
MoiらのJ、^mer、che+s、soc、110.6266〜27(19 88)による他の医薬用の9段階方法よりすぐれている。
本発明のモノ−N−アルキル化法は所望の電子剤の入手性に依存している。置換 α−ハロ酸エステルの場合、N−ブロモスクシンイミドを眉いる2段階法におい て市販入手可能な酸を臭素化し、エステルに転化する( D、N、Harppら 、J、Org。
Chem、40.3420−27 (2975)参照〕。このイオン性臭素化法 は標準t(ell−Vollard−Zelinski法よりすぐれており、反 応性ベンジル基さえ含むアルカン酸の排他的αハロゲン化を可能にする。光学活 性α−ハロ酸は通常最近のジアゾ化化学CB。
Koppenhoeferら、r Organic 5ynthesis J  、66巻、151〜57頁、(1988)参照〕を用いて対応するアミノ酸より 容易に入手可能である0本発明において用いられる他の電子剤は公知の方法によ り製造され、又は市販入手可能である。
ポリアザ大員環、例えば1.4,7.11−テトラアザシクロドデカン及び同様 のクリプタンドリガンドは多段階法において鋳型効果を用いる公知の方法により 製造される0例えばT、S、AdkinsらのJ、^n+er、che請、so c、96.2268〜70(1974)及びT、J、AdkinsらのOrga nic 5yntheses 28.86〜97(1978)参照。
この方法の出現により、多くの対称的大員環が今や市販入手可能である。
本発明は以下の実施例によりさらに説明されるが、これは本発明の単なる例であ る。
=1蝮X1 以下の例において、用いた装置は以下のとおりである。
マススペクトルはFinnigan TSQマススペクトロメーター又はVG  ZAB−MS高解像マススペクトロメーターのいずれかで得た。
1H及び”CNMRスペクトルはVarian VXR−300スペクトロメー ターを用いて得た。
IRはN1colet SSX FT/IR装置で記録した。
以下の例iこおいて、溶媒はすべてFisher HPLCグレード物質であっ た。有機化合物のクロマトグラフィーはすべて−、C15tillらのJ、Or g−Chem、43.2923〜2925(1978)によるフラッシュクロマ トグラフィー法を用いて行い、以下の溶媒システムを用いた。
溶媒システム1−CHCl、 : CH,OH:濃NH,OR2: 2 : 1  (V:V: V)。
溶媒システム2 CHCl3 : CLOD :濃NIf、OH12: 4 :  1 (V:V:V):及・び 溶媒システム3−CHCl、 : CH,OH:濃NH4OH16: 4 :  1 (V:V : V) Rf値はこれらの溶媒システム及び市販のシリカプレートを用いて記録した。
1.4.7.10−テトラアザシクロドデカン及び1.4゜7.10,13−ペ ンタアザシクロペンタデカンはParrishChemical Co、より得 た。
1.4.8.11−テトラアザシクロテトラデカンは^IdrichChemi cal Co、より得た。
例で用いる以下の語は以下のとおりに規定する。
conc 、−濃 dec −分解 % −パーセント 求1ゴJしM 匠−N d 、1−2−ブロモ−4−(4−ニトロフェニル)ブタン酸メチルエステルの 製造 チオニルクロリド15m1及び四塩化炭素5mlの溶液に窒素大気下4−(4− ニトロフェニル)ブタン酸10.46g(0,05モル)を加えた。この溶液を 1時間還流すると最初に塩化水素及び二酸化硫黄が遊離した。気体遊離後、四塩 化炭素25mN中のN−ブロモ−スクシンイミド11.0g(0,06モル)及 び48%水性臭化ナトリウム触媒3滴を暖かい溶液に加え、この際臭素の遊離が おこった。暗赤色溶液をさらに15分間還流し、冷却し、撹拌しながらメタノー ル100Ta1に注いだ、TLC(60: 40エチルアセテート:n−ヘキサ ン)はRf =0.69を特徴とする生成物を示した。過剰の溶媒を除去し、暗 赤色部を溶出液として塩化メチレンを用いシリカゲルパッド1岬ンチ×6インチ (2,5c+sX 15.2cm)を通し濾過した。溶媒を蒸発させることによ り無色の油を14.5g得、これは表題の生成物:出発物質のメチルエステルの 85 : 15混合物であり、以下をさらに特徴とする。
’HNMR(CDC1z) δ8.16(d) 、 7.38(d) 、 4.20(dd) 、 3.79 (s) 、 2.88(m) ;IコCNMR(CDCI、) δ1B9.6 、147.5 、129.3 、123.7 、53.0 、4 4.4 、35.5 、33.0涯−1 d 、1−2−ブロモ−4−(4−ニトロフェニル)ブタン酸イソプロピルエス テルの製造 イソプロパツールと共に粗酸塩化物を急冷し及びクロマトグラフ精製後50%の 収率で透明な油として表題のエステルを得た。この生成物(Rf =0.73  、塩化メチレン)は未臭素化エステルを全く含まず、さらに以下を特徴とした。
’HNMR(CDCI、) δ8.16(d) 、 7.38(d) 、 5.05(septet) 、  4.14(dd) 、 2.88(m> 。
2.39(論) 、 1.29(d) ;’3CNMR(CDCIs) δ16B、7 、147.7 、129.3 、123.8 、69.9 、4 5.1 、35.6 、33.0 。
21.5 、21.2゜ 匠−q トランス−ρ−二トロシンナミルブロミドの製造窒素大気下、乾燥アセトニトリ ル35−1にトリフェニルホスフィン7.3g(27,9ミリモル)を加えた0 反応混合物を0〜10℃の温度に保つため冷却しながらこの溶液に臭素4.31 g(27,0ミリモル)を15分かけて加えた。この溶液を室温(約22〜25 ℃)にあたため、p−二トロシンナミルアルコール(Pfaultz &Bau er Chemical Co、) 5.0g(27,9ミリモル)をアセトニ トリル50−1中のスラリーとして加え、これにより発熱反応(温度約45℃) がおきた。得られる暗赤色溶液を撹拌しながら60℃に1時間加熱し、次いでエ ーテル500m1に注いだ、−晩放置後(約16時間)、この溶液よりトリフェ ニルホスフィンオキシトが沈殿した。この溶液を濾過し、フラッシュシリカゲル 15gをこの溶液に加え、次いで溶媒を除去した。得られる粉末マトリックスを 3インチ×8インチ(7,6cmX20.3c輸)のフラッシュカラムに加え、 ヘキサン、続いてヘキサン中20%エチルアセテートにより所望の生成物を溶出 させ、所望の純粋な生成物を収率86%で5.8g(23,9ミリモル)得(M P=75〜76℃、Rf =0.81.60 : 40エチルアセテート:n− ヘキサン)、さらに以下を特徴とした。
’HNMR(CDC13) δ8.17(d) 、 7.51(d) 、 6.70(dd) 、 s、56 (dt) 、 4.16(dd> ;IコCNMR(CDCI、) δ147.3 、142.1 、132.0 、129.8 、127.2 、 123.9 、31.8゜餞−以 d 、1−2−ブロモ−4−(N−フタルアミド)ブタン酸イソプロピルエステ ルの製造 トラップ及び水冷却器を取り付けたフラスコに、無水フタル酸14.8g(10 0ミリモル)、γ−アミノブチル酸(^ldrichChemical Co、 >10.3g(100ミリモル)、トリエチルアミン!、3ml及びトルエン1 50dを加えた。この混合物を還流し、1.5時間かけ1.75m1の水を共沸 除去した。この溶液登冷却し、−晩(約16時間)放置した。形成した白色結晶 を濾過し、ヘキサンで洗い、乾燥した。この粗結晶を5%水性塩化水素250m 1及び冷水100mZで洗った。乾燥後、4−(N−フタルアミド)ブタン酸( MP=114.5〜115.5℃、水中30%メタノールより再結晶した)を収 率82%で19.0g(81,5ミリモル)得、さらに以下を特徴とした。
18 NNR(CDCI、) δ7.84(dd) 、 7.72(dd) 、 6.05(bs) 、 3. 77(t) 、 2.42(t) 。
2.02(p) ; 1コCNMR(CDCI、) δ177.9 、169.4 、134.0 、123.3 、37.1 、3 1.2 、23.6゜上記製造した4−(N−フタルアミド)ブタン酸を例A及 びBの方法により反応させ、溶出液としてクロロホルムを用いフラッシュシリカ ゲルクロマトグラフィー後白色結晶(MP=72〜74.5℃、Rf =0.3 8、クロロホルム)として収率68%で表題の化合物を得、さらに以下を特徴と した。
’HNMR(CDC1,) δ7.85(dc() 、 7.73(dd) 、 5.04(septet)  、 4.23(dd) 、 3.85(dt) 。
2.51(m) 、 2.36(s) 、 1.29(d) 、 1.26(d )。
杢11ト失友抹− 匠−Y 1.4,7.10−テトラアザ−1−((4−ニトロフェニル)メチルクシクロ ドデセンの製造 遊離塩基、1,4.7.10−テトラアザシクロドデカン3−56(20,3ミ リモル)及びp−ニトロベンジルプロミド1.7g(7,87ミリモル)をクロ ロホルム50醜!中窒素下25℃で24時間撹拌した。このヒドロプロミド塩の クロロホルムスラリーをフラッシュシリカゲルのカラム1インチX1フインチ( 2,5cmX43.2c輪)に入れたく溶媒システム3)、生成物2.13g  (6,93ミリモル)を淡黄色固体(M P = 128〜129℃、Rf = 0.58、溶媒システム3)として収率88%で得、さらに以下を特徴とした。
’HNMR(CDCI3) δ8.18(d) 、 7.49(d) 、 3.69(s) 、 2.82( t) 、 2.70(t) 、 2.59(m) :1コCNMR(CDCI3 > δ147.2 、128.4 、123.8 、58.8 、51.7 、47 .1 、46.3 、45.1 。
匠−1 1,4,7,10−テトラアゾ−1−(2−(4−ニトロフェニル)エチルコシ クロドデカンの製造ペンテン安定化クロロホルム50m1中の1.4.7.10 −テトラアザシクロドデカン3.5g(20,3ミリモル)の撹拌溶液に、窒素 大気下激しく撹拌しながら5分かけて1−ブロモ−2−(4−ニトロフェニル) エタン(^Idrich Chemical Co、)を4.0g(17,4ミ リモル)加えた。約25℃で一晩撹拌を続け、アミンヒドロプロミドの結晶が溶 液より沈殿した。フラスコの内容物をクロロホルム中5%メタノールで前溶出し たフラッシュシリカゲルカラム1ゴンチ×18インチ(2,5cmX45.7c 論)に入れ、溶出液として前記5%メタノールを加え、続いて溶媒システム3で 溶出した。放置すると固化するオレンジ色の油としての所望の生成物(Rf = 0.73、溶媒システム2 )2.27g(7,06ミリモル)(収率40.6 %)からP−ニトロスチレン(1,45g、9.7ミリモル、Rf =0.98 、溶媒システム2)が分離された。サンプルをクロロホルム/シクロヘキサンよ り再結晶させ[MP= 146.5〜148.5℃(deck) 、さらに以下 を特徴とした。
’HNMR(CDC1,) δ8.14(d) 、 7.40(d) 、 2.91(t) 、 2.77( t) 、 2.72(t) 、 2.50(t)。
:l’、60(s) ; 1コCNMR(CDCI3> δ148.5 、129.6 、123.4 、55.5 、51.4 、46 .9 、45.9 、45.1 。
1.4,7.10−テトラアザ−1−〔1−カルボメトキシ−3−(4−ニトロ フェニル)プロピルコシクロドデカンの製造 ペンテン安定化クロロホルム17m1中の1.4,7.10−7−トラアザシク ロドデカン1.72g(10,0ミリモル)の撹拌溶液に窒素大気下5分かけて 粗d 、1−2−ブロモ−4〜(4−二トロフェニル)ブタン酸メチルエステル (例Aの方法により製造)2.07g(5,82ミリモル)を加えた。この反応 混合物を約25℃で48時間撹拌し、TLC(溶媒システム2)は所望のモノア ルキル化生成物(Rf =0.73、ニンヒドリン、沃素、及びUV活性)への 転化を示した。黄色クロロホルム溶液を5%メタノールクロロホルムで前溶出し たフラッシュシリカゲルカラム1ゴンチ×16インチ(2,5cm X 40. 6cm)に加え、次いで前溶出溶媒システム250mZで溶出し、さらに溶媒シ ステム2で溶出した。所望の生成物を含む両分を合わせ、蒸発させ所望の生成物 (M P = 156〜159℃、クロロホルムより再結晶)を収率94%で2 .15g (5,46ミリモル)得、さらに以下を特徴とした。
’HNMR(CDC1,) δ8.14(d) 、 7.39(d) 、 3.7Hs) 、 3.39(d d) 、 2.5−3.0(m>。
2.08(nン 、2.01(輪) :13CNMR(CDCI、) δ172.7 、149.3 、146.4 、129.2 、123.6 、 62.3 、51.2 、48.9゜47.2 、45.8 、45.4 、3 2.8 、30.9゜匠−先 1 、4 、7.10.13−ペンタアザ−1−〔1−カルボイソプロポキシ− 3−(4−ニトロフェニル)プロピルコシクロペンタデカンの製造 シリカゲルでのクロマトグラフィー後収率77%で黄色部として精製した所望の 生成物(Rf =0.82、溶媒システム2)を得、さらに以下を特徴とした。
+!l NMR(CDC13) δ8.14(d) 、7.49(d) 、5.09(septet> 、4.8 6(s) 、3.38(dd、s)。
2.5−3.0(w+)、2.30(@)、2.11(m)、1.29(d); 13CNMR(CDCI、) δ171.9 、149.1 、146.5 、129.5 、123.6 、 68.7 、61.9 、49.5゜46.8 、48.7 、45.5 、4 5.3 、32.9 、32.1 、22.1 、22.0 。
IR(CDCI3) cm−’ 3450 、2880 、1735 、1350 、915゜匠−Σ 1,4,7.10−テトラアザシクロドデカンによるp−二トロペンジルブロミ ド(^Idrich Chemical Co、)のモノ−N−アルキル化の収 率 + (゛・ゐ 1つト、/\8 、、 ビュ 表1 ■ 25℃で行ったフラッシュクロマトグラフィー後の生成物の単離した収率 寧1臭素に対し1.0当量のKCO,を加えた匠−i 本発明の方法を用いる種々のモノ−N−アルキルポリアザ大員環の製造 以下の表■において、種々の電子剤をポリアザ大員環と反応させ、所望のモノ− N−アルキルポリアザ大員環に対し40%以上の選択率を与え、単離した収率を %で示した。この方法は表■に示した当量及び溶媒を用い例1〜4の方法により 行った。以下の表mは表Hの反応により形成された所望のモノ−N−アルキルポ リアザ大員環の構造を示す。
ベ 一 人 皺 曖 ン ベ シ ス 中 優 婆 薮 表 ■ 続き 表 ■ 続き 例 ポリアザ大員環 本発明の他の実施態様は本明細書より当業者に明らかであろう、明細書及び実施 例は単なる例であり、本発明の範囲は請求の範囲により示される。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プロトン転移を促進しない溶媒中1〜5当量のポリアザ大員環を求電子剤と 反応させることを含むモノ−N−アルキル化ポリアザ大員環の製造方法。 2.溶媒が比較的非極性、比較的非プロトン性溶媒である、請求項1記載の方法 。 3.溶媒がクロロホルム、四塩化炭素、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、1 ,4−ジオキサン又はアセトニトリルである、請求項2記載の方法。 4.溶媒がクロロホルムである、請求項2又は3記載の方法。 5.溶媒が炭化水素溶媒である、請求項2記載の方法。 6.溶媒がベンゼン、シクロヘキサン、n−ヘキサン又はトルエンである、請求 項5記載の方法。 7.溶媒が比較的非極性、プロトン性アルコールである、請求項1記載の方法。 8.溶媒がn−ブタノール、t−ブタノール、イソプロパノール又はn−ヘキサ ノールである、請求項7記載の方法。 9.ポリアザ大員環が対称形である、請求項1記載の方法。 10.ポリアザ大員環がヘテロ原子の間に2〜4個の炭素原子を含むメチレン成 分を有する、請求項9記載の方法。 11.ポリアザ大員環が1,4−ジアザシクロヘキサン、1,3,7−トリアザ シクロノナン、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン、1,4,8,1 1−テトラアザシクロテトラデカン、1,4,7,10,13−ペンタアザシク ロペンタデカン、1,4,7,10,13,16−ヘキサアザシクロオクタデカ ン、1,7,13−トリアザ−4,10,16−トリオキサシクロオクタデカン 又は1,7−ジアザ−4,11−ジチアシクロドデカンである、請求項10記載 の方法。 12.求電子剤がRX(式中、Rは所望のモノ−N−アルキル化生成物を与える アルキルもしくはアルキルアリール官能基である成分であり、Xはあらゆる離脱 基である)である、請求項1記載の方法。 13.Xがクロロ、ブロモ、ヨード、アセテート、トリフルオロアセテート、ト リフレート、メシレート、ジアゾ又はプロシレートである、請求項12記載の方 法。 14.求電子剤がd,l−2−ブロモ−4−N−フタルアミドブタン酸イソプロ ピルエステル、d,l−2−ブロモ−4−(4−ニトロフェニル)ブタン酸イソ プロピルエステル、d,l−2−ブロモ−4−(4−ニトロフェニル)ブタン酸 メチルエステル、4−ニトロシンナミルブロミド、4−ニトロフェネチルブロミ ド、4−ニトロベンジルブロミド又はベンジルブロミドである、請求項13記載 の方法。 15.Rが光学活性α−ハロ酸エステルである、請求項12記載の方法。 16,得られるモノ−N−アルキル化ポリアザ大員環生成物が光学活性α−ハロ 酸エステルと逆の光学形状を有する、請求項15記載の方法。 17.温度が−78〜100℃である、請求項1記載の方法。 18.温度が−25〜40℃である、請求項17記載の方法。 19.温度が0〜25℃である、請求項18記載の方法。 20.求電子剤に対し1〜3当量のポリアザ大員環を用いる、請求項1記載の方 法。 21.求電子剤に対し1〜2当量のポリアザ大員環を用いる、請求項1記載の方 法。 22.求電子剤に対し約1当量のポリアザ大員環を用いる、請求項1記載の方法 。 23.少なくとも40パーセントの選択率でモノ−N−アルキル化大員環を得る 、請求項1記載の方法。 24.50〜98パーセントの選択率でモノ−N−アルキル化大員環を得る、請 求項1記載の方法。
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