JPS5822036B2 - マレインイミドユウドウタイノ セイゾウホウホウ - Google Patents

マレインイミドユウドウタイノ セイゾウホウホウ

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JPS5822036B2
JPS5822036B2 JP14689075A JP14689075A JPS5822036B2 JP S5822036 B2 JPS5822036 B2 JP S5822036B2 JP 14689075 A JP14689075 A JP 14689075A JP 14689075 A JP14689075 A JP 14689075A JP S5822036 B2 JPS5822036 B2 JP S5822036B2
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JP
Japan
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reaction
solvent
formula
maleimide
mol
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JP14689075A
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山田義次
小林一美
石川栄治
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なマレインイミド誘導体の製造方法に関す
る、更に詳しくは一般式(1) (式(1)中、Rは1.4−フェニレン基又は1.4−
シクロヘキシレン基を、Xは水酸基又はハロゲン原子を
示す)で表わされるマレインイミド化合物と一般式(2
) (式(2)中、Yは水素原子又はアルカリ金属原子を示
す)で表わされるスクシンイミド化合物とを反応せしめ
ることからなる一般式(3) (式(3)中、Rは前記と同じ意味を示す)で表わされ
る新規なマレインイミド誘導体の製造方法に関する。
本発明の一般式(3)で表わされる化合物は本発明者ら
によって合成された新規化合物であり、臨床検査薬とし
て極めて有用であることが本発明者らによって見出され
た。
最近、「エンザイムイムアツセイ」と呼ばれる、酵素で
標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い、血清(検体
)中の抗原量を算出する生体外非放射性酵素免疫測定法
が行われている。
その際使用される酵素標識抗体の調整に、従来N、N’
−0−フェニレンジマレイミドや、グルタルアルデヒド
などが、酵素と抗体をつなぐ架橋剤として使用されてい
たことがこれらの化合物は調整時に安定性が悪く充分反
応しなかったり、また酵素の種類によっては適用できな
かったが、一般式(3)で表わされる新規化合物は、安
定でしかも種々の酵素に適用できる。
本発明の方法は次の反応式に従って行なわれる。
式中、R,XおよびYは前記と同じ意味を表わす。
上記反応式においてXが水酸基でYが、水素原子の場合
は脱水剤を添加することにより反応は円滑に進行する。
この場合の脱水剤としては例えば硫酸、N、N−ジシク
ロへキシルカルボジイミドなどがあげられる。
Xがハロゲン原子でYが水素原子の場合は脱酸剤を添加
することにより反応を進行せしめ得る。
脱酸剤としては例えばピリジン、トリエチルアミンなど
の有機塩基があげられる。
但しここに例をあげた脱水剤および脱酸剤により本発明
の方法が制約されるものでないことは勿論である。
又、本発明においてXがハロゲン原子で、Yがアルカリ
金属原子の場合は温和な条件で反応が円滑に進行し好収
率が得られる。
反応は溶媒中で行なわれるのが好ましい。
反応溶媒としては例えばジエチレングリコールジメチル
エーテル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサ
イド等が良い結果を与えるが、トルエン、キシ1/ン、
ジオキサン及びこれらの混合物なども用用いられる。
本発明の出発原料として使用される一般式(1)で表わ
される化合物も新規化合物であってXが水酸基の場合の
化合物は本発明者らによって別に特許出願された方法で
合成される。
一般式(1)で表わされる化合物においてXがハロゲン
原子の場合の化合物は次の反応式に従って合成される。
上記の式における反応は不活性な溶媒中で行われること
が好ましいが無溶媒で行なうこともできる。
上記のチオニルクロライドのほかに五塩化リン、三塩化
リンまたはオキシ塩化リン等を用いることもできる。
塩素化の代りに臭素化する場合は例えば三臭化リンが用
いられる。
無溶媒でも反応は行なわれるが溶媒としてはベンゼン、
トルエン、n−ヘキサン等が適する。
反応は溶媒の還流下に又はそれ以下の温度でも容易に進
行する。
一般式(2)で表わされるスクシンイミド化合物は公知
の化合物でありYがアルカリ金属原子である場合は次の
反応式に従って合成される。
上記の式における反応も不活性な溶媒中で行なわれるこ
とが好ましい。
その場合の溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、n
−ヘキサン、ジメチルホルムアミド、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル等が適する。
反応は室温でも進行するが要すれば50〜110℃に温
めることにより円滑に進行する。
金属ナトリウムの代りに水素化ナトリウム又は金属カリ
ウムを用いても良い。
本発明の目的化合物である一般式(3)で表わされるマ
レインイミド誘導体を反応物から単離するには、反応終
了後、要すれば反応溶媒を減圧下に留去して残分を水に
排出し析出した粗結晶をろ別し。
溶媒例えばアセトン又はメタノール等から再結晶するこ
とにより精製品が容易に得られる。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例 1 4−α−(マレインイミド)メチルシクロヘキサン−1
−カルボン酸スクシンイミドエステルの製造。
かきまぜ機、温度計、滴下漏斗および還流冷却器を付け
たフラスコ(装置a)に、N−ヒドロキシスクシンイミ
ド1.411(0,012モル)ト溶媒としてジエチレ
ングリコールジメチルエーテル(以下ジグライムとかく
)30−を入れてかきまぜて溶解した。
ついで金属ナトリウム0.28f(0,012モル)を
加えて100〜110℃で1時間30分かきまぜてN−
ヒドロキシスクシンイミドナトリウム塩を合成した。
上記と同じ形式の別のフラスコ(装置b)に、N−α−
(4′−カルボキシシクロヘキシル)メチルマレインイ
ミド2.9r(0,012モル)、乾燥ベンゼン30r
rllおよびチオニルクロライド1.9r(0,Ot6
モル)を入れて80℃で1時間かきまぜた。
余剰のチオニルクロライドおよび溶媒ベンゼンを減圧下
に留去して、残分として4−α−(マレインイミド)メ
チルシクロヘキサン−1−カルボン酸クロライドを得た
これをジグライム20−に溶解し滴下漏斗に移した。
前記したN−ヒドロキシスクシンイミドナトリウム塩と
溶媒ジグライムのはいった反応フラスコ(装置a)中に
、上記の4−α−(マレインイミド)メチルシクロヘキ
サン−1−カルボン酸クロライドのジグライム溶液を4
5〜50℃で約20分間を要して徐々に滴下し、45−
45℃で3時間かきまぜた。
反応液をろ過して生成した塩化ナトリウムを除き、ろ液
から減圧(10aHr)下に溶媒ジグライムを蒸留回収
した。
蒸留残分を水30ゴ中に排出し析出した結晶をろ別し、
水洗、乾燥して4−α−(マレインイミド)メチルシク
ロヘキサン−1−カルボン酸スクシンイミドエステルの
粗結晶を得た。
アセトンから再結晶したものの収量3.11、収率75
.8%(対N−ヒドロキシスクシンイミ ド、)。
融点1 8 7.5〜189.0℃。また赤外線吸収
スペクトログラムは3080(m−1(=CH)、29
30crrL−1(シクロヘキサ7環−CH2−) 1
78 QcrIL−1(C=0 )、1220crrL
1および1090CrlL−’ (エステル−CO−0
−)に予期される特性吸収を示した。
NMRスペクトログラフィの結果は次のとおりであった
NMR(DMSO−ct6中)p−: 元素分析の結果は次のとおりであった。
元素分析結果(至) CHN 実測値 57.66 6.67 8.21計算値
57.48 5,43 8.38(C16Hl
8 N2 o6として) 実施例 2 4−α−(マレインイミド)メチル安息香酸スクシンイ
ミドエステルの製造。
かきまぜ機、温度計、滴下漏斗および還流冷却器をつけ
たフラスコ(装置a)に、N−ヒドロキシスクシンイミ
ド1.5P(0,013モル)εよび溶媒ジグライム3
0−を入れて溶解した。
ついで金属すl−IJウム0.3 y(’0.013モ
ル)を加えて90〜100℃で1時間30分かきまぜて
N−ヒドロキシスクシンイミドナトリウム塩を合成した
上記と同じ形式の別のフラスコ(装置b)中に、N−α
−(4’−カルホキジフェニル)メチルマレインイミド
3.0f(0,013モル)、乾燥トルエン30yd#
よびチオニルクロライド2.01(0,017モル)を
入れて80℃で1時間かきまぜた。
余剰のチオニルクロライドおよび溶媒トルエンを減圧下
に留去し、残分として4−α−(マレインイミド)メチ
ル安息香酸クロライドを得た1これを20−のジグライ
ムに溶解して滴下漏斗に移した。
前記したN−ヒドロキシスクシンイミドナトリウム塩と
溶媒ジグライムのはいったフラスコ(装置a)の中に、
上記の4−α−(マレインイミド)メチル安息香酸クロ
ライドのジグライム溶液を45〜500で約20分間を
要して徐々に滴下し40〜45℃で3時間かきまぜた。
反応液をろ過して生成した塩化ナトリウムを除き、ろ液
から減圧(10MHf)下に溶媒ジグライムを蒸留回収
した残留残分を水30ゴ中に排出し析出した結晶をろ別
し水洗、乾燥して4−α−(マレインイミド)メチル安
息香酸スクシンイミドエステルの粗結晶を得た。
メタノールから再結晶したものの収量3,31、収率7
7.5係(対N−ヒドロキシスクシンイミド)。
融点190〜192℃。
また赤外線吸収スペクトログラムは308 QCrrL
−’ (=CH)、2950cIrL−1(−CH2−
)、1770CrrL−1(C=0)、1200crr
L−1およびl Q 7 QCIn−1(エステ#−C
O−0−)に予期される特性吸収を示した。
NMRスペクトログラフィの結果は次のとおりであった
\ 元素分析の結果は次のと旧りであった。
元素分析結果(イ) CHN 実測値 58,65 3,72 8.23計算値
58.54 3.69 8.53(C16H1
゜N2へとして) ;実施例 3 4−α−(マレインイミド)メチル安息香酸スクシンイ
ミドエステルの製造。
かきまぜ機、温度計、滴下漏斗および還流冷却器を付け
たフラスコ中に、ジメチルホルムアミド(DMF)20
祇 N−ヒドロキシスクシンイミド1.0f(0,00
9モル)2よびN−α−(4′−カルボキシフェニル)
メチルマレインイミド2.0r(0,009モル)を入
れ、かきまぜて溶解した。
つぎにN、N−ジシクロへキシルカルポジ□イミド(D
DC)2.CNF(0,010モル)をDMF5−に溶
解した溶液を滴下漏斗から徐々に加えた。
この間0〜5℃に保ち、さらに0〜5℃で3時間かきま
ぜて反応を終了した。
反応によって副生じたジシクロへキシルウレアの結晶を
炉し別け、ろ液からDMFの大部分(22TIl)を減
圧(5w11Hf)下に留去した。
蒸留残分を水70rnlに排出して十分にかきまぜて析
出した結晶をろ別し、水洗、乾燥して4−α−(マレイ
ンイミド)メチル安息香酸スクシンイミドエステルの粗
結晶を得た。
メタノールから再結晶したものの収量2611、収率7
5:0%(対N−ヒドロキシスクシンイミド)。
融点190〜192℃、IRおよびNMRスペクトログ
ラムは実施例2に記載したと同一であった。
実施例 4 4−α−(マレインイミド)メチル安息香酸スクシンイ
ミドエステルの製造。
かきまぜ機、温度計、滴下漏斗および還流冷却器を付け
たフラスコ中に、溶媒としてジグライム20ゴとN−ヒ
ドロキシスクシンイミド1.51(0,013モル)を
入れかきまぜて溶解した。
つぎに実施例2で記載したと同様の方法で合成した4−
α−(マレインイミド)メチル安息香酸クロライド3.
2f(0,013モル)をジグライム20ゴに溶解した
溶液を室温(22℃)で徐々に滴下した。
ついで脱酸剤としてピリジン2.12(0,026モル
)を入れて50〜55℃で1時間かきまぜた。
反応液からジグライムおよび過剰のピリジンを減圧(I
OMHP)下に留去し、蒸留残分を水307中に排出し
て十分かきまぜ析出した結晶をろ別し、水洗、乾燥して
4−α−(マレインイミド)メチル安息香酸スクシンイ
ミドエステルの粗結晶を得た。
メタノールから再結晶したものの収量3.31、収率7
7.5係(対N−ヒドロキシスクシンイミド)。
融点190〜192°C0IRおよびNMRスペクトロ
ダラムは実施例2で記載したと同一であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1) (式(1)中、Rは1.4−フェニレン基又は1.4=
    シクロヘキシレン基、Xは水酸基またはハロゲン原子を
    示す)で表わされるマレインイミド化合物と一般式(2
    ) (式(2)中、Yは水素原子又はアルカリ金属原子を示
    す)で表わされるスクシンイミド化合物とを反応せしめ
    ることを特徴とする一般式(3)(式(3)中、Rは前
    記と同じ意味を示す)で表わされるマレインイミド化合
    物の製造方法。
JP14689075A 1975-12-11 1975-12-11 マレインイミドユウドウタイノ セイゾウホウホウ Expired JPS5822036B2 (ja)

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