JPH04502575A - 非イオン性脂肪系流動性分散液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 非イオン性脂肪系流動性分散液 本発明は、６０重量％までの多量の脂肪および１重量％までのは較的少量の非イ オン性乳化剤を含んでなり、常温で流動性であり寸ンブ送り可能な溶融性脂肪の 水性分散液に関する。

化粧品、薬剤または工業製品用の多くの液状の水性および乳濁せ製剤の製造のた めに脂肪が用いられている。脂肪は分散状態のこわらの製剤の特性に影響を与え る。常温で固体のワックス状物質である脂肪を混入するには、同様の温度に加熱 された他の成分の溶液または乳濁液中に溶融し、均一安定分散させることが必要 である。この手順はかなりの労力を要するので、混合するだけで他の水性製剤・ 中に均一に分散させることのできる安定な分散濃厚物として上記脂肪が入手でき るならば、多くの利用者にとって有利である。

１０〜２５重量％の直鎖状ＣＩ４〜２２脂肪アルコールおよび０．０１〜１．０ 重量％のカチオン性乳化剤を含むポンプ送り可能な脂肪アルコール分散液がヨー ロッパ特許出願公開２８２　８６４から既に知られている。

しカルながら、この種のカチオン性分散液は、アニオン性界面活ｔ　性剤ま“は １す７−を含む水性媒体中で０用途に”い７は・分離を、　起こし得るので比較 的不安定である・さらに・この種の分散液を比較的合理的な費用で輸送および貯 蔵し得るようにするために２５重大　量％以上０固体を安定に分散する０とが望 ましいようである・　溶１　融可能な脂肪を・非常に少量０特定の非イオン性乳 化剤を用いるこら　とにより・比較的固体含量０高い低粘度分散液に転化し得る ０とが表　わか・た・ 本発明は、３０〜１ｏｏ℃の範囲の温度において溶融し得る水下ＦＩＪ　溶性脂 肪を含ｈｖｔ；　６２０℃に３いて流動性０水性分散液７あ°７・、　（Ａ）脂 肪一種またはそれ以上を２５〜６０重量％・（Ｂ）乳化剤として、ＨＬＢ値が１ ０以上である非イオン性界面活１　性”チ′かキが付加物０一種またはそれ以上 を０・１〜１重量％、および （Ｃ）水を３９〜７４，９重量％ 含む水性分散泣に関する。

適当な脂肪（Ａ）は、約３０〜１００℃の温度で溶融し、その範囲の温度におい て水と混合相を形成しない、特に、その範囲の温度において液体結晶性相または ゲルを形成しないパラフィン系炭化水素および水不溶性脂肪誘導体である。適当 な脂肪の例は、特に、Ｃ】４〜２２脂肪アルコールもしくはそれらの混合物、ｃ Ｉ□〜２□脂肪酸もしくはそれらの混合物、Ｃ＋　２−ｕ脂肪酸と脂肪アルコー ルの脂肪酸／脂肪アルコールエステル、ＣＤ−４４ジアルキルエーテル、エチレ ングリコールもしくはプロピレングリコールニ脂肪酸エステルまたはＣｌ２−１ ８脂肪酸の脂肪酸トリグリセリドおよびこれら脂肪の混合物である。

特に好適な乳化剤（Ｂ）は、脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アミド、脂肪酸アル カノールアミド、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸プロピレングリコールモノエス テル、脂肪酸ソルビタン部分エステルもしくは他の脂肪酸ポリオール部分エステ ル、アルキルモノグリコシドもしくはオリゴグリコシド、メチノげルコシドモノ 脂肪酸エステルおよびアルキルフェノールの非イオン性エチレンオキシド付加物 である。上記乳化剤は、Ｃｌ２−１□アルキルまたはアシル基を含むべきである 。これらのエチレンオキシド付加物における親水性基と親油性基との重量比は、 エチレンオキシドとポリオール基がら形成された親水性ボリニチレングリコール エーテル基の重量が分子全体の約６０〜９６重量％を占めるようにすべきである 。本発明の脂肪分散液の調製に好適なこれらのエチレンオキシド付加物において 、式：　ＨＬＢ＝（Ｅ＋Ｐ）１５　Ｃ式中、Ｅはオキシエチレン基の付加物中含 量（重量％）およびＰはポリオールエーテル基の付加物中含量（重量％）を表す 。〕で示されるＨＬＢ値は６０１５〜９６１５　（＝１２〜１９．２）である。

置換活性水素原子を含む化合物、例えば水酸基、カルボキシル基またはアミン基 を含む化合物にエチレンオキシドを付加することによりこの種のエチレンオキシ ド付加物を製造する方法は既に知られている〔シェーンフニルト（Ｈ，５ｃｈＯ ｎｆｅｌｔ）、サーフイス・アクティブ・エチレン・オキサイド・アダクツ（Ｓ ｕｒｆａｃｅ　Ａｃｔｉｖｅ　Ｅｔｈｙｌｅｎｅ　０ｘｉｄｅ　Ａｄｄｕｃｔｓ ）、バーガモン・プレス（Ｐ　ｅｒｇａｍｏｎ　Ｐ　ｒｅｓｓ）、１９６９年、 参照〕。個々のポリグリコールエーテルではな（、平均エトキシル化度が付加し たエチレンオキシドのモル数に相当する同族ポリグリコールエーテルの混合物が 、この方法により製造されることも知られている。

特に好適なエチレンオキシド付加物は、ＣＩ２〜２２脂肪アルコール、Ｃｌ２− ２２脂肪酸、脂肪酸モノグリセリド、Ｃ＋　２−２Ｊｔ肪酸の脂肪酸ソルビタン モノエステルもしくは脂肪酸プロピレングリコールモノエステル、ひまし油もし くは水素化ひまし油、アルキル基に１２〜２２個の炭素原子を含むアルキルモノ グリコシドもしくはオリゴグリコンドまたはアルキル基に８〜１５個の炭素原子 を含むアルキルフェノールのエチレンオキシド２０〜１００モル付加物、および それら乳化剤の混合物である。

本発明の分散液は、乳化剤が分散液全体の僅か０．１〜０．５重量％の低い濃度 で存在する場合、特に流動性となる。本発明で用いられる乳化剤成分（Ｂ）は、 好ましくは、本発明の分散液中に用いられる唯一の界面活性物質である。他のイ オン性界面活性剤の存在は通常役立たないばかりか、場合によっては流動性に悪 影響を与え得る。しかしながら、水溶性ポリマーを比較的少量、例えば約０．１ 〜３重量％添加することは分散液の流動性に全く好ましいものであり得る。好ま しい水溶性ポリマーは、非イオン性ポリマー、例えば、ヒドロキシエチルセルロ ース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニ ルアルコール、ポリエチレンオキシド、非イオン性澱粉エーテル、キサンタンガ ム、グアーおよび植物ガムである。しかしながら、イオン性ポリマー、例えば、 アニオン性ポリアクリレートおよびポリアクリル酸コポリマー、カルボキシメチ ルセルロース、カルボキシエチル澱粉またはマレイン酸コポリマーカチオン性ポ リマーを、問題となる反応を起こすことなく本発明の分散液に添加することもで きる。

本発明の一つの特に好ましい態様は、脂肪としてＣｌ４−２２脂肪アルコールを 分散液全体を基準に３０〜５０重量％、および乳化剤としてＣＩ６〜２２脂肪ア ルコールのニチレンオキシド２０〜１００モル付加物を０．１〜Ｏ２５重量％含 む分散液である。

本発明の分散液は、通常の方法により、脂肪および乳化剤を一緒に、激しく混合 しながら、混合物の融点より高温に加熱することにより調製される。次に、撹拌 下にまたは標準的混合および乳化装置において、実質的に同じ温度に加熱した水 を添加する。水中油型エマルジョンが形成される。次に、得られたエマルション を脂肪の融点より低い温度に冷却する。乳化脂肪は固化し安定な分散液が形成さ れる。

本発明の方法により得られる分散液は、常温（２０℃）において更に水で容易に 希釈することができ、任意の比較的低い脂肪濃度に調節することができる。これ は、イオン性に拘わらず容易に他の水性製剤に添加することもでき、不安定性ま たは分離が生じることなく自然に他の水性製剤中に分散する。すなわち、これは 、常温で流動性であり水希釈可能な状態として溶融性脂肪を貯蔵、輸送および加 工するのに好適である。

以下の実施例により本発明を説明する。

１、　本発明の分散液の調製 １．１　使用した脂肪 Ｃ３ＡＬ　（セチル／ステアリルアルコール、重量比５０：５０） ＣＰ　（バルミチン酸セチル） ＥＧＳ　（エチレングリコールジステアレート）ＳＡＣ（ステアリン酸） １．２　使用した乳化剤 ＴＡ２０（セチル／ステアリルアルコール（重量比３０・７０）のエチレンオキ シド２０モル付加物）ＴＡ８０（セチル／ステアリルアルコール（重量比３０ニ ア０）のエチレンオキシド８０モル付加物）ＮＰ５０（ノニルフェノールのエチ レン５０モル付加物） ＨＲＥ　６０　（水素化ひまし油（１２−とドロキシステアリン酸トリグリセリ ド）のエチレンオキシドロ０モル付加物） ＧＭＳ　２４　（グリセロールモノステアレートのエチレンオキシド２４モル付 加物） １．３　分散液の調製 脂肪および乳化剤を混合物の融点より高い温度、ここでは８０℃で加熱混合した 。混合物を撹拌下、やはり８０℃に加熱しておいた水と混合した。自然に乳化し た。得られた乳濁液を急速に２０℃に冷却した。

乳濁液の組成および粘度を下記表に示す。乳濁液調製の５時間後、２０℃で、回 転粘度計を用いて剪断速度４００Ｓ−’として粘度を測定した。

国際調査報告 国際調査報告 ら１頁の続き ［相］Ｉｎｔ、　ＣＬ　’　識別記号　庁内整理番号）発　明　者　テスマン、 ホルガー　ドイツ連邦共和国ユトラアセ　６１番 ｍ　明　者　カーヴア、ロルフ　ドイツ連邦共和国ユトラアセ　器番 特表千４−５０２５７５　（５） ディー４０００　デュツセルドルフ　１２、ヴエンシデイ−４０１９モーンハイ ム２、フオンターネシ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．３０〜１００℃の範囲の温度において溶融し得る水不溶性脂肪を含んでなる ２０℃において流動性の水性分散液であって、（Ａ）脂肪の一種またはそれ以上 を２５〜６０重量％、（Ｂ）乳化剤として、ＨＬＢ値が１２〜１９．６である非 イオン性界面活性エチレンオキシド付加物の一種またはそれ以上を０．１〜１重 量％、および （Ｃ）水を３９〜７４．９重量％ 含むことを特徴とする水性分散液。
2. ２．脂肪成分が、Ｃ１４〜２２脂肪アルコールもしくはそのような脂肪アルコー ルの混合物、Ｃ１２〜２２脂肪酸もしくはそのような脂肪酸の混合物、Ｃ１２〜 ２２脂肪酸と脂肪アルコールの脂肪酸／脂肪アルコールエステル、Ｃ１６〜４４ ジアルキルエーテル、エチレングリコールもしくはプロピレングリコールニ脂肪 酸エステル、またはＣ１２〜１３肪酸の脂肪酸トリグリセリドである請求項１記 載の水性分散液。
3. ３．乳化剤は、エチレンオキシド２０〜１００モルが、Ｃ１２〜２２脂肪アルコ ール、Ｃ１２〜２２脂肪酸、脂肪酸モノグリセリド、Ｃ１２〜２２脂肪酸の脂肪 酸ソルビタンモノエステルもしくは脂肪酸プロピレングリコールモノエステル、 ひまし油もしくは水素化ひまし油、アルキル基に１２〜２２個の炭素原子を含む アルキルモノグリコシドもしくはオリゴグリコシド、またはアルキル基に８〜１ ５個の炭素原子を含むアルキルフェノールに付加した付加物である請求項１また は２記載の水性分散液。
4. ４．乳化剤が分散液全体を基準に０．１〜０．５重量％の量で存在する請求項１ 〜３のいずれかに記載の水性分散液。
5. ５．脂肪としてＣ１４〜２２脂肪アルコールを分散液全体を基準に３０〜５０重 量％、および乳化剤としてＣ１６〜２２脂肪アルコールのエチレンオキシド２０ 〜１００モル付加物を０．１〜０．５重量％含む請求項１〜４のいずれかに記載 の水性分散液。