JPH0450256A - エポキシ樹脂組成物およびその製法 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物およびその製法

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JPH0450256A
JPH0450256A JP16081690A JP16081690A JPH0450256A JP H0450256 A JPH0450256 A JP H0450256A JP 16081690 A JP16081690 A JP 16081690A JP 16081690 A JP16081690 A JP 16081690A JP H0450256 A JPH0450256 A JP H0450256A
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epoxy resin
curing accelerator
resin composition
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Shuichi Kita
喜多 修市
Takamitsu Fujimoto
隆光 藤本
Atsuko Noda
野田 アツコ
Yuji Hizuka
裕至 肥塚
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、無機充填材として、硬化促進剤で表面処理し
た無機充填材を用いたエポキシ樹脂組成物およびその製
法に関する。本発明のエポキシ樹脂組成物は、半導体封
止樹脂としてきわめて有用である。
[従来の技術] 近年、エポキシ樹脂組成物の熱膨張係数の低減や、熱伝
導率の向上のために、無機充填材を増量することが行な
われている。しかし、無機充填材を増量すると粘度が上
昇して作業性が著しく低下する。これを抑えるために球
状の無機充填材が利用され始めているが、半導体封止樹
脂として用いたばあい、球状のシリカを充填した樹脂組
成物には、成形時にパリが発生したり耐クラツク性に劣
るという欠点がある。
そこで、不定形(角状)のシリカが混合されて用いられ
ているが(たとえば特開昭61−268750号公報、
同82−74924号公報参照)、不定形のシリカを混
合すると、粘度が上昇するので、充填率を全体の80%
(重量%、以下同様)程度にまでしか上げられず、熱膨
張係数の低減か充分に達成されないという問題点かある
[発明が解決しようとする課題] このように、80%以上の高充填を達成するために球状
シリカだけを用いると、成形性、耐クラツク性に劣るな
どの問題があるが、これは無機充填材の表面と樹脂マト
リクスとの親和力が弱いためである。
本発明は、前記のような問題を解消するためになされた
ものであり、球状シリカや球状アルミナなどの球状の無
機充填材だけを用いたばあいであっても成形性や耐クラ
ツク性が低下しないエポキシ樹脂組成物をうること、さ
らにこの組成物の製法を提供することを目的とする。
なお、本発明の方法は用途を限定するものでなく、無機
充填材と樹脂マトリクスの親和力を強化する方法として
広く適用できる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤および無機充填材を
主成分として含有したエポキシ樹脂組成物であって、無
機充填材として硬化促進剤で表面処理した無機充填材を
用いたことを特徴とするエポキシ樹脂組成物および 硬化促進剤に有機溶剤または有機溶剤およびカップリン
グ剤を加えて室温で液状のものを調製し、粉体混合装置
を用いて該液状物で無機充填材の表面を処理し、溶剤を
除去して硬化促進剤で表面処理した無機充填材をえたの
ち、えられた無機充填材と該無機充填材を除く組成物の
構成成分とを混合することを特徴とする前記エポキシ樹
脂組成物の製法 に関する。
[作用] 本発明の樹脂組成物においては、無機充填材表面が硬化
促進剤で処理されているので、エポキシ樹脂の硬化反応
が無機充填材の表面から均一に開始する。したがって、
無機充填材表面付近のエポキシ樹脂は均一な網目構造を
形成する。その結果、無機充填材とエポキシ樹脂マトリ
クスの相互作用が強くなり、界面にひずみの少ない硬化
物かえられる。
無機充填材の表面とエポキシ樹脂との相互作用が強くな
ることにより、成形時の樹脂と無機充填材の分離が抑制
され、パリの発生が低減する。また、無機充填材とエポ
キシ樹脂マトリクスとの界面にひずみの少ない均一な網
目構造が形成されることにより、この界面にクラックが
伝播することを防止でき、耐クラツク性に優れたエポキ
シ樹脂硬化物かえられる。
[実施例] 本発明のエポキシ樹脂組成物には、無機充填材として硬
化促進剤で表面処理した無機充填材が用いられる。
前記無機充填材としては、たとえば球状シリカ、球状ア
ルミナ、ガラスピーズなどの球状無機充填材が用いられ
、さらに必要に応じて結晶性シリカ粉末、ガラス繊維、
タルク、炭酸カルシウム粉末、硫酸バリウム粉末、マグ
ネシア粉末などを用いてもよい。
本発明に用いる球状無機充填材は一般に球状無機充填材
として知られているものであり、たとえば長短度(長径
/短径)、偏平度(短径/厚さ)がいずれも0.7以上
で、その表面が曲面で構成されているものなどをいう。
また、平均粒径は5〜50項程度のものが好ましい。
これらの無機充填材は1種を用いてもよく2種以上を併
用してもよい。
前記硬化促進剤の具体例としては、たとえば2−エチル
イミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メ
チルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、1
−ビニル−2−メチルイミダゾール、2−ウンデシルイ
ミダゾールなどのイミダゾール系化合物;イミダゾール
環中の第2級アミン官能基を不活性なシアノエチル基で
置換したキュアゾール−CNタイプ(四国化成工業■製
(7) 2MZ−CN、 2E4MZ−CN。
Co Z−CN、 2PZ−CNなど)、さらにキュア
ゾール−CNタイプの有するイミダゾール環中の第3級
チッ素をトリメリット酸で造塩したキュアゾール−CN
Sタイプ(四国化成工業■製の2MZ−CNS 。
2E4MZ−CNS 、  Co Z−CNS 、 2
PZ−CNSなど)、同様にジシアンジアミドで変性し
たキニアゾールーAZINEタイプ(四国化成工業■製
)2MZ−AZINE、2E4MZ−AZLNE 、 
 Co Z−AZINE 、 2PZ−AZINEなど
)、またイソシアン酸で同様に造塩したキュアゾール−
OKタイプ(四国化成工業蛛製)2MZ−OK、 2P
Z−OKなど)など;イミダゾール化合物の前駆体であ
るイミダシリン化合物、トリエチルアミン、2,4.6
−シメチルメチルアミノフエノール、ベンジルジメチル
アミン、α−メチルベンジルメチルアミン、ピペリジン
、ジメチルラウリルアミン、ジアルキルアミノメタノー
ルアミン、テトラメチルグアニジン、2−ジメチルアミ
ノ−2−ヒドロキシプロパン、N、N’−ジメチルピペ
ラジン、N−メチルモルホリン、ピペラジン、2−(ジ
メチルアミノメチル)フェノール、ヘキサメチレンテト
ラミン、■−ヒドロキシエチルー2−ヘプタデシルグリ
オキサリジンなどの第3級アミンやその他のアミン系化
合物やそれらの塩;トリフェニルホスフィン、トリブチ
ルホスフィンなどの第3ホスフィン化合物やジフェニル
ホスフィン、ブチルフェニルホスフィンなどの第2ホス
フィン化合物などの有機ホスフィン化合物、これらのテ
トラフェニルボロン塩などをあげることができる。
なお、前記キュアゾール−CNタイプ、キュアゾール−
CNSタイプ、キュアゾール−AZINEタイプ、キュ
アゾール−OKタイプなどは室温で固体であり、エポキ
シ樹脂との相溶性がわるく、これらを用いると不均一な
硬化物となりやすいが、後述の製法を採用することでこ
の問題が解決される。
これらの硬化促進剤は、1種を用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。
本発明に用いる硬化促進剤で表面処理した無機充填剤と
は、たとえば極性の強い硬化促進剤のばあいは、それを
無機充填剤表面の水酸基に水素結合力により固定したも
のや、極性の弱い硬化促進剤のばあいは、それをシラン
カップリング剤やチタネートカップリング剤などととも
に用いて無機充填材を処理し、表面に固定したものなど
をいう。
前記無機充填材の樹脂組成物中の含有割合にとくに限定
はないが50〜90体積%が好ましく、60〜85体積
%がさらに好ましい。該割合が50体積%未満では熱膨
張係数が大きくなったり熱伝導率か低下したりし、90
体積%をこえると流動性が低下したり、成形物中にボイ
ドが発生したりする傾向がある。とくに半導体封止樹脂
として用いられるばあいには、球状シリカを樹脂組成物
中65体積%以上、重量では約80%以上含有させるの
が好ましい。
前記硬化促進剤の樹脂組成物中の含有割合は、エポキシ
樹脂に対して0.1〜20%、さらには0.5〜15%
が好ましい。該割合が0.1%未満ではエポキシ樹脂の
硬化が不充分となる傾向があり、20%をこえると硬化
時間が短かくなり成形性が低下したり、耐湿信頼性が低
下したりする傾向がある。
また、硬化促進剤はその一部が無機充填材の表面に固定
されずに樹脂組成物中に含有されてもよく、表面処理に
用いる硬化促進剤の割合は硬化促進剤全体の少なくとも
5%、さらには10%以上であるのが本発明の効果をう
る点から好ましい。
本発明に使用されるエポキシ樹脂にとくに限定はなく、
いかなるものでも使用しつる。その具体例としては、た
とえばフェノールノボラック型エポキシ樹脂、タレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、さらに
は、ビフェニル骨格を有する油化シェル社製のYX−4
000、ナフタレン骨格を有する大日本インキ化学工業
■製のEPICLON EXA−4032など、ヒスフ
ェノールS型の大日本インキ化学工業■製のEPICL
ON EXA−4032など、ビスフェノールS型の大
日本インキ化学工業■製17)EPICLON EXA
−1514、EXA−4800など、星型構造を有する
日本化薬■製のEPPN501 、EPPN502など
、これらエポキシ樹脂のハロゲン化物などがあげられる
。これらのエポキシ樹脂は1種を用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。
本発明において使用される硬化剤の具体例としては、た
とえばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラッ
ク樹脂などのフェノール樹脂、無水フタル酸、無水テト
ラハイドロフタル酸、無水ヘキサハイドロフタル酸など
の酸無水物、アミン系硬化剤などをあげることができる
なお、硬化促進剤としてあげたイミダゾール系化合物は
硬化剤としても作用するため、硬化促進剤兼硬化剤とし
てイミダゾール系化合物を用いたばあいは、前記のごと
き硬化剤を配合せずにエポキシ樹脂を硬化させることが
できる。ビスフェノールS型エポキシ樹脂など硬化剤と
の相溶性がわるい系についても、本発明においては無機
充填材に固定したイミダゾール化合物を用いることによ
り、良好な硬化物かえられる。
前記エポキシ樹脂に対する硬化剤の配合割合は、エポキ
シ当量に対する当量比で0.7〜1,3、さらには0.
8〜1.2であるのが好ましい。該当量比がこの範囲を
外れると、反応残基の影響で耐湿性が低下する傾向があ
る。
本発明のエポキシ樹脂組成物には、必要に応じて天然ワ
ックスなどの離型剤、三酸化アンチモンなどの難燃剤、
カーボンブラックなどの着色剤、シランカップリング剤
などの界面処理剤などが配合されうる。
前記必要に応じて用いられる成分の含有割合は、通常樹
脂組成物中5%以下である。
つぎに本発明のエポキシ樹脂組成物の製法について説明
する。
本発明の製法では、まず硬化促進剤に有機溶剤または有
機溶剤およびカップリング剤を加えた室温で液状のもの
を調製し、粉体混合装置を用いて該液状物で無機充填材
の表面を処理し、溶剤を除去して硬化促進剤で表面処理
した無機充填材をうる。
前記有機溶剤は、室温で固体の硬化促進剤を溶解するた
めに用いられるものであり、このような溶剤にはとくに
限定はないが、加熱処理により容易に除去できるものが
好ましく、沸点が200℃以下の溶剤が好ましい。この
ような溶剤の具体例としては、たとえばメタノール、エ
タノール、イソプロパツールなどのアルコール類、ベン
ゼン、トルエン、アセトン、MEK 、 DMP SD
MSOなどがあげられる。
有機溶剤の使用割合にはとくに限定はないが、無機充填
材100重量部に対して0.5〜10重量部用いるのが
好ましい。
カップリング剤は、硬化促進剤が極性の弱いもののばあ
い、これを無機充填材の表面に固定するために用いられ
る。カップリング剤としては、シランカップリング剤や
チタネートカップリング剤が用いられる。
シランカップリング剤の具体例としては、たとえばγ−
グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロビルメチルジェトキシシラン、N−β−(ア
ミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−β−(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−フェニルグーアミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γりロロプロビルトリメトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シランなどがあげられる。一般にはシ
ランカップリング剤とは呼ばれていないが、フェニルト
リメトキシシラン、メチルトリメトキシシランなどの有
機基を有するトリアルコキシシラン化合物、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシランなどのテトラアルコ
キシシラン化合物なども用いられる。
チタネートカップリング剤の具体例としては、たとえば
ケンリッチ(KENRICH)社製のTTS 。
KR−15、KR−7、KR〜28S、 KR−37B
S 、 KI?−52などがあげられる。
これらのカップリング剤は1種を用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。
前記カーツブリング剤の使用割合は、無機充填材に対し
て0〜5%、さらには0.1〜2%が好ましい。該割合
が5%をこえると充填材の凝集が発生し、成形性や機械
特性が低下したり、エポキシ樹脂硬化物のガラス転移温
度が低下したりする傾向がある。
前記粉体混合装置を用いて処理するとは、たとえば粉体
混合装置を用いて無機充填材を混合しながら、そこへ前
記液状にしたものを噴霧などすることによって無機充填
材表面に均一に吸着させることをいう。
前記粉体混合装置としてはたとえばレーディゲミキサー
などがあげられる。
前記溶剤を除去する方法としては、たとえば加熱などの
方法があげられる。加熱方法や条件にはとくに限定はな
く、たとえば20〜100℃で撹拌したのちオーブン中
50〜350℃で0.5〜3時間加熱するなどの方法が
あげられる。
硬化促進剤が室温で液状のもののばあいには、たとえば
硬化促進剤を直接、無機充填材の表面に噴霧などするこ
とによって、無機充填材の表面処理を行なうことができ
る。
なお、樹脂組成物に配合される硬化促進剤の全部を無機
充填材の表面処理に用いる必要はなく、一部、たとえば
硬化促進剤の90%未満をそのまま配合してもよい。
このようにしてえられた硬化促進剤で表面処理した無機
充填材と、エポキシ樹脂、硬化剤などの樹脂組成物を構
成する他の成分とを、たとえば粉体混合したのちニーダ
などを用いて溶融混練するなど、通常の方法を用いるこ
とにより、目的とする本発明の組成物かえられる。各成
分の好ましい使用量は前述したとおりである。
つぎに、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではなく、無機充填材と樹
脂マトリクスの親和力を向上させる方法として広く適用
できる。
実施例1 球状シリカ(平均粒子径15」)2)cgをレーディゲ
ミキサー(シャベル回転数240rp■、チョッパ回転
数5000rp■)で撹拌しながら、トリフェニルホス
フィン3.8gとフェニルトリメトキシシラン4gを溶
解したエタノール溶液40gを約3分間で噴霧したのち
、さらに10分間撹拌を続けた。そののち、ジャケット
を80℃に加熱して撹拌し、さらにそののちオーブン中
120℃で2時間加熱し、乾燥した。
えられた無機充填材と他の成分を第1表に示した配合割
合で粉体混合し、ニーダを用いて溶融混練して目的の組
成物をえた。
えられたエポキシ樹脂組成物を用いて、信頼性評価用半
導体チップを、180℃、射出圧1100)c/−1射
出速度IC1am/seeの条件でトランスファー成形
し、175℃で6時間後硬化して、信頼性評価用半導体
素子をえ、耐クラツク性とパリの発生状況を以下のよう
にして評価した。結果を第3表に示す。
(耐クラツク性) 試料10個を260℃の半田浴に30秒全面浸漬ののち
、ただちに液体チッ素に30秒全面浸漬する熱衝撃サイ
クル試験を行ない、パッケージクラックの発生を目視検
査し、試料の半数にり一ラックが発生したサイクル数で
評価。
(パリの発生状況) パリの発生量を目視により観察し、下記の評価基準によ
り評価。
◎:バリ(1)がシミ状に点在している(第1a図)な
お、図中、(5)はリード、(6)はパッケージ(樹脂
)を示す。
O:パリ(1)がタイバ線(′2Jより下に存在してい
る部分がある(第1b図) △:バリ(1)がタイバ線(2)より上にも存在してい
る(第1c図) X:タマリ(3)の発生数がリードの本数の半数未満で
ある(第1d図) ××:タマリ(3)の発生がリードの本数の半数以上で
ある(第1e図) ・:リードの見えない黒パリ(4)がある(第1f図)
実施例2 ニーダでの溶融混線の前にさらにトリフェニルホスフィ
ン0.5gを添加したほかは実施例1と同様に調製tて
目的の組成物をえ、評価した。結果を第3表に示す。
実施例3 球状シリカに硬化促進剤を固定する際に、1.9gの2
−メチルイミダゾールを溶解したエタノール溶液40g
を用い、ニーダでの溶融混練の前にトリフェニルホスフ
ィン0.5gのかわりに2−メチルイミダゾール0.2
gを用いたほかは実施例2と同様に調製して目的の組成
物をえ、評価した。結果を第3表に示す。
実施例4 球状シリカに硬化促進剤を固定する際に、3.8gの2
PZ−CNSを溶解したDMF溶液40gを用い、無機
充填材の加熱乾燥を130℃で2時間行ない、配合割合
を第1表に示すようにかえたほかは実施例3と同様に調
製して目的の組成物をえ、評価した。
結果を第3表に示す。
実施例5 球状シリカに硬化促進剤を固定する際に、15.2g 
+7) 2PZ−CNSを溶解したDMF溶液60gを
用い、配合割合を第1表に示すようにかえたほかは実施
例4と同様に調製して目的の組成物をえ、評価した。
結果を第3表に示す。
比較例1〜5 球状シリカに硬化促進剤を固定することなく、第2表に
示した配合で粉体混合し、ニーダを用いて溶融混練し目
的の組成物をえ、評価した。結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように、本発明のエポキシ樹脂組成
物を、半導体封止樹脂として用いると、無機充填剤と樹
脂との相互作用が強くなり、また界面付近の樹脂が均一
に硬化するため、パリの発生量が低下し、耐クラツク性
が向上する。すなわち、VLSIなどの封止樹脂で球状
の充填材を用いるばあいにとくに有用であることがわか
る。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、エポキシ樹脂と無機充
填材との界面の相互作用が強められ、また界面付近の樹
脂の硬化が均一に行なわれるため、パリが発生しに<<
、耐クラツク性、耐吸湿半田性、耐熱衝撃性に優れたエ
ポキシ樹脂組成物かえられる。
【図面の簡単な説明】
第1a〜1r図は、実施例におけるパリの発生レベルの
説明図である。 (図面の符号) (1):バ リ (2):タイバ線 (3)二 タマリ (4): 黒パリ (5): リ− ド (6): パッケージ 代 理 人 大 増 雄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤および無機充
    填材を主成分として含有したエポキシ樹脂組成物であっ
    て、無機充填材として硬化促進剤で表面処理した無機充
    填材を用いたことを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  2. (2)硬化促進剤に有機溶剤または有機溶剤およびカッ
    プリング剤を加えて室温で液状のものを調製し、粉体混
    合装置を用いて該液状物で無機充填材の表面を処理し、
    溶剤を除去して硬化促進剤で表面処理した無機充填材を
    えたのち、えられた無機充填材と該無機充填材を除く組
    成物の構成成分とを混合することを特徴とする請求項1
    記載のエポキシ樹脂組成物の製法。
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