JPH04500882A - 電線を連続的に被覆する方法、被覆線および容量的エネルギー蓄積型誘導巻線の製造方法 - Google Patents

電線を連続的に被覆する方法、被覆線および容量的エネルギー蓄積型誘導巻線の製造方法

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JPH04500882A
JPH04500882A JP2502339A JP50233990A JPH04500882A JP H04500882 A JPH04500882 A JP H04500882A JP 2502339 A JP2502339 A JP 2502339A JP 50233990 A JP50233990 A JP 50233990A JP H04500882 A JPH04500882 A JP H04500882A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電線を連続的に被覆する方法、ならびにこうして製造した電線の使用 本発明の対象は、 ■) 電線を差当り絶縁塗料で被覆することにより、電線表面上に連続するすき 間なしに接する絶縁層を形成し、 ■) 工程(I)で製造した絶縁線を導電塗料で被覆することにより、絶縁層上 にもう1つの導電層を設ける、電線を連続的に被覆する方法に関する。
さらに本発明は、この方法によって製造した電線ならびにエネルギー蓄積型誘導 巻線としてのこれらの電線の使用にも関する。
たとえば銅、アルミニウム等のような電気の導体材料からなる丸線から、電線表 面上に均一ですき間のない同心の塗料絶縁層が構成され、この誘電層上に配置さ れた導電層が構成されているエネルギー蓄積型誘導巻線は、ドイツ連邦共和国特 許出願公開第3604579号明細書から既に公知である。ドイツ連邦共和国特 許出願公開第3604579号明細書の記載によれば、この誘電層は薄い金属層 を設けることによって製造される。これは、このために装置ならびに費用および 時間のかかる方法、たとえば真空中でのこの金属層の蒸着が必要であるという欠 点を有する。殊に、この金属層は通常の電線塗装機を用いて適用することができ ないので、電線塗装業者にとりこのような巻線を製造するためには付加的投資が 必要である。
さらに、金属層は巻線の加工の際に問題がある。それというのも該層は巻線機で 電線を伸ばす場合に裂けるからである。
さらに、米国特許第3660592号明細書からは、請求項1の上位概念による 方法が公知である。この方法では電線表面上に直接、ポリイミドを主剤とする絶 縁塗料が塗布される。この絶縁層上に、黒鉛分散液または結合剤としてフルオロ カーボン樹脂を主剤とし、黒鉛をフルオロカーボン樹脂に対し0.5〜75重量 %含有する塗料が塗布される。
米国特許第3660592号明細書の方法の場合同様に、フルオロカーボン樹脂 を主剤とする黒鉛含有塗料が電線塗装の際に通常使用される塗装機を用いて適用 できないことが不利である。さらに、被覆線をさらに加工する場合に問題が生じ る。たとえば巻線機をエナメル線に適合させねばならない。殊に、極細線(線直 径く0.35mm)の場合、フルオロカーボンを主剤とするこの塗膜はスズめっ きできないことによっても問題が起きる。これは、電線をはんだ付けする前にエ ナメル層を除去しなければならないことを意味し、このことは正に極細線の場合 著しい問題を惹起する。最後に、フルオロカーボン樹脂の高い価格も著しい経済 的欠点である。
従って、本発明の根底をなす課題は、請求項1の上位概念による方法、即ち絶縁 塗料ならびに導電塗料を通常の塗装機を用い著しく異なる電線直径、殊に極細線 (練直径<0.351m)にも適用可能で硬化可能である方法を提供することで あった。この方法によって製造された電線は、たとえばコイル、継電器、接触器 、モータ、およびインダクタンスおよびキャパシタタンスを使用することのでき る他の電子装置を製造するための巻線としての使用にも適当であるべきである。
これらの巻線も、普通にさらに加工可能であるべきである。
この方法によって製造された電線の、巻線としての適性には、殊に、絶縁塗膜も 導電塗膜も十分に高い弾性を有し、塗膜が電線を巻く際に裂けないことが必要で ある。他面において塗膜は、コイル等の製造の際の機械的外力に損傷なしに耐え るために、十分に高い硬度を有しなければならない。本発明の根底をなす課題は 、驚くべきことに最初に挙げた種類の方法によって解決され、該方法は A) 電線表面に直接に塗布される絶縁塗料が、a) ポリエステルイミド樹脂 の溶剤溶液または水溶液または水分散液からなり、その際ポリエステルイミドの ヒドロキシル価は50〜200mgKOH/eの範囲内にあり、かつ有機溶剤中 のポリエステルイミドの20〜60重量%溶液は23℃で80〜150Q Q  aaPasの範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステルイミド塗料、または b) ポリエステル樹脂の溶剤溶液または水分散液からなり、その際ポリエステ ルはヒドロキシル基対カルボキシル基の比1.1・1〜2.0・1を有しかつ有 機溶剤中のポリエステルの20〜60重量%溶液は23℃で40〜12000m Pasの範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステル塗料、またはc) 100 〜45019KOH/9のOH価を有しかつNGOloHの当量比1:2〜9: 1に製造された、その遊離イソシアネート基が完全にブロック化されている、ジ イソシアネートとポリオールとからなるアダクトを有する、ヒドロキシル基含有 ポリエステルの溶剤溶液からなる、電線用ポリウレタン塗料d) ポリアミドイ ミドの溶剤溶液からなり、その際ポリアミドイミドの20〜40重量%溶液は2 3℃で800〜3000Pasの範囲内の粘度を有する、電線用ポリアミドイミ ド塗料の群から選択されており、 B) 絶縁線に塗布される導電塗料が同様に、e) 電線用ポリエステルイミド 塗料Aaまたは電線用ポリエステル塗料Ab、その際これら電線用塗料の導電率 は、 1)ポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり導電 性カーボンブラック2〜20重量%、または 2)ポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり黒鉛 50〜110重量部、または 3)それぞれポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あ たり、導電性カーボンブラック1〜12重量部と黒鉛50〜110重量部からな る組合せの添加によって形成されるか、または f) 電線用ポリウレタン塗料Ac、その際この電線用塗料の導電率は ■)ポリウレタン樹脂100重量部あたり導電性カーボンブラック5〜50重量 部、または2)ポリウレタン樹脂100重量部あたり黒鉛2〜40重量部、また は 3)ポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック1〜35重 量部と黒鉛2〜115重量部からなる組合せの添加によって形成されるか、また は g) 電線用ポリアミドイミド塗料Ad、その際この電線用塗料の導電率は l)ポリアミドイミド樹脂100重量部あたり導電性カーボンブラック1〜10 重量部、または2)ポリアミドイミド樹脂100重量部あたり黒鉛60〜110 重量部、または 3) ポリアミドイミド樹脂100重量部あ笑り、導電性カーボンブラック1〜 10重量部と黒鉛60〜110重量部からなる組合せの添加によって形成される 、上記e)〜g)の群から選択されていることを特徴とする。
成分Aaとして使用されるポリエステルイミド樹脂は公知であり、たとえばドイ ツ連邦共和国特許出願公開第1445263号明細書およびドイツ連邦共和国特 許出願公開第1495100号明細書に記載されている。ポリエステルイミドの 製造は公知のように、場合によりオキシカルボン酸の添加およびイミド基含有出 発物質の使用下に、多価カルボン酸を多価アルコールでエステル化することによ って行なわれる。遊離の酸および、/またはアルコールの代りに、それらの反応 性誘導体を使用することもできる。カルボン酸成分としてはとくにテレフタル酸 が使用され、多価アルコールとしては望ましくはエチレングリコール、グリセリ ンおよびトリス−2−ヒドロキシエチルイソノアネート(最後のものがとくに望 ましい)が使用される。トリス−2−ヒドロキシエチルイソシアネートの使用は 、得られる塗膜の軟化温度の上昇をもたらす。
イミド基含有出発物質は、たとえば一方が1つの5員の環状カルボン酸無水物基 ならびに少なくともなお1つの他の官能基を有しなければならず、他方が第一級 アミノ基以外になお少なくとも1つの官能基を含有する化合物間の反応によって 得ることができる。これら他の官能基はなかんず(カルボキシル基またはヒト「 ]キシル基であるが、他の第一級アミノ基またはカルボン酸無水物基であっても よい。
環状カルボン酸無水物基を他の官能基と共に有する化合物の例は、なかんずくピ ロメリト酸2無水物およびトリメリド酸無水物である。しかし、他の芳香族カル ボン酸無水物、たとえばナフタリンテトラカルボン酸2無水物または分子中に2 つのペンゾール核を有するテトラカルポジ酸くカルボキシル基は3.3’ 、4 および4′位に存在する)の2無水物も挙げられる。
第一級アミノ基ならびに他の官能基を有する化合物の例は、殊にジ第−級ジアミ ン、たとえばエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジア ミン、27ナメチレンジアミンおよび他の脂肪族ジ第−級ジアミンである。さら に、芳香族ジ第−級ンアミキッド、−エーテルおよび−チオエーテル、フェニレ ンジアミノ、トルイトンノアミン、キンリレンジアミン、ならびに分子中に3つ のペンゾール核を何するジアミン、たとえば(4−アミノフェニル)−α、α′ −p−キジロールまたはビス(4−アミノフェノキン)−1,4−ペンゾール、 および最後に脂環式ジアミン、たとえば4,4′−ジシクロヘキシルメタンジア ミンも挙げられる。さらに、もう1つの官能基を有するアミノ基含有化合物とし ては、アミノアルコール、たとえばモノエタノールアミンまたはモノプロパツー ルアミン、さらにアミノカルボン酸、たとえばグリシン、ア゛ミノブロビオンン 酸、アミノカプロン酸またはアミノ安息香酸も使用できる。ポリエステルイミド 樹脂の製造のためには公知のエステル交換触媒、たとえば酢酸鉛、酢酸亜鉛のよ うな重金属塩、さらには芳香族チタン酸塩、セリウム化合物、ならびにたとえば p−トルオールスルホン酸のような有機酸が使用される。ポリエステルイミドの 硬化の際の架橋触媒としは、同じエステル交換触媒を、有利には結合剤に対して 3重量%までの量で使用することができる。
電線用ポリエステルイミド塗料の製造に適当な溶媒は、クレゾール型および非ク レゾール型溶媒、たとえばクレゾール、フェノール、グリコールエーテル、たと えばメチルグリコール、エチルグリコール、イソプロピルグリコール、ブチルグ リコール、メチルジグリコール、エチルジグリコール、ブチルジグリコール:グ リコールエーテルエステル、たとえばメチルグリコールアセテート、エチルグリ コールアセテート、ブチルグリコールアセテートおよび3−メトキン−n−ブチ ルアセテート:環状カルボン酸、たとえばプロピレンカーボネート、環状エステ ル、たとえばγ−ブチロラクトン、ならびにたとえばジメチルホルムアミドおよ びN−メチルピロリドンである。さらになお、芳香族溶媒を、場合によりと記溶 媒と組合せて使用することもできる。この種の溶媒の例は、キノロール、ソルベ ントナフサ(5olventnaphtha登録商標)、ドルオール、エチルペ ンゾール、クモール、重質ペンゾール、種々のツルベンツ(Sol vesso 登録商標)およびシェルゾル(Shellsol登録商標良型ならびにデアゾル (Dea−sol登録商標)である。
さらに、本発明による方法においてポリエステルイミドの水性溶液または分散液 を使用することも可能である。この場合、ポリエステルイミドの水溶性、または 水分散性は、たとえばドイツ連邦共和国特許第1720321号明細書に記載さ れているように、十分に大きい数のカルボキシル基をポリエステルイミド樹脂中 ・\導入し、カルボキシル基をアミンで中和することによって形成される。
ポリエステルイミドの20〜60重量%溶剤溶液の粘度は、80〜15000  mPa5の範囲内にある。
成分Abとして使用されるポリエステル樹脂も同様に公知であり、たとえば米国 特許第3342780号明細書およびヨーロッパ特許(B)第144281号に 記載されている。ポリエステルの製造は公知のように、適当な触媒の存在で多価 カルボン酸を多価アルコールでエステル化することによって行なわれる。遊離酸 の代りに、そのエステル形成性誘導体を使用することもできる。
ポリエステルの製造に適当なアルコールは、たとえヌレートである。望ましくは 、エチレングリコールとトリス−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレートの混合 物が使用される。トリス−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレートの使用は、塗 料層の高い軟化温度をもたらす。
適当なカルボン酸は、たとえばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸ならびに そのエステル化可能な誘導体、たとえば存在する限り、記載した酸の無水物、お よび低級アルキルエステル、たとえばメチル−1工び−イソフタレートである。
半エステル、ジアルキルエステルならびにこれら化合物の混合物も使用可能であ る。これら化合物の相応する酸ハロゲン化物も使用可能である。
個々の成分の量は、ポリエステルがヒドロキシル基対カルボキシル基の比11: 1〜2.0 : 1、望ましくは1.15:1〜1.60+1を有するように選 択さ使用混合物に対して0401〜5重量%の量で使用される、ポリエステルの 製造に適当な触媒は通常のエステル化触媒である。適当な化合物の例は、ポリエ ステルイミドAaの記載の際に既に述べられている。
ポリエステルAbの溶媒として適当なのは同様にポリエステルイミドの記載の際 に記載された溶媒である。従って、その代りにより詳細には前出頁が参照される 。ポリエステルの20〜60重量%の溶剤溶液の粘度は23℃で40〜1200 0mPa5の範囲内にある。
本発明方法において使用される、電線用ポリウレタン塗料Acも既に公知であり 、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第2840352号明細書およびドイ ツ連邦共和国特許出願公開第254591.2号明細書に記載されている。電線 用塗料の製造は、公知のように、100〜450mgKOH/e、望ましくは1 50〜4001gK OH/9のOH価を有するヒドロキシル基含有ポリエステ ルおよびブロックトイソノアネートアダクトを、クレゾール型または非クレゾー ル型溶媒または溶媒混合物に溶かすことによって行なわれる。ヒドロキシル基含 有ポリエステルの製造のためには、電線用ポリエステル塗料Abの製造の際と同 じ構成成分(ポリオールおよびポリカルボン酸)および同じ反応条件を適用する ことができる。
イソシアネートアダクトは、ジイソシアネートとポリオールとの反応によって製 造され、その際これら化合物の量は、NGO対OHの当量比が1:2〜9:1の 間にあるように選択される。このアダクトの残存遊離イソシアネート基を、ブロ ック剤(Blockierungsa+−1ttel)と反応させる。
しかし、イソシアネートを差当りブロック剤と反応させ、残存遊離イソシアネー ト基をポリオールと反応させることももちろん可能である。イソシアネートアダ クトの構成は、有利にはイソシアネート基に対して不活性で、生成するポリウレ タンの良溶性溶剤中で、触媒の存在で30〜120℃の温度で実施される。
適当なジイソシアネートの例は、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレ ンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ シアネート、プロピレンジイソシアネート、エチルエチレンジイソシアネート、 2.3−ジメチルエチレンジイソシアネート、1−メチルトリメチレンジイソシ アネート、1.3−シクロベンチレンジイソシアネート、1.4−ツクロヘキン レンジイソシアネート、1.2−ツクロヘキンレンジイソシアネート、1,3− フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,5− トルイレンジイソシアネート、2.6−1−ルイレンジイソシアネート、4.4 ′−ビフェニレンジイソシアネート、1.5−ナフチレンジイソシアネート、1 .4−ナフチレンジイソシアネート、1−イランアナトメチル−5−イソシアナ ト−1,3,3−トリメチレンクロヘキサン、ビス−(4−イソンアナトシクロ ヘキシル)メチル、ビス−(4−イソシアナトフェニル)−メタン、4.4’  −ジイソシアナトジフェニルエーテルおよび2.3−ビス−(8−イソシアナト オクチル)−4−オクチル−5−ヘキシル−シクロヘキセンである。
望ましくは、トルイレンジイソシアネートおよびビス−(4−イソシアナトフェ ニル)−メタンが使用される。
アダクト形成に適当なポリオールの例は、トリメチロールプロパン、ネオペンチ ルグリコール、グリセリン、ヘキサントリオール、ペンタエリトリットおよびグ リコール、たとえばエチレングリコールおよびプロピレングリコールである。望 ましくはトリメチロールプロパンが使用される。とくに望ましくは、トリメチロ ールプロパン1モルとトルイレンジイソシアネートおよび/またはビス−(4− イソシアナトフェニル)−メタン3モルからなるアダクトが使用される。
遊離イソノアネート基のブロック化は、すべての公知ブロック剤が適当であるが 、この場合ブロック化解除は120℃以上の温度ではじめて起きることが保証さ れていなければならない。適当な化合物の例は、脂肪族、脂環式または芳香族ア ルコール、たとえばブタノール、イソブタノール、2−エチルヘキサノール、シ クロヘキサノール、シクロペンタノール、ベンジルアルコール、フェノール、ク レゾール:β−ヒドロキシアルキルエーテル、たとえばメチル−、エチル−、ブ チルグリコール:アミン、たとえばジルn−ブチルアミン、ジ−n−ヘキシルア ミン:オキシム、たとえばメチルエチルケトキンム、ジエチルケトキシム:ヒド ロキシルアミンおよびラクタム、たとえばε−カプロラクタムならびに反応性に よりブロック剤とイソシアネートとの反応を可能にする水素原子を含有する他の 化合物である。望ましいブロック剤としては、フェノールおよび/またはクレゾ ールが使用される。
適当な不活性溶媒は、たとえば複素環式、脂肪族または芳香族の炭化水素、エー テル、エステルおよびケトン、たとえばN−メチルピロリドン、ドルオール、キ ジロール、クレゾール、エチルペンゾール、ソルベントナフサ(5olvent naphtha登録商標)、重質ペンゾール、種々のツルペッツ(Sol ve sso登録商標)およびンエルゾル(5hellsol登録商標)型、デアゾル (Dea−sol登録商標)、メチルジグリコール、エチルジグリコール、ブチ ルジグリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールジエ チルエーテル、ジエチIノングリコールジメチルエーテル、シクロヘキサノン、 メチルエチルケトン、イソホロン、メチルグリコ・−ルアセテー ト、エチルグ リコールアセテ−1・、グ升ルグリコールアセテートおよびそれらの混合物であ る。
電線用塗料Ac中のブロックトイソシアネートアダクi・の含有量は、ブロック 1−イソ/アネートアダクトとヒドロキ・ノル基含有ポリニスデルからなる和に 対して3(]重量86ど90重量%の間である。
ボリウlノタンを主剤とする電線用塗料は、殊に極細!Ii!(φく035■) を被覆しようとするときに、絶縁塗料としCならびに導電塗料として有利に使用 される。即ち、ポリウレタンを主剤とする電、線用塗料は、直接にはんだ付け6 ■能/′亜鉛めっき可能でありかつ高い固形物含量においで低い粘度を有すると いう利点を有する。これは、殊に高い適用速度および混和ijJ能なカーボンブ ランクの最大量に関して有利である。っさらに、導電塗料としてのポリウレタン は、ポリエステルまたはポリエステルイミド絶縁塗料に重ね塗りさ第1ている場 合に、電線の一部で溶融することによって除去することができるという利点を有 する。これはたとえば、Cυ導線を接触接続する場合に、電線用塗料層が一緒に 接続されることのないようにするときにとくに重要である。
ポリウレタンの15〜50重量%溶液の粘度は23℃で50〜10000mPa 5の節回内にある。
ポリアミドイミドを主剤とする電線用塗料Adは同様に公知であり、たとえば米 国特許第3554984号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第24410 20号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2556523号明細書、ドイ ツ連邦共和国特許出願公告第1266427号明細書およびドイツ連邦共和国特 許出願公開第1956512号明細書に記載されている。ポリアミドイミドの製 造は、公知のように、2個のカルボキシル基が近接位にありかつ少なくともなお 1個の他の官能基を有しなければならないポリカルボン酸またはその無水物と、 イミド環を形成しうる少なくとも1個の第一級アミノ基を有するポリアミンまた は少なくとも2個のイソシアネート基を有する化合物から行なわれる。
ポリアミドイミドは、ポリアミド、少なくとも2個のNGO基を含有するポリイ ソ/アネート、および少なくとも1つの他の縮合可能基または付加可能基を有す る環状ジカルボン酸無水物の反応によっても得ることができる。
さらに、ポリアミドイミドを、ジイソシアネートまたはジアミンおよびジカルボ ン酸から、成分の1つが既にイミド基を有する場合に製造することも可能である 。殊に、トリカルボン酸無水物とジ第−級ジアミンとの反応により相応するジイ ミドカルボン酸を得、これを次にジイソシアネ−1・と反応させてポリアミドイ ミドを得ることもできる。
ポリアミドイミドの製造には、望ましくは2個のカルボキシル基が近接位に存在 するトリカルボン酸ないしはその無水物が使用される。望ましくは、相応する芳 香族トリカルボン酸無水物、たとえばトリメリド酸無水物、ナフタリントリカル ボン酸無水物、ビスフェニルトリカルボン酸無水物ならびに分子中に2個のペン ゾール核および2個の近接カルボキシル基を有する他のトリカルボン酸、たとえ ばドイツ連邦共和国特許出願公開第1956512号明細書に記載されたもので ある。とくに望ましくはトリメリド酸無水物が使用される。アミン成分としては 、ポリアミドカルボン酸の場合に既述したジ第−級ジアミンを使用することがで きる。さらに、チアゾール環を有する芳香族ジアミン、たとえば2.5−ビス( 4−アミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ビス−(3−ア ミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾール、2−(4−アミノフェニル)− 5−(3−アミノフェニル)−1,3,4−チアジアゾールならびに種々の異性 体の混合物も使用することができる。
ポリアミドイミドの製造に適当なジイソノアネートは、脂肪族ジイソシアネート 、たとえばテトラメチレン−、ヘキサメチレン−、ヘプタメチレン−およびトリ メチルへブタメチレンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、たとえばイ ソホロンジイソシアネート、ω、ω′−ンイソシアネートー1.4−ジメチルジ クロヘキサン、シクロヘキサン−1,3−、フクロヘキサン−1,4−11−メ チルシクロヘキサン−2,4−およびジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイ ソシアネート:芳香族ジイソシアネート、たとえ(ぼフェニレン−、トルイレン −、ナフタリン−およびキンリレンジイソシアネートならびに置換芳香族、たと えばジフェニルエーテル−、ジフェニルスルフィド−、ジフェニルスルホン−お よびジフェニルメタン−ジイソシアネート:芳香族・脂肪族および芳香族・ヒド ロ芳香族混合ジイソシアネート、たとえば4−フェニル−イソシアナトメチルイ ソシアネート、テトラヒドロナフタリン−1,5−、ヘキサヒドロベンジジン− 4,4′ −およびヘキサヒドロジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネー トである。とくに、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−お よび2.6−)ルイレンジイソシアネートならびにヘキサメチレンジイソシアネ ートが使用される。
ポリアミドとしては、ジカルボン酸またはその誘導体と、ジアミンまたはアミノ カルボン酸およびその誘導体、たとえばラクタムとの重縮合によって得られたよ うなポリアミドが適当である。
例としては次のポリアミドが挙げられる・ジメチレンコハク酸アミド、ペンタメ チレンピメリン酸アミド、ウンデカンメチレントリデカンンカルポン酸アミド、 ヘキサメチレンアジピン酸アミド、ヘキサメチレンセバシン酸アミド、ポリカプ ロン酸アミド。ヘキサメチレンアジピン酸アミドおよびポリカプロン酸アミドが とくに望ましい。
適当な溶媒は、ポリアミドカルボン酸の場合のように、その官能基が出発物質と 大規模には反応せずかつ少なくとも1つの成分、望ましくは出発物質ならびにポ リアミドイミドを溶解するような有機化合物である。例は、N、N−ジメチルホ ルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルホルムアミド、 N、N−ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチルメトキンアセトアミド、N− メチルカプロラクタム、ジメチルスルホンド、N−メチルピロリドン、テトラメ チル尿素、ピリジン、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N−アセチルピ ロリドン、ジメチルスルホン、テトラメチレンスルホンおよびヘキサメチレンホ スホルアミドである。
ポリアミドイミドを硬化する際の架橋触媒としては可溶性重金属塩、たとえばオ クタン酸亜鉛、オクタン酸カドミウム、テトライソプロピルチタネートまたはテ トラブチルチタネートを、結合剤に対して3重量%までの量で使用することがで きる。
ポリアミドイミドの20〜40重量%溶液の粘度は、23℃で800〜3000 mPa5の範囲内である。
電線用塗料A a −A dは、ポリウレタンを主剤とする電線用塗料の場合に 記載した結合剤および硬化剤のほかに、場合により通常の補助剤および流展剤を 、通常量、望ましくは結合剤に対してないしは結合剤と硬化剤の和に対して0〜 10重量%含有する。
電線用塗料Aa−Adの溶媒含量は、一般に、全配合に対して40〜80重量% の間にあり、その際溶媒含量はそのっど使用される塗料の粘度に依存する。
本発明方法の第2工程において使用される導電塗料は、同様にポリエステルアミ ド−(電線用塗料Aa)、ポリエステル−(電線用塗料Ab)、ポリウレタン= (電線用塗料Ac)およびポリアミドイミドを主剤(電線用塗料Ad)とする上 記した公知の電線用塗料からなる。電気伝導度を得るために、これらの塗料には 付加的に導電性カーボンブラックおよび/または黒鉛が添加される。この場合、 添加されるカーボンブラックおよび/または黒鉛の量は、電線用塗料の結合剤主 剤に依存する。さらに、この添加量は、カーボンブランクまたは黒鉛がそれぞれ 単一成分として添加されるか否か、または導電性カーボンブランクと黒鉛からな る組合せが使用される否かに依存する。これは、導電性カーボンブラックの添加 が黒鉛の沈積傾向を明瞭に減少することによって規制される。従って、導電性カ ーボンブラックと黒鉛からなる組合せを使用する場合には、カーボンブラックの 割合が、カーボンブランクだけを添加する場合よりも低(でもよいが必要ではな い。それというのも主作用は黒鉛の沈積傾向の減少であるからである。
さらに、減少した沈積傾向のため黒鉛の割合は明瞭に高くすることができる。さ らにもちろん、そのつど使用される導電性カーボンブラックおよび/または黒鉛 の量は、得られる被膜の所望も導電率にも依存する。ポリエステルイミドおよび ポリエステルを主剤とする電線用塗料の場合には、次の添加量が有利であること が立証された・ 1)ポリエステルイミド−ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり2〜1 00重量部、望ましくは8〜12重量部、または 2)ポリエステルイミド−ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり50〜 110重量部、望ましくは80〜105重量部、または 3) それぞれポリエステルイミド−ないしはポリエステル樹脂100重量部あ たり、導電性カーボンブランク1〜12重量部と黒鉛50〜】10重量部、望ま しくは80〜105重量部からなる組合せ。
それ6二対して、ポリウレタンを主剤とする電線用塗料(Ac)の場合には次の 添加量が有利であることが立証された: 1)ポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック5〜50重 量部、望ましくは20〜40重量部、または 2)ポリウレタン樹脂100重量部あたり、黒鉛2〜40重量部、望ましくは8 〜18重量部、または3)それぞれポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電 性カーボンブラック1〜35重量部、望ましくは5〜8重量部と、黒鉛2〜11 5重量部、望ましくは70〜107重1部からなる組合せ。
ポリアミドイミドを主剤とする電線用塗料の場合には次の添加量が有利であるこ とが立証された:1)ポリアミドイミド樹脂100重量部あたり、導電性カーボ ンブランク1〜10重量部、望ましくは2〜8重量部、または 2) ポリアミドイミド樹脂100重量部あたり60〜110重量部、望ましく は70〜95重量部、または 3)それぞれポリアミドイミド樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラッ ク1〜10重量部、望ましくは2〜8重量部と、黒鉛60〜110重量部、望ま しくは70〜95重量部。
原則的には電線用塗料A a −A dによって利用可能である各導電性カーボ ンブランクが使用可能である。
この場合、使用されるカーボンブラックの平均粒度は、平滑な塗膜面が生じるよ うなものであるべきである。これは、使用されるカーボンブランクの最大平均粒 度が一回塗布後の導電性塗料層の乾燥塗膜の厚さよりも小さくなければならない ことを意味する。使用可能な黒鉛も、電線用塗料A a −A dによって湿潤 可能でなければならない。さらに、平滑な塗膜が生じなければならない。
使用される導電性カーボンブラックならびに黒鉛は公知であり、市販製品である 。
本発明方法のと(に望ましい実施形は、導電塗料(= Leitlack)が、 カーボンブラックと黒鉛を記載量で含有するポリウレタン電線用塗料である方法 である。
この方法は、高いカーボンブラック/黒鉛含量を有し、高い適用速度で塗布可能 な塗料の利点を有する。さらに、得られる導線は直接にはんだ付は可能である。
さらに、ポリエステル−またはポリエステルイミド絶縁塗料上にポリウレタンを ベースとする導電塗料が塗布されている場合、選択的溶融によって導電塗料およ び絶縁塗料を別個に除去しうるというもう1つの利点が生じる。
本発明方法のもう1つの望ましい実施形は、導電層上になお、導電層を外方へ絶 縁する絶縁塗料を塗布する方法である。これには、上記に記載した、ポリエステ ルイミド−、ポリエステル−、ポリウレタン−およびポリアミドイミドを主剤と する電線用塗料が適当である。絶縁塗料も導電塗料も、通常の塗装機を用いて塗 布され、硬化される。この場合、そのっど必要な塗膜の厚さは少な(とも1〜1 0回の塗布によって設けられ、この場合各個々の塗料塗布は、新しい塗料塗布前 に気泡なく硬化される。通常の塗装機は、電線用塗料の結合剤主剤および被覆す べき線の太さにもよるが、5〜180 */ l1linの引出し速度で作業す る。代表的な焼付乾燥炉温度は300°C〜550℃の間である。
しかし、このような電線用塗装機は公知であり、従ってここで詳述する必要はな い。絶縁塗料ならびに導電塗料を通常の塗装機を用いて、異なる導線、殊に極細 線(練直径<0.35s+++)上にも適用することのできる可能性は、本発明 方法の重要な利点である。さらに、本発明方法によって製造される電線は、たと えば継電器、コイル、モータ等のような種々の電子構成部品を製造するための巻 線として使用するのに好適である。
本発明による電線は、その構造に基づき容量特性を有する(長時間コンデンサ) ので、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第3604579号明細書に記載 されているような容量的エネルギー蓄積型巻線の製造のためにとくに好適である 。このような巻線は、多くの場合にコンデンサおよびコイルが協動するところで はこれらに代替することができる。
外側の導電層として金属層を有する電線とは異なり、本発明方法により製造され た電線は、導電塗料層の高い弾性に基づき、たとえば巻線機で、導電層が裂ける ことなしに延ばすことができる。
本発明方法のもう1つの重要な利点は、導電塗料層の導電率が導電性カーボンブ ラックおよび/または黒鉛の含有量により広い範囲内で制御可能である点にある が、これは金属層の場合には不可能であった。
本発明を、次の実施例において詳述する。部および百分率に関するすべての数値 は、別記しない場合には、重量部または重量%である。
ポリウレタン(PUR)を主剤とする電線用塗料1の製造 トルイレンジイソシアネート3モルとトリメチロールプロパン1モルのアダクト (その遊離イソシアネート基はフェノールで封鎖されでいる)28部、およびグ リセリン、エチレングリコールおよびイソフタル酸を主剤とし、80のOH当量 を有するポリエステル6部を、アミンを主剤とする市販の触媒0.2部と一緒に 、クレゾール33部とキジロール33部からなる混合物に溶かすことによって、 通常の公知方法(たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第2840352号明 細書)により、27%の固形物(1b/180℃)を有する電線用塗料1を製造 する。
ポリエステルイミド(PEI)を主剤とする線用塗料2の製造 エチレングリコール3.9部、ジメチルテレフタレート8,7部、トリスヒドロ キノエチルイソシアヌレート(THE I C)10.2部、トリメリド酸無水 物11−15部および4.4′−ジアミノジフェニルメタン59部を、テトラ− n−ブチルチタネート0.04部の存在で反応させることにより、ポリエステル イミドを製造する。このポリエステルイミドを、クレゾール/プルベントナフサ (5olventnaphtha登録商標)の2:1の割合の混合物56部に溶 かし、全配合物に対して0.7%の市販のチタン触媒を加える。
こうして得た電線用塗料2は、800 mPa5 (23℃)の粘度で39%の 固形物(lh/180℃)を有する。
エチレングリコール55部、トリス−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレート1 2,1部、ジメチルテレフタレート20.5部およびテトラ−n−ブチルチタネ ートを主剤とする通常のエステル交換触媒01部から、19019KOH/9の OH価を有するポリエステルを製造する。該ポリエステルを、フェノール樹脂2 .0部および触媒1.7部と一緒に、クレゾール41.5部およびソルベントナ フサ(Sol、ventnaphtha登録商標)8.6部に溶かす。塗料は4 0%の固形物(lh/180ポリアミドイミドは、ドイツ連邦共和国特許出願公 告第1266427号明細書に記載された方法で、トリメリド酸無水物385部 およびジフェニルメタンジイソシアネート60 ()部から製造する。N−メフ ールビロリドン中の33%溶液は、23℃で1500 mPa5の粘度を有する 。
例 1 ポリウレタンを主剤とオる電線用塗料1100C1部、市販の黒鉛(平均粒度3 〜4I1m)270部および30部mの粒度および25412/9の表面積(N 2吸収)を何する市販の導電性カーボンブラック1905部を’、1.835  rpmで30分分散させる。こっして得られる導電塗料は434%の固形物(1 h/180℃)を有し、軽度にチキソト[−1−ブである。
銅線(直径0.14mm)を、タンデム塗装機で80゜7m1nで塗布する。差 当り、電線用塗料1を8回通過で塗布し、400℃で焼付ける。次いで、導電塗 料1を3同通過で塗布し、250℃〜350℃で焼付ける。
引き続き、このように被覆した長さ1厘の導線の容量および導電塗料層の抵抗を 測定する。この試験の結果は第1表に示さねでいる。
貝−−−−4 銅線(直径0.71部m)を、市販の塗装機で引出し5速度23m/minで8 回通過で電線用塗料2て塗布し、500へ・520℃で焼付ける。そこで、この 電線用塗料上に、24 m// winの引出し速度で導電塗料1 (例1でも 使用した)を6回通過で塗布し、460〜480°Cで焼付ける。このように被 覆した長さ1菖の電線の容量および導電塗料層の抵抗を測定する。
さらに、導電塗料層に種々の速度を適用し、得られる導電塗料層の抵抗ならびに i!呻の容量に対する影響を調べた。この試験の結果は、第1表に示されている 例2と同様に、絶縁塗料および導電塗料で被覆した電線を製造し、その際例2と は異なり、焼付乾燥炉温度は絶縁塗料層の硬化の際ならびに導t4塗料層の硬化 の際に、420−460℃て゛ある。26m/In1nの塗布速度では、表1に 記載した抵抗値および容量値を有する被覆線が得られる。
例 4 ポリウレタンノを主剤とする電線用塗料1920部および例1で使用したカーボ ンブラック80部を、2330 rpmで30分間細かく分散させた。こうして 製造された導電塗料2は、328%の固形物(1,h /”/ 180℃)を有 する。銅線(φ0.71mm)を電線用塗料2で、市販の塗装機で28−/mi nの引出り、速度で8回通過で塗布し、500〜520℃で焼付ける。
この電線用塗料層−Lに、」二連した導電塗料2を塗布し、焼付ける(層厚、乾 燥4277.1)。このように被覆した長さ1鳳の電線の容量ならびに導電塗料 層の抵抗を測定した。結果は第1表に示されている。
例 5 ポリエステルイミドを主剤とする電線用塗料2500部、例1で使用したカーボ ンブラック10.4部および例1で使用した黒鉛195部を、1835rpmで 30分間分散させる。こうして得た導電塗料3は568%の固形物(180’C /lh)を有する。
銅線(φ1■)を、電線用塗料2で被覆する(層厚、乾燥50μ璽)。この電線 用塗料層」二に、上述した導電塗料を塗布し、硬化させる(層厚、乾燥45μ厘 )。
このように被覆した電線の容量ならびに導電塗料層の抵抗を測定した。結果は第 1表に示されている。
例 6 ポリエステルイミドを主剤とする電線用塗料1000部および例1で使用しt− カーボンブラン2710部を、1835rpmで10分間分散させた。この塗料 を、クレゾール30部およびソルベントナフサ(5olventna−phth a登録商標)30部で、900 mPa5(23℃)の粘度に希釈した。こうし て得られた導電塗料4は、391%の固形物(lh/1806C)を有する。
銅線(直径1■)を、通常の塗装機(乾燥炉の長さ3腸、塗料塗布7回、焼付乾 燥炉の温度5201540℃)で、28−/minの引出し速度で電線用塗料2 で被覆する。この電線用塗料層上に、同じ塗装機中、85++/n+inの引出 し速度で、上述した導電塗料4を6回通過で塗布し、520〜540°Cで焼付 ける。このように被覆した長さ1真の電線の容量ならびに導電塗料層の抵抗を測 定する。
例 7 ポリエステルを主剤とする電線用塗料600部、例1で使用した黒鉛192部お よび例1で使用した導電性カーボンブラック95部を、1835 rpmで30 分間分散させる。こうして製造した伝導塗料5は55%の固形物(lh/L80 ℃)を有する。電線用塗料2(乾燥塗膜の厚さ50μm)で塗布した1mlの銅 線上に、伝導塗料5を35μ属の層厚に塗布する。導電塗料層は960にΩ/夏 の抵抗を有する(第1表参照)。
例 8 電線用ポリアミドイミド塗料4600部、例1で使用した黒鉛180部および例 1で使用した導電性カーボンブラック7.8部を、1835 rpmで30分間 分散させた。こうして製造した導電塗料6の固形物は46.7%(1h/180 ℃)である。
電線用塗料2で絶縁した1■の銅線上に、導電塗料6を層厚45μ諺で塗布する 。導電塗料層は、970 KΩ/冨の抵抗を有する(第1表をも参照)。
第 1 表 引出し 例 電線 Dしl−LL″″−速 度 容 量 抵 抗φ(ms) Typ T yp (m/win) (nF) (KQ)1 0.14 PURPUR800 ,25110020,71,PF、T PUR242,564720,71PE I PUR262,525020,71PEI PUR282,90?83 0 .71 PEI PUR261,986240,71PEI PUR26−31 51PEI PEI 26 6300 6 1 PEI PEI 26 0.71 810a・絶縁塗料の結合剤主剤 b=導電塗料の結合剤主剤 手続ネ甫正書(自発) 特許庁長官殿 平9°1°”円” 1、事件の表示 PCT/EP 901001.51 、発明の名称 電線を連続的に被覆する方法、被覆線および容量的エネルギー蓄積型誘導巻線の 製造方法− 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 ビーニーニスエフ ラッグ ラント ファルベン アクチェンゲゼルシ ャフト 4、代理人 住所 〒100 東京都千代田区丸の内3丁目3番1号新東京ビルヂング 55 3号 電話(3216)5031−5番6、補正の対象 明細書及び請求の範囲 7、 補正の内容 (1)明細書の第1頁第3行から第4行の発明の名称を下記のとおり補正する。
「電線を連続的に被覆する方法、被覆線および容量的エネルギー蓄積型誘導巻線 の製造方法」 (2)同第5頁第1行から第6頁第4行の「の導電率は、・・・・・・・・・ポ リアミドイミド樹脂」を下記のとおり補正する。
[の導電率はそれぞれポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100 重量部あたり、導電性カーボンブラック1〜12重量部と黒鉛50〜110重量 部からなる組合せの添加によって形成されるか、または f) 電線用ポリウレタン塗料Ac、その際この電線用塗料の導電率はそれぞれ ポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック1〜35重量部 と黒鉛2〜115重量部からなる組合せの添加によって形成されるか、または g) 電線用ポリアミドイミド塗料Ad、その際この電線用塗料の導電率はそれ ぞれポリアミドイミド樹脂」 請 求 の 範 囲 1.■) 電線を差当り絶縁塗料で被覆することにより、連続するすき間なしに 接する絶縁層を形成し、 ■) 絶縁層上へ、工程(I)で製造した絶縁線を導電塗料で被覆することによ り、もう1つの導電層を設ける、電線を連続的に被覆する方法において、 A) 電線表面上へ直接に塗布される絶縁塗料が a) ポリエステルイミド樹脂の溶剤溶液または水溶液または水分散液からなり 、その際ポリエステルイミドのヒドロキシル価は50〜200真9KOH/9の 範囲内にあり、有機溶剤中のポリエステルイミドの20〜60%溶液は23℃て 80〜15000mPa5の範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステルイミド 塗料、または b) ポリエステル樹脂の溶剤溶液または水溶液または水分散液からなり、その 際ポリエステルはヒドロキシル基対カルボキシル基の比1.1:1〜2.0:1 を有しがっ有機溶剤中のポリエステルの20〜60重量%溶液ハ23℃で40〜 12000mPa5の範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステル塗料、または c) 1−00〜450MgKoH/gのo)1価を有しかつNcoloH(7 )当Jl比1 : 2〜9 :1に製造された、ジイソシアネートとポリオール からなり、その遊離イソシアネート基が完全にブロック化されているジイソシア ネートとポリオールからなるアダクトを有する、ヒドロキシル基含有ポリエステ ルの溶剤溶液からなる電線用ポリウレタン塗料、 d) ポリアミドイミドの溶剤溶液がらなり、その際ポリアミドイミドの20〜 40重量%溶液は238Cテ800〜3000 mPa5(7)範囲内の粘度を 有する、電線用ポリアミドイミド塗料の群から選択され、 B) 絶縁線上に塗布される導電塗料が同様にe) 電線用ボ2リエステルイミ ド塗料Aaまたは電線用ポリエステル塗料Ab、その際この電線用塗料の導電率 はそれぞれポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あた り、導電性カーボンブラック1〜12重量部と、黒鉛50〜110重量部からな る組合せの添加によって形成されるか、または f) 電線用ポリウレタン塗料Ac、その際この電線用塗料の導電率はそれぞれ ポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック1〜35重量部 と、黒鉛2〜115重量部からなる組合せの添加によって形成されるか、または g) 電線用ポリアミドイミド塗料Ad、その際この電線用塗料の導電率はそれ ぞれポリアミドイミド樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック1〜1 0重量部と、黒鉛60〜110重量部からなる組合せの添加により形成される、 上記e)〜g)の群から選択されていることを特徴とする、電線を連続的に被覆 する方法。
2、 金属の導体心線、導体心線上に塗布された絶縁塗料層および絶縁塗料層上 に塗布された導電層からなる被覆線において、 狂 電線表面上に直接に塗布される絶縁塗料が、 a) ポリエステルイミド樹脂の溶剤溶液または水溶液または水分散液がらなり 、その際ポリエステルイミドのヒドロキシル価が50〜2001gK OH/y の範囲内にあり、かつ有機溶剤中のポリエステルイミドの20〜60重量%溶液 が23℃で80〜1500 QmPasの範囲内の粘度を有する、電線用ポリエ ステルイミド塗料、または b) ポリエステル樹脂の溶剤溶液または水溶液または水分散液からなり、その 際ポリエステルはヒドロキシル基対カルボキシル基の比1.1〜2.0 : 1 を有しかつ有機溶剤中のポリエステルの20〜60重量%溶液は23℃で40〜 12000 mPa5の範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステル塗料、また はC) 100〜450mgKOH/gのOH価を有しかつNGOloHの当量 比1:2〜9:1に製造された、その遊離インシアネート基が完全にブロック化 されている、ジイソシアネートとポリオールからなるアダクトを有する、ヒドロ キシル基含有ポリエステルの溶剤溶液からなる、電線用ポリウレタン塗料、また は d) ポリアミドイミドの溶剤溶液がらなり、その際ポリアミドイミドの20〜 40重量%溶液は23℃で800〜3000mPa5の範囲内の粘度を有する、 電線用ポリアミドイミド塗料の群から選択されており、 B) 導電層が、同様に e) 電線用ポリエステルイミド塗料Aaまたは電線用ポリエステル塗料Ab、 その際これルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり、導電性 カーボンブラック1〜12重量部と、黒鉛5〜110重量部からなる組合せの添 加によって形成されるか、または f) 電線用ポリウレタン塗料Ac、その際この電線用塗料の導電率はそれぞれ ポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック1〜35重量部 と、黒鉛2〜115重量部からなる組合せの添加によって形成されるか、または g) 電線用ポリアミドイミド塗料Ad、その際この電線用塗料の導電率Uれぞ れポリアミドイミド樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック2〜6重 量部と、黒鉛80〜105重量部からなる組合せの添加によって形成される、上 記e)〜g)の群から選択された導電塗料の層からなることを特徴とする被覆線 。
3、 請求項2による被覆線を使用することを特徴とする、容量的エネルギー蓄 積型誘導巻線の創縁塗料層および絶縁塗料層上に塗布された導電層からなる被覆 線を使用して容量的エネルギー蓄積型誘導巻線を製造する方法において、A)  電線表面上へ直接に塗布される絶縁塗料は水溶液または水分散液からなり、その 際ポリエステルイミドのヒドロキシル価は50〜200119KOH/gの範囲 内にあり、有機溶剤中のポリエステルイミドの20〜60%溶液は23℃で80 〜15000mPa5の範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステルイミドポリ エステルの20〜60重量%溶液は23電線用塗料の導電率は ステル樹脂100重量部あたり導電性カー110重量部の添加によって形成され るかり導電性カーボンブラック1〜10重量部、または 国際調査報告 国際調査報告

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.I)電線を差当り絶縁塗料で被覆することにより、連続するすき間なしに接 する絶縁層を形成し、II)絶縁層上へ、工程(I)で製造した絶縁線を導電塗 料で被覆することにより、もう1つの導電層を設ける、電線を連続的に被資する 方法において、A)電線表面上へ直接に塗布される絶縁塗料がa)ポリエステル イミド樹脂の溶剤溶液または水溶液または水分散液からなり、その際ポリエステ ルイミドのヒドロキシル価は50〜200mgKOH/gの範囲内にあり、有機 溶剤中のポリエステルイミドの20〜60%溶液は23℃で80〜15000m Pasの範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステルイミド塗料、または b)ポリエステル樹脂の有機溶剤溶液または水溶液または水分散液からなり、そ の際ポリエステルはヒドロキシル基対カルボキシル基の比1.1:1〜2.0: 1を有しかつ有機溶剤中のポリエステルの20〜60重量%溶液は23℃で40 〜12000mPasの範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステル塗料、また は c)100〜450mgKOH/gのOH価を有しかつNCO/OHの当量比1 :2〜9:1に製造された、ジイソシアネートとポリオールからなり、その遊離 イソシアネート基が完全にブロック化されているジイソシアネートとポリオール からなるアダクトを有する、ヒドロキシル基含有ポリエステルの溶剤溶液からな る電線用ポリウレタン塗料、 d)ポリアミドイミドの溶剤溶液からなり、その際ポリアミドイミドの20〜4 0重量%溶液は23℃で800〜3000mPasの範囲内の粘度を有する、電 線用ポリアミドイミド塗料の群から選択され、 B)絶縁線上に塗布される導電塗料が同様に、e)電線用ポリエステルイミド塗 料Aaまたは電線用ポリエステル塗料Ab、その際この電線用塗料の導電率は 1)ポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり、導 電性カーボンブラック2〜20重量部または 2)ポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり黒鉛 50〜110重量部、または 3)それぞれポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あ たり、導電性カーボンブラック1〜12重量部と、黒鉛50〜110重量部から なる組合せの添加によって形成されるか、または f)電線用ポリウレタン塗料Ac、その際この電線用塗料の導電率は 1)ポリウレタン樹脂100重量部あたり導電性カーボンブラック5〜50重量 部、または2)ポリウレタン樹脂100重量部あたり黒鉛2〜40重量部、また は 3)それぞれポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック1 〜35重量部と、黒鉛2〜115重量部からなる組合せの添加によって形成され るか、または 9)電線用ポリアミドイミド塗料Ad、その際この電線用塗料の導電率は 1)ポリアミドイミド樹脂100重量部あたり導電性カーボンブラック1〜10 重量部、または2)ポリアミドイミド樹脂100重量部あたり黒鉛60〜110 重量部、または 3)それぞれポリアミドイミド樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラッ ク1〜10重量部と、黒鉛60〜110重量部からなる組合せの添加により形成 される、上記e)〜g)の群から選択されていることを特徴とする、電線を連続 的に被覆する方法。
  2. 2.金属の導体心線、導体心線上に塗布された絶縁塗料層および絶縁塗料層上に 塗布された導電層からなる被覆線において、電線表面上に直接に塗布される絶縁 塗料が、 a)ポリエステルイミド樹脂の溶剤溶液または水溶液または水分散液からなり、 その際ポリエステルイミドのヒドロキシル価が50〜200mgKOH/gの範 囲内にあり、かつ有機溶剤中のポリエステルイミドの20〜60重量%溶液が2 3℃で80〜15000mPasの範囲内の粘度を有する、電線ポリエステルイ ミド塗料、または b)ポリエステル樹脂の溶剤溶液または水溶液または水分散液からなり、その際 ポリエステルはヒドロキシル基対カルボキシル基の比1.1〜2.0lを有しか つ有機溶剤中のポリエステルの20〜60重量%溶液は23℃で40〜1200 0mPaSの範囲内の粘度を有する、電線用ポリエステル塗料、または c)100〜450mgKOH/gのOH価を有しかつNCO/OHの当量比1 :2〜9:1に製造された、その遊離イソシアネート基が完全にブロック化され ている、ジイソシアネートとポリオールからなるアダクトを有する、ヒドロキシ ル基含有ポリエステルの溶剤溶液からなる、電線用ポリウレタン塗料、または d)ポリアミドイミドの溶剤溶液からなり、その際ポリアミドイミドの20〜4 0重量%溶液は23℃で800〜3000mPasの範囲内の粘度を有する、電 線用ポリアミドイミド塗料の群から選択されており、 B)導電層が、同様に e)電線用ポリエステルイミド塗料Aaまたは電線用ポリエステル塗料Ab、そ の際これら電線用塗料の導電率は 1)ポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり導電 性カーボンブラック2〜20重量部、または 2)ポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり黒鉛 50〜110重量部、または 3)それぞれポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あ たり、導電性カーボンブラック1〜12重量部と、黒鉛5〜110重量部からな る組合せの添加によって形成されるか、または f)電線用ポリウレタン塗料Ac、その際この電線用塗料の導電率は 1)ポリウレタン樹脂100重量部あたり導電性カーボンブラック5〜50重量 部、または2)ポリウレタン樹脂100重量部あたり黒鉛2〜40重量部、また は 3)ポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電性カーポンプラック1〜35重 量部と、黒鉛2〜115重量部からなる組合せの添加によって形成されるか、ま たは g)電線用ポリアミドイミド塗料Ad、その際この電線用塗料の導電率は、 1)ポリアミドイミド樹脂100重量部あたり導電性カーボンブラック1〜10 重量部、または2)ポリアミドイミド樹脂100重量部あたり黒鉛60〜110 重量部、または 3)それぞれポリアミドイミド樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラッ ク2〜6重量部と、黒鉛80〜105重量部からなる組合せの添加によって形成 される、上記e)〜g)の群から選択された導電塗料の層からなることを特徴と する被覆線。
  3. 3.導電塗料が e)電線用ポリエステルイミド塗料Aaまたは電線用ポリエステル塗料Ab、そ の際この電線用塗料の導電率は 1)ポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり導電 性カーボンブラック8〜12重量部、または 2)ポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あたり黒鉛 80〜105重量部、または 3)それぞれポリエステルイミド樹脂ないしはポリエステル樹脂100重量部あ たり、導電性カーボンブラツク2〜6重量部と黒鉛80〜105重量部からなる 組合せの添加によって形成されるか、または f)電線用ポリウレタン塗料Ac、その際この電線用塗料の導電率は 1)ポリウレタン樹脂100重量部あたり導電性カーボンブラック20〜40重 量部、または2)ポリウレタン樹脂100重量部あたり黒鉛8〜18重量部、ま たは 3)それぞれポリウレタン樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラック5 〜8重量部と黒鉛70〜107重量部からなる組合せの添加によって形成される か、または g)電線用ポリアミドイミド塗料、その際この電線用塗料の導電率は 1)ポリアミドイミド樹脂100重量部めたり導電性カーボンブラック2〜8重 量部、または2)ポリアミドイミド樹脂100重量部めたり黒鉛70〜95重量 部、または 3)それぞれポリアミドイミド樹脂100重量部あたり、導電性カーボンブラッ ク2〜8重量部と黒鉛70〜95重量部からなる組合せの添加によって形成され る、上記e)〜g)の群から選択されていることを特徴とする、請求項1記載の 方法。
  4. 4.平均粒度が、1回塗布後の導電性層の乾燥塗膜厚さよりも小さいことを特徴 とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
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