JPH04500666A - ペプチド化合物 - Google Patents
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- JPH04500666A JPH04500666A JP1509617A JP50961789A JPH04500666A JP H04500666 A JPH04500666 A JP H04500666A JP 1509617 A JP1509617 A JP 1509617A JP 50961789 A JP50961789 A JP 50961789A JP H04500666 A JPH04500666 A JP H04500666A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ペプチド化合物
本発明は細胞の増殖に阻害作用を有するペプチドの使用、および特異的および/
または一般的抑制作用を有する新規ペプチドに関する。
哺乳動物の体は途方もなく様々な構造および機能を有する細胞を含んでおり、ま
た分化および発育の機序は多くの研究の的となっている。連続的ターンオーバー
を有する細胞の系については、その機序に共通的に分裂しかつ絶えず幹細胞をそ
の系に供給する多能性幹細胞の貯蔵器(reservoir)が関与しているこ
とが知られている。この“貯蔵器°から供給された幹細胞は最初は均一であるが
、まもな(一つの、あるいは他の形態に変化することが決まり、引き続き所要の
機能細胞へと発育してい(。
かかる幹細胞系の例は貴髄の造血系および上皮系および表皮系である。
狭い一般式に対応するペプチドが造血(EP−^−0112656参照)を阻害
でき、一方、わずかにそれより広い一般式に対応しそしてジスルフィド橋により
連結されている一部の二量体ペプチドが造血を刺激し得る(108g10353
5参照)ことは既に報告されている。しかしながら、いずれの場合も、造血以外
の系に対しては何の効果も認められないと述べられている。
今般状々は驚くべきことに、EP−^−0112656に開示されたペプチドの
一部を含め一部のペプチドがより一般的な細胞増殖阻害能を有していること、お
よびアミノ酸配列のわずかな修飾および/または臨界的側鎖残基のブロッキング
を行うことによって該ペプチドの作用を特徴とする特定の系に向けることができ
ることを見出した。
我々の知見は、ある種のいわゆるG−プロティン、すなわちG111プロテイン
の中に前述の我々の特許出願に開示されたペンクペプチド配列の一部が存在する
という所見に基づいている。Gプロティンは、細胞膜の内側に存在しそして細胞
内側のGプロティン近くに位置する膜内外の受容体および奏効体の間の不可欠な
リンクを提供する。それらはそれらのリンクしている奏効体に応じて多くの細胞
機能に関与している。それらは三つのリンクしたサブユニットα、βおよびγよ
り成りそのαサブユニットは隣接奏効体の活性化に関与している。Gプロティン
は最初にそれらの機能によって特徴付けられ、またG。
プロティンのサブクラスはもともとアデニレートサイクラ−ぜを阻害することが
見出されたものである。この所見によって上皮および表皮系および細胞系一般の
増殖阻害におけるそれらペプチドの役割を考察するに到ったのである。
すなわち、本発明により、我々は式(I)R”−Rb−RC−R’−(Re)n
−R’ (I )Haは
Hbは
pdは
Bfは
または −NH−CH2−COR’・
(式中、nおよびmは独立的に0または1を表わし;pおよびqは独立的に1ま
たは2を表わし;R1およびR2はいずれも水素原子であるかまたは一緒になっ
てオキソ基を表わし;
R3およびR4はいずれも水素原子であるかまたは一緒になって炭素−炭素結合
を表わし;
R5は水素またはアシル基であり;
R6およびR7は独立的にヒドロキシ基またはアミノ基を表わし;
R8は水素;Cト、アルキル基;−個以上のヒドロキシ、アミノまたはメトキシ
置換分を有していてもよいc、−2゜アルアルキル基;または代謝的に不安定な
S−保護基であり;
R9は水素またはメチル基を表わし;
R目はヒドロキシまたはアミノ基、アミノ酸グルタミンのまたはN−末端グルタ
ミン単位を有するペプチドの残基を表わし;そしてDまたはL型であってよいア
ラニン、およびグリシンは別として、前記アミノ酸残基はすべてし型である)〕
で示される化合物を非造血細胞の増殖を阻害するための医薬の調製に使用するこ
とに関する。
N−末端保護基R5が存在する場合、これは前示の如く、1〜20個の炭素原子
を有するアシル基、例えば1〜5個の炭素原子を有する低級アルカノイル基例え
ばアセチル基、または7〜20個の炭素原子を有するアロイルまたはアルアルカ
ノイル基例えばベンゾイルまたはフェニルアセチル基などであってよい。
R@はアミノ酸またはペプチド鎖から導かれるアシル基であってよい。R8はセ
リンから導かれるアシル基、または次のアミノ酸配列から順次N−末端アミノ酸
を除去したペプチドのいずれかから導かれるアシル基であってよい: Lys−
11e−11e−His−Glu−Asp−Gly−Tyr−Ser0以下詳述
するように、前述の配列またはその一部を有するペプチドは生長阻害を含む多(
の細胞機能をコントロールすることが知られているG1.プロティンと高レベル
の相同性を有している。式(1)で示される全体ペプチドの末端アミノ基は好ま
しくは、例えばアルカノイル、アルアルカノイルまたはアロイル基でアシル化す
ることにより保護される。
R8がCトロアルキル基である場合、これは例えばエチル、ブチルまたはヘキシ
ル基であってよい。R8がアルアルキル基である場合、これは好都合には、アリ
ールメチル基例えばベンジル、ジフェニルメチルまたはトリフェニルメチルなど
であってよい。R8が代謝的に不安定な基である場合、これは例えば5〜10個
の炭素原子を有するアリールチオ基、例えばピリジルチオ基、または前記定義に
係るようなアシル基であってよい。
本発明化合物は好ましくはペンタペプチドである、すなわちnは好ましくは0で
ある。
Ha残基の環状基は好ましくは5員である、すなわちm(j好ましくは0である
。
造血系に加えであるいは造血系が除かれていても広範囲に及ぶ細胞の増殖を本発
明のペンタペプチドが阻害できるということは、例えば幹癖の場合などのように
過剰の細胞増殖が治療を要する場合、あるいは癌療法が特定の細胞集団に傷害を
与えやすい場合の医療に価値がある。
多くの細胞タイプは抗癌療法に用いられる細胞傷害薬または放射線に対し特に影
響を受けやすい。知られている一つの方法は抗癌療法中に例えば造血系細胞のよ
うな細胞の増殖を聞書する薬を使用後、その阻害薬の作用が消失した後正常増殖
を再開する方法である。本発明のペプチドはかかる療法に対して適度に短い生物
学的半減期を有するように思われる。同様に、癌療法の影響を受けやすい所定の
細胞集団の増殖を癌細胞と同時に阻害してもよく、そしてそれら癌細胞が影響を
受けやすい増殖期に達する一方正常細胞はそれ程影響を受けやす(ない期にある
場合にのみ抗癌療法を開始する。
一つのタイプの細胞増殖は、骨髄細胞、食細胞または顆粒球を治療中にCSF薬
で刺激した場合に起こる。細胞生長阻害はかかる細胞を正常生長速度に戻すこと
ができる。
多(の自己免疫病において、患者は自身の組織に対して活性のある白血球を産生
ずる。白血球の機能を少(ともある時間阻害することによってかかる自己免疫反
応はそれに応じて低下する。
G#、プロティンの細胞内外信号機序(transcellularsigna
lling mechanism)に関与することによってG、、プロティンに
よりコントロールされている他の機能、G、!プロティンの介在する例えばカル
シウム代謝細胞可動性および細胞質細胞過程を活性ペプチドで改変することがで
きる。
すなわち、本発明は前述のGaLプロティン、すなわち−−−Lys−11e−
11e−His−Glu−Asp−Gly−Tyr−Ser−Ra′−Rb−R
’−R’−Re−R’−Gln−Tyr−−一またはその部分またはそれらのわ
ずかなバリエージBン、例えばAnn、 Rev、 Biochem、 56p
p、 624−625(1987)およびProc、 Natl、^cad、
Sci、υ5A85 pp、 3066−3070(198釦に記載されている
ようなものと実質的に相同の完全または部分配列を含む新規ポリペプチドを提供
する。かかる配列は該ポリペプチドの標識を助けるために少くとも一つのTyr
残基を含有する。以下に示されるとおり、N−末端NU、は好ましくは、例えば
前述の如きN−アシル化によって保護される。N−末端アミノ酸残基がかかる相
同配列におけるGluである場合には、これは有利にはp−Gluによって置き
換えてもよい。
かかるペプチドは式(Ia)の化合物と記すこととするが、前記定義に係る式(
1)(式中R8はアミノ酸セリンまたはC−末端セリン単位を有するペプチド鎖
から導かれるアシル基であり、および/またはRIOはアミノ酸グルタミンまた
はN−末端グルタミン単位を有するペプチドの残基である)の化合物として表わ
すことができる。それらは好ましくは全部で12個までの、より好ましくは10
個以下のアミノ酸残基を含む。
一般に付加されたいずれのペプチド配列もそのN−末端NH2は例えばアシル化
によって保護されるべきである。
このことはペプチドの酵素分解の回避を助ける。
式D)に許されたHa残基の大部分は脱保護高化または同様の遊離Nl2基への
転化なくしてはアミノ酸付加に適していない。すなわち、R5がアミノ酸または
ペプチドから導かれたアシル基以外のアシル基である場合には脱アシル化が必要
となろう。同様に、RIおよびR1が例えばp−Glu単位などの如く、−緒に
なっでオキソ基を形成するときは対応する開放鎖残基例えばGluまたはG 1
.nなど・・・の転化が必要である。
このように本発明はこれらペプチドのG#I−プロティンの介在する細胞質細胞
過程に対する作用を利用するものである。
我々が既に得ている欧州特許明細書第112656号に記載されている化合物だ
けが医療番号おける何がしかの用途を有するものとして既に記載されている。前
記定義に係る式Iの他のすべての化合物は新規であるか、または中間体として記
載されているにすぎない。従って本発明のもう一つの特徴に従って我々は、細胞
増殖調節剤として用いるための、
pGlu−^5p−Asp−Cys−LyspGlu−Glu−^5p−Cys
−LyspG1u−Gin−Asp−Cys−LyspGlu−Glu−Asp
−Cys−Gly−LyspGlu−Glu−^5p−Cys−^1a−Lys
pGlu−Glu−^5p−Cys−LysNF!2以外の前記定義に係る式(
I)の化合物を提供する。
前記式(I)から選択された一部のペプチドは新規であり、そして特に望ましい
性質の組合せを有していることが見出された。すなわち、本発明の一面によれば
、式%式%()
(式中、Ra、Rh、Re、 R”、 Rfオヨびnは式■について定義したと
おりであり、R11は1個以上のヒドロキシ、アミノまたはメチル置換分を有し
ていてもよい02〜6アルキルまたは07−2゜アルアルキル基であり、そして
すべてのアミノ酸は式(I)について記載されたキラール型である)
で示される化合物が提供される。この式による特に好ましい化合物は
pGlu−Glu−^5p−Benzylcys−LysおよびpGlu−^1
a−Asp−Benzylcys−Lysである。
このタイプのブロックされたシスティン残基を有する化合物では生体内安定性が
向上しそして細胞増殖阻害活性が持続することがわかった。
フェニル−置換分がさほど不安定ではない前記ベンジル−システィン化合物のア
ナローブを製造することができるが、かかる化合物は4位システィン残基に代え
てフェニルアラニン残基を有する。すなわち、本発明のもう一つの面によれば式
(式中R”、 Rb、 RC,Re、 R’オヨU n ハ式I l:ライr定
義したとおりであり、そしてすべてのアミノ酸は式(I)について記載されたキ
ラール型である)
で示される化合物が提供される。かかる化合物は持続生体内活性を有する。特に
好ましい例はpGlu−Glu−Asp−Phe−LysおよびpGlu−Gl
y−Asp−Phe−Lysである。
これに対し、ブロックされていないペプチドの徐放を生体内で達成できるよう代
謝的に不安定なブロッキング基を有するペプチドを調製することもできる。すな
わち、本発明のもう一つの面によれば式
%式%()
(式中Ra、 Rb、 RC,Re、 R(およびnは式1について定義したと
おりであり、R目は代謝的に不安定な基、例えば2−ピリジルチオ基であり、そ
してすべてのアミノ酸は式(I)について記載されたキラール型を有する)で示
される化合物が提供される。好ましい化合物の一例であるpGlu −Glu
−Asp −(2−ピリジルチオCys) −Lysは、ブロックされていない
アナローブの場合は1日後であるのに3日後に生体内で起こる遅延造血阻害作用
を有していることが見出された。
造血に加えての白血球機能(免疫系を含む)の阻害はアミノ酸配列をわずかに修
飾する。詳細にはGlu”をcly”で置き換えることによって達成することが
できる。すなわち、本発明のもう一つの特徴によれば、式%式%()
(式中、R3、He、 p、dSReSRrおよびnは式(I)について定義し
たとおりであり、そしてすべてのアミノ酸残基は式(1)について記載されたキ
ラール型を有する)で示される化合物が提供される。この式の好ましい化合物は
pGlu−Gly−Asp−Phe−LysおよびpGlu−Gly−Asp−
Cys−Lysであるが、後者はその造血阻害作用に加えて、生体内において(
モルモットに皮膚ウィンドーを形成しそしてBCGで局所的に刺激することによ
る)顆粒およびマクロファージの移動、および試験管内において(フローサイト
メトリーにより測定)顆粒球による黄色ブドウ球菌造血阻害作用が完全に欠如し
ていて表皮および上皮細胞増殖の阻害により置き換えられているペプチド群は、
4位のシスティン残基をセリン残基で置き換えることにより製造できる。かかる
本発明化合物は式(式中、R”% Flbs RCSRe、 Rfおよびnは式
Iについて定義したとおりであり、そしてすべてのアミノ酸は式(I)について
記載されたキラール型を有する)で示される。好ましい化合物は
pGlu−Glu−Asp−3er−LyspGlu−Asp−Glu−3er
−LysおよびpGlu−Glu−Glu−Ser−Lysである。
これらの化合物は、悪性造血細胞の選択された細胞静止治療中に非造血細胞増殖
を阻害するのに、そしてさらに例えば偏平上皮癌腫および乾癖の進行例に存在す
る悪性表皮および上皮細胞を抑制するのに極めて有用である。
最後に、本発明によるペプチドは低分子をペプチド鎖に結合することにより該分
子を“標的”とするのに用いることができる。従って我々は
(a)本発明によるペプチドに直接または間接に共有結合的に連結されたラジオ
アイソトープまたは放射性標識リガンドより成る治療、診断または検定用化合物
:(b)本発明によるペプチドに共有結合的に連結された細胞傷害性リガンドよ
り成る治療用化合物;および(C)本発明によるペプチドに共有結合的に連結さ
れた蛍光色素性リガンドより成る診断または検定用化合物を提供する。
一般に、細胞傷害性薬剤に対する保護作用を発揮させるために、本発明ペプチド
は患者に対し、1〜10n9例えば4〜5 ny/ 70に9 (体重)7日の
用量範囲で注射により投与することができる。インフュージョンまたは類似の方
法により投与する場合、その用量は30〜300ng/70&g(体重)、例え
ば約10100n 5日としてもよい。原則的には、患者の細胞外液中のペプチ
ド濃度を約10−”M〜10−7Mとするのが望ましい。
一般に、ントンンアラビノンドなどの細胞静止薬との組合せ療法は、該細胞静止
薬が依然として存在する間骨髄造血系が確実に保護されるようにするには注意深
いタイミングを必要とする。
本発明のもう一つの特徴によれば、活性成分として前記定義に係る式(Ia)、
(II)、(III)、(TV)、(V)または(Vl)で示される少くとも一
つの化合物またはその生理学的に許容し得る塩を薬学的担体または賦型剤と共に
含有し、て成る薬学的組成物が提供される。本発明による組成物は例えば経口、
経鼻、非経口または経直腸投与に適した剤形で提供することができる。
本明細書中に用いられる“薬学的”との用語は本発明を獣医学的に用いることも
包含するものである。
本発明による化合物は、慣用の薬理学的投与剤形、例えば錠剤、被覆錠、経鼻投
与用スプレー、溶液、乳濁液、粉末、カプセルまたは徐放剤型などとして提供す
ることができる。これら剤形の調製には慣用の薬学的賦形剤および通常の製造方
法を用いることができる。錠剤は例えば活性成分(一種または複数種)を既知の
賦形剤、例えば希釈剤、例えば炭酸カルシウム、燐酸カルシウムまたはラクトー
ス、崩壊剤、例えばコーンスターチまたはアルギン酸、結合剤例えばスターチま
たはゼラチン、潤滑剤例えばステアリン酸マグネシウムまたはタルク、および/
または徐放性を得るための剤例えばカルボキシポリメチレン、カルボキンメチル
セルロース、セルロースアセテートフタレートまたはポリビニルアセテートなど
と混合することにより製造できる。
前記錠剤は所望によりいくつかの層で構成されていてもよい。被覆錠剤は、前記
錠剤と同様にして得られたコア部を錠剤被覆に通有的に用いられる剤、例えばポ
リビニルピロリドンまたはンエラック、アラビアゴム、タルク、二酸化チタンま
たは砂糖で被覆することにより製造することができる。徐放性を得るために、あ
るいは非相容性(in compatibility)を回避するために、その
コア部も数層に構成してもよい。徐放性を得るために錠剤コートを数層に構成し
てもよく、その場合前述の錠剤用賦形剤を用いてもよい。
注射溶液は、例えば、常法により例えば保存剤、例えばp−ヒドロキシベンゾエ
ート、または安定剤例えばEDT^などを添加することにより製造できる。次い
でそれら溶液を注射バイアルまたはアンプルに充填する。遅延放出注射をいわゆ
るミニポンプにより提供できる。
経鼻投与用スプレーも同様に水性溶液として組成でき、そしてエアロゾル推進剤
を含む、または手動圧縮手段を設けたスプレー容器に充填できる。−以上の活性
成分を含むカプセルを、例えばそれら活性成分に不活性担体例えばラクトースま
たはソルビトールなどと混合しそしてその混合物をゼラチンカプセルに充填する
ことにより製造できる。
適当な坐薬は例えば活性成分または活性成分の組合せをこの目的に適した慣用の
担体、例えば天然脂肪またはポリエチレングリコールまたはそれらの誘導体と混
合することにより製造できる。
本発明の化合物を含む用量単位体は好ましくは1〜10諺9、例えば4〜5mg
のペプチドを含有する。
本発明のペプチドは任意の都合のよい方法によって合成できる。一般に存在する
反応性側鎖基(アミノ、チオールおよび/またはカルボキシル)は合成全体のカ
ップリング反応中保護されるが、一部の側鎖基(ヒドロキシ基、イミダゾール基
、第一級アミド基、pyroGluのような環状アミノ酸におけるアミド基)は
全合成手順にわたって未保護のままにしておくこともできる。
従って最終工程は一般式Iのペプチドの完全に保護されたまたは一部保護された
誘導体の脱保護高化であり、そしてかかる方法は本発明の更なる一面を形成する
。
ペプチド鎖を逐次構築していくにあたり、原則的にC−末端またはN−末端のい
ずれから出発してもよいがC−末端から出発する手順だけが汎用されている。
従って、例えばリジンの適当に保護された誘導体をシスティンの適当に保護され
た誘導体と反応させることによりC−末端から出発することができる。リジン誘
導体は遊離α−アミノ基を有する一方、他方の反応体は遊離のまたは活性化され
たカルボキシル基および保護されたアミノ基を有することとなろう。カップリン
グの後、その中間体を例えばクロマトグラフィーにより精製でき、次いで更なる
N−保護された遊離または活性化されたアミノ酸残基の付加を可能にする為に選
択的にN−説保護基化することができる。この手順を所要のアミノ酸配列が完成
するまで続ける。
例えば使用し得るカルボン酸活性化置換分には対称または混合無水物、または活
性化エステル例えばp−ニトロフェニルエステル、2.4,5. l−リクロロ
フェニルエステル、N−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル(OBt)、N
−ヒドロキシ−スクシンイミジルエステル(OSu)またはペンタフルオロフェ
ニルエステル(0FFP)などが含まれる。
遊離アミノ基とカルボキシル基のカップリングは、例えばジシクロへキシルカル
ボジイミド(DCC)を用いて行うことができる。使用できる他のカップリング
剤の一例はN−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン
(EEDQ)である。
一般に、カップリング反応は低温、例えば−20℃ないし周囲温度、都合よ(は
適当な溶媒系、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド
、メチレンクロライドまたはこれら溶媒の混合物中で行うのが都合よい。
合成は固相樹脂支持体上で行った方が都合よいものとなり得る。クロロメチル化
ポリスチレン(1%ジビニルベンゼンで架橋)は一つの有用なタイプの支持体で
あり、この場合合成はC−末端から、例えばN−保護されたリジンを支持体にカ
ップリングすることにより開始されることになろう。
多くの適当な固相法がEr1e Atherton、ChristopherJ
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nd ed、、 John M、Stewaet。
Janis D、Young、Pierce Chemical Compan
yに例示されている。
すなわち、例えば、使用し得るアミン保護基には、カルボベンズオキシ(Z−)
、t−ブトキシカルボニル(Boc〜)、4−メトキシ−2,3,6−1リメチ
ルベンゼンスルボニル(Mtr−) 、および9−フルオレニルメトキシカルボ
ニル(Fa+oc−)などの保護基が包含される。ペプチドがC−末端から構築
される場合には、アミン保護基が付加された各新規残基のα−アミノ基に存在し
そして次のカップリング工程に先立ち選択的に除去する必要があることが理解さ
れよう。かがる一時的アミン保護に有用な一つの特定の基は、有機溶媒中ピペリ
ジンで処理することにより選択的に除去できるFmoc基である。
使用し得るカルボキシル保護基には例えば易分裂性エステル基例えばベンジル(
−0BZl) 、p−ニトロベンジル(−ONB) 、またはt−ブチル(−t
OBu)および固体支持上のカップリング例えばポリスチレンに結合したメチル
基などが包含される。
チオール保護基にはp−メトキシベンジル(MOb)、トリチル(Trt)およ
びアセトアミドメチル(Acm)が包含される。
この種の他の基も前述の文献に詳述されているように広範囲に存在すること、お
よびすべてのかかる基を前述の方法に使用することが本発明の範囲内に包含され
ることは理解されよう。
アミン−およびカルボキシル−保護基の除去には広範囲にわたる様々な方法が存
在する。しかしながら、これらは使用される合成手順に合致したものでなければ
ならない。側鎖保護基は、次のカップリング工程に先立ち一時的α−ア′ミノ保
護基を除去するのに用いられる条件に対し、て安定なものでなければならない。
Boaなどのアミン保護基およびtOBすなどのカルボキシル保護基は例えばト
リフルオロ酢酸で酸処理することにより同時に除去することができる。Trtな
どのチオール保護基は沃素など酸化剤を用いて選択的に除去することができる。
システィン含有ペプチドは本文に記載の方法により合成でき、そしてチオール保
護を含むすべての保護基は最終合成工程として除去される。
以下に実施例を例示のためにのみ示す。
溶媒は市販の物質を再蒸留しそして次のようにして貯蔵したニジメチルホルムア
ミド(DMF)はモレキュラーシーブ4A上、ジクロロメタン(DCM)はCa
Cl 2上、トリエチルアミン(TEA)はNa/Pb合金(Baker)上、
そしてトリフルオロ酢酸(TFA)はモレキュラーシーブ4A上で貯蔵。
TLC系は次のようなものとした:
Sドシリカ/ CHCl3: MeOH(98: 2 )S2ニジリカ/ CH
CA’s : MeOH(95: 5 )S3:シリ−hRP815%EtOH
(水性)中0.1XTFA精製最終生成物は逆相高速液体クロマトグラフィー(
HPLC)により分析した。このIIIPLC系は組み込まれた自動式サンプラ
ーおよびHP 1040ダイオードアレーを有するUP 1090Mクロマトグ
ラフ(Hewlett−Packard、 Wald−bronn、FRG)
、およびスペルコンシル(supelconsj、1)LC−18カラム(25
0X 4.6mm、5μ粒子)より構成した。サンプルをo、i%(v/v)
TFA(水性)に溶解し、そしテ0.1%TF^(水性)中0〜30%アセトニ
トリルの直線濃度勾配を用いて溶出した。流速は2*l/分とした。その溶出液
を帯幅を4nmとする214nmでモニターした。溶媒クロマトグラムを電子的
に差引いて、結果を面積率として示した。
アミノ酸分析ニ
ジスティン含有ペプチドを過蟻酸により酸化して酸に不安定なシスチン残基を酸
に安定なシスティン酸に変えてから6MFItJ中110℃で16時間酸加水分
解した。次に乾燥加水分解物をフェニルインチオシアネートを用いて誘導体化し
そしてBeLnrikson (Anal、Bioch、136゜65−74.
1984)の報告した方法により分析した。
ルーム−システイニル−し一リジン:化合物(1)(a) t −Boc−(S
−p−メトキシベンジル)−L−システイニル−(ε−ベンジルオキシカルボ
ニル)−L−リジンベンジルエステル(1)
ε−ベンジルオキシカルボニル−リジンベンジルエステル塩酸塩(406B)を
3INのDMFに溶解しそしてTEAを湿ったpH指示紙片により蒸気相中に遊
離TEAが検出され得るまで添加する。この溶液に3諺lのDMF中に溶解され
たt−Boc−(S −p−メトキシベンジル)−L−システィンN−ヒドロキ
シスクシンイミドエステル(4旧り)を添加する。適宜の時間間隔でTEAを少
量ずつ添加して溶液の弱アルカリ性を維持する。その混合物を室温で一夜放置し
、そしてニンヒドリン反応陰性を確認後、DMFで平衡されそして標準反応体(
例えば与えられた例ではt−Boc−(γ−ベンジル)−L−グルタミン酸−p
−ニトロフェニルエステルおよびp−ニトロフェノール)で検出された5eph
adex LH−20の2.5 X 15cmカラムに直接かける。
カラムフローは動フローに上り維持されそして約10IIlのフラクションとし
て集める前に28On11でモニターされる。
生成物は各フラクションのt、 1. C,により同定でき、各フラクションは
プールされ真空蒸発させる。収率: 700mg(100%)の油状生成物、t
J、c、(クロロホルム/アセトン(9/]、))で均一、Rf= 0.64゜
100mqのブロック化され保護されたジペプチド(I)を’15m1の無水D
CMに溶解しそして25H1の無水TF^を添加する。
30分後に酸と溶媒を真空除去する。残留物をDCMに溶解しそして再び蒸発さ
せる。TEAで弱アルカリ性にした残留物のDIilF (3ml)中の溶液に
、t−Boa−(β−ベンジル)−L−アスパラギン酸p−ニトロフェニルエス
テル(488m19)の3INのDMF中の溶液を添加する。アルカリ度は時々
チェックして少量のTEAの添加により維持されるべきである。ニンヒドリン反
応が陰性になった後(約2時間後)、反応混合物を5ephadex LH−2
0カラム(2,5X75cm)にかけ、そして前述の如く精製する。真空蒸発後
の収率: 900−9 (100%)の結晶性生成物、t、 1. c、 (ク
ロロホルム/アセトン(9/1))で均一、Rr=0.70゜−ベンジル)−L
−アスパルチル−(S−p−メト900++wのブロック化されたトリペプチド
誘導体■を前述の如< TFAで脱ブロックし、3INのDMFに溶解しそして
TEAで弱アルカリ性とする。この溶液に(3mlのDMF中の)504m9の
t−Boc−(γ−ベンジル)−L−グルタミン酸p−ニトロフェニルエステル
を添加する。約2.5時間後、ニンヒドリン反応は陰性となり、そしてその混合
物を前述の如く精製のために5ephadex LH−20カラムにかける。
この反応における成分分離およびt、 1. c、によるそのモニタリングは前
述の如く行うことができる。適切なフラクション(この場合には9−15)をプ
ールし、蒸発させ乾燥する。収率: 1140翼9(100%)の淡黄色油、t
、 1.c、 (クロロホルム/アセトン(9/1) )で均一、Rr=0.5
3゜1i40mpのテトラペプチド誘導体■をDCM中のTFAを用いてIにつ
いての記載の如(脱ブロツク化しそして3W、lのDMFに溶解する。その溶液
をTEAで弱アルカリ性としそして423翼9のベンジルオキシカルボニル−ミ
ン酸p−ニトロフェニルエステルをDIIF3mjj中の溶液として添加する。
反応混合物のアルカリ性をくり返しチェックしそして必要に応じてTEA添加に
より回復させる。
約3時間後、ニンヒドリン試験は陰性となり、そしてペンタペプチド誘導体■を
前述の如く精製することができる。収率: 1230藁9(96%)、淡黄色油
状物、t.I!.c. (クロロホルム/アセトン(9/1) )で均一、R,
=0.44(テーリングを伴う)。
50I9の保護されたペンタペプチド誘導体■を500mpのメチオニンをスカ
ベンジャーを添加した5(hj!の0℃の液体弗化水素に溶解しそして1時間放
置する。次に弗化水素を0℃で真空蒸発乾固し、そして残留物を酢酸エチルと共
に撹拌する。酢酸エチル洗液を傾瀉し・捨てる。残留物質を希酢酸に溶解しそし
て凍結乾燥する。
その凍結乾燥物質( 2 mg)は、C18−カラム( 10mm xlocm
)を用いた逆相HPLCにより、2. 13Ml1分の流速で溶液A:0.1%
水性トリフルオロ酢酸および溶液Bニアセトニトリル中の0.1%トリフルオロ
酢酸を用いた勾配溶出を用いて精製できるco.io%の溶液Bは30分にわた
り添加する)。検出は214%mでの紫外吸収またはピリジンジスルフィド試薬
(SH基検出用)を用いて行われる。
多くの更なるペプチドを実施例1の一般手順により合成できる。これらを次表で
同定し特徴付けする。
実施例 30
pGlu−Glu−Asp−Ser−Lys−OBこのペプチドはUV 304
nmでモニターしながらLKBBiolynx 4170完全自動式ペプチド合
成装置で合成した。
一時的N−保護基化およびUV−トレーサーとしてFmocを用いた。C−末端
アミノ酸をポリマーに酸に不安定なスペーサーアンムを介して結合させた。
標準プロトコールは以下のとおり:
再循環を伴うカップリング 30分間
DMF洗浄 10分間
20%ピペリジン/ DMFによる脱保護高化 10分間DMF洗浄 10分間
C−末端アミノ酸をDCCで対称無水物として活性化しモしてN、N−ジメチル
アミノピリジンを触媒として用いてポリマーに結合した。60分間再循環後、全
合成にわ、たって標準的手順を用いた。
使用アミノ酸誘導体:
Fwoc−Lys(t −N −Boc)−0HFmoc−3er(0−tBu
)−00BHFmoc−Asp(β−tOBu)−0PfpFmoc−GluC
v −tOBu)−0PfppG1u−OPCIP
完全に保護されたペンタペプチドの最終洗浄後、ポリマーをジエチルエーテルで
洗浄しそして空気乾燥した。
95%水性TFAで1時間処理することにより一つの操作でペプチドを完全に脱
保護高化すると共にポリマーから分離した。濾過、TFA洗浄および蒸発後、最
終ペプチドをRPSカラムで精製しそして0.1%TFA中エタノールで溶出し
た。
収率:44%
純度:92%以上(HPLCRP 1g、 214nm)。
アミノ酸分析:許容可
国際調査報央
PCτ/EP 89101071
Claims (14)
- 1.式I Ra−Rb−Rc−Rd−(Re)n−Rf(I)〔式中、Raは、 ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼を表わし 、Rbは、 ▲数式、化学式、表等があります▼または−HN−CH2−CO−を表わし、R cは、▲数式、化学式、表等があります▼を表わし、Rdは、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼ま たは▲数式、化学式、表等があります▼を表わし、Reは▲数式、化学式、表等 があります▼を表わし、そしてRfは、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼ま たは−NH−CH2−COR10 (式中、nおよびmは独立的に0または1を表わし;pおよびqは独立的に1ま たは2を表わし;R1およびR2はいずれも水素原子であるかまたは一緒になっ てオキソ基を表わし; R3およびR4はいずれも水素原子であるかまたは一緒になって炭素−炭素結合 を表わし; R5は水素またはアシル基であり; R6およびR7は独立的にヒドロキシ基またはアミノ基を表わし; R5は水素;C2−6アルキル基;一個以上のヒドロキシ、アミノまたはメトキ シ置換分を有していてもよいC7−20アルアルキル基;または代謝的に不安定 なS−保護基であり; R9は水素またはメチル基を表わし; R10はヒドロキシまたはアミノ基、アミノ酸グルタミンのまたはN−末端グル タミン単位を有するペプチドの残基を表わし;そしてDまたはL型であってよい アラニン、およびグリシンは別として前記アミノ酸残基はすべてL型である)〕 で示される化合物を非造血細胞の増殖を阻害するための医薬の調製に使用する方 法。
- 2.細胞増殖調節剤として用いるための、【配列があります】 【配列があります】 【配列があります】 【配列があります】 【配列があります】 【配列があります】 以外の請求項1記載の式(I)の化合物。
- 3.R5がアミノ酸セリンのまたはC−末端セリン単位を有するペプチドの残基 であり、および/またはR10がアミノ酸グルタミンのまたはN−末端グルタミ ン単位を有するペプチドの残基である請求項1記載の式(I)の化合物。
- 4.式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中、Ra、Rb、Rc、Re、 Rfおよびnは請求項1において定義されたとおりであり、R11は一個以上の ヒドロキシ、アミノまたはメチル置換分を有していてもよいC2−6アルキルま たはC7−20アルアルキル基であり、そしてすべてのアミノ酸は請求項1にお いて定義されたキラール型を有する) で示される化合物。
- 5.式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(式中Ra、Rb、Rc、Re、 Rfおよびnは請求項1において定義されたとおりであり、そしてすべてのアミ ノ酸は請求項1において定義されたキラール型を有する)で示される化合物。
- 6.式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)(式中Ra、Rb、Rc、Re、R fおよびnは請求項1において定義されたとおりであり、R12は代謝的に不安 定な基であり、そしてすべてのアミノ酸は請求項1において定義されたキラール 型を有する) で示される化合物。
- 7.式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼(V)(式中、Ra、Rc、Rd、Re、R fおよびnは請求項1において定義されたとおりであり、そしてすべてのアミノ 酸残基は請求項1において定義されたキラール型を有する) で示される化合物。
- 8.式(VI) ▲数式、化学式、表等があります▼(VI)(式中、Ra、Rb、Rc、Re、 Rfおよびnは請求項1において定義されたとおりであり、そしてすべてのアミ ノ酸は請求項1において定義されたキラール型を有する) で示される化合物。
- 9.請求項3〜8のいずれかにおいて定義された少くとも一つの化合物またはそ の生理学的に許容し得る塩を活性成分として薬学的担体または賦形剤と共に含ん で成る薬学的組成物。
- 10.請求項3〜8のいずれかにおいて定義された化合物の完全または部分的に 保護された誘導体を形成しそして該誘導体を脱保護基化に付すことより成る前記 化合物の製造方法。
- 11.人間または動物の患者に有効量の請求項1において定義された式(I)の 化合物を投与することより成る前記患者における非造血細胞の増殖を阻害する方 法。
- 12.人間または動物の患者に有効量の請求項3〜6のいずれかにおいて定義さ れた式(I)の化合物を投与することより成る前記患者における細胞の増殖を阻 害する方法。
- 13.人間または動物の患者に有効量の請求項7において定義された式(V)の 化合物を投与することより成る前記患者における細胞増殖および/または白血球 機能を阻害する方法。
- 14.人間または動物の患者に有効量の請求項8において定義された式(VI) の化合物を投与することより成る表皮および/または上皮細胞の増殖を阻害する 方法。
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