JPH044980B2 - - Google Patents

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JPH044980B2
JPH044980B2 JP58149358A JP14935883A JPH044980B2 JP H044980 B2 JPH044980 B2 JP H044980B2 JP 58149358 A JP58149358 A JP 58149358A JP 14935883 A JP14935883 A JP 14935883A JP H044980 B2 JPH044980 B2 JP H044980B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は五酸化アンチモンゾルの製造法に関す
るものである。更に詳しく述べると、アンチモン
酸ソーダと無機酸より五酸化アンチモンゲルを得
て、このゲルを塩基により解膠することにより、
五酸化アンチモンゾルを得る、新規な五酸化アン
チモンゾルの製造法に関する。
五酸化アンチモンゾルは、プラスチツク、繊維
等の難燃剤等に使用される物で、従来の製造法と
しては大別するとイオン交換法と過酸化水素法が
知られている。イオン交換法にはアンチモン酸カ
リウムを脱イオンする方法(特公昭57−11848
号)、アンチモン酸ソーダを脱イオンする方法
(米国特許4110247号)がある。この方法による五
酸化アンチモンゾルは球に近い形状を有している
ことから、分散性が良く、高濃度化出来る特徴を
持つている。しかし、このイオン交換法では五酸
化アンチモン濃度を10%以上でイオン交換するこ
とが困難であり、またイオン交換樹脂の分離、再
生操作を伴うため操作が煩雑等の欠点を有してい
る。一方、過酸化水素法は三酸化アンチモンを高
温下で過酸化水素により酸化する方法(特公昭53
−20479号、特開昭52−21298号、特開昭52−
131998号、特開昭52−123997号)である。この方
法は直接五酸化アンチモンとして30%以上では粘
度が高くなり、30%程度のゾルしか出来ない。し
かもコロイド粒子は異形で分散性が悪く、表面活
性が大きいため樹脂エマルジヨン等との相溶性が
悪いという欠点を有している。
本発明者等は上記の五酸化アンチモンゾル製造
法の欠点を克服すべく五酸化アンチモンゾルの製
造法について鋭意研究を重ねた結果、原料のアン
チモン酸アルカリを後述の条件下で酸処理をし、
ゲルを生成させた後、有機塩基で解膠することに
より目的とする五酸化アンチモンゾルを得る新規
な製造法を見い出した。
即ち、本発明はアンチモン酸アルカリを化学量
論比で0.7〜5倍量の一価または二価の無機酸と
反応させて五酸化アンチモンゲルを生成させ、次
いで、このゲルを分離、水洗後、有機塩基を化学
量論比で塩基/Sb2O5が0.03〜1.0になる様に添加
し、解膠する事を特徴とする五酸化アンチモンゾ
ルの製造法に関する。
本発明な出発原料であるアンチモン酸アルカリ
は一般式MSb(OH)6で表されるもので、Mは
Na、Kのアルカリ金属を示す。アルカリ金属と
してはナトリウムが好ましく、とりわけアンチモ
ン酸ソーダ水和物Na2O・Sb2O5・6H2O(NaSb
(OH)6;Sb2O563〜64重量%、Na2O12〜13重量
%、H2O23〜24重量%)が好ましい。
本発明のアンチモン酸アルカリと酸の反応で五
酸化アンチモンゲルの製造工程において使用可能
な酸は塩酸、硝酸硫酸、及びスルフアミン酸等の
一価または二価の無機酸である。燐酸はアンチモ
ン酸(HSb(OH)6)と酸強度がほゞ等しいため、
五酸化アンチモンゲルを得ることは出来ない。ま
た、酸強度が弱いと、例えば蟻酸、蓚酸等では目
的とする五酸化アンチモンゲルは得ることが出来
ない。
本発明のアンチモン酸アルカリと上記酸の反応
においてアンチモン酸アルカリの濃度は反応液中
で無水五酸化アンチモン(Sb2O5)として2〜35
重量%が可能である。2重量%以下では五酸化ア
ンチモンゲルの生産量が少なくなるため経済的で
はない。35重量%以上では反応液中の固形分が50
重量%以上になり、反応が不均一なる。好ましく
は無水五酸化アンチモンとして6〜25重量%であ
る。
本発明のアンチモン酸アルカリと上記酸の反応
において酸の濃度は化学量論比で酸/アンチモン
酸アルカリが0.7〜5の範囲であり、好ましくは
1〜3である。化学量論比0.7以下では反応温度、
アンチモン酸アルカリ濃度を高くしても目的とす
る五酸化アンチモンゲルを得ることが出来ない。
また、化学量論比5以上では生成した五酸化アン
チモンゲルが洗浄時に解膠して、ゾルが濾液中に
流出するため生産性が悪くなる。
本発明のアンチモン酸アルカリと上記酸の反応
において反応温度は室温から100℃であり、反応
時間は1〜15時間が可能である。形状の良い五酸
化アンチモンゾルを得るためには反応温度は50℃
以下で反応時間は10時間以内が好ましい。反応温
度が50℃以上、反応時間が15時間より長くなる
と、得られる五酸化アンチモンゾルの形状がいび
つになる傾向がある。
本発明の反応により生成した微小五酸化アンチ
モンコロイドは系内の酸及びそのアルカリ金属塩
のために著しく凝集し、五酸化アンチモンゲル
(通常3μ以上の粒子となる)を形成し、反応液中
で速やかに沈降する。従つてこのゲルスラリーは
圧(吸引)濾過、遠心濾過等の方法により極めて
容易に分離することが出来る。濾過後、共存する
酸及びそのアルカリ金属塩を除去するために洗浄
が必要となる。洗浄に際しては、多量の水を接触
によつて五酸化アンチモンゲルの部分的加水分解
が促進されるおそれがあるし、また部分的解膠も
起こるので、洗浄は減圧濾過、遠心濾過共に反応
液量の1〜4倍量の純水または蒸溜水で注水洗浄
を速やかに行なわねばならない。尚、本発明方法
で濾過、洗浄により濾液中に流失する五酸化アン
チモンは3重量%以下である。
上記の濾過、洗浄で得られた五酸化アンチモン
ゲルのウエツトケーキは含水率が30〜40重量%
で、そお大部分が結晶水である。
この五酸化アンチモンゲルのX線回析パターン
は五酸化アンチモン水和物(Sb2O5・4H2O)と
同じで、原料のアンチモン酸アルカリのX線回析
パターンは認められていない。また、この五酸化
アンチモンゲルはアルカリ金属の残存が認めら
れ、M2O/Sb2O5のモル比は0.2〜0.5である。
この五酸化アンチモンゲルのウエツトケーキを
水に分散させた後、後述の条件下で解膠すること
により五酸化アンチモンゾルを得ることができ
る。
尚、この五酸化アンチモンゲルは乾燥ゲルにす
ると、後述の条件下で解膠することが出来ない。
本発明の五酸化アンチモンゲルの解膠において
使用可能な塩基としてはトリエタノールアミン、
トリプロパノールアミン、ジエタノールアミン、
モノエタノールアミン、N−エチルアミノエタノ
ールアミン等のアミン、テトラエタノールアンモ
ニウムハイドロオキサイド、モノメチルトリエタ
ノールアンモニウムハイドロオキサイド、テトラ
エタノールアンモニウムハイドロオキサイド等の
4級アンモニウムハイドロオキサイド、またはグ
アジニンハイドロオキサイド等の有機塩基等が挙
げられる。水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
アンモニア等の塩基は五酸化アンチモン構造内に
とりこまれるため一部しか解膠が出来ないことか
ら、不適切である(比較例を参照)。これらの添
加する塩基の効果は反応により生成した五酸化ア
ンチモンゲルを解膠するだけでなく、微小粒子が
脱水縮合し、10〜100mμの球状に近い五酸化ア
ンチモンコロイド粒子になるのに重要な役割を果
している。
本発明において、解膠の温度は室温〜150℃で
ある。オーオクレーブによる解膠も可能である
が、経済的ではなく、50〜100℃が好ましい。解
膠にようする時間は塩基の種類、量、解膠温度に
より異なるが、0.5〜20時間である。
本発明において解膠に要する塩基の量は化学量
論比で塩基/Sb2O5が0.03〜1.0であり、好ましく
は0.07〜0.5である。この化学論比が0.03以下では
解膠温度を高くしても解膠しない。また化学量論
比1.0以上では解膠はするものゝ、ゾルのPHが高
くなりすぎ、高濃度にした場合安定性が低下す
る。また、塩基の量が多くなるために乾燥性が著
しく悪くなる。尚、本発明の解膠において解膠率
はほゞ100%で有る 本発明における解膠濃度は無水五酸化アンチモ
ン(Sb2O5)として2〜55重量%が可能である。
解膠濃度が2〜30重量%と低い場合には解膠ゾル
を蒸発法または限外濾過法、逆浸透法等で濃縮す
ることにより容易に30〜55重量%の高濃度ゾルを
得ることが出来る。濃度が2重量%以下では濃縮
コストが高くなり経済的ではなく、また55重量%
以上ではゾルの粘度が高くなり好ましくない。
本発明方法で得た解膠した五酸化アンチモンゾ
ルのPHは4.0〜10.5の範囲である。そしてこのゾ
ルを、陽イオン交換樹脂を充填したカラムに通す
ことにより容易にPH1.5〜4のゾルにする事が出
来る。
以上記したように本発明方法は以下の効果を有
している。
(1) 従来の五酸化アンチモンゾルの製造方法で
る、イオン交換法、過酸化水素法と比較して容
易にSb2O5として30〜50重量%の高濃度の五酸
化アンチモンゾルを得ることが出来る。
(2) Sb2O5濃度30〜55重量%(比重1.4〜2.1)に
もかかわらず、粒子形状はほゞ球状であるた
め、粘度15c.p.以下と低く、保存安定性も極め
て良好である。また、粒子径は10〜100mμ、
粒子形状はほゞ球状である。
(3) Sb2O5濃度が30〜55重量%の高濃度でも、ア
ンモニア、水酸化ナトリウム、トリエタノール
アミン、4級アンモニウムハイドロオキサイド
等種々の塩基を後添加することにより著しい増
粘を伴うことなく安定にPHを7以上にすること
が出来る。従来方法の五酸化アンチモゾルでは
アンモニアや水酸化ナトリウムでPHを7以上に
することは増粘の点で困難であり、また、淡黄
色になる欠点を有している。本発明方法による
アルカリ性ゾルは塩基ビニリデン、アクリル等
の樹脂エマルジヨンと混合してもゲル化せず相
溶性が優れている特徴を有している。
次ぎに実施例によつて本発明を更に詳細に説明
する。しかしながら本発明はこれらの実施例によ
つて限定されるものではない。
尚、以下の実施例で記す%は重量%であり、使
用したアンチモン酸ソーダはSb2O564%、
Na2O12.5%、H2023.5%の組成のものである。
実施例 1 アンチモン酸ソーダ600gを純水2000mlに分散
させ、これに撹拌しながら35%塩酸350gを添加
した後、40℃に加温し、4時間反応させた。反応
液中の五酸化アンチモン濃度は12.9%、塩酸/ア
ンチモン酸ソーダの化学量論比は1.39である。次
いで反応により生成した五酸化アンチモンゲルス
ラリーを吸引濾過し、純水4000mlを注水し洗浄を
行つた。得られた五酸化アンチモンゲルウエツト
ケーキ625g(Sb2O561.4%、Na2O3.5%、
H2O35.1%、Na2O/Sb2O5モル比0.296)に純水
300mlを加え、更にトリエタノールアミン19g
(アミン/Sb2O5化学量論比0.09)を添加した後、
75℃に加温し、5時間解膠を行つた。未解膠物の
存在は認められなかつた。
得られたゾルは比重1.616、PH5.78、粘度9.3c.
p.、Sb2O541.2%、Na2O2.33%、Cl540ppm、粒子
径20〜50mμ、粒子形状はほゞ球状であつた。こ
の得られたゾルの電子顕微鏡写真は第1図に示
す。
この得られたゾルを50℃で1月保存しても粘度
の増加は見られなかつた。
実施例 2 アンチモン酸ソーダ720gを純水220mlに分散さ
せ、これに撹拌しながら35%塩酸245gを添加し
た後、65℃に加温し、3.5時間反応させた。反応
液中の五酸化アンチモン濃度は14.4%、塩酸/ア
ンチモン酸ソーダの化学量論比は0.81である。次
いで反応により生成した五酸化アンチモンゲルス
ラリーを吸引濾過し、500mlの純水を注水し、洗
浄を行つた。得られた五酸化アンチモンゲルウエ
ツトケーキ750gに水380gを添加し、撹拌しなが
らジエタノールアミン10gを添加した後、95℃に
加温し、6時間解膠を行つた。解膠時の五酸化ア
ンチモン濃度は40%、アミン/Sb2O5の化学量論
比は0.071である。
得られた五酸化アンチモンゾルは比重1.606、
PH6.4、粘度4.5c.p.、粒子径10〜40mμであつた。
実施例 3 アンチモン酸ソーダ480gを純水2240mlに分散
させ、これに撹拌しながら40%硫酸水溶液376g
を添加した後、37℃に加温し、3時間反応を行つ
た。反応液中の五酸化アンチモン濃度は9.92%、
硫酸濃度4.86%、硫酸/アンチモン酸ソーダの化
学量論比(当量比)は0.812である。反応終了後、
生成した五酸化アンチモンゲルスラリーを吸引濾
過し、6000mlを純水を注水し洗浄を行つた。この
際に、濾過、洗浄により流失した五酸化アンチモ
ンは2.2%であつた。得られた五酸化アンチモン
ゲルウエツトケーキは506gで、このケーキに水
2400mlを添加し、ケーキを分散させ、次いでトリ
エタノールアミン13gを添加した後、75℃に加温
し、撹拌しながら4.5時間解膠を行つた。トリエ
タノールアミン/Sb2O5の化学量論比は0.093であ
る。
得られた解膠ゾルは五酸化アンチモン濃度10
%、PH5.8、粘度8.5c.p.、粒子形状は球状に近く、
粒度分布を小さかつた。この得られたゾルの電子
顕微鏡写真を第2図に示す。
このゾルをロータリーエバポレーターにて液温
60℃で五酸化アンチモン濃度が50%まで濃縮し
た。得られた濃縮ゾルは比重1.915、PH6.3、粘度
8.5c.p.、粒子径30〜60mμである。
この濃縮ゾルは50℃、1月放置しておいてもゾ
ルの粘度増加は認められなつかた。濃縮において
粒子形状、粒子径の変化は認められなかつた。
また、この濃縮ゾル500gに対してNaOH(固
形)15gを撹拌しながら添加し、比重1.926、PH
8.3、粘度18c.p.、Sb2O548.5%のゾルを得た。そ
してこの得られたゾル10gを塩化ビニリデンエマ
ルジヨン100gに添加してもゲル化せず、均一な
溶液が得られた。
実施例 4 アンチモン酸ソーダ1440gを純水1640mlに分散
させ、これに撹拌しながら35%塩酸680gを添加
した後、50℃に加温し、3.5時間反応させた。反
応液中の五酸化アンチモン濃度は24.5%、塩酸濃
度6.5%、塩酸/アンチモン酸ソーダの化学量論
比は2.36である。次いで反応により生成した五酸
化アンチモンゲルスラリーを遠心濾過し、純水
6000mlを注水し洗浄を行つた。得られた五酸化ア
ンチモンゲルウエツトケーキは1520gであつた。
得られた五酸化アンチモンゲルウエツトケーキ
600gに純水100gを添加し、撹拌しながらモノメ
チルトリエタノールアンモニウムハイドロオキサ
イド水溶液(NR4OHとして35%)を100g添加
した後、これを50℃で1.5時間加熱し解膠を行つ
た。化学量論比で4級アンモニウムハイドロオキ
サイド/Sb2O5は0.19である。得られたゾルは比
重1.80、PH9.6、粘度14c.p.、Sb2O547%、粒子径
10〜40mμであつた。
実施例 5 アンチモン酸ゾーダ480gを純水2320mlに分散
させ、これに撹拌しながら60%濃硝酸330gを添
加した後、35℃に加温し、4時間反応を行つた。
反応液中の五酸化アンチモン濃度は9.7%、硝
酸/アンチモン酸化ソーダの化学量論比は0.80で
ある。反応終了後、生成した五酸化アンチモンゲ
ルスラリーを遠心濾過し、次いでこれに4000mlの
純水を注水し、洗浄を行つた。得られた五酸化ア
ンチモンゲルウエツトケーキ550gに純水538gを
加え、次いでジエタノールアミン12gを添加し、
80℃に加温して撹拌しながら4時間解膠を行つ
た。解膠時の五酸化アンチモン濃度は30%、アミ
ン/Sb2O5の化学量論比は0.12である。解膠ゾル
のPHは8.4であつた。
得られた解膠ゾルをエバポレータにて80℃で五
酸化アンチモン濃度が50%まで濃縮した。濃縮ゾ
ル比重は1.89、PH9.2、粘度12.5c.p.、粒子径20〜
50mμであつた。
実施例 6 アンチモン酸ソーダ250gを純水1550gに分散
させ、これに撹拌しながら35%塩酸200gを添加
した後、25℃に加温し、8時間反応を行つた。反
応液中の五酸化アンチモン濃度は8.0%、塩酸/
アンチモン酸ソーダの化学量論比は1.90である。
反応終了後、生成した五酸化アンチモンゲルスラ
リーを遠心濾過し、これに純水4000mlを注水し、
洗浄を行つた。得られた五酸化アンチモンゲルウ
エツトケーキ260gを純水1730mlに分散し、これ
に撹拌しながらトリエタノールアミン7.6gを添
加し、80℃で6時間解膠を行つた。
得られたゾルは五酸化アンチモン濃度8.0%、
Na2O量0.53%、Na2O/Sb2O5化学量論比0.35、
Cl50ppmで、PH5.2、粘度1.5cpであつた。また、得
られた五酸化アンチモンコロイド粒子はほゞ球状
で粒子径は10〜30mμであつた。この得られたゾ
ルの電子顕微鏡写真を第3図に示す。
この解膠ゾルを限外濾過により五酸化アンチモ
ン濃度50%まで濃縮した。濃縮ゾルの比重は
1.88、PH5.87、粘度9.5c.p.であつた。また、上記
の解膠ゾルをカラムに充填した陽イオン交換樹脂
(アンバーライト120B)を通すことによりPH2.5
の酸性五酸化アンチモンゾルを得た。このゾル
1300g(Sb2O58%)に10%荷性ソーダ水溶液を
106gを加え、PHを調整した後、ロータリーエバ
ポレータにて60℃で五酸化アンチモン濃度40%ま
で濃縮した。その結果、比重1.62、PH8.,6、粘
度25c.p.で、保存安定性の良いゾルを得ることが
出来た。
実施例 7 アンチモン酸ソーダ720gを純水823gに分散さ
せ、これに撹拌しながら35%塩酸300gを添加し
25℃、4時間反応させた。反応時の五酸化アンチ
モン濃度25%で、塩酸/アンチモン酸ソーダの化
学量論比は2.03であつた。反応終了後生成した五
酸化アンチモンゲルスラリーを遠心濾過し、これ
に純水400mlを注水し、洗浄を行つた。得られた
ウエツトケーキ765g(Sb2O560.2%)を純水187
gに分散し、これに撹拌しながらトリエタノール
アミン88gを添加し、40℃で2時間解膠を行つ
た。トリエタノールアミン/Sb2O5の化学量論比
は0.44である。
得られた五酸化アンチモンゾルは比重1.90PH
8.0、粘度9.5c.p.、五酸化アンチモン濃度49.0%、
粒子径は10〜40mμであつた。
比較例 1 アンチモン酸ソーダ480gを純水2360mlに分散
させ、これに撹拌しながら89%蟻酸160gを添加
した後75℃で5時間反応させたが、五酸化アンチ
モンゲルは生成しなかつた。反応液中の五酸化ア
ンチモン濃度は10.2%、蟻酸濃度4.75%、蟻酸/
アンチモン酸ソーダの化学量論比は1.60である。
比較例 2 アンチモン酸ソーダ480gを純水2240mlに分散
させ、これに撹拌しながら35%塩酸320gを添加
した後40℃で4時間反応させた。反応終了後、生
成した五酸化アンチモンゲルスラリーを遠心濾過
し、次いでこれに4000mlの純水を注水し、洗浄し
た。得られた五酸化アンチモンゲルウエツトケー
キ500gを純水2515mlに分散し、これに撹拌しな
がら10%NaOH60gを添加し、90℃で25時間解
膠をおこなつた。解膠率は約50%であつた。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図はそれぞれ実施例1,3,6に
より製造した五酸化アンチモンゾルの電子顕微鏡
写真である。第4図はイオン交換法で、第5図は
過酸化水素法で製造した五酸化アンチモンゾルの
電子顕微鏡写真である。倍率はいずれも20万倍で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アンチモン酸アルカリを化学量論比で0.7〜
    5倍量の一価または二価の無機酸と反応させて五
    酸化アンチモンゲルを生成させ、次いでこのゲル
    を分離、水洗後、有機塩基を化学量論比で塩基/
    Sb2O5が0.03〜1.0になる様に添加し、解膠する事
    を特徴とする五酸化アンチモンゾルの製造法。
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