JPS62182116A - 五酸化アンチモンゾルの製造方法 - Google Patents

五酸化アンチモンゾルの製造方法

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JPS62182116A
JPS62182116A JP2434886A JP2434886A JPS62182116A JP S62182116 A JPS62182116 A JP S62182116A JP 2434886 A JP2434886 A JP 2434886A JP 2434886 A JP2434886 A JP 2434886A JP S62182116 A JPS62182116 A JP S62182116A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は五酸化アンチモンゾルの製造方法に関するもの
である。更に詳しく述べるとアンチモン酸ソーダと無機
酸を反応させて五酸化アンチモンゲルを生成させ、次い
でこのゲルを分離、洗浄、解膠し五酸化アンチモンゾル
を得る方法において、該ゲルを分離し、無機酸水溶液で
洗浄し、更にアルコール等の親水性有機溶媒と水の混合
溶液で洗浄後、得られた五酸化アンチモンウニ7トケー
キを水に分散させ、有機塩基又は燐酸を添加して解膠す
ることを特徴とするナトリウム含有量の少ない五酸化ア
ンチモンゾルの製造方法に関する。
五酸化アンチモンゾルはプラスチック、繊維等の難燃助
剤、プラスチックやガラスの表面処理剤用マイクロフィ
ラー、あるいは金属イオンの除去を目的とした無機イオ
ン交換体、触媒や顔料の原料等に利用されており、近年
無機コロイドを使用する技術の進歩に伴い難燃用途以外
の用途も増加している。
(従来の技術) この五酸化アンチモンゾルの製造法としては以下のよう
な方法がある。
(1)アンチモン酸アルカリ塩をイオン交換樹脂によっ
て脱イオンする方法(特公昭57−11848号、米国
特許41i1247号)。
(2)三酸化アンチモンを高温下で過酸化水素により酸
化する方法(特公昭53−20479号、特開昭52−
21298号、特開昭52−123997号)等により
得たp H1〜4の五酸化アンチモンゾルを有機塩基で
安定化している。
(3)本発明者らが出願したアンチモン酸アルカリを無
機酸と反応させた後に有機塩基又は燐酸で解膠する方法
(特開昭60−41536号、特願昭60−70719
号)等が挙げられる。
(発明が解決しようとする問題点) 五酸化アンチモンコロイド中にナトリウムイオンが多量
に存在しても、難燃助剤として使用する時は難燃性を阻
害することはないが、ナトリウムイオンの存在はイオン
交換能を低下するために、重質石油留分の流動接触分解
触媒の活性劣化を防止する添加剤(メタルパッジベータ
)としての用途等には好ましくないため、アルカリイオ
ンの含有量が少なく安定性の高い五酸化アンチモンゾル
が望まれるようになって来た。
上述の従来技術の(1)の方法であるアンチモン酸アル
カリ塩をイオン交換樹脂によって脱イオンする方法で得
られる五酸化アンチモンゾルは球に近い形状を有してい
ることから、分散性が良く、高濃度化できる特徴を有し
ているが、この方法では五酸化アンチモン濃度を10%
以上でイオン交換することが困難であり、またイオン交
換樹脂の分離、再生操作を伴うため操作が煩雑になる等
の欠点を有している。更にこの方法ではコロイド中のア
ルカリ含有量を少なくすることはできない。
(2)の二酸化アンチモンを高温下で過酸化水素により
酸化する方法は、直接五酸化アンチモンとして30%以
上のゾルを得ることができるが、30%以上では粘度が
高くなる。この方法で得たコロイド粒子はアルカリイオ
ンを含有していないが、粒子形状が悪く、分散性が悪い
ために放置により沈降分離する欠点を有している。
(3)のアンチモン酸ソーダを無機酸と反応させた後、
得られた五酸化アンチモンゲルを水洗後、該ゲルを水に
分散し、有機塩基又は燐酸で解膠する方法は、粒子形状
が良好で、分散性、安定性の良い高濃度ゾルを直接骨る
ことができるが、この方法ではナトリウムイオンの含有
量をNag Oとして、モル比で、N a z O/ 
S b z Osが0.2以下にすることができない。
アンチモン酸ソーダと無機酸の反応により得られた五酸
化アンチモンゲルは構造内に多くのナトリウムイオンを
含有していて、そのナトリウムイオンの含有量は、一般
にはモル比で、NazO/S bzOsが0.2〜0.
6である。
この五酸化アンチモンゲル中のナトリウムイオンは酸洗
浄により減少できることが、五酸化アンチモンとアンチ
モン酸ソーダとの混合物からなる難燃剤組成物に関する
特開昭56−59851号公報に記載されている。しか
し、酸洗浄を行った後、残存する酸を水洗浄により除去
を行うと、洗浄中に五酸化アンチモンゲルの一部が解膠
してゾルとなるため洗浄が極めて困難となるばかりでな
く、洗浄時のゲルの流失によるロスも大きくなる。
更にこのゲルは解膠しに(くなり、また得られたゾルは
粒子形状が悪いし、粒度分布が大きくゾルの安定性が悪
い。
本発明の目的は上述した従来の欠点を改善し、ナトリウ
ムイオンの含有量を少なく、粒子形状が良好で、安定性
に優れた五酸化アンチモンゾルの製造方法を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は上記目的にかなう五酸化アンチモンゾルの
製造法を鋭意研究を重ねた結果、アンチモン酸ソーダと
無機酸の反応により生成した五酸化アンチモンゲルを分
離し、無機酸の水溶液で洗浄してナトリウムイオンを減
少させた後、アルコール、アセトン等の親水性有機溶媒
と水との混合溶液で洗浄後、解膠することにより、上記
問題点を解決することが出来ることを見出し本発明を完
成した。
即ち、本発明はアンチモン酸ソーダを化学量論比で0.
5〜5倍量の一価または二価の無機酸を反応させて五酸
化アンチモンゲルを生成させ、該ゲルを分離し、一価ま
たは二価の無機酸の水溶液で洗浄し、更に親水性有機溶
媒の水溶液で洗浄後、水に分散させ、これに有機塩基を
化学量論比で、5b20Sに対し0.01〜lになるよ
うに添加し、或いは燐酸をPzos /S b20%の
重量%が0.2〜5%になるように添加し解膠すること
を特徴とするナトリウム含有量がN a 20 / S
 b 20 sモル比で0.001〜0.2の五酸化ア
ンチモンゾルの製造方法に関する。
本発明の出発原料であるアンチモン酸ソーダはは一般式
Na2O−5b20.・xH□O(x=O〜6)で示さ
れるものであるが、とりわけアンチモン酸ソーダ水和物
N a to ・S b zos ・6 H2O(S 
b20,64%〜65重景%、N a z 012〜1
3重量%、H2O23〜24重量%)が好ましい。
本発明のアンチモン酸ソーダと無機酸との反応による五
酸化アンチモンゲルの製造工程において使用可能な酸は
塩酸、硫酸、硝酸、スルファミン酸等の一価または二価
の無機酸である。燐酸では燐酸アンチモン酸ソーダ水溶
液となるために五酸化アンチモンゲルを得ることが出来
ない。また蟻酸、蓚酸等の有機酸も目的とする五酸化ア
ンチモンゲルができない。
本発明のアンチモン酸ソーダと上記の酸との反応におい
て、アンチモン酸ソーダの濃度は反応液中で無水五酸化
アンチモン(SbzOs)として2〜40重量%が可能
である。2重量%以下では五酸化アンチモンゲルの生産
量が少な(なるため経済的ではなく、40重量%以上で
は反応液中の固形分が60%以上となり、反応が不均一
となるため好ましくない。好ましくは無水五酸化アンチ
モン(SbzOs)として6〜35重量%である。
本発明のアンチモン酸ソーダと上記酸との反応において
、酸の濃度は化学量論比で酸/アンチモン酸ソーダが0
.5〜5の範囲であり、好ましくは1〜3である。化学
量論比が0.5以下では、反応温度やアンチモン酸ソー
ダ濃度を高くしても目的とする五酸化アンチモンゲルを
得ることはできない。また化学量論比が5以上では生成
した五酸化アンチモンゲルが洗浄時に部分解膠してゾル
が濾液中に流出しやすくなるため生産性が悪くなる。こ
こで化学量論比とは一価の酸の場合は(HX)/2 C
NazO−3b、Os−xHzO)比(〔〕内はモル数
)、二価の酸の場合は(HX’)/ (MzO・5bz
os  ’ xHzO)比である。
本発明のアンチモン酸ソーダと上記酸との反応温度は室
温から100℃であり、反応時間は0゜5時間以上が可
能である。粒子径状の良い五酸化アンチモンゾルを得る
ためには反応温度は50℃以下、反応時間は10時間以
下が好ましい。反応により得られる五酸化アンチモンゲ
ルスラリーは加圧濾過、吸引濾過、遠心濾過等のは方法
により容易に分離することが出来る。
反応により得られる五酸化アンチモンゲルのX線回折パ
ターンは五酸化アンチモン水和物(Sb20、・4H2
0) と同じで原料のアンチモン酸ソーダのX線回折パ
ターンは認められないが、ナトリウムイオンの残存が認
められる。その量は一般にモル比でN a z O/ 
S b z○、が0.2〜0.6である。そしてこの五
酸化アンチモン水和物はイオン交換体であり、構造変化
を起こすことなくナトリウムイオンを放出したり、取り
込むことができる。
それ故反応により得られる五酸化アンチモンゲルを水洗
浄するだけでは五酸化アンチモン中のナトリウムイオン
を減少することはできないが、酸で洗浄することにより
ナトリウムイオンを減少させることができる。
洗浄に使用可能な酸は塩酸、硝酸、硫酸、スルファミン
酸等の1価又は2価の無機酸で、とりわけ塩酸が好まし
い。洗浄における酸の濃度は1%以上が可能である。1
%以下ではナトリウムイオンを充分に減少することがで
きない。この酸洗浄時には五酸化アンチモンゲルは解膠
せず、洗浄は容易である。
酸洗浄後、五酸化アンチモンウェットケーキ内に残存す
る酸を除去しなければならないが、初めに記載したよう
に洗浄を水のみで行うと洗浄中に酸イオンが減少するに
従って五酸化アンチモンゲルが部分解膠し、濾紙又は濾
布の目詰まりを引き起こし、濾過が不能となる。
この洗浄の際に、親水性有機溶媒の水溶液を用いること
により、洗浄時の五酸化アンチモンゲルの部分解膠を抑
制し、容易に洗浄することができることが本発明の特徴
である。無論親水性有機溶媒だけでも可能であるが、コ
ストや安全性の面などから水溶液が好ましい。親水性有
機溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパ
ツール、n−プロパツール、t−ブタノール等のアルコ
ール頻、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル溶媒、ジ
メチルホルムアミド等が使用可能であるが、水より沸点
が低いものが好ましい。
洗浄に使用した親水性有機溶媒はウェットケーキ中に残
存するが、沸点の低い溶媒では解膠時に蒸発するため、
得られたゾル中にはゾル中には少量残存するか、又はほ
とんど残存しない。
親水性有機溶媒の?震度は5%〜50%が好ましい。5
%以下では解膠の抑制効果が小さく、洗浄不能となる。
酸洗浄と親水性有機溶媒の水溶液による洗浄により五酸
化アンチモンゲルのナトリウムイオンの量をNanoと
して5bzOsに対して化学量論比で0.2以下0.0
01までにすることができる。
この五酸化アンチモンゲルのウェットケーキを水に分散
させた後、後述の条件下で解膠することにより、ナトリ
ウム含有■がNa、Qとして5b20、に対して化学量
論比で0.2〜0.001の五酸化アンチモンゾルを得
ることができる。
尚、此の五酸化アンチモンゲルは乾燥ゲルにすると後述
の条件で解膠することができない。
本発明の五酸化アンチモンゲルの解膠において使用可能
な塩基としてはモノエタノールアミン、ジェタノールア
ミン、トリエタノールアミン、n−プロピルアミン、N
−アミノエチルエタノールアミン等のアミン、モノメチ
ルトリエタノールアンモニウムハイドロオキサド、テト
ラエタノールアンモニウムハイドロオキサイド等の第4
級アンモニウムハイドロオキサイド、又はグアニジンハ
イドロオキサイド等の有機塩基が挙げられる。又、使用
可能な燐酸はオルト燐酸、ピロ燐酸、メタ燐酸、三燐酸
、四項酸等であり市販工業製品として容易に入手できる
。燐酸の中ではオルト燐酸が最も好ましい。
本発明において解膠の濃度は有機塩基の場合が室温〜1
50℃、燐酸の場合が60〜150°Cであり、オート
クレーブによる解膠は経済的でないことからいずれの場
合にも60〜100″Cが好ましい。解膠にようする時
間は有機塩基及び燐酸の種類、使用する量、解膠温度で
異なるが、0.5〜lO時間である。
本発明において解膠に要する有機塩基の量は化学量論比
で有機塩基/5b205が0.01〜1であり、好まし
くは0.04〜0.5である。ここで化学量論比とは、
1価の有機塩基の場合は、〔有機塩基)/2 (Sb2
0S )(()内はモル数)、2価の有機塩基の場合は
、 (有機塩基)/ (Sbzos )比である。
この化学量論比が0.01以下では解膠温度を高くして
も解膠が充分行われない。又、化学量論比が1以上では
ゾル中のイオンが多くなりすぎゾルの安定性を低下させ
るために好ましくない。
解膠剤が燐酸の場合は燐酸をP2O,として、P go
s / S b gos(7)重量%が0 、2〜5 
%T:あり、好ましくは0.5〜2%である。5重量%
以上では解膠するが五酸化アンチモンコロイドの粒子径
が小さい上に燐酸が多くなるためにゾルの粘度が高くな
り樹脂エマルジョン、水溶性高分子化合物、酸、アルカ
リ等との相溶性が悪くなり好ましくない。0.2%以下
では解膠温度を高くしても解膠が充分行われない。
本発明に於ける解膠濃度は有機塩基解膠の場合には無水
五酸化アンチモン(S b20.)として2〜55重量
%が可能であり、解膠濃度が低い場合には解膠ゾルを蒸
発法又は限外濾過法、逆浸透法等により容易に高濃度化
することができる。燐酸での解膠の場合には、解膠濃度
は2〜30重量%が可能である。この場合にも蒸発法、
限外濾過法、逆浸透法等に濃縮することができる。
燐酸解膠によりえた五酸化アンチモンゾルのpHは1〜
4であるが、このゾルに水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、アンモニア、トリエタノールア
ミン、モノエタノールアミン、第4級アンモニウムハイ
ドロオキサイド等の塩基を加えることによりpHを4〜
11にすることが出来し、これを濃縮して無水五酸化ア
ンチモン(Sb20S)として30〜60重量%のゾル
を得ることが出来る。
本発明方法で得た五酸化アンチモンコロイドの粒子径は
電子顕微鏡による観測では5〜50mμで、粒子形状は
はy゛球状あり、粒度分布も小さく、五酸化アンチモン
ゾル中のナトリウムイオン含量も非常に少なく出来る特
徴がある。
次に実施例及び比較例によって本発明を更に詳しく説明
する。しかしながら本発明はこれらの実施例によって限
定されるものではない。尚以下の実施例及び比較例で記
す%は重量%であり、使用したアンチモン白変ソーダは
5b20,64%、Naz012.5%、H,023,
5%の組成のものである。
実施例1 アンチモン酸ソーダ263gを水1200gに分散させ
、次いでこれに攪拌しながら35%塩酸257gを添加
し、40℃に加温し、3時間反応させた。反応液中の五
酸化アンチモン濃度はsbZ O5として9.9%、塩
酸/アンチモン酸ソーダの化学量論比は2.33である
。次いで反応より生成した五酸化アンチモンゲルスラリ
ーを吸引濾過し、3.5%塩酸水溶液1500gで注液
し、五酸化アンチモン中のナトリウムイオンを除去した
。次いで水3600gとメタノール1800gの混合液
を注液して洗浄を行った。得られた五酸化アンチモンゲ
ルウェットケーキ288gは、5bzos58.4%、
N a z O0、25%、NazO/5bzosモル
比0.02であった。洗浄時の濾過性は良好であった。
上記五酸化アンチモンゲルウェットケーキを水1025
gに分散させ、これに85%燐酸1.5gを加えた後、
80℃に加温し、2時間解膠を行った。解膠率は99%
であった。得られたゾルは、比重1.132、pH2,
20、粘度2.3 C,p、、5bzos  12.8
%、p、o、0.07%、Na。
00.055%、CC1160pp、粒子径20〜40
mμ、燐酸/5b205化学量論比は0.019で、メ
タノール含量は非常に少なかった。粒子形状ははソ′球
状であった。
実施例2 アンチモン酸ソーダ530gを水648gに分散させ、
次いでこれに攪拌しながら35%塩酸515gを添加し
、35℃に加温し、5時間反応させた。反応液中の五酸
化アンチモン濃度は5b20、として20%、塩酸/ア
ンチモン酸ソーダの化学量論比は2.32である。次い
で反応より生成した五酸化アンチモンゲルスラリーを吸
引濾過し、3.5%塩酸水溶液3600gを分割注液し
、五酸化アンチモン中のナトリウムイオンを除去した。
次いで水6000gとエタノール1200gの混合液を
分割注液して洗浄を行った。洗浄性は良好であった。
得られた五酸化アンチモンゲルウェットケーキ545g
は、s b 20562−2%、Na200.14%、
Na2O/5b205モル比0.01であった。
上記五酸化アンチモンゲルウェットケーキを水1125
gに分散させ、これにトリエタノールアミン27gを加
えた後、75℃に加温し、3時間解膠を行った。未解膠
物の存在は認められなかった。得られたゾルは、比重1
.224、pH5,25、粘度2.2 C,p、、s 
b、os20.6%、Na2oO,044%、アミン1
.59%、アミン/5b20.化学量論比は0.086
であった。粒子径10〜30mμ、粒子形状ははソ′球
状であった。
ゾルの安定性も良好であり、50℃1ケ月保存しても異
常は認められなかった。
この得られたゾルを5bzo、75度14%に希釈し、
陽イオン交換樹脂(アンバーライト120B)を充填し
たカラムに通?&し、トリエタノールアミンを除去した
。得られたゾルは比重1.140、pH2,25、粘度
2.6 C,p、、5b20S14゜0%、C1720
0p pmであった。
このゾルをスプレードライすることにより平均粒径2μ
の五酸化アンチモンパウダーを得た。この五酸化アンチ
モンパウダーはナトリウムをほとんど含有せず、反応性
が高いことから顔料等の原料として有効である。
実施例3 アンチモン酸ソーダ800gを水550gに分散させ、
次いでこれに攪拌しながら35%塩酸400gを添加し
、30℃に加温し、4時間反応させた。反応液中の五酸
化アンチモン濃度は5b20、として29.3%、塩酸
/アンチモン酸ソーダの化学量論比は1.19である。
次いで反応より生成した五酸化アンチモンゲルスラリー
を吸引濾過し、7.0%塩酸水溶液4000gで分割注
液し、五酸化アンチモン中のナトリウムイオンを除去し
た。次いで水6400gとアセトン1600gの混合液
を分割汁液して洗浄を行った。洗浄性は良好であった。
得られた五酸化アンチモンゲルウェットケーキ800g
は、S b20s64%、NazOo、61%、Na 
20/S b20sモル比0.比重であった。
上記五酸化アンチモンゲルウェットケーキを水930g
に分散させ、これにトリエタノールアミン26gを加え
た後、85℃に加温し、5時間解膠を行った。未解膠物
は認められなかった。
得られたゾルは、比重1.380、pH4,96、粘度
3.5 C,p、、5bzos 29.4%、Na20
0.28%、トリエタノールアミン1.48%、CC1
260pp、粒子径10〜40mμ、トリエタノールア
ミン/5b20s化学量論比は0,055であった。粒
子形状ははソ球状であった。ゾル中にアセトンは殆ど含
有されていなかった。
実施例4 アンチモン酸ソーダ800gを水584gに分散させ、
次いでこれに攪拌しながら60%硝酸680gを添加し
、35℃に加温し、6時間反応させた。反応液中の五酸
化アンチモン濃度は5b20、として25.0%、硝酸
/アンチモン酸ソーダの化学量論比は2.03である。
次いで反応より生成した五酸化アンチモンゲルスラリー
を吸引濾過し、10%硝酸水溶液5000gで分割注液
し、五酸化アンチモン中のナトリウムイオンを除去した
。次いで水8000gとアセトン800gの混合液を分
割汁液して洗浄を行った。洗浄性は良好であった。得ら
れた五酸化アンチモンゲルウェットケーキ810gは、
5bZO563,7%、Na200.82%、N a 
z O/ S b 20 sモル比重、067であった
上記五酸化アンチモンゲルウェットケーキを水1760
gに分散させ、これに85%燐酸logを加えた後、8
5℃に加温し、3時間解膠を行った。解膠率は98%で
あった。得られたゾルは、比重1.220、pH2,2
4、粘度2.4 c、p、、5b20s20.0%、P
zOso、24%、Na200.026%、HNO32
10ppm、’J8酸/5bffiO5化学量論比は0
.042であった。
比較例1 アンチモン酸ソーダ530gを水1200gに分散させ
、次いでこれを撹拌しながら35%塩酸514gを添加
し、40℃に加温し、3時間反応させた。反応液中の五
酸化アンチモン濃度は5b20、として15.3%、塩
酸/アンチモン酸ソーダの化学量論比は2.33である
。次いで反応より生成した五酸化アンチモンゲルスラリ
ーを吸引濾過し、3.5%塩酸水溶液3500gを注液
し、五酸化アンチモン中のナトリウムイオンを除去し、
更に水4000gを注水し洗浄を行った。洗浄中玉酸化
アンチモンゲルが部分的に解膠するために洗浄時間が非
常に長くなった。
得られた五酸化アンチモンゲルウェットケーキ524g
は、S bzos64.7%、Na2O0,52%、N
azO/5bzOsモル比0.04、CC12400p
pであった。
上記五酸化アンチモンゲルウェットケーキを水1150
gに分散させ、これにトリエタノールアミン34gを加
えた後、80℃に加温し、3時間解膠を行った。解膠率
は62%で多量の未解膠物が残存した。又解膠したもの
も粒子形状が著しくいびつであり悪く、粒度分布も非常
に大きかった比較例2 比較例1と同じ方法で得られた五酸化アンチモンゲルス
ラリーを吸引濾過し、次いで3.5%塩酸水溶液350
0gを注液し、五酸化アンチモン中のナトリウムイオン
を除去し、次いで水6000gで注水洗浄を行った。水
4000g程度までは注水が可能であったが、それ以上
注水すると五酸化アンチモンゲルの部分解膠が進み濾過
不能となった。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 アンチモン酸ソーダと無機酸を反応させて五酸化アンチ
    モンゲルを生成させ、次いで該ゲルを分離、洗浄、解膠
    し五酸化アンチモンゾルを得る方法において、 a)アンチモン酸ソーダを化学量論比で0.5〜5倍量
    の一価または二価の無機酸と反応させて五酸化アンチモ
    ンゲルを生成させ、 b)該ゲルを分離し、一価または二価の無機酸の水溶液
    で洗浄し、更に親水性有機溶媒の水溶液で洗浄し、水に
    分散させ、 c)該分散水溶液に有機塩基を化学量論比で、Sb_2
    O_5に対し0.01〜1になるように添加し、或いは
    燐酸をP_2O_5/Sb_2O_5の重量%が、0.
    2〜5%になるように添加し解膠すること、より成るこ
    とを特徴とするナトリウム含有量がNa_2O/Sb_
    2O_5モル比で0.001〜0.2の五酸化アンチモ
    ンゾルの製造方法。
JP2434886A 1986-02-06 1986-02-06 五酸化アンチモンゾルの製造方法 Expired - Fee Related JPH0696451B2 (ja)

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