JPH0617234B2 - オルガノ五酸化アンチモンゾルの製造方法 - Google Patents

オルガノ五酸化アンチモンゾルの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はオルガノ五酸化アンチモンゾルの製造方法に関
するものである。更に詳しく述べるとアンチモン酸アル
カリと無機酸との反応により五酸化アンチモンゲルを得
て、このゲルを熟成後、有機溶媒中で有機塩基及び有機
酸を添加し、解膠させ、含有される水分を除去すること
によりオルガノ五酸化アンチモンゾルを得る製造方法に
関する。
五酸化アンチモンゾルはプラスチック、繊維等の難燃助
剤、プラスチックやガラスの表面処理剤用マイクロフィ
ラー、あるいは金属イオンの除去を目的とした無機イオ
ン交換体等に使用されている。
(従来の技術) 現在、一般的には有機塩基で安定化した高濃度水性ゾル
(Sb2530〜50重量%、pH4〜8)が用いられ
ている。しかし水性ゾルでは水あるいはN,N−ジメチ
ルホルムアミド(以下DMFと記す)、アルコールなど
の親水性有機溶媒でしか使用できず、用途が非常に狭く
なっている。
近年、難燃化及び樹脂の改質に対する要求が強くなって
来たことより、親水性有機溶媒ゾルのみでなく疎水性有
機溶媒ゾルが期待されるようになった。
オルガノ五酸化アンチモンゾルの従来の製造方法として
は、無水三酸化アンチモンを硝酸に加え加熱後α−ヒド
ロキシカルボン酸を加え、次いでこれにDMF等の有機
溶媒を添加し、水を蒸溜により除去する方法(特開昭4
7−11382号)。
塩化水素等のハロゲン化水素に、エチレングリコールに
代表される一価あるいは二価以上のアルコール、DMF
などの親水性有機溶媒とα−ヒドロキシカルボン酸を加
え、三酸化アンチモンを分散させ、過酸化水素水で酸化
させる方法(特開昭52−38495号、同52−38
496号)。
三酸化アンチモンを過酸化水素水で酸化する方法で得た
アミンで安定化した五酸化アンチモンゾルを、乾燥し粉
末化したものをDMF等の有機溶媒中に分散させる方法
(特開昭52−123997号)。
あるいはアルカノールアミンとα−ヒドロキシカルボン
酸及び燐酸等との組合せで安定化した水性ゾルの製造法
を示し、この方法で得られた水性ゾルは親水性有機溶媒
(例えばメタノール、DMF等)に相溶可能であると記
載している(特開昭52−294999号)。
上述の従来方法はいずれも水と任意の割合で混合可能な
極めて親水性の高い有機溶媒に限定されている。またこ
れらの方法で得られるオルガノ五酸化アンチモンゾルは
安定剤として極めて多量のα−ヒドロキシカルボン酸
(例えば、リンゴ酸)あるいはハロゲン酸(塩酸)を含
有している為、繊維の防災加工時に、繊維ポリマー中へ
加えた場合に、ポリマーの物性低下あるいは紡糸後の有
機溶媒の蒸溜回収時において特にハロゲンによる回収装
置の腐食等の可能性が少なくない。
親水性有機溶媒オルガノ五酸化アンチモンゾルが使用さ
れている例は、例えば、アクリル繊維ポリマーの防災加
工や、ポリエステル繊維及び樹脂の反応時の添加による
防災加工、あるいはプラスチックフィルムやガラス等の
表面処理剤として用いられるシリコーン樹脂のアルコー
ル溶液等に難燃化、表面硬度の増大等の目的のマクロフ
ィラー等である。
先に述べた特開昭52−29499号では、アルカノー
ルアミンとα−ヒドロキシカルボン酸及び燐酸等との組
合では親水性有機溶媒のゾルを作ることは可能である
が、疎水(非水)性有機溶媒には適用できない。さらに
特開昭52−123997号においては脂肪族アミン、
環状アミン等で安定化した水性ゾルを製造し、これを乾
燥し得られた粉末をDMFなどの有機溶媒中に分散しオ
ルガノゾルとする方法が提案されているが、この方法に
より得られたオルガノゾルは安定性が悪い、又この方法
ではトルエン等の疎水性有機溶媒のオルガノゾルを得る
ことができない。
最近になって、特定の陰イオン界面活性剤、あるいは非
イオン界面活性剤を使用して、五酸化アンチモンを疎水
性溶媒に分散させたものがある(特開昭60−1617
29号、同60−161730号、同60−16173
1号)。しかしながらこれらの方法では、高濃度になる
と粒子の凝集が著しく、スラリー状(ゲル)になるた
め、低粘度で高濃度の疎水性溶媒のオルガノ五酸化アン
チモンゾルを得るのは困難であり、更に、この方法で得
た高濃度品については経時的に変色を起こす場合もある
等の欠点を有している。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、既に特開昭60−41536号でアンチ
モン酸アルカリを酸処理して得られた五酸化アンチモン
ゲルを分離、水洗後、有機塩基で解膠して水性五酸化ア
ンチモンゾルを得る方法を出願しているが、上述した従
来の欠点を改善し、現在の要求を満たす高濃度で、安定
な親水性あるいは疎水性のオルガノ五酸化アンチモンゾ
ルを安価に得る方法を鋭意研究を重ねた結果、本発明を
完成した。
即ち、本発明者等は、アンチモン酸アルカリを酸処理し
て得られた五酸化アンチモンゲルを少量の解膠剤を用い
て、水性ゾルを経ないで、直接に親水性あるいは疎水性
の有機溶媒中で解膠させ、含有している水を除去するこ
とにより目的とするオルガノ五酸化アンチモンゾルが得
られることを見出した。
本発明の目的は、安定な親水性あるいは疎水性有機溶媒
を分散媒とする高濃度のオルガノ五酸化アンチモンゾル
を低コストで製造できる方法を提供することにある。
(問題点を解決する手段) 本発明のオルガノ五酸化アンチモンゾルの製造方法は、 (a)アンチモン酸アルカリを化学量論比で0.5〜5
倍量の一価または二価の無機酸と反応させて五酸化アン
チモンゲルを生成させ、 (b)このゲルを分離、洗浄後、得られたウェットケー
キを室温〜100℃で熟成し、 (c)これを有機溶媒中で、解膠助剤としてSb25
対し重量%で、有機塩基を2〜30%及び有機酸を0.
2〜20%を添加して解膠し、その後に含有水分を除去
することによりオルガノ五酸化アンチモンゾルを得るこ
とを特徴とする安定なオルガノ五酸化アンチモンゾルの
製造方法に関する。
本発明で使用する有機溶媒は大きく分けて親水性有機溶
媒と疎水性有機溶媒の二つにわけられる。
親水性有機溶媒としては、DMF,ジメチルアセトアミ
ド(以下DMACと記す)に代表される直鎖アミド類及
びN−メチル−2−ピロリドンに代表される環状アミド
類等である。
疎水性有機溶媒とは、ベンゼン、トルエン、キシレンや
その混合物であるソルベントナフサに代表される芳香族
炭化水素およびヘキサン、ケロシン、シクロヘキサンに
代表される脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、更に酢酸
エチル、ジオクチルフタレートに代表されるエステル
類、四塩化炭素、クロロホルム、トリクロロエチレン、
クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素等がある。
解膠助剤として使用する有機塩基としては、ベンジルア
ミン、フェネチルアミンのようなアラルキルアミン、ジ
ブチルアミン、n−オクチルアミン、ジエチレントリア
ミンのような脂肪族アミン、ピペリジンのような脂環式
アミン、さらにモノエタノールアミン、トリエタノール
アミンのようなアルカノールアミン、アニリン等の芳香
族アミン等がある。
解膠助剤として使用する有機酸としてはアルキル基の炭
素数が1〜15のアルキルベンゼンスルフォン酸あるい
はアルキルナフタレンスルフォン酸、アルキル基の炭素
数が4〜18のアルキルスルフォン酸、アルキル硫酸エ
ステル及びアルキルポリオキシエチレン硫酸エステル
(エチレンオキサイド付加モル数1〜5)、またモノあ
るいはジアルキル燐酸エステル、モノあるいはジアリル
燐酸エステル、アルキルアリル燐酸エステル、更にこれ
らの燐酸エステルのポリオキシエチレン付加物(東邦化
学社製 商品名 GAFAC)、また更に、蓚酸、マロ
ン酸、マレイン酸のような脂肪族ジカルボン酸、酒石
酸、クエン酸、グルコン酸、マンデル酸のようなヒドロ
キシカルボン酸、更にフタル酸、トリメリット酸のよう
な芳香族カルボン酸、またスルホサリチル酸、スルホコ
ハク酸のように構造内にスルホン基及びカルボキシル基
を持ったものなどが挙げられる。
本発明の出発原料であるアンチモン酸アルカリは一般式
2O・Sb25・xH2O(M=Na,K,x=0〜
6)で示されるものであるが、アンチモン酸ソーダが好
ましく、特にアンチモン酸ソーダ水和物Na2O・Sb2
5・6H2O(Sb2564%〜65重量%、Na2
12〜13重量%、H2O23〜24重量%)が好まし
い。
本発明のアンチモン酸アルカリと無機酸との反応による
五酸化アンチモンゲルの製造工程において使用可能な酸
は塩酸、硫酸、硝酸、スルファミン酸等の一価または二
価の無機酸である。燐酸はアンチモン酸と同じ五価の酸
であることから、五酸化アンチモンゲルを得ることがで
きず燐酸アンチモン酸水溶液となる。また酸性強度の弱
いと例えば蟻酸、蓚酸等では目的とする五酸化アンチモ
ンゲルができない。
本発明のアンチモン酸アルカリと上記の酸との反応にお
いて、アンチモン酸アルカリの濃度は反応液中で無水五
酸化アンチモン(Sb25)として2〜40重量%が可
能である。2重量%以下では五酸化アンチモンゲルの生
産量が少なくなるため経済的ではなく、40重量%以上
では反応液中の固形分が60%以上となり、反応が不均
一となるため好ましくない。好ましくは無水五酸化アン
チモン(Sb25)として6〜35重量%である。
本発明のアンチモン酸アルカリと上記酸との反応におい
て、酸の濃度は化学量論比で酸/アンチモン酸アルカリ
が0.5〜5の範囲であり、好ましくは1.0〜3.5
である。ここで化学量論比とは一価の酸の場合は〔H
X〕/2〔M2O・Sb25・xH2O〕比(〔 〕内は
モル数)、二価の酸の場合は〔HX′〕/〔M2O・S
25・xH2O〕比である。化学量論比が0.5以下
では反応温度やアンチモン酸アルカリ濃度を高くしても
目的とする五酸化アンチモンゲルを得ることはできな
い。
また化学量論比が5以上では生成した五酸化アンチモン
ゲルが洗浄時に部分解膠してゾルが濾液中に流出しやく
すなるため生産性が悪くなる。
本発明のアンチモン酸アルカリと上記酸との反応温度は
室温から100℃であり、反応時間は0.5時間以上が
可能である。粒子径の小さなオルガノ五酸化アンチモン
ゾルを得るためには反応温度は50℃以下、反応時間は
10時間以下が好ましい。
本発明の五酸化アンチモンゲルは反応により生成した、
粒子径5mμ〜20mμ程度の五酸化アンチモンコロイ
ドが系内の酸及びそのアルカリ金属塩のために著しく凝
集し、約3μ以上の凝集体となって反応液中に沈降した
ものである。従ってこのゲルスラリーは圧(吸引)濾
過、遠心濾過等の方法により極めて容易に分離すること
ができる。濾過後共存する酸及びアルカリ金属塩を除去
するために洗浄が必要となる。洗浄に際しては多量の水
の接触により五酸化アンチモンゲルの部分的解膠が起こ
るので洗浄は圧濾過、遠心濾過共に、反応の液量の0.
5〜4倍量の純水又は蒸溜水で注水洗浄を速やかに行わ
なければならない。
上記の濾過、洗浄で得られた五酸化アンチモンゲルのウ
ェットケーキは含水率が20〜40%でその約半分が結
晶水である。この五酸化アンチモンゲルのX線回折パタ
ーンは五酸化アンチモン水和物(Sb25・4H2O)
と同じで原料のアンチモン酸アルカリのX線回折パター
ンは認められない。またこの五酸化アンチモンゲルはア
ルカリ金属の残存が認められ、その量は一般に化学量論
比でM2O/Sb25が0.1〜0.5である。
更に五酸化アンチモンの金属吸着能を利用する用途にお
いては、このアルカリ金属の残存量をできるだけ少なく
する必要がある。この場合は特に洗浄の際に1〜10重
量%の無機酸を反応液量の0.5〜2倍量注水洗浄した
後に、純水または蒸留水を反応液量の0.5〜4倍量注
水洗浄することにより容易にM2O/Sb25を化学量
論比で0.005〜0.1にすることができる。また必
要に応じて五酸化アンチモンゲルスラリーにMOH水溶
液を添加することによりM2O/Sb25比を0.5〜
0.8にすることができる。
また、場合によっては、上記洗浄後のウェットケーキを
更に水溶性アルコールで洗浄することにより含有する吸
着水量を低下もしくはほとんど0にすることもでき後に
除去する水分量を少なくすることができる。
次に、このようにして得たウェットケーキを、熟成処理
をする。この熟成は密閉状態、又は有機溶媒中で行わな
ければならない。
この五酸化アンチモンゲルのウェットケーキはコロイダ
ル五酸化アンチモンの凝集体であり、表面に多くの水を
吸着している。この水は後述する有機塩基と五酸化アン
チモンの結合、即ちSb−OH……RNH2の結合の生
成を阻害する。従ってこの結合を充分行わしめるにはコ
ロイダル五酸化アンチモンの表面の水をできるだけ少な
くすることが必要であり、そのためにはこの五酸化アン
チモンゲルのウェットケーキの熟成処理が必要である。
熟成温度は室温〜100℃で熟成時間は0.5時間〜7
2時間であり、好ましくは60〜90℃で1〜10時間
である。
熟成を密閉状態で行う理由は、熟成を湿度がコトロール
されていない開放系で行った場合は、熟成時水分の蒸発
が起こり、ウェットケーキが部分的に乾燥し、コロイダ
ル五酸化アンチモンの凝集が大きくなり、解膠率が著し
く低下するので好ましくないことによる。また、熟成温
度は100℃以上でも可能であるがコストが高くなり好
ましくない。
有機溶媒が前記した疎水性有機溶媒の場合は有機溶媒中
での熟成が好ましく、この場合には有機酸のみを添加す
ることによって熟成はより効果的となる。上記方法で熟
成後有機溶媒に分散、解膠し、ゲルスラリーとする際
に、解膠助剤として有機塩基と有機酸の添加が必要であ
る。有機塩基の量は、有機塩基/Sb25重量%で2〜
30、好ましくは3〜20である。有機酸の量は有機酸
/Sb25重量%で0.2〜20、好ましくは0.5〜
18である。この範囲以下だと未解膠物が多くなり、こ
の範囲を越えると、解膠は起きるが、未解膠物も残り、
五酸化アンチモンゾルの分散性も悪くなり、好ましくな
い。
この解膠助剤の添加順序は特に限定されるものではない
が、疎水性有機溶媒においては熟成時に有機酸を先に添
加する方が好ましい。
本発明においてウェットケーキを熟成後前記解膠助剤を
用いて解膠させる条件としては、温度は室温〜150℃
で可能であり、好ましくは室温〜90℃(溶媒の沸点が
90℃以下の場合はその沸点まで)である。また解膠濃
度は無水五酸化アンチモン(Sb25)として2〜50
重量%が可能である。この濃度範囲で安定で、且つ比較
的高濃度のオルガノ五酸化アンチモンゾルが得られる。
解膠濃度が2重量%以下の場合は生産性が悪く、また解
膠濃度が50重量%以上の場合は、解膠は可能である
が、固形分濃度が60重量%以上になり、粘度が高く、
解膠が不均一になりやすく好ましくない。また解膠に要
する時間は0.2〜10時間である。
次に、上述の解膠後の処理工程について述べる。本発明
は五酸化アンチモンゲルウェットケーキを直接有機溶媒
中へ導入し解膠する方法であるため、解膠後有機溶媒中
に含有される水分を除去する必要がある。溶媒が疎水性
の場合は、解膠と同時にオルガノ五酸化アンチモンゾル
と水分が二相分離するため分液により容易にオルガノ五
酸化アンチモンゾルと水を分離できる。一方、親水性有
機溶媒の場合は、解膠後均一なオルガノ五酸化アンチモ
ン含水ゲルスラリーとなるため、常圧あるいは減圧加熱
により水分を除去することにより、解膠ゾルとなる。
このようにして得られたオルガノ五酸化アンチモンゾル
のコロイド粒子径は電子顕微鏡による観測では5〜20
mμである。
次に実施例及び比較例によって本発明を更に詳しく説明
する。しかしながら本発明はこれらの実施例によって限
定されるものではない。尚以下の実施例及び比較例で記
す%は重量%であり、使用したアンチモン酸ソーダはS
2564%、Na2O12.5%、H2O23.5%の
組成のものである。
実施例1 アンチモン酸ソーダ5.31kgを純水13.3kgに
分散させ、これを攪拌しながら35%塩酸3.84kg
を添加した後、40℃に加温し、3時間反応させた。反
応液中の五酸化アンチモン濃度はSb25として15.
4%、塩酸/アンチモン酸ソーダの化学量論比は1.7
3である。次いで反応より生成した五酸化アンチモンゲ
ルスラリーを吸引濾過し、7%塩酸15kgで洗浄し、
純水16kgで洗浄した。得られた五酸化アンチモンゲ
ルウェットケーキ5.64kgは、Sb2563.8
%、Na2O0.38%、H2O35.82%、Na2
/Sb25モル比0.03の組成のものであった。
上記五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340gをソ
ルベントナフサ360gに分散させ攪拌しながらアルキ
ルベンゼンスルホン酸(日産化学社製 商品名;ソフト
王洗−5S 以下ABS酸と記す。)20.5gを添加
後、100℃に加温30分攪拌した後、ベンジルアミン
34.7gを添加し、解膠を行った。このものは静置に
より上部に水層と下部にソルベントナフサ五酸化アンチ
モンゾル層とに二相分離した。下部のゾル層を分液する
ことにより何ら脱水処理することなしに容易にソルベン
トナフサ五酸化アンチモンゾルを得ることができた。こ
の得られたゾルは、Sb2531%、水分3.1%、比
重1.232、粘度5.5c.p.であり、ベンジルア
ミン/Sb25(16.0%)、ABS酸/Sb2
5(9.45%)であった。また解膠率は98%で、こ
のゾルは、50℃1ケ月の保存条件で特に増粘、ゲル化
もなく安定であった。また得られたゾルをエバポレータ
でSb25濃度を45%まで濃縮しても粘度は10c.
p.であり、特別な増粘は見られなかった。
実施例2 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340
gをソルベントナフサ356gに分散させ、攪拌しなが
ら実施例1で使用したABS酸20.5gを添加し、1
00℃に加温し、30分攪拌した後、n−オクチルアミ
ン21.1g、ベンジルアミン17.5gを加え攪拌
(解膠)を行った。実施例1と同様に下部に分離したゾ
ル層を分液し、ソルベントナフサ五酸化アンチモンゾル
を得た。このゾルはSb2531%、水分3.0%、比
重1.238、粘度5.5c.p.であり、(n−オク
チルアミン+ベンジルアミン)/Sb25(17.8
%)、ABS酸/Sb25(9.45%)であった。
実施例3 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340
gをケロシン305gに分散させ攪拌しながらABS酸
17.9gを添加し、100℃で30分加温し、次いで
n−プロピルアミン5.42g、ベンジルアミン17.
9gを添加して解膠を行った。実施例1と同様に水層を
分液除去し、ケロシン五酸化アンチモンゾルを得た。得
られたケロシン五酸化アンチモンゾルはSb2536
%、水分2.0%、比重1.230、粘度7.0c.
p.であり、(n−プロピルアミン+ベンジルアミン)
/Sb25(10.75%)、ABS酸/Sb2
5(8.25%)であった。
実施例4 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340
gをキシレン356gに分散させ攪拌しながらABS酸
29.5gを添加し、100℃で30分加温し、次いで
ジエチレントリアミン27.3gを添加して解膠を行っ
た。実施例1と同様に水層を分液除去し、キシレン五酸
化アンチモンゾルを得た。得られたキシレン五酸化アン
チモンゾルはSb2531%、水分3.0%、比重1.
237、粘度6.0c.p.であり、ジエチレントリア
ミン/Sb25(12.3%)、ABS酸/Sb2
5(13.4%)であった。
実施例5 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ20
1.9gをジオクチルフタレート(DOP)213.3
gに分散させ攪拌しながらABS酸9.0gを添加し、
90℃で30分加温し、次いでベンジルアミン20.8
gを添加して解膠を行った。実施例1と同様に水層を分
液除去し、DOP五酸化アンチモンゾルを得た。得られ
たDOP五酸化アンチモンゾルはSb2532.5%、
水分2.0%、ベンジルアミン/Sb25(16.1
%)、ABS酸/Sb25(6.99%)であった。
実施例6 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340
gをソルベントナフサ356gに分散させ攪拌しながら
GAFAC RE−410(東邦化学社製 ポリオキシ
エチレンアルキルリン酸エステル)20.5gを添加
し、100℃に加温し、30分攪拌した後、ベンジルア
ミン34.7gを添加して解膠を行った。実施例1と同
様に水層を分液除去し、ソルベントナフサ五酸化アンチ
モンゾルを得た。得られたソルベントナフサ五酸化アン
チモンゾルはSb2531%、水分3.0%、比重1.
231、粘度5.5c.p.、ベンジルアミン/Sb2
5(16.0%)、GAFAC/Sb25(9.4
5)であった。
実施例7 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340
gをソルベントナフサ340gに分散させ攪拌しながら
ABS酸20.5gを添加し、100℃に加温し、30
分攪拌した後、β−フェネチルアミン50gを添加して
解膠を行った。実施例1と同様に水層を分液除去し、ソ
ルベントナフサ五酸化アンチモンゾルを得た。得られた
ソルベントナフサ五酸化アンチモンゾルはSb2531
%、水分3.0%、比重1.234、粘度5.6c.
p.、β−フェネチルアミン/Sb25(23.0
%)、ABS酸/Sb25(9.45%)であった。
実施例8 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキを密閉
室温で3日間放置したもの340gをソルベントナフサ
360gに分散させ、攪拌しながらベンジルアミン3
4.7g、次いでABS酸20.5gを添加解膠を行っ
た。静定後分離する水層を分液除去し、ソルベントナフ
サ五酸化アンチモンゾルを得た。得られたゾルはSb2
531%、水分2.1%、比重1.233、粘度5.
5c.p.であり、ベンジルアミン/Sb25(16.
0%)、ABS酸/Sb25(9.45%)であった。
実施例9 アンチモン酸ソーダ1000gを純水1077.5gに
分散させ、これを攪拌しながら35%塩酸522.5g
を添加した後、30℃に加温し、3時間反応させた。反
応液中の五酸化アンチモン濃度はSb25として25
%、塩酸/アンチモン酸ソーダの化学量論比は1.25
である。次いで反応より生成した五酸化アンチモンゲル
スラリーを吸引濾過し、純水1500gで洗浄した。得
られた五酸化アンチモンゲルウェットケーキ1039g
(Sb2562.5%、Na2O4.0%、H2O33.
5%、Na2O/Sb25モル比0.334)を2ガ
ラス反応器にいれ、ウェットケーキ品温80℃に加温し
3時間熟成を行った。しかる後DMF1500gを添
加、攪拌分散させ、ベンジルアミン91.3gを添加
し、30分攪拌後ABS酸41.3gを添加、DMF五
酸化アンチモンゲルスラリーとし、常圧で100℃に加
熱し、含有する水分を除去すると、DMF五酸化アンチ
モンゾルが得られた。得られたゾルは、Sb2530.
5%、水分2.2%、比重1.328、粘度13c.
p.でありベンジルアミン/Sb25(14.0%)、
ABS酸/Sb25(6.36%)であった。
実施例10 実施例9と同じ条件で得た熟成五酸化アンチモンゲルウ
ェットケーキ(Sb2563.7%、Na2O4.2
%、H2O32.1%、Na2O/Sb25モル比0.3
44)500gをDMAC750gに分散させ、ベンジ
ルアミン45.0g(0.421モル)、ABS酸2
0.0gを攪拌添加し、80℃に加温し減圧にて含有水
分を除去すると、DMAC五酸化アンチモンゾルが得ら
れたした。得られたゾルは、Sb2530.1%、水分
1.9%、比重1.300、粘度130c.p.であ
り、ベンジルアミン/Sb25(14.1%)、ABS
酸/Sb25(6.28%)であった。
実施例11 実施例9と同じ条件で得た熟成五酸化アンチモンゲルウ
ェットケーキ(Sb2563.7%、Na2O4.2
%、H2O32.1%、Na2O/Sb25モル比0.3
44)190.2g をN−メチル−2−ピロリドン2
51.4gに分散させ、ベンジルアミン18.0g
(0.168モル)、ABS酸8.0g(0.025モ
ル)を攪拌添加し、80℃に加温し減圧にて含有水分を
除去すると、N−メチル−2−ピロリドン五酸化アンチ
モンゾルが得られたした。得られたゾルは、Sb25
0.0%、水分2.6%、ベンジルアミン/Sb2
5(14.8%)、ABS酸/Sb25(6.60%)
であった。
実施例12 実施例9と同じ条件で得た熟成五酸化アンチモンゲルウ
ェットケーキ(Sb2563.7%、Na2O4.2
%、H2O32.1%、Na2O/Sb25モル比0.3
44)302.2gをDMF582gに分散させ、ベン
ジルアミン20.0g、トルエンスルホン酸一水塩3
7.0gを攪拌添加し、減圧下含有水分を加熱留去し
た。得られたDMFゾルは、Sb2530.5%、水分
3.5%、ベンジルアミン/Sb25(10.4%)、
トルエンスルホン酸一水塩/Sb25(19.2%)で
あった。
実施例13 実施例9と同じ条件で得た熟成五酸化アンチモンゲルウ
ェットケーキ(Sb2564.6%、Na2O4.33
%、H2O31.07%、Na2O/Sb25モル比0.
35)320.5gをDMF630gに分散させ、ベン
ジルアミン12.6g、蓚酸・二水塩3.3gを攪拌添
加し、80℃減圧で含有水分を留去した。得られたDM
Fゾルは、Sb2547.0%、水分2.0%、であ
り、ベンジルアミン/Sb25(6.09%)、酸/S
25(1.6%)であった。
比較例1 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340
gをソルベントナフサ356gに分散させ、攪拌しなが
らベンジルアミン34.7gを加え、100℃で1時間
加熱攪拌したが、白濁スラリーのままでソルベントナフ
サ五酸化アンチモンゾルにならなかった。
比較例2 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340
gをソルベントナフサ356gに分散させ、攪拌しなが
らABS酸20.5gを添加し、100℃で1時間加熱
攪拌したが、白濁スラリーのままでソルベントナフサ五
酸化アンチモンゾルにならなかった。
比較例3 実施例1の五酸化アンチモンゲルウェットケーキ340
gをソルベントナフサ356gに分散させ、100℃で
1時間加熱攪拌したが、ケーキのまま分離して、ソルベ
ントナフサ五酸化アンチモンゾルにはならなかった。
比較例4 実施例4と同じ条件で得た熟成五酸化アンチモンゲルウ
ェットケーキ(Sb2563.7%、Na2O4.2
%、H2O33.1%、Na2O/Sb25モル比0.3
44)300gをDMF450gに分散後、ベンジルア
ミン2.7g添加し、80℃減圧にて含有水分を留去し
たが、白濁スラリーのままでゾル化しなかった。
比較例5 比較例4のウェットケーキ300gをDMF450gに
分散後、ABS酸12.0gを添加し、80℃減圧にて
含有水分を留去したが、白濁スラリーのままでゾル化し
なかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)アンチモン酸アルカリを化学量論比
    で0.5〜5倍量の一価又は二価の無機酸と反応させて
    五酸化アンチモンゲルを生成させ、 (b)このゲルを分離、洗浄後、得られたウエットケー
    キを室温〜100℃で熟成し、 (c)これを有機溶媒中で、解膠助剤としてSb
    に対し重量%で、有機塩基を2〜30%及び有機酸を
    0.2〜20%を添加して解膠し、その後に含有水分を
    除去する ことによりオルガノ五酸化アンチモンゾルを得ることを
    特徴とするオルガノ五酸化アンチモンゾルの製造方法。
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