JPH0449799A - 制御機器の設定表示システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、各種産業機械に用いられる制御機器の設定表
示システムに関し、特にタイマ、カウンタ、温度調節器
等の複数個の制御機器のための設定表示システＪ、に関
するものである。

（従来の技術） 自動制御が行われる産業機械に於ては、制御機器（コン
ポーネントユニット）として、タイマ、カウンタ、温度
調節器等が複数個用いられ、これらによって一連の自動
制御が行われるようになっている。

従来一般に、一つの産業機械に於て、複数個の制御機器
が用いられる場合には、動作状態を表示するメータ類及
び制御パラメータ設定用のつまみ及びボタンを各々個別
に有する制御機器が産業機械等の制御パネルに取付けら
れ、この制御機器の各々が前記メータにて個々の動作状
態の表示を個別に行い、また前記つまみ、ボタンにより
各操作機器の制御パラメータが各制御機器毎に個別に設
定されるようになっている。

１−述の如きもの以外に、複数個の制御機器の動作状態
の表示と制御パラメータ設定等を行うものとして、プロ
グラマブルコントローラの如きシーゲンスコントローラ
を用い、各制御機器をプログラマブルコントローラに接
続し、プログラマブルコントローラの制御によってプロ
グラマブルコントローラに接続されているＣＲＴ、ＬＣ
Ｄの如き表示器にて各制御機器の動作状態の表示を行い
、またプログラマブルコン！・ローラに接続されたキー
ボード或いは前記表示器に取付けられたタッチパネル等
により各制御機器の制御パラメータの設定が行われるよ
う構成されたちの′力（既に提案されている。

（発明が解決しようとする課題） タイマ、カウンタ、温度調節器等の制御機器δ々に設け
られるメータによる動作状態の表示は、制御機器の種類
毎に、指針式、ディジタル式等の表示方式、大きさ等が
互いに異なっている場合が普通であり、このため、各々
メータをａする制」機器が複数個、制御パネルに取付け
られる場合には、各制御機器のメータに統一性がなく、
これは、デザイン−１−の問題にとどまらず、各制御機
器のメータ読み取りを行われ難くし、誤認の原因になる
。

また各制御機器は、メータに制御機器の動作状態（現在
値）及びその単位を示すだけで、これが何の制御値であ
るかを示すには至らず、各制御機器が何を制御している
かが分るためには、各制御機器にネームプレートを取付
ける必要がある。

また使用する制御機器の一部が異なっているだけでも、
各機械毎に制御パネルを設ご１する必要があり、また制
御機器の追加等により仕様変更がある場合には、制御パ
ネルに新たに制御機器の取付孔を追加する必要があり、
この場合には新たに追加された制御機器だけが既存のも
のより離れた場所に取付けられたりすることが多く、こ
れは全体の配置バランスを崩し７、操作性をより一層悪
化する原因になる。

更には、各エンドユーザ毎に制御パネルの差別化を行う
とすると、使用する制御機器を各エンドユーザ毎に変え
るか、或いは制御機器の制御パネルへの取付けず１“ｆ
置を変化させることによりデザイン的な変化を持たせる
かの方法を取らなければならず、これは、いずれの場合
も一品一様対応となり、生産性に欠けている。

プログラマブルコントローラを用いたものに於ては、各
制御機器の動作状態の表示は表示器にて一様に行オ）れ
、また各制御機器の制御パラメータの設定は全てキーボ
ードにより行われるようになって、−に述の如き不具合
を生じないが、しか１．この場合にはプログラマブルコ
ントローラによって各制御機器の出力状態や現在値を読
取り、その内容に応じて表示器へ適当な表示内容の指示
を送り、また各制御機器に対する設定値の切換えは、例
えば工程が変わる毎に予め設定されている制御パラメー
タを制御機器に対して一個一個送信するか、或いは制御
機器自体の設定バンクを制御機器の人力信号を操作して
切換えるかの処理を行う必要があり、このため簡単なシ
ステムに於ても、常にプログラマブルコントローラが必
要であり、プログラマブルコントローラのプログラムに
対する負担が大きくなるという問題点がある。また各種
処理を全てプログラマブルコントローラが受持つため、
簡単な制御パラメータの変更でもプログラマブルコント
ローラのプログラムが解析できる程度の技術者が必要に
なる。

本発明は、１４述の如き従来の問題点に着１」シてなさ
れたものであり、各制御機器の制御対象等の名称が表示
されて使い易く、また各エンドユーザ毎の差別化を容易
に行うことができ、しかもプログラマブルコントローラ
等を必要としない制御機器の設定表示システムを提供す
ることを目的としている。

（課題を解決するための手段） 上述の如き目的は、本発明によれば、タイマ、カウンタ
、温度調節器等の複数個の制御機器と、表示部、制御パ
ラメータ設定部及び表示、制御パラメータ設定を制御す
る制御部とを含む設定表示器ど、前記複数個の制御機器
と前記設定表示器とを互いに接続する通信手段とを有し
、前記設定表示器は前記制御機器の現在値、出力状態の
名称を記憶する記憶手段を有し、前記通信手段により前
記複数個の制御機器の各々より現在値、出力状態を前記
設定表示器に伝送し、前記設定表示器が読み込んだ前記
複数個の制御機器の現在値、出力状態と共に前記記憶手
段に記憶された名称を前記表示部に表示するよう構成さ
れていることを特徴とする制御機器の設定表示システム
、或いはタイマ、カウンタ、温度調節器等の複数個の制
御機器と、表示部、制御パラメータ設定部及び表示、制
御パラメータ設定を制御する制御部とを含む設定表示器
と、前記複数個の制御機器と前記設定表示器とを互いに
接続する通信手段とを有し、前記設定表示器はユーザに
より作画設定されるユーザ作画エリアに表示する表示デ
ータを記憶する記憶手段を有し、前記通信手段により前
記複数個の制御機器の各々より現在値、出力状態を前記
設定表示器に伝送し、前記設定表示器が読み込んだ前記
複数個の制御機器の現在値、出力状態と共に前記記憶手
段に記憶されている前記表示データを前記表示部に表示
するよう構成されていることを特徴とする制御機器の設
定表示システムによって達成される。

（作用） ］−述の如き構成よ、りなる制御機器の設定表示システ
ム及び設定表示装置に於ては、複数個の制御機器と設定
表示器とが通信手段によって互いに直接にデータ交信し
１、複数個の制御機器の現在値、出力状態が設定表示器
の表示部にその制御対象の名称と共に表示される。

また表示部の各表示画面毎にそのユーザ作画エリアに任
意の表示が行われる。

（実施例） 以下に添（＝ｊの図を参照して本発明による制御機器の
設定表示システムの実施例について詳細に説明する。

この実施例に於ては、本発明による制御機器の設定表示
システムを業務用の自動パン焼き装置に適用した場合に
ついて述べており、第１図はそれの基本的構成を示して
いる。第１図において、１０は設定表示器を、１２は醗
酵時間タイマを、１４は加熱時間タイマを、１６は生産
個数カウンタを、１８はヒータ温度Ａの温度調節器を、
２ｏはヒータ温［Ｈの温度調節器を、２２は投入個数カ
ウンタを各々示しており、設定表示器１ｏと制御機器（
コンポユニット）としてのタイマ１２．１４、カウンタ
１６．２２、温度調節器１８．２２とは通信手段２４に
よって互いに接続されている。

第２図は設定表示器１０の表面部を示しており、これの
表面パネル２６には液晶表示装置（ＬＣＤ）等により構
成された平面状の表示部２８が設けられている。表示部
２８の表面には透明シート状のタッチスイッチ３０が貼
ｆ＝ｆけられている。タッチスイッチ３０は手にて操作
される制御パラメータ設定部として機能する。

第３図は表示設定器の基本的構成を示しており、これは
全体の制御用のＣＰＵ３２と表示制御専用のＣＰＵ３４
とを含み、この二つのＣＰＵ３２と３４は各々バス３６
．３８によって共用のＤＰＲＡＭ４０に互いに接続され
ている。

ＣＰＵ３２は、システムＲＯＭ４２とンステ１、ＲＡＭ
４４及び通信インクフＪ−ス４６とに接続され、通信イ
ンタフェース４６にて通信線４８により」−述のタイマ
】２、］４、カウンタ］６．２２、温度調節器１８．２
０の各々と接続され、これらとデータ通信するようにな
っている。

ＣＰＵ３４は、漢字ＲＯＭ５Ｏと画像データＲＯＭ５２
とＬＣＤコントローラ５４とタッチスイッチ用ペリフェ
ラルインタフェース５６とに接続され、表示部２８の表
示画面制御とタツヂスイッ千３０よりの人力を取入れる
ようになっている。

第４図は、タイマ１２．１４、カウンタ１６．２２、温
度調節器１８．２０の如き制御機器の基本的構成を示し
ており、これはＣＰＵ５８を有している。ＣＰＵ５８に
は、システムＲＯＭ５７及びシステムＲＡＭ５９と、タ
イマ計測数、カウント数、計測温度等の人力情報をｔｊ
えられる入力回路６０と、動作モード設定スイッチ６２
と、通信チャンネルを設定するアドレス設定スイッチ６
４と、動作表示灯６６と、通信インタフェース６８とが
接続されており、通信インタフェース６８には通信線４
８が接続され、これによって設定表示器１０に対してデ
ータ通信を行うようになっている。動作モード設定スイ
ッチ６２及びチャンネル設定スイッチ６４は各々デイツ
プスイッチ等により構成されている。チャンネル設定ス
イッチ６４によって設定される通信チャンネルは１−述
の各制御機器毎に互いに異なる通信チャンネルに設定さ
れ、これによって設定表示器１０のＣＰＵ３２は通信イ
ンタフェース４６よりの通信データがどの制御機器より
のものであるかを識別することになる。

次に、第１図に示された構成よりなる自動パン焼き器に
於て、生産品目が、アンパンとカレーパンとクロワツサ
ンと食パンＡと食パンＢとコロッケパンとドーナツとク
リームパンの８種類であって、制御機器が６個繋ってい
る場合について具体的に説明する。

この場合には、システムＲＡＭ４４に、第５図に示され
ている如く、記憶領域として８個の種別＄　Ｃ００Ｏ〜
＄　ＣＯＯ７が準備され、これら各種別は制御機器の個
数に応じて６個のアドレスｓ　ｏｏｏｏ、＄００１０、
＄　００２０、＄　００３０、＄　００４０、＄　００
５０を有しており、アドレス＄　００００にはコンポユ
ニット１である醗酵時間タイマ】２のパラメータ群が格
納され、アドレス＄００１０にはコンポユニット２であ
る加熱時間タイマ１４のパラメータ群が格納され、アド
レス＄　００２０にはコンポユニット３である生産個数
カウンタ１６のパラメータ群が格納され、アドレス＄　
００３０にはコンポユニット４であるヒータ温度Ａの温
度調節器１８のパラメータ群が格納され、アドレス＄　
００４０１こはコンポユニ・ン目・５であるヒータ温度
Ｂの温度調節器２０のパラメータ群が格納され、アドレ
ス＄　００５０にはコンポユニット６である投入個数カ
ウンタ２２のパラメータ群が格納される。

そして記憶領域の種別＄　Ｃ００Ｏ〜＄　ＣＯＯ７は、
各々、各種制御機器、即ちタイマ１２．１４、カウンタ
１６．２２、温度調節器１８．２０の各々の制御パラメ
ータの絹合せを生産ずべきパンの種類に応じて各グルー
プとして記憶している。この場合、種別＄　Ｃ００Ｏが
アンパンのための、＄ＣＯＯ１がカレーパンのための、
＄ＣＯＯ２がクロワツサンのための、＄　ＣＯＯ３が食
パンＡのための、＄　Ｃ０（１４が食パンＢのための、
＄ＣＯＯ５がコロッケパンのための、＄ＣＯＯ６がドー
ナツのための、＄ＣＯＯ７がクリームパンのための一連
の制御パラメータの記憶領域になっている。

−［−述の如き記憶領域に格納された制御パラメータは
、設定表示器１０のタッチスイッチ３０によって次に生
産すべきパンが選択されることにより、これに対応する
種別の制御パラメータ群が一括して呼出され、これがシ
ステムＲＡＭ４４の制御領域に書込まれるようになって
いる。

システムＲＡＭ４４の制御領域は、第６図に示されてい
る如く、三つの種別＄Ｃ０１Ｏと＄Ｃ０１１と＄Ｃ０１
２との三つに区分されており、これら種別は各々］−述
の記憶領域と同様に制御機器の個数に応じて６個のアド
レスを有している。制御領域の三つの種別のうち、種別
＄Ｃ０１Ｏは記憶領域より選択された種別＄　Ｃ００Ｏ
〜＄　ＣＯＯ７の一つに格納されている各制御機器のパ
ラメータ群をオーバライド式に書込まれるパラメータエ
リアであって各制御機器のプリセット値等を一括設定し
、種別＄Ｃ０１ｌは、例えば温度調整器に於けるＰＩＤ
係数等の個別設定の対象パラメータエリアであり、種別
＄ＣＯ１２は入出力モード等のコンポユニット側の動作
モード設定スイッチによって設定されるパラメータ読み
出し専用のパラメータエリアである。

表示設定器１０のＣＰＵ３２はＲＡＭ４４の制御領域の
種別＄ＣＯ１，Ｏに書込まれた各制御機器のパラメータ
群の組合せを各制御機器、即ちコンポユニット１〜６に
対し一括送信するようになっている。

尚、システムＲＡＭ４４に於ける記憶領域のアドレスは
各コンポユニットに設けられている前述のチャンネル設
定スイッチ６４とリンクして設定されるものである。

画像データＲＯＭ５２は、ＥＰ−ＲＯＭ等により構成さ
れ、各制御機器の現在値、出力状態の名称、即ち醗酵時
間、加熱時間、生産個数、ヒータ温度Ａ、ヒータ温度Ｂ
、投入個数等に関するデータ及び各表示画面毎のユーザ
作画エリアに表示する表示データを書込まれて、これを
記憶するようになっている。

第７図は１−述の如き制御パラメータの一括設定モード
時に於ける設定表示器１０の表示部２８の画面表示例を
示している。この場合には、生産品目の指定はバンク設
定により行われ、この場合、バンクナンバＮが１〜８と
設定され、そのバンクナンバＮに応じて生産すべきパン
の名称がバンク名称として設定されている。バンク名称
の表示領域は、ユーザ作画エリアとして与えられ、表示
内容はユーザにより設定される。

この生産品目選択設定画面に於ては、ロールアップキー
７０とロールダウンキー７２と決定キー７４とモード切
換キー７６とがタッチスイッチ３０により与えられる。

尚、モード切換キー７６には「戻る」の表示がなされて
いる。

生産すべきパンの選択、即ちバンク変更は、ロールアッ
プキー７０或いはロールダウンキー７２によって反転画
面が各バンクナンバ間にて移動することにより行われ、
決定キー７４によって生産すべきパン、即ちバンクの決
定が行われる。

第８図はｌ−述の如き生産品］」選択設定画面に基で行
われる制御パラメータの一括設定モードのフローチャー
トであり、これに於ては、先ずステップ１０にて何番の
バンクナンバＮが選択設定されたかの判別が行われ、決
定キー７４によってバンクナン／（Ｎが決定されれば、
次にステップ２０にてぞのバンクナンバＮに基づいてシ
ステムＲＡＭ４４の記憶領域より呼出すべき種別の決定
が行われる。例えばバンクナンバ２が設定されれば、こ
れはカレーパンであるから、種別＄ＣＯ旧に対しアクセ
スされ、次にステップ３０にてこのアクセスした種別の
記憶領域のパラメータＴＶをシステムＲＡＭ４４の制御
領域の種別＄Ｃ０ＩＯの領域に−１−書きすることが行
われる。

システムＲＡＭ４４の制御領域の種別＄Ｃ０１０の領域
に書き込まれたパラメータ群はＣＰＵ３２の制御により
通信インタフェース４６より各制御機器１２．１４．１
６．１８．２０．２２の各々に一括送信される。

尚、モード切換キー７６が操作された場合はステップ４
０が実行されて一括設定モードが終了する。

上述の記憶領域の各種別に於ける制御パラメータは、各
種別毎に、−括して設定、或いは変更されるようになっ
ており、第９図は設定値変更モード時に於ける表示部２
８の画面表示例を示している。設定値変更は、各種別毎
、即ち、この場合には、生産すべきパンの品目毎にバン
クナンバの決定により選ばれる。このバンクナンバは第
７図に於けるバンクナンバと同一のものであり、この場
合のタソヂスーｒツチ３０によるキー設定は第７図に示
された生産品］」の選択による一括設定モード時のそれ
と同じである。即ち、ロールアップキー７０、ロールダ
ウンキー７２、決定キー７４、モード切換キー７６がり
２えられ、ぞれら各キーの機能は上述の一括設定モード
時のそれと同一である。

尚、第９図に示された画面表示に於ても、バンク名称の
表示領域は、ユーザ作画エリアとして！−ｊえられて、
表示内容はユーザによって決定される。

成るバンクナンバが決定キー７４によって選択設定され
ると、次に第１０図に示されている如き設定項［１選択
画面に切換イ〕る。この場合には、各制御機器のアドレ
スと、制御対象の名称、即ち設定項目と、現在の設定値
とが横一列に表示され、またロールアップキー７０、ロ
ールダウンキ−７２、決定キー７４、モード切換キー７
６に加えて次頁キー７８が与えられ、設定項目に関して
次頁がある場合には次頁キー７８が操作されることによ
り次頁に画面遷移する。

第１０図に示された画面表示に於ても、バンク名称の表
示領域は、ユーザ作画エリアとして与えられ、表示内容
はユーザによって決定される。

尚、設定項し１選択画面に於けるモード切換キー７６は
表示画面を一つ前の表示画面の戻すキーとして作用し、
第１０図に示された状態にて、このキー７６が操作され
れば、第９図に示されているバンク選択画面に戻るよう
になる。

第１０図に示されている状態にて、例えば加熱時間が選
択設定されれば、次に第１１図に示されている如き設定
値変更画面が表示される。この設定値変更両面に於ては
、現在値と設定許容範囲とが表示されると共にタッチス
イッチ３０によってその設定値の各桁数毎にプラスキー
８０きマイチスキ−８２とがり、えられ、これらキー８
０．８２の操作によって設定値がアップダウン式に変更
される。

また設定表示器１０は通信によって各制御機器より読み
取った動作状態を表示部２８に表示するようになってお
り、その表示例が第１．２図に示されている。この画面
表示に於ては、通信によって各制御機器より取り込んだ
現在値、出力状態とシステムＲ，ＡＭ４４の制御領域よ
り読み込んだ設定値に加えて、それの名称が横一列に表
示される。

第１２図に示された画面表示に於ては、やはりバンク名
称として「カレーパンＪなる表示が行われ、これもユー
ザ作画エリアのものとして取扱われる。

第１２図に示されている如き動作状態表示モード時に於
ける表示器１］の表示内容、即ち各制御機器の現在値、
出力状態及び設定値の名称は、予めパーソナルコンピュ
ータ等のツールによってブ０グラムされ、画像データＲ
ＯＭ５２に書込まれた状態にて設定表示器１０に実装さ
れる。この場合の画像データＲＯＭ５２のメモリマツプ
が第１３図に示されている。

第１４図は第１２図に示されている如き動作状態の一覧
表示に於ける表示処理ルーチンの一例を示し、ている。

先ずステップ１０に於ては、表示行Ｎを第１行目に戻す
ことが行われ、次にステップ２０にて表示行Ｎに表示さ
れるコンポユニット番号をザーチすることが行われる。

表示行Ｎと表示するコンポユニットとの関係はｒめアド
レスマツプにてアドレスを設定されることによって１対
］の関係になっており、この実施例に於ては、６個の制
御機器（コンポユニット）があることから表示行は６行
存在し、第１行目が醗酵時間タイマ１２、第２行目が加
熱時間タイマ１４、第３行目が生産個数カウンタ１６、
第４行目が温度調節器１８、第５行目がもう一つの温度
調節器２０、第６行目が投入個数カウンタ２２になって
いる。

次にステップ３０に於ては、Ｎ行目の名称欄へこの行数
に該当するコンポユニットｎの名称を表示することが行
われる。例えば、第２行目であれば、加熱時間タイマ１
４の制御対象である「加熱時間」が表示される。この表
示データは第１３図に示したメモリマツプに於ける表示
名称のエリアより取込まれる。

次にステップ４０に於ては、Ｎ行目の現在値欄へこの行
数に該当するコンボユニッＩ−ｎの現在（ｉＱ及び出力
状態を表示することが行われる。例えば第２行目である
場合には加熱時間タイマ１４よりの現在値及び出力状態
が表示される。

次にステップ５０に於ては、Ｎ行目の設定Ｔ段へこの行
数に該当するコンポユニッｈｎの設定値を表示すること
が行われる。例えば第２行目である場合には加熱時間タ
イマ１４の設定値が表示される。尚、設定値が存在しな
い場合には空欄表示処理が行われればよい。

ステップ５０の次はステップ６０へ進み、ステップ６０
に於ては、全行数に負って表示処理が行われたか否か、
即ちＮが最大行数である６より大きいか否かの判別が行
われる。Ｎ≧６である場合にはこのルーチンが終了し、
そうでない場合にはステップ７０へ進んで表示指示行数
Ｎを１行多くすることが行イつれてステップ２０へ戻る
。

各モードに於ける表示部２８の表示画面にはユ−ザ作画
エリアが存在しており、このユーザ作画エリアに於ける
表示内容は画像データＲ（Ｔｈ４５２に設けられている
ユーザ作画エリア用データ記憶領域に格納されたデータ
に基づいて行われ、このユーザ作画エリア用データは、
第１５図に示されている如く、初期画面用、−覧表示画
面用等、各モードの表示画面毎に一つのデータとして格
納されている。

画像データＲＯＭ５２のユーザ作画エリア用データはパ
ーソナルコンピュータ等のツールによって自由に書込ま
れ、このデータが書込まれた画像データＲＯＭ５２が設
定表示器１０にユーザにて実装されることによってエリ
ア表示が行われる。

第１６図はユーザ作画エリア表示の表示処理ルーチンの
一例を示している。このルーチンに於ては、先ずステッ
プ１００にてユーザ作画エリアを有する画面があるか否
かの判別が行われ、ユーザ作画エリアを有する画面が存
在しない場合にはこのルーチンが終了するが、ユーザ作
画エリアを有する両面が存在する場合には次にステップ
］１０が実行される。

ステップ１１０に於ては、その画面が、即ちユーザ作画
エリアを有する画面が何の画面であるか否かの判別が行
われ、例えば初期画面である場合にはステップ１２０へ
進んで、初期画面用のユーザ作画エリアデータをこの時
の画面に表示する処理が行われる。尚、−可表示画面で
ある場合にはステップ１３０が、数値設定画面である場
合にはステップ１４０が、またバンク表示画面である場
合にはステップ１５０が同様に実行されて、その時の画
面に対応するユーザ作画データの表示処理が行われる。

ユーザ作画エリアに表示する表示内容はバンク名の如き
文字に限られず、これは絵図であ・ってもよく、これら
のことは、１−述の如くユーザにて自由に書込みを行う
ことができる画像データＲＩＯＭ５２に書込むデータに
よって決定される。

（発明の効果） 以１−の説明から明らかな如く、本発明による制御機器
の設定表示システムに於ては、複数個の制御機器と設定
表示器とが通信手段によって互いに直接にデータ交信し
７、これによりプログラマブルコントローラ等を必要と
することなく複数個の制御機器の現在値、出力状態が設
定表示器の表示部に集中的に表示され、これにより各制
御機器に於ては、メータが不要となり、各制御機器のコ
ストダウンが図られるようになり、また機械の仕様に関
係なく表示方式の統一がなされ、−目で制御機器の状態
が容易に把握され得るようになる。

また本発明による制御機器の設定表示システムに於ては
、制御機器の現在値、出力状態が表示部に表示される時
にその制御対象の名称と共に表示されるから、その表示
内容の意味が理解され易くなり、各制御機器毎にネーム
プレート等を取付ける必要がなくなる。このことにより
仕様変更によって制御機器の割イ（１けに変更があった
り、制御機器の追加があってもその都度制御盤のレイア
ウトを変更する必要がなくなり、これがソフトデータの
追加、変更だけにより行われ得るようになる。

更にまた本発明による表示設定システムに於ては、ユー
ザによって自由に設定されるユーザ作画エリアが存在す
ることにより、このユーザｎ山王リアに於けるデザイン
の変更によって各エンドユーザ毎に表示内容、換言すれ
ば制御盤の差別化が行われ得るようになる。

また本発明による表示設定システムに於ては、設定表示
器は制御機器の設定表示だけを行い、ｎ；制御機器は設
定表示器にて設定された設定値によって制御全般を行う
だけであるから、各機能が明確に分Ｉ［Ｘされ、これに
よってシステム開発、保守が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による制御機器の表示設定システムを業
務用の自動パン焼き器に適用した場合の基本的構成を示
すブロック線図、第２図は本発明による制御機器の表示
設定システムに用いられる設定表示器の正面図、第３図
は同じくそれの基本的構成を示すブロック線図、第４図
は本発明による制御機器の設定表示システムに用いられ
る制御機器の基本的構成を示すブロック線図、第５図及
び第６図は各々本発明による制御機器の設定制御システ
ムに於ける記憶領域及び制御領域のメモリマツプ図、第
７図は本発明による設定表示システムに於ける生産品口
の選択による一括設定モード時に於ける画面表示例を示
す説明図、第８図は制御バラメ〜夕の一括設定モードの
フローチャート、第９図は制御パラメータ変更時のバン
ク選択画面の一例を示す説明図、第１．０図は設定項目
選択画面の一例を示す説明図、第１１図は設定値変更画
面の一例を示す説明図、第１２図は制御機器の動作状態
の表示モードに於ける画面表示例を示す説明図、第１３
図は名称表示用のメモリマツプを示す説明図、第１４図
は動作状態表示モードに於ける表示処理ルーチンを示す
フローチャー１・、第１５図はユーザ作画エリア用デー
タ格納マツプの一例を示す説明図、第１６図はユーザ作
画エリア表示のための表示処理ルーチンを示すフローチ
ャートである。 １０・・・設定表示器 １．２・・・醗酵時間タイマ １４・・・加熱時間タイマ １６・・・生産個数カウンタ １８．２０・・・温度調節器 ２２・・・投入個数カウンタ ２４・・・通信手段 ２６・・・表面パネル ２８・・・表示部 ３０・・・タッチスイッチ ３２．３４・・・ＣＰＵ ４２・・・システムＲＯＭ ４４・・・システムＲＡＭ ４６・・・通信インタフェース ４８・・・通信線 ５８・・・ＣＰＵ ６４・・・チャンネル設定スイッヂ ６８・・・通信インタフェース

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、タイマ、カウンタ、温度調節器等の複数個の制御機
   器と、表示部、制御パラメータ設定部及び表示、制御パ
   ラメータ設定を制御する制御部とを含む設定表示器と、
   前記複数個の制御機器と前記設定表示器とを互いに接続
   する通信手段とを有し、前記設定表示器は前記制御機器
   の現在値、出力状態の名称を記憶する記憶手段を有し、
   前記通信手段により前記複数個の制御機器の各々より現
   在値、出力状態を前記設定表示器に伝送し、前記設定表
   示器が読み込んだ前記複数個の制御機器の現在値、出力
   状態と共に前記記憶手段に記憶された名称を前記表示部
   に表示するよう構成されていることを特徴とする制御機
   器の設定表示システム。 ２、タイマ、カウンタ、温度調節器等の複数個の制御機
   器と、表示部、制御パラメータ設定部及び表示、制御パ
   ラメータ設定を制御する制御部とを含む設定表示器と、
   前記複数個の制御機器と前記設定表示器とを互いに接続
   する通信手段とを有し、前記設定表示器はユーザにより
   作画設定されるユーザ作画エリアに表示する表示データ
   を記憶する記憶手段を有し、前記通信手段により前記複
   数個の制御機器の各々より現在値、出力状態を前記設定
   表示器に伝送し、前記設定表示器が読み込んだ前記複数
   個の制御機器の現在値、出力状態と共に前記記憶手段に
   記憶されている前記表示データを前記表示部に表示する
   よう構成されていることを特徴とする制御機器の設定表
   示システム。