JPH0449353A - 方形屋根 - Google Patents

方形屋根

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JPH0449353A
JPH0449353A JP2158936A JP15893690A JPH0449353A JP H0449353 A JPH0449353 A JP H0449353A JP 2158936 A JP2158936 A JP 2158936A JP 15893690 A JP15893690 A JP 15893690A JP H0449353 A JPH0449353 A JP H0449353A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、方形屋根に係わり、特に、登り梁を方形に組
んで小屋組みを形成してなる方形屋根に関するものであ
る。
[従来の技術] 一戸建てプレハブ住宅等においては、すでに画一的で規
格化された住宅に代わって、例えば[フッ−スタイルー
:等と呼ばれる企画型のプレハブ住宅が供給され、それ
に伴って外装および内装デザイン等の多様なニーズに合
わせて様々なバリエーションのものが開発されており、
特に、屋根形状は、住宅のスタイルを決定づける上で重
要な要素であるため、現在では、陸屋根、切妻屋根はも
ちろん、入母屋屋根、寄棟屋根、方形屋根等、様々な種
類のものが提供されている。
そして、このような一戸建てプレハブ住宅の施工に際し
ては、従来、現場施工のコンクリート基礎の上にユニッ
ト化した床パネルを敷き込み、その上に1階および2階
の壁パネルを組み上げた後、さらに、軸組み、木組み等
をして屋根パネルを組み立てて、建築物を構築するとい
た工程がとられる。
屋根の組み立ては、基本的には、どの種類の屋根も同様
に、梁、小屋、屋根と高所にて順番に組み立てを行って
おり、例えば、2階壁パネルの上に梁材等を架は渡すな
として小屋組みをした後、この上に屋根パネルを敷設し
てこの屋根パネルを小屋屋根と一体化する手段が採られ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来の屋根の組み立ては、梁、小屋、屋根パ
ネルを順番に構築していく手順が採られているため、現
場での作業性が悪く、また熟練した作業者が必要になる
などコスト的にも高いものになるといった問題点があっ
た。
特に、屋根の組み立て作業は、当然のことながら、建物
の高所での作業となるため、その危険性が高く、また、
組み立てに時間がかかるため、建物を組立中に雨にさら
す結果となり、安定した品質の確保を図るのが難しいと
いった問題点があった。
また、前述のように、粱および小屋によって小屋組みが
形成されてなる従来の屋根においては、これらの梁や小
屋等の存在によって、小屋裏の収納空間を大きくとるこ
とが難しく、小屋裏空間を十分に有効利用することがで
きないといった不満もあった。
本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
その目的とするところは、施工が簡単で、かっ小屋裏空
間を最大限有効利用することができる方形屋根を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、屋根の頂点から杆部に向けて四方に、屋根の
傾斜面の相会する位置に通された4つの棟部を備えてな
る方形屋根であって、 各傾斜面上の水平位置から、棟部を挾んで隣接する傾斜
面に沿って杆部へ延長した傾斜位置にかけて、それぞれ
登り梁を配設し、 該登り粱の上端を、棟部において、隣接する登り梁の側
面に接合するとともに、該登り梁の下端を、壁パネルの
上端に接合したことによって、屋根の小屋組みを形成し
、 また、該小屋組みの上に、各傾斜面に沿う屋根パネルを
配設して屋根部を形成し、これを前記登り梁によって支
持するようにしたことを解決手段とした。
また請求項2では、前記屋根の小屋組みを形成する登り
粱を、傾斜面上に水平に配置された上半部板状体と、隣
接する傾斜面に沿って傾斜状態に配置された下半部板状
体とを主体として構成し、該上半部板状体および下半部
板状体とを、これらの側面に配置された当て板によって
連結結合したことを解決手段とした。
また請求項3では、前記屋根の小屋組みを形成する登り
粱の上半部板状体の上端および下半部板状体の下端を、
それぞれ受け金具を介して、隣接する登り梁の側面およ
び壁パネルの上端に接合したことを解決手段とした。
[作用コ 本発明にかかる万−形屋根においては、各傾斜面上の水
平位置から、棟部を挾んで隣接する傾斜面に沿って杆部
へ延長した傾斜位置にかけて、それぞれ登り粱が配設さ
れたことによって、方形に組まれた小屋組みが形成され
ているので、小屋裏には、該小屋裏を通る梁や小屋が一
切使用されておらず、完全に解放された空間となる。こ
のため、該小屋裏空間を最大限に有効利用することがで
き、小屋裏内を、天井収納庫や屋根裏部屋など、いかよ
うにも利用することかできる。
また、この方形屋根にあっては、登り梁を方形に組んで
小屋組みを形成し、これらの上端面に屋根パネルを配設
するので、現場での小屋組みの作業が非常に容易である
また、請求項2にかかる方形屋根によれば、登り梁が、
水平な上半部板状体と、傾斜状態の下半部板状体とから
構成されているので、屋根の傾斜に応じて、適宜、上半
部板状体と下半部板状体との接合角度を変えることによ
って、種々の屋根形状に対応した有効適切な方形屋根を
提供することができる。
また、請求項3にかかる方形屋根にあっては、登り梁の
上半部板状体の上端および下半部板状体の下端が、それ
ぞれ受け金具を介して、隣接する登り梁の側面および壁
パネルの上端に接合されているので、小屋組みの作業が
非常に簡単になるとともに、これらの接合作業を小屋裏
側から行うことができるようになって、作業の安全性が
確保される。
[実施例] 以下、実施例を示し、図面を用いて本発明を説明する。
第1図ないし第6図は、本発明の方形屋根の一実施例を
示すものである。
この方形屋根は、第1図ないし第3図に示すように、屋
根の頂点から杆部にかけて、前後左右の四方に下り勾配
の屋根面(傾斜面) K1. K t 、 K 3 、
 K4を持ち、かつこれらの屋根面(傾斜面)K 、、
K 、。
K3.に、の和会する位置がそれぞれ隅ms、、52S
3.S、とされた寄棟構造を有する方形の屋根である。
そして、1つの傾斜面に、上の水平位置から、棟部S1
を挾んで隣接する傾斜面に、に沿っC杆部へ延長した傾
斜位置にかけて、登り梁1か配設されている。該登り粱
Iの上端は、別の棟部S4において、隣接する登り粱4
の側面に接合されるとともに、該登り粱1の下端は、壁
パネルPの上端に接合されている。また、他の3つの傾
斜面K。
K 3.K 、においても、該傾斜面に、、に、に、上
の水平位置から、棟部S 、、S 3.S 、を挾んで
隣接する傾斜面K 3.K 、、K 、に沿って杆部へ
延長した傾斜位置にかけて、先と同様の登り粱2.3.
4が配設されて、それぞれ隣接する登り粱1,2.3お
よび壁パネルPに接合されている。そして、このように
4つの登り粱1.2.3.4が方形に組み付けられたこ
とによって、方形屋根の小屋組み5が形成されている。
登り粱1は、請求項2に記載したように、第4図および
第5図に示す如くに、傾斜面に1上に水平に配置された
上半部板状体1aと、隣接する傾斜面に、に沿って傾斜
状態に配置された下半部板状体1bとを主体として構成
されている。また、これら上半部板状体1aおよび下半
部板状体1bとは、それぞれの端部を突き合わせて接合
した状態で、この接合部に一方の面から当て板としての
ガセット合板1cを配置するとともに、他方の面には受
け板1dを配置することで、これらのガセット合板1c
および受け板1dの間に挾み込まれ、接着剤およびスク
リュー釘によって連結結合された構成となっている。
また、前記上半部板状体1a、下半部板状体1bおよび
表裏両面に配置された当て板1c、受け板1bによって
囲まれて登り粱lの下部に形成された空間には、該空間
を埋めるようにして3角形状を有する短材1eか組み付
けられている。
また、本実施例では、請求項3に記載したように、第4
図に示す如くに、登り粱lの上半部板状体1aの先端(
上端)は、受け金具6を介して隣接する登り粱4の上半
部板状体4aと下半部板状体4bとの接合部の側面(受
け板4dが配置された側の側面)に接合されている。ま
た、前記登り粱lの下半部板状体1bの先端(下端)は
、受け金具7によって、壁パネルPの上端面に、桁材8
を介して連結されている。
すなわち具体的には、前記下半部板状体1bと壁パネル
Pとの接合構造を例に挙げて説明すると、第6図に示す
ように、下半部板状体1bの下端部には、その端部に開
口するスリット9が形成されるとともに、このスリット
9に連通しかつ該下半部板状体1bの厚さ方向に貫通す
るホルト挿通孔10.10が設けられている。
一方、受け金具7は、壁パネルPの上端部に結合された
桁材8ならびに壁パネルPにそれぞれスクリュー釘もし
くは固定ねじ等11によってねじ止め固定されたもので
、桁材8の上面に嵌め合わされるようにして載置固定さ
れる支持部7aと、この支持部7aの内側下端より垂直
に立設されて登り梁1のスリット9に挿入される結合板
部7bとを主体として構成されている。該結合板部7b
にはボルト挿通孔12.12が形成されており、前記下
半部板状体1bに設けられたボルト挿通孔10.10と
連通した状態で、これにボルト13゜13が挿通される
ことにより、前記下半部板状体1bが、該受け金具7を
介して壁パネルP上端に取り付けられるようになってい
る。
また、前記上半部板状体1aの先端と、隣接する登り粱
4の接合部付近との接合も、前述した接合構造と同一の
ものであるので、その説明は省略する。
このようにして、登り梁1が壁パネルPの上部の所定の
位置に取り付けられ方形に組まれで形成された小屋組み
5の上には、前記各傾斜面K 、、Kx 、 K s 
、 K 4に沿うようにして屋根パネルが配設され、該
小屋組み5を形成する各登り梁1.2,3゜4によって
支持、固定されている。
本実施例では、4種類の屋根パネル、すなわち第1ない
し第4の屋根パネル15.16,17.18が配設、固
定されて、屋根の1つの傾斜面K。
を覆う屋根部Y、が形成されている。
第1の屋根パネル15は、屋根の頂点から傾斜面に、に
沿って、その下端部を登り梁lの上半部板状体1aの上
端に載せるようにして配設された2等辺3角形状のパネ
ルである。第2の屋根パネル16は、第1の屋根パネル
I5の下部に位置し、かつ登り梁lの上半部板状体1a
および隣接する登り粱2の下半部板状体2bをそれぞれ
1辺とするようにして、屋根の傾斜面に、に沿って前記
第1の屋根パネル15と面一に配設された4角形状のパ
ネルである。また第3の屋根パネル17は、該第2の屋
根パネル16の1側部に位置しかつ該登り梁4の下半部
板状体4bおよび棟部S4をそれぞれ1辺とするように
して該第2の屋根パネル16と面一に配設された直角3
角形状のパネルである。また第4の屋根パネル18は、
前記第2の屋根パネル16の他方の側部に位置しかつ第
2の屋根パネル16の側辺と棟部Slをそれぞれ1辺と
するようにして第2の屋根パネル16と面一に配設され
た直角2角形状のパネルである。
そして、前記第2、第3および第4の屋根パネル16,
17.18は、ともに、その下側の部分が、−線上に揃
いかつ前記登り梁4の下半部板状体4bの下端よりもさ
らに外側に突出して軒を形成するように配慮がなされて
いる。また、第1の屋根パネル15と第2の屋根パネル
16との接合部の下面は、前記登り粱1の上半部板状体
1aの上端面に設けられた調整桁材(図示路)を介して
この登り梁lに接合されている。また、第2ないし第4
の屋根パネル16.17.18の裏面は、壁パネルPの
上端面に設けられた桁材8を介してこの壁パネルPに接
合されている。
そして、これらの4種類の屋根パネル15,16.17
.18は、それぞれ所定の位置に配設された後、各屋根
パネル15.16.17.18の接合部において接着、
釘打ちなどの手段に、;り接合されて、傾斜面に1を覆
う略2等辺3角形状の屋根部Y1とされている。このよ
うにして、屋根の4つの傾斜面K 、、K 、、K 3
.K 、を覆う屋根部’t、、Y、。
’i3.Y4が配設、固定され、さらに各屋根部Y1゜
Y 2+Y 3.Y 4の側端部が接着、釘打ちなどの
手段により接合されて、第3図に示すような方形の屋根
が形成され、前記登り梁1.2.3.4によって組まれ
た小屋組み5によって支持、固定されている。
なお、前記第1ないし第4の屋根パネル15゜16.1
7.18は、いずれも、パネル部の周囲を形成する4本
の框材と、パネル部の長手方向に延びる複数本の根太材
によって組まれた枠体と、該枠体の上面に貼設された合
板とを主体として構成されている。該合板の上面には、
所定のルーフィング(例えばアスファルトルーフィング
)仕上げが施され、いわゆる屋根葺きがなされた状態と
なっている。
次に、このような方形屋根の形成方法について説明する
まず、現場施工のコンクリート基礎の上に床パネルを敷
き込み、その上に1階および2階の壁パネルPを組み上
げた後、該壁パネルPの上端部の所定の位置に、前記構
成の登り粱1.2.3.4を配設する。
登り粱] 、2.3.4の配設に際しては、躯体内側、
すなわち小屋裏側から作業を行い、まず、屋根の傾斜面
に1および傾斜面に、に沿う登り粱lを配設して、その
下半部板状体1bの下端部を、壁パネルPの上端面に桁
材8を介して、前記構成の受け金物7によって接合する
。次いで、傾斜面に、および傾斜面に3に沿う登り粱2
を配設して、その上半部板状体2aの上端部を前記登り
粱lの上半部板状体1aと下半部板状体1bとの接合部
の側面(内側面)に、受け金物6によって接合するとと
もに、下半部板状体2bの下端部を、前記と同様にして
、壁パネルPの上端面に同様にして接合する。このよう
にして、4つの登り粱1.2.3.4を順に所定位置に
配設しながら、各登り梁1,23.4同士を接合して、
方形に組まれた小屋組み5を形成する。
次に、このようにして組まれた小屋組み5の上に、屋根
パネルを配役、固定する。
屋根パネルとしては、前記構成の第1ないし第4の屋根
パネル+5 16.17.18を用い、まず、第1の屋
根パネル15を、屋根の頂点から登り粱1の上半部板状
体1aにかけて配設し、その下端部を、調整桁材を介し
て、登り粱1の上半部板状体1aの上に接着、釘打ちな
どによって固定する。また、第2の屋根パネル16は、
該第1の屋根パネル15に面一に連通するようにして、
第1の屋根パネル15の下方に配設し、その上端部を、
前記登り粱lの上半部板状体1aの上に同様にして固定
する。また、該第1の屋根パネル15および第2の屋根
パネル16の接合部は、接着、釘打ち等の手段によって
固定する。また、第3および第4の屋根パネル17.1
8は、それぞれ第2の屋根パネル16の両側に、該第2
の屋根パネル16と面一に連通するようにして配設し、
同様の手段により固定して、屋根部Y、を形成する。
このようにして、順に、屋根部Y 、、Y 、、Y 3
.Y4を形成し、また、各屋根部Y 、、Y 、、Y 
3.Y 、同士を、接着、釘打ち等の手段によって接合
して、屋根の四方の傾斜面K 、、K 、、K 8.K
 、を覆う方形の屋根を形成する。
そしてさらに、各屋根部Y + 、 Y t 、 Y 
s 、 Y 4の屋根パネル15.16,17.18同
士の接合部(目地部)および、各屋根部Y 、、Y t
、Y S、Y 4同士の接合部(目地部)に、止水処理
を行う。止水処理としては、該目地部を覆うようにして
ルーフィングを行う方法が採られてもよいが、予め、各
屋根パネル15.16,17.18を構成する合板の合
わせ部にホットメルト系の素材からなる目地材を設けて
おき、各屋根パネル15.16.17.18を組み付け
る際に、前記目地材を熱して、屋根パネル15.16.
17.18の組み付けと同時に目地材同士を接着する方
法が採られてもよい。特に、屋根の上でのルーフィング
作業がなくなる点から、後者の方法の方か好ましい。
このようにして形成されてなる方形屋根にあっては、前
記のように、各傾斜面K 、、K 、、K 3.K 4
上の水平位置から、棟部s 、、s 、、s 3.s 
、を挾んで隣接する傾斜面K 、、K 3.K 、、K
 、に沿って杆部へ延長した傾斜位置にかけて、それぞ
れ登り粱12.3.4か配設されるとともに、その上端
か棟部s 、、s 、、s 、、s 3において、隣接
する登り粱4,12.3の側面に接合され、かつその下
端か壁パネルPの上端に接合されたことによって、方形
に組まれた小屋組み5が形成されているので、該小屋組
み5の小屋裏には、小屋裏を通る梁や小屋が一切設けら
れておらす、完全に解放された空間か形成されている。
このため、該小屋裏空間を最大限に有効利用することが
できる。例えば、小屋裏内に大型の天井収納部等を取り
付けて収納スペースとすることしてきるし、あるいは該
小屋裏に内装処理等を施して屋根裏部屋とし、居住スペ
ースを確保することも可能である。
また、本実施例で示した方形屋根によれば、前記構成の
登り粱1.2.3.4を配設固定するだけの作業で、小
屋組み5を形成することができるので、壁パネルP上端
に梁、小屋を順に取り付けていた従来の施工法に比べて
、その作業が非常に容品となる。したがって、作業の簡
略化、省力化が図れて工期短縮が望めるうえに、熟練し
た作業員が不要となることからコストダウン等の効果を
望むこともできる。
また、請求項2に記載の方形屋根にあっては、登り粱1
,2,3.4が、傾斜面上に水平に配置された上半部板
状体1a、2a、3a、4aと、隣接する傾斜面に沿っ
て傾斜状態に配置された下半部板状体1b、2b、3b
、4bとを主体として構成されているので、屋根の傾斜
に応じ、適宜、上半部板状体la、2a、3a、4aと
下半部板状体1b、2b、3b、4bとの接合角度を変
えることによって、種々の屋根形状に対応した有効適切
な方形屋根を提供することができる利点がある。したが
って、小屋組み5を形成する登り梁1,2.3.4を、
少ない種類の部材から構成することができ、コストダウ
ンを図ることができる。
また、請求項3に記載の方形屋根によれば、登り梁1.
2.3.4の上半部板状体1 a、2 a、3 a、4
 aの上端および下半部板状体1b、2b、3b、4b
の下端か、それぞれ受け金具6.7を介して、隣接する
登り粱4゜1.2,3の側面および壁パネルPの上端に
接合されているので、これらの接合作業が非常に簡便に
なり、また、小屋組みの作業を小屋裏側から行うことが
できるようになる。このため、屋根の上部に乗って小屋
組みを行う必要のあった従来の施工法に比べて、作業の
安全性の向上を図ることができる。また、前記の接合部
位に大きな接合耐力を持たせることができて、屋根全体
の耐力の向上を図ることも可能である。
なお、本発明の方形屋根は、前記実施例に限られず、各
構成部材の形状や寸法等などの具体的構成は、適用され
る屋根の種類や設計要求などに応して、種々適宜変更可
能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では、屋根パネルとして4種類の屋
根パネル15.16.17.18を用い、これらの組み
合わせにより、屋根の傾斜面K 、、Kt 、 K 2
. K 4を覆う屋根部Y 1. Y t 、 Y a
 、 Y 4を形成した例について述べたが、これ以外
にも、屋根部Y1、Y t、Y s、Y−を、傾斜面に
、、に、、に8.に、全面を覆う2等辺3角形状の屋根
パネルによって形成した構成とすることもできるし、さ
らに、これ以外の形状、種類の屋根パネルによって屋根
部Y 、、Y1+Y s、Y 、を形成した構成とする
こともできる。
また、各屋根パネル15.16,17.18の配設順序
や配役方法等は、前記実施例に限られず、また、各屋根
パネル15,16.17.18の接合方法および各屋根
部Y 、、Y 、、Y 、、Y 、の接合方法等も、前
記実施例に限られるものではない。
また、前記実施例では、請求項2に記載したように、登
り粱lを、上半部板状体1aおよび下半部板状体1bと
からなる構成とした例を示したが、本発明はこれに限ら
れず、lっの板状体によって登り粱lを構成することも
できる。
また、前記実施例では、請求項3に記載したように、登
り梁lの上端部と隣の登り梁4との接合、および登り梁
lの下端部と壁パネルPとの接合を、それぞれ受け金物
6,7を介しての接合とした例を示したが、本発明は、
両者の強固な接合が得られる手段が採られればこれに限
られるものではなく、このような受け金物6.7が省略
されてもよいし、あるいは異なる構成の受け金物が用い
られてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の方形屋根によれば、各傾
斜面上の水平位置から、棟部を挾んで隣接する傾斜面に
沿って針部へ延長した傾斜位置にかけて、それぞれ配設
された登り梁によって、方形に組まれた小屋組みが形成
されているので、該小屋組みの小屋裏には、小屋裏を通
る粱や小屋が一切設けられておらず、完全に解放された
空間となっている。このため、該小屋裏空間を最大限に
有効利用することかでき、小屋裏内を、天井収納庫や屋
根裏部屋など、いかようにも利用することができる。
また、前記構成の登り梁を配設固定するだけの作業で、
小屋組みを形成することができるので、小屋組みの作業
が非常に容易となり、現場作業の簡略化、省力化が図れ
て工期短縮が望めるうえに、熟練した作業員が不要とな
ることからコストダウン等の効果を望むこともできる。
また、請求項2に記載の方形屋根にあっては、登り梁が
、傾斜面上に水平に配置された上半部板状体と、隣接す
る傾斜面に沿って傾斜状態に配置された下半部板状体と
を主体として構成されているので、屋根の傾斜に応じ、
適宜、上半部板状体と下半部板状体との接合角度を変え
ることによって、種々の屋根形状に対応した有効適切な
方形屋根を提供することかできる利点がある。したがっ
て、小屋組みを形成する登り粱を、少ない種類の部材か
ら構成することかでき、コストダウンを図ることができ
る。
また、請求項3に記載の方形屋根によれば、登り粱の上
半部板状体の上端および下半部板状体の下端が、それぞ
れ受け金具を介して、隣接する登り粱の側面および壁パ
ネルの上端に接合されているので、これらの接合作業が
非常に簡便になるとともに、これらの接合部位に大きな
接合耐力を持たせることができる。また、このような小
屋組みの作業を、屋根の上部に乗らなくても、小屋裏側
から行うことかできるようになって、作業の安全性が確
保される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、本発明の方形屋根を説明するた
めのもので、第1図は屋根の全体を示す斜視図、第2図
は屋根の小屋組みを示す平面図、第3図はこの方形屋根
の平面図、第4図および第5図は小屋組みを形成する登
り梁を示すそれぞれ側面図および分解斜視図、第6図は
登り梁と壁パネルとの接合構造を示す斜視図である。 K 、、K 、、K 3.K 、・・ 傾斜面、S 、
、S 2.S 、、S 、   棟部、Ia、2a、3
a、4a・・−上半部板状体、Ib、2b、3b、4b
  ・・−下半部板状体、1c、2c、3c、4cm−
当て板、 ld、2d、3d、4d   受け板、6.7 ・受け
金具、 !5.+6.17 18・ 屋根パネル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)屋根の頂点から四方の軒部に向けて、屋根の傾斜
    面の相会する位置に通された4つの棟部を備えてなる方
    形屋根であって、 各傾斜面上の水平位置から、棟部を挾んで隣接する傾斜
    面に沿って軒部へ延長した傾斜位置にかけて、それぞれ
    登り梁を配設し、 該登り梁の上端を、棟部において、隣接する登り梁の側
    面に接合するとともに、該登り梁の下端を、壁パネルの
    上端に接合したことによって、屋根の小屋組みを形成し
    、 また、該小屋組みの上に、各傾斜面に沿う屋根パネルを
    配設して屋根部を形成し、これを前記登り梁によって支
    持するようにしたことを特徴とする方形屋根。
  2. (2)屋根の小屋組みを形成する登り粱を、傾斜面上に
    水平に配置された上半部板状体と、隣接する傾斜面に沿
    って傾斜状態に配置された下半部板状体とを主体として
    構成し、該上半部板状体および下半部板状体とを、これ
    らの側面に配置された当て板によって連結結合したこと
    を特徴とする請求項1記載の方形屋根。
  3. (3)屋根の小屋組みを形成する登り粱の上半部板状体
    の上端および下半部板状体の下端を、それぞれ受け金具
    を介して、隣接する登り梁の側面および壁パネルの上端
    に接合したことを特徴とする請求項1記載の方形屋根。
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