JP2506439B2 - 組立式寄棟屋根 - Google Patents

組立式寄棟屋根

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JP2506439B2
JP2506439B2 JP1102382A JP10238289A JP2506439B2 JP 2506439 B2 JP2506439 B2 JP 2506439B2 JP 1102382 A JP1102382 A JP 1102382A JP 10238289 A JP10238289 A JP 10238289A JP 2506439 B2 JP2506439 B2 JP 2506439B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、屋根パネルとこの屋根パネルを支持する小
屋架構とを一体化した種類の異なる複数の箱形の屋根ユ
ニットを接着ボルト締めすることによって構成される組
立式寄棟屋根に関するものである。
「従来の技術」 一戸建てプレハブ住宅等においては、既に画一的で規
格化された住宅に代わって、たとえば「フリースタイ
ル」等と呼ばれる企画型のプレハブ住宅が供給され、そ
れに伴って外装および内装デザイン等も多様なニーズに
合わせて様々なバリエーションのものが開発されてお
り、特に、屋根形状は、住宅のスタイルを決定づける上
で重要な要素であるため、現在では、陸屋根、切妻屋根
はもちろん、入母屋屋根、寄棟屋根、方形屋根等様々な
種類のものが提供されている。
ところで、このような企画型住宅は、住宅の個別性を
強く図ることができる反面、現場施工への依存度の増大
と部品種類の増大によって、工期やコスト等の面でデメ
リットを伴うといった難点があり、中でも、屋根は、
床、壁等とは違い、トラスを使用するものにしろ、パネ
ルを用いるものにしろ、束・垂木といった線材によるも
のにしろ、現場での小屋組に手間がかかり、特に、寄棟
の屋根では、屋根形状に対応した何種類もの部品構成を
考え、種々の部品種類を用意しなければならないといっ
た問題点があった。
第19図ないし第22図は、このような一戸建てプレハブ
住宅の一施工例を示すもので、この従来例では、第19図
に示すように、現場施工のコンクリート基礎1の上にユ
ニット化した床パネル2を敷き込み、その上に第20図お
よび第21図などに示すように1階および2階の壁パネル
3を組み上げ、さらに、軸組、木組等をして、第22図に
示すように屋根パネル4を組み立てて、建築物を構築す
るといった工程がとられる。
なお、前記各パネル(床パネル2,壁パネル3等)は、
接着材とスクリュー釘等により一体化され、また床パネ
ル2は、基礎(図示例では布基礎)1の上面に調整した
調整モルタルの上に台輪を介して敷き込められるととも
に、1階部分の壁パネル3は、コンクリート基礎の上面
より突出するアンカーボルトへ壁パネルの下端の穴を落
とし込んでボルト締めにより、基礎と一体化されるよう
になっている。
一方、屋根の組立は、基本的には、どの種類の屋根も
同様に、梁、小屋、屋根と高所にて順番に組み立てを行
っており、例えば、第21図および第22図などに示すよう
な切妻屋根であると、2階壁パネル3の上に梁材5等を
架け渡すなどして小屋組をした後、この上に屋根パネル
4を敷設してこの屋根パネル4を小屋組と一体化する手
段が取られる。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は前記した従来技術における次のような課題を
解決せんとするものである。
第1に、従来の屋根の組み立ては、梁、小屋、屋根パ
ネルを順番に構築していく手順が取られているため、現
場での作業性が悪く、特に寄棟屋根のような形状のもの
では陸屋根よりも多くの手間がかかり、また熟練した作
業者が必要になるなどコスト的にも高いものになるなど
の問題点があることである。
第2に、屋根の組み立て作業は、当然のことながら、
建物の高所での作業となるため、その危険性が高く、ま
た、組み立てに時間がかかるため、建物を組立中に雨に
さらす結果となり、安定した品質の確保を図るのが難し
いといった問題点があることである。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
その目的とするところは、熟練した作業者を必要とする
ことなく建物の高所での屋根の構築作業を安全かつ効率
良く進めることができ、また、工期短縮と品質を安定さ
せることのできる組立式寄棟屋根を提供することにあ
る。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために本発明は、前後左右の四
方に下り勾配の屋根面をもちかつ屋根面と屋根面との合
わせ部が隅棟となった寄棟構造の屋根を、それぞれが平
面視方形に形成された屋根パネルとこの屋根パネルを支
持する小屋架構とからなる種類の異なる複数の箱形の屋
根ユニットによって構成した組立式寄棟屋根であって、
前記屋根ユニットを、屋根の四隅を構成し、平面視方形
の一方の対角線が隅棟の一部を形成する4個一組みの隅
棟屋根ユニットと、屋根の頂上に水平に走る大棟部を境
として左右に分割されかつ大棟部左右の屋根面の一部を
構成する少なくとも2個一組みの第1主屋根ユニット
と、大棟部前後の屋根面の一部を構成しかつ隅棟屋根ユ
ニットの間に連結される2個一組みの第2主屋根ユニッ
トと、前記隅棟屋根ユニットと第1主屋根ユニットとの
間に配置されてその屋根面に隅棟の一部が形成された4
個一組みの第3主屋根ユニットとから構成し、しかも、
これら各屋根ユニットを、屋根ユニットの合わせ面に塗
布された接着材と小屋架構を貫通するボルトによって一
体化したことを特徴とするものである。
「作用」 本発明にかかる組立式寄棟屋根においては、屋根全体
が屋根パネルと小屋架構とが一体となった複数種類の屋
根ユニット(4個一組みの隅棟屋根ユニット、少なくと
も2個一組みの第1主屋根ユニット、2個一組みの第2
主屋根ユニット、4個一組みの第3主屋根ユニット等)
によってユニット化されているので、現場での作業は、
屋根ユニット相互の連結並びに屋根ユニットと外壁との
連結によって行なわれ、しかも屋根ユニットどうしの連
結は、屋根ユニットの合わせ面を相互に接着ボルト締め
することにより、容易に行なわれるので、現場工数、工
期ともに少なくてすみ、また、前記屋根ユニットどうし
の連結操作を屋根の上に乗って行わずにすむため、その
安全性を向上させることができる。
しかも、屋根ユニットどうしを接着ボルト締めする
と、これら各屋根ユニットが相互に一体化して屋根全体
の強度が向上し、その耐久性も向上することになる。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図はそれぞれ本発明にかかる組立式
寄棟屋根を組み立てた状態を示す斜視図および平面図、
第3図はこの組立式寄棟屋根の概略を示す分解斜視図で
あり、この屋根Yは、第1図に示すように、前後左右の
四方に下り勾配の屋根面Y1,Y2,Y3,Y4をもちかつ左右の
屋根面Y3,Y4と前後の屋根面Y1,Y2との合わせ部が隅棟S
となった寄棟構造のもので、第2図および第3図などに
示すように、それぞれが平面視方形に形成された屋根パ
ネルとこの屋根パネルを支持する小屋架構とからなる種
類の異なる複数の箱形の屋根ユニット10,20,30,40を組
み合わせ、接着ボルト締めすることによって一体に構成
されるものである。
まず、屋根ユニット10は隅棟屋根ユニットとなるもの
で、4個一組みとして屋根の四隅を形成するように配置
され、基本的には各屋根ユニット10ともに平面視方形の
一方の対角線が隅棟Sの一部を形成する屋根パネル11
と、この屋根パネル11を支持する小屋架構12とを主体と
して構成されている。
そして、前記屋根パネル11は、第4図および第5図に
その詳細を示すように、屋根面Y1(Y2)を形成する3角
形状をした第1のパネル部11aと、屋根面Y3(Y4)を形
成する3角形状をした第2のパネル部11bと、これら2
つのパネル部11a,11bを結合する隅棟結合材11cとを主体
として構成されており、実施例では、その下側部分が小
屋架構12よりもさらに外側に突出して軒を形成するよう
になっている。
なお、前記各パネル部11a,11bは、それぞれ3つの框
材11dによって3角枠状に組まれ、その内部に根太材11e
が架け渡されており、また、これら框材11dおよび根太
材11eによって組まれた枠体の上面に合板11fが張設され
てなり、さらに、軒先に位置する框材11dの前面に頭つ
なぎ材11gが取り付けられるとともに、前記合板11fの上
面には、所定のルーフィング(たとえばアスファルトル
ーフィング)仕上がなされ、いわゆる屋根葺きがなされ
た状態となっている。
一方、この屋根パネル11を支持する小屋架構12につい
て説明すると、この小屋架構12は、他の屋根ユニットと
の合わせ面を構成する2個一組み3角型パネル13と、こ
れら3角型パネル13の先端に外壁に沿って架け渡された
桁材14とを主体として構成されている。
また、前記3角型パネル13は、屋根の傾斜に沿って設
けられる上弦材13aと、天井面に平行に延びる下弦材13b
と、これらを結合する大小一組みの束材13cと、3角型
パネル13の内面側に張られる合板13dとによって形成さ
れ、かつ、上弦材13aおよび下弦材13bのそれぞれには締
結ボルトの挿通孔13eが設けられている。なお、3角型
パネル13と桁材14との間には図示せぬコーナー金物によ
って補強がなされ、小屋架構12全体の剛性が確保されて
いることは勿論である。
次ぎに、屋根ユニット20の構成について説明すると、
この屋根ユニット20は、大棟部左右の屋根面Y3,Y4の一
部を構成する第1主屋根ユニットとなるもので、屋根Y
の頂上に水平に走る大棟部Mを境として左右にそれぞれ
配置されるようになっており、基本的には、左右の屋根
ユニット20ともに、屋根面Y3,Y4の一部となる屋根パネ
ル21と、この屋根パネル21を支持する小屋架構22とを主
体として構成されている。
前記屋根パネル21は、屋根面Y3(Y4)を形成するパネ
ル構造とされ、図示例では、その下側部分が小屋架構22
よりもさらに外側に突出して軒を形成するように構成さ
れており、具体的には、第6図ないし第8図にその詳細
を示すように、屋根パネル21の周囲を形成する4本の框
材21aと、屋根パネル21の長手方向に延びる複数本の根
太材21bと、これらによって組まれた枠体の上面に張設
された合板21cとを主体として構成され、かつ、この屋
根パネル21の長手方向の両側にはそれぞれ大棟結合材21
dと頭つなぎ材21eが一体に取り付けられている。
なお、前記合板21cの上面には、所定のルーフィング
(たとえばアスファルトルーフィング)仕上がなされ、
いわゆる屋根葺きがなされた状態となっていることは言
うまでもない。
一方、この屋根パネル21を支持する小屋架構22は、第
6図などに示すように、左右に配置される屋根ユニット
との合わせ面を構成するようにして対向配置される2個
一組みの3角型パネル23と、これら3角型パネル23の鋭
角な頂点の間に架け渡された桁材24と、この桁材24とは
他側に設けられて第1主屋根ユニット20の他方の屋根ユ
ニットとの合わせ面を形成する矩形型パネル25と、この
矩形型パネル25と桁材24との間に平行に配置された仕切
パネル26とを主体として構成されており、また前記3角
型パネル23と桁材24ならびに矩形型パネル26とはコーナ
ー金物27を介して強固に結合されている。
また、前記3角型パネル23は、屋根の傾斜に沿って設
けられる上弦材23aと、天井面と平行に延びる下弦材23b
と、これらを結合する複数の束材23cと、3角型パネル2
3の内面側に張られる合板23dとによって形成され、か
つ、上弦材23a、下弦材23bおよび束材23cのそれぞれに
は締結ボルトの挿通孔23eが設けられている。なお、図
示例では、束材23cの間に下弦材23bと平行に延びる補強
材23fが設けられ、3角型パネル23全体の剛性が高めら
れるように配慮されている。
一方、前記桁材24は、第6図などに示すように、その
上面が屋根の傾斜に合わせた傾斜面24aとなっており、
また、桁材24の両端には、3角型パネル23の先端を嵌合
する切欠部24bがそれぞれ設けられている。
前記矩形型パネル25も基本的には、3角型パネル23と
同様の構成であるが、この場合には、形状が矩形である
ため、上弦材25aおよび下弦材25bはともに平行に配置さ
れるとともに、束材25cはパネル25の両端並びに中央に
それぞれ架け渡されており、またこれらによって組まれ
た枠体の内面に合板25dが張られるとともに、図示例で
は、隣接する束材25cの間に上弦材25aなどと平行に延び
る補強材25eが設けられ、矩形型パネル25全体の強度を
増すように配慮されている。なお、この矩形型パネル25
の上弦材25a,下弦材25bおよび矩形型パネル25の中央に
位置する束材25cにはその表裏に貫通する挿通孔25fが設
けられ、屋根ユニット20どうしを連結する締結ボルトが
挿入されるように構成されている。
ところで、前記3角型パネル23と矩形型パネル25とに
よって囲まれる内側空間に配設される仕切パネル26は、
上下左右の周囲を構成する框材26a,26bと、上下の框材2
6a,26bの間に等間隔に架け渡された補強材26cと、仕切
パネル26の表裏を覆う合板26dとを主体として構成され
ており、3角型パネル23の間に架け渡されて屋根ユニッ
ト20全体の剛性を確保するようになっている。なお、仕
切パネル26の上面には屋根パネル21を載せる結合桁26e
が一体に設けられており、屋根パネル21との取り合いが
円滑に行くように配慮されている(第8図(イ)および
(ロ)参照)。
次ぎに、この組立式寄棟屋根Yの前後の屋根面Y1,Y2
の一部を形成する2個一組みの第2主屋根ユニット30に
ついて説明する。この第2主屋根ユニット30も基本的に
は、第1主屋根ユニット20と同様に、屋根面Y1,Y2の一
部となる屋根パネル31と、この屋根パネル31を支持する
小屋架構32とを主体として構成されたもので、隅棟屋根
ユニット10の間に配置されてこれらと一体に連結される
ようになっている。
屋根面となる屋根パネル31はその下側部分が小屋架構
32よりもさらに外側に突出して軒を形成するようになっ
ており、具体的には、第9図などにその詳細を示すよう
に、屋根パネル31の周囲を形成する4本の框材31aと、
上下の框材31aの間に架け渡された複数本の根太材31b
と、これらによって組まれた枠体の上面に張設された合
板31cとを主体として構成されている。
なお、上下の框材31aの外面にはそれぞれ結合材31dと
頭つなぎ材31eとが一体に取り付けられるとともに、前
記合板31dの上面には、所定のルーフィング(たとえば
アスファルトルーフィング)仕上がなされ、いわゆる屋
根葺きがなされた状態となっていることは他の屋根ユニ
ットと同様である。
一方、この屋根パネル31を支持する小屋架構32は、左
右に配置される屋根ユニットとの合わせ面を構成するよ
うにして対向配置される2個一組みの3角型パネル33
と、これら3角型パネル33の鋭角な頂点の間に架け渡さ
れた桁材34と、この桁材34とは他側に設けられて後述の
第3主屋根ユニット40との合わせ面を形成する矩形型パ
ネル35と、この矩形型パネル35と桁材34との間に平行に
配置された仕切パネル36とを主体として構成されてお
り、また、この小屋架構32もコーナー金物によって3角
型パネル33、桁材34および矩形型パネル35とが一体に固
定されている点は他の屋根ユニットの小屋架構と同様で
ある。
前記3角型パネル33は、屋根の傾斜に沿って設けられ
る上弦材33aと、天井面と平行に延びる下弦材33bと、こ
れらを結合する複数の束材33cと、3角型パネル33の内
面側に張られる合板33dとによって形成され、かつ、上
弦材33aおよび下弦材33bのそれぞれには締結ボルトの挿
通孔33eが設けられている。
また、桁材34は、第6図などに示すように、その上面
が屋根の傾斜に合わせた傾斜面34aとなっており、この
桁材34の両端に形成された切欠部34bにそれぞれ3角型
パネル33の先端が一体に取り付けられるようになってい
る。
矩形型パネル35は、上下に平行に延びる上弦材35aお
よび下弦材35bと、これら上弦材35aと下弦材35bとの間
に平行に配置される複数の束材35cとを主体として構成
されており、また、これらによって組まれた枠体の内面
には合板35dが張られている。一方、この矩形型パネル3
5を構成する上弦材35aの上面には、屋根パネル31を載せ
る結合桁35eが設けられており、屋根パネル31との取り
合いが円滑に行くように配慮されている。なお、前記上
弦材35aおよび下弦材35bにはそれぞれ締結ボルトの挿通
孔35fが形成されている。
一方、前記3角型パネル33と矩形型パネル35とによっ
て囲まれる内側空間に配設される仕切パネル36は、上下
左右の周囲を構成する框材36a,36bと、上下の框材36a,3
6bの間に等間隔に架け渡された補強材36cと、仕切パネ
ル36の表裏を覆う合板36dとを主体として構成されてお
り、また上部の框材36aの上面には屋根パネル31を載せ
る結合桁36eが取り付けられて、屋根パネル31との取り
合いが円滑にいくように配慮されている。
さて、前記隅棟屋根ユニット10と第1、第2主屋根ユ
ニット20,30との間に配置される4個一組みの第3主屋
根ユニット40は、その屋根面に、隅棟屋根ユニット10に
一部が形成された隅棟Sの残部が形成されて箱形に構成
されており、基本的には、各屋根ユニット40はともに、
隅棟Sの一部が形成された屋根パネル41と、この屋根パ
ネル41を支持する小屋架構42とを主体として構成されて
いる。
前記屋根パネル41は、第11図および第12図にその詳細
を示すように、屋根面Y3(Y4)の一部を形成する5角形
状をした第1のパネル部41aと、屋根面Y1(Y2)の一部
を形成する3角形状をした第2のパネル部41bと、これ
ら2つのパネル部41a,41bを結合する隅棟結合材41cとを
主体として構成されており、実施例では、第1のパネル
部41aの下側部分が小屋架構42よりもさらに外側に突出
して軒を形成するようになっている。
なお、前記第1のパネル部41aは、屋根面Y3(Y4)の
一部を形成するパネル構造とされ、具体的には、第11図
などにその詳細を示すように、パネル部41aの周囲を形
成する5本の框材41dと、パネル部41aの長手方向に延び
る複数本の根太材41eと、これらによって組まれた枠体
の上面に張設された合板41fとを主体として構成されて
いる。また、前記パネル部41aの長手方向両側に位置す
る框材41dにはそれぞれ大棟結合材41gと頭つなぎ材41h
が一体に取り付けられるとともに、前記合板41fの上面
には、所定のルーフィング(たとえばアスファルトルー
フィング)仕上がなされ、いわゆる屋根葺きがなされた
状態となっている。
一方、3角形状をした第2のパネル部41bは、それぞ
れ3つの框材41iによって3角枠状に組まれ、その内部
に根太材41jが架け渡されており、また、これら框材41i
および根太材41jによって組まれた枠体の上面に3角形
状をした合板41kが張設された構造となっている。な
お、合板41kの上面には、所定のルーフィング(たとえ
ばアスファルトルーフィング)仕上がなされ、いわゆる
屋根葺きがなされた状態となっており、また、隅棟屋根
ユニット10との合わせ部を形成する框材41iには、結合
桁41lが一体に取り付けられている。
ところで、この屋根パネル41を支持する小屋架構42
は、左右に対向配置される3角型パネル43および台形型
パネル44と、これら2つのパネル43,44の両端間にそれ
ぞれ取り付けられてこれら2つのパネル43,44を一体化
する台形型パネル45および桁材46と、この台形型パネル
45と桁材46との間にこれらと平行に配置された仕切パネ
ル47とを主体として構成されており、また、前記3角型
パネル43,台形型パネル44,45および桁材46はともにコー
ナー金物によってそれらの結合部の補強がなされている
点は前述した他の屋根ユニットと同様である。
前記3角型パネル43は、屋根の傾斜に沿って設けられ
る上弦材43aと、天井面と平行に延びる下弦材43bと、こ
れらを結合する複数の束材43cと、3角パネル43の内面
側に張られる合板43dとによって形成され、かつ、上弦
材43aおよび下弦材43bのそれぞれには締結ボルトの挿通
孔43eが設けられている。なお、図示例では、束材43cの
間に補強材43fが設けられて3角型パネル43全体の剛性
を高めるように配慮されている。
一方、この3角型パネル43に対向する台形型パネル44
は、上下に平行に延びる上弦材44aおよび下弦材44bと、
屋根の傾斜に沿って延在しかつ前記上弦材44aおよび下
弦材44bを連結する連結材44cと、上弦材44a,連結材44c
および下弦材44bの間に垂直に延びる束材44dとによって
枠状に組まれ、この枠体の内面に合板44eが張設された
構造となっており、また、上弦材44a,下弦材44bおよび
連結材44cの所定位置にはそれぞれ締結ボルトの挿通孔4
4fが形成されている。
一方、この台形型パネル44とは別の台形型パネル45
も、その基本的な構成は、前述した台形型パネル44とほ
ぼ同様に、上下に平行に延びる上弦材45aおよび下弦材4
5bと、屋根の傾斜に沿って延在しかつ前記上弦材45aお
よび下弦材45bを連結する連結材45cと、上弦材45a,連結
材45cおよび下弦材45bの間に垂直に延びる束材45dとに
よって枠状に組まれ、この枠体の内面に合板45eが張設
された構造となっている。
なお、この台形型パネル45では、前記合板45dの裏面
に、上弦材45aと平行に延びる補強材45fが設けられてパ
ネル45の剛性が向上するように配慮されるとともに、上
弦材45a,下弦材45b連結材45cおよび束材45dのそれぞれ
の所定位置には締結ボルトの挿通孔45gが形成されてい
る。
また、桁材46は、その上面が屋根の傾斜に合わせた傾
斜面46aとなっており、この桁材46の両端に形成された
切欠部46bに、それぞれ3角型パネル43と台形型パネル4
4の先端が一体に取り付けられるようになっている。
ところで、前記3角型パネル43と台形型パネル44とに
よって囲まれる内側空間に配設される仕切パネル47は、
上下左右の周囲を構成する框材47a,47bと、上下の框材4
7a,47bの間に等間隔に架け渡された補強材47cと、仕切
パネル47の表裏を覆う合板47dとを主体として構成され
ており、3角型パネル43と台形型パネル44との間に架け
渡されて屋根ユニット40全体の剛性を確保するようにな
っている。
なお、この仕切パネル47の上面には屋根パネル41を載
せる結合桁47eが一体に設けられており、屋根パネル41
との取り合いが円滑に行くように配慮されている。
ところで、以上のように構成された各屋根ユニット1
0,20,30,40どうしの連結手段としては、予め第1主屋根
ユニット20の合わせ面を形成する矩形型パネル25の表面
に接着材を塗布し、この接着材によって第1主屋根ユニ
ット20どうしを強固に結合する一方、第13図および第14
図などに示すように、矩形型パネル25の挿通孔25fに締
結ボルト60を通してこの締結ボルト60をナット61によっ
て螺合し、第1主屋根ユニット20どうしを固定する方法
が適用され、また、屋根ユニット10,20,30,40どうしの
目地部の止水処理としては、屋根ユニット10,20,30,40
の組立後、目地部を覆うようにしてルーフィングを行っ
ても良いが、たとえば、第15図に示すように、予め各屋
根ユニットを構成する屋根パネル(図示例では屋根パネ
ル21)の合板21cの合わせ部にホットメルト系の素材か
らなる目地材50を設けておき、屋根ユニットを組み立て
る際に、前記目地材50を熱し、屋根ユニットの組み立て
と同時に目地材50どうしを接着するようにして目地部の
止水処理を施すようにした方が、屋根上でのルーフィン
グ作業がなくなるので好ましい。
また、各屋根ユニット10,20,30,40と壁パネル3との
取付手段としては、たとえば第16図ないし第18図などに
示す手段が適用される。すなわち、屋根ユニット20の桁
材24と壁パネル3とは、これらの間に跨がる大きさの平
板金物70を建築物の内側より配置して、この平板金物70
を釘止めもしくはねじ止め等の手段(図示例ではスクリ
ュー釘71による手段)により桁材24および壁パネル3に
固定することにより行い、また、各屋根ユニットどうし
の結合部分においてはL字状のL型金物72で受け、この
L型金物72を介して各屋根ユニットを壁パネル3に固定
することにより行う。
なお、前述した各構成部材の諸形状や寸法等は一例で
あって、適用する建築物の種類や設計要求等に基づき種
々変更可能であり、特に、屋根ユニットを構成するパネ
ルの合板には通気合板等を用いるのが好ましく、また、
パネルを構成する上弦材、下弦材、束材等の各木材の厚
みは、屋根ユニットの接合によりその厚みを増すことを
配慮した上で設定されるものである。
次いで、以上のように構成された本実施例の作用を説
明する。
第1図および第2図などに示すように、この組立式寄
棟屋根を組み立てた状態とするには、まず、工場等にお
いて、各屋根ユニット10,20,30,40を組み立てておき、
これらをトラック等によって現場まで運搬する。次い
で、基礎および1階壁パネル3までの組み立てが終わっ
たあとの建築物の上部に、第1主屋根ユニット20を架け
渡してこれらを一体に結合する。
この結合操作は、予め第1主屋根ユニット20の合わせ
面を形成する矩形型パネル25の表面に接着材を塗布し、
この接着材によって第1主屋根ユニット20どうしを強固
に結合する一方、矩形型パネル25の挿通孔25fに締結ボ
ルト60を通してこの締結ボルト60をナット61によって螺
合し、第1主屋根ユニット20どうしを固定することによ
り行う。
また、この際に、屋根パネル21の合板21cの合わせ面
に、ホットメルト系の素材からなる目地材50を取り付け
ておき、第1主屋根ユニット20どうしを組み付けた際
に、目地材50どうしを接着し、第1主屋根ユニット20ど
うしの止水を完壁なものとする。
なお、第1主屋根ユニット20と壁パネル3との結合
は、第16図ないし第18図などに示すように、屋根ユニッ
ト20の桁材24と壁パネル3との間に跨がる大きさの平板
金物70を建築物の内側より取り付けて、この平板金物70
を釘止めもしくはねじ止め等の手段により桁材24および
壁パネル3に固定することにより行い、また、各屋根ユ
ニットどうしの結合部分においてはL字状のL型金物72
で受け、このL型金物72を介して各屋根ユニットを壁パ
ネル3に固定することにより行う。
次ぎに、このようにして組み立てた第1主屋根ユニッ
ト20を基準にしてその両側に第3主屋根ユニット40を第
1主屋根ユニット20を組み立てた手順と同様の手順によ
って組み付けるとともに、第1主屋根ユニット20と第3
主屋根ユニット40とは、第13図および第14図などに示す
ように、締結ボルト60とナット61との締結およびこれら
の合わせ面に塗布した接着材によって一体化する。
なお、第3主屋根ユニット40と壁パネル3との連結
は、前記第1主屋根ユニット20などと同様に、平板金物
70とL型金物72を介して固定し、また各主屋根ユニット
20,40の目地部の止水はホットメルト系の目地材50によ
って処理を行う。
第1、第3主屋根ユニット20,40の組み立てが終了し
たならば、次ぎに、前後の屋根面Y1,Y2を形成する第2
主屋根ユニット30を、第3主屋根ユニット40と壁パネル
3との間に架け渡し、他の主屋根ユニット20,40と同様
の手段によって第3主屋根ユニット40および壁パネル3
に一体に固定するとともに止水処理を施す。
そして、最後に4個一組みの隅棟屋根ユニット10を屋
根の四隅に配置し、これを第2、第3主屋根ユニット3
0,40に一体に接着ボルト締めし、壁パネル3に平板金物
70、L型金物72を介して固定する。なお、この隅棟屋根
ユニット10にあっても、前述した他の屋根ユニットと同
様の手段によって目地処理することは言うまでもない。
この組み立ては、各種屋根ユニット10,20,30,40をそ
れぞれ工場生産し、これらを現場に運搬して、屋根ユニ
ット相互を接着ボルト締めする一方、屋根ユニットと外
壁とを平板金物70およびL型金物72を介して固定するこ
とにより行うことができ、また、屋根ユニットはそれぞ
れの配置位置に対応して小屋組と屋根パネルとが一体化
されているために現場での特別な技術を必要とすること
がなく、熟練作業者を必要とせず、コスト低下を図るこ
とができる。
しかも、実施例では、ユニット化されたものどうしを
接着ボルト締めすることにより寄棟構造の屋根を組み立
てることができる上に、目地材50によって屋根上の目地
処理を完壁に行うことができるので、現場工数、工期と
もに少なくてすみ、また、前記屋根ユニットどうしの連
結操作を屋根の上に乗って行わずにすむため、その安全
性を向上させることができるといった長所がある。
さらに実施例では、各屋根ユニット10,20,30,40どう
しを接着ボルト締めすると、これら各屋根ユニット10,2
0,30,40が相互に一体化して屋根全体の強度が向上する
ので、その耐久性も向上するといった利点もある。
「発明の効果」 以上説明したように本発明は、前後左右の四方に下り
勾配の屋根面をもちかつ屋根面と屋根面との合わせ部が
隅棟となった寄棟構造の屋根を、それぞれが平面視方形
に形成された屋根パネルとこの屋根パネルを支持する小
屋架構とからなる種類の異なる複数の箱形の屋根ユニッ
トによって構成した組立式寄棟屋根であって、前記屋根
ユニットを、屋根の四隅を構成し、平面視方形の一方の
対角線が隅棟の一部を形成する4個一組みの隅棟屋根ユ
ニットと、屋根の頂上に水平に走る大棟部を境として左
右に分割されかつ大棟部左右の屋根面の一部を構成する
少なくとも2個一組みの第1主屋根ユニットと、大棟部
前後の屋根面の一部を構成しかつ隅棟屋根ユニットの間
に連結される2個一組みの第2主屋根ユニットと、前記
隅棟屋根ユニットと第1主屋根ユニットとの間に配置さ
れてその屋根面に隅棟の一部が形成された4個一組みの
第3主屋根ユニットとから構成し、しかも、これら各屋
根ユニットを、屋根ユニットの合わせ面に塗布された接
着材と小屋架構を貫通するボルトによって一体化したこ
とを特徴とするものであるから、次のような優れた効果
を奏するものである。
(a) 本発明にかかる組立式寄棟屋根においては、屋
根全体が屋根パネルと小屋架構とが一体となった複数種
類の屋根ユニット(4個一組みの隅棟屋根ユニット、少
なくとも2個一組みの第1主屋根ユニット、2個一組み
の第2主屋根ユニット、4個一組みの第3主屋根ユニッ
ト等)によってユニット化されているので、それぞれの
屋根ユニットの屋根面の構成が単純化され、従って小屋
架構も簡単になり、製造工場における量産化が可能にな
るとともに、剛性も高く、また建築現場では、家屋本体
の間取りなどと無関係に寄棟屋根を架設することができ
るので、建物設計の自由度が高く、更に架設作業は、屋
根ユニット相互の連結並びに屋根ユニットと外壁との連
結によって行なわれ、しかも屋根ユニットどうしの連結
は、屋根ユニットの合わせ面を相互に接着ボルト締めす
ることにより、容易に行なわれるので、現場工数、工期
ともに少なくてすみ、また、前記屋根ユニットどうしの
連結操作を屋根の上に乗って行わずにすむため、その安
全性を向上させることができる。
(b) また屋根ユニットどうしを接着ボルト締めする
と、これら各屋根ユニットが相互に一体化して屋根全体
の強度が向上し、さらに、屋根ユニットが小屋組と屋根
パネルとによってユニット化されているため、熟練作業
者を必要とすることがなく、その作業性を向上させるこ
とができ、その品質の安定を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第18図は本発明にかかる組立式寄棟屋根の
一実施例を示すもので、第1図は組立式寄棟屋根を組み
立てた状態を示す概略斜視図、第2図はその平面図、第
3図は組立式寄棟屋根の分解斜視図、第4図および第5
図は隅棟屋根ユニットの構造を説明するために示したも
ので、第4図は隅棟屋根ユニットの分解斜視図、第5図
はそれを組み立てた状態を示す斜視図、第6図ないし第
8図はそれぞれ第1主屋根ユニットの構造を説明するた
めに示したもので、第6図は第1主屋根ユニットの分解
斜視図、第7図はそれを組み立てた状態を示す斜視図、
第8図(イ)および(ロ)はそれぞれ仕切パネルの構造
を示す正面図および側面図、第9図および第10図は第2
主屋根ユニットの構造を説明するために示したもので、
第9図は第2主屋根ユニットの分解斜視図、第10図はそ
れを組み立てた状態を示す斜視図、第11図および第12図
は第3主屋根ユニットの構造を説明するために示したも
ので、第11図は第3主屋根ユニットの分解斜視図、第12
図はそれを組み立てた状態を示す斜視図、第13図および
第14図はそれぞれ屋根ユニットの連結構造を説明するた
めに示したもので、第13図は断面図、第14図は一部を切
欠した斜視図、第15図は屋根ユニットどうしの止水構造
を示す断面図、第16図ないし第18図はそれぞれ屋根ユニ
ットと壁パネルとの取付構造を説明するために示したも
ので、第16図はその概略斜視図、第17図および第18図は
それぞれ断面図、第19図ないし第22図は従来技術を説明
するために示したもので、それぞれ建築物の施工手順を
示す斜視図である。 Y……屋根、Y1,Y2,Y3,Y4……屋根面、 S……隅棟部、M……大棟部、 10……隅棟屋根ユニット、 11……屋根パネル、 11a……第1のパネル部、 11b……第2のパネル部、 11c……隅棟結合材、11d……框材、 11e……根太材、11f……合板、 11g……頭つなぎ材、 12……小屋架構、13……3角型パネル、 13a……上弦材、13b……下弦材、 13c……束材、13d……合板、14……桁材、 20……第1主屋根ユニット、 21……屋根パネル、21a……框材、 21b……根太材、21c……合板、 21d……大棟結合材、21e……頭つなぎ材、 22……小屋架構、23……3角型パネル、 23a……上弦材、23b……下弦材、 23c……束材、23d……合板、 23e……挿通孔、24……桁材、 24a……傾斜面、24b……切欠部、 25……矩形型パネル、25a……上弦材、 25b……下弦材、25c……束材、 25d……合板、25e……補強材、 25f……挿通孔、26……仕切パネル、 26a,26b……框材、26c……補強材、 26d……合板、26e……結合桁、 30……第2主屋根ユニット、 31……屋根パネル、31a……框材、 31b……根太材、31c……合板、 31d……結合材、31e……頭つなぎ材、 32……小屋架構、33……3角型パネル、 33a……上弦材、33b……下弦材、 33c……束材、34……桁材、 34a……傾斜面、35……矩形型パネル、 35a……上弦材、35b……下弦材、 35c……束材、35d……合板、 35e……補強材、35f……挿通孔、 36……仕切パネル、36a,36b……框材、 36c……補強材、36d……合板、 40……第3主屋根ユニット、 41……屋根パネル、 41a……第1のパネル部、 41b……第2のパネル部、 41c……隅棟結合材、41d……框材、 41e……根太材、41f……合板、 41g……大棟結合材、41h……頭つなぎ材、 41i……框材、41j……根太材、 41k……合板、41l……結合桁、 42……小屋架構、43……3角型パネル、 43a……上弦材、43b……下弦材、 43c……束材、43d……合板、 43e……挿通孔、 44……台形型パネル、44a……上弦材、 44b……下弦材、44c……連結材、 44d……束材、44e……合板、 44f……挿通孔、45……台形型パネル、 45a……上弦材、45b……下弦材、 45c……連結材、45d……束材、 45e……合板、45f……補強材、 45g……挿通孔、46……桁材、 47……仕切パネル、50……目地材、 60……締結ボルト、61……ナット、 70……平板金物、72……L型金物。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後左右の四方に下り勾配の屋根面をもち
    かつ屋根面と屋根面との合わせ部が隅棟となった寄棟構
    造の屋根を、それぞれが平面視方形に形成された屋根パ
    ネルとこの屋根パネルを支持する小屋架構とからなる種
    類の異なる複数の箱形の屋根ユニットによって構成した
    組立式寄棟屋根であって、前記屋根ユニットは、屋根の
    四隅を構成し、平面視方形の一方の対角線が隅棟の一部
    を形成する4個一組みの隅棟屋根ユニットと、屋根の頂
    上に水平に走る大棟部を境として左右に分割されかつ大
    棟部左右の屋根面の一部を構成する少なくとも2個一組
    みの第1主屋根ユニットと、大棟部前後の屋根面の一部
    を構成しかつ隅棟屋根ユニットの間に連結される2個一
    組みの第2主屋根ユニットと、前記隅棟屋根ユニットと
    第1主屋根ユニットとの間に配置されてその屋根面に隅
    棟の一部が形成された4個一組の第3主屋根ユニットと
    から構成され、しかも、これら各屋根ユニットは、屋根
    ユニットの合わせ面に塗布された接着材と小屋架構を貫
    通するボルトによって一体化されていることを特徴とす
    る組立式寄棟屋根。
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