JP2996983B2 - プレハブ住宅の施工方法 - Google Patents

プレハブ住宅の施工方法

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JP2996983B2 JP1102383A JP10238389A JP2996983B2 JP 2996983 B2 JP2996983 B2 JP 2996983B2 JP 1102383 A JP1102383 A JP 1102383A JP 10238389 A JP10238389 A JP 10238389A JP 2996983 B2 JP2996983 B2 JP 2996983B2
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【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本発明は寄棟構造の屋根を有するプレハブ住宅の施工
方法に係わり、特に、寄棟の屋根をユニット化した屋根
ユニットによって施工する方法に関するものである。 「従来の技術」 一戸建てプレハブ住宅等においては、既に画一的で規
格化された住宅に代わって、たとえば「フリースタイ
ル」等と呼ばれる企画型のプレハブ住宅が供給され、そ
れに伴って外装および内装デザイン等も多様なニーズに
合わせて様々なバリエーションのものが開発されてお
り、特に、屋根形状は、住宅のスタイルを決定づける上
で重要な要素であるため、現在では、陸屋根、切妻屋根
はもちろん、入母屋屋根、寄棟屋根、方形屋根棟様々な
種類のものが提供されている。 ところで、このような企画型住宅は、住宅の個別性を
強く図ることができる反面、現場施工への保存度の増大
と部品種類の増大によって、工期やコスト等の面でデメ
リットを伴うといった難点があり、中でも、屋根は、
床、壁等とは違い、トラスを使用するものにしろ、パネ
ルを用いるものにしろ、束・垂木といった線材によるも
のにしろ、現場での小屋組に手間がかかり、特に、寄棟
の屋根では、屋根形状に対応した何種類もの部品構成を
考え、種々の部品種類を用意しなければならないといっ
た問題点があった。 第25図ないし第28図は、このような一戸建てのプレハ
ブ住宅の一施工例を示すもので、この従来例では、第25
図に示すように、現場施工のコンクリート基礎1の上に
ユニット化した床パネル2を敷き込み、その上に第26図
および第27図などに示すように1階および2階の壁パネ
ル(外壁パネル3a,内壁パネル3b)を組み上げ、さら
に、軸組、木組等をして、第28図に示すように屋根パネ
ル4を組み立てて、建築物を構築するといった工程がと
られる。 なお、前記各パネル(床パネル2,壁パネル3a,3b等)
は、接着材とスクリュー釘等により一体化され、また床
パネル2は、基礎(図示例では布基礎)1の上面に調整
した調整モルタルの上に台輪を介して敷き込められると
ともに、1階部分の各壁パネル3a,3bは、コンクリート
基礎の上面より突出するアンカーボルトへ壁パネルの下
端の穴を落とし込んでボルト締めにより、基礎と一体化
されるようになっている。 一方、屋根の組立は、基本的には、どの種類の屋根も
同様に、梁、小屋、屋根と高所にて順番に組み立てを行
っており、例えば、第27図および第28図などに示すよう
な切妻屋根であると、2階外壁パネル3aの上に梁材5等
を架け渡すなどして小屋組をした後、この上に屋根パネ
ル4を敷設してこの屋根パネル4を小屋組と一体化する
手段が取られる。 「発明が解決しようとする課題」 ところが、このような従来のプレハブ住宅の施工方法
にあっては、その屋根の組み立てが、梁、小屋、屋根パ
ネルを順番に構築していく手順となっているため、現場
での作業性が悪く、特に寄棟屋根のような形状のもので
は陸屋根よりも多くの手間がかかり、また熟練した作業
者が必要になるなどコスト的にも高いものになるなどの
問題点があった。特に、屋根の組み立て作業は、当然の
ことながら、建物の高所での作業となるため、その危険
性が高く、また、組み立てに時間がかかるため、建物を
組立中に雨にさらす結果となり、安定した品質の確保を
図るのが難しいといった問題点があった。 本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
その目的とするところは、熟練した作業者を必要とする
ことなく建物の高所での屋根の構築作業を安全かつ効率
良く進めることができ、また、工期短縮と品質を安定さ
せることのできるプレハブ住宅の施工方法を提供するこ
とにある。 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために、本発明の請求項1記載
のプレハブ住宅の施工方法は、前後左右の四方に下り勾
配の屋根面をもち、かつ前後左右の屋根面の合わせ部そ
れぞれが隅棟となった寄棟構造の屋根を有するプレハブ
住宅の施工方法であって、外壁をパネル化して外壁パネ
ルとするとともに、寄棟の屋根を、パネル状の屋根パネ
ルとこの屋根パネルを支持する小屋架構とからなる複数
の屋根ユニットとしておき、複数の前記屋根ユニットを
組み合わせて前記外壁パネルの上に架け渡し、これら屋
根ユニット同士を相互に締結するとともに、屋根ユニッ
トの小屋架構と外壁パネルとを取付金物を介して一体に
連結し、且つ前記小屋架構を、複数の枠材により組まれ
た枠体の一方の面に面材が貼設され隣接する屋根ユニッ
トとの合わせ面を構成するパネルとし、これらパネル同
士を固定具で固定することにより、前記屋根ユニット同
士を接合し一体化することを特徴とするものである。 請求項2記載のプレハブ住宅の施工方法は、前記複数
の屋根ユニットは、屋根の四隅を形成する隅棟屋根ユニ
ットと、左右の屋根面を形成する第1主屋根ユニット
と、前後の屋根面を形成する第2主屋根ユニットと、前
記隅棟屋根ユニットと前記第1主屋根ユニットとの間、
及び、前記第1主屋根ユニットと前記第2主屋根ユニッ
トとの間に配置されて、左右の屋根面の一部と前後の屋
根面の一部とを形成する第3主屋根ユニットとにより構
成されていることを特徴とするものである。 請求項3記載のプレハブ住宅の施工方法は、前後左右
の四方に下り勾配の屋根面をもち、かつ前後左右の屋根
面の合わせ部それぞれが隅棟となった寄棟構造の屋根を
有するプレハブ住宅の施工方法であって、外壁をパネル
化して外壁パネルとするとともに、寄棟の屋根を、パネ
ル状の屋根パネルとこの屋根パネルを支持する小屋架構
とからなる複数の屋根ユニットとしておき、複数の前記
屋根ユニットを組み合わせて前記外壁パネルの上に架け
渡し、これら屋根ユニット同士を相互に締結するととも
に、屋根ユニットの小屋架構と外壁パネルとを取付金物
を介して一体に連結し、しかも前記複数の屋根ユニット
は、屋根の四隅を形成する隅棟屋根ユニットと、左右の
屋根面を形成する第1主屋根ユニットと、前後の屋根面
を形成する第2主屋根ユニットと、前記隅棟屋根ユニッ
トと前記第1主屋根ユニットとの間、及び、前記第1主
屋根ユニットと前記第2主屋根ユニットとの間に配置さ
れて、左右の屋根面の一部と前後の屋根面の一部とを形
成する第3主屋根ユニットとにより構成されていること
を特徴とするものである。 請求項4記載のプレハブ住宅の施工方法は、前記屋根
ユニット同士を、ボルト締めにより接合し一体化するこ
とを特徴とするものである。 「作用」 本発明の請求項1にかかるプレハブ住宅の施工方法に
おいては、外壁パネルの建て込み後、屋根パネルと小屋
架構とを一体化した屋根ユニットを複数組み合わせて前
記外壁パネルの上に架け渡し、これら屋根ユニット同士
を相互に連結するとともに、屋根ユニットの小屋架構を
外壁パネルに対し取付金物を介して連結する操作によっ
て、屋根の構築作業が行なわれるので、建築物上部での
作業を、安全かつ効率良く進めて行くことができ、この
結果、現場工数、工期ともに少なくてすみ、また、前記
屋根ユニットどうしの連結操作を屋根の上に乗って行わ
ずにすむため、その安全性を向上させることが可能にな
る。 しかも、前記小屋架構を、複数の枠材により組まれた
枠体の一方の面に面材が貼設され隣接する屋根ユニット
との合わせ面を構成するパネルとし、これらパネル同士
を固定具で固定することにより、前記屋根ユニット同士
を接合し一体化するので、屋根ユニット同士の接合が強
固になり、これにより、引っ張り圧縮に強いブレースの
効果が発揮される。 請求項2にかかるプレハブ住宅の施工方法において
は、前記複数の屋根ユニットを、屋根の四隅を形成する
隅棟屋根ユニットと、左右の屋根面を形成する第1主屋
根ユニットと、前後の屋根面を形成する第2主屋根ユニ
ットと、前記隅棟屋根ユニットと前記第1主屋根ユニッ
トとの間、及び、前記第1主屋根ユニットと前記第2主
屋根ユニットとの間に配置されて、左右の屋根面の一部
と前後の屋根面の一部とを形成する第3主屋根ユニット
とにより構成したので、これらの屋根ユニット同士を相
互に連結することにより、現場での特別な技術を必要と
することなく、寄棟構造の屋根を組み立てることが可能
になる。 請求項3にかかるプレハブ住宅の施工方法において
は、本発明の請求項1にかかるプレハブ住宅の施工方法
と同様に、建築物上部での作業を、安全かつ効率良く進
めて行くことができ、この結果、現場工数、工期ともに
少なくてすみ、また、前記屋根ユニットどうしの連結操
作を屋根の上に乗って行わずにすむため、その安全性を
向上させることが可能になる。 しかも複数の屋根ユニットを、屋根の四隅を形成する
隅棟屋根ユニットと、左右の屋根面を形成する第1主屋
根ユニットと、前後の屋根面を形成する第2主屋根ユニ
ットと、前記隅棟屋根ユニットと前記第1主屋根ユニッ
トとの間、及び、前記第1主屋根ユニットと前記第2主
屋根ユニットとの間に配置されて、左右の屋根面の一部
と前後の屋根面の一部とを形成する第3主屋根ユニット
とにより構成したので、これらの屋根ユニット同士を相
互に連結することにより、現場での特別な技術を必要と
することなく、寄棟構造の屋根を組み立てることが可能
になる。 請求項4にかかるプレハブ住宅の施工方法において
は、前記屋根ユニット同士を、ボルト締めにより接合し
一体化するので、各屋根ユニット同士が相互に一体化し
て屋根全体の強度が向上し、その耐久性も向上する。 「実施例」 以下、本発明を図面に示す一実施例に基いて説明す
る。 まず、本発明による施工方法を実施する際の基本的な
考え方を説明すると、本発明では、床、外壁を、それぞ
れパネル状の床パネル2および外壁パネル3aにパネル化
するとともに、寄棟の屋根を、パネル状の屋根パネルと
この屋根パネルを支持する小屋架構とからなる複数の箱
型の屋根ユニットにユニット化しておき、パネル化した
部品(例えば床パネル1、外壁パネル3a等)をコンクリ
ート基礎1の上に組み上げた後、箱型にユニット化した
屋根ユニットを外壁パネル3aの上に組み上げてこの屋根
ユニットを取付金物を介して外壁パネル3aと一体化する
点に特徴がある。 なお、寄棟屋根を構成する屋根ユニットの態様は、例
えば第14図ないし第24図に示す構成である。すなわち、
この屋根Yは、第14図に示すように、前後左右の四方に
下り勾配の屋根面Y1,Y2,Y3,Y4をもちかつ左右の屋根面Y
3,Y4と前後の屋根面Y1,Y2との合わせ部が隅棟Sとなっ
た構造とされ、第7図、第15図などに示すように、4種
類の屋根ユニット(屋根の四隅を形成する4個一組の隅
棟屋根ユニット10、大棟部Mの左右に位置して左右の屋
根面Y3、Y4を形成する2個一組の第1主屋根ユニット2
0、大棟部Mの前後に位置して前後の屋根面Y1、Y2を形
成する2個一組の第2主屋根ユニット30、隅棟屋根ユニ
ット10と第1主屋根ユニット20との間、及び、第1主屋
根ユニット20と第2主屋根ユニット30との間に配置され
て、左右の屋根面Y3、Y4の一部と前後の屋根面Y1、Y2
一部とを形成する第3主屋根ユニット40)を主体として
構成されている。 これら屋根ユニットのうち屋根の四隅を形成する隅棟
屋根ユニット10は、第16図および第17図に示すように、
上面に棟Sを有する屋根パネル11と、この屋根パネル11
を支持する小屋架構12とを主体として構成されている。 そして、前記屋根パネル11は、第16図にその詳細を示
すように、屋根面Y1(Y2)を形成する3角形状をした第
1のパネル部11aと、屋根面Y3(Y4)を形成する3角形
状をした第2のパネル部11bと、これら2つのパネル部1
1a,11bを結合する隅棟結合材11cとを主体として構成さ
れており、実施例では、その下側部分が小屋架構12より
もさらに外側に突出して軒を形成するようになってい
る。 なお、前記各パネル部11a,11bは、それぞれ3つの框
材11dによって3角枠状に組まれ、その内部に根太材11e
が架け渡されており、また、これら框材11dおよび根太
材11eによって組まれた枠状の上面に合板11fが張設され
てなり、さらに、軒先に位置する框材11dの前面に頭つ
なぎ材11gが取り付けられるとともに、前記合板11fの上
面には、所定のルーフィング(たとえばアスファルトル
ーフィング)仕上がなされ、いわゆる屋根葺きがなされ
た状態となっている。 一方、この屋根パネル11を支持する小屋架構12につい
て説明すると、この小屋架構12は、他の屋根ユニットと
の合わせ面を構成する2個一組みの3角型パネル13と、
これら3角型パネル13の先端に外壁に沿って架け渡され
た桁材14とを主体として構成されている。 また、前記3角型パネル13は、屋根の傾斜に沿って設
けられる上弦材13aと、天井面と平行に延びる下弦材13b
と、これらを結合する大小一組みの束材13cと、3角型
パネル13の内面側に張られる合板13dとによって形成さ
れ、かつ、上弦材13aおよび下弦材13bのそれぞれには締
結ボルトの挿通孔13eが設けられている。なお、3角型
パネル13と桁材14との間には図示せぬコーナー金物によ
って補強がなされ、小屋架構12全体の剛性が確保されて
いることは勿論である。 一方、大棟部左右の屋根面Y3,Y4を構成する第1主屋
根ユニット20は、第18図ないし第20図に示すように、屋
根面Y3,Y4となる屋根パネル21と、この屋根パネル21を
支持する小屋架構22とを主体として構成されている。 そして、前記屋根パネル21は屋根面Y3(Y4)を形成す
るパネル構造とされ、図示例では、その下側部分が小屋
架構22よりもさらに外側に突出して軒を形成するように
構成されており、具体的には、第18図などにその詳細を
示すように、屋根パネル21の周囲を形成する4本の框材
21aと、屋根パネル21の長手方向に延びる複数本の根太
材21bと、これらによって組まれた枠体の上面に張設さ
れた合板21cとを主体として構成され、かつ、この屋根
パネル21の長手方向の両側にはそれぞれ大棟結合材21d
と頭つなぎ材21eが一体に取り付けられている。 なお、前記合板21cの上面には、所定のルーフィング
(たとえばアスファルトルーフィング)仕上がなされ、
いわゆる屋根葺きがなされた状態となっている。 一方、この屋根パネル21を支持する小屋架構22は、左
右に配置される屋根ユニットとの合わせ面を構成するよ
うにして対向配置される2個一組みの3角型パネル23
と、これら3角型パネル23の鋭角な頂点の間に架け渡さ
れた桁材24と、この桁材24とは他側に設けられて第1主
屋根ユニット20の他方の屋根ユニットとの合わせ面を形
成する矩形型パネル25と、この矩形型パネル25と桁材24
との間に平行に配置された仕切パネル26とを主体として
構成されており、また前記3角型パネル23と桁材24なら
びに矩形型パネル26とはコーナー金物27を介して強固に
結合されている。 また、前記3角型パネル23は、屋根の傾斜に沿って設
けられる上弦材23aと、天井面と平行に延びる下弦材23b
と、これらを結合する複数の束材23cと、3角型パネル2
3の内面側に張られる合板23dとによって形成され、か
つ、上弦材23a、下弦材23bおよび束材23cのそれぞれに
は締結ボルトの挿通孔23eが設けられている。なお、図
示例では、束材23cの間に下弦材23bと平行に延びる補強
材23fが設けられ、3角型パネル23全体の剛性が高めら
れるように配慮されている。 一方、前記桁材24は、その上面が屋根の傾斜に合わせ
た傾斜面24aとなっており、また、桁材24の両端には、
3角型パネル23の先端を嵌合する切欠部24bがそれぞれ
設けられている。 前記矩形型パネル25は、基本的には、3角型パネル23
と同様の構成であるが、この場合には、形状が矩形であ
るため、上弦材25aおよび下弦材25bはともに平行に配置
されるとともに、束材25cはパネル25の両端並びに中央
にそれぞれ架け渡されており、またこれらによって組ま
れた枠体の内面に合板25dが張られるとともに、図示例
では、隣接する束材25cの間に上弦材25aなどと平行に延
びる補強材25eが設けられ、矩形型パネル25全体の強度
を増すように配慮されている。 なお、この矩形型パネル25の上弦材25a,下弦材25bお
よび矩形型パネル25の中央に位置する束材25cにはその
表裏に貫通する挿通孔25fが設けられ、屋根ユニット20
どうしを連結する締結ボルトが挿入されるように構成さ
れている。 ところで、前記3角型パネル23と矩形型パネル25とに
よって囲まれる内側空間に配設される仕切パネル26は、
上下左右の周囲を構成する框材6a,26bと、上下の框材26
a,26bの間に等間隔に架け渡された補強材26cと、仕切パ
ネル26の表裏を覆う合板26dとを主体として構成されて
おり、3角型パネル23の間に架け渡されて屋根ユニット
20全体の剛性を確保するようになっている。なお、仕切
パネル26の上面には屋根パネル21を載せる結合桁26eが
一体に設けられており、屋根パネル21との取り合いが円
滑に行くように配慮されている(第20図(イ)および
(ロ)参照)。 次ぎに、この組立式寄棟屋根Yの前後の屋根面Y1,Y2
を形成する2個一組みの第2主屋根ユニット30につい
て、第21図および第22図を参照して説明する。 この第2主屋根ユニット30も基本的には、第1主屋根
ユニット20と同様に、屋根面Y1,Y2となる屋根パネル31
と、この屋根パネル31を支持する小屋架構32とを主体と
して構成されたもので、隅棟屋根ユニット10の間に配置
されてこれらと一体に連結されるようになっている。 屋根面となる屋根パネル31はその下側部分が小屋架構
32よりもさらに外側に突出して軒を形成するようになっ
ており、具体的には、第21図などにその詳細を示すよう
に、屋根パネル31の周囲を形成する4本の框材31aと、
上下の框材31aの間に架け渡された複数本の根太材31b
と、これらによって組まれた枠体の上面に張設された合
板31cとを主体として構成されている。 なお、上下の框材31aの外面にはそれぞれ結合材31dと
頭つなぎ材31eとが一体に取り付けられるとともに、前
記合板31dの上面には、所定のルーフィング(たとえば
アスファルトルーフィング)仕上がなされ、いわゆる屋
根葺きがなされた状態となっていることは他の屋根ユニ
ットと同様である。 一方、この屋根パネル31を支持する小屋架構32は、左
右に配置される屋根ユニットとの合わせ面を構成するよ
うにして対向配置される2個一組みの3角型パネル33
と、これら3角型パネル33の鋭角な頂点の間に架け渡さ
れた桁材34と、この桁材34とは他側に設けられて後述の
第3主屋根ユニット40との合わせ面を形成する矩形型パ
ネル35と、この矩形型パネル35と桁材34との間に平行に
配置された仕切パネル36とを主体として構成されてお
り、また、この小屋架構32もコーナー金物によって3角
型パネル33、桁材34および矩形型パネル35とが一体に固
定されている点は他の屋根ユニットの小屋架構と同様で
ある。 前記3角型パネル33は、屋根の傾斜に沿って設けられ
る上弦材33aと、天井面と平行に延びる下弦材33bと、こ
れらを結合する複数の束材33cと、3角型パネル33の内
面側に張られる合板33dとによって形成され、かつ、上
弦材33aおよび下弦材33bのそれぞれには締結ボルトの挿
通孔33eが設けられている。 また、桁材34は、その上面が屋根の傾斜に合わせた傾
斜面34aとなっており、この桁材34の両端に形成された
切欠部34bにそれぞれ3角型パネル33の先端が一体に取
り付けられるようになっている。 矩形型パネル35は、上下に平行に延びる上弦材35aお
よび下弦材35bと、これら上弦材35aと下弦材35bとの間
に平行に配置される複数の束材35cとを主体として構成
されており、また、これらによって組まれた枠体の内面
には合板35dが張られている。一方、この矩形型パネル3
5を構成する上弦材35aの上面には、屋根パネル31を載せ
る結合桁35eが設けられており、屋根パネル31との取り
合いが円滑に行くように配慮されている。なお、前記上
弦材35aおよび下弦材35bにはそれぞれ締結ボルトの挿通
孔35fが形成されている。 一方、前記3角型パネル33と矩形型パネル35とによっ
て囲まれる内側空間に配設される仕切パネル36は、上下
左右の周囲を構成する框材36a,36bと、上下の框材36a,3
6bの間に等間隔に架け渡された補強材36cと、仕切パネ
ル36の表裏を覆う合板36dとを主体として構成されてお
り、また上部の框材36aの上面には屋根パネル31を載せ
る結合桁36eが取り付けられて、屋根パネル31との取り
合いが円滑にいくように配慮されている。 さて、前記隅棟屋根ユニット10と第1、第2主屋根ユ
ニット20,30との間に配置される4個一組みの第3主屋
根ユニット40は、屋根面の一部に隅棟屋根ユニット10の
棟Sに連続する棟Sを有した箱型に形成されており、基
本的には、各屋根ユニット40はともに、第23図および第
24図に示すように、上面に棟Sを有する屋根パネル41
と、この屋根パネル11を支持する小屋架構42とを主体と
して構成されている。 前記屋根パネル41は、第23図および第24図にその詳細
を示すように、屋根面Y3(Y4)を形成する5角形状をし
た第1のパネル部41aと、屋根面Y1(Y2)を形成する3
角形状をした第2のパネル部41bと、これら2つのパネ
ル部41a,41bを結合する隅棟結合材41cとを主体として構
成されており、実施例では、第1のパネル部41aの下側
部分が小屋架構42よりもさらに外側に突出して軒を形成
するようになっている。 なお、前記第1のパネル部41aは、屋根面Y3(Y4)を
形成するパネル構造とされ、具体的には、第23図などに
その詳細を示すように、パネル部41aの周囲を形成する
5本の框材41dと、パネル部41aの長手方向に延びる複数
本の根太材41eと、これらによって組まれた枠体の上面
に張設された合板41fとを主体として構成されている。
また、前記パネル部41aの長手方向両側に位置する框材4
1dにはそれぞれ大棟結合材41gと頭つなぎ材41hが一体に
取り付けられるとともに、前記合板41fの上面には、所
定のルーフィング(たとえばアスファルトルーフィン
グ)仕上がなされ、いわゆる屋根葺きがなされた状態と
なっている。 一方、3角形状をした第2のパネル部41bは、それぞ
れ3つの框材41iによって3角枠状に組まれ、その内部
に根太材41jが架け渡されており、また、これら框材41i
および根太材41jによって組まれた枠体の上面に3角形
状をした合板41kが張設された構造となっている。な
お、合板41kの上面には、所定のルーフィング(たとえ
ばアスファルトルーフィング)仕上がなされ、いわゆる
屋根葺きがなされた状態となっており、また、隅棟屋根
ユニット10との合わせ部を形成する框材41iには、結合
桁41lが一体に取り付けられている。 ところで、この屋根パネル41を支持する小屋架構42
は、左右に対向配置される3角型パネル43および台形型
パネル44と、これら2つのパネル43,44の両端間にそれ
ぞれ取り付けられてこれら2つのパネル43,44を一体化
する台形型パネル45および桁材46と、この台形型パネル
45と桁材46との間にこれらと平行に配置された仕切パネ
ル47とを主体として構成されており、また、前記3角型
パネル43,台形型パネル44,45および桁材46はともにコー
ナー金物によってそれらの結合部の補強がなされている
点は前述した他の屋根ユニットと同様である。 前記3角型パネル43は、屋根の傾斜に沿って設けられ
る上弦材43aと、天井面と平行に延びる下弦材43bと、こ
れらを結合する複数の束材43cと、3角パネル43の内面
側に張られる合板43dとによって形成され、かつ、上弦
材43aおよび下弦材43bのそれぞれには締結ボルトの挿通
孔43eが設けられている。なお、図示例では、束材43cの
間に補強材43fが設けられて3角型パネル43全体の剛性
を高めるように配慮されている。 一方、この3角型パネル43に対向する台形型パネル44
は、上下に平行に延びる上弦材44aおよび下弦材44bと、
屋根の傾斜に沿って延在しかつ前記上弦材44aおよび下
弦材44bを連結する連結材44cと、上弦材44a,連結材44c
および下弦材44bの間に垂直に延びる束材44dとによって
枠状に組まれ、この枠体の内面に合板44eが張設された
構造となっており、また、上弦材44a,下弦材44bおよび
連結材44cの所定位置にはそれぞれ締結ボルトの挿通孔4
4fが形成されている。 一方、この台形型パネル44とは別の台形型パネル45
も、その基本的な構成は、前述した台形型パネル44とほ
ぼ同様に、上下に平行に延びる上弦材45aおよび下弦材4
5bと、屋根の傾斜に沿って延在しかつ前記上弦材45aお
よび下弦材45bを連結する連結材45cと、上弦材45a,連結
材45cおよび下弦材45bの間に垂直に延びる束材45dとに
よって枠状に組まれ、この枠体の内面に合板45eが張設
された構造となっている。 なお、この台形型パネル45では、前記合板45dの裏面
に、上弦材45aと平行に延びる補強材45fが設けられてパ
ネル45の剛性が向上するように配慮されるとともに、上
弦材45a,下弦材45b,連結材45cおよび束材45dのそれぞれ
の所定位置には締結ボルトの挿通孔45gが形成されてい
る。 また、桁材46は、その上面が屋根の傾斜に合わせた傾
斜面46aとなっており、この桁材46の両端に形成された
切欠部46bに、それぞれ3角型パネル43と台形型パネル4
4の先端が一体に取り付けられるようになっている。 ところで、前記3角型パネル43と台形型パネル44とに
よって囲まれる内側空間に配設される仕切パネル47は、
上下左右の周囲を構成する框材47a,47bと、上下の框材4
7a,47bの間に等間隔に架け渡された補強材47cと、仕切
パネル47の表裏を覆う合板47dとを主体として構成され
ており、3角型パネル43と台形型パネル44との間に架け
渡されて屋根ユニット40全体の剛性を確保するようにな
っている。 また、この仕切パネル47の上面には屋根パネル41を載
せる結合桁47eが一体に設けられており、屋根パネル41
との取り合いが円滑に行くように配慮されている。 なお、前述した各構成部材の諸形状や寸法等は一例で
あって、適用する建築物の種類や設計要求等に基づき種
々変更可能であり、特に、屋根ユニットを構成するパネ
ルの合板には通気合板等を用いるのが好ましく、また、
パネルを構成する上弦材、下弦材、束材等の各木材の厚
みは、屋根ユニットの接合によりその厚みを増すことを
配慮した上で設定されるものである。 次ぎに、以上のような構成の屋根ユニット10,20,30,4
0を用いたプレハブ住宅の施工方法の具体例を、第1図
ないし第7図を参照しつつ工程順に説明する。
【基礎の構築】
建築物(図示例では平屋のプレハブ住宅)の基礎の構
築に当たっては、まず、構築すべき地盤面下の土を掘削
して所要の根切り作業を行い、根切底に割栗石、目潰し
砂利等を敷き込んで充分突き固め、この上にコンクリー
トの型枠成形によって布基礎、独立基礎等の所定のコン
クリート基礎1を構築する。
【床パネルの敷き込み】
そして、コンクリート基礎1の構築後、第1図に示す
ように、工場等においてパネル状に製作した床パネル2
を台輪を介してコンクリート基礎1の上に敷き込み、各
床パネル2を接着材とスクリュー釘によって一体に接合
する。 なお、この床パネル2の敷き込みとともに、半土台お
よび土台等をコンクリート基礎1の上に取り付けておく
ことは言うまでもない。
【壁パネルの組立】
次いで、工場等においてパネル状の部品として仕上げ
られた壁パネル3a,3bを、現場において、接着材とスク
リュー釘とによって一体化したあと、床パネル2の上に
建起こし、その下端をコンクリート基礎1の上面より突
出するアンカーボルトに落とし込んで、ボルト締めによ
りアンカーボルトと一体に結合するとともに、床パネル
2に対して一体に接着固定する。
【屋根ユニットの組立】
屋根ユニットの組立は、例えば第3図ないし第7図に
示す工程図の手順に従って行なわれる。 すなわち、第3図に示すように外壁パネル3aを組み立
てて周壁Kを構築した後に、第4図に示すように、2個
一組みの第1主屋根ユニット20を、横断面矩形状に組み
立てられた外壁パネル3の上の中央に架け渡して左右の
第1主屋根ユニット20どうしを接着ボルト締めする。 この結合操作は、予め第1主屋根ユニット20の合わせ
面を形成する矩形型パネル25の表面に接着材を塗布し、
この接着材によって第1主屋根ユニット20どうしを強固
に結合する一方、矩形型パネル25の挿通孔25fに締結ボ
ルト60を通してこの締結ボルト60をナット61によって螺
合し、第1主屋根ユニット20どうしを固定することによ
り行う。 また、この際に、屋根パネル21の合板21cの合わせ面
に、第8図に示すように、ホットメルト系の素材からな
る目地材50を取り付けておき、第1主屋根ユニット20ど
うしを組み付けた際に、目地材50どうしを接着し、第1
主屋根ユニット20どうしの止水を完璧なものとする。 なお、第1主屋根ユニット20と外壁パネル3aとの結合
は、第9図および第10図などに示すように、屋根ユニッ
ト20の桁材24と壁パネル3との間に跨がる大きさの平板
金物70を建築物の内側より取り付けて、この平板金物70
を釘止めもしくはねじ止め等の手段により桁材24および
壁パネル3に固定することにより行い、また、各屋根ユ
ニットどうしの結合部分においては、第11図に示すよう
に、L字状のL型金物72で受け、このL型金物72を介し
て各屋根ユニットを壁パネル3に固定することにより行
う。 次ぎに、このようにして組み立てた第1主屋根ユニッ
ト20を基準にしてその両側に第3主屋根ユニット40を第
1主屋根ユニット20を組み立てた手順と同様の手順によ
って組み付けるとともに、第1主屋根ユニット20と第3
主屋根ユニット40とは、第12図および第13図などに示す
ように、締結ボルト60およびナット61(固定具)を締結
することにより、3角型パネル23,43同士を固定すると
ともに、これら3角型パネル23,43の各合わせ面に塗布
した接着剤により接合し、一体化する。 なお、第3主屋根ユニット40と壁パネル3との連結
は、前記第1主屋根ユニット20などと同様に、平板金物
70とL型金物72を介して固定し、また各主屋根ユニット
20,40の目地部の止水はホットメルト系の目地材50によ
って処理を行う。 第1、第3主屋根ユニット20,40の組み立てが終了し
たならば、次ぎに、前後の屋根面Y1,Y2を形成する第2
主屋根ユニット30を、第3主屋根ユニット40と壁パネル
3との間に架け渡し、他の主屋根ユニット20,40と同様
の手段によって第3主屋根ユニット40および壁パネル3
に一体に固定するとともに止水処理を施す。 そして、最後に4個一組みの隅棟屋根ユニット10を屋
根の四隅に配置し、これを第2、第3主屋根ユニット3
0,40に一体に接着ボルト締めし、壁パネル3に平板金物
70、L型金物72を介して固定する。なお、この隅棟屋根
ユニット10にあっても、前述した他の屋根ユニットと同
様の手段によって目地処理することは言うまでもない。 この組み立ては、各種屋根ユニット10,20,30,40をそ
れぞれ工場生産し、これらを現場に運搬して、屋根ユニ
ット相互を接着ボルト締めする一方、屋根ユニットと外
壁とを平板金物70およびL型金物72を介して固定するこ
とにより行うことができ、また、屋根ユニットはそれぞ
れの配置位置に対応して小屋組と屋根パネルとが一体化
されているために現場での特別な技術を必要とすること
がなく、熟練作業者を必要とせず、コスト低下を図るこ
とができる。 しかも、実施例では、ユニット化されたものどうしを
接着ボルト締めすることにより寄棟構造の屋根を組み立
てることができる上に、目地材50によって屋根上の目地
処理を完璧に行うことができるので、現場工数、工期と
もに少なくてすみ、また、前記屋根ユニットどうしの連
結操作を屋根の上に乗って行わずにすむため、その安全
性を向上させることができるといった長所がある。 さらに実施例では、各屋根ユニット10,20,30,40どう
しを接着ボルト締めすると、これら各屋根ユニット10,2
0,30,40が相互に一体化して屋根全体の強度が向上する
ので、その耐久性も向上するといった利点もある。 「発明の効果」 以上説明したように、本発明のプレハブ住宅の施工方
法は、次のような優れた効果を奏するものである。 (a) 本発明にかかるプレハブ住宅の施工方法におい
ては、外壁パネルの建て込み後、屋根パネルと小屋架構
とを一体化した箱型の屋根ユニットを組み合わせて接着
ボルト締めし、外壁パネルに対し取付金物を介して連結
する操作によって、屋根の構築作業が行なわれるので、
建築物上部での作業を、安全かつ効率良く進めて行くこ
とができ、この結果、現場工数、工期ともに少なくてす
み、また、前記屋根ユニットどうしの連結操作を屋根の
上に乗って行わずにすむため、その安全性を向上させる
ことが可能になる。 (b) また、前記により、熟練作業者を必要とするこ
となく、屋根の架け渡し作業等の各種施工作業を安全か
つ効率良く進めることができるので、コスト低下および
品質の安定を図ることができる。 (c) 小屋架構を、複数の枠材により組まれた枠材の
一方の面に面材が貼設され隣接する屋根ユニットとの合
わせ面を構成するパネルとし、これらパネル同士を固定
具で固定することにより、前記屋根ユニット同士を接合
し一体化するので、屋根ユニット同士を強固に接合する
ことができ、したがって、引っ張り圧縮に強いブレース
の効果を発揮することができる。 (d) 複数の屋根ユニットを、屋根の四隅を形成する
隅棟屋根ユニットと、左右の屋根面を形成する第1主屋
根ユニットと、前後の屋根面を形成する第2主屋根ユニ
ットと、前記隅棟屋根ユニットと前記第1主屋根ユニッ
トとの間、及び、前記第1主屋根ユニットと前記第2主
屋根ユニットとの間に配置されて、左右の屋根面の一部
と前後の屋根面の一部とを形成する第3主屋根ユニット
とにより構成したので、これらの屋根ユニット同士を相
互に連結するだけで、現場での特別な技術を必要とする
ことなく、寄棟構造の屋根を組み立てることができる。 (e) 屋根ユニット同士を、ボルト締めにより接合し
一体化するので、各屋根ユニット同士を相互に一体化し
て屋根全体の強度を向上させることができ、その耐久性
も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第24図は本発明にかかるプレハブ住宅の施
工方法の一実施例を説明するために示したもので、第1
図は床パネルをコンクリート基礎に敷き込んだ状態を示
す斜視図、第2図は壁パネルを建て込んだ状態を示す斜
視図、第3図ないし第7図はそれぞれ寄棟屋根を架設し
ていく場合の工程図、第8図は屋根ユニットどうしの止
水構造を示す断面図、第9図ないし第11図はそれぞれ屋
根ユニットと壁パネルとの取付構造を説明するために示
したもので、第9図はその概略斜視図、第10図および第
11図はそれぞれ断面図、第12図および第13図はそれぞれ
屋根ユニットの連結構造を説明するために示したもの
で、第12図は断面図、第13図は一部を切欠した斜視図、
第14図ないし第24図は寄棟屋根の具体的な態様を説明す
るために示したもので、第14図はその概略を示す斜視
図、第15図は屋根ユニットの分解斜視図、第16図および
第17図は隅棟屋根ユニットの構造を説明するために示し
たもので、第16図は隅棟屋根ユニットの分解斜視図、第
17図はそれを組み立てた状態を示す斜視図、第18図ない
し第20図はそれぞれ第1主屋根ユニットの構造を説明す
るために示したもので、第18図は第1主屋根ユニットの
分解斜視図、第19図はそれを組み立てた状態を示す斜視
図、第20図(イ)および(ロ)はそれぞれ第1主屋根ユ
ニットを構成する仕切パネルの構造を示す正面図および
側面図、第21図および第22図は第2主屋根ユニットの構
造を説明するために示したもので、第21図は第2主屋根
ユニットの分解斜視図、第22図はそれを組み立てた状態
を示す斜視図、第23図および第24図は第3主屋根ユニッ
トの構造を説明するために示したもので、第23図は第3
主屋根ユニットの分解斜視図、第24図はそれを組み立て
た状態を示す斜視図、第25図ないし第28図は従来技術を
説明するために示したもので、それぞれ建築物の施工手
順を示す斜視図である。 Y……屋根、Y1,Y2,Y3,Y4……屋根面、 S……隅棟部、M……大棟部、 10……隅棟屋根ユニット、 11……屋根パネル、 11a……第1のパネル部、 11b……第2のパネル部、 11c……隅棟結合材、11d……框材、 11e……根太材、11f……合板、 11g……頭つなぎ材、 12……小屋架構、13……3角型パネル、 13a……上弦材、13b……下弦材、 13c……束材、13d……合板、14……桁材、 20……第1主屋根ユニット、 21……屋根パネル、21a……框材、 21b……根太材、21c……合板、 21d……大棟結合材、21e……頭つなぎ材、22……小屋架
構、23……3角型パネル、 23a……上弦材、23b……下弦材、 23c……束材、23d……合板、 23e……挿通孔、24……桁材、 24a……傾斜面、24b……切欠部、 25……矩形型パネル、25a……上弦材、 25b……下弦材、25c……束材、 25d……合板、25e……補強材、 25f……挿通孔、26……仕切パネル、 26a,26b……框材、26c……補強材、 26d……合板、26e……結合桁、 30……第2主屋根ユニット、 31……屋根パネル、31a……框材、 31b……根太材、31c……合板、 31d……結合材、31e……頭つなぎ材、 32……小屋架構、33……3角型パネル、 33a……上弦材、33b……下弦材、 33c……束材、34……桁材、 34a……傾斜面、35……矩形型パネル、 35a……上弦材、35b……下弦材、 35c……束材、35d……合板、 35e……補強材、35f……挿通孔、 36……仕切パネル、36a,36b……框材、 36c……補強材、36d……合板、 40……第3主屋根ユニット、 41……屋根パネル、 41a……第1のパネル部、 41b……第2のパネル部、 41c……隅棟結合材、41d……框材、 41e……根太材、41f……合板、 41g……大棟結合材、41h……頭つなぎ材、 41i……框材、41j……根太材、 41k……合板、41l……結合桁、 42……小屋架構、43……3角型パネル、 43a……上弦材、43b……下弦材、 43c……束材、43d……合板、 43e……挿通孔、 44……台形型パネル、44a……上弦材、 44b……下弦材、44c……連結材、 44d……束材、44e……合板、 44f……挿通孔、45……台形型パネル、 45a……上弦材、45b……下弦材、 45c……連結材、45d……束材、 45e……合板、45f……補強材、 45g……挿通孔、46……桁材、 47……仕切パネル、50……目地材、 60……締結ボルト、61……ナット、 70……平板金物、72……L型金物。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後左右の四方に下り勾配の屋根面をも
    ち、かつ前後左右の屋根面の合わせ部それぞれが隅棟と
    なった寄棟構造の屋根を有するプレハブ住宅の施工方法
    であって、 外壁をパネル化して外壁パネルとするとともに、寄棟の
    屋根を、パネル状の屋根パネルとこの屋根パネルを支持
    する小屋架構とからなる複数の屋根ユニットとしてお
    き、 複数の前記屋根ユニットを組み合わせて前記外壁パネル
    の上に架け渡し、これら屋根ユニット同士を相互に締結
    するとともに、屋根ユニットの小屋架構と外壁パネルと
    を取付金物を介して一体に連結し、 且つ前記小屋架構を、複数の枠材により組まれた枠体の
    一方の面に面材が貼設され隣接する屋根ユニットとの合
    わせ面を構成するパネルとし、これらパネル同士を固定
    具で固定することにより、前記屋根ユニット同士を接合
    し一体化することを特徴とするプレハブ住宅の施工方
    法。
  2. 【請求項2】前記複数の屋根ユニットは、屋根の四隅を
    形成する隅棟屋根ユニットと、左右の屋根面を形成する
    第1主屋根ユニットと、前後の屋根面を形成する第2主
    屋根ユニットと、前記隅棟屋根ユニットと前記第1主屋
    根ユニットとの間、及び、前記第1主屋根ユニットと前
    記第2主屋根ユニットとの間に配置されて、左右の屋根
    面の一部と前後の屋根面の一部とを形成する第3主屋根
    ユニットとにより構成されていることを特徴とする請求
    項1記載のプレハブ住宅の施工方法。
  3. 【請求項3】前後左右の四方に下り勾配の屋根面をも
    ち、かつ前後左右の屋根面の合わせ部それぞれが隅棟と
    なった寄棟構造の屋根を有するプレハブ住宅の施工方法
    であって、 外壁をパネル化して外壁パネルとするとともに、寄棟の
    屋根を、パネル状の屋根パネルとこの屋根パネルを支持
    する小屋架構とからなる複数の屋根ユニットとしてお
    き、 複数の前記屋根ユニットを組み合わせて前記外壁パネル
    の上に架け渡し、これら屋根ユニット同士を相互に締結
    するとともに、屋根ユニットの小屋架構と外壁パネルと
    を取付金物を介して一体に連結し、 しかも前記複数の屋根ユニットは、屋根の四隅を形成す
    る隅棟屋根ユニットと、左右の屋根面を形成する第1主
    屋根ユニットと、前後の屋根面を形成する第2主屋根ユ
    ニットと、前記隅棟屋根ユニットと前記第1主屋根ユニ
    ットとの間、及び、前記第1主屋根ユニットと前記第2
    主屋根ユニットとの間に配置されて、左右の屋根面の一
    部と前後の屋根面の一部とを形成する第3主屋根ユニッ
    トとにより構成されていることを特徴とするプレハブ住
    宅の施工方法。
  4. 【請求項4】前記屋根ユニット同士を、ボルト締めによ
    り接合し一体化することを特徴とする請求項3記載のプ
    レハブ住宅の施工方法。
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