JPH0449262Y2 - - Google Patents

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JPH0449262Y2
JPH0449262Y2 JP4617486U JP4617486U JPH0449262Y2 JP H0449262 Y2 JPH0449262 Y2 JP H0449262Y2 JP 4617486 U JP4617486 U JP 4617486U JP 4617486 U JP4617486 U JP 4617486U JP H0449262 Y2 JPH0449262 Y2 JP H0449262Y2
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arm
boom
bucket
cylinder
bracket
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JP4617486U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はパワシヨベルなどの掘削機械に用い
られる作業機に関する。
従来の技術 従来パワシヨベルなどの掘削機械に用いられる
作業機の多くは、第9図に示すようにブームaの
先端にアームbを設け、アームbの先端にバケツ
トcを設けた構造で、ブームaを駆動するブーム
シリンダd、アームbを駆動するアームシリンダ
e及びバケツトcを駆動するバケツトシリンダf
が何れも露出した構造となつている。
考案が解決しようとする問題点 上記のような作業機は、ブームaやアームbが
箱型溶接構造となつていて、製作に多くの手数を
要するため、一般に高価で、かつ溶接個所に応力
が集立しやすいため、作業中溶接部が疲労破壊し
やすく、重量も重いなどの欠点がある。
またシリンダ類が露出しているため、作業中岩
石や障害物などが当つて破損しやすいなどの欠点
もある。
この考案は上記欠点を改善する目的でなされた
ものである。
問題点を解決するための手段及び作用 作業機本体を構成するブーム及びアームを管状
部材とこれら管状部材の端部に固着された二又ブ
ラケツトで構成すると共に、二又ブラケツトに開
口した透孔よりブーム及びアーム内に収容したア
ームシリンダやバケツトシリンダを突出させて、
アームやアームに取付けられたバケツトを回動す
るようにしたことにより、従来の箱型溶接構造の
ブーム及びアームに比べて溶接部分を大巾に減少
した掘削機械の作業機。
実施例 この考案を図示の一実施例を参照して詳述す
る。
図において1は作業機本体で、ブームシリンダ
2により起伏自在なブーム3と、このブーム3の
先端に枢着され、アームシリンダ4により回動自
在なアーム5及びアーム5の先端に枢着され、バ
ケツトシリンダ6により回動自在なバケツト7と
よりなる。
上記ブーム3は2本の管状部材3a,3bを鋳
物よりなるエルボ部材3cにより連結された構造
でほぼへ字形に形成されている。
また基端側となる管状部材3aの端部には基部
ブラケツト3dが固着されている。
上記基部ブラケツト3dの先端部は管状部材3
aの中心より下側へ偏心した位置にあつて、ピン
10により図示しない掘削機の上部旋回体に枢着
されていると共に、斜めに傾斜された側面には第
2図に示すように透孔3eが開口されていて、こ
の透孔3eよりブーム3内に油圧配管などが導入
できるようになつている。
またエルボ部材3cの下部には、ブラケツト3
c′が一体に突設されていて、このブラケツト3
c′に基端側が上部旋回体側に枢着されたブームシ
リンダ2の先端部がピン11により枢着されてい
ると共に、エルボ部材3cの両側部は第3図に示
すように内側へ凹入されていて、この凹入部3f
の内壁3g間に、管状部材3b内に収容されたア
ームシリンダ4の基端部がピン12により枢着さ
れている。
そして上記凹入部3fの両端壁3hには透孔3
iが開口されていて、一方の管状部材3a内に配
管された管路13が、これら透孔3iを経て他方
の管状部材3b内へ導入されている。
一方ブーム3の先端部を構成する管状部材3b
の端部には二又ブラケツト3jが固着されてい
る。
上記二又ブラケツト3jも鋳物製で、二又に分
岐した脚部3kを有している。これら脚部3kの
付け根部分は大きく開口した透孔3となつてい
て、この透孔3より上記アームシリンダ4の先
端部が出没自在に突出されていると共に、各脚部
3kの先端部は、管状部材3bの中心より下方へ
偏心されていて、先端部間にアーム5の一端側に
設けられた二又ブラケツト5aがピン14により
回動自在に枢着されている。
上記アーム5は管状部材5bとこの管状部材5
bの両端に固着された鋳物製の二又ブラケツト5
a,5cとよりなり、各二又ブラケツト5a,5
cも二又に分岐した脚部5d,5eを有してい
る。
一方の二又ブラケツト5aの脚部5dは管状部
材5bの中心より外側へ先端部が偏心されてい
て、各脚部5dの先端部間にピン15によりアー
ムシリンダ4の先端部が枢着されていると共に、
ブーム3側の二又ブラケツト3jとアーム5側の
二又ブラケツト5aを枢着するピン14には、管
状部材5b内に設けられたバケツトシリンダ6の
基端部が支承されている。
また管状部材5bの先端に設けられた二又ブラ
ケツト5cの脚部5eは、管状部材5bの中心よ
り大きく内側へ偏心されていて、先端部とその後
方にピン16,17が設けられ、先端側のピン1
6によりバケツト7の背面に突設されたブラケツ
ト7aの上部が回動自在に枢着されている。
後方に位置するピン17には各脚部5e間にお
いてチルトレバ18の一端が支承されていると共
に、チルトレバ18の他端側は、ほぼへ字形に形
成されたチルトロツド19の屈曲部にピン20に
より枢着されている。
上記チルトロツド19は第7図に示すように、
互に平行する2本のロツド部材19aよりなり、
先端部はピン21によりバケツト7の背面に突設
されたブラケツト7aの下部に枢着されていると
共に、他端側は二又ブラケツト5cに開口された
透孔5fより突出されたバケツトシリンダ6の先
端部がピン22により枢着されていて、バケツト
シリンダ6の伸縮に伴い第8図に示すように、バ
ケツトシリンダ6とチルトロツド19を枢着する
ピン22が放物線K上を移動してバケツト7を回
動させるようになつており、これによつてバケツ
トシリンダ6の揺動範囲が小さくなるため、バケ
ツトシリンダ6を収容するアーム5の径を小さく
することができる。
次に上記構成された作業機の作用を説明する
と、ブーム3は外付けされたブームシリンダ2に
より起伏されるようになつている。
またアーム5はブーム3内に設けられたアーム
シリンダ4によりピン14を中心に回動されるよ
うになる。
一方バケツト7はアーム5内に設けられたバケ
ツトシリンダ6によりピンを中心に次のように回
動される。
いま第8図の実線Aに示す位置から掘削を開始
すべくバケツトシリンダ6を伸長させると、バケ
ツトシリンダ6によりチルトロツド19が押され
て、チルトロツド19とチルトレバ18を枢着す
るピン20は、チルトレバ18の支点であるピン
17を中心に軌跡K′に沿つて回動される。
これに伴いバケツトシリンダ6とチルトロツド
19を枢着するピン22は軌跡K上を放物線を描
きながら回動され、バケツト7をピン16を中心
に第8図の仮想線で示すB位置まで回動させる。
また上記リンクモーシヨン時F2とF1の差
が小さくできることから、最大、最小の速度差及
び力の差が小さくでき、これによつてバケツト7
の終端速度を遅くして増力するとが可能となるこ
とから、掘削力の大巾な向上が図れるようにな
る。
なおFはバケツトシリンダ6の作動力、回転半
径を示す(第8図参照)。
考案の効果 この考案は以上詳述したように、作業機本体を
構成するブーム及びアームを管状部材とこれら管
状部材の端部に固着された二又ブラケツトで構成
すると共に、二又ブラケツトに開口した透孔より
ブーム及びアーム内に収容したアームシリンダや
バケツトシリンダを突出させて、アームやアーム
に取付けられたバケツトを回動するようにしたも
ので、従来のブームやアームを箱型溶接構造とし
たものに比べて溶接部分が大幅に減少できること
から、溶接部分に応力が集中して破損するなどの
虞れもなく、耐久性を一段と向上させることがで
きる。
またシリンダ類がブームやアーム内に内装され
ることから、作業中岩石や障害物などに当つて破
損するなどの虞れがないと共に、油圧配管類もブ
ームやアーム内に収容できることから、外観の向
上も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は全
体的な側面図、第2図は第1図方向からの矢視
図、第3図は第1図方向からの矢視図、第4図
は第1図方向からの矢視図、第5図は第1図
方向からの矢視図、第6図は第1図方向からの
矢視図、第7図は第1図方向からの拡大矢視
図、第8図は作用説明図、第9図は従来の説明図
である。 1は作業機本体、3はブーム、3a,3bは管
状部材、3jは二又ブラケツト、3は透孔、4
はアームシリンダ、5はアーム、5bが管状部
材、5a,5cは二又ブラケツト、5fは透孔、
6はバケツトシリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業機本体1を構成するブーム3及びアーム5
    を、管状部材3a,3b,5bと、これら管状部
    材3a,3b,5bの端部に固着された二又ブラ
    ケツト3j,5a,5cで構成すると共に、上記
    二又ブラケツト3j,5cに開口された透孔3
    ,5fより上記ブーム3及びアーム5内に収容
    されたアームシリンダ4及びバケツトシリンダ6
    を突出させてアーム5及びアーム5の先端に取付
    けたバケツト7を回動させるようにしてなる掘削
    機械の作業機。
JP4617486U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0449262Y2 (ja)

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JP4617486U JPH0449262Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP4617486U JPH0449262Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JPS62159565U JPS62159565U (ja) 1987-10-09
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JP4576602B2 (ja) * 2004-03-22 2010-11-10 ヤンマー建機株式会社 バックホー
JP5322557B2 (ja) * 2008-09-22 2013-10-23 日立建機株式会社 建設機械のアーム

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