JPH044913Y2 - - Google Patents

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JPH044913Y2
JPH044913Y2 JP2645984U JP2645984U JPH044913Y2 JP H044913 Y2 JPH044913 Y2 JP H044913Y2 JP 2645984 U JP2645984 U JP 2645984U JP 2645984 U JP2645984 U JP 2645984U JP H044913 Y2 JPH044913 Y2 JP H044913Y2
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JP
Japan
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bumper
elongated hole
vehicle body
thin film
fastening member
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JP2645984U
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JPS60137649U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用バンパのバンパサイド部取付構
造に関し、詳しくは、バンパの車体に対する前後
方向のスライドを可能にする構造に関する。これ
は、衝突などによりバンパから車体に伝達される
衝撃を軽減する分野で利用されるものである。
〔従来技術〕
バンパのサイド部内面に長溝もしくは長穴を有
するスライダーが固着され、バンパがこのスライ
ダーを介して車体にボルトなどで取付けられてい
る車両用バンパの取付構造として、実開昭57−
69743号公報に記載されたものがある。これは上
述の溝などがほぼ垂直面内で車体の前後方向に設
けられているので、車両が前方の車に追突したり
後方より追突された場合、バンパに作用する衝撃
で長溝に嵌つているボルトが溝に沿つて相対的に
動き、衝突の衝撃力が吸収されるようになつてい
る。このような構造におけるスライダーにタイヤ
から泥水が飛散しても、バンパサイド部の内面を
伝つて泥水がバンパ下端から垂れるだけで、泥水
がバンパ表面に出ることはない。
ところで、バンパがそのサイド部の内面だけで
なくサイド部の上面においても車体に取付けられ
るようになつている場合に、その上面の取付け部
においても上述したバンパの車体に対するスライ
ドを可能にするための長穴が必要とされる。しか
し、この長穴はバンパサイド部の上面に設けられ
るので、前述したスライダーの長溝と違つて水平
またはそれに近い開口状態となる。その結果、そ
の長穴近傍に泥水が跳ね揚げられると、その泥水
が長穴を通つてバンパ表面に出て垂れ跡を残し、
バンパの美観を損なうという問題がある。そのた
め、その長穴にボルトなどの締結部材を挿通する
際、スポンジ板を挟むなどして長穴の残余開口部
に蓋をすることもあるが、バンパの取付け部品点
数が増えると共にその装着手間も要求される問題
がある。
〔考案の目的〕
本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、そ
の目的は、バンパサイド部上面の車体取付け個所
においても衝突時などの衝撃を吸収することがで
きると共に、その個所からバンパ表面に泥水が出
るのを防止して垂れ跡が表面に残るのを回避する
ことができ、しかも、車体への装着作業の簡単な
車両用バンパのバンパサイド部取付構造を提供す
ることである。
〔考案の構成〕
本考案の特徴とするところは、バンパのサイド
部上面に長穴が設けられ、バンパサイド部をボデ
イに固定するため長穴を通る締結部材が設けら
れ、この締結部材が通る以外の領域の長穴には薄
膜がバンパと一体に成形されている車両用バンパ
のバンパサイド部取付構造としたことである。
〔実施例〕
以下に本考案をその実施例に基づいて詳細に説
明する。第1図は自動車の右前方部を示す斜視図
で、バンパ1のサイド部1Aの内面には詳細には
図示しないが、車体にバンパ1を取付けるための
スライダー2が固着されている。このスライダー
2にはほぼ垂直面内で車体側に開口し車体の前後
方向に延びる衝撃吸収用の長溝2aなどが形成さ
れ、その長溝2aに締結部材であるボルトなどを
挿通してバンパ1が車体に取付けられている。こ
のようなバンパ1は例えば、変性ポリプロピレン
などの樹脂で一体成形されたものであつて、図示
のバンパにおけるサイド部1Aの後端上部には突
起3が形成されて、その上面3aにはバンパサイ
ド部1Aの後端をボデイパネル4に取付けるため
の長穴5が設けられている。この長穴5は、水平
にしかも衝突時の衝撃を吸収することを考慮し
て、車体の前後方向に延びて開口されている。そ
して、長穴5は第2図に示すように、ネジ6を挿
入することにより脚部7aが拡大するグロメツト
7が挿通され、このグロメツト7とネジ6からな
る締結部材8によつてバンパ1の後端が車体に取
付けられるようになつている。しかし、グロメツ
ト7の鍔7bが長穴5の全てを覆うことはできな
いので、その締結部材8が通る以外の領域の長穴
5内に、薄膜9がバンパ1と一体に成形されてい
る。バンパ1全体は上述した変性ポリプロピレン
などの樹脂により成形されるものであるので、そ
の薄膜9はバンパ1の製造時に容易に形成され
る。なお、この薄膜9に第3図に示す例えば十文
字に形成された断面がV型の溝10を設けておく
と、薄膜部の厚みが少々厚く成形されている場合
でも、衝突による衝撃を受けて締結部材8が長穴
5内を相対移動するときの薄膜9の破断を容易す
る利点がある。
このような実施例によれば、次に述べるように
して衝突時にバンパ1に作用する衝撃を吸収し、
バンパサイド部上面を取付けているボデイパネル
4やバンパ1の損傷を軽減することができる。前
方の車両に追突すると、前面のバンパ1に後向き
の衝撃力が作用する。バンパ自体は車体に対して
バンパサイド部1Aの内面および後端上面におい
てそれぞれの長溝2aおよび長穴5を挿通する締
結部材で取付けられているので、衝撃力によりバ
ンパ1は車体に対して後方に移動する。すなわ
ち、サイド部1Aの内面における締結部材は長溝
2aに沿つてスライドする一方、サイド部上面3
aの締結部材8も長穴5内を薄膜9を破断してス
ライドする。その結果、バンパ1の後方移動が可
能となり、各締結部材に作用する衝突時の衝撃力
が和らげられ、ボデイパネル4などの破損が軽減
される。なお、このような取付け構造のバンパが
車体の後部に装着されている場合に、後続の車両
に追突されたときも同様の効果が発揮される。ま
た、薄膜9に溝10が形成されていれば、成形時
に薄膜9が比較的厚くなつていても、その溝によ
つて破断が容易に行なわれる。
ところで、衝突前にあつてはバンパサイド上面
の長穴5は薄膜9によつてカバーされているの
で、タイヤの跳ね飛ばした泥水がバンパサイド上
面に飛散しても、薄膜9ならびにグロメツト7の
鍔7bにより泥水が長穴5を通過することが阻止
される。したがつて、バンパサイド上面からバン
パ表面に泥水が垂れることはなく、バンパの美観
を損なう泥水跡が着くことは防止される。なお、
薄膜9がバンパ1に一体成形されるので、バンパ
を車体に装着するための部品や装着手間の増加も
回避される。
〔考案の効果〕
本考案は、バンパサイド部上面の車体への取付
け部に長穴を設けたので、追突時にバンパに作用
する衝撃を軽減してバンパ取付け部のボデイパネ
ルなどの損傷を抑制することができる。加えて、
そのための長穴に薄膜が形成されているので、そ
の薄膜が破断していない状態において、その薄膜
によつてタイヤが跳ね上げる泥水を遮断でき、バ
ンパ表面に泥水の垂れ跡が生じることを回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両右前方におけるバンパンの取付け
状態を示す斜視図、第2図は第1図の−線矢
視でバンパサイド部上面の取付け部断面図、第3
図は第2図の−線矢視図である。 1……バンパ、1A……バンパサイド部、3a
……上面、5……長穴、8……締結部材、9……
薄膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンパのサイド部上面に長穴が設けられ、バン
    パサイド部を車体に固定するため前記長穴を通る
    締結部材が設けられ、この締結部材が通る以外の
    領域の長穴には薄膜がバンパと一体に成形されて
    いることを特徴とする車両用バンパのバンパサイ
    ド部取付構造。
JP2645984U 1984-02-24 1984-02-24 車両用バンパのバンパサイド部取付構造 Granted JPS60137649U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2645984U JPS60137649U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 車両用バンパのバンパサイド部取付構造

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JP2645984U JPS60137649U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 車両用バンパのバンパサイド部取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS60137649U JPS60137649U (ja) 1985-09-12
JPH044913Y2 true JPH044913Y2 (ja) 1992-02-13

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JP2645984U Granted JPS60137649U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 車両用バンパのバンパサイド部取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002046538A (ja) * 2000-08-07 2002-02-12 Nissan Diesel Motor Co Ltd ステップの取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086628Y2 (ja) * 1988-04-28 1996-02-28 富士重工業株式会社 自動車のバンパサイド取付構造
JPH086629Y2 (ja) * 1988-10-24 1996-02-28 いすゞ自動車株式会社 バンパーサイドの固定構造

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JP2002046538A (ja) * 2000-08-07 2002-02-12 Nissan Diesel Motor Co Ltd ステップの取付構造

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JPS60137649U (ja) 1985-09-12

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