JP2534823Y2 - バンパー構造 - Google Patents

バンパー構造

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JP2534823Y2
JP2534823Y2 JP1928491U JP1928491U JP2534823Y2 JP 2534823 Y2 JP2534823 Y2 JP 2534823Y2 JP 1928491 U JP1928491 U JP 1928491U JP 1928491 U JP1928491 U JP 1928491U JP 2534823 Y2 JP2534823 Y2 JP 2534823Y2
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JP
Japan
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bumper
lens
upper face
face terminal
bracket
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JP1928491U
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JPH053051U (ja
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國彦 竹重
賢一 大里
浩一郎 中村
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バンパー構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のバンパー構造とし
て、例えば実開平1―175950号公報に開示されて
いるように、バンパーフェースの車幅方向に延びる上側
フェース端末に上方に突出する突条を形成することによ
り、その上方に接近して配置されたヘッドランプのレン
ズとの隙間を小さくして見栄えを良くするとともに、衝
突時に上記突条をレンズの下方に干渉しないように移動
させてレンズの破損を防止するようにした構造が知られ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のバンパー構造では、バンパーフェースの車幅方向に延
びる上側フェース端末はどこにも支持されておらず、例
えば太陽熱の熱作用によって撓んでレンズとの隙間がば
らつくおそれがある。また、バンパーを車体に組み付け
る際の組付け誤差によっても上記隙間がばらつくおそれ
がある。そして、上側フェース端末とレンズとの隙間が
大きい場合には、見栄えが悪くなる一方、隙間が小さく
なり過ぎた場合には、衝突時に突条がレンズと干渉して
該レンズが破損するおそれがある。
【0004】本考案はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、バンパーフェースの上
側フェース端末をバンパーレインフォースメントに適切
に支持させることにより、上側フェース端末とレンズと
の隙間を常に一定に設定して見栄えを良くするとともに
衝突時におけるレンズの破損を確実に防止せんとするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の解決手段は、バンパーフェースの車幅方向
に延びる上側フェース端末がランプのレンズに接近して
配置されたバンパーの構造において、上記上側フェース
端末に下方に突出するリブを設ける。さらに、該リブを
バンパーレインフォースメントの上部に設けられた支持
部で車体前後方向に摺接可能に支持するとともに、該支
持部の高さを上記レンズの下端よりも下方に位置するよ
うに設定したことである。
【0006】
【作用】上記の構成により、本考案では、バンパーフェ
ースの車幅方向に延びる上側フェース端末に設けられた
下方に突出するリブが、バンパーレインフォースメント
の上部に設けられた支持部で車体前後方向に摺接可能に
支持されていることから、例えば太陽熱が作用しても上
側フェース端末は撓まず、よって該上側フェース端末と
レンズとの隙間がばらつくことなく常に一定に設定され
る。また、バンパーを車体に組み付ける際、上側フェー
ス端末が支持部を基準として組み付けられるので組付け
誤差がなくなり、上記隙間がばらつくことなく常に一定
に設定される。したがって、上側フェース端末とレンズ
との隙間が常に一定に設定されて見栄えが良くなる。
【0007】さらに、上記支持部の高さがランプのレン
ズの下端よりも下方に位置するように設定されているこ
とから、衝突時、その衝撃によってバンパーレインフォ
ースメント(支持部)が後退してレンズ下方に潜り込む
と、リブと支持部とが車体前後方向に相対的に摺動して
リブが支持部から外れ、支えのない状態の上側フェース
端末が下方に下がって上記レンズと干渉するのが回避さ
れ、該レンズの破損が確実に防止される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例に係るバンパー構造を
図面に基づいて説明する。
【0009】図5は自動車Aの前部を示し、同図におい
て、1は樹脂製のフロントバンパー、3,3は該フロン
トバンパー1の車幅方向両端上方に配置されたヘッドラ
ンプ、5は該両ヘッドランプ3,3間に配置された3本
の横桟7,7,7を有するグリルである。
【0010】上記フロントバンパー1は、図1に示すよ
うに、バンパーフェース9を備えてなり、該バンパーフ
ェース9の下方には、バンパーフェース9下部に巻き込
まれるエアの整流を行うバンパーウイング11が例えば
インジェクション成形等により一体に成形され、両者間
には車幅方向に延びるエア逃がし孔13が形成されてい
る。また、上記バンパーフェース9の内側には、発泡体
からなる衝撃吸収体15がバンパーフェース9内面との
間に所定の隙間Cを形成し、上下両端をバンパーフェー
ス9内面に当接し、上記各衝撃吸収体15の後端(図1
右端)を車幅方向に延びる金属製のバンパーレインフォ
ースメント17の前面(図1左側の面)に当接して配置
されている。そして、上記バンパーフェース9は、下端
がファスナー19によってバンパーレインフォースメン
ト17の下部に取り付けられているとともに、上端が図
4に示すようにグリル5の下方では、ブラケット20に
ピン21でかしめられ、かつ該ブラケット20がファス
ナー23によってバンパーレインフォースメント17の
上部に取り付けられている。
【0011】一方、上記ヘッドランプ3は、樹脂製のハ
ウジング25と、該ハウジング25の前部にシール材2
7を介して取り付けられたレンズ29とを備えてなり、
該レンズ29の下方に上記バンパーフェース9の車幅方
向に延びる上側フェース端末31が接近して配置されて
いる。そして、本考案の特徴として、上記上側フェース
端末31の裏面には、車幅方向に水平に延びるフランジ
32が一体に成形され、該フランジ32には、下方に突
出する複数(図1では1つのみ表われる)のリブ33,
33,…が一体に成形されている。また、上記バンパー
レインフォースメント17の上部には、支持部としての
ブラケット35が車幅方向にファスナー37によって取
り付けられ、該ブラケット35で上記各リブ33を車体
前後方向に摺接可能に支持している。さらに、上記各ブ
ラケット35の高さは上記レンズ29の下端よりも下方
に位置するように設定され、図2および図3に示すよう
に、自動車Aが物体Bに衝突した時、その衝撃によって
バンパーレインフォースメント17が後退しても、ブラ
ケット35の上端がレンズ29下端と干渉しないように
なされている。なお、図4中、39はグリル5の最下部
に位置する横桟7と下端開口縁部5aとの隙間を隠すた
めのガーニッシュである。
【0012】このように、本実施例では、バンパーフェ
ース9の上側フェース端末31に下方に突出する複数の
リブ33,33,…を一体に成形し、該各リブ33をバ
ンパーレインフォースメント17の上部に取り付けられ
たブラケット35に車体前後方向に摺接可能に支持させ
ていることから、例えば太陽熱が作用しても上側フェー
ス端末31は撓むことがなく、これにより該上側フェー
ス端末31とレンズ29との隙間をばらつくことなく常
に一定に設定することができる。また、フロントバンパ
ー1を車体に組み付ける際、上側フェース端末31をブ
ラケット35を基準として誤差なく組み付けることがで
き、上記隙間をばらつくことなく常に一定に設定するこ
とができる。したがって、上側フェース端末31とレン
ズ29との隙間を常に一定に設定することができて見栄
えを良くすることができる。
【0013】さらに、上記実施例では、ブラケット35
の高さをヘッドランプ3のレンズ29下端よりも下方に
位置するように設定していることから、図3に示すよう
に、自動車Aが物体Bに衝突した時、その衝撃によって
バンパーレインフォースメント17(ブラケット35)
が後退してレンズ29下方に潜り込み、各リブ33とブ
ラケット35とが車体前後方向に相対的に摺動して各リ
ブ33がブラケット35から外れ、支えのない状態の上
側フェース端末31が下方に下がって上記レンズ29と
の干渉を回避し得、該レンズ29の破損を確実に防止す
ることができる。
【0014】なお、上記実施例では、支持部をバンパー
レインフォースメント17と別体のブラケット35で構
成し、該ブラケット35をバンパーレインフォースメン
ト17の上部にファスナー37によって取り付けたが、
これに限らず、支持部をバンパーレインフォースメント
17と一体に形成してもよい。
【0015】また、上記実施例では、バンパーがフロン
トバンパー1である場合を示したが、リヤバンパーであ
ってもよい。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
バンパーフェースの車幅方向に延びる上側フェース端末
に下方に突出するリブを設け、該リブをバンパーレイン
フォースメントの上部に設けられた支持部で車体前後方
向に摺接可能に支持するとともに、該支持部の高さをラ
ンプのレンズ下端よりも下方に位置するように設定した
ので、上側フェース端末とレンズとの隙間を常に一定に
設定できて見栄えを良くすることができるとともに、衝
突時におけるレンズの破損を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5のI−I線における断面図である。
【図2】衝突初期時におけるフロントバンパーおよびバ
ンパーレインフォースメントの挙動を示す断面図であ
る。
【図3】衝突が進行した状態におけるフロントバンパー
およびバンパーレインフォースメントの挙動を示す断面
図である。
【図4】図5のIV−IV線における断面図である。
【図5】自動車の前部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…フロントバンパー 3…ヘッドランプ 9…バンパーフェース 17…バンパーレインフォースメント 29…レンズ 31…上側フェース端末 33…リブ 35…ブラケット(支持部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 浩一郎 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−94853(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーフェースの車幅方向に延びる上
    側フェース端末がランプのレンズに接近して配置された
    バンパーの構造であって、上記上側フェース端末に下方
    に突出するリブを設け、該リブをバンパーレインフォー
    スメントの上部に設けられた支持部で車体前後方向に摺
    接可能に支持するとともに、該支持部の高さを上記レン
    ズの下端よりも下方に位置するように設定したことを特
    徴とするバンパー構造。
JP1928491U 1991-03-28 1991-03-28 バンパー構造 Expired - Lifetime JP2534823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1928491U JP2534823Y2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 バンパー構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1928491U JP2534823Y2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 バンパー構造

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Publication Number Publication Date
JPH053051U JPH053051U (ja) 1993-01-19
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ID=11995149

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JP4488047B2 (ja) 2007-09-26 2010-06-23 トヨタ自動車株式会社 ランプ取付け構造

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JPH053051U (ja) 1993-01-19

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