JPH0448156B2 - - Google Patents
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- JPH0448156B2 JPH0448156B2 JP4754086A JP4754086A JPH0448156B2 JP H0448156 B2 JPH0448156 B2 JP H0448156B2 JP 4754086 A JP4754086 A JP 4754086A JP 4754086 A JP4754086 A JP 4754086A JP H0448156 B2 JPH0448156 B2 JP H0448156B2
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- Japan
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- piston
- air
- bit
- exhaust
- pipe
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- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 13
- 238000009527 percussion Methods 0.000 claims description 8
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 7
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
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- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、圧力エアによりピストンを上下動さ
せ、そのピストンの打撃エネルギによりドリルビ
ツトに繰り返し打撃振動を与えるようにした湿式
空圧打撃掘削装置に係り、特に水中で使用可能な
湿式空圧打撃装置に関する。
せ、そのピストンの打撃エネルギによりドリルビ
ツトに繰り返し打撃振動を与えるようにした湿式
空圧打撃掘削装置に係り、特に水中で使用可能な
湿式空圧打撃装置に関する。
エアハンマドリルは、ビツトを先端部で軸方向
に摺動自在に支持する円筒状ケースと、ケース内
で軸方向に摺動自在に支持されその下端部でビツ
トを打撃するピストンとから構成されている。ピ
ストンの上下には圧力室が形成され、上下の圧力
室には交互に外部からの圧力エアによつて、加圧
されピストンを連続的に上下動させている。
に摺動自在に支持する円筒状ケースと、ケース内
で軸方向に摺動自在に支持されその下端部でビツ
トを打撃するピストンとから構成されている。ピ
ストンの上下には圧力室が形成され、上下の圧力
室には交互に外部からの圧力エアによつて、加圧
されピストンを連続的に上下動させている。
従来ピストンの作動に利用した圧力エアは、ビ
ツトの先端から孔低に噴出され、この噴出エアは
ビツトの歯先を洗浄すると共に掘削したスライム
等を地上に吹き上げ除去しながら掘進する。エア
ハンマドリルは、圧縮エアを利用するため高い衝
撃力が得られるので岩盤の掘削に通常用いられて
いる。
ツトの先端から孔低に噴出され、この噴出エアは
ビツトの歯先を洗浄すると共に掘削したスライム
等を地上に吹き上げ除去しながら掘進する。エア
ハンマドリルは、圧縮エアを利用するため高い衝
撃力が得られるので岩盤の掘削に通常用いられて
いる。
しかしながら、水中で使用する場合このような
従来の空圧式打撃ドリルでは種々の不具合を生じ
る。例えば海中や川やダム等の水中で掘削する場
合水頭圧がビツトの先端にかかり泥水等がエア圧
力室に逆流して浸入するためエアハンマドリルが
作動不能になつてしまう。また水頭圧が噴出エア
圧に達しなくても、作動エア圧力はこの水頭圧に
左右されるのでピストンの打撃エネルギが低下し
ビツトを充分に打撃することができなくなり掘削
効率が悪くなる不具合がある。
従来の空圧式打撃ドリルでは種々の不具合を生じ
る。例えば海中や川やダム等の水中で掘削する場
合水頭圧がビツトの先端にかかり泥水等がエア圧
力室に逆流して浸入するためエアハンマドリルが
作動不能になつてしまう。また水頭圧が噴出エア
圧に達しなくても、作動エア圧力はこの水頭圧に
左右されるのでピストンの打撃エネルギが低下し
ビツトを充分に打撃することができなくなり掘削
効率が悪くなる不具合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、エアハンマドリルの作動に供した排気エアを
掘管を介して地上に還元させるとともに、掘削し
た土砂を掘管を介して排出することによつて、水
頭圧による背圧の影響を受けないようにすること
ができる湿式空圧打撃掘削装置を提供することを
目的とする。
で、エアハンマドリルの作動に供した排気エアを
掘管を介して地上に還元させるとともに、掘削し
た土砂を掘管を介して排出することによつて、水
頭圧による背圧の影響を受けないようにすること
ができる湿式空圧打撃掘削装置を提供することを
目的とする。
本発明は前記目的を達成するために、地上から
の圧力エアによつてピストンを作動させピストン
下端部でビツトに打撃振動を与えながら掘削する
エアハンマドリルであつて、前記ピストンを中空
にし、前記ピストン下端部と対向するピストン上
部側に前記中空部と連通するように排気孔を設
け、ピストン作動に供した排気エア直接排気孔か
ら又はピストン中空部を介して排気孔から排出す
るエアハンマドリルを、ケーシングに1本或いは
複数本並列に結束するとともに、該ケーシング
は、掘管の給気管から前記エアハンマドリルに圧
力エアを供給するための給気通路と、掘管の排気
管と前記排気孔とを連結する排気通路と、上端が
掘管の排水管に連結し、下端がビツト近傍に開口
し、該ビツトで掘削した土砂を水とともに吸引す
る排水通路とを備えていることを特徴としてい
る。
の圧力エアによつてピストンを作動させピストン
下端部でビツトに打撃振動を与えながら掘削する
エアハンマドリルであつて、前記ピストンを中空
にし、前記ピストン下端部と対向するピストン上
部側に前記中空部と連通するように排気孔を設
け、ピストン作動に供した排気エア直接排気孔か
ら又はピストン中空部を介して排気孔から排出す
るエアハンマドリルを、ケーシングに1本或いは
複数本並列に結束するとともに、該ケーシング
は、掘管の給気管から前記エアハンマドリルに圧
力エアを供給するための給気通路と、掘管の排気
管と前記排気孔とを連結する排気通路と、上端が
掘管の排水管に連結し、下端がビツト近傍に開口
し、該ビツトで掘削した土砂を水とともに吸引す
る排水通路とを備えていることを特徴としてい
る。
以下添付図面に従つて本発明に係る湿式空圧打
撃掘削装置の好ましい実施例を詳説する。
撃掘削装置の好ましい実施例を詳説する。
第1図は本発明に係る湿式空圧打撃掘削装置の
断面図で、複数本、例えば2本のエアハンマドリ
ルを設けた場合に関して示している。同図におい
て、ケーシング10は、その中心部に排水通路1
2を有するとともに、2本のエアハンマドリル2
0,30に圧力エアを供給するための給気通路1
4a,14b及び2本のエアハンマドリル20,
30からの排気エアを排出するための排気通路1
6a,16bを有している。
断面図で、複数本、例えば2本のエアハンマドリ
ルを設けた場合に関して示している。同図におい
て、ケーシング10は、その中心部に排水通路1
2を有するとともに、2本のエアハンマドリル2
0,30に圧力エアを供給するための給気通路1
4a,14b及び2本のエアハンマドリル20,
30からの排気エアを排出するための排気通路1
6a,16bを有している。
このケーシング10は、排水管42、給気管4
4及び排気管46を有する掘管40の下端にシー
ル部材を介してボルト止め等により設けられ、ケ
ーシング10の上記排水通路12、給気通路14
a及び排気通路16bはそれぞれ掘管40の排水
管42、給気管44及び排気管46と連通され
る。また、このケーシング10は、2本のエアハ
ンマドリル20,30を排水通路12の両側に並
列に結束する。
4及び排気管46を有する掘管40の下端にシー
ル部材を介してボルト止め等により設けられ、ケ
ーシング10の上記排水通路12、給気通路14
a及び排気通路16bはそれぞれ掘管40の排水
管42、給気管44及び排気管46と連通され
る。また、このケーシング10は、2本のエアハ
ンマドリル20,30を排水通路12の両側に並
列に結束する。
エアハンマドリル20は、中空のピストン21
及びビツト22を有するとともに、通路23a〜
23g、及びピストン中空部21a、排気孔2
4、第1圧力室25、第2圧力室26が形成され
ている。このエアハンマドリル20はビツト22
をスプライン結合等によつて軸方向に所定量摺動
自在に支持し、エアハンマドリル20の外周部材
とビツト22との間には圧力エアが洩れないため
に又、孔内水が浸入しないためにシール部材27
が設けられている。また、上記通路23aはケー
シング10の給気通路14bと連通し、排気孔2
4は排気通路16aと連通している。
及びビツト22を有するとともに、通路23a〜
23g、及びピストン中空部21a、排気孔2
4、第1圧力室25、第2圧力室26が形成され
ている。このエアハンマドリル20はビツト22
をスプライン結合等によつて軸方向に所定量摺動
自在に支持し、エアハンマドリル20の外周部材
とビツト22との間には圧力エアが洩れないため
に又、孔内水が浸入しないためにシール部材27
が設けられている。また、上記通路23aはケー
シング10の給気通路14bと連通し、排気孔2
4は排気通路16aと連通している。
エアハンマドリル20及び30のビツト22及
び32は、それぞれ凹部22a及び32aが形成
されており、排水通路12の下方には、上記凹部
22a、32aと遊嵌合する凸部18aを有し、
且つ排水通路12の開口部に対して摺動自在な中
空の部材18が設けられている。また、ビツト2
2は、排水通路12の開口部中心に向かつて突出
し、開口部下方を掘削するためのコアカツタ22
bを備えている。
び32は、それぞれ凹部22a及び32aが形成
されており、排水通路12の下方には、上記凹部
22a、32aと遊嵌合する凸部18aを有し、
且つ排水通路12の開口部に対して摺動自在な中
空の部材18が設けられている。また、ビツト2
2は、排水通路12の開口部中心に向かつて突出
し、開口部下方を掘削するためのコアカツタ22
bを備えている。
上記の如く構成された湿式空圧打撃掘削装置
は、先ず給気管44から供給された圧力エアを、
給気通路14a,14b、通路23a,23b,
23c,23d,23eを介して第1圧力室25
に加える。この第1圧力室25が高圧になると、
その圧力によつてピストン21は上方に押し上げ
られる。
は、先ず給気管44から供給された圧力エアを、
給気通路14a,14b、通路23a,23b,
23c,23d,23eを介して第1圧力室25
に加える。この第1圧力室25が高圧になると、
その圧力によつてピストン21は上方に押し上げ
られる。
ピストン21が第1圧力室25の圧力及びピス
トン21の上方慣性力によつて更に上方に移動し
ていくと、通路23d,23e間がピストン21
によつて遮断されて第1圧力室25に圧力エアが
供給されなくなり、一方、ピストン21によつて
遮断されていた通路23f,23g間が連通して
第2圧力室26に圧力エアが環状通路23c、通
路23f,23gを介して供給されるようにな
る。また、第1圧力室25はピストン中空部21
aと連通するようになり、ピストン作動に供した
第1圧力室25内のエア(排気エア)はピストン
中空部21a、排気孔24、排気通路16a,1
6bを介して排気管46に排出される。
トン21の上方慣性力によつて更に上方に移動し
ていくと、通路23d,23e間がピストン21
によつて遮断されて第1圧力室25に圧力エアが
供給されなくなり、一方、ピストン21によつて
遮断されていた通路23f,23g間が連通して
第2圧力室26に圧力エアが環状通路23c、通
路23f,23gを介して供給されるようにな
る。また、第1圧力室25はピストン中空部21
aと連通するようになり、ピストン作動に供した
第1圧力室25内のエア(排気エア)はピストン
中空部21a、排気孔24、排気通路16a,1
6bを介して排気管46に排出される。
第2圧力室26は、ピストン中空部21aの上
部が排気孔24の筒体24Aと嵌合するとその排
気通路が遮断され、供給される圧力エアによつて
室内圧が上昇する。この圧力がピストン21の上
昇力に打ち勝つと、ピストン21は下方に押し下
げられる。
部が排気孔24の筒体24Aと嵌合するとその排
気通路が遮断され、供給される圧力エアによつて
室内圧が上昇する。この圧力がピストン21の上
昇力に打ち勝つと、ピストン21は下方に押し下
げられる。
ピストン21が第2圧力室26の圧力及びピス
トン21の下方慣性力によつて更に下方に移動し
ていくと、通路23f,23g間がピストン21
によつて遮断されて第2圧力室26に圧力エアが
供給されなくなり、一方、ピストン21によつて
遮断されていた通路23d,23e間が連通して
第1圧力室25に圧力エアが供給されるようにな
る。また、第2圧力室26は排気孔24と連通す
るようになり、ピストン作動に供した第2圧力室
26内の排気エアは排気孔24、排気通路16
a,16bを介して排気管46に排出される。
トン21の下方慣性力によつて更に下方に移動し
ていくと、通路23f,23g間がピストン21
によつて遮断されて第2圧力室26に圧力エアが
供給されなくなり、一方、ピストン21によつて
遮断されていた通路23d,23e間が連通して
第1圧力室25に圧力エアが供給されるようにな
る。また、第2圧力室26は排気孔24と連通す
るようになり、ピストン作動に供した第2圧力室
26内の排気エアは排気孔24、排気通路16
a,16bを介して排気管46に排出される。
このように、第1圧力室25及び第2圧力室2
6の圧力エアの供給又は排気が連続的に繰り返さ
れ、ピストン21は連続的に上下動して下方のビ
ツト22を連続的に打撃する。又、エアハンマド
リル20とビツト22の嵌合部にはシール27が
設けられているので孔内水が浸入するのを防いで
いる、従つてエアハンマドリル20の作動を防げ
ることがなく、ハンマの打撃力の低下もない。
又、シール27の背面側のビツト軸側には、圧力
エアが作用しているので、水頭圧との圧力差が小
さいため高深度においてもシール27の耐久性が
高くなる。なお、エアハンマドリル30は、その
ビツト32の形状がエアハンマドリル20のもの
と若干異なるだけであり、他の構成、作用はエア
ハンマドリル20と同一のため、ここでは詳細な
説明は省略する。図中ビツト中心部は途中まで中
心部に穴があいているが本発明によれば、ビツト
より排気エアを排出しないのでビツト軸は穴が開
いていないものでもよい。
6の圧力エアの供給又は排気が連続的に繰り返さ
れ、ピストン21は連続的に上下動して下方のビ
ツト22を連続的に打撃する。又、エアハンマド
リル20とビツト22の嵌合部にはシール27が
設けられているので孔内水が浸入するのを防いで
いる、従つてエアハンマドリル20の作動を防げ
ることがなく、ハンマの打撃力の低下もない。
又、シール27の背面側のビツト軸側には、圧力
エアが作用しているので、水頭圧との圧力差が小
さいため高深度においてもシール27の耐久性が
高くなる。なお、エアハンマドリル30は、その
ビツト32の形状がエアハンマドリル20のもの
と若干異なるだけであり、他の構成、作用はエア
ハンマドリル20と同一のため、ここでは詳細な
説明は省略する。図中ビツト中心部は途中まで中
心部に穴があいているが本発明によれば、ビツト
より排気エアを排出しないのでビツト軸は穴が開
いていないものでもよい。
エアハンマドリル20,30のビツト22,3
2が打撃されると、各ビツトの凹部22a,32
aは中空の部材18の凸部18aと遊嵌合してい
るため、各ビツトはそれぞれ軸方向の移動が規制
され、それぞれ略同一の移動をする。
2が打撃されると、各ビツトの凹部22a,32
aは中空の部材18の凸部18aと遊嵌合してい
るため、各ビツトはそれぞれ軸方向の移動が規制
され、それぞれ略同一の移動をする。
また、ビツト22,32によつて掘削された土
砂は、サクシヨンポンプ等によつて水とともに中
空の部材18、排水通路12を介して吸い上げら
れ、排水管42を通つて地上側に回収される。な
お、本実施例では、いわゆるリバース工法による
排土を示したが、本装置によれば地上からポンプ
によつて排水通路12より孔底に送水して掘削屑
を押し上げて排土する正循環工法も可能である。
砂は、サクシヨンポンプ等によつて水とともに中
空の部材18、排水通路12を介して吸い上げら
れ、排水管42を通つて地上側に回収される。な
お、本実施例では、いわゆるリバース工法による
排土を示したが、本装置によれば地上からポンプ
によつて排水通路12より孔底に送水して掘削屑
を押し上げて排土する正循環工法も可能である。
第2図は本発明に係る湿式空圧打撃掘削装置の
他の実施例を示す断面図で、1本のエアハンマド
リルを設けた場合に関して示している。また、第
3図は第2図のA−A断面図である。
他の実施例を示す断面図で、1本のエアハンマド
リルを設けた場合に関して示している。また、第
3図は第2図のA−A断面図である。
第2図において、ケーシング50は、その中心
部に排水通路52を有するとともに、エアハンマ
ドリル60に圧力エアを供給するための給気通路
54a,54b及びエアハンマドリル60からの
排気エアを排出するための排気通路56a,56
bを有している。このケーシング50は、第1図
に於けるケーシング10と同様に掘管40の下端
に配設され、またエアハンマドリル60を支持す
る。
部に排水通路52を有するとともに、エアハンマ
ドリル60に圧力エアを供給するための給気通路
54a,54b及びエアハンマドリル60からの
排気エアを排出するための排気通路56a,56
bを有している。このケーシング50は、第1図
に於けるケーシング10と同様に掘管40の下端
に配設され、またエアハンマドリル60を支持す
る。
エアハンマドリル60は、中空のピストン61
及び中空のビツト62を有するとともに、通路6
3a〜63g、及びピストン中空部61a、排気
孔64、排気孔の筒体64A、第1圧力室65、
第2圧力室66が形成されている。このエアハン
マドリル60はビツト62をスプライン結合等に
よつて軸方向に所定量摺動自在に支持し、エアハ
ンマドリル60の外周部材とビツト62との間に
はシール部材67が設けられている。
及び中空のビツト62を有するとともに、通路6
3a〜63g、及びピストン中空部61a、排気
孔64、排気孔の筒体64A、第1圧力室65、
第2圧力室66が形成されている。このエアハン
マドリル60はビツト62をスプライン結合等に
よつて軸方向に所定量摺動自在に支持し、エアハ
ンマドリル60の外周部材とビツト62との間に
はシール部材67が設けられている。
上記ケーシング50の排水通路52、給気通路
54a,54b、排気通路56a,56b及びエ
アハンマドリル60の通路63a〜63g、第1
圧力室65、第2圧力室66は、それぞれ第1図
におけるケーシング10の排水通路12、給気通
路14a,14b、排気通路16a,16b及び
エアハンマドリル20の通路23a〜23g、第
1圧力室25、第2圧力室26と同等のものであ
るため、ここでは詳細な説明は省略する。
54a,54b、排気通路56a,56b及びエ
アハンマドリル60の通路63a〜63g、第1
圧力室65、第2圧力室66は、それぞれ第1図
におけるケーシング10の排水通路12、給気通
路14a,14b、排気通路16a,16b及び
エアハンマドリル20の通路23a〜23g、第
1圧力室25、第2圧力室26と同等のものであ
るため、ここでは詳細な説明は省略する。
第1図の装置と異なる点は、排水通路52がエ
アハンマドリル60の中央を貫通して設けられて
いるため、ピストン中空部61a及び排気孔64
の筒体64Aと排水通路52とによつて画成され
る環状通路68及び排気孔64が第1圧力室6
5、第2圧力室66からの排気エアの通路となる
点と、ビツト62と排水通路52との間にシール
部材70が設けられる点である。また、ビツト6
2は、単一ビツトで第3図に示すように4つの切
削刃部62a〜62dを有し、このうち切削刃部
62aは、排水通路52の開口部中心に向かつて
突出し、開口部の下方を掘削するための凸部を有
している。
アハンマドリル60の中央を貫通して設けられて
いるため、ピストン中空部61a及び排気孔64
の筒体64Aと排水通路52とによつて画成され
る環状通路68及び排気孔64が第1圧力室6
5、第2圧力室66からの排気エアの通路となる
点と、ビツト62と排水通路52との間にシール
部材70が設けられる点である。また、ビツト6
2は、単一ビツトで第3図に示すように4つの切
削刃部62a〜62dを有し、このうち切削刃部
62aは、排水通路52の開口部中心に向かつて
突出し、開口部の下方を掘削するための凸部を有
している。
なお、エアハンマドリルの数、ビツト形状は本
実施例に限らず、種々のものが考えられる。
実施例に限らず、種々のものが考えられる。
以上説明したように本発明に係る湿式空圧打撃
掘削装置によれば、エアハンマドリルの排気エア
を地上に還元させているので、水中においてもエ
アハンマドリルの高い衝撃力を失うことなく効率
の良い掘削が可能である。特に排気口を上部に設
けビツト軸側面には排気口を設けないようにした
ため、構造が簡単になるとともにシールすべきビ
ツト部分の径を比較的に小さくしても十分強度を
得ることができ、これにより水頭圧によるビツト
にかかる背圧を小さくできるのでエネルギ損失も
小さくでき、更にシール部分での圧力差も小さく
なるので、シール性能(効果)が向上するという
利点がある。
掘削装置によれば、エアハンマドリルの排気エア
を地上に還元させているので、水中においてもエ
アハンマドリルの高い衝撃力を失うことなく効率
の良い掘削が可能である。特に排気口を上部に設
けビツト軸側面には排気口を設けないようにした
ため、構造が簡単になるとともにシールすべきビ
ツト部分の径を比較的に小さくしても十分強度を
得ることができ、これにより水頭圧によるビツト
にかかる背圧を小さくできるのでエネルギ損失も
小さくでき、更にシール部分での圧力差も小さく
なるので、シール性能(効果)が向上するという
利点がある。
第1図は本発明に係る湿式空圧打撃掘削装置の
一実施例を示す断面図、第2図は本発明に係る湿
式空圧打撃掘削装置の他の実施例を断面図、第3
図は第2図のA−A断面図である。 10,50……ケーシング、12,52……排
水通路、14a,14b,54a,54b……給
気通路、16a,16b,56a,56b……排
気通路、20,30,60……エアハンマドリ
ル、21,61……ピストン、21a,61a…
…ピストン中空部、24……排気孔、22,3
2,62……ビツト、23a〜23g,63a〜
63g,24,64……通路、25,65……第
1圧力室、26,66……第2圧力室、27,6
7,70……シール部材。
一実施例を示す断面図、第2図は本発明に係る湿
式空圧打撃掘削装置の他の実施例を断面図、第3
図は第2図のA−A断面図である。 10,50……ケーシング、12,52……排
水通路、14a,14b,54a,54b……給
気通路、16a,16b,56a,56b……排
気通路、20,30,60……エアハンマドリ
ル、21,61……ピストン、21a,61a…
…ピストン中空部、24……排気孔、22,3
2,62……ビツト、23a〜23g,63a〜
63g,24,64……通路、25,65……第
1圧力室、26,66……第2圧力室、27,6
7,70……シール部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 地上からの圧力エアによつてピストンを作動
させピストン下端部でビツトに打撃振動を与えな
がら掘削するエアハンマドリルであつて、前記ピ
ストンを中空に形成し、前記ピストン上端側の位
置に、前記ピストンの動作過程中に該ピストンの
中空部が出入する筒体を有する排気孔をハンマ本
体に設け、ピストン動作に供した排気エアを前記
排気孔から掘管の排気通路を介して地上へ排出す
るエアハンマドリルを、ケーシングに1本或いは
複数本並列に固定するとともに、該ケーシング
は、掘管の給気管から前記エアハンマドリルに圧
力エアを供給するための給気通路と、掘管の排気
管と記排気孔とを連通する排気通路と、掘管の排
水管に連通し、下端がビツト近傍に開口し、該ビ
ツトで掘削した土砂を排土する排水通路とを備え
ていることを特徴とする湿式空圧打撃掘削装置。 2 前記排水通路は、前記中空ピストン内を貫通
してビツト内に開口したことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の湿式空圧打撃掘削装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61047540A JPS62206188A (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 | 湿式空圧打撃掘削装置 |
US06/911,251 US4790391A (en) | 1985-10-04 | 1986-09-24 | Air pressure impact drilling method and apparatus for same |
GB08623005A GB2181473B (en) | 1985-10-04 | 1986-09-24 | Air pressure impact drilling apparatus |
SE8604183A SE501282C2 (sv) | 1985-10-04 | 1986-10-02 | Tryckluftsdriven slagborranordning |
CA000519785A CA1260922A (en) | 1985-10-04 | 1986-10-03 | Air pressure impact drilling method and apparatus for same |
DE3633749A DE3633749C2 (de) | 1985-10-04 | 1986-10-03 | Druckluft-Schlagbohrverfahren und Druckluft-Schlagbohrvorrichtung zur Durchführung desselben |
IT67750/86A IT1195188B (it) | 1985-10-04 | 1986-10-03 | Procedimento e dispositivo in perforazione mediante energia d urto generata da aria compressa |
FR868613832A FR2599782B1 (fr) | 1985-10-04 | 1986-10-03 | Procede et appareil de forage par percussion |
KR1019860008318A KR930006409B1 (ko) | 1985-10-04 | 1986-10-04 | 공압타격식 굴삭장치 |
CN86106885A CN1009847B (zh) | 1985-10-04 | 1986-10-04 | 空气压力冲击钻孔方法和所用设备 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61047540A JPS62206188A (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 | 湿式空圧打撃掘削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62206188A JPS62206188A (ja) | 1987-09-10 |
JPH0448156B2 true JPH0448156B2 (ja) | 1992-08-05 |
Family
ID=12777971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61047540A Granted JPS62206188A (ja) | 1985-10-04 | 1986-03-05 | 湿式空圧打撃掘削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62206188A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2587639B2 (ja) * | 1987-06-15 | 1997-03-05 | 鉱研工業株式会社 | エア−リバ−ス形ダウンザホ−ルドリル |
JPH01260194A (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-17 | Nkk Corp | 曲管の地中推進敷設工法 |
JP6716085B2 (ja) * | 2017-11-24 | 2020-07-01 | 大智株式会社 | 掘削装置、回転式掘削機、掘削方法および掘削ビット |
-
1986
- 1986-03-05 JP JP61047540A patent/JPS62206188A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62206188A (ja) | 1987-09-10 |
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