JPH0434230Y2 - - Google Patents

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JPH0434230Y2
JPH0434230Y2 JP8640186U JP8640186U JPH0434230Y2 JP H0434230 Y2 JPH0434230 Y2 JP H0434230Y2 JP 8640186 U JP8640186 U JP 8640186U JP 8640186 U JP8640186 U JP 8640186U JP H0434230 Y2 JPH0434230 Y2 JP H0434230Y2
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bit
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、圧力エアによりピストンを上下動さ
せ、そのピストンの打撃エネルギによりドリルビ
ツトに繰り返し打撃振動を与えるようにした湿式
空圧打撃掘削装置に係り、特に水中で使用可能な
湿式空圧打撃掘削装置に関する。
〔考案の背景〕
空圧打撃式掘削装置は、1本若しくは複数本の
エアハンマドリルを結束して構成される。又、空
圧打撃式掘削装置は堀管に保持され、掘管はスイ
ベル装置に支持される。スイベル装置は回転駆動
軸装置より空圧打撃式掘削装置を回転させると共
にエアハンマドリルの圧力室内に圧力エアを掘管
を介して供給している。またスイベルは排気、排
水通路としての機能も備えている。エアハンマド
リルは下端部に設けられるビツトと、ビツトを打
撃するピストンと、圧力エアによつてピストンを
連続的に上下動させる圧力室を備えた作動機構と
から構成されている。ピストン及び圧力室は外筒
部材に収納されて保護され、外筒部材の上端には
連結部材が取付けられると共に下端にはビツトを
スプライン結合等により軸方向に所定量摺動自在
に支持するガイド部材が設けられる。
ところで外筒部材の両端に設けられる連結部材
及びガイド部材は一部を外筒部材内に螺合挿入し
て取付けられ、連結部材及びガイド部材と外筒部
材との間はこれらの螺合結合によつて気密性が保
れている。しかし、このようなエアハンマドリル
は水中で使用する場合に不具合を生じる。例えば
海中や川やダム等の水中で掘削する場合、エアハ
ンマドリルに高水圧が掛かるため、従来のように
連結部材及びガイド部材を外筒部材に螺合挿入し
ただけでは、外筒部材と連結部材との間及び外筒
部材とガイド部材との間に泥水が浸入する。この
ため、泥水等は外筒部材内の圧力駆動部等に浸入
し、ピストンの摺動に悪影響を与え故障を招く虞
がある。又、逆に、外筒部材内に高圧力エアを導
入した場合、外筒部材と連結部材との間及び外筒
部材とガイド部材との間から高圧力エアがリーク
する虞がある。
〔考案の目的〕
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、深水中での切削においても切削性能を損なう
ことのない空圧打撃式掘削装置を提案することを
目的としている。
〔考案の概要〕
本考案は前記目的を達成するために、地上から
の圧力エアを給気管を介して供給することにより
ピストンを作動させビツトに打撃振動を与えなが
ら掘削するエアハンマドリルをケーシングに1本
或いは複数本並列に結束すると共に、ピストンの
作動に供したエアをエアハンマドリルの排気通路
と連通する排気管を介して地上に排気し、ケーシ
ングに形成された排水通路を介して掘屑を逆循環
方式或いは、正循環方式によつて排出しつつ地中
を掘削する湿式空圧打撃掘削装置に於いて、前記
エアハンマドリルは、ピストンを内部に収納する
ために構成された外筒部材と、外筒部材の上端に
取付けられ前記給気通路と連通されたエア通路が
形成された連結部材と、外筒部材の下端に取付け
られビツトを支持するガイド部材と、から成り、
前記外筒部材、連結部材、及びガイド部材の夫々
の部材の接合部にシール材を設けることを特徴と
する。
〔実施例〕
以下、添付図面に従つて本考案に係る空圧打撃
式掘削装置の好ましい実施例を詳説する。
第1図では本考案に係る空圧打撃式掘削装置の
施工図が示されており、海底の表土層10上には
支持杭12が建込まれ、ステージ14が構築され
ている。また表土層10の崩壊を防ぐためケーシ
ングパイプ16が岩盤上まで建込まれている。こ
のステージ14上にはベースマシーン18に備え
られたリーダ20が立設され、このリーダ20に
はロープ22を介してスイベル装置24が、回転
駆動装置25に取付けられて上下方向摺動自在に
設けられている。
スイベル装置24は掘管26を介して空圧打撃
式掘削装置28を回転可能に支持している。掘管
26は給気管30、排気管32及び排水管34か
らなる。給気管30及び排気管32は圧力エアの
通路になつており、圧力エアは空圧打撃式掘削装
置28の後述するエアハンマドリルに給、排気さ
れる。供給圧力エアはエアコンプレツサ36から
供給ライン38を通つて給気管30に送られ、排
気管32を通る排気エアはエア排出ライン40か
ら排出される。排水管34を通る掘削土砂は、リ
ーバスライン42を介してサンクシヨンポンプ4
に吸引される。
第2図は本考案に係る空圧打撃式掘削装置の部
分断面図である。第2図に示すように、ケーシン
グ50はその中心部に掘管26の排出管34と連
通する排水通路52を有すると共に、前述した3
本のエアハンマドリル54,56,58(第3
図)を排水通路の廻りに結束している。
第2図及び第4図に示すようにエアハンマドリ
ル54の外筒部材60内には、ピストン62及び
ピストン62を摺動させるためライナー63、バ
ルブ装置64等が収納されている。外筒部材60
の上端には連結部材66が設けられ、連結部材6
6には雄ねじが刻設され、外筒部材60の上端の
内面には雌ねじが刻設され連結部材66が螺合挿
入される。外筒部材60と連結部材66との間に
はシール材68が設けられ、シール材68は連結
部材66と外筒部材60との隙間を気密にし、外
筒部材60内に水等が浸入しないようにしてい
る。エアハンマドリル54は連結部材66を介し
てケーシング50に結束保持されており、連結部
材66の吸気通路70は第2図に示すようにケー
シング50の通路51を介して堀管26の給気管
30と連通している。また連結部材66の上面に
はシール材74が設けられ、シール材74は連結
部材66とケーシング50との間の気密性を保つ
ている。
一方、外筒部材60の下端に設けられるガイド
部材76の外周には雄ねじが刻設され、外筒部材
60の下端部の内周には雌ねじが刻設されガイド
部材76が螺合挿入される。外筒部材60とガイ
ド部材76との間にはシール材78が設けられ、
シール材78は外筒部材60とガイド部材76と
の間を気密にしている。ガイド部材76内にはビ
ツト80がスプライン結合により軸方向に移動可
能に挿入され、ビツト80は上端のピストン62
の上下動により摺動される。エアハンマドリル5
4のピストン62の作動に供した排気エアは、ビ
ツト80内に形成された通路80,84,86を
通つて、第2図に示すようにケーシング50に形
成された環状通路88,90に排出される。ビツ
ト80の通路84,86と環状通路88との連結
部分から、排気エアがリークしないようにシール
材89がビツト80とケーシング50との間に設
けられる。更に排気エアは、排気通路92及び上
部環状通路94を介して掘管26の排気管32に
排気されて排出ライン40から外部に排気され
る。尚、他のエアハンマドリル56,58は図示
しないがエアハンマドリル54と同様に構成さ
れ、ドリル56,58の排出エアは第3図に示す
ように排気通路92と同様に排気通路96,98
は環状通路90を介して排気管32から排出され
る。
前記の如く構成された空圧打撃式掘削装置によ
れば、堀管26の先端に取付けられた空圧打撃式
掘削装置28は水中の岩盤深く押進される。空圧
打撃式掘削装置28のエアハンマドリル54,5
6,58には、掘管26を介して圧力エアが送気
され、各エアハンマドリルのピストン62が上下
動すると共にその排気エアは掘管26の排気管3
2から地上に排気される。ビツト80はピストン
62の打撃によつて摺動し岩盤を掘削し、掘屑は
排水通路52より吸込まれ地上に回収される(逆
循環工法)。また排水通路52より孔底に送水し
つつ掘屑を回収することも可能である(逆循環工
法)。この場合に於いて、地中深く押進されたエ
アハンマドリル54は水深度に応じて水圧が掛か
り、外筒部材60と連結部材66及び外筒部材6
0とガイド部材76との間に泥水等が浸入する虞
が生じる。しかし、これ等の間にはシール材6
8,78が設けられているので、高水圧が掛かつ
ても、螺合だけによる気密性と異なり、充分に水
の浸入を防ぐことが出来る。又、逆にエアハンマ
ドリル54内に高圧エアを給気してピストンの衝
撃力を高めても、高圧エアが外筒部材60と連結
部材66及び外筒部材60とガイド部材76との
間からリークする虞がない。
第5図は本考案に係る湿式空圧打撃掘削装置の
他の実施例を示す断面図で、1本のエアハンマド
リルを設けた場合に関して示している。
第5図において、連結部材100は、その中心
部に排水通路102を有するとともに、エアハン
マドリル98に圧力を供給するための給気通路1
04a,104b及びエアハンマドリル98から
の排気エアを排出するための排気通路105a,
105bを有している。この連結部材100は、
第2図における連結部材66と同様に堀管26の
下端に接続され、エアハンマドリル98本体を支
持している。
第2図の装置と異なる点は、連結部材100に
形成される排水通路102がエアハンマドリル9
8の中央を貫通して設けられているため、エアハ
ンマドリル98は、中空のビツト108を有し、
またエアハンマドリル98の排気通路109は、
排水通路102の外壁と中空ピストン106内壁
との間に形成され、排気通路105a,105b
に連通している。
また、連結部材100及びビツト108をガイ
ドするガイド部材110は第2図に示したと同様
に外筒部材112に螺合挿入されて取付られ、
夫々の接続部にはシール材114及び116が設
けられる。また、ビツト108とガイド部材11
0との摺動部にシール材118、及び排水通路1
02とビツト108の摺動部にシール材120が
設けられる。
このように形成されたエアハンマドリル98に
おいても、各シール材によつて、各部材の接続部
分が気密に保たれるため、高水圧が掛かつても、
螺合だけによる気密性と異なり、充分に水の侵入
を防ぐことが出来る。なお、エアハンマドリルの
数、ビツト108の形状は本実施例に限らず、
種々のものが考えられている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る空圧打撃式掘
削装置によれば、エアハンマドリルの外筒部材に
取付けられる連結部材との間及びガイド部材との
間、各接合部、摺動部にシール材を設けたので水
中で掘削する場合に於いても掘削性能を損なうこ
となく、空圧打撃式掘削装置を使用することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る空圧打撃式掘削装置の施
工図、第2図は本考案に係る空圧打撃式掘削装置
の構造を示す部分断面図、第3図は第2図の空圧
打撃式掘削装置の底面図、第4図は本考案に係る
空圧打撃式掘削装置のエアハンマドリルの要部断
面図、第5図は本考案に係る他の空圧打撃式掘削
装置の断面図である。 26……掘管、28……空圧打撃式掘削装置、
50……ケーシング、54,56,58……エア
ハンマドリル、60,112……外筒部材、6
2,106……ピストン、66,100……連結
部材、68,74……シール材、76,110…
…ガイド部材、78,89……シール材、80,
108……ビツト、114,116,118,1
20……シール材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 地上からの圧力エアを給気管を介して供給す
    ることによりピストンを作動させビツトに打撃
    振動を与えながら掘削するエアハンマドリルを
    ケーシングに1本或いは複数本並列に結束する
    と共に、ピストンの作動に供したエアをエアハ
    ンマドリルの排気通路と連通する排気管を介し
    て地上に排気し、ケーシングに形成された排水
    通路を介して堀屑を逆循環方式或いは、正循環
    方式によつて排出しつつ地中を掘削する湿式空
    圧打撃掘削装置に於いて、 前記エアハンマドリルは、 ピストンを内部に収納するために構成された
    外筒部材と、 外筒部材の上端に取付けられ前記給気通路と
    連通されたエア通路が形成された連結部材と、 外筒部材の下端に取付けられビツトを支持す
    るガイド部材と、 から成り、 前記外筒部材、連結部材、及びガイド部材の
    夫々の部材の接合部にシール材を設けることを
    特徴とする空圧打撃式掘削装置。 (2) 前記連結部材及びガイド部材は外筒部材の一
    部に螺合挿入されて接続されることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の空圧打
    撃式掘削装置。 (3) 前記連結部材とケーシングとの接合部にシー
    ル材を設けることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の空圧打撃式掘削装置。 (4) 前記ビツトに形成されるエア通路とケーシン
    グに形成される排気通路との摺動部にはシール
    材を設けることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の空圧打撃式掘削装置。 (5) 前記ガイド部材と前記ビツトとの摺動部には
    シール材を設けることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の空圧打撃式掘削装
    置。
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